このページのまとめ
- 卒業できない場合は、内定取り消しになるケースが多い
- 卒業できないで内定取り消しになっても、来年度の採用枠で入社できる場合がある
- 卒業できないせいで内定取り消しになったら、再度就活が必要になる
「卒業できない場合は内定取り消しになる?」「内定後に留年が決まった場合はどうしたらいい?」などと不安に思う就活生もいるでしょう。内定後に留年が明らかになった場合、内定取り消しになるケースが一般的です。
この記事では、内定後に卒業できない場合はどのようになってしまうのかや、内定取り消しを避けるための対処法を解説します。内定取り消しにならないように、単位は計画的に取得しましょう。
就活には悩みがつきものです。就活終盤の悩みの解消法について知りたい方は「就活をやり直したいときはどうする?就活終盤の悩みの解消方法まとめ」も参考にしてください。
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- 卒業できない場合は内定取り消しになるケースが一般的
- 卒業できない場合でも内定取り消しにならないケース
- 9月の卒業まで待ってもらえる場合
- 翌年の内定にしてもらえる場合
- 大卒が条件になっていない場合
- 卒業できないせいで内定取り消しを避けるための行動
- 担当教授に相談する
- 資格取得で単位に変えられないか確認する
- 内定先の企業に相談する
- 卒業できずに内定取り消しになった場合にすべきこと
- 勉強して単位を取得する
- もう一度就職活動に取り組む
- 就職に役立つ資格を取得する
- 卒業できないせいで内定取り消しになった場合の選択肢
- 就職留年をする
- 就職浪人になる
- フリーランスになる
- 起業する
- 卒業できないせいで内定取り消しにならないか不安なあなたへ
卒業できない場合は内定取り消しになるケースが一般的
内定を獲得した状態で卒業できない場合、内定取り消しになる場合が一般的なので気を付けましょう。企業は就活生が大学を卒業する前提で、内定を出しているからです。もし、卒業できない場合、採用の要件を満たせなくなってしまいます。
内定取り消しを避けるためには、単位状況を確認しておくのが大切です。必修科目の単位があるか、出席日数や試験結果に問題が発生しないかなどに注意しましょう。
もし、内定取り消しになった場合には、就職留年をしてもう一度就活を行わなければなりません。就職留年については「就職留年という選択肢…就活にはどう響く」で解説しているので、どのような状況になってしまうのか確認しておきましょう。
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卒業できない場合でも内定取り消しにならないケース
卒業できない場合でも、9月の卒業や来年度まで待ってもらえるケースもあります。内定取り消しにならないケースについて解説するので、参考にしてください。
9月の卒業まで待ってもらえる場合
留年が決定してしまっても、9月の卒業まで待ってもらえるケースがあります。まずは、9月卒業が可能なのか、確かめるようにしてください。
企業も採用にコストをかけているので、採用したい人材であれば待とうと考えます。企業によっては、入社まではアルバイトやインターンで勤務できる場合もあるので、確認してみましょう。
翌年の内定にしてもらえる場合
大学卒業を待ち、翌年の内定にしてもらえる場合もあります。最終面接だけ再度行われるなど、企業によってパターンは違うので確認しましょう。
ただし、一度受かった企業であっても、面接対策は必須です。「最終面接の対策は何をすればよい?頻出質問10選の回答例を解説」を参考に、最終面接への対策を行ってください。
大卒が条件になっていない場合
企業によっては、採用条件に大卒が含まれないケースもあります。もし、採用条件が「高卒」だけであれば、卒業できなくても内定取り消しになるとは限りません。
採用条件については、求人票や採用ページなどに記載されています。また、企業に直接確認してもよいでしょう。
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卒業できないせいで内定取り消しを避けるための行動
教授に相談したり、資格を単位に変えたりした結果、内定取り消しを避けられる場合もあります。すぐにあきらめるのではなく、卒業できないか相談してみましょう。
ここでは、内定取り消しを回避するためにできる、3つの行動を紹介します。
担当教授に相談する
単位を取得できないか、担当の教授に相談してみましょう。レポートや課題の提出を行えば、単位に換算してもらえる可能性があります。
教授に相談する際は、内定を獲得しており、卒業できないと内定取り消しになってしまうと正直に伝えましょう。
資格取得で単位に変えられないか確認する
大学によっては、資格を取得すれば単位に変えてもらえる場合があります。在籍する大学に制度があるか、確かめてみてください。
また、大学によっては、留学を単位換算する場合もあります。卒業できるか怪しくなった場合には、自分の単位状況を確認しておきましょう。
内定先の企業に相談する
単位の取得が難しく、卒業できない場合は内定先に相談してください。留年したと正直に伝え、謝罪するのが大切です。
また、留年が決まれば、速やかに内定先に報告してください。内定先は入社ができると思って準備を進めています。ごまかしたり、連絡を先延ばしにしたりするのは印象も悪くなるのでやめましょう。
留年が決まったことを企業に報告する際の例文
留年が決まったことを企業に報告する場合の例文を紹介します。ただし、例文をそのまま使用するのではなく、自分の言葉で伝えるようにしてください。
誠にお恥ずかしい限りですが、卒業に必要な単位が取得できず、留年が確定してしまいました。内定をいただいておりましたのに、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
しかしながら、貴社で働きたいという希望に変わりはありません。勝手ながら、また来年度に再度入社試験を受けることをお許しいただけませんでしょうか。
企業に連絡する方法は、電話かメールが一般的です。電話で伝えた方が、誠意は伝わるでしょう。
メールで連絡する際には、マナーを守って送信します。「誰も教えてくれない就活メールの基本!そのまま使えるパターン別例文をご紹介!」を参考に連絡してください。
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卒業できず内定取り消しになりそうな時のキャリアアドバイザーのアドバイス
留年が決まってしまった場合に早めに内定先に相談すべき理由は、企業は採用活動を終えたあと、入社予定者の入社に関わる物品の準備や人員計画を進めるからです。それらの準備が進んでからだと企業に大きな迷惑をかけてしまうため、1日でも早く誠実な態度で報告と謝罪をしましょう。
内定が取り消されるかどうかは、企業の方針によって異なります。ただし、選考時の態度や志望度の高さによっては、内定取り消しになったとしても翌年の選考を有利になるように進めてもらえたり、長期インターン生として採用してもらえたりするといった可能性があるため、最初からあきらめずに真摯な態度で向き合いましょう。
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卒業できずに内定取り消しになった場合にすべきこと
卒業できずに内定取り消しになった場合は、まずは卒業を確実にし、再度就職活動に取り組みましょう。ここでは、内定取り消しになった場合にすべきことを3つ紹介します。
勉強して単位を取得する
卒業できずに内定がなくなった場合、まずは勉強して単位を取得しましょう。来年度の就職に備えて、卒業できるようにしてください。
単位取得をおろそかにしてしまうと、再度留年してしまうかもしれません。就職活動では留年した理由を聞かれる場合もあるので、不利にならないように真面目に取り組みましょう。
もう一度就職活動に取り組む
内定を獲得できるように、もう一度就職活動に取り組むのも大切です。留年しても新卒扱いで就活ができるので、安心してください。
留年期間を活用して、OB・OG訪問やインターンシップなどにも取り組んでみましょう。ほかの就活生との差別化につながります。
OB・OG訪問については、「OB・OG訪問のやり方とは?流れやマナー、注意点を知ろう」を参考にしてください。
インターンシップについては「インターンシップとは何か?特徴や選び方などをご紹介!」で詳しく解説しています。
就職に役立つ資格を取得する
内定獲得に向けて、就職に役立つ資格を取得するのも大切です。志望業界で役立つ資格や、TOEICに挑戦してみましょう。
就職に役立つ資格を「就職に有利な資格11選!取得するときの注意点も解説」で紹介しているので、参考にしてください。
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卒業できないせいで内定取り消しになった場合の選択肢
内定取り消しになった場合でも、就職留年や就職浪人などの選択肢があります。これで終わったとあきらめず、行動を続けましょう。
それぞれの選択肢について、特徴を解説します。
就職留年をする
就職留年とは、卒業せずにそのまま就活を行うことです。大学生のまま就活を行えるので、新卒扱いで就活できるメリットがあります。
ただし、留年理由については聞かれるので準備しておきましょう。採用担当者が納得できる答え方でなければ、評価を下げてしまいます。
就職留年については、「留年が就職に与える影響と厳しい・不利といわれる理由!内定後の対応も解説」の記事も参考にしてください。
就職浪人になる
就職浪人とは、大学を卒業したあとも、就活を続ける人のことです。文部科学省の「令和4年度学校基本調査」によると、大学卒業後に進学も就職もしない人が、9.4%いました。
就職浪人の特徴は、既卒扱いで就活を続ける点です。新卒枠として扱われないので気を付けましょう。
既卒の場合、新卒よりも選択肢が狭まったり、ポテンシャルよりも経験や実績で評価されたりする傾向にあります。これまで以上に就活対策を行わなければ、就職は厳しくなるでしょう。
就職浪人が就活に与える影響については、「就職浪人は不利になる?経験談からみるメリット・デメリットと対策方法」の記事で詳しく解説しています。
参照元
文部科学省
令和4年度学校基本調査
フリーランスになる
就職できない場合、フリーランスとして活動も可能です。フリーランスとは、企業に属さず、企業や団体と契約して仕事を行う人々のことです。
フリーランスには、就活を行わずに、仕事ができるメリットがあります。しかし、仕事をもらうのは大変であり、フリーランスになっても稼げるかどうかはわかりません。
内定取り消しになったからといってフリーランスを目指すと、うまくいかない場合も多いので気を付けましょう。
起業する
自分で会社を作り、事業を行う選択肢もあります。若いからこそ、失敗してもやり直せる点はメリットです。
ただし、社会人経験なく起業するのは大変です。ビジネスや経営の知識なども求められます。
起業に関しても、内定取り消しになったからといって選択するのは、厳しい道のりです。
起業に興味のある方は、「起業したい大学生が押さえるべきポイントは?」も参考にしてください。
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卒業できないせいで内定取り消しにならないか不安なあなたへ
卒業できなくて内定取り消しになったらどうしよう、と悩んでいませんか。勉強と就活を両立するために、就活エージェントに相談してみましょう。単位を取得しながらでも、内定は獲得できます。
キャリアチケットは、大学生の就職活動をサポートする就活エージェントです。面接やエントリーシートの対策はもちろん、就職活動の進め方もサポートします。
単位を取得しながら就活を行うには、効率的に進めるのが大切です。キャリアチケットに相談して、内定獲得に向けて最短ルートで行動しましょう。
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