このページのまとめ
- 面接対策を行うと、選考の通過率を挙げられる
- 就活の面接対策では、マナーを身につけてよくある質問への回答を準備するのがコツ
- 就活の面接対策を行うなら、OB・OGや就職エージェントに相談するのがおすすめ
「就活の面接対策は何をすればいいの?」「面接対策はどうやって進めればいい?」などと悩む就活生も多いでしょう。就活の面接対策では、企業が評価しているポイントを意識し、模擬面接などで準備することが大切です。
この記事では、就活の面接対策でやるべきことやおすすめの練習方法を解説します。最後まで読めば就活の面接対策で何をすべきかがわかり、内定獲得につなげられるはずです。
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- 就活の面接対策は内定を獲得するために欠かせない
- 就活の面接対策はいつからする?時期を解説
- 就活の面接準備をしないほうがよいというのは間違い
- 就活の面接対策に向けて知っておきたい、企業が見ているポイント
- 1.企業ニーズにマッチしているか
- 2.入社意欲や仕事への熱意があるか
- 3.将来的に活躍が期待できるか
- 就活の面接対策は何をする?具体的な対策方法を解説
- 1.自分の言葉でわかりやすく伝える
- 2.企業研究して応募先について理解する
- 3.ESの内容を読み直し一貫性を意識する
- 4.笑顔と落ち着いた態度で印象アップを目指す
- 5.模擬面接を受ける
- 就活の面接で対策したい入退室マナー
- 企業での受付
- 面接の待機時間
- 入室
- 面接中
- 退室
- 就活の面接でよく聞かれる質問40選と対策法
- 自己紹介
- 自己PR
- 志望動機
- 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
- 長所
- 短所
- 入社後にやりたいこと
- 5年後、10年後のビジョン
- 就活の軸
- 挫折経験
- ほかの企業の選考状況
- 関心のあるニュース
- 第一志望
- 逆質問
- 【形式別】就活の面接対策のコツ
- 個人面接
- 集団面接
- グループディスカッション型面接
- プレゼンテーション型面接
- 就活のオンライン・Web面接対策
就活の面接対策は内定を獲得するために欠かせない
志望企業の内定を獲得するためには、面接対策を行い、面接官に好印象を与えられるようにするのがコツです。面接はどの企業でも行われる選考なので、必ず対策を実施しましょう。
面接の形式や参加者は企業ごとに変わりますが、面接官が評価するポイントはそれほど変わりません。面接官の視点に立ち、どのような振る舞いや答え方が好印象を与えるか考えてみると、選考突破に近づけます。
就活の面接対策はいつからする?時期を解説
就活の面接対策は、大学3年生の冬までに始めておくのがおすすめです。就活が本格化すると面接対策を行う時間がなく、準備がないまま選考に参加することになるからです。
一般的な就活生の場合、大学3年生の3月にはエントリーがスタートし、4月には選考が始まります。履歴書やエントリーシート作成、説明会への参加などもあるため、面接対策の準備をする時間はなかなか取れないでしょう。
余裕をもって選考対策を行っておくと、落ち着いて面接に参加できます。スケジュールに余裕があるうちから、面接対策を行うようにしましょう。面接対策の準備を万全にできるようにするためには、基本的な就活スケジュールを把握しておくのが大切です。
26卒の就活スケジュールを「就活開始時期はいつ?26卒のスケジュールや具体的な流れを解説」の記事で紹介しているので参考にしてください。
就活の面接準備をしないほうがよいというのは間違い
「面接では聞かれる内容がわからないから練習しなくてもいい」「練習し過ぎると台本どおりの回答になってしまうから練習は不要」と言われる場合もあります。しかし、面接を突破して内定を獲得したいのであれば、面接準備は必要です。
面接準備をしていない場合、面接の雰囲気に対応できず、緊張して何も話せないケースがあります。いきなり面接に参加するより、面接準備を行ってイメージできる状態の方がパフォーマンスは上がるでしょう。
また、台本どおりの回答にならないように練習するのも、面接練習の一環です。あなた自身の言葉で話せるように準備しておけば、回答が台本どおりと言われることもないでしょう。
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就活の面接対策に向けて知っておきたい、企業が見ているポイント
就活の面接対策で重要なのは、企業が面接でチェックしているポイントを把握しておくことです。面接官の高評価を得るためにも、面接対策をするときは企業がどんな点を重視しているかを知り、適切な回答ができるよう準備しておきましょう。
1.企業ニーズにマッチしているか
就活面接を通して、企業は「求める人材像にマッチしているか」「業務に必要なスキルや経験があるか」をチェックしています。企業にとって採用活動は、自社のニーズに合った人材を見つけるためのプロセスです。
面接官は、自己PRや学生時代に頑張ったことなどを質問して、応募者が企業ニーズにどれだけマッチしているかを判断しています。回答するときは、企業ニーズを意識したうえで自分の強みや人柄をアピールし、面接官に「ぜひ入社してほしい」と思ってもらうるのがポイントです。
2.入社意欲や仕事への熱意があるか
就活面接では、入社意欲や仕事に対する熱意があるかもチェックされています。面接で志望動機を聞かれるのはこのためだといえるでしょう。採用にあたって、企業は入社後に熱意をもって働いてくれる人材を求めています。
志望動機を伝えるときは、企業研究をしっかりと行った旨が伝わるアピールをしたり、志望度を示す具体的なエピソードを盛り込んだりするのがポイントです。そうすることで、面接官に企業への興味・関心の高さを伝えられます。
3.将来的に活躍が期待できるか
入社後の活躍が期待できるかどうかも、企業が就活面接でチェックしているポイントです。新卒採用では、入社時のスキルや経験よりも将来的なポテンシャルのほうが重視されるケースも珍しくありません。
面接官は、入社後にチャレンジしたいことや将来的なキャリアビジョンについて質問をして、就活生の成長意欲を見極めています。入社後にどのような仕事がしたいかを具体的に伝えられると、面接官に働く姿をイメージしてもらいやすくなるでしょう。
面接官が何を見ているかについては、「面接官が見ている6つのポイント!よくある質問と印象アップのコツも解説」の記事で解説しているので準備の参考にしてください。
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就活の面接対策は何をする?具体的な対策方法を解説
就活の面接対策は、質問の答えを用意したり入室のマナーを意識したりするなど、ポイントを押さえて練習を繰り返すと効果的です。ここでは、就活面接のために今からできる対策を解説します。
1.自分の言葉でわかりやすく伝える
回答は自分の言葉でわかりやすく伝えましょう。よくあるテンプレートのような内容では、評価されるのが難しくなってしまいます。
面接官が重視しているのは、「就活生の人柄が自社に合うか」「自社で活躍できそうな能力があるか」です。テンプレートの回答をしていると、ほかの就活生との違いがわからず、印象にも残りません。就活ノウハウの例文をそのまま使ったり、用意した答えを丸暗記したりするのは避けましょう。伝えたいポイントだけ覚えて、その場の雰囲気や反応に応じて自分の言葉で回答できるとアピールにつながります。
2.企業研究して応募先について理解する
就活の面接対策として必要なのが、企業研究を通じて応募先企業の理解を深めることです。一般的に、就活では「企業に対する理解度=入社意欲」と考えられます。応募先企業についてよく知らないままでは、仕事に対する熱意を十分にアピールできません。
企業のWebサイトを調べたり説明会に参加したりして、企業理念や業務内容、求める人物像などを確認する必要があります。同業他社と比較して応募先企業ならではの特徴を盛り込めば、志望動機の説得力も増すでしょう。
3.ESの内容を読み直し一貫性を意識する
就活面接の前には、ES(エントリーシート)を読み返しておくのがおすすめです。基本的に、面接官は就活生の履歴書やESを見ながら質問をします。そのため、ESを読み直して内容の一貫性を意識しながら面接に臨みましょう。
ESの内容と面接での回答がズレていると、自分がどのような人物なのか面接官に伝わりにくくなります。面接では、ESの内容をもとに「書ききれなかった部分」や「アピールしたい部分」を補足して説明すると効果的です。
また、ESは声に出して読み直しましょう。読みにくい部分は表現方法や言葉選びのせいでわかりにくい可能性もあるので、伝え方を工夫してみてください。
4.笑顔と落ち着いた態度で印象アップを目指す
就活では、面接での第一印象が合否に影響するケースも珍しくありません。面接中は、背筋を伸ばしてハキハキと話し、会話のキャッチボールを心掛けましょう。伏し目がちでオドオドしているよりも、口角を上げて相手とアイコンタクトをとったほうが印象アップにつながります。
緊張して言葉に詰まってしまったときは、「緊張しています」「申し訳ありません」と正直に伝えるの1つの方法です。無理に話そうとして的外れな言葉を口にするよりも、かえって誠実な人柄をアピールできます。
「あの」「えっと」といった話し方や貧乏ゆすり、手遊びなどの癖は目立ちやすいので注意が必要です。大げさな身振りや手振りも落ち着きがない印象を与えてしまうため、ポジティブなエピソードを伝えるタイミングで自然に挟む程度にしましょう。
5.模擬面接を受ける
就活の面接対策では、模擬面接を受けることが重要です。実際の雰囲気を体験することにより、面接に対する自信が生まれます。
また、模擬面接は客観的なフィードバックを得やすい点がメリットです。「面接官視点から見てどのように感じたか」を教えてもらえます。
たとえば、入退室や面接中のマナーができているかどうかは、自分では確認が難しい部分です。話し方や伝え方、立ち振る舞いなどもフィードバックを受けることで改善しやすいでしょう。
模擬面接などの練習を繰り返し、課題を改善できれば、面接に対する自信もつきます。就活面接で自信を持って話すためのポイントを「面接でうまく話せないのはなぜ?よくある原因と対策のポイント10選を解説」の記事で解説しているので、併せて参考にしてください。
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就活の面接で対策したい入退室マナー
就活の面接では、入退室のマナーができているかも評価されるポイントです。第一印象にも影響するので、事前に準備を行いましょう。
企業での受付
面接会場に到着したら、受付を行います。「本日△時に面接のお約束をしています、△△と申します」のように、自分の名前と面接に参加する旨を伝えてください。
受付では、履歴書やエントリーシートなど必要書類を先に提出することがあります。必要になったらすぐに取り出せるように、ファイルなどに入れておきましょう。
面接の待機時間
受付を済ませると、面接までの待機時間があります。控室に案内されたり廊下で待機したりするのが一般的です。待機時間中も面接だと考え、静かに待つのがマナーです。スマートフォンを見て時間をつぶすことは避けてください。
入室
面接官や担当者に名前を呼ばれたら、面接室に入室します。入室から着席までの一連のマナーは、以下のとおりです。
・ドアを3回ノックし、返事があったら「失礼いたします」と断って入室する
・ドアのほうに体を向けて静かにドアを閉める
・「よろしくお願いいたします」と伝えてお辞儀する
・椅子の横に立ち「大学名」「学部名」「氏名」を伝える
・着席を促されたら「失礼いたします」と一言伝え、お辞儀してから座る
・椅子の横にカバンを置いて着席する
・椅子の背もたれを使わず浅く腰掛け、背筋を伸ばして座る
面接中
面接中は座り方や話し方などが見られています。座り方は椅子の背もたれを使わずに、浅く腰かけるようにしましょう。背筋を伸ばしておくと、さらに印象が良くなります。手は軽く握る、または両手を重ねて、膝の上に置いてください。
面接中は面接官とのアイコンタクトを意識しましょう。緊張して視線が定まらないと、コミュニケーションがうまく取れないと判断され、評価が下がってしまいます。
退室
面接が終了したら、「ありがとうございました」と面接官にお礼を伝えて退室しましょう。まずは座ったままお辞儀し、お礼を伝えます。また。立ち上がった際も椅子の横に立ち、再度お辞儀をしてください。
荷物をもってドアの手前まで進んだら、再度面接官のほうを向いて「失礼いたします」とお辞儀します。退室し、お辞儀をしながらドアを静かに閉めれば、面接は終わりです。
面接時の入退室マナーをどのようにすればよいかは、「就活の面接マナーとは?入退室時やWeb面接のマナーについても解説」の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
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就活の面接でよく聞かれる質問40選と対策法
就活の面接対策を行うために、よく聞かれる質問を覚えておきましょう。就活の頻出質問とその対策について解説するので参考にしてください。
自己紹介
面接の初めには、自己紹介が求められます。自己紹介では以下のような内容を伝えましょう。
・大学名、学部名
・氏名
・ガクチカ
・アピールしたい強み
・選考に向けての抱負
自己紹介では自分の情報をすべて伝える必要はなく、アピールしたいことを簡潔にまとめて伝えれば問題ありません。また、「30秒で自己紹介をお願いします」のように時間制限を設けられる場合もあるので従うようにしましょう。
自己紹介のコツは、「例文あり。『30秒で自己紹介してください』への対処法」の記事で紹介しています。
自己PR
自己PRとは、自分の強みやスキルをアピールする場面です。企業は「どのような強みを持っているか」「自社で活躍できそうか」などを見ています。具体的には、次のような形で自己PRを求められるので覚えておきましょう。
・自己PRをしてください
・あなたの強みを教えてください
自己PRを答える際は、強みやスキルを裏付けるエピソードを伝えるのがポイントです。強みをどのように発揮し、どのような成果を得たのかも合わせて伝えましょう。
志望動機
志望動機では、「なぜその企業を志望するのか」が聞かれています。どの企業にもあてはまる内容ではなく、志望企業ならではの理由を答えるようにしましょう。
志望動機は以下のような聞かれ方をするので覚えておいてください。
・志望動機を教えてください
・当社を選んだ理由を教えてください
・なぜ同業他社ではなく、当社を志望したのですか
志望動機を答えるためには、業界研究と企業研究を行いましょう。業界への理解が浅い場合、志望理由も浅くなり、どの企業にもあてはまる内容になってしまいます。
また、企業研究ができていない場合も、「その内容なら△△社でもできます」と返されてしまうかもしれません。志望企業でしかできないことを考え、志望動機に入れるのが回答のコツです。
志望動機を答えるコツについては、「志望動機の書き方のコツを例文付きで解説!企業に響くポイントを押さえよう」の記事でも解説しているので参考にしてください。
学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
学生時代に力を入れたことでは、サークルや部活、アルバイトなど、取り組んできたことを伝えましょう。どのような内容でも問題ありませんが、学びを得たり、新しいスキルを得たりした出来事のほうがアピールにつながります。
学生時代に力を入れたことは、次のような形で質問されるので覚えておいてください。
・学生時代に最も頑張ったことを教えてください
・学生時代に力を入れた経験を通してどのようなことを学びましたか
・サークルや部活動に所属していましたか
学生時代に力を入れたことで面接官が知りたいのは、就活生がどのように物事に取り組み、努力してきたかです。「大会で優勝しました」「売上を伸ばしました」などのように、実績だけではアピールにならないので気をつけましょう。
たとえば、「部長として練習態度で部員を引っ張り、リーダーシップを発揮した結果、優勝できた」「お客さま一人ひとりに合わせたコミュニケーションを考え、実行することで売上増加に貢献できた」のように、努力の過程が重要です。結果よりも過程が重要であり、努力したエピソードが具体的であるほど評価につながるので、覚えておきましょう。
学生時代に力を入れたことの伝え方は、「『学生時代に力を入れたこと』はなぜ聞かれる?アピールできる書き方を解説!」の記事でも詳しく解説しています。
長所
長所とは、自分の性格や考え方の中で優れている部分のことです。能力やスキルを指す強みとは違うので覚えておきましょう。
たとえば、「ポジティブ思考」「真面目」のように、性格面でよいと思える部分をアピールしてください。
長所は以下のように聞かれる場合があります。
・あなたの長所は何ですか
・得意分野はありますか
・周囲に負けないと思うことはありますか
長所の考え方や答え方については、「自分の長所が分からないときに役立つ一覧72選!見つけ方や例文も解説」の記事で詳しく解説しています。
短所
短所は、自分の性格において改善したほうがよいことを伝えましょう。ただし、「嘘をつく」「時間を守らない」のように、社会人として致命的な問題は伝えないでください。
また、短所を伝える際には、どのように改善しようとしているのかセットで伝えるのがポイントです。「短所は優柔不断なところです。改善に向け、迷うのは3分だけと決めて行動することで、無駄に悩む機会が減りました」のようにポジティブな言い回しを心掛けましょう。
短所は以下のように質問される場合があります。
・あなたの短所は何ですか
・あなたが改善したほうがよい点はありますか
・あなたが仕事をする際に、スキルや能力で不安な部分はありますか
短所の考え方や答え方については、「短所一覧70選!効果的に伝える方法と長所への言い換えを例文付きで解説」の記事で詳しく紹介しています。
入社後にやりたいこと
「入社後にやりたいこと」も聞かれやすい内容です。あなたがやりたいことがその企業で実現できるかどうかが確認されています。
入社後にやりたいことでは、仕事への意欲や入社への熱意が確認されるでしょう。誰でも答えられる内容ではなく、あなたの志望動機や価値観に沿った回答をするのが評価されるためのポイントです。
入社後にやりたいことは、以下のような形で質問されやすいので準備しておきましょう。
・入社後にやりたいことは何ですか
・入社後の目標はありますか
・弊社で成し遂げたいことはありますか
5年後、10年後のビジョン
5年後や10年後のビジョンも聞かれやすいので、あらかじめ考えておきましょう。考える際のポイントは、実現できそうな内容にすることです。
5年や10年では無理そうな内容や、企業の方針に合わない内容を答えると真剣に考えていないと思われてしまいます。ただやりたいことを考えるのではなく、「実現のためにどうすればよいのか」「具体的に自分が何をできるのか」を考えると現実的な内容になるでしょう。
5年後、10年後のビジョンは、以下のような形で聞かれやすいようです。
・あなたの5年後のビジョンを教えてください
・あなたの10年後のビジョンを教えてください
・あなたのキャリアプランを教えてください
就活の軸
就活の軸とは、仕事や企業選びの基準です。就活生の価値観と、企業の価値観が合うかを見極めるために質問されます。
就活の軸については、次のように聞かれるので覚えておきましょう。
・就活の軸を教えてください
・企業選びにおいて優先度の高い条件を教えてください
・仕事のやりがいについて考えを聞かせてください
就活の軸について答える際は、志望企業と関連する内容がポイントです。たとえば、「英語を使って仕事ができる企業」を軸にしている場合、海外出張があったり、海外に支店が合ったりする企業であれば、軸に合った企業選びができていると評価されるでしょう。
しかし、就活の軸に合わない企業の場合、なぜエントリーしたのか疑問に思われます。就活の軸が複数ある場合は、その企業に合う内容を答えるようにしてください。
就活の軸をこれから探す就活生は、「就活の軸とは?探し方のコツや具体的な方法を例文付きで解説」の記事を参考に探してみましょう。
挫折経験
苦しいことがあっても乗り越えられるかどうかを確かめるために、挫折経験の有無を聞かれることがあります。ただ挫折した経験を伝えるのではなく、挫折を乗り越えた経験を伝えるようにしましょう。挫折経験を伝える際に大事なのは、「どのようにして乗り越えたか」です。企業は課題にぶつかったときの捉え方と乗り越え方に注目しています。
挫折経験は以下のように聞かれる場合があるので準備しておきましょう。
・あなたの挫折経験を教えてください
・問題や課題を乗り越えた経験を教えてください
・あなたはつらいことがあった場合、どのように乗り越えますか
・チームで問題や課題を乗り越えた経験はありますか
ほかの企業の選考状況
ほかに選考を受けている企業はあるか、内定をもっているかなども聞かれる場合があります。基本的には正直に答えながらも、今受けている企業が第一志望であると伝えましょう。企業が選考状況を聞くのは、内定を出したときに入社してくれるかどうかを判断するためです。
ほかの企業の選考状況は、以下のように聞かれます。
・ほかの企業の選考状況を教えてください
・他社から内定が出た場合はどうしますか
・内定をもらった場合の優先順位を教えてください
関心のあるニュース
関心のあるニュースや時事問題について聞かれる場合もあります。ただ関心のあるニュースを答えるだけではなく、なぜ関心があるのかも含めて答えるようにしましょう。
また、答えるニュースは志望企業に関連するものがおすすめです。業界研究や企業研究を行う際に、業界の動向や状況なども合わせてチェックしておきましょう。
関心のあるニュースについては、以下のように聞かれる場合があるので覚えておいてください。
・今関心のあるニュースはありますか
・あなたが関心を持っている社会問題を教えてください
第一志望
「弊社が第一志望ですか」のように、ストレートに質問されるケースもあります。第一志望であることを伝えるようにしましょう。
第一志望ではないと答えた場合、「内定を出しても入社しなさそうだ」と内定の優先度が下がってしまいます。同じくらいの評価の就活生がいた場合、入社意欲の高い就活生のほうが内定をもらいやすいでしょう。
第一志望かどうかについては、以下のように聞かれやすいので覚えておいてください。
・弊社が第一志望ですか
・弊社から内定が出たら就活は終わりますか
逆質問
逆質問とは、就活生から面接官に対して行う質問のことです。気になる内容を質問するのはもちろん、使い方次第では意欲のアピールにもつながるので覚えておきましょう。
逆質問で聞ける内容には、次のような内容があります。
・業務を担当するために必要なスキルがあれば教えてください
・若手社員はどのように活躍の場を広げていますか
・今後の海外での事業展開について教えてください
・1日の具体的なスケジュールを教えてください
・評価制度や昇進制度について教えてください
・仕事に取り組むうえでどのようなことを大切にしていますか
逆質問での注意点は、調べればわかる内容を聞かないことです。企業研究ができていないと思われるので気をつけましょう。
また、給与や休みなど、待遇についても質問しないようにしましょう。仕事への意欲が低いと思われかねないため、避けるのが無難です。
おすすめの逆質問については「就活の逆質問例50選!質問を考える際のポイントや準備方法も解説」の記事でも解説しているので、参考にしてください。
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【形式別】就活の面接対策のコツ
面接対策を行う際は、面接形式別に準備しておくのがコツです。形式ごとに対策する場所が違うので、事前に確認しておきましょう。
個人面接
個人面接とは、就活生1人に対して面接官がつく形式です。面接官は1人の場合もあれば、複数人の場合もあります。個人面接の場合は就活生が1人しかいないため、内容はもちろん話し方や立ち振る舞いなどがチェックされやすいので気をつけましょう。ただし、1人しかいない分アピールしやすいメリットもあります。
個人面接の対策は、質問内容に答えられるように入念に準備しておくことです。自己PRや志望動機など、よく聞かれる質問については問題なく答えられるようにしておきましょう。
周囲の影響を受けることはありませんが、その分、就活生自身のコミュニケーション能力が浮き彫りになります。落ち着いて答えられるように、面接練習を行っておきましょう。
集団面接
集団面接の場合、一緒に受ける就活生が増えます。2~5人くらいの就活生が同時に面接を受けるケースが一般的です。集団面接の対策では、周囲の就活生の影響を受けないようにするのがポイントです。周りの言葉に惑わされないようにしましょう。
よくある失敗が、周囲と同じように答えないといけないと焦り、答えようとしていた内容を変えてしまうケースです。アドリブで回答するのは難しいので、あらかじめ用意していた回答を落ち着いて伝えれば問題ありません。
また、集団面接では周囲との比較で評価されます。よりよい印象を与えられるように、身だしなみや声の大きさ、話し方なども意識する必要があるでしょう。
集団面接のコツについては、「集団面接の対策はどうする?気を付けたいマナーや入退室の流れを解説」も参考にしてください。
グループディスカッション型面接
グループディスカッション型面接は、与えられたテーマについて話し合う形式の面接です。ほかの就活生と協力して、議論を進めていくのがポイントになります。
グループディスカッションの対策は、「相手の話を聞く」「積極的に発言する」の2つです。聞くだけでも、話すだけでも評価されないので気をつけてください。
たとえば、ほかの人の話を聞くときは、話し終わるまで待つのが基本です。途中で口をはさんでしまうと、「話を最後まで聞けない」「協調性がない」と思われてしまいます。また、相槌や頷きのように、話を聞いている姿勢を見せるのも忘れてはなりません。
積極的な発言がないと、議論に参加していないと思われてしまいます。議論をしながら自分の意見を持ち、発言するように心掛けましょう。「△△さんの意見に賛成で」「△△さんの意見とは違って」のように、ほかの就活生の発言を引用しながら回答すれば、話を聞いていることもアピールできるのでおすすめです。
グループディスカッション型面接の対策については、「グループディスカッションとは?進め方や評価されるポイントを解説!」の記事も併せて参考にしてください。
プレゼンテーション型面接
プレゼンテーション型面接とは、与えられたテーマについて、就活生が面接官の前で発表する形式です。通常の面接対策に加えて、スライド資料の作成も必要なので準備しましょう。
プレゼンテーション型面接では、事前の準備が重要です。スライドをポイントを抑えてまとめられていれば、情報をまとめる能力や伝える能力があると評価されます。
ただし、スライドに力を入れるだけではなく、スライドの内容をどのように説明するかも考えなければなりません。スライドをそのまま読むのではなく、口頭では情報量を増やして説明できるように準備しておきましょう。
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就活のオンライン・Web面接対策
近年ではオンライン面接やWeb面接を行う企業も多いので対策しておきましょう。対面の面接とは状況が違うため、オンラインにあわせた対策が求められます。
普段より大きく身振り手振りを入れる
オンライン面接では普段よりも身振り手振りを大きくしましょう。対面の面接と比べて、オンラインは動きが見えにくいからです。
たとえば、画面に表示されている大きさが小さく、動きがよく見えないケースもあります。身振り手振りが小さく、画面に映っていない場合もあるでしょう。
オンラインは通信状況もあるので、あなたの動きが完璧に見えるわけではありません。対面よりも動作を大きくする意識をもっておくと、物事を伝えやすくなります。
ゆっくりと大きな声で話す
対面の面接と比べて、大きな声でゆっくりと話しましょう。通信状況により、「声が聞こえない」「音声が途切れてしまった」などの状況が発生するからです。
たとえば、音声が途切れてしまった場合、早口だと途切れた文章が多くて内容がわからなくなります。一方で、ゆっくりと回答していれば、少し途切れてもほかの文章で内容を理解でき、あなたが何を回答しようとしたのか伝わる場合もあります。
また、声の大きさも自分が思っているよりも小さく、相手に届いていない場合があるので気をつけましょう。マイクの位置やイヤホンの品質などでも変わってくるので、大きな声で話すことをおすすめします。
カメラ目線を意識して話す
オンライン面接での目線は、カメラ目線を意識してください。カメラ目線にすることで、面接官の目を見て話しているように映ります。
画面を見ながら話してしまうと、目線はカメラよりも下に動いてしまうケースが多くなるので気をつけましょう。面接官からすると、下を向いて話しているように見えてしまいます。
自分では面接官に向いて話しているつもりでも、カメラは画面の上部にあるので面接官のほうを向いていません。画面を見ていれば目線が合うと勘違いしないように気をつけてください。
始まる前に機材や回線をチェックする
オンライン面接が始まる前に、マイクなどの機材類や回線状況を確認しておきましょう。面接が始まってからトラブルに気づくと、面接官に迷惑をかけてしまいます。
事前に確認しておきたい機材は、マイクとカメラです。マイクは「自分の声が届くか」「相手の声が聞こえるか」を確かめてください。カメラについては、「自分が映っているか」「後ろに荷物などが映っていないか」を意識しましょう。
対面とオンラインでは準備の内容が変わるため、どの形式で面接が行われるのかは事前に確かめておきましょう。オンライン・Web面接の対策やマナーについては、「Web面接ってどうやるの?就活生が知っておくべきマナーや注意点」の記事も参考にしてください。
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就活の面接対策におすすめの相談先
面接対策をする場合、友人や就活エージェントなどの協力をもらえると、より効果的な練習になります。相手から見た印象は1人ではわからないので、協力してもらいましょう。
ここでは、面接対策をする際におすすめの相談先を紹介します。
友人や家族
初めて面接練習を行う場合、友人や家族に依頼するのがおすすめです。知っている相手であれば緊張も少なく、実力を発揮しやすいでしょう。
また、就活生の友人と練習する場合は、あなたが面接官役になるのもおすすめです。面接官の視点になると、「どのような点が見られているか」「どのような行動が評価されるか」などがわかります。
注意点は、友人や家族と練習する場合、緊張感に欠けやすい点です。リラックスは大事ですが、ふざけて練習しないように気をつけてください。
就活エージェント
質の高いサポートを受けたい場合、就活エージェントに相談してみましょう。プロの目線でアドバイスをもらえるので、スキルアップにつながります。
就活エージェントの場合、面接対策はもちろん、自己PRや志望動機などの回答も一緒に考えてもらえるのがメリット。どのように答えれば評価されやすいかも教えてもらえるのでおすすめです。
キャリアチケットでも、内定獲得に向けた面接対策を実施しています。就活アドバイザーが一対一でアドバイスするので、ぜひご相談ください。
OB・OG
OB・OGに相談して、面接官役をお願いするのもおすすめです。企業側の視点で評価してもらえるでしょう。
OB・OGも面接を経験しているので、「△△が見られやすい」「△△と答えれば評価がよかった」などの情報を教えてもらえる場合があります。面接練習を依頼する際は、事前にアポイントを取得しましょう。相手の都合を優先し、失礼のないように依頼してください。
OB・OGに連絡する際のマナーは、「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」の記事で解説しています。知り合いであっても、マナーを守って連絡しましょう。
大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターでも、面接対策を依頼できるのでおすすめです。集団面接が練習できるケースもあるので、確認してみましょう。
キャリアセンターを利用する場合は、事前予約が必要なこともあります。面接対策のセミナーを開催している場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
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就活面接の前日に確認すべき5つのこと
ここでは、就活面接の前日に確認すべきポイントを解説します。
1.面接の会場と時間
前日までに、あらためて面接の会場と開始時間を確認しておきましょう。交通手段や会場までの行き方を事前に把握しておけば、当日余裕をもって移動できます。
公共交通機関に遅れが生じたり道に迷ったりしたときに焦らないよう、15分前には会場に到着できるスケジュールを組むのがポイントです。
2.面接の持ち物
面接前日には、忘れ物がないよう持ち物を確認しましょう。以下を参考に、必需品やあると便利なものをチェックリストにして確認するのがおすすめです。
・A4サイズが入るバッグ
・提出書類
・履歴書やエントリーシートのコピー
・企業から配布された資料
・学生証
・スマートフォン
・現金やクレジットカード
・交通系ICカード
・ハンカチとティッシュ
・筆記用具とメモ帳
・印鑑
・腕時計
・折りたたみ傘
・鏡
・くし
提出物は企業によって異なるため、指定されたものを忘れず持参してください。また、持ち物に加えて、着用するスーツや靴など、当日身につけるものも前日までに確認しておくと安心です。
3.面接前日と当日のニュース
最新のニュースや業界動向を把握して、自分なりの考えを整理しておきましょう。場の雰囲気をよくするため、まずは前日や当日のニュースに触れて会話を始める面接官も少なくありません。
ニュースについて知らなかったからといって、直接面接の合否に影響する可能性は低いといえます。しかし、共通の話題でやり取りしたり自分なりの意見をしっかりと伝えたりできると、その分リラックスして面接に臨めるでしょう。
4.企業情報やエントリーシート
面接前日には、あらためて企業情報と提出したエントリーシートを見直しておくのがおすすめです。就活中は毎日多くの企業情報に触れるため、各社の企業理念や細かな業務内容などすべてを覚えておくのは難しいといえます。
面接で聞かれるであろう質問を意識して企業のWebサイトに目を通すほか、エントリーシートの自己PRや志望動機を見直しておくと焦らずに済むでしょう。
5.よく聞かれる質問と回答
面接で聞かれやすい質問に対しては、事前に準備しておきましょう。「どんな質問がされそうか」をイメージしておくと、実際に質問されたときに自信を持って答えられます。
たとえば、次のような質問はどの企業でも聞かれやすい質問です。
・自己紹介
・自己PR
・志望動機
・ガクチカ
・長所
・短所
・アルバイト経験
・将来のビジョン
・就活の軸
・逆質問
特に、自己PRや志望動機はどの企業でも聞かれるので、志望企業にあわせた内容を準備しておきましょう。
就活面接でよく聞かれる質問や回答のコツについては、「面接でよく聞かれることは?頻出質問集とそれぞれの答え方を例文付きで解説」の記事でも解説しているので参考にしてください。
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就活の面接対策を万全にして内定を獲得したいあなたへ
就活の面接を控えて、どのように対策したらよいかわからないと不安を抱えている就活生もいるでしょう。面接対策は確認すべき点が多く、準備が大変です。また、面接官からどのように見えているかは、自分だけでは対策が難しい箇所でもあります。
1人で面接対策をするのが不安な人やプロの視点でアドバイスがほしい人は、就職エージェントへの相談がおすすめです。キャリアチケットでは、マンツーマンで面接対策を実施します。
企業ごとにポイントを押さえて対策をすれば、選考の通過率は上がるでしょう。効率良く対策を行うためにも、キャリアチケットのアドバイザーにぜひ相談してください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。