このページのまとめ
- 就活のやる気がでない背景には、「準備が面倒」「選考が通らない」といった理由がある
- やる気がでないときは、理由を言語化してみたり休息をとったりすることが大事
- 就職するメリットは、安定した収入や社会的信用が得られる点である

「就活のやる気がでない」「どうしたら前向きに取り組めるのか」と悩んでいる就活生もいるでしょう。やる気がでないときは、理由を言語化したり、就活の全体像を明確にしたりするのが有効です。
この記事では、就活のやる気がでない9つの理由と対処法を解説します。就職するメリットや気持ちを切り替えるためのマインドセットもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
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- 就活のやる気がでないのはあなただけではない
- 就活のやる気がでない原因9選
- 1.やりたいことが見つからない
- 2.面接対策や企業研究が面倒くさい
- 3.就活で話せるエピソードがない
- 4.選考が通らなくてネガティブになっている
- 5.日々の疲れが蓄積している
- 6.周りと比べて内定をもらえる気がしない
- 7.何から始めてよいか分からない
- 8.ほかにやりたいことがある
- 9.社会人になりたくないと思っている
- 就活をやる気がでないまま続ける3つのリスク
- 1.選考で不利になる
- 2.時間を無駄遣いする可能性がある
- 3.就活がうまくいかず精神的に疲れる
- 就活のやる気がでないときの対処法5選
- 1.目標を明確にする
- 2.就活の全体像を理解しておく
- 3.期限を決めて進める
- 4.友人以外の就活仲間を見つける
- 5.無理せず休息を取りながら進める
- 就職しなかった場合にとれる4つの選択肢
- 1.大学院や専門学校に進学する
- 2.就職留年する
- 3.海外留学する
- 4.フリーターになる
- 就職すると得られる正社員のメリット5つ
- 1.安定した収入がある
- 2.福利厚生を受けられる
- 3.社会的信用が高まる
- 4.人間関係が広がる
- 5.社会人キャリアの第一歩となる
- 就活のやる気がでないときのマインドセット
- 1.スタートが遅れても取り戻せる
- 2.比較対象は周りではなく過去の自分
- 3.企業に気に入られようとしなくてよい
- 4.譲れない就活の軸をもとに行動する
- 就活のやる気がでないならアプローチを変えてみよう
- 逆求人サイトに登録してオファーを待つ
- エージェントに登録して求人紹介を受ける
- 就活のやる気がでないあなたへ
就活のやる気がでないのはあなただけではない
就活でやる気がでないのは、あなただけではありません。多くの学生が同じ悩みを抱えながら就活を進めています。
就活は慣れないことの連続で、正解が見えにくいもの。選考の準備や面接対策を進めるなかで、自分だけがうまくいっていないと思う瞬間が誰にでもあるでしょう。
しかし、就活のやる気がでないのは珍しいことではなく、むしろ現状を変えたい気持ちがある証拠です。やる気がでない原因を見つけ、適切な対策を講じると、就活に前向きに取り組めるようになります。
どうしてもモチベーションが上がらないときは、「就活でモチベーションが上がらないときは?原因と対策を解説」の記事も参考にしてください。
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就活のやる気がでない原因9選
就活のやる気がでない理由は、人それぞれです。たとえば、「やりたいことが見つからない」「選考が通らず自信をなくした」といった状況が関係している場合があります。ここでは、やる気がでない主な原因を9つ紹介するので、自分に当てはまるものがないか照らし合わせてみましょう。
1.やりたいことが見つからない
やりたいことが見つからないと、就活のやる気がでにくくなります。目標があいまいなままでは企業選びの軸が定まらず、何をすればよいのか分からなくなるためです。
たとえば、フルマラソンではゴールまでの距離が決まっているため、自分の体力に合わせて準備やペース配分を考えられます。就活も同じで、「ただ内定が欲しい」と思っているだけでは、方向性が見えずに理想的な企業と巡り合えないでしょう。
まずは、仕事になるかは別にして、好きな分野・やりたいことを書き出してみると、興味のある業界や企業を見つけるヒントになるはずです。
やりたいことがない状態から抜け出す方法については、「就活でやりたいことがないのは普通?考え方や面接での伝え方を解説」の記事をチェックしてください。
2.面接対策や企業研究が面倒くさい
面接対策や企業研究が面倒くさくて、就活のやる気がでなくなる場合もあります。就活にはやるべきタスクが多く、面接や筆記試験の準備に加え、エントリー先の企業を見つけるための情報収集も欠かせません。
就活は、企業と学生がマッチングする機会です。内定を得るためには、企業が求める人物像や仕事内容を理解したうえで、自分の強みをどう伝えるかを考える必要があります。
面倒に感じる就活準備のなかにこそ、自分らしく働ける企業と出会うヒントがあるでしょう。すべてを完璧にやろうとせず、できる準備から少しずつ取り組んでいくことが大切です。
3.就活で話せるエピソードがない
就活で話せるエピソードがないことも、やる気がでない原因の一つです。就活では、自分の強みや自己PRをする必要があり、裏付けとなるエピソードが欠かせません。
「自分には説得力を持たせられるようなエピソードがない」と感じると、自己分析や面接準備にも前向きになれなくなってしまいます。アルバイトや部活動など、ほかの人と比べて特別な経験をしていなければいけないと思い込んでいる場合もあるでしょう。
しかし、大切なのは経験の「大きさ」ではなく、「そこで何を考え、どのように行動したか」です。状況や課題にどう向き合ったかを掘り下げると、説得力のある自己PRにつながります。
4.選考が通らなくてネガティブになっている
選考に落ち続けていると、自信を失って就活へのやる気がでなくなる場合もあります。特に、次のような経験が重なると、気持ちが沈んでしまうのは無理もありません。
・選考が通らず、自己否定ばかりしてしまう
・面接で圧迫感のある雰囲気で質問に答えるのが苦痛だった
・グループディスカッションで発言できず、手ごたえがなかった
・自信のあった企業から不採用通知が届いた
しかし、選考の結果であなたの価値が決まるわけではありません。就活には企業との相性もあるため、選考が通らなかった原因に仮説を立てて、改善していきましょう。
一次選考に通らない原因を知りたい方は、「一次面接で落ちるのはやばい?選考突破できない原因と対策を解説」の記事もご覧ください。
5.日々の疲れが蓄積している
心身の疲れが溜まっていると、就活へのやる気がでにくくなります。説明会や面接に加え、学業・アルバイトが重なると、心身の疲労が重なって思うように行動できなくなる場合があります。
就活はインターンシップを含めると、内定獲得までに1年以上かかる長期戦です。無理をするとやる気だけでなく、気力そのものがなくなってしまうでしょう。
日々の疲れを感じたら、思い切って休むことも大切です。メリハリをつけながら、内定獲得に向けて前向きに行動し続けましょう。
6.周りと比べて内定をもらえる気がしない
周りと比べて自信がなくなってしまうのも、就活のやる気がでない原因の一つです。他人の成果や経験を聞くと、自分と比べて就活がうまくいっていないように感じてしまいます。さらに、悩みや情報を共有する相手がいないと、不安を1人で抱え込んでしまうことも。
集団面接やグループディスカッションで、ほかの学生が海外インターンや長期留学の経験を語るのを聞いて、「自分にはそのようなエピソードがない」と落ち込む場面があるでしょう。孤独に就活を進めていると、落ち込んだ気持ちがさらに強まってしまう場合があります。
しかし、就活の進め方や経験は人それぞれです。ほかの就活生と比べて落ち込む必要はありません。焦らずに、ときには人と情報交換をしながら、自分らしさを大切にして就活に取り組むことが重要です。
7.何から始めてよいか分からない
就活は、何から始めればよいのか分からず、やる気がでない場合もあります。就活には、自己分析や企業研究、ES、面接対策などやるべきタスクが数多くあるためです。就活サイトや大学のキャリアセンター、SNSなど情報源もさまざまです。
就活の全体像が見えないまま、周りの友人がインターンシップや選考に進んでいる様子を聞くと焦りが強くなり、ますます行動できないケースもあるでしょう。
就活のスタートに正解はありません。合同説明会に参加してみたり、就活本を読んでみたり、小さな一歩から始めてみることが大切です。
8.ほかにやりたいことがある
就職以外にやりたいことがあると、就活に気持ちが向かなくなる場合があります。たとえば、次のような目標があると、就職を優先する気持ちになれないでしょう。
・海外留学に挑戦したい
・スポーツを続けたい
・専門分野を学びたい
企業に就職すると、まとまった時間の確保が難しくなることは容易に想像できます。そのため、やりたいことが明確なほど就活へのやる気が下がりやすいのは自然です。
ただし、就職とやりたいことを完全に切り離す必要はありません。休学や長期休暇を活用した留学や勉強など、キャリアに結びつける方法もあります。就活を「やりたいことを広げる選択肢の一つ」として考えると、前向きに行動できるようになるでしょう。
9.社会人になりたくないと思っている
社会人へのマイナスイメージが強いと、就活へのやる気がでにくくなります。働き始めると、自由や楽しみが失われると思い込み、社会人生活そのものにネガティブなイメージを持ってしまうためです。
たとえば、以下のような気持ちがあると就活に前向きになれない場合があります。
・好きなように遊べなくなるのが嫌だと感じている
・仕事は大変でつらいものだと思っている
・週5日、朝から晩まで拘束される生活を想像すると気が重いと感じている
社会人に対して抱いている不安や思い込みを整理し、就活のやる気を下げている原因を特定することが大切です。
就活でよくある悩みや不安を、「就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事でまとめています。対処法もまとめているので、あわせてご覧ください。
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就活をやる気がでないまま続ける3つのリスク
やる気がでないまま就活を続けても、対策が十分できないため選考で不利になったり時間を無駄にしてしまったりする可能性があります。なんとなく就活を続けるリスクを下記にまとめました。
1.選考で不利になる
やる気がでないまま就活を続けると、態度や表情、回答内容に熱意のなさが表れてしまい、採用担当者にマイナスイメージを与えてしまうでしょう。人事担当者は多くの学生を見ているため、やる気の有無を見極められます。
自信のある態度で面接に臨むためにも、就活への向き合い方を見直し、前向きな気持ちで準備を進めることが大切です。
2.時間を無駄遣いする可能性がある
時間を無駄にしてしまう可能性がある点も、就活をやる気がないまま続けるリスクの一つです。内定を得るためには選考対策を行う必要がありますが、準備不足や気持ちが後ろ向きのままでは準備に身が入らず時間だけがかかることに。
企業の立場から見ても、同じスキルや経験を持つ就活生が2人いた場合、やる気や熱意の高い学生を採用したくなるのは当然です。気持ちが伴わないまま何となく選考を受けても、良い結果が出にくくなります。
限られた就活期間を有効に使うためにも、「絶対に内定を取りに行く」くらいの気持ちで臨みましょう。
3.就活がうまくいかず精神的に疲れる
やる気がでないまま就活を続けると、精神的に疲れやすくなります。気持ちが伴わないと選考準備がおろそかになり、結果が出ずに不採用が続き、さらにやる気がなくなるといった悪循環に陥るためです。
面接対策や企業研究を怠ったまま選考に臨んでも、うまくいかないのは当然。不採用が続けば気持ちが落ち込み、再び準備に力を入れられない負のループに陥ってしまいます。
精神的に疲れると、気持ちを立て直すのに時間がかかり、内定獲得はさらに遠のくでしょう。就活へのモチベーションをどう保つかが成功への重要なポイントです。
就活のストレスを発散したい方は、「就活のストレスを解消するには?原因と対処法を解説」の記事を参考にしてください。
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就活のやる気がでないときの対処法5選
就活のやる気がでないときは、理由を明確にしたり就職のメリットを考えたりすることが有効です。ここでは、やる気がでないときの対処法を紹介します。少しずつ実践できる方法を取り入れながら、内定獲得に向けて行動していきましょう。
1.目標を明確にする
就活のやる気がでないときは、目標を具体的に設定することが重要です。目標があいまいなままでは、やるべきことが分からず、行動の指針も立てにくくなります。
「とりあえず内定が欲しい」といった気持ちだけでは、就活の方向性が定まりません。将来どのような仕事をしたいのかイメージし、社会人生活のスタートをどう切るのかを明確にすれば、必要な準備がはっきりしてきます。
内定はゴールではなく、社会人生活のスタート。長いキャリアを見据えた目標設定が、就活のやる気につながるでしょう。
やる気がでない理由を言語化する
就活のやる気がでないときは、まず理由を言語化することが大切です。原因が分からないままだと、対策が立てられず、やる気のない状態が長引いてしまいます。
次のような視点で自分に問いかけてみましょう。
・何がネックになっているのか
・いつからやる気がなくなったのか
・過去と現在では何が変わったのか
理由をはっきりさせると、改善へのアクションを起こしやすくなります。
「何となくやる気がでない」とあいまいにせず、自分の心境にしっかり向き合うことが、状況を変える第一歩です。
インターンシップやボランティアに参加してみる
インターンシップやボランティアに参加してみるのも、就活のやる気がでないときに有効な方法です。実際に体験すると仕事や社会との接点が生まれ、将来のイメージが具体的になってやる気が自然に湧いてくるためです。
1日だけのインターンシップや短期ボランティアでも、働く人の姿や職場の雰囲気に触れると、自分のやりたいことや向いている分野が見えやすくなります。
気軽に参加できるプログラムから始めると、就活へのモチベーションが高まるきっかけになるでしょう。
インターンシップについて詳しく知りたい方は、「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」の記事をチェックしてください。
就職するメリットを考える
就職するメリットを考えると、就活へのモチベーションが高まる可能性があります。就職は安定した収入や福利厚生だけでなく、自己成長や生活の幅を広げるきっかけにもなるためです。
仕事で得た収入を使って趣味を楽しんだり、定期的に旅行に出かけたりできるほか、1人暮らしを始めて独立した生活も送れます。これらは学生時代では手に入れにくい経験です。
両親や兄弟、先輩から社会人生活の話を聞いてみると、自分では気づかなかった就職するメリットを知るきっかけになるでしょう。
2.就活の全体像を理解しておく
就活の全体像を把握しておくことも、やる気がでないときの対処法の一つです。就活は自己分析や企業研究などやらなければいけないタスクが多く、順番や流れが分からないと不安が大きくなり、やる気を失いやすくなります。
就活の流れを早い段階で理解しておけば、「今は自己分析に集中する」「次はエントリーの準備を進める」とステップを踏んで計画的に行動できるでしょう。結果として、やるべきことが明確になって不安も軽減されます。
全体像を把握することは、就活を効率的に進めるためにも欠かせません。情報を整理して、就活の行動計画を立てると、自然にやる気も生まれてくるでしょう。
3.期限を決めて進める
期限を決めて計画的に就活を進めることも、やる気がでないときの対処法として有効です。期限を設定しておかないと行動が先延ばしになり、効率もモチベーションも下がってしまいます。
「自己分析を今月までに終わらせる」「ESを来週までに提出する」など、タスクごとに明確な締切を設定しましょう。小さな期限を積み重ねていくと、達成感を味わいながら進められます。
就活はやるべきタスクが多いため、一度にすべて終わらせようと思わないことが大切です。段階的に期限を設けるとストレスを減らしながら、効率良く就活が進められるでしょう。
4.友人以外の就活仲間を見つける
就活のやる気がでないときは、友人以外の就活仲間を見つけるのがおすすめです。気の知れた友人同士で近況を話すと、どうしても比較して、落ち込んだり焦ったりしてしまうためです。
合同説明会やセミナーで出会った人と就活仲間になると、ほど良い距離感で情報共有や近況報告ができます。就活で知り合った仲間であれば、同じ境遇だからこそ連帯感が生まれてモチベーションの維持にもつながるでしょう。
1人で就活を続けるのは精神的な負担が大きくなりがちです。気軽に相談できる仲間がいれば、つらい場面も乗り越えやすくなります。
5.無理せず休息を取りながら進める
就活にやる気がでないときは、無理せず休息を取って追い込み過ぎないことも大切です。体力的・精神的な疲れが限界に近づくと、就活へのモチベーションを保てなくなります。
一度就活から離れてリフレッシュする時間をつくると、心に余裕が生まれるでしょう。また、できていないことばかりに目を向けず、「ここまで行動できた」と自分を評価すると、前向きな気持ちが戻ってきます。
休息と行動のバランスを取りながら進めると、長期的に安定した気持ちで就活に取り組めるでしょう。
就活に疲れたときは、「就活に疲れたときの対処法10選!適切な向き合い方とやめたいときの考え方」の記事も参考にしてください。
ご褒美を設定してモチベーションを保つ
就活を続けるうえで、モチベーションを保つために自分へのご褒美を決めておくのも効果的です。小さな達成感を得ると、就活へのやる気を維持しやすくなります。
たとえば、「ESを3社提出できたら、好きなスイーツを食べる」「面接の準備が終わったら映画を観る」など、達成後の楽しみを決めておくと前向きに行動できるでしょう。
小さな楽しみを積み重ねると、就活を続けるモチベーションにつながります。
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就職しなかった場合にとれる4つの選択肢
就活へのやる気がどうしてもでず、就職しない道を選ぶ場合、進路にはいくつかの選択肢があります。ここでは、代表的な選択肢を紹介するので、自分の進路をどうしたいのか一緒に考えてみましょう。
1.大学院や専門学校に進学する
就職せずに大学院や専門学校に進学するのは、就職しない場合の一つの選択肢です。専門的な知識やスキルを深めて、将来のキャリアにつなげられる可能性があります。
ただし、就職したくないからといって明確な理由がないまま進学すると、結局は就活のタイミングを遅らせるだけになってしまいます。大学院の場合は1年目の夏には就活を始める学生が多く、研究との両立や学費の負担を考えると、計画的な判断が必要です。
進学を選ぶなら、目的と費用、そして大学院などの就活が始まるタイミングも踏まえたうえで決断しましょう。
2.就職留年する
新卒としての就活チャンスを残すために、就職留年を選ぶ人もいます。留年は卒業しないため、翌年度に新卒として再挑戦できるためです。
ただし、就職留年をした場合、「なぜ留年したのか」「その期間をどのように活用したのか」を面接で聞かれる可能性があります。単に「就活のやる気がでず留年した」だけでは、採用担当者に好印象を与えられません。
さらに、学費や家賃、生活費などの金銭的負担がかかる点にも注意が必要です。
就職留年は時間とチャンスを得られます。しかし、目的や費用の見通しを立てたうえで選択することが重要です。
就職留年について詳しく知りたい方は、「留年=就職できないは誤解!不利にならないための対策と成功のコツを紹介」の記事も参考にしてください。
3.海外留学する
海外留学は、就職しなかった場合にとれる選択肢の一つです。ただし、目的を明確にしましょう。留学で得た経験をアピールできれば強みになるものの、目的があいまいだと「就活を先延ばしにしただけ」と受け取られる可能性があるためです。
長期留学でビジネスレベルの英語力や国際的な経験を身につけられれば、就活での評価につながります。一方で、何を学び、どう成長したのかを語れないと面接官に魅力が伝わりにくいでしょう。
また、大学院進学や留年と同様に、学費や生活費といった金銭的な負担がかかるため慎重な計画が必要です。
4.フリーターになる
就職しない場合の選択肢には、フリーターとして働く手段もあります。フリーターとして働きながら就活を続けたり、資格の勉強や新しいスキルの習得に時間を使えたりするでしょう。
また、アルバイトとして興味のある業界で働きながら経験を積むことも可能です。ただし、長期間フリーターを続けると正社員への就職が難しくなる傾向があるため、期間を決めて次のステップに移行することが重要です。
国家資格などの取得を目指す道もある
就職を一旦諦めて、国家資格の取得を目指すのも選択肢として挙げられます。専門的な資格を持っていれば、就活で専門職への道が開ける可能性があるためです。
税理士や公認会計士などの資格は、キャリア形成に役立ちます。ただし、合格までに年単位の時間や費用がかかるうえに、途中で挫折すると空白期間として見られるリスクもあります。
資格取得を選ぶなら、就活の延期ではなく将来の選択肢を広げる手段として計画的に進めることが重要です。
就活に前向きになれないときは、「就活したくない時はどうする?就職以外の選択肢とモヤモヤの解決策を解説」の記事も参考にしてください。
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就職すると得られる正社員のメリット5つ
就職すると得られるメリットを整理しておくと、就活へのモチベーションを高めやすくなります。ここでは、正社員として働くと得られる主なメリットを5つ紹介します。メリットを知ると、就活に前向きな気持ちになれるでしょう。
1.安定した収入がある
正社員として就職すれば、毎月安定した収入を得られます。アルバイトやフリーター、派遣社員の多くは時給制で、働いた時間が収入に直結します。一方で、正社員は月給制が一般的なため、安定した給与が見込めるでしょう。
毎月の収入が安定すれば、生活費や貯金の計画が立てやすくなり、精神的にも安心感が得られます。収入の安定は生活の基盤を整えるだけでなく、将来のキャリアや人生設計の幅を広げることにもつながるでしょう。
「安定」を重視したい学生は、「知らないうちに詰んでる?就活で安定を手に入れるには」の記事を参考にしてください。
2.福利厚生を受けられる
企業の福利厚生も正社員として就職するメリットの一つです。福利厚生は給与以外で生活を支える制度であり、手当や休暇面でフリーターとの待遇差があります。
以下は、企業の福利厚生の一例です。
・傷病手当
・家賃手当
・交通費手当
・役職手当
・出張手当
・育児休業
・介護休業 など
これらの制度によって、収入が数万円増えるケースもあります。フリーターとして同じ時間働いた場合、給与が同じであっても福利厚生の差が生活水準に大きく影響します。
就活をせずにフリーターを選ぶ前に、正社員として得られる福利厚生の価値を理解しておきましょう。新卒採用はチャンスが多いからこそ、早めに正社員雇用を目指すことが重要です。
3.社会的信用が高まる
正社員として働くと、一定の社会的信用が得られます。正社員としての安定した雇用と収入があることは、社会的な信用を高める土台になるためです。
クレジットカードや住宅ローンの審査、マンションの契約などでは、雇用形態や収入の安定性が重視される傾向があります。正社員とフリーターでは、審査の通りやすさが異なる場合もあるでしょう。
正社員としての就職は収入面だけでなく、生活の幅を広げ社会的信頼を得る手段としても重要です。
4.人間関係が広がる
人間関係が大きく広がる点も、正社員として就職するメリットです。企業では同期や部署内外の同僚だけでなく、クライアントや取引先とも関わる機会が増えます。
学生時代やアルバイトでは限られた人間関係になってしまうでしょう。正社員として働けば、異なる業種・職種の人との接点が増え、長期的に役立つ人脈が形成されます。
仕事を通じて築く人間関係は、キャリアの成長に欠かせない重要な資産です。
5.社会人キャリアの第一歩となる
正社員として就職すると、社会人キャリアの第一歩になります。就職しない期間が長いと、その分だけ同世代とのキャリアの差が生まれ、後から追いつくのが難しくなるためです。
たとえば、「特定の業界で経験を積みたい」「専門職としてスキルを磨きたい」といった目標を実現するには、社会人としての最初の一歩が欠かせません。ブランクがあると、その分キャリアのスタートが遅れ、選択肢が狭まる可能性があります。
就活のやる気がでないときこそ、就職を通じてどのようなキャリアを築きたいのかを考え、行動につなげることが大切です。
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就活のやる気がでないときのマインドセット
就活のやる気がでないときは、まずは考え方を切り替えてみましょう。ここでは、就活を前向きに取り組むためのマインドセットを紹介するので、参考にしてください。
1.スタートが遅れても取り戻せる
就活はスタートが遅れても、計画を立て直すと挽回できます。焦ってほかの就活生と比較するより、自分に合ったペースと戦略で進めることが大切です。
実際、厚生労働省「令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します(5p)」によると、卒業時点までに98.0%の大学生が内定を獲得しました。

引用元:厚生労働省「令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します(5p)」
このグラフからも分かるように、就活が多少遅れても、計画的に進めれば十分に内定獲得が狙えるでしょう。
また、就活エージェントや逆求人サイトを活用すれば、効率的に企業と出会えます。スタートが遅れても計画的に動けば、十分に取り返せるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します
2.比較対象は周りではなく過去の自分
就活では、周りの就活生と自分を比べないことが大切です。志望業界や企業は人によって異なり、就活は内定の時期や数を競うものではありません。
「今日は3社にエントリーできた」「面接で落ち着いて答えられた」など行動を振り返り、過去の自分との成長を比較してみましょう。
就活のゴールは自分自身で決めるものです。目標に向かって着実に進めている点に注目し、その都度自分を褒めてあげてください。
3.企業に気に入られようとしなくてよい
就活は企業に気に入られるための場ではなく、会社の求める人物像と自分の強みをマッチさせる場所です。
採用担当者に気に入られたい一心で過度にアピールすると、自分を偽ることになり返って疲れてしまいます。
就活は需要と供給のマッチングです。媚びたり大げさに自分を良く見せたりするのではなく、企業が求めるスキルや特性を踏まえて、自身の強みを適切にアピールしましょう。
4.譲れない就活の軸をもとに行動する
譲れない就活の軸を持つのも、やる気がでないときのマインドセットの一つです。軸がないまま就活を進めると、企業選びに迷ったり、面接での回答が一貫せず評価を下げたりする可能性があります。
以下のように、自分が何を重視したいのかを言語化しておきましょう。
・やりがいを重視したい
・仕事内容を優先したい
・働きやすさを優先したい
・成果を報酬で評価してほしい
このような軸を決めておけば、企業選びや面接での受け答えに一貫性が生まれます。
就活の軸を明確にして行動すれば、自分に合った企業との出会いにつながり、納得のいく社会人生活の第一歩が踏み出せます。
就活の軸の作り方を知りたい方は、「面接官に伝わりやすい『就活の軸』の作り方とは?」の記事を参考にしてください。
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就活のやる気がでないならアプローチを変えてみよう
なかなか行動に移せないときは、思い切って就活の進め方を変えてみるのも一つの方法です。逆求人サイトに登録したり、就活エージェントを活用したりするのが有効です。これら2つのアプローチは、効率良く就活を進められるため、試してみましょう。
逆求人サイトに登録してオファーを待つ
企業を探すのが面倒に感じるなら、逆求人サイトを活用してみてください。逆求人サイトはプロフィールを登録すると、企業からオファーが届く仕組みです。
一度登録すればオファーを待つだけで、自分では調べられなかった企業や仕事に出会える可能性があります。「オファーが来る=採用担当者があなたに興味を持っている」ので、選考が比較的スムーズに進みやすいでしょう。
新しい選択肢を広げるためにも、逆求人サイトを積極的に活用してみてください。
エージェントに登録して求人紹介を受ける
就活に行き詰まったときはエージェントを活用するのがおすすめです。エージェントでは専門のキャリアアドバイザーが面談を行い、学生一人ひとりの状況に合わせて求人紹介や就活のサポートをしてくれます。
エージェントを活用すると、自分だけでは見つけられなかった企業や仕事に出会える可能性が広がります。やる気がでないときこそ、専門家の力を借りて効率良く就活を進めてみましょう。
就職できそうになく不安な方は、「就職できる気がしないと感じる理由と対策10選!新卒向けサービスも紹介」の記事をチェックしてください。
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就活のやる気がでないあなたへ
就活のやる気がでないのは、やりたいことが分からない、面接対策・企業研究が面倒くさいといった理由が挙げられます。就活のやる気がでないときは、目標を明確にしたり、就職するメリットを整理したりして、自分の気持ちと向き合ってみましょう。
それでも「就活をしなくてはいけないのは分かっているのに、どうしてもやる気がでない」と悩んでいる場合は、エージェントの活用がおすすめです。
就職エージェントのキャリアチケットでは、やる気がでない理由を一緒に整理し、自己分析や企業研究など幅広くサポートします。気軽に相談して、やる気がでない気持ちを切り替えるきっかけにしてみましょう。
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