内々定辞退はいつまで?電話が怖い人向けの伝え方と例文を紹介

このページのまとめ

  • 内々定の辞退は就活生の権利として認められているが、マナーを守る必要がある
  • 気まずさを感じるとしても、内々定の辞退は電話で直接伝えるのが基本
  • できるだけ早く連絡し、辞退理由や感謝の気持ちを伝えるのが円満な辞退のコツ

内々定を辞退したいのに、連絡方法やマナーが分からず不安を感じている就活生は少なくありません。また、電話をかけるのが怖い方もいるでしょう。しかし、辞退は就活生の権利として認められており、基本マナーさえ押さえればトラブルは防げます。

この記事では、内々定辞退の期限や、電話・メールで伝える際のマナーと例文をご紹介。メールだけで済ませたい場合の注意点や、よくある不安もまとめているので、ぜひご一読ください。

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目 次

内々定辞退は法的に問題ない?内定・内々定との違い

内々定は正式な「内定」とは異なり、法的拘束力がないため基本的にいつでも辞退が可能です。ペナルティや損害賠償などを請求される心配もないため、内々定の辞退を行うことに過度な恐怖心を感じる必要はありません。

以下では、内々定の意味と内定・採用との違いを解説します。円満に就活を終えるためにも、まずは内々定に関する基礎知識を整理しておきましょう。

内々定とは「採用予定を通知する口約束」のこと

内々定とは、企業が学生に対して「10月1日(政府の指針に基づく内定解禁日)に正式な内定通知を出す」と口頭や書面で約束した状態のことです。内定が「正式な採用通知」であるのに対し、内々定はあくまで「採用予定の通知」といえます。

そのため、内々定の段階ではまだ労働契約が成立しておらず、企業側も学生側も比較的自由に意思を変更できるのが特徴です。

内々定とは?内定との違いや取り消しになるケースを解説」の記事では、内々定について詳しく解説しています。こちらもぜひチェックしてみてください。

「採用」「内々定」「内定」の違い

内々定と混同されやすい言葉に、「内定」や「採用」があります。採用とは、選考を経て企業が「この人を自社に迎え入れる」と判断・決定した状態そのものを指す言葉です。そして、採用の手続きの段階として、内々定や内定というステップが存在します。それぞれの違いは、下表にまとめました。

採用 選考プロセスをすべて通過し、採用選考に合格している状態
内々定 「内定を出す予定」という企業からの口頭やメールでの約束
内定 正式な書類を取り交わし、労働契約を結んだ状態

内々定の段階では法的拘束力が生じていませんが、正式な内定を結んだあとは企業側でも受け入れに向けた準備が進むため、辞退のハードルが高くなります。円満な辞退を目指すためにも、言葉の意味だけでなくそれぞれの段階に応じた適切な対応を理解しておくことが大切です。

内々定と内定の違いについて詳しく知りたい方は、「内定とは?内々定との違いや新卒の場合の獲得から入社までの流れを解説」の記事をご覧ください。

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内々定辞退はいつまでにすべき?期限の目安

内々定辞退の連絡は、辞退の意思が固まったタイミングで速やかに行うのが基本です。連絡が遅れるほど、企業は採用計画の打ち直しが必要となり、追加募集のコストや時間的なリスクを負うことになります。

お互いにとって納得のいく形で就活を締めくくるためにも、内々定辞退の期限の目安や法律上のルールを正しく理解しておきましょう。

「決めたらすぐ」が基本!目安は10月1日の正式内定前

内々定の辞退を決めたら、返答の期限を待たずに連絡を入れてください。目安時期としては、大学4年生の10月1日より前を意識しておきましょう。

内閣官房が公表している「2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方」でも分かるとおり、政府は企業に対し、正式な内定日を卒業・修了年度の10月1日以降とするよう要請しています。

広報活動開始 卒業・修了前年度の3月1日以降
採用選考活動開始 卒業・修了年度の6月1日以降
正式な内定日 卒業・修了年度の10月1日以降

引用元:内閣官房「2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方

多くの企業は、このスケジュールに沿って採用活動を行います。正式に内定が出されると企業の受け入れ準備も本格化するため、内々定から内定へと切り替わる「10月1日より前」に辞退を伝えるのがおすすめです。

ただし、外資系企業やベンチャー企業など、このスケジュールに縛られずに採用活動を行う企業も少なくありません。10月1日はあくまで一般的な就活スケジュールに基づいた一つの目安と考え、辞退を決めた時点ですぐに連絡することを優先してください。

志望する企業の選考時期や就活全体のスケジュールを確認したい方は、「就活とは?いつから何をやる?基本の流れと今からできる準備を解説!」の記事もあわせてご覧ください。

参照元
内閣官房
就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議

内定承諾後も法的には入社2週間前まで辞退が可能

内々定が正式な内定に切り替わる前に辞退するのが理想的ではあるものの、仮に内定承諾書を提出したあとであっても、法律上は入社の2週間前まで辞退が可能です。

民法の「第627条」でも、当事者が雇用の解約を申し出てから2週間が経過すれば労働契約が終了すると定められています。

ただし、これはあくまで「法律上の期限」です。入社直前は企業の受け入れ手続きや備品の準備などが完了しているため、急な辞退は多大な迷惑が掛かります。法的に可能だからといって直前まで連絡を延ばすのは避け、辞退を決めた時点で速やかに連絡しましょう。

参照元
e-Gov法令検索
民法(第627条)

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内々定辞退と内定承諾後の辞退の違い

「内々定の段階」で辞退する場合と、「内定を承諾したあと」に辞退する場合とでは、法的な位置づけはもちろん、辞退がもつ重みや企業に与える影響が大きく変わります。そのため、状況に応じた適切な対応をとらなければ、企業側に不必要な迷惑を掛けたり、無用なトラブルに発展したりする恐れもあるため注意が必要です。

ここでは、内々定の辞退と内定承諾後の辞退の違いを解説します。企業とのトラブルを防ぎ、スムーズなやり取りを目指しましょう。

内々定は「口約束」のため辞退のハードルは低い

内々定の辞退は、内定承諾後の辞退に比べて手続きや対応のハードルが低いといえます。この段階では具体的な入社手続きが進んでおらず、企業側も辞退者が出ることを一定数見越して選考活動を行っているためです。辞退する学生にとっても、「まだ正式な書類を出していない」という事実があるため、罪悪感や申し訳なさを乗り越えやすいでしょう。

ただし、内々定が法的拘束力をもたないとはいえ、採用担当者が多くの時間や労力を費やしてくれたことに変わりはありません。辞退のハードルが低いからといって雑に済ませるのではなく、誠意をもった対応を心掛けてください。

内定承諾後の辞退は労働契約の解除にあたる

内定承諾書を提出したあとの辞退は法律上の「労働契約の解除」にあたり、内々定辞退よりも重い対応となります。前述したとおり、内定承諾により「始期付解約権留保付労働契約」という正式な契約が成立するため、辞退は実質的に「入社辞退(退職の申し出)」と同じ扱いになるためです。

企業はすでに配属先の調整や備品の購入、入社手続きなどを進めていることが多く、辞退による影響も大きいでしょう。そのため、承諾前以上に丁寧な謝罪と感謝を伝えることが求められます。

内定承諾後の辞退の伝え方を知りたい方は、「新卒の内定辞退の伝え方!電話・メールで連絡する際のマナーや例文を紹介!」の記事もあわせてご覧ください。

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内々定辞退の連絡はメールよりも電話を優先しよう

内々定を辞退するにあたって、「電話は緊張するし、メールで済ませたい」と考える人は少なくありません。しかし、内々定辞退の旨を企業へ伝える際は、メールではなく「電話」で連絡するのが基本のマナーです。

電話であれば担当者に直接口頭でお詫びや感謝の気持ちを伝えることができ、誠意が伝わりやすくなります。また、相手の反応をその場で確認できるので、聞き逃しや行き違いが起きにくい点もメリットです。

ここでは、内定辞退の連絡方法について解説します。メールでの連絡を検討している方は、ぜひご一読ください。

つながらない・記録を残したい場合はメール

辞退の連絡は電話が原則ですが、状況によってはメールでの対応が適しているケースもあります。

たとえば、何度電話をかけても担当者が不在でつながらない場合や、企業側から「連絡はメールで」と指定されている場合などです。また、電話したあとの言った・言わないの食い違いを防ぐための記録としても、メールを活用できるでしょう。

電話がつながらずメールで連絡する場合は、「お電話を差し上げましたが、ご不在でしたのでメールにてご連絡いたしました」と冒頭にひと言添えると、丁寧な印象を与えられます。

内定辞退のメールの書き方については、「逆お祈りメールとは?内定辞退メールの書き方を例文ありで解説」の記事をご参照ください。

承諾後の辞退は特に電話を優先する

内々定を承諾したあとの辞退は、企業がすでに受け入れ準備を進めている分、より丁寧な対応が求められます。メールだけで済ませると「一方的に辞退された」という印象を与えかねないため、まずは電話で直接お詫びと事情を伝え、必要であればあとからメールで内容を書面に残す、という順番を意識しましょう。

別の企業へ入社したとしても、将来的に取引先やビジネスパートナーとして辞退した企業と関わる可能性はゼロではありません。気まずさを感じるかもしれませんが、良好な関係性を保ち自分の評判を守るためにも、最後まで誠心誠意対応することが大切です。

電話をかける時間帯に注意する

内々定辞退の電話をかける際は、相手の状況に配慮したタイミングを選んでください。

企業の営業時間内であることは基本のマナーですが、始業直後や終業直前、ランチタイム(正午〜午後1時)は避けるのが賢明です。一般的には午前10〜11時ごろか、午後2〜4時ごろが比較的つながりやすく、担当者の業務を妨げにくい時間帯とされています。担当者が不在の場合は、戻り時間を確認して改めてこちらからかけ直す旨を伝えましょう。

就活で企業へ連絡する際に適切な時間帯やマナーについては、「就活で企業への電話時間は何時にすべき?連絡マナーを守って印象アップ!」の記事をご覧ください。

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【シーン別】内々定の辞退を伝える際の例文・テンプレ

内々定を辞退する際は、連絡するタイミングや連絡手段に応じて、適切な伝え方を選ぶことが重要です。内々定の辞退は内定辞退よりも受け入れてもらいやすいものの、企業への感謝と謝罪の気持ちは誠実に伝えましょう。

ここでは、「内々定の承諾前・承諾後」「電話・メール」といったシーン別に、そのまま使える会話例とメールテンプレートを紹介します。自分の状況に合ったものを参考に、企業とのやり取りを進めてみてください。

内々定承諾前に電話で伝える場合

内々定承諾前の方は、以下の会話例を参考にしてみましょう。

内々定承諾前に辞退する場合の会話例

採用担当者はい、株式会社△△です。

お世話になっております。△△大学の△△と申します。採用担当の△△様はいらっしゃいますでしょうか。

採用担当者はい、私です。

△△様、いつもお世話になっております。先日は内々定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。大変光栄なお話なのですが、慎重に検討いたしました結果、この度は内々定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。

採用担当者そうですか…それは残念です。差し支えなければ、辞退理由をお伺いできますか。

はい。私の適性を深く考えた末、別の企業とのご縁を感じ、そちらへの進路を決断いたしました。△△様をはじめ御社の社員の方々には、大変温かく接していただきお世話になったにもかかわらず、このような結果となり申し訳ありません。

採用担当者かしこまりました。弊社としては残念ですが、そちらの会社でのご活躍をお祈りしています。

ありがとうございます。本来であれば直接お伺いしてお詫びすべきところ、お電話にて大変恐縮です。これまで貴重なお時間をいただいたことに、心より感謝申し上げます。

電話をかける際は、あらかじめ伝えたい内容や辞退理由をメモに整理し、落ち着いて話せる静かな環境を整えておくことが大切です。相手の時間を割いてもらうため、挨拶のあとに「今お時間よろしいでしょうか」と配慮の言葉を挟むと、スムーズかつ好印象にやりとりを進められます。

内々定承諾後に電話で伝える場合

内々定を承諾したあとに辞退する場合は、以下の会話例を参考に進めてみてください。

内々定承諾後に辞退する場合の会話例

採用担当者はい、株式会社△△です。

お世話になっております。△△大学の△△です。採用担当の△△様はいらっしゃいますでしょうか。

採用担当者はい、私です。

△△様、いつもお世話になっております。先日、内々定を承諾させていただきました△△です。大変心苦しいご相談なのですが、先日承諾いたしました内々定を、辞退させていただきたくお電話いたしました。

採用担当者そうですか…何か理由があるのですか?

承諾したあともキャリアについて熟考を重ねた結果、どうしても挑戦したい別の業界への進路を諦めきれず、このような決断に至りました。私の身勝手な行動で、△△様をはじめ御社に多大なご迷惑をお掛けすることを、深くお詫び申し上げます。

採用担当者そうなんですね。残念ですが、ご自身で考えた結果であれば仕方ありません。そちらで頑張ってください。

寛大なご対応をいただき誠にありがとうございます。本来であれば直接お伺いすべきところを、お電話でのご連絡となり申し訳ございません。これまで貴重なお時間をいただいたことに、心より感謝申し上げます。

内々定の承諾後は、すでに承諾意思を伝えている分、担当者から質問や引き留めを受ける可能性も高くなります。電話口で焦ってしまわないよう、「なぜ前言を撤回することになったのか」という理由を説明できるように準備しておくことが大切です。

このほかの会話例を参考にしたい方は、「内定辞退電話のマナーと状況別カンペ6選!『怖い』の解消法も解説」の記事をチェックしてみてください。

しつこく辞退理由を聞かれたときの対処法
基本的に、辞退の理由は簡潔に答えれば問題ありませんが、企業によっては理由を深く追及してくることもあるでしょう。たとえば、「具体的にどこの会社に行くの?」「うちの何が不満だったの?」などと尋ねられるケースが考えられます。

しかし、就活生には企業からの追及すべてに答える義務はありません。相手に配慮しつつも、毅然とした態度で回答しましょう。どのような追及に対しても感情的にならず、「自身のキャリアの方向性の違い」という一貫した理由で答えることが、それ以上の引き留めを防ぐコツです。

内々定承諾前にメールで伝える場合

内々定承諾前の辞退連絡をメールでしたい方は、以下の例文を参考にしてみてください。

内々定承諾前に辞退する場合のメール例文

件名:【内々定辞退のご連絡】△△大学 △△△△(氏名)
本文:
△△株式会社
採用担当 △△様

お世話になっております。
△△大学△△学部の△△△△(氏名)です。

先日は、内々定のご連絡をいただき誠にありがとうございました。
非常に光栄な通知をいただき、心より感謝申し上げます。

いただいた内々定について慎重に検討いたしました結果、大変心苦しいのですが、この度は辞退させていただきたくご連絡いたしました。
自身の適性や将来のキャリアを改めて見つめ直した結果、他社への進路を決断いたしました。

貴社には選考のなかで大変親身に対応していただいたにもかかわらず、このような結果となり誠に申し訳ございません。
メールにて大変恐縮ですが、お詫び申し上げます。

末筆ではございますが、貴社のますますのご発展と△△様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

--------------------------------------------------
△△大学△△学部 △△△△(氏名)
〒000-0000
△△県△△市△△町1-1-1
電話:000-000-0000
メール:△△.△△@△△.com
--------------------------------------------------

企業へのメールを作成する際は、件名を見ただけで「誰からどんな要件か」がひと目で伝わるように配慮することが重要です。ダラダラと長文を書かず、感謝の言葉と辞退の結論をシンプルに整理して記述しましょう。

内々定承諾後にメールで伝える場合

内々定承諾後に円満に辞退を進めたい方は、以下のようにメールを作成してみてください。

内々定承諾後に辞退する場合のメール例文

件名:【内々定辞退のご連絡】△△大学 △△△△(氏名)
本文:
△△株式会社
採用担当 △△様

お世話になっております。
△△大学△△学部の△△△△(氏名)です。

先日は、内々定をいただき誠にありがとうございました。

本日は、大変重大なご報告とお詫びがあり、ご連絡いたしました。
一度は貴社への入社をお約束したにもかかわらず、大変身勝手で恐縮なのですが、この度は内々定を辞退させていただきたく存じます。

承諾書の提出後、自身の将来について改めて深く考え直す機会があり、どうしても挑戦したい別の道に進むことを決意いたしました。

貴社の採用活動に多大なご迷惑をお掛けすることになり、申し訳ありません。
本来であれば直接お伺いしてお詫びすべきところ、まずはメールにてご連絡差し上げる非礼をお許しください。

末筆ではございますが、貴社のますますのご発展と、△△様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

--------------------------------------------------
△△大学△△学部 △△△△(氏名)
〒000-0000
△△県△△市△△町1-1-1
電話:000-000-0000
メール:△△.△△@△△.com
--------------------------------------------------

承諾後の辞退メールでは、「検討した結果」というひと言で片付けず、お詫びの言葉を通常よりも手厚く添える構成にしましょう。文章のみのやり取りになるからこそ、文体から真摯な姿勢が伝わる表現を意識してください。

電話で伝えたあとに改めてメールを送る場合

内定辞退の電話後、記録としてメールを送る際は、以下のように文面を作成してみましょう。

電話後の確認のメール例文

件名:【内々定辞退のご連絡】△△大学 △△△△(氏名)
本文:
△△株式会社
採用担当 △△様

お世話になっております。
△△大学△△学部の△△△△(氏名)です。

先ほどはお忙しい時間帯にお電話にてご対応いただき、誠にありがとうございました。
突然の不躾なお願いにもかかわらず、私の決断を受け止めてくださり心より感謝申し上げます。

改めてメールにて、内々定辞退のご連絡とお詫びを申し上げたく存じます。

貴社からいただいた評価や、選考中にお世話になった△△様への感謝を忘れず、これからの道を歩んでまいります。

私の身勝手な決断により、多大なご迷惑をお掛けいたしましたことを、重ねて深くお詫び申し上げます。

メールにて恐縮ですが、御社の今後のご発展を心よりお祈り申し上げます。

--------------------------------------------------
△△大学△△学部 △△△△(氏名)
〒000-0000
△△県△△市△△町1-1-1
電話:000-000-0000
メール:△△.△△@△△.com
--------------------------------------------------

確認のメールは、電話終了後、時間を置かずにすぐ送信するのがポイントです。「先ほどのお電話の件」と冒頭で触れることで、採用担当者もどの件に関する追伸メールなのかを即座に把握できます。電話口で相手が掛けてくれた温かい言葉や配慮へのお礼を本文に盛り込むと、より誠実な姿勢が伝わりやすいのでおすすめです。

就活中はさまざまな場面で企業とのメールのやりとりが発生します。「就活メール例文14選!マナーや書き方・返信のポイントを紹介」の記事では、就活メールに関するマナーや状況別の例文を紹介しているので、あわせてご覧ください。

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内々定の辞退を伝える際の3つのマナー

内々定を辞退する際は、最後まで社会人としてのマナーを守り、真摯に対応することが重要です。就活生側に内々定を断る権利があるとはいえ、相手も人間であり組織です。対応の仕方で相手に与える印象が大きく変わるため、円満辞退のポイントをあらかじめ把握しておきましょう。

ここでは、企業とのトラブルを防ぎ、お互いに気持ち良く締めくくるための3つの基本マナーを解説します。

1. できるだけ早く連絡する

内々定辞退を決意したら、一刻も早く企業へ連絡を入れるのがマナーです。「気まずい」「怒られるのが怖い」という理由で連絡を後回しにしても、状況が好転することはありません。

連絡が遅れるほど企業は入社を前提として動くため、その分の採用活動をストップさせる期間も長引いてしまいます。早期に意向を伝えられれば、企業側も欠員補充や追加募集といった次の手を打ちやすくなるでしょう。時間的な猶予を与えることで相手の負担も軽くなり、強引な引き留めを避けやすくなるメリットもあります。

早急な報告こそが、これまで自分を評価してくれた企業に対する誠意ある対応なのです。

2. 辞退理由は正直かつ簡潔に述べる

内々定の辞退の理由を聞かれた際は、長々と弁明するのではなく、簡潔かつ明確に伝えることが大切です。「自身の適性や将来のキャリアを慎重に再考した結果」のように企業選びの軸を示せば、採用担当者にも納得してもらいやすくなります。

言い淀んだり回答を曖昧にぼかしたりすると、かえって「まだ迷っているのでは」と捉えられ、相談に乗る形で引き留めが長引く原因になりかねません。慎重に考え抜いたうえでの結論であることを毅然とした態度で示し、相手を困惑させないスムーズなやり取りを心掛けましょう。

内定辞退の理由の伝え方にお悩みの方は、「【新卒就活】内定辞退の理由は言うべき?伝え方のマナーや例文を解説」の記事をご参照ください。

3. お詫びと感謝の気持ちを伝える

選考で自分に向き合ってくれた企業へは、期待に応えられなかったお詫びとともに、丁寧な感謝の言葉を添えるのが筋です。採用担当者はあなたの履歴書を読み込み、面接の準備をし、社内調整を繰り返しています。そのプロセスに対して「貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず、このような結果となり申し訳ございません」という謙虚な姿勢を示しましょう。面接で印象に残ったエピソードや、アドバイスをもらった場面などを具体的に交えて礼を伝えると、より真摯な気持ちが相手に届きます。

就活が終われば関係が切れると考えず、将来的なビジネスの場で再び関わる可能性まで視野に入れることが大切です。最後まで誠実な振る舞いを徹底することが、自分自身の社会人としての信用を守ります。

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「怖い」だけじゃない。内々定辞退で就活生が抱く不安と実情

内々定の辞退を考える際、「怒られるのではないか」「引き止めに遭ったらどうしよう…」と不安がよぎることもあるものです。選考への思い入れや担当者への申し訳なさから、心理的なプレッシャーを感じるのも当然といえます。しかし、実際の企業側の対応や法律上のルールを正しく知っておけば、過度に怖がる必要はありません。

ここでは、内々定の辞退に関するよくある不安と、万が一トラブルが起きた場合の対処法をご紹介します。

1. 電話をかけるのが怖い・怒られるのではないか

「電話をかける前から声が震えそう」「話した瞬間に怒られるのでは」と、電話そのものに苦手意識をもつ就活生もいるでしょう。しかし、実際には冷静に対応されるケースがほとんどです。企業側も採用活動において辞退者が出ることは想定内であり、ビジネスとして淡々と処理する傾向にあります。

万が一、感情的に責められたとしても、冷静に「ご期待に沿えず申し訳ございません」と謝罪に徹してください。何を言われても「辞退する」という意思を揺るがせないことが、結果として事態を早く収束させる近道です。

電話を切らせてもらえないような過剰な引き留めがあれば、それは企業のコンプライアンスに関わる問題です。一人で悩みを抱え込まず、大学のキャリアセンターなどに相談しましょう。

電話をかける際の緊張をやわらげる準備の仕方や、状況別の具体的な伝え方の例文は、「内定辞退の電話が怖い…企業に連絡する際のマナーや伝え方・例文を解説」の記事をご確認ください。

2. 強引な引き止め(オワハラ)に遭わないか

就活をやめるように強要したり、辞退を認めずに会社に呼び出したりする行為は「オワハラ(就活終われハラスメント)」と呼ばれます。こうした強引な引き止めに遭うのではないかと不安になる人もいるでしょう。

内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について」によると、2025年度の調査では8.3%の学生が「オワハラを受けたことがある」と回答しています。

学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果についての引用画像

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)-オワハラ経験の有無と受けた内容(p.14)

もし「一度会社に来て説明してほしい」と言われても、行く義務はありません。なぜなら、オワハラは憲法で保証された職業選択の自由を阻害する行為であり、脅迫罪や強要罪にも該当する違法行為だからです。きっぱりと「意思は変わりませんので、お伺いすることはできません」と断りましょう。

オワハラのよくある事例や対処法を「【新卒】オワハラとは何の略?該当する事例や受けたときの対処法を紹介」の記事で解説しているので、ぜひご一読ください。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査(令和7年度)

求職者へのハラスメント防止が企業の法的義務に

厚生労働省の「令和8年10月1日からハラスメント対策が強化されます!」によると、2026年10月1日より、事業主には求職者等に対するセクシュアルハラスメント防止措置が法律上義務付けられます。具体的には、方針の明確化や周知、相談体制の整備、迅速な事実確認と適切な対処などが求められるでしょう。

この改正が直接対象とするのは求職者へのセクシュアルハラスメントですが、就活生を公正に扱うことを企業に求める流れが、法律のレベルで強まっていることを示す動きといえます。万が一、強引な引き止めや威圧的な対応を受けた場合は一人で抱え込まず、大学のキャリアセンターや公的窓口へ相談してください。

参照元
厚生労働省
令和7年の労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律(労働施策総合推進法)等の一部改正について

3. 損害賠償を請求されないか

一般的な内々定辞退によって、企業から損害賠償を請求される可能性は極めて低いため心配いりません。企業が損害賠償を請求できるのは、入社を前提に特別に引っ越し費用を負担したり、特殊な研修を実施したりした場合など、極めて限定的なケースに限られます。

そのため、「研修費を支払え」「損害を賠償しろ」といった脅し文句は、法的根拠がないことがほとんどです。多くの企業は自社の評判やイメージを悪化させないよう努めているため、そうした不当な要求はしてこないでしょう。

万が一、悪質な請求や威圧的な対応を受けた場合は、1人で抱え込まず弁護士といった法律の専門家や大学のキャリアセンターを頼りましょう。

4. 大学に迷惑が掛かるのではないか

自分が内々定を辞退することで、「後輩の推薦枠がなくなるのではないか」「大学にクレームが行くのではないか」と不安を感じる人もいるようです。

たしかに、大学推薦の特別な枠で辞退した場合は大学側に連絡が入り、指導を受けることもあるでしょう。しかし、自由応募で得た内々定であれば、1人の辞退で大学全体の評価が即座に下がることは考えにくいです。

ただし、無断で選考を放棄するような不誠実な対応をした場合、大学の評判を損なう可能性は否定できません。マナーを守って誠実に辞退を伝えれば、個人の職業選択の結果として受け入れられます。大学に迷惑を掛けないためにも、最後まで社会人として適切な対応を心掛けましょう。

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内々定辞退の連絡に迷ったら、一人で抱え込まない

内々定を辞退するのは心苦しい決断ですが、自分の人生を決めるのはほかの誰でもないあなた自身です。辞退のマナーを守り、真摯に感謝とお詫びを伝えれば、多くの企業はあなたの門出を認めてくれるでしょう。

辞退の連絡そのものに不安がある、辞退すべきか判断に迷っている、といった場合は、就活のプロに話を聞いてもらうことで気持ちが整理しやすくなります。ぜひ一度、キャリアチケット就職エージェントへご相談ください。

キャリアチケット就職エージェントは、就活にお悩みを抱える学生の支援に特化したサービスです。経験豊富なキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、あなたの希望と適性にマッチする企業をご紹介します。企業とのやり取りの代行や内定後のフォローも実施しているので、内定辞退の連絡に自信がない方にもおすすめです。

また、書類添削や面接対策、自己分析サポートなどのサービスもすべて無料で実施しています。就活の負担を軽くしたい方は、お気軽にキャリアチケット就職エージェントへお問い合わせください。

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内々定辞退に関するよくある質問

ここでは、内々定辞退に関して就活生からよく寄せられる質問をまとめました。不安や疑問の解消にお役立てください。

内々定の承諾は延長できるの?

延長を求めることは可能ですが、対応は企業により異なります。「他社の選考結果を待ちたい」「家族と相談する時間がほしい」などの具体的な理由と、「△月△日までに必ずお返事します」という明確な期限をあわせて伝えましょう。

企業の採用計画にも限りがあるため、延長期間中も相手に負担を掛けていることを意識し、できるだけ早く結論を出すことが大切です。詳しくは、「内定承諾期間は延長できる!目安期間と依頼マナー・例文を解説」の記事をご覧ください。

内々定辞退の理由は何と伝えれば良い?

「他社への入社を決めた」「自己分析を深めた結果、より適性に合う業界を選んだ」など、事実に沿った理由を短く伝えれば十分です。

他社の具体的な社名を出す必要はありません。また、給与や待遇への不満、企業への不満を口にするのは避け、前向きな進路決断として伝えましょう。ブレない理由を一貫して提示することが、スムーズな辞退につながるポイントです。

電話で申し出るのが怖い場合はメールだけでも良い?

基本は電話がおすすめですが、恐怖心が強く声が出ない場合や、精神的に追い詰められている場合はメールでの連絡でも構いません。ただし、メールは見落とされるリスクがあるため、送信後に「先ほどメールをお送りしました」とだけ伝える短い電話を入れるのもおすすめです。

内々定辞退のメールに返信がない場合はどうする?

2〜3営業日待っても返信がない場合は、まずメールが正しく届いているか、迷惑メールフォルダに振り分けられていないかを確認しましょう。問題がなければ、「先日メールをお送りしたのですが、届いておりますでしょうか」と電話で確認します。

連絡したまま放置せず、最後まで完結させるのがマナーです。

内々定を承諾したあとに辞退するのはマナー違反?

マナー違反ではありませんが、承諾前よりも一段と丁寧な対応が求められます。9月時点であれば、政府の指針上も内々定の段階であり法律や手続き上の問題はありません。

ただし、企業は10月の正式な内定出しに向けた準備を順次進めています。承諾後に辞退すると決めたら迷う時間を長引かせず、すみやかに連絡を入れましょう。その際は、丁寧なお礼とお詫びを伝える姿勢が大切です。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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