このページのまとめ
- 物流業界の志望動機を考える際は業界の特徴や動向、仕事内容の特徴を知るのが大切
- 物流業界の志望動機を考える前に、自己分析や業界研究などの準備が必要
- 志望動機では「物流業界に注目した理由」「エピソード」「入社後の貢献」を伝えよう

「物流業界の志望動機は何を書けば良い?」と悩む就活生も多いでしょう。志望動機を書く際は、自己分析や業界研究を行うのが大切です。特に、物流業界の現状や、今後の課題を理解しておくことで、説得力のある志望動機を作れるでしょう。
この記事では、物流業界の志望動機の書き方や、アピールするためのポイントを解説しています。分野別に志望動機の例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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- 物流業界の志望動機に盛り込みたい内容
- 物流業界を志望する理由
- 応募企業でなければならない理由
- 志望理由を裏付けるエピソード
- 企業に対してどのように貢献できるか
- 志望動機を考える前に知っておきたい!物流業界の基礎知識
- 物流業界の全体像
- 物流業界の3つの輸送方法
- 物流業界の市場規模
- 2024年問題への対策
- 3PLによる効率化
- 商品管理の自動化
- 志望動機作成前に確認したい物流業界の職種や仕事内容
- ドライバー
- 包装・荷役
- 流通加工
- 事務職(運行管理・営業事務)
- 物流営業
- 物流システム開発
- コンサルティング
- 物流業界の志望動機を作成する3つの手順
- 1.業界の動向を調べる
- 2.企業の求める人物像を理解する
- 3.自分の強みと結びつける
- 物流業界の志望動機の例文5選
- 陸運・トラック輸送企業の志望動機の例
- 空運企業の志望動機の例文
- 海運企業の志望動機の例文
- 運行管理の志望動機の例文
- 物流営業の志望動機の例文
- 物流業界の志望動機におけるNG理由と例文
- 物流業界以外でも使えてしまう志望動機
- どの企業にも該当する志望動機
- アピール内容が曖昧な志望動機
- 物流業界の志望動機でアピールできる強み
- 体力がある
- コミュニケーション能力がある
- 臨機応変な対応力がある
- パソコンのスキルを持っている
- 英語が話せる
- 業務に関連する資格を持っている
- 物流業界の志望動機が思い浮かばない場合の探し方
- 自己分析を行う
- 企業研究を行う
- 企業説明会に参加する
- OB・OG訪問を行う
- 物流業界の志望動機の作成に悩むあなたへ
物流業界の志望動機に盛り込みたい内容
ここでは、物流業界の志望動機を作成する際に盛り込みたい項目を4つ紹介します。志望動機は入社の意欲を伝えられるよう、「なぜ物流業界を志望したのか」「志望動機を裏付けるエピソード」などを盛り込むのがおすすめです。
物流業界を志望する理由
志望動機を書く際は、「数ある業界から物流を選んだ理由」を記載しましょう。たとえば、以下のような理由が当てはまります。
・通販をよく利用しており、配達員の手際のよさを見て物流に興味を抱いた
・地震によって被災し必要なものが届かなくなったとき、物流の大切さを実感した
・日々の便利で快適な生活の背景に物流の存在があることを知り、責任感を持って働けると思った
国内には物流以外にもさまざまな業界があります。そのなかで物流業界を志すということは、興味を抱いたきっかけがあるはずです。日常で感じた些細なことでも構わないので、物流業界を選んだ理由を志望動機に盛り込みましょう。
応募企業でなければならない理由
数ある業界から物流業界を選んだ理由と合わせて、競合他社ではなく応募企業でなければならない理由の記載も欠かせません。
物流業界といっても、海外事業に力を入れている企業もあれば、地域に根付いたサービスを展開する企業もあります。なぜ、志望先企業で働きたいと感じたのかを明確にすることで、採用担当者に入社の意欲を伝えられるでしょう。
企業研究を重ね、その企業独自のサービスや強みを理解して、志望動機に盛り込むのがポイントです。
志望理由を裏付けるエピソード
志望動機には物流業界やその企業を選んだ理由を補足するエピソードが重要です。
「私が御社を志望した理由は△△△だからです。」と伝えたあとに、具体的なエピソードがなければ説得力は生まれません。漠然と物流業界に興味を抱いたり、その企業に入社したいと思ったりした場合でも、なぜそう思ったのか理由を深掘りしましょう。
企業に対してどのように貢献できるか
物流業界の志望動機には、企業でどのように貢献できるかも具体的に記載します。採用担当者に、入社後の働きを具体的にイメージしてもらうことで、「この学生は自社で活躍してくれそう」と好印象を与えられるためです。
やる気や今後の伸び代・成長意欲だけをアピールするような志望動機では、「自分の強みやスキルを理解できていない」「入社後に活躍する姿をイメージできない」などと思われかねません。
自己分析を踏まえた入社後の抱負を、自信を持って伝えられる意思の強さが大切です。
就活において、業界や企業研究などが重要な理由を知りたい方は、「業界・企業・職種の研究はなぜ重要?就活を効率的に進めるための基礎知識」の記事を参考にしてみてください。
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志望動機を考える前に知っておきたい!物流業界の基礎知識
物流業界の志望動機を考える前に、業界への理解を深めておきましょう。業界について知らないまま志望動機を書いてしまうと、内容が薄く、どの業界にもいえてしまうような内容になってしまいます。
ここでは、物流業界の基礎知識をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
物流業界の全体像
物流業界のビジネスモデルは、メーカーが製造した製品・商品などを輸送し、その輸送料として報酬を得るシステムです。物流業界で利益を上げるには、いかに効率の良いルートで荷物を運ぶのかが重要なポイントになります。ほかにも、大型の倉庫を管理・運営し、商品を適切に保管することも物流業界で共通して求められる業務です。
ひとくちに物流業界といっても、業務内容は多岐に渡ります。物流業界では、次のような業務内容があるので覚えておきましょう。
・保管
・荷役
・流通加工
・包装
・輸送
・情報管理
志望動機を作成する際は、どの業務内容を志望するのか考えておくのもポイントです。業務ごとの概要や特徴も、業界研究を行って調べておきましょう。
物流業界の3つの輸送方法
物流業界の輸送方法は、陸・空・海の3つがあり、すべての輸送方法に対応する企業もあれば、どれか一つに特化した企業もあります。それぞれの輸送方法を理解して、自分の実現したいことや関わりたい業務ができる企業を選びましょう。
陸運
陸運は日本の物流業界の約7割を占めており、主にトラックで輸送する方法です。
空運・海運を利用する場合にも、販売店や倉庫などそれぞれの送り先に届けるためには、最終的にトラックで輸送する必要があります。ネット通販が主流になった現代において、需要が高まっている輸送方法です。
空運
空運は航空機を使って荷物を輸送する方法です。空運での輸送はスピードが早いので、おもに鮮度が求められるものや、高価で軽量なものに使われます。
空運は陸運や海運に比べて揺れが少なく、貨物の破損なく安全に利用できる点がメリットです。一方で、陸運に比べてコストがかかるデメリットがあります。
航空業界については、「航空業界とはどのような業界?特徴・仕事内容・就職事情も解説!」の記事もチェックしてみてください。
海運
海運は、日本における輸出入の約99%を占めています。一度に大量の荷物を運べるため、コストが抑えられるのが特徴です。輸送している貨物の例を以下にまとめました。
・自動車
・石油製品
・石灰石
・原油
海運は、主に重量が大きい製品や資源の輸送に利用されています。輸送に時間がかかることがデメリットですが、日本の物流を支える重要な輸送方法です。
物流業界の市場規模
経済産業省・国土交通省・農林水産省がまとめた「我が国の物流を取り巻く現状と取組状況」によると、物流事業の業態別の営業収入や事業者数などは、下表のとおりでした。
| 区分 | 営業収入(億円) | 事業者数 | 従業員数 | 中小企業率 |
| トラック運送業 | 19兆3,576 | 6万2,599 | 194万人 | 99.9% |
| JR貨物 | 1,610 | 1 | 5,000人 | ー |
| 内航海運業 | 8,604 | 3,376 | 6万9,000人 | 99.7% |
| 外航海吽形 | 3兆2,494 | 190 | 7,000人 | 58.7% |
| 港湾運送業 | 9,784 | 859 | 5万1,000人 | 88.2% |
| 航空貨物運送事業 | 2,719 | 22 | 4万2,000人 | 50.0% |
| 鉄道利用運送事業 | 3,311 | 1,140 | 8,000人 | 86.0% |
| 外航利用運送事業 | 3,797 | 1,105 | 5,000人 | 81.0% |
| 航空利用運送事業 | 6,397 | 203 | 1万4,000人 | 69.0% |
| 倉庫業 | 2兆3,202 | 6,382 | 11万5,000人 | 91.0% |
| トラックターミナル業 | 319 | 16 | 500人 | 93.8% |
| 計 | 28兆5,813 | ー | 225万7,000人 | ー |
参照:国土交通省「我が国の物流を取り巻く現状と取組状況 1.(1)物流の現状:各物流業界の概要(p.6)」
物流業界は営業収入28兆円以上、従業員約225万人という、非常に大きく安定した産業であるといえます。内訳として、物流業界に占めるトラック運送業の営業収入や事業者・従業員数が最も多く、次いで海運系の事業規模が大きいことが分かります。
また、空運系の事業は陸海に比べて規模が限定的であることが分かり、倉庫業の需要が高いことも見て取れる結果でした。
参照元
国土交通省
物流:持続可能な物流の実現に向けた検討会
2024年問題への対策
物流業界で最も問題視されているのが、「2024年問題」です。これは、トラックドライバーの労働環境改善を目的とした、時間外労働の上限規制(年960時間)などの適用に伴う問題を指します。
国土交通省の「物流の2024年問題について 2.トラックドライバーの働き方をめぐる現状」によると、長距離を運転するトラックドライバーの労働時間は全産業平均に比べて、約2割長く、過酷な勤務が常態化していました。
長時間の運転時間や荷待ち時間、荷役作業などによって長時間労働を余儀なくされている現状を改善するために、2024年4月から規制が開始され、中小企業に対しても月60時間を超える残業代の割増率が50%に引き上げられました。
企業には、ドライバーの負担を減らしつつ、いかに荷物を停滞させずに運ぶかという「抜本的な業務改善」が求められています。
参照元
国土交通省
第23回物流小委員会
3PLによる効率化
3PLとは「サードパーティーロジスティクス」の略で、荷主企業から物流業務を包括的に受託するサービスです。
従来は企業が自社で配送や在庫管理を行っていましたが、専門会社である3PL事業者に一括委託することで、コスト削減や配送ルートの最適化、さらには環境負荷の軽減が可能になります。物流企業がただ運ぶだけではなく、効率的な物流戦略を提案するパートナーへと進化している象徴的なトレンドです。
参照元
国土交通省
3PL事業の総合支援
商品管理の自動化
物流業界では、商品管理や業務の自動化が進んでいます。
最新の物流センターでは、AIを搭載したロボットが在庫管理やピッキングを行い、生産性を劇的に向上させているようです。また、次世代の配送手段としてドローンや自動運転トラックの実証実験も行われており、「物流×テクノロジー」による変革は、これからの業界を志望するうえで外せないキーワードでしょう。
物流業界についてさらに知識を深めたい方は、「物流業界とは?業務内容・職種や就活でおすすめのスキルを解説」の記事を参考にしてみてください。
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志望動機作成前に確認したい物流業界の職種や仕事内容
志望動機をより詳しく書けるように、物流業界の職種や仕事内容を知っておきましょう。物流業界の業務範囲は多岐に渡るため、それぞれについて理解したうえで、どのような仕事に興味があるか言語化することが大切です。
ドライバー
ドライバーは、倉庫や物流センターから出荷された商品を実際に輸送する仕事です。物流業界では、次のような種類のドライバーが活躍しています。
・陸運のトラックドライバー
・海運の船乗り
・空運のパイロット
イメージしやすいのはトラックドライバーですが、海運でも空運でもドライバーは働いています。
陸運の場合、長距離の輸送はもちろん、ルート配送を担当することもあり、個人宅に向けた宅配便もドライバー業務の一つです。輸送時の安全確保や予定どおりに荷物を届ける正確性も求められるでしょう。
包装・荷役
包装とは、商品を運ぶ際にクッション材や段ボールなどで保護する仕事です。商品を傷つけることなく運ぶために、必要な役割といえます。
荷役は荷物の積み下ろしや積み込み、仕分けなどを行う仕事です。トラックから倉庫に荷物を運んだり、反対に倉庫からトラックに荷物を運んだりするのも荷役の役割になります。
流通加工
流通加工は、預かった商品にラベルを貼ったり、包装したりといった作業を行う仕事です。商品にひと手間加えることで付加価値を付け、企業に送り届けます。また、商品に傷や汚れがないかを確認する作業もあります。
流通加工の仕事は包装やラベル貼りがメインになるため、正確さが求められます。特別なスキルは求められませんが、真面目さや几帳面さは評価ポイントになるでしょう。顧客からのクレームが入ると会社の信用を落としかねないので、欠かせない大事な作業です。
事務職(運行管理・営業事務)
物流業界の事務職の主な業務は、商品情報や在庫の管理、輸出入の書類作成、そしてトラックの「運行管理」など多岐に渡ります。
特に重要なのが、配送の計画を立てる運行管理業務です。ドライバーのシフト調整やルート選定を行い、決められた時間に、安全に荷物を届けるための調整を行います。天候や渋滞などのトラブルにも臨機応変に対応することが求められるでしょう。
「貨物自動車運送事業法第16条」では、一定以上の車両を持つ事業所ごとに、国家資格を持つ「運行管理者」を置くことが義務付けられています。
貨物自動車運送事業法 第16条:一般貨物自動車運送事業者は、運行の安全を確保するため、運行管理者資格者証を持つ者のなかから「運行管理者」を選任しなければならない。
必ずしも資格を取得する必要はありませんが、持っておくと物流事務では即戦力として活かせるでしょう。
事務職の志望動機については、「事務職の志望動機はどのように作る?作成のポイントや例文を解説します」の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
参照元
e-Gov法令検索
貨物自動車運送事業法
物流営業
物流営業は、物流の外部委託を希望する企業に対してサービスの提案や営業活動を行う職種です。
商品を製造・販売する企業は増えていますが、配送業務まで一貫して自社で行える企業は少ない状況です。そのため、物流営業が出向き、物流に関する悩みを抱える企業に効率的な配送サービスの提案をします。物流営業は、次のような対応を行うので覚えておきましょう。
・企業の課題をヒアリング
・顕在/潜在ニーズの洗い出し
・クライアントに合わせた最適な提案
物流業界でも営業の基本は変わらず、顧客に寄り添って最適なサービスを提案するスキルが求められます。
物流システム開発
物流業界にはさまざまな管理システムが開発されており、エンジニアの需要も高い状況です。たとえば、次のようなシステムが使用されています。
・在庫管理システム
・倉庫管理システム
・受発注管理システム
・配送管理システム
物流業界においても、業務の効率化が求められている状況です。そのため、各種システム開発を通し、自社の利益改善やさらなるサービスの品質向上に貢献できます。トラックドライバーを中心とした人材不足が課題となる物流業界において、業務を効率化させられるエンジニアの需要はさらに高まるでしょう。
コンサルティング
物流業界でのコンサルティングは、クライアントが抱える物流にまつわる悩みを解決するのが仕事です。たとえば、企業は次のような悩みを抱えています。
・物流にかかるコストが上がり続けている
・商品管理体制を改善したい
・業務の効率化を進めたい
企業が抱える課題はそれぞれ異なるため、入念なヒアリングを通してクライアントの課題を明確にするのが大切です。
物事を多角的に捉えられるスキルやコミュニケーション力が必要なのはもちろん、課題を的確に解決するための方法を提案できる知識も欠かせません。
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物流業界の志望動機を作成する3つの手順

物流業界の志望動機を作成する手順を3つのステップに分けて紹介します。志望動機を考える際の参考にしてみてください。
1.業界の動向を調べる
物流業界の志望動機を作成する際は、まず業界の動向を調べましょう。業界の動向を踏まえた志望動機を伝えれば、業界研究や企業研究が入念に行えていることのアピールにつながります。
たとえば、今の物流業界には次のような現状や課題があります。
・トラックドライバーの人手不足
・物流件数の増加
・機械化や業務効率化の急速な進行
・物流にまつわる2024年問題
物流業界について詳しく調べるためには、業界研究が欠かせません。業界研究の進め方に悩んでいる就活生は、「業界分析とは?目的や効率的に行うためのコツを解説!」の記事を参考にしてみてください。
2.企業の求める人物像を理解する
業界の動向を調べ終えたら、次に企業の求める人物像を調べましょう。企業が求める人物像を理解することで、「自分が何をアピールすべきか」「どの強みをどのように活かしたいと伝えるのが効果的か」などを考えられるようになります。
自分の強みを明確に持っていても、企業の求める人物像とマッチしなければ評価されません。志望動機を作成する際は、企業側の視点も忘れないようにしましょう。
3.自分の強みと結びつける
業界と企業の理解が深まったら、最後に「自分の強みがその企業でどう活かせるか」を言語化しましょう。ただ強みを伝えるだけではなく、業界の動向や企業が求める人物像と紐づけることで、志望動機の説得力が上がる傾向にあります。
具体的には、以下の構成に沿ってまとめるのがおすすめです。
1.なぜ物流業界に興味を持ったか
2.具体的なエピソード
3.自分の強みが、物流業界の課題解決や業務にどう役立つか
4.志望先でどのように貢献し、どのような活躍をしたいか
「業界の課題を理解したうえで、自分のこの能力が解決の役に立つ」というスタンスで伝えることで、採用担当者に「この学生なら自社で活躍してくれそうだ」と安心感を与えられるでしょう。
志望動機の作成方法について詳しく知りたい方は、「志望動機は就活成功のカギ!例文集と面接や履歴書での伝え方を紹介」の記事をチェックしてみてください。
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物流業界の志望動機の例文5選
ここでは、物流業界の志望動機を5つ紹介します。分野別に紹介しているので、自分が志望する企業や職種に合わせて、参考にしてみてください。
陸運・トラック輸送企業の志望動機の例
私は、日本の物流の約9割を支える陸上輸送の社会的責任に惹かれ、物流業界を志望しました。中でも、地域に根差した配送網を持ち、最終拠点から顧客の手元に商品を届けることを何より大切にする貴社の姿勢に強く共感しています。
私が陸運に関心を持ったのは、感染症拡大における自粛生活下でも街を走り続けるトラックの姿を見て、人々の生活維持には陸上輸送が不可欠だと痛感したからです。また「2024年問題」を知り、この重要なインフラを効率化し、次世代へ繋ぐ一助になりたいという使命感を抱きました。
貴社はITによる配送最適化や労働環境改善にいち早く取り組まれており、業界の課題に真摯に向き合っている点に魅力を感じます。入社後は、サークル活動で培った「調整力」を活かし、ドライバーの方々と密に連携する運行管理などの業務を通じて、貴社の確実な配送を支え、社会に貢献したいと考えています。
空運企業の志望動機の例文
私は、世界各地が商圏になり得る規模の大きさと、人々の日常にも欠かせない便利さを提供する物流業界に興味を持ちました。なかでも、世界中にネットワークを持ち、遠隔地にもすぐに商品を届けられる航空輸送に携わりたいと思ったことから、貴社に魅力を感じました。
航空輸送は輸送スピードの速さが他事業にない最大の特徴で、生鮮食品はもちろん、精密機器など幅広い商品を扱っていることを知りました。
私は、ヨーロッパのブランド服を現地のECサイトで購入するのが好きで、注文から2週間も経たずに商品が手元に届くスピード感に感動しています。そして、物流業界に携わる方々の努力のおかげであることをひしひしと感じました。
貴社は国内でも数少ない航空輸送に特化したビジネスを展開しており、私も貴社の一員として航空輸送を支えつつ、人々が日々の暮らしに幸せを感じられるお手伝いがしたいと考えています。
海運企業の志望動機の例文
私は、物流を通じた貿易の活性化に貢献したいと思い、物流業界のなかでも海運系として圧倒的な存在を誇る貴社を志望しました。
私は父親が発電所に勤務しており、燃料として石炭を使用していること、石炭は海外から船で運ばれていることを幼いころに知り、電気が作られる過程と背景にある世界とのつながりが特に印象に残っていました。
また、海運を通じて輸送するものは、資源に限らず大型の工業機械などさまざまで、多くの人を支える公共性も備えている点に感銘を受けました。
貴社に入社したら、人々の生活を支える使命感を忘れることなく、国際物流の発展にも貢献したいと考えています。貴社は国内における海運業を引っ張る存在であり、そのスケールの大きさは、より多くの人の生活を支えることに直結すると考えます。貴社の一員として、さらなる発展に貢献したいです。
運行管理の志望動機の例文
私は何事にも効率性を求めるのが好きで、機械化や業務効率化が急速に進んでいると知った物流業界に興味を抱きました。なかでも、貴社は業界におけるトップレベルの物流システムを整備していることを知り、顧客への価値提供やスピード感のある仕事に真摯に向き合う姿に感銘を受けたため志望しました。
私は現在、個人経営の居酒屋でアルバイトをしています。勤務中は、いかに効率良く商品を提供できるか、店内や食器の片付けを済ませながら業務を円滑に回すにはどうすれば良いかなどを考えながら試行錯誤を繰り返しています。
ときには店長の代わりに発注業務をすることもあり、材料の在庫と売れ行きを踏まえて適切な量を発注する難しさと、発注した翌日に大量の材料が届くスピード感に驚きました。
貴社に入社できた際は、自身が常に業務効率化を目指すのはもちろん、社内のオートメーション化をさらに効率良くできないか考え、運行管理業務をとおしてさらなる業務改善に努めたいです。
物流営業の志望動機の例文
物資を安定して供給することで、豊かな社会を実現したいと思い、物流業界を志望しました。
私が物流業界に興味を持ったのは、学生時代にスーパーでアルバイトをしていた際、地震によって必要なものが届かなくなり、物流の大切さを実感したのが理由です。貴社では、日々の業務の遂行に加え、万が一に備えた対策としてBCPを策定しており、災害後もいち早く業務を再開していたということで、その点に惹かれました。
先に書いたアルバイトでは、品出しのために重いものを持つことも多く、力仕事だったので体力には自信があります。
「どんな状況にあっても必要なところに必要なものを届ける」という強い気持ちを持って、物流・配送業務に悩みを抱える企業のニーズを汲み取り、最適な提案をし続けられる営業担当者として貴社に貢献したいです。
複数の例文を読んでおくと、表現の幅を広げられるのでおすすめです。「就活の志望動機例文24選!準備や印象に残るアピールのコツなども解説」の記事ではほかの業界や職種の志望動機の例文も紹介しているので、ぜひご覧ください。
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物流業界の志望動機におけるNG理由と例文
ここでは、物流業界の志望動機で避けたい志望理由と例文を紹介します。失敗しやすい内容になるので、志望動機作成前にチェックしておきましょう。
物流業界以外でも使えてしまう志望動機
私が貴社を志望したのは、英語を使って働けるからです。高校生のときから、「将来は英語を使った仕事をしたい」と考えていました。父親の海外勤務が多く、自分も同じように働きたいと憧れていたからです。
英語を勉強するために、カナダへ1年間の留学を行いました。TOEICでは850点を取得しています。
貴社では海外企業との取引が多く、今後は海外支店の新設も考えているとお聞きしました。英語力を活かして、貴社の海外支店で活躍したいと思います。
「英語を使って働きたい」という志望理由は、物流業界でなくても当てはまります。
志望動機では、「なぜ物流業界なのか」が大切です。どの業界でもあてはまる内容になっていないか、確認するようにしましょう。
どの企業にも該当する志望動機
私が貴社を志望するのは、ドライバーとして人々の生活を支えたいと感じたからです。我が家では普段から通販を利用しており、家まで届けてくれるドライバーの方のありがたさを実感しました。
特に、祖母は自分で買い物に行くことが難しく、買いたいものがあれば通販を利用しています。重いものであっても、頻度が多くても、届けに来てくれるドライバーの方がいてとても感謝していました。
私もドライバーとなり、自分では買い物にいくのが難しい方々のサポートができればと思います。体力には自信があるので、誰よりも多くの荷物を運び、貴社に貢献いたします。
物流業界である理由はわかりますが、志望企業を選んだ理由はわかりません。ドライバーを募集する企業は多く、一般の家庭に荷物を届ける企業も数多くあります。
志望動機で大切なのは、「なぜその企業なのか」です。ほかの企業でもあてはまる内容は、「競合の△△社では実現できないのですか?」と聞かれてしまうので気を付けましょう。
アピール内容が曖昧な志望動機
私が貴社を志望するのは、貴社の掲げる理念に惹かれたからです。
貴社は「△△」といった理念を掲げています。その理念に共感し、貴社であればお客さまの役に立って業務ができると感じました。
持ち前のコミュニケーション能力を活かして、貴社の業務で貢献したいと思います。
志望動機の内容は、どれだけ具体的に伝えられるかがポイントです。曖昧な表現にしてしまうと、アピールが浅く、評価につながりません。
たとえば、「理念に共感しました」だけでは、曖昧な表現になってしまいます。具体的に伝えるには、「理念のどの部分に」「どのように共感したのか」が必要です。
強みを伝える場合も同様で、「コミュニケーション能力」の指す範囲は幅広いといえます。「話すコミュニケーションなのか」「聞くコミュニケーションなのか」でも違いがあります。志望動機の内容は具体性を意識し、何を伝えたいのかを分かりやすく書くよう心掛けましょう。
志望動機でのNG例文については、「志望動機のNGワード集!避けたい例文や企業から評価されるコツまで解説」の記事で詳しく解説しているので、チェックしてみてください。
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物流業界の志望動機でアピールできる強み
物流業界の志望動機でアピールしたい場合、コミュニケーション能力や臨機応変な対応力を伝えるのがおすすめです。ここでは、物流業界で評価されやすい強みを6つ紹介します。
体力がある
物流業界で活躍したい人は、体力があることをアピールするのがおすすめです。
物流業界の根本的な業務内容は、物を運ぶことです。荷物の積み下ろしなどを行う機会は多く、必然的に体力が求められます。届ける時間帯によっては早朝から深夜まで時間に追われるため、ほかの業界に比べても体力が必要です。
過去にスポーツやアルバイトで体力を培ってきた経験があれば、具体的なエピソードとともに伝えられると評価してもらいやすいでしょう。
コミュニケーション能力がある
物流業界では、コミュニケーション能力の高さも重視されます。たとえば、次のような場面でコミュニケーション能力を活かせるでしょう。
・営業先のクライアント企業
・宅配先の個人宅や企業
・電話応対したお客さま
相手の立場に寄り添って円滑なコミュニケーションをとれる力は、物流業界においても重宝されます。また、貨物の運送は企業を超えて行われるケースもあり、コミュニケーションがうまく取れないとミスにつながる可能性も。自社内で完結するケースでも部署を超えたやり取りが発生するため、情報伝達や連携につながるコミュニケーション能力は評価されやすいでしょう。
臨機応変な対応力がある
物流業界で仕事を円滑に進めるには、臨機応変な対応力も欠かせません。
・商品の破損
・管理システムのエラー
・渋滞による配送の遅延
・クレーム対応
・ドライバーの事故やケガ
物流業界の業務は上記のような予期せぬトラブルが発生することも多く、その時々の状況に応じて適切な対応が求められます。
また、機械による業務の効率化や管理システムの導入など変化が激しいため、時代の流れに対応する意味でも、臨機応変さはアピールポイントになるでしょう。
パソコンのスキルを持っている
物流業界では業務の効率化を求められるため、パソコンスキルもアピールしやすい能力です。
・エクセルの表計算やマクロを組める
・パワーポイントの資料作成に慣れている
・マイクロソフト製品の資格を取得している
・プログラミングを趣味で勉強している
基本的なパソコン操作はできる人が多いため、アピールする際は上記のように具体的に伝えましょう。
英語が話せる
海外事業者とやり取りしたい場合は、英語のスキルをアピールしましょう。
貿易関連の仕事においては、書類やメールのやり取りはもちろん、英語で電話応対することもあります。読むだけでなく書く・話す・聞くのトータルな英語力を求められるため、学生時代に長期留学した経験があったりTOEICスコアが高かったりする場合は、積極的にアピールしましょう。
企業によってはTOEICのスコアが応募資格になっている場合もあります。海運系や貿易関連の仕事・企業を志望する際は要項をあらかじめ確認しておきましょう。
就活でアピールするために、「どのレベルの英語力が必要?」と気になっている場合は、「就活に必要な英語レベルは?評価される職種やアピールのコツを解説!」の記事を参考にしてみてください。
業務に関連する資格を持っている
物流業界を志望する際は、業務に関連する資格を持っていると強みとしてアピールできるでしょう。具体的には、運行管理者資格や通関士資格などです。
先述したように、物流業界では一定以上の車両を有する物流企業は運行管理者を置く必要があるため、運行管理者資格を持っている人材は重宝されるでしょう。
また、通関士の資格も物流業界では有利となる傾向にあります。通関士とは、輸出入の際に欠かせない「開通手続き」をする際に必要な国家資格です。
通関士が貿易や関税にまつわる業務・申請を代行するため、資格を保有すると物流企業における需要を高められます。グローバルに取引を行っている物流企業への就職を目指す場合は、通関士資格の取得を目指すのがおすすめです。
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物流業界の志望動機が思い浮かばない場合の探し方
志望動機が思い浮かばない場合、自己分析や企業研究を行ってみましょう。自己分析で過去の経験から物流業界を志望するに至ったエピソードを洗い出し、企業研究で得た「企業が求める人物像」と結びつけることで、説得力のある志望動機を作成できるためです。
ここでは、志望動機を見つけるために実施できる4つの方法を紹介するので、実践してみてください。
自己分析を行う
まずは自己分析を行い、物流業界や志望企業を選んだ理由を考えてみましょう。志望理由のきっかけになるエピソードが思いつくと、書くべき内容も見えてきます。
自己分析は、一度行えば終わりというわけではありません。就活を進めていくうちに見えてくる自分の価値観や考え方もあるでしょう。頭の中で整理しておくよりも、メモやノートに書くことで自分の思いを可視化できます。
自己分析が「めんどう」「難しい」と感じる人は、まずモチベーショングラフを作成してみましょう。モチベーショングラフとは、過去に経験してきたできごとに対して、モチベーションの浮き沈みを表したものです。「うれしい」「楽しい」「満足」などのモチベーションが上がった出来事や、やる気がなくなった状況などをできるだけ詳しく書いていきます。
モチベーショングラフを用いることで、自分では自覚していなかったできごとや、些細なことから得られた学びなどに気づけるはずです。
自己分析を苦手に感じている人は、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方9選や目的・活用例を解説」の記事を参考にしてみてください。
企業研究を行う
企業研究を行い、志望企業についての理解を深めるのも大切です。企業について知らないことが多いと、「なぜ志望企業を選んだのか」「ほかの企業と何が違うのか」がわからず、志望動機が思いつきません。
企業研究を行う際は、同業他社との比較が大切です。同じ物流業界の企業でも、企業方針や扱う荷物、運び方などに違いがあります。他社との違いが明確になり、その違いを魅力に感じることができれば、志望理由の一つになるでしょう。
企業の情報はさまざまなところから収集できます。企業のWebサイトや公式ソーシャルメディア、四季報、新聞、ニュース、インターンシップなどを利用し情報を収集することで、企業の姿がはっきり見えてくるでしょう。
企業説明会に参加する
志望動機が思いつかない場合は、企業説明会に参加するのもおすすめです。担当者から直接話を聞けるメリットがあり、企業のWebサイトでは分からない内容を教えてもらえる場合があります。
また、企業説明会によっては、質疑応答の時間があったり、座談会が用意されていたりする場合もあるので、志望動機を考える際に活用しましょう。
企業説明会では、選考についての案内がされることもあります。興味がある企業の説明会には積極的に参加するようにしましょう。
OB・OG訪問を行う
OB・OG訪問を行い、実際に働いている方の話も聞いてみましょう。企業説明会よりも詳しい内容を教えてもらえたり、説明会では質問しにくい内容も聞きやすかったりするメリットがあります。
特に、OB・OG訪問は1対1で話ができる点がポイントです。質問できる時間が十分にあるので、複数の質問でも回答してもらえます。
有意義なOB・OG訪問にするために、あらかじめ質問内容をまとめておきましょう。あとで「これ聞きたかったな」と思う質問が出てこないよう、事前に企業について情報収集し、どのような点について聞きたいのかを考えておくのがおすすめです。
OB・OG訪問のやり方やマナーについては、「OGとOBの違いは?OB・OG訪問をするメリットとマナーを解説!」の記事をご覧ください。
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物流業界の志望動機の作成に悩むあなたへ
物流業界の志望動機で、「何を書けば良いのか」「どのように書けば良いのか」と悩む就活生も多いでしょう。志望動機は苦手意識を持ちやすいので、アピールのコツを把握しておくのが大切になります。
しかし、志望動機が書けても、「内容に自信がない」「本当に物流業界に向いているか分からない」と迷う方は、就職エージェントに相談するのも一つの手です。
キャリアチケット就職エージェントでは、あなたが作成した志望動機の添削はもちろん、志望動機のための自己分析の深掘りや企業分析もマンツーマンでサポートします。
また、あなたの価値観に合った企業を厳選して紹介するので、入社後に「思っていた企業と違った…」と感じるリスクを減らせるのがメリットです。利用はすべて無料なので、お気軽にご相談ください。
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