就活でモチベーションが上がらないときは?対処法や維持する方法を解説

このページのまとめ

  • 就活モチベーションが上がらないのは不採用が続いたり、働く目的がなかったりするから
  • モチベーションを維持するには自分を認め、就活に前向きなイメージをもつことが大切
  • 面接でモチベーションの源泉を聞かれたら、企業の社風や業務内容に合った答えを返そう

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「モチベーションが上がらない」と悩む就活生は多いと思います。モチベーションを維持するには、まず原因を明確にし、適切な対策をとることが重要です。考え方や行動を変えればモチベーションも保ちやすくなり、ポジティブに就活できるでしょう。

この記事では、モチベーションが上がらない原因と対処法をまとめています。また、モチベーションを維持する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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目 次

就活のモチベーションが上がらない原因と対処法

就活を進めるなかで、「モチベーションが上がらない」「だんだんやる気がなくなってきた」と感じる方もいるでしょう。就活に対するモチベーションの低下を防ぐには、まず上がらない原因を見つけることが大切です。

ここでは、就活のモチベーションが上がらない原因とその対処法を解説します。自分に当てはまるものを見つけて、対策を練るときの参考にしてみてください。

不採用が続いているから

就活のモチベーションが上がらないのは、選考での不採用が続いてしまうからです。書類選考や面接で落ち続けていると、「いつ内定がもらえるのだろう」「このまま就職できないのでは」と先が見えないためモチベーションが下がるのも無理はありません。

特に、「第一志望に落ちた」「手ごたえがあったのにダメだった」といったショックの大きい出来事は、不採用が続く状況と相まって就活自体が嫌になることもあるでしょう。

対処法:自分に合う企業はほかにあると考える

不採用が続いたときには、自分に合う企業はほかにもあると考えるのが大切です。選考に落ちるのは企業の方針に合わなかっただけで、あなた自身が否定されたわけではありません。

企業が求める人物像とマッチしなければ、スキルや経験が豊富な人でも不採用になる場合もあります。就活は自分と相性の合う企業を探すことで、内定を得やすくなるでしょう

まずは、今回のアピール内容を振り返り、次に生かすための具体的な改善点を見つけることから始めるのがおすすめです。あきらめずに自分がもつ強みや価値観とマッチする企業を探しましょう。

就活をする意味が分からないから

就活をする意味が分からないことも、モチベーションを下げる原因の一つです。特に「なぜ就活をしているのだろう」「将来の目標が見えない」といったように、将来のビジョンが描けていない場合や、社会人としての具体的なイメージがもてていない場合、周囲に流されて受動的に活動してしまいがちです。

就職活動の意義や目指す方向性が曖昧なままだと、活動が単なる作業になります。内定を得ることが目的化してしまい、結果的に意欲を維持できなくなるでしょう。

対処法:キャリアプランを立てて目標を設定する

就活をする意味が分からないときは、キャリアプランを立てて目標を設定してみましょう。まずは「5年後、10年後にどのような自分になっていたいか」といった長期的な視点でキャリアを考えてみるのがおすすめです。

目標が明確になれば、「その目標を達成するために、どのような仕事に就く必要があるか」という具体的なアクションが見えてくるでしょう。具体的な目標設定の例としては、以下のようなものがあります。

短期目標
(例:就職後1年)
業界知識と基礎的なマーケティングスキルを習得し、成果を出す
中期目標
(例:3~5年後)
マーケティング部署でリーダーとなり、大規模なプロジェクトを成功させる
長期目標
(例:10年後)
専門性の高いWebマーケターとして、独立・起業する

目指すべきゴールが明確になることで、「目標のために頑張ろう」という内発的な動機を持って就活に臨めるようになるでしょう。また、企業選びの軸にもなるので、ミスマッチを防ぎやすくなるメリットもあります。

キャリアプランが思いつかないときは、「キャリアプランの例文18選!面接での答え方や思いつかないときの考え方」の記事を参考にしてみてください。

やりたいことが見つからないから

やりたいことが明確になく、モチベーションが上がりにくくなっている場合もあります。「やりたい仕事が分からない」「どんな職種があるのか知らない」という悩みは、多くの就活生が抱える共通の課題です。

やりたいことが見つからない原因としては、自己理解が不足していることや、社会や仕事に関する情報収集が不十分であることが考えられます。やりたいことが見つからないと、エントリーシート(ES)や面接で志望動機を明確に語ることが難しくなり、選考もうまくいきません。
自分が何を好きで、何が得意なのかが分からなければ、興味をもてる仕事を見つけるのは難しいでしょう。

対処法:自己分析でやりたいことを見つける

やりたいことが見つからない場合は、まず自己分析を行いましょう。自己分析を行い、過去の経験から「楽しかったこと」や「力を発揮できた瞬間」を探ります。自分の考え方や価値観を整理することで、仕事選びの軸や本当にやりたいことが見えてくるでしょう

「自己分析が苦手」「自己分析だけでは解決しない」といった場合は、キャリアセンターや就職エージェントなどの第三者に相談してみるのも一つの手です。

自己分析を簡単に行う方法は、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」で解説しているのでチェックしてみてください。

就職以外に挑戦したいことがあるから

就職以外の道に挑戦したいという気持ちが強くなることも、モチベーションが下がる原因になり得ます。「本当に就職すべきか」という迷いは、就活において集中力の妨げになりかねません。

自分の進むべき道に対する確信が揺らぐことで、目の前の選考に対する意欲や準備がおろそかになり、結果としてモチベーションの低下を招いてしまうでしょう。

対処法:挑戦したいことと就職を両立できる道を探る

就職以外に挑戦したいことがある場合は、「挑戦したいこと」と「就職」を両立できる道を探るのも方法の一つです。両立の具体的なアプローチとして、主に以下の3つの選択肢が考えられます。

・挑戦を活かせる企業を探す
・柔軟な働き方を検討する
・就職の時期をずらす

たとえば、挑戦したい分野と関連性の高い企業を選んだり、リモートワークが可能など、私生活との両立がしやすい環境の企業を選んだりするのも良いでしょう。また、挑戦に集中するため、あえて就職浪人や休学を選択し、挑戦後に改めて就活に臨むのも選択肢の一つです。

焦って決めるのではなく、自分にとって何が一番大切かを考え、納得できる選択をすることが、結果的にモチベーションの維持にもつながるでしょう。

就活が大変で疲れたから

モチベーションが上がらないのは、就活に疲れているサインかもしれません。就活はやるべきことが多く、十分に休息がとれず、忙し過ぎて疲れてしまう場面もあります。

就活が本格化すると、毎日のように説明会や選考に参加することもあるでしょう。説明会などと並行して、履歴書やエントリーシートの提出も必要になるため、負担に感じることがあります。

また、就活生によっては、学業があったり、アルバイトがあったりもすることで、休む時間が十分にとれず、モチベーションが下がることも考えられるでしょう。

対処法:就活から離れてリフレッシュする

就活に疲れてしまったら、一度就活から離れてリフレッシュしましょう。ストレスや疲労を感じたまま就活を進めると、体調不良につながる可能性があります。

就活に触れない日を作ることで、心身の疲労を回復させられれば、再び意欲的に就活に取り組めるでしょう。たとえば、「日曜日は就活の予定を入れない」など決めて、適度に休みながら続けていくことが大切です。

就活のモチベーションが下がっている方は、「就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事もチェックしてみてください。

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就活のモチベーションが下がる影響

就活のモチベーションが下がると、選考に落ちやすくなったり、就活を続けられなくなったりと悪影響があります。ここでは、就活のモチベーションが下がることで、どのような影響があるかを詳しく解説するので、チェックしてみてください。

さらに選考に落ちやすくなる

就活のモチベーションが下がると、選考に落ちやすくなる可能性があります。なぜなら、就活への不安ややる気のなさが、面接時の表情や姿勢、声のトーンといった態度に出てしまうからです。

たとえば、面接に参加した就活生の表情が暗く、質問への応答に元気が感じられない場合、採用担当者は「入社への意欲が低い」「自社で活躍するイメージが湧かない」といったネガティブな印象を抱き、採用しにくいと判断するでしょう。

モチベーションの低下は、選考官に好印象をもってもらいにくくする決定的な要因となります。選考を通過するためにも、モチベーションの低下を防ぎ、明るく前向きな姿勢を保つことが極めて重要です

就活を続けられなくなる

就活のモチベーションが下がり続けると、就活を続けられなくなることもあるでしょう。不採用通知が続くことによる精神的な疲弊や、「どうせやっても無駄だ」というネガティブな感情から、行動力が失われてしまうためです。

就職活動は長期戦になるのが一般的です。内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」をもとに、就活にかかった期間をみてみましょう。

就職活動の始まりから終わりまでの期間。詳細は以下

引用元:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査(2)本調査のまとめ(p.9)

就活が始まってから終わるまでにかかった期間は、「9ヶ月間程度以上」と答えた人が48.3%と最も多いことがわかります。モチベーションが維持できないことで、本来応募したかった企業へのエントリーを見送ったり、選考途中で辞退したりする行動につながりかねません。

こうした長期戦を乗り切るためにも、モチベーションの低下を感じたら、まずは少し休む、誰かに相談するなど、立ち止まって立て直す行動をとることが大切です。

就活に前向きになれないときは、「就活がつらい・やめたい時の対処法は?失敗や不安を乗り越え成功に導くコツ」の記事を参考にしてみてください。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査

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就活へのモチベーションを維持する8つの方法

就活では選考が思うように進まなかったり、周囲の状況と比べて焦りを感じたりすると、やる気を失ってしまうでしょう。しかし、モチベーションを保つための対策を知っておけば、前向きに就活を続けられます。

ここでは、就活生が実践できる、モチベーションを維持するおすすめの6つの方法を紹介するので、参考にしてみてください。

1.頑張っている自分を思いやる

モチベーションが下がってきたと感じたら、まず頑張っている自分を認め、感情に寄り添うことが大切です。「頑張るべき」と義務感で自分を追い込むよりも、「今の自分なら、次に何を試せる?」と前向きに問いかけたほうが、パフォーマンス向上につながります。

不合格になったときは単に落ち込むのではなく、「ここまで選考を突破したという事実」を具体的な成功体験として意識するのが効果的です。たとえば、面接で落ちた場合は、「書類選考を通過し、面接まで進んだ自分」と、意識を変えましょう。

着実にレベルアップしている自分を信じることで、就活におけるモチベーションを維持し、内定までの道のりも乗り越えやすくなります。

2.体を動かして暗い気持ちをリセットする

就活へのモチベーションを維持するには、体を動かして暗い気持ちをリセットするのも効果的です。散歩など軽い運動をしたり、背筋をまっすぐ伸ばして深呼吸したりすると、気分がリフレッシュされ、前向きな気持ちを取り戻せるでしょう。

行動や姿勢を少しだけ意識することで、自分の気持ちに影響を与えます。日頃から前向きな気持ちを維持するため、胸を張り、肩を開くといった堂々とした姿勢を意識してみましょう。自信をもった態度は、モチベーションが向上するきっかけになる可能性があります。

3.就職する目的や理由を改めて認識する

就活のモチベーションが低下したと感じたら、なぜ自分が就職したいのか、その目的や理由を改めて認識しましょう。就職する目的や理由を明確にすることで、就活における迷いが減り、行動への意欲を再び高められるからです。

たとえば、「将来どんな仕事をしたいか」「どのような社会人になりたいか」「なぜこの企業で働きたいのか」といった問いについて、改めて自己分析ノートを見返したり、書き出したりすると良いでしょう。

また、目的意識が明確になれば、一時的な困難に直面しても、最終目標に向かって努力し続ける強い動機づけとなり、モチベーション維持につながります。

4.小さなご褒美を用意して目標達成を目指す

就活のモチベーションをキープするために、小さなご褒美を用意して目標達成を目指すのも良いでしょう。たとえば、「目標を達成したら気になっていたお店でランチをする」「欲しかったヘアケアグッズを買う」などです。

自分を認め、満たせることで、自己肯定感が高まります。その結果、たとえ就職活動でうまくいかないことがあっても、自己嫌悪に陥って深く落ち込むことを防ぎ、また、無理に頑張りすぎてストレスを溜め込む心配も少なくなるでしょう。

ただし、あくまでも「目標達成したとき」に限定することが大切です。ご褒美がないとやりたくないといった本末転倒な状態にならないように注意してください。

5.社会人に話を聞き将来の自分をイメージする

社会人に話を聞き将来の自分をイメージすると、就活のモチベーションの維持につながるでしょう。実際に勤務する前に、働いたときの自分をイメージすることは困難です。

しかし、具体的な職業生活や「社会人が就活をどう乗り越えたか」「仕事のやりがい」といったエピソードを知ることで、ぼんやりしていた目標が明確になり、就活や仕事に対する向き合い方を変えるヒントが見つかるでしょう。
就職に対してポジティブなイメージをもつことが、目標に向かってモチベーション高く就活に取り組むためのカギとなります

6.前向きな就活生と関わり意識を変える

就活へのモチベーションを維持させるには、前向きに就活する学生と関わり、意識を変えるのもおすすめです。人は周囲の影響を受けやすいため、前向きな人に囲まれれば自身も前向きに行動する傾向があります。積極的に就活する人と交流すれば、「自分も頑張りたい」という気持ちが湧きやすくなるでしょう。

また、意識の高い学生と話すことで、就活に役立つ情報が聞けたり、刺激になったりする可能性も。周囲に心当たりがないときは、インターンシップやセミナーで積極的に目立つ学生に声をかけたり、就活仲間を見つけるために就活サークルに入ったりすると良いでしょう。

7.周囲と比べることをやめる

就活のモチベーションを維持する方法のなかで、周囲と比べることをやめることも重要です。友人の内定状況や選考の進捗が気になるのは自然なことですが、人にはそれぞれ個性や適性があり、就活のペースも異なります。

他人の状況ばかり気にしていると、「自分は遅れているのではないか」と焦りや不安につながります。大切なのは、他人ではなく過去の自分と比べ、成長できているかを確認することです。

自分のペースを尊重し、「自分は自分」と割り切る方法を意識することで、精神的な安定につながり、モチベーションを維持しやすくなるでしょう。

8.就職エージェントを利用してアドバイスをもらう

就活のモチベーションを維持する方法として、就職エージェントを利用することもおすすめです。就職エージェントは、就活の専門知識を持ったプロであり、キャリア相談やESの添削、面接対策などさまざまなサポートをしてくれます。

エージェントを利用する主なメリットは以下のとおりです。

・プロの視点であなたの強みや弱み、改善点を指摘してもらえる
・非公開求人や業界の最新情報など、自分だけでは得られない情報を提供してもらえる
・就活の不安や悩みを相談できる

誰かに就活の状況を共有し、具体的な方法でサポートを受けることは、モチベーションの維持に大きくつながるでしょう。

就活のモチベーションを維持するコツについては、「就活のやる気がでない原因は?対処法10個とマインドセットのコツを解説」の記事を参考にしてください。

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就活モチベーションが上がらない時のキャリアアドバイザーのアドバイス

就活の面談でも、「モチベーションが落ちてしまった」「なかなかやる気が出ない」という相談を数多く頂きます。人によってモチベーションが上がるきっかけはそれぞれですが、モチベーションが落ちてしまっている原因として「何のために就活をしているのかが分からなくなった」と感じている就活生が多い印象です。

ついつい「内定を取る」「人よりも良い企業に行く」などが目的になってしまいがちな就活ですが、就職活動の目的は、「志望する企業への入社を決めることで、あなたの理想の将来像をかなえること」です。もう一度この機会に、あなたが将来なりたい姿を考えてみましょう。

具体的に将来やりたいことを考えるのは難しいですが、「どんな生活を送りたいのか」「毎日どんな気持ちで仕事に行きたいのか」「どんな人と関わりたいのか」など簡単なところからイメージしてみるだけでも、将来の解像度はぐんと上がるはずです。

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就活ではモチベーションの源泉を質問される場合もある

就活の面接では、「あなたのモチベーションの源泉は?」と質問される可能性もあります。まずは、自分がどのような行動や経験から意欲を感じているのかを具体的に考えておきましょう。企業は単に就活生の人柄や価値観を知るためだけに質問しているわけではありません。

企業はこの質問をすることで、「どのような状況で高いパフォーマンスを発揮できるのか」「そのモチベーションが企業の事業内容や目標達成にどのように結びつくのか」を判断し、自社の方向性とマッチした人材かどうかを見極めたいと考えています。

モチベーションの源泉を伝えるときは、できるだけ具体的なエピソードを交えましょう。エピソードがあることにより内容に説得力が出て、面接官に自分の考え方や価値観がより明確に伝わります。

就活で伝えるエピソードの探し方については、「自己PRのエピソードの書き方や探し方は?企業に評価されるポイントも解説」の記事を参考にしてください。

モチベーションの源泉に対する答え方の例文

私のモチベーションの源泉は、自分の行動で誰かを笑顔にすることです。

現在、学生寮で生活しており、留学生の友人から「せっかく日本に来たのに日本人の友だちができない」と相談を受けました。そこで私は寮の管理者と相談し、留学生と日本人の学生が一緒に料理を学べるイベントを企画しました。

それぞれの学生が交代で郷土料理を教え、協力して料理を作るという内容です。共同作業をとおして文化や価値観について質問が飛び、お互いについて理解を深めることができました。
参加した学生からは、「世界が広がった」とうれしい言葉をもらい、学生同士の交流が増えるきっかけになりました。友人からも、「日本人の友だちが増え、日本語が上達した」と感謝の言葉をもらい、やりがいを感じました。

イベントは好評となり、現在では地域の子どもたちや社会人も参加できる交流の場となっています。この経験から、私は誰かの困りごとに対して主体的に働きかけ、その結果として笑顔や感謝の言葉をもらうことに大きな喜びを感じる、ということが明確になりました。人を笑顔にすることが私の原動力になったと確信しています。

仕事をするうえでも、持ち前の主体性をもって、お客さまやチームメンバーを笑顔にできるような価値を提供し、社会に貢献していきたいと考えております。

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就活のモチベーションが上がらず就職できないときの進路

モチベーションが下がって就職できないと感じても、焦って就活を進めるのは危険です。「どこでもいい」で就職先を決めると入社後に後悔したり、早期離職につながったりする可能性があります。

就職できないからといって焦るのではなく、一度立ち止まって、自分に合った進路をじっくり考えることが重要です。以下で、就活のモチベーションが上がらず就職できないときの進路を紹介するのでチェックしてみてください。

進学で専門性を高める

就職活動に行き詰まった場合、進学を選択して、専門性を高めるという進路があります。より高度な知識やスキルを身につけることで、選考を有利に進めやすくなるでしょう。

特に、研究職や高度な専門知識を要する職種を目指す場合、大学院への進学はメリットが大きいです。目指す仕事が決まっていれば、専門学校に進む選択肢もあります。

ただし、学費や時間のコストがかかること、卒業後の年齢が上がることは、あらかじめ認識しておきましょう。

就職留年して新卒枠で就活に再挑戦する

就職できなかった場合、就職留年して新卒枠で就活に再挑戦するのも良いでしょう。就職留年とは、卒業を先送りにして、翌年も新卒枠として就職活動することです。

新卒枠で再挑戦することは、既卒採用に比べてポテンシャルや将来性を重視した評価を受けやすくなるのがメリットといえます。また、、多くの企業が新卒一括採用を行っているため、応募できる企業や職種の幅が広がり、キャリアの選択肢が広がるのも魅力の一つです。

ただし、留年期間中の学費負担が増えることや、「なぜ留年したのか」を面接でしっかりと説明できる理由付けが必要になる点に注意しましょう。企業側は、留年経験があることで「本当に就職意欲があるのか」「計画性がないのではないか」といった懸念を抱く可能性もあります。就職への強い意志と、留年期間を有意義に過ごした具体的な行動を示すことが重要です。

就職浪人して既卒として求職活動する

大学を卒業し、就職浪人して既卒として就職活動を続ける進路もあります。卒業して就職浪人になると学業に縛られないため、自由な時間を確保しやすくなり、集中して就活に取り組めるのがメリットです。

既卒者は、中途採用で求職活動をするのが基本になるため、中途採用では即戦力となるスキルや経験が求められるでしょう。しかし、厚生労働省の「卒業後3年以内の既卒者は、『新卒枠』での応募受付を!」で、企業に向けて卒業後3年以内であれば、新卒として応募可能にすることを推奨しています。
新卒枠では、中途採用と異なり即戦力ではなくポテンシャルを評価される傾向があるため、既卒者にとっても大きな機会となるでしょう。

ただし、既卒の定義は明確に定められていないので、すべての企業で新卒枠に挑戦できるわけではありません。応募の際は、必ず募集内容の「応募資格」をしっかり確認しましょう。

なお、面接では「なぜ卒業後に就職しなかったのか」という質問をされる可能性があります。既卒として選考を受ける際は、「就業意欲が低いから就職しなかったのでは」といった企業側の懸念を払拭できるよう、ポジティブな回答ができるように用意しておきましょう
就職活動でつまづいた理由を明確にし、その期間で何を学び、どのように成長したのかを具体的に説明できるようにしておくとおすすめです。

参照元
厚生労働省
青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)について

フリーターとして働きながらスキルや資格を取得する

フリーターとしてアルバイトなどで働きながら、自分のペースでスキルや資格を取得するのも一つの進路です。資格は特定の分野に関する知識や専門性を客観的に証明できるので、就活において具体的な能力をアピールする強力な材料となります。

幅広い業種で活用できる汎用性の高いものや、需要が高く専門職への足がかりとなる資格を取得するのがおすすめです。具体的な資格の種類は、以下が挙げられます。

・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
・TOEIC
・宅地建物取引士(宅建)
・ファイナンシャルプランナー(FP)

フリーターの期間を「立ち止まっている時間」ではなく、「将来のための準備期間」と捉え、収入を得ながら自己投資を行うという視点で計画的に過ごすことが大切です。フリーターとして資格取得を目指すときは、「△ヶ月以内に資格を取得して、△月までに就職する」と具体的な計画を立てると、モチベーションを維持しやすくなります

就活で役立つ資格の内容は、「就職に有利な資格11選!取得するときの注意点も解説」の記事で紹介しているので参考にしてみてください。

独立して事業を立ち上げる

就職するほかにも、独立して事業を立ち上げるという選択肢があります。自分自身の力で新しい価値を生み出すことに挑戦できるので「自分のアイデアを形にしたい」という意欲のある人におすすめな進路です。

主な事業の例としては、以下が挙げられます。

・特定のWebサービス開発
・コンサルティング
・実店舗ビジネス

事業には事業や収入が安定しないといったリスクが伴うため、資金調達や経営知識、成功させるための強いコミットメントが必要になります。「就職したくないから」といった理由で、安易に選ぶのは避けましょう。

就活しないメリット・デメリットは、「就活しない末路とは?後悔しないためやるべきことと選択肢を紹介」の記事で解説しています。

フリーランスとして活動する

専門的なスキルや知識を活かして、企業と雇用契約を結ばずにフリーランスとして働く進路もあります。場所や時間に縛られずに働けるため、自分の得意なことを仕事にして、柔軟に働きたいと考える人におすすめです。

以下に、主な職種をまとめました。

・Webデザイナー
・ライター(Webライター、コピーライターなど)
・エンジニア(プログラマーなど)
・グラフィックデザイナー
・動画編集者
・コンサルタント

自分のスキルと実績が直接収入につながるため、モチベーションを高く保ちやすいでしょう。クラウドソーシングなどを活用して、まずは小さな案件から実績を積んでいくのも方法の一つです。

しかし、フリーランスとして成功するためには、案件を獲得できるレベルの専門スキルと、プロとしての自己管理能力が不可欠です。また、営業活動や経理、税務処理なども自分で行う必要があるため、本業に集中するためにも高い自己管理能力も求められます。
さらに、会社員と比べて収入が不安定になりやすいという点も考慮しておきましょう。

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