このページのまとめ
- 最終的に内定をもらうには、モチベーションを維持して地道に就活する必要がある
- モチベーションを上げるコツは、自分を否定せず優しく励ますこと
- 就活中にモチベーションが下がったときは、適度な運動や深い呼吸で意識を切り替えよう
- 就活で悩んだときは、モチベーショングラフを書いて価値観を見直すのがおすすめ
- 「モチベーションの源泉」を聞かれたら、企業の社風や業務内容に合った答えを返そう
「モチベーションが上がらない…」という就活生は多いと思います。理由は「内定が出ないから」「就活する意味が分からないから」など人によってさまざまでしょう。
つらい就活を乗り切るには、モチベーションの維持が重要です。考え方や行動を変えれば、ポジティブに就活できるでしょう。
また、面接では「モチベーションの源泉」を質問されることも。このコラムでは、質問に対する答え方も例文つきで解説するので、ご参考ください。
就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。
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モチベーションが上がらない就活生は多い
就活に対してモチベーションが上がらない学生は多いので、「自分はだめだ」と責める必要はありません。そもそも、多くの人にとって就活はつらいもの。これまでの学生生活との落差にストレスを感じるのは当然のことです。まずはモチベーションが上がらない現状を受け入れ、頑張ってきた自分を労いましょう。
つらい気持ちを無視してポジティブになろうとすると、反動でますますやる気がなくなる可能性があります。モチベーションが上がらないのはあなたの素直な気持ちなので、まずは受け入れて自分を尊重しましょう。
モチベーションの維持が就活成功のカギ
モチベーションを維持して地道に就活を続けた人が、最終的に内定を獲得します。モチベーションは自分を動かす原動力です。「頑張らなくては」ではなく「頑張りたい」という気持ちが後押しするので、前向きに就活に取り組めるでしょう。
就活は長く辛く感じがちですが、人生においては一瞬のようなもの。自分が人生で何を大切にしたいか考え、目標達成を目指しましょう。
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就活へのモチベーションを維持する6つの方法
モチベーションを維持するためには、考え方や行動を工夫する必要があります。
下記で具体的な方法を確認しておきましょう。
1.頑張っている自分を思いやる
就活がうまくいかないときは、頑張っている自分に寄り添い、優しく励ましましょう。「頑張るべき」と義務感で縛るよりも、「まだ頑張れる?」と問いかけたほうが、パフォーマンスが上がる傾向にあります。
また、不合格になったときは「ここまで選考を進んだ自分」を意識するのが効果的。面接で落ちた場合は、内定までの長い道のりの中で「書類選考を通過し、面接まで進んだ自分」を意識します。経験を積み、着々とレベルアップしている自分を信じることで、内定までの道のりが短く感じるでしょう。
2.体と呼吸を使って暗い気持ちをリセットする
体と脳はつながっているので、体を動かしたり呼吸を意識したりして、気持ちをリセットしましょう。散歩など軽い運動で構わないので、日常的に体を動かすのがおすすめ。背筋をまっすぐ伸ばし、深呼吸するのも効果的です。
人は動作によって気持ちが変わる傾向があります。面接では肩を丸めて小さくなるよりも、胸を張って堂々としたほうが良いでしょう。自信のある態度をとることで、モチベーションが上がる可能性があります。自分の体を上手に使って、前向きな気持ちを維持してください。
3.小さなご褒美を用意して目標達成を目指す
「目標達成したら〇〇でランチして良い」など小さなご褒美を用意すると、モチベーションが上がる傾向にあります。「自分にご褒美をあげること」は、「自分の価値を認めること」です。自分を認められる分、自己嫌悪で落ち込んだり、無理してストレスを溜めたりする心配がなくなるでしょう。
ただし、あくまでも「目標達成したとき」に限定するのが基本です。「ご褒美がないとやりたくない」状態にならないようにしましょう。
4.社会人に話を聞き将来の自分をイメージする
社会で活躍するOB・OGや先輩に話を聞き、働く自分の姿を具体的にイメージするのも効果的です。就職に対してポジティブなイメージが持てれば、モチベーション高く就活できる可能性があります。
また、「社会人が就活をどう乗り越えたか」を質問することで、モチベーションを上げるヒントが見つかることもあるでしょう。
5.前向きな就活生と関わり意識を変える
前向きに就活する学生と関わり、意識を変えるのもおすすめです。人は周囲の影響を受けやすいため、前向きな人に囲まれれば自身も前向きに行動する傾向があります。積極的に就活する人と交流すれば、「自分も頑張りたい」という気持ちが湧くでしょう。
また、意識の高い学生と話すことで、就活に役立つ情報が聞けたり、刺激になったりする可能性も。周囲に心当たりがないときは、インターンシップやセミナーで目立つ学生に声をかけたり、就活サークルに入ったりすると良いでしょう。
6.就職エージェントを利用してアドバイスをもらう
就活で行き詰まったときは、就職エージェントに相談してプロのアドバイスをもらうのも効果的。就職エージェントとは、内定獲得までプロのアドバイザーが支えるサービスのことです。マンツーマンでカウンセリングしてもらえるので、1人で就活するよりもモチベーションを維持しやすいでしょう。
また、就職エージェントではESの添削や模擬面接といったサポートのほか、優良企業の紹介もしてもらえます。自己分析をもとに自分に合った企業を紹介してもらえるので、効率的に内定を目指せるでしょう。
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就活モチベーションが上がらない時のキャリアアドバイザーのアドバイス
就活の面談でも、「モチベーションが落ちてしまった」「なかなかやる気が出ない」という相談を数多く頂きます。
人によってモチベーションが上がるきっかけはそれぞれですが、モチベーションが落ちてしまっている原因として「何のために就活をしているのかがわからなくなった」と感じている就活生が多い印象です。
ついつい「内定を取る」「人よりもいい企業に行く」などが目的になってしまいがちな就活ですが、就職活動の目的は、「志望する企業への入社を決めることで、あなたの理想の将来像をかなえること」です。もう一度この機会に、あなたが将来なりたい姿を考えてみましょう。
具体的に将来やりたいことを考えるのは難しいですが、「どんな生活を送りたいのか」「毎日どんな気持ちで仕事に行きたいのか」「どんな人と関わりたいのか」など簡単なところからイメージしてみるだけでも、将来の解像度はぐんと上がるはずです!
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就活へのモチベーションが上がらない4つの原因と対処法
就活へのモチベーションが上がらないときは、「不採用が続いている」「やりたいことが分からない」など明確な原因がある場合が多いです。
下記で、代表的な原因と対処法を確認しておきましょう。
1.不採用が続いている
不採用が続き就活の終わりが見えないと、虚しさを感じる傾向にあります。手応えを感じたのに不採用だった場合、自信を失うことも。第一志望の企業に落ちたことで目標を失い、就活へのモチベーションが下がる人も少なくありません。
対処法:自分に合う企業はほかにあると考える
不採用が続いたときは、「自分に合う企業はほかにもある」と考え視野を広げましょう。不採用になったのは、企業の求める能力とあなたの強みが合わなかっただけのこと。人生を否定されたわけではありません。今の志望先以外にも、あなたの活躍できる業界や企業はあるでしょう。
また、第一志望の企業に落ちたからといって、チャンスがなくなったわけではありません。別の企業に就職して経験を積み、中途採用で再チャレンジする道もあります。
未来の選択肢は1つではないので、視野を広げて可能性を増やしましょう。
2.就活に意味を見いだせない
日本型の新卒採用システムに疑問がある場合、就活に意味が見いだせない傾向にあります。一概にはいえませんが、日本の就活では周りと同じようなスーツを着て細かいマナーに気をつけ、面接官が好む回答を返すのが一般的。「思ってもいないことを言いたくない」「個性を殺したくない」と考える人は、就活に対して抵抗を感じるでしょう。
対処法:就職以外の選択肢を考える
フリーランスなど会社に属さない働き方もあるので、自分に合った生き方を考えてみましょう。新卒で就職だけが人生の正解ではありません。
ただし、フリーランスだから気楽というわけではなく、会社員と同様に仕事をするうえで責任が生じます。自分1人で仕事を取る必要があるため、軌道に乗せるまでに時間がかかる恐れも。
会社という後ろ盾があるからこそ、スケールが大きい仕事ができることもあります。企業で働くメリットとデメリットを考え、どうしても就職したくなければ、就活をやめるのも一つの手です。
3.やりたいことが見つからない
自分が何をやりたいのか分かっていないと、就活に対してやる気が出ないでしょう。「周囲がやっているから」と何となく就活している人は要注意です。目標がないまま就活しても、自分に合う企業は選べません。ゴールが見えないまま走り続けることになるので、途中で挫折しやすい傾向にあるでしょう。
対処法:モチベーショングラフで自分を見つめなおす
やりたいことが分からないときは、モチベーショングラフを書いて自分を見つめなおしてみましょう。モチベーショングラフとは、縦軸にモチベーション、横軸に過去の出来事を書き出してモチベーションの上下を可視化する自己分析のこと。「なぜモチベーションが上がったのか」「下がったのか」を考えることで、価値観が見つかる可能性があります。「自分が大事にしたいこと」「やりがいを感じること」を軸にすれば、自分に合う業界や企業を選べるでしょう。
また、実体験をそのときのモチベーションとともに書き出すことで、就活で話すエピソードが見つかりやすいのもメリットです。
4.過密なスケジュールに疲れた
就活中は説明会への参加やOB・OG訪問、面接といった予定に追われるため、忙しさで疲れる人も多いです。プライベートの時間がとれず、息つく暇もないこともあるでしょう。スケジュールがハードだと、精神面だけでなく体力面でも消耗する恐れが。心身ともに疲れた状態であれば、就活に対するモチベーションが上がらないのも当然でしょう。
対処法:就活から離れてリフレッシュする
疲れたときは就活を小休止し、リフレッシュするのがおすすめです。お出かけしたり趣味に没頭したりして、楽しい時間を過ごしましょう。十分休んで体と心を癒やし、新しい気持ちで就活を再スタートしてください。
「週に1度は趣味の時間を持つ」などオンオフを意識し、メリハリをつけるのも効果的です。
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面接ではモチベーションの源泉を質問される可能性大
面接では、「あなたのモチベーションの源泉は?」と質問される可能性があるので、答えを考えておきましょう。
企業側は、学生の答えから「価値観や人柄」「企業の社風と合う人材か」をチェックしています。仕事に活かせるモチベーションの源泉を答え、自身の適性の高さをアピールしましょう。チームワークを重視する企業に対して、「1人で試行錯誤すること」と答えると評価を下げる恐れがあります。
また、「モチベーションの源泉が生まれた背景」を具体的なエピソードで話すことが重要です。「どんな環境で何を感じたのか」を説明することで、「似た条件を社内で提供できるか」を企業側が判断できるでしょう。
例文
私のモチベーションの源泉は、自分の行動で誰かを笑顔にすることです。
学生寮で生活していますが、留学生の友人から「せっかく日本に来たのに日本人の友だちができない」と相談されました。そこで私は寮の管理者と相談し、留学生と日本人の学生が一緒に料理を学べるイベントを企画しました。それぞれの学生が交代で郷土料理を教え、協力して料理を作るという内容です。共同作業をとおして文化や価値観について質問が飛び、お互いについて理解を深めることができました。参加した学生からは、「世界が広がった」とうれしい言葉をもらい、学生同士の交流が増えるきっかけになりました。友人からも、「日本人の友だちが増え、日本語が上達した」と感謝の言葉をもらい、やりがいを感じました。
イベントは好評となり、現在では地域の子どもたちや社会人も参加できる交流の場となっています。この経験から、人を笑顔にすることが私の原動力になりました。
仕事をするうえでも、潜在的なニーズにアンテナを張り巡らし、人を笑顔にできるサービスを考えていきたいです。
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