このページのまとめ
- 第一志望に落ちたときや不採用が続いたときに、就活で絶望を感じやすい
- 就活は人間性を評価するものではないため、内定がもらえなくても絶望する必要はない
- 就活で絶望を感じたら、自己分析をやり直したり企業選びの幅を広げてみたりするとよい
なかなか内定がもらえずにいると、「就活が絶望的」と落ち込んでしまう就活生もいるでしょう。ネガティブな気持ちを引きずったまま就活を続けていると、後ろ向きな姿勢が採用担当者に伝わり、悪循環に陥ってしまうので注意が必要です。
この記事では、就活で絶望したときの対処法や、気持ちを切り替えるための考え方を解説します。就活がうまくいかずに落ち込んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。
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- 就活で絶望を感じやすい場面
- 就活に出遅れたとき
- 第一志望の企業から不採用通知をもらったとき
- 内定をもらえない状況が続いているとき
- 書類選考すら通過しないとき
- 大学4年の10月時点で就職先が決まっていないとき
- 就活で絶望したときにやるべき7つの対処法
- 1.就活がうまくいかない原因を特定する
- 2.1度立ち止まってリフレッシュする
- 3.自己分析と企業研究をやり直す
- 4.企業選びの選択肢を広げる
- 5.内定をもらった就活生からアドバイスをもらう
- 6.面接対策をする
- 7.就活エージェントを利用する
- 就活で絶望した気持ちを切り替えるための思考法5選
- 1.人間性を否定されているわけではない
- 2.失敗を重ねることで自分の成長につながる
- 3.絶望するのは本気で取り組んでいる証拠
- 4.仕事は人生を豊かにするための手段にすぎない
- 5.就活の期間や状況はそれぞれ違う
- 就活で絶望した時のキャリアアドバイザーのアドバイス
- 「自分が悪い」「能力がない」ではなく、「ただ相性が合わなかっただけ」という思考を持つ
- 「本当に合っている企業とは」を考え直すいいきっかけになったという思考を持つ
- 人に相談をして発散してみるという思考を持つ
- 就活は途中で休憩してもいいという思考を持つ
- 就活で絶望しても時期によっては内定を目指せる
- 大学4年の6月以前|春採用
- 大学4年の6月から9月|夏採用
- 大学4年の10月以降|秋採用・冬採用
- 絶望しても新卒で就活を続けるべき理由
- ポテンシャルを重視して採用してもらえる
- エントリーできる企業の選択肢が多い
- 就活をやりきることで自信が持てる
- 就活で絶望しても卒業後3年以内は新卒枠で応募できる
- 就活で絶望して就職するのをやめる際の注意点
- 就職のほかに何をするか明確にする
- 既卒の就活は新卒よりも厳しい
- 一時の感情だけで判断しない
- 就活で絶望を感じて悩んでいるあなたへ
就活で絶望を感じやすい場面
就職活動中は、面接で実力を発揮できなかったり、不採用通知をもらったりして、落ち込んでしまうことがあるでしょう。就活で絶望を感じているときは、なぜそう感じているのか原因を知ることが大切です。
ここでは、就活をしていて「絶望的だ」とついネガティブになりがちな場面を解説します。就活で絶望感を抱いている方は、当てはまる状況があるか確認してみてください。
就活に出遅れたとき
就活のスタートダッシュに失敗したと気づいたときに、絶望を感じる場合があります。周りの就活生が会社説明会やインターンシップに参加したり面接に進んでいたりするのに、自分は就活が何もできていないと焦って落ち込んでしまいがちです。
就活は早くスタートさせればさせるほどよいといわれています。就活に出遅れるのは、それだけ就活にかけられる時間が減るということです。自己分析が終わらないうちに気になっていたインターンシップの応募が締め切られていたり、エントリーの期限が過ぎてしまったりして絶望を感じやすいでしょう。
第一志望の企業から不採用通知をもらったとき
第一志望の企業に落ちたときも、就活で絶望を感じやすい場面の一つです。志望度が高い企業ほど、不採用の場合にショックが大きくなります。
第一志望の企業に落ちると、入社してやりたいことはもう叶わないのではと感じてしまいがちです。
本気で入社したいと努力したからこそ、選考を通過できなかったときに目標を見失い、就活そのものに絶望を感じやすいでしょう。
内定をもらえない状況が続いているとき
内定をもらえない状況が続いているときも、就活に対して絶望を抱きやすいでしょう。
就活は厳しいものだと頭では分かっていても、不採用通知を受ける度に自信を失ってしまう就活生も珍しくありません。
なかには、就活だけでなく、自分の性格やこれから先の将来にまで絶望してしまうケースもあります。
就活では、複数の企業にエントリーするのが基本です。どの企業からも内定がもらえずにいると、「自分は社会から求められていないのでは」とネガティブ思考に陥りやすいでしょう。
書類選考すら通過しないとき
就活で絶望を感じやすい場面として、エントリーシートすら通らない状況が挙げられます。
一次選考は、履歴書やエントリーシートなどの書類選考が中心です。そのため、書類選考すら通らないときには、「面接のチャンスすらもらえずに終わってしまうのか」と絶望を感じやすいでしょう。
時間をかけて志望動機や自己PRを書いても、選考に通過しなければまた別の企業のためのエントリーシートを書かなければなりません。履歴書やエントリーシートを何度も書いているうちに、やる気がなくなってしまう可能性も考えられます。
大学4年の10月時点で就職先が決まっていないとき
大学4年の10月になっても自分だけが就活を続けている場合、まだ就職先が決まっていないことに絶望を感じやすいでしょう。
10月には、多くの企業が内定式をします。友人や就活仲間が内定式を迎えるなかで、自分だけ進路が決まっていないときには、周囲から取り残されたような気持ちになりがちです。
また、周りの友人が就職先を決めて残りの学生生活を楽しんでいる姿を見ていると、羨ましさや将来への不安も大きくなるでしょう。
大学4年の10月になっても就活を続けている場合は、秋採用での内定獲得を目指してください。
なお、秋採用に向けた対策については、「9月だけど内定なし!今から最速で就職先を決める方法」の記事も参考にしてください。
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就活で絶望したときにやるべき7つの対処法
ここでは、就活で絶望したときの対処法を7つ紹介します。
内定獲得に向けてできることから行動してみてください。
1.就活がうまくいかない原因を特定する
就活が絶望的なときは、就活がうまくいっていない原因を特定するところから始めましょう。
そもそも、書類選考を通過できないのか、面接まで進んで不採用になるのか、これまでの就活を振り返って自分の課題を見つけることが大切です。
原因を特定できれば、内定を獲得するために何をすべきか具体的な対策が分かります。就活における課題を一つひとつ解決していくと、内定獲得に近づけるでしょう。
2.1度立ち止まってリフレッシュする
就活を中心にスケジュールが忙しいときは、1度立ち止まって気分転換するのがおすすめです。絶望感を抱えたまま就活を続けていても、必要以上に悲観的になり、本来の力が発揮できなくなってしまいます。
自分が好きな趣味に没頭したり旅行に出かけたりするなど、就活から離れた時間を過ごせると、絶望感も和らぐでしょう。
就職活動中は忙しいだけでなく、慣れない緊張やプレッシャーも加わって、ストレスがたまりやすい状態です。過度なストレスが気分の落ち込みを誘発するケースもあるため、意識的にリフレッシュの時間を設けるようにしてください。
就活中のリフレッシュ方法については、「就活でくじけそうになったら?内定のために気持ちを切り替える4つの思考法」の記事も参考にしてください。
3.自己分析と企業研究をやり直す
就活で行き詰まって絶望しているときは、原点に戻って、自己分析と企業研究からやり直してみましょう。履歴書やエントリーシートの内容を見返してみると、改善すべきポイントが見つかるはずです。
自己分析をやり直して自分のよさを再発見できたり、企業研究を通じて興味や関心が高まったりすると、前向きな気持ちで就活を再スタートさせるきっかけにもなります。
履歴書やエントリーシートをすべて一から書き換える必要はありませんが、これまでの選考結果を踏まえて、改善したほうがよい部分は積極的に手直ししましょう。
効率的な自己分析のやり方については、「自己分析を効率的に進める質問項目|例文と活用方法も解説!」の記事も参考にしてください。
4.企業選びの選択肢を広げる
なかなか内定がもらえず就活で絶望しているときは、企業選びの軸を見直してみるのもおすすめです。
たとえば、これまで有名企業や大手企業ばかりに応募していた場合は、中小企業なども視野に入れてみてください。一般的に、大手企業は知名度が高く、応募する学生の数が多いため、内定獲得のハードルは高いといえるでしょう。
一方で、知名度が低くても、大手企業に負けない優良企業も多くあります。知名度やイメージだけで企業選びをしていなかったか、今一度振り返ってみてください。
また、自己分析と企業研究をやり直したうえで、「自分に向いている仕事は何か」を考え、応募する業界や職種を変えるのも一つの方法です。自分の強みが企業の求める人物像に合っているかを意識して企業選びができれば、内定獲得のチャンスも高まるでしょう。
中小企業を中心とした優良企業の見つけ方については、「中小企業の見つけ方とは?優良企業の特徴や就活で使える調べ方を紹介!」の記事も参考にしてください。
5.内定をもらった就活生からアドバイスをもらう
周りに内定をもらった就活仲間や友人がいる場合は、相談してアドバイスをもらうのもおすすめです。
話を聞いてもらって気持ちがすっきりするだけでなく、成功や失敗について体験談を教えてもらえると、モチベーションの維持にもつなげられるでしょう。また、アドバイスをきっかけに、今まで意識してこなかった部分で課題が見つかるなど、新たな気づきを得られるはずです。
就職活動中は、一人で抱え込んで悩みがちですが、絶望を感じているときこそ周りを頼ってみてください。
6.面接対策をする
内定を獲得するためには、面接練習を繰り返し行う必要があります。
就活において、面接は企業が採用の可否を判断する中心的な位置づけです。事前に面接対策をして自信が持てるようになると、内定獲得に近づくだけでなく、就活で絶望しなくて済むようになります。
面接の本番で緊張せず自分の言葉で話せるようにするためには、場数を踏んで面接に慣れることが大切です。大学のキャリアセンターへ相談したり模擬面接イベントに参加したりするなどして、相手がいる状態で練習しましょう。
なお、面接では基本のマナーや話し方など、いくつか気をつけるべきポイントがあります。自信を持てるまで面接対策に取り組んでおくと、本番での効果的なアピールにつながるはずです。
面接対策のポイントやよくある質問については、「就活面接の流れとは?よく聞かれる質問や失敗しない方法について解説!」の記事も参考にしてください。
7.就活エージェントを利用する
就活で絶望を感じているときは、就活エージェントに相談してみるとよいでしょう。就活エージェントを利用すると、就活を専門とするアドバイザーからさまざまな就職支援を受けられます。
就活のプロによる客観的な視点は、就活における改善点を洗い出すのに効果的です。たとえば、面接対策の場合、話している内容が相手に分かりやすく伝わっているかなどをチェックしてもらえます。客観的なアドバイスをもらうことで、よりよい受け答えができるようになるでしょう。
就活は、自分一人で試行錯誤をしているうちに視点が偏りやすいので注意が必要です。就活で行き詰ったときこそ、就活エージェントの利用を検討してみてください。
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就活で絶望した気持ちを切り替えるための思考法5選
就活で絶望を感じる場面でも、内定獲得のためには気持ちを切り替えて失敗を恐れないことが大切です。
ここでは、就活で絶望した気持ちを切り替えるための思考法を5つ解説します。就活で思うような結果が得られず落ち込んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1.人間性を否定されているわけではない
就活で失敗したからといって、人間性が否定されているわけではありません。就活生からすると「就活=人としての価値を判断される」と考えがちですが、選考はあくまで企業が「自社が求める人材かどうか」を判断する場です。
たとえば、応募書類や面接で自信を持って実績をアピールしても、不採用通知を受け取れば、これまでの経験が否定されたように感じることもあるでしょう。
しかし、不採用という結果は、企業側が求める人物像とあなたにズレがあっただけであって、人間性や過去の経験が判断されているわけではありません。
実際に、どれほど優秀で経験が豊富な人材でも、企業が求める人物像とズレていれば、内定を獲得するのは難しいといえます。内定がもらえないからといって、絶望を感じる必要はないでしょう。
2.失敗を重ねることで自分の成長につながる
選考を通過できなかったときこそ、失敗が自分の成長につながるという考えも大切です。「失敗は成功のもと」というように、絶望を感じるような出来事が後に自分のためになるケースも少なくありません。
不採用通知を受け取ったときは、ほとんどの人が多少なりとも落ち込んでしまうでしょう。しかし、大切なのはすでに起きてしまった失敗をどうやって次に活かすかです。
就活に限らず、この先の社会人生活でも絶望を感じるほどの壁にぶつかる場面があるでしょう。就活を通して、絶望から立ち直った体験があれば、つらい状況で役立つはずです。
3.絶望するのは本気で取り組んでいる証拠
就活が絶望的な状況のときは、「それだけ本気で就活に向き合っている証拠だ」とまずは自分の努力を認めてあげてください。真剣に就活をしていなければ、「失敗しても仕方ない」などと構えて、それほど大きなショックは受けないかもしれません。
不採用通知が届いて落ち込んでいるのは、よくない結果に納得できないほど、真剣に努力したからではないでしょうか。その努力はいつかきっと報われる日がくるはずです。自分が本当にやりたいことを諦めず、納得いくまで就活に取り組みましょう。
4.仕事は人生を豊かにするための手段にすぎない
就活で絶望を感じているときは「仕事は人生の一部に過ぎない」という視点を持つことが大切です。たとえうまくいってもいかなくても、就活が人生のすべてを決めるわけではありません。
仕事とは、自己実現をしたり、収入を得て好きなことをしたりするための手段の一つです。就活がうまくいっていないときこそ、仕事に対する価値観を明確にするとよいでしょう。
「仕事を通じてどのように人生を豊かにしたいか」といった価値観は、就活だけでなくこれからの人生における基準にもなります。就活における失敗や挫折にとらわれるよりも、仕事の本質を理解し、前向きな気持ちで向き合ってみてください。
5.就活の期間や状況はそれぞれ違う
就活の状況や背景は、人それぞれで異なります。就活をしていてなかなか手応えを感じられないと、焦りや絶望する気持ちになる瞬間があるでしょう。しかし、就活を続けるうえで大切なのは、自分のペースを保つことです。
就活は、「どれだけ早く内定をもらえるか」「何社から内定がもらえたか」よりも、自分なりにどう納得して終えられるかが重要だといえます。就活で絶望を感じているときは、周りと自分の状況は違うと冷静に考えましょう。
就職活動中は、自身の強みや価値を見つめ直して長期的な視点でキャリアを考える貴重な機会です。内定の時期や結果にこだわるのではなく、自分にとってよりよい結果を得られるようできることから始めましょう。
第一志望の企業に落ちたときの気持ちの切り替え方については、「就活で第一志望に落ちたらどうする?気持ちの切り替え方を解説」の記事も参考にしてください。
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就活で絶望した時のキャリアアドバイザーのアドバイス
なかなか選考を通過せずに気持ちが沈んでしまったら、下記を試してみてください。
「自分が悪い」「能力がない」ではなく、「ただ相性が合わなかっただけ」という思考を持つ
選考に落ちる理由の多くは、能力の有無ではなく、企業が持つ理想の学生像と応募者が持っていた強みが一致しなかったことです。
企業と自分の強みや考えが一致しない状態で入社できても、価値観や思考、環境にミスマッチが生じ、早期離職となり転職に難航する可能性もあるでしょう。
「本当に合っている企業とは」を考え直すいいきっかけになったという思考を持つ
無理をして就活をしていたり、本意ではない志望動機を伝えている可能性はありませんか?企業が求める学生像とマッチすれば、生き生きと働けます。
人に相談をして発散してみるという思考を持つ
自分1人では乗り越えられなくても、人と一緒ならまた前に進めることがあります。また、第三者の意見を聞くことで新たな考えや視点に気付くこともあるでしょう。
相談先に悩んだら、プロからのアドバイスがもらえるキャリアチケットも検討してくださいね。
就活は途中で休憩してもいいという思考を持つ
もやもやした気持ちのまま進めてもうまくいかず、負の連鎖に陥ることも。
一度立ち止まってリフレッシュする時間を作ってもいいと考えましょう!
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就活で絶望しても時期によっては内定を目指せる
就職活動中に、絶望や挫折を感じる就活生は少なくありません。就活は、時期によって春採用から冬採用までチャンスがあります。そのため、時期によっては失敗したからといって諦めるのは早いといえるでしょう。
ここでは、時期別の採用スケジュールについて解説します。
大学4年の6月以前|春採用
春採用とは、主に大学3年の3月から始まる、新卒者を対象とした採用活動です。一般的に、6月頃までに行われる選考を意味し、企業が最も力を入れて採用活動を行う時期にあたります。
大手企業を中心に、春採用の段階でほとんどの人員を確保している企業も少なくありません。そのため、内定数が最も多い時期でもあります。
大学4年の6月から9月|夏採用
夏採用とは、大学4年の6月から9月にかけて行われる採用活動です。一般的には、春採用で採用枠が埋まらなかった企業が夏採用を実施して人員を追加募集します。
春採用のみで採用を終える企業も一定数あるため、夏採用を実施する企業の数は減少傾向です。
夏採用は選考スケジュールが短いうえに、春採用で内々定をもらってからも就活を続ける学生もいるなど、内定獲得の難易度は比較的高いといえます。
大学4年の10月以降|秋採用・冬採用
一般的に、秋・冬採用は春・夏採用で人員を充足していない企業が、大学4年の10月以降に行う採用活動です。ただし、ベンチャー企業や大手企業のグループ会社、中小企業のなかには、意図的に通年採用を行っているケースも少なくありません。
そのため、春・夏採用の選考で失敗して絶望を感じた場合でも、秋・冬採用で納得のいく内定を勝ち取れる可能性も十分あります。
秋・冬採用を実施する企業数は春・夏採用と比べて多くはありませんが、10月1日の内定式以降は就活を続けている学生の数も減るため、倍率はそれほど高くないといえるでしょう。
春・夏採用と秋採用の違いについては、「新卒の秋採用で内定を獲得する5つのポイントとは?企業の探し方や注意点」の記事も参考にしてください。
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絶望しても新卒で就活を続けるべき理由
就活において「新卒カード」という言葉があるように、既卒と比べて新卒は就職しやすいといわれています。そのため、たとえ絶望を感じていても、就活を続けるメリットは大きいでしょう。
ここでは、新卒で就活を続けるべき理由を解説します。就活で絶望して悩んでいる方は、以下のポイントを理解して今一度どう向き合うべきか考えてみてください。
ポテンシャルを重視して採用してもらえる
新卒で就活をする場合、企業は学生のスキルよりもポテンシャルを重視して採用するケースがほとんどです。
多くの企業は、即戦力を求めて中途採用を行う一方で、将来的に活躍できる人材を育てる目的で新卒採用を実施しています。そのため、新卒採用では、学生のスキルや経験よりも人間性や伸び代を見て判断している企業が多い印象です。
新卒のほうが既卒と比べて、現在の実力にかかわらず大手企業に就職できるチャンスが多いといえるでしょう。
エントリーできる企業の選択肢が多い
新卒の就活は、エントリーできる企業の選択肢が多いのが特徴です。
新卒の採用スケジュールはある程度決まっているため、多くの企業が就活の時期にあわせて一斉に採用活動を行います。一方で、中途採用は欠員補充や事業拡大のために行われるため、時期に決まりはなく、どの企業がどのようなタイミングで募集するかは誰にも分かりません。
なお、企業によっては、新卒採用にあたって既卒者からの応募を受け付けていないケースもあります。そのため、新卒の就活時期だからこそエントリーできる企業も少なくありません。
新卒のタイミングで就職先を決めるほうが、選択肢は豊富だといえるでしょう。
就活をやりきることで自信が持てる
内定がもらえるまで新卒の就活を続けると、やりきることで自信が持てます。絶望を感じる状況でも行動し続けた経験は、将来の自信につながるはずです。
なかなか内定がもらえない状況でも、失敗したからといって諦めずに行動し続ければ、最終的に納得のいく企業と出会えるでしょう。就活で絶望して就職を諦める選択肢もありますが、限られた新卒のチャンスを活かしきることも考えてみてください。
就活の経験は将来の自信に結びつくものと考え、できる限り選考に臨み続けましょう。
新卒就活のメリットとデメリットについては、「就活しない選択はあり?しない場合の選択肢やメリットデメリットを解説」の記事も参考にしてください。
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就活で絶望しても卒業後3年以内は新卒枠で応募できる
内定をもらえないまま卒業しても、卒業後3年以内なら新卒枠で求人応募できる可能性があります。
厚生労働省が「若者の募集・採用等に関する指針(2p)」において、企業に通達している内容は以下のとおりです。
・既卒者が卒業後少なくとも3年間は「新卒枠」に応募できるよう努めること
・できる限り上限年齢を設けないよう努めること
・通年採用や秋採用の導入など柔軟な対応を検討するよう努めること
通知を受けて、新卒採用における企業の考え方は柔軟になっています。
実際に、厚生労働省の「労働経済動向調査(令和5年8月)結果の概要(10p)」によると、2022年度新規学卒者の採用枠で正社員を募集した事業者のうち、70%の企業が「既卒者は応募可能だった」と回答しました。そのうち、「採用にいたった」と回答した企業は38%、「採用にいたらなかった」とした企業は62%です。
引用元:厚生労働省「労働経済動向調査(令和5年8月)結果の概要(10p)」
なお、既卒の一定数は新卒枠で採用されている実態が分かる一方で、「応募不可だった」との回答も30%あるため、新卒に比べて厳しい側面はあるといえるでしょう。
就職浪人のメリットとデメリットについては、「”就職浪人とは?”知っておくべき就活の選択肢について」の記事も参考にしてください。
参照元
厚生労働省
青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)について
労働経済動向調査(令和5年8月)の概況
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就活で絶望して就職するのをやめる際の注意点
就活で絶望したときには、新卒で就職をしない選択肢もあるでしょう。しかし、就活をやめるときは、決断に後悔しないよう気をつけなければなりません。
以下で就活をやめる際の注意点を解説するので、今一度よく考えてから納得のいく決断をしてください。
就職のほかに何をするか明確にする
就活で絶望を感じて就職するのをやめるときは、ほかに何をするかあらかじめ明確にしておく必要があります。具体的な進路を決めずに就活をやめても、根本的な悩みは解決しないでしょう。
就活生にとって、卒業後の選択肢は就職だけではありません。自分がどれだけ新卒の就活にこだわっているか考えたうえで、ほかの選択肢を検討しましょう。
・就職留年する
・大学院や専門学校に進学する
・起業する
・フリーランスになる
・フリーターとして働く
第一志望の企業に落ちてしまって諦めきれない場合や、納得のいくかたちで就活を終わらせられない場合には、第二新卒として就活を続けたり、就職留年したりすることも可能です。
どのような進路を選択するにしても、新卒で就職するのをやめる際は、しっかりと目的意識を持って決断しましょう。
就活する意味がわからなくなったときの対処法については、「就活がわからなくなってきたのはなぜ?対処法と大切にしたい考え方を解説」の記事も参考にしてください。
既卒の就活は新卒よりも厳しい
就職留年をしたり既卒者として就活を続けたりする選択もできますが、前述のように、新卒者と比べて内定獲得の難易度が高まる点は理解しておきましょう。
「なぜ新卒で就職しなかったのか」といった理由は、面接で問われることが多いです。この場合、新卒で就職するのをやめるに至った説得力のある説明をしなければなりません。また、卒業してから面接を迎えるまでの期間で何を学び、どのような経験を積んだかも重要です。
自分なりにしっかりと目的を持って就職しない選択をする場合は、既卒者としての就活も乗り越えられるでしょう。一般的に、既卒者の就活は新卒者に比べて難しいとされるため、十分覚悟を持って臨む必要があります。
一時の感情だけで判断しない
就活をやめるかどうかは、一時の感情だけで判断しないようにしましょう。就活では、思うような結果が出ず、周囲と比較してしまうなど、絶望感や不安といったさまざまな感情の波があるはずです。
ときには、一時的な感情から冷静な判断ができなくなる可能性もあります。絶望を感じているときこそ、就活の目標をあらためて見つめ直し、不安な気持ちとうまく付き合う方法を見つけることが大切です。
就活において判断が求められる状況では、一時の感情ではなくさまざまな情報を考慮して選択しましょう。
就活でおすすめの相談先については、「就活相談先のおすすめ15選!相手を見極めるポイントや注意点も解説」の記事も参考にしてください。
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就活で絶望を感じて悩んでいるあなたへ
就活で失敗してしまい、「もう絶望的だ」と悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。思うような結果が得られないとつい落ち込みがちですが、就活を続けていくうえでは切り替えも大切です。
絶望的だと感じられる状況を乗り越えるためには、自らの思考や具体的な行動を変える必要があります。
「終わりが見えなくてつらい」「具体的に何から見直せばよいのか分からない」など、一人で就活を続けるのが不安な場合には、就活エージェントへの相談もおすすめです。
就活エージェントであるキャリアチケットでは、応募書類の作成から面接対策まで、カウンセリングをもとに一人ひとりにあわせた就活のサポートをしています。就活でつまずいて絶望を感じている方は、ぜひ気軽に相談してみてください。
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