このページのまとめ
- 就活でのESの通過率は平均50%程度といわれている
- ESの通過率を上げるためには、自己分析や企業研究の実施が重要
- ESの通過率が低い場合、どの企業でも同じ内容で応募していないか確認する
「ESの通過率を上げたい」「どうすれば面接官に評価されるの?」などと悩む就活生も多いでしょう。ESの提出を求める企業は多く、書類選考を突破できなければ面接までたどり着けないケースもあります。
この記事では、ESの通過率を上げるために、実施できる4つの方法を解説。ESの通過率が低い場合によくある特徴についても紹介しているので、通過率に悩む場合はぜひ参考にしてください。
エントリーシートについて詳しく知りたい方は、「エントリーシートの書き方は?基本のマナーから選考突破のポイントがすべてわかる!」も参考にしてください。
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ESの通過率の平均は50%程度
ESの通過率の平均は、一般的には50%ほどだといわれています。ただし、企業の業界や職種、応募者の人数によっても変わるので、参考程度にしておきましょう。
また、ESの送付数については、平均で25社前後といわれています。通過率が50%であれば、平均11社から13社程度は選考に通過する計算です。
ESが選考に通過しないと、落ち込むこともあるでしょう。ですが、通過率が50%なので、半分の人は通過していないと捉えて悩み過ぎにないようにしてください。
少しでも通過率をあげるためには、ESの質が大切。「エントリーシートとは?履歴書の違いや基本を押さえて選考を突破しよう」の記事を参考に、どのような内容がいいか確認してください。
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ESの通過率が低い企業の特徴
ESの通過率が低い企業は、有名であったり、募集人数が少なかったりします。どのような企業で書類選考の突破が難しくなるのか、特徴を知っておきましょう。
有名企業や大手企業
有名企業や大手企業の場合、エントリーする就活生が多いため通過率が下がります。募集枠に対して、応募者がどれくらいいるか確認しておくといいでしょう。
特に、一般の消費者を相手にするBtoC企業は、知名度が高くなります。大手企業の場合でも、BtoB企業ならエントリー者が少ない可能性もあるので、狙ってみるのもおすすめです。
優良企業の探し方は、「意外と知らない隠れ優良企業の探し方」の記事で紹介しています。少しでも通過率を上げるために、チェックしておきましょう。
求められている能力が高い企業
優秀な人材を求めている企業は、ESの通過率が下がります。一定の能力がないと、次の選考まで参加できないからです。
通過率を上げるために、志望企業がどのような人材を求めているのか確かめておきましょう。企業が求める人物像に合わせてアピールするのが、選考突破のコツです。
企業の求める人物像を確認するには、企業研究が必須になります。「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考に、企業について調べましょう。
募集人数が少ない企業
そもそも募集している人数が少ない企業もあるので、確認するのがおすすめ。募集人数は就活サイトや採用ページに書いてあるので、確認しておきましょう。
大企業に数百名規模で採用する場合もあれば、1名しか採用しない企業もあります。通過率が気になる場合は、募集人数が多い企業を狙ってみてください。
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ESの通過率が低い人にありがちな特徴
ESの通過率が低い場合、「人気な企業ばかり狙っていないか」「応募した企業に自分のスキルや特徴があっているか」などを確かめましょう。
人気企業ばかり応募している
人気企業ばかりエントリーしていると、ESの通過率は下がります。倍率が高く、選考突破が難しくなるからです。
募集人数が多い企業は、エントリーシートで落とす人数も多くなります。すべての就活生を面接する時間はなく、書類選考の段階である程度の人数まで絞らなければなりません。
また、人気企業には、優秀な人材も多く集まります。ほかの就活生よりも印象に残るアピールができなければ、あなたのESは埋もれてしまうでしょう。誰もが知っているような有名企業や人気企業ばかり応募していないか、確認してみてください。
応募先の企業と自分の強みが合っていない
志望企業と自分の強みがマッチしているかも、選考突破には欠かせません。企業側はエントリーシートの志望動機や自己PRなどを読んで「自社が求める人材に合っているか」「入社意欲が高いか」をチェックしているからです。
志望企業に向けたアピールができていないと、自社には合わないと思われてしまいます。志望企業が求める能力や人物像を正しく把握し、その能力や人物像に合ったアピールができるよう意識してください。
企業に評価されるESを書くには、自己PRが大事です。「自己アピールの効果的な書き方4ステップ!7つの注意点と例文8選も紹介」を参考にして自分の魅力をアピールしましょう。
応募先に応じた内容にしていない
応募企業に合った内容にしていない場合も、通過率は下がります。企業ごとにESの内容を変えておらず、どこの企業にも当てはまるようなアピールでは「ほかの企業でもいいのでは?」「企業研究ができていない」などと思われてしまいます。
ESは企業研究を行い、1社ごとに内容を考えましょう。企業研究の方法は、「企業研究のやり方と就活に活かすコツを解説!効率的な進め方とは?」の記事を参考に取り組んでください。
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ESの通過率を上げるための方法
ESの通過率を上げるためには、自己分析や企業研究を行うのが重要です。ここでは、通過率を上げるためにやっておきたい、4つの取り組みを紹介します。
自己分析を入念に行う
ESの内容をよくするため、自己分析に力を入れましょう。自己分析には、「自分に合う企業を見つける」「自分を魅力的にアピールする」などの効果があります。
まずは高校、大学時代に頑張ったこと、苦労したことを振り返り、印象に残っているエピソードを掘り下げましょう。「何がモチベーションになっていたか」「どんなことに苦労したか」「困難を乗り越えるために何をしたか」「実際に取り組んでみてどうだったか」などについて考えてみてください。
エピソードの掘り下げができたら、各エピソードで共通する自分の強み・弱み、価値観を書き出してみましょう。共通する強みなどが、アピールできる要素になります。
自己分析のやり方は、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事でも紹介しているので参考にしてください。
企業探しの幅を広げる
「大手企業しか見ていない」「企業のエントリー数が少ない」などにあてはまる場合、広い視野で企業を探しましょう。エントリー数が増えるほど、選考突破の確率も上がります。
企業を探す際は、「自分のやりたいことができる環境か」「強みを発揮して働けるか」「社風が自分に合うか」などの視点で選んでみましょう。自分の長所を活かしてビジョンを実現できる企業であれば、マッチ度の高さをアピールできるため、選考突破の可能性が高まります。
企業研究を実施する
企業に合わせたアピールをするため、企業研究を行いましょう。Webサイトや書籍などを活用し、企業の経営理念や事業内容、求める人物像などを確認します。
会社の基本情報をチェックしたら、ほかの企業や業界との比較も行ってください。その企業の業界内での位置づけや、同業他社と比較した際の強み・弱みを考えてみましょう。
それぞれの企業の違いを明らかにすることで、その会社ならではの強みや特徴を把握できます。他社との違いが分かれば、「より自分に合う企業はどこか」「その会社を魅力に思う理由は何か」を考えやすくなるでしょう。
企業への理解を深めるために、OB・OG訪問もおすすめです。OB・OG訪問については、「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
ESを第三者に添削してもらう
ESを添削してもらい、よりよい内容にするのもおすすめです。友人や家族、大学のキャリアセンターなどに依頼してみましょう。
客観的に見てもらうことで、自分では気づけない書き方の癖や言い回しなど、改善点が見つかります。また、第三者に添削をしてもらうことで、新しい表現が増え、語彙力もアップします。
ESの通過率を上げたいなら、就活エージェントの利用もおすすめです。就活のプロに相談し、アドバイスをもらいましょう。キャリアチケットでもESの添削を実施しているので、ぜひ活用してください。
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ESの通過率を上げるために項目別のポイントを知ろう
ESの通過率をあげるためには、どのようなアピールをすればいいか知っておくのも大切です。ここでは、ESでよく聞かれる項目ごとに、答え方のポイントを解説します。
自己PR
自己PRでは、自分の強みやスキルをアピールしましょう。どのような強みを持ち、どのように仕事で活かせるかを伝えるのがコツです。
よりアピールするために、強みを裏付けるエピソードは必須。その際、結果よりも過程をアピールするように心がけましょう。
たとえば、「全国大会で優勝した」よりも、「毎日3時間のシュート練習を続けた結果、全国大会で優勝できた」のように、結果を出すために何をしたかが重要です。
企業は自己PRから、就活生がどのように努力したか、取り組んだかを見ています。具体的に行った行動について、詳しく書くようにしましょう。
自己PRのコツについては、「新卒採用における自己PRのポイントは?構成や書き方のコツを解説!」も参考にしてください。
志望理由
志望理由では、企業を選んだ理由や入社への熱意を伝えます。企業は入社意欲の高い就活生を採用したいと考えているので、熱意が伝わるように内容を工夫しましょう。
ポイントは、「志望企業ならではの内容を伝える」点です。ほかの企業にもあてはまる内容は、評価されないので気を付けましょう。志望理由作成のコツは、「志望動機を面接で魅力的に伝えよう!例文と失敗の避け方を新卒向けに解説」も参考にしてください。
長所・短所
長所は仕事で活かせるもの、短所は仕事に影響が少ないものを選びましょう。また、長所と短所で矛盾しないようにしてください。
たとえば、「行動力がある」を長所にすれば、仕事でも積極的に行動しそうだとイメージしてもらえます。「コミュニケーション能力」「協調性」などもよい長所でしょう。
短所については、「約束が守れない」「遅刻をよくする」のように、仕事に影響しそうなものはNGです。「慎重に行動してしまう癖があるので、積極的にチャレンジするように意識している」のように、改善の内容とセットで伝えるといいでしょう。
アピールに使える長所短所については、「履歴書で長所や短所を聞かれたら?アピールになる書き方や例文30選を紹介」の記事で紹介しているので、参考にしてください。
ガクチカ
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略です。アピールする内容は、「ゼミ」「アルバイト」「部活」など、力を入れた内容であればどれでも問題ありません。
ガクチカでアピールするコツは、「どのような経験を通して、どのようなスキルや強みを得たか」を伝えることです。また、得たスキルや強みは、仕事で活かせるものにしましょう。
たとえば、「飲食店のアルバイトを通して、どのようなお客さまにも対応できるコミュニケーション能力を身に付けました。仕事でもコミュニケーション能力を活かし、お客さま対応で評価をいただけるように尽力します」などのようにアピール可能です。
ガクチカのアピール方法については、「ガクチカの例文18選!書き方の3ステップや企業の評価基準を解説」の記事で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてください。
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ESの通過率を上げ内定を獲得したいあなたへ
就活で内定を獲得するには、ESの通過率を上げるのが大事です。ほかの就活生よりも印象に残るESを作成し、次の選考につなげましょう。
ESの通過率を上げるためには、内容はもちろん、企業選びも重要です。自分の強みやスキルが活かせる企業を探し、エントリーしましょう。また、倍率の高い有名企業ばかり応募せず、隠れた優良企業を探すのもコツです。
さらにES通過率を上げたい方には、就活エージェントの利用がおすすめ。プロのアドバイスを参考に、より評価されるESを作成しましょう。
キャリアチケットは、就活生一人一人に応じた個別指導を実施。ES作成に必要な自己分析はもちろん、あなたに合う企業選びもサポートします。なかなかESが通過しないと悩んでいる方は、ぜひキャリアチケットに相談してください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。