このページのまとめ
- 結論から伝えるのが、接客業の志望動機を書くコツ
- 接客業の志望動機では、コミュニケーション能力や洞察力などが評価される
- 接客業の志望動機では、単なるファンアピールにならないように注意が必要
「接客業の志望動機では何が評価されるのか」「どのような書き方をすると分かりやすいか」など、気になる就活生も多いでしょう。志望動機では、接客業に就きたい理由を明確にし、結論から伝えるのがコツです。
この記事では、接客業の志望動機の書き方や評価のポイントを解説します。業界別の例文もまとめているので、接客業を志望している方はぜひ参考にしてください。
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- 接客業の志望動機の書き方4ステップ
- 1.志望理由を伝える
- 2.志望理由のきっかけとなるエピソードを伝える
- 3.接客業で活かせる強みを伝える
- 4.将来のビジョンを伝える
- 接客業の志望動機を書く際のポイント
- ポジティブな内容にする
- アルバイト経験などのエピソードを盛り込む
- 志望する企業を選んだ理由を具体的に示す
- 就職後のキャリアや目標を盛り込む
- 接客業の志望動機でアピールできる8つの資質
- 1.コミュニケーション能力
- 2.洞察力
- 3.理解力
- 4.人当たりの良さ
- 5.臨機応変な柔軟性
- 6.協調性
- 7.正確性
- 8.語学力
- 接客業の志望動機を考える際の注意点
- エピソードは1つだけ伝える
- 商品や店のファンアピールだけにしない
- 自己PRとの違いを理解する
- 採用担当の目線で内容を考える
- 業界別|接客業の志望動機例文8選
- 例文1.飲食業界を志望する場合
- 例文2.アパレル業界を志望する場合
- 例文3.ホテル業界を志望する場合
- 例文4.旅行業界を志望する場合
- 例文5.美容業界を志望する場合
- 例文6.小売業界を志望する場合
- 例文7.冠婚葬祭業界を志望する場合
- 例文8.アミューズメント業界を志望する場合
- 接客業の志望動機を効果的に伝えたいあなたへ
接客業の志望動機の書き方4ステップ
接客業の志望動機を分かりやすく伝えるためには、構成が重要です。具体的にどのように伝えればよいかを解説するので、志望動機を作成する際の参考にしてください。
1.志望理由を伝える
なぜ接客業や志望企業を選んだのか、最初に志望理由を伝えましょう。結論となる志望理由から伝えることで、1番伝えたい内容を最大限にアピールできます。
志望理由を伝える際は、ほかの業界や企業では実現できない内容を選びましょう。「なぜ接客業なのか」「なぜ志望企業なのか」を明確にして答えると、志望度の高さを伝えられます。
2.志望理由のきっかけとなるエピソードを伝える
次に、志望理由を考えるようになったきっかけとなるエピソードを伝えましょう。根拠となる具体的なエピソードを伝えることで、「なぜそのように考えたのか」が伝わり、志望動機の説得力が増します。
また、自身のエピソードを盛り込むと、オリジナリティのある志望動機を作成できる点もメリットです。ほかの就活生との差別化を図るためにも、具体的なエピソードを挙げるよう心掛けましょう。
3.接客業で活かせる強みを伝える
志望理由では、接客業で活かせる強みをアピールしましょう。企業は、志望動機の内容から「自社で活躍できそうな人材かどうか」を判断しています。
仕事への熱意や入社意欲も大切ですが、気持ちだけでは仕事で成果を出せません。どのように仕事で成果を出せるのか、企業にどう貢献できるのかをアピールします。接客業で活かせる強みをアピールできると、採用担当者も入社後に活躍する姿をイメージしやすいでしょう。
ただし、志望動機は自己PRと異なるため、強みのアピールばかりにならないように意識する必要があります。
4.将来のビジョンを伝える
接客業の志望動機では、入社後どのように活躍していきたいか、将来のビジョンも合わせて伝えましょう。将来のビジョンを伝えるのは、採用担当者に入社後のイメージを持ってもらうためです。
たとえば、「5年後には店長になりたい」「10年後にはエリアマネージャーになりたい」のようにビジョンが明確であれば、企業も入社後に任せたい役割を具体化できます。企業は長く働いてくれる人材を求めているので、5年後10年後のビジョンをあわせて伝えられると、効果的なアピールにつながるでしょう。
志望動機を作成するコツについて詳しく知りたい方は、「志望動機の構成はどう作る?必要な準備や業界別の例文を解説」の記事も参考にしてください。
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接客業の志望動機を書く際のポイント
アルバイト経験があれば接客業の志望動機に盛り込み、なぜ接客業を選んだのかを明確にしましょう。ここでは、接客業の志望動機を書く際のポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。
ポジティブな内容にする
志望動機を書く際は、ポジティブな内容を心掛けましょう。ネガティブな内容の志望動機では、採用担当者に「一緒に働きたい」と思ってもらえません。
志望動機は、単に志望理由を伝えるだけでなく、自分のやる気を表明する機会です。ポジティブな内容を書いて企業に向上心や自主性を示せると、好印象につながるでしょう。自分の長所や得意分野に関するエピソードを盛り込むと、前向きで志望意欲の高い内容に仕上がります。
アルバイト経験などのエピソードを盛り込む
接客業の志望動機には、アルバイト経験やサークル活動など、具体的なエピソードを盛り込むと効果的です。特に、新卒の場合は社会人経験がない分、アルバイトやサークルで培った経験は大きなアピールポイントになります。
たとえば、アパレル業界を希望している人であれば、アパレルでアルバイトをした経験を伝えると評価につながりやすいでしょう。アルバイト経験に限らず、サークル活動やゼミなどで培った経験を接客業に関連づけて、自分の強みとして伝えることもできます。
具体的なエピソードを語る際は、経験から何を学び、何を達成したのかも説明しましょう。アルバイトをするなかで身につけたスキルや実績があれば、積極的に伝えます。
エントリーシートでアルバイト経験をアピールする方法については、「アルバイト経験をESでアピールするには?伝え方のコツや例文も解説!」の記事も参考にしてください。
志望する企業を選んだ理由を具体的に示す
志望動機を書く際は、ほかの企業ではなく「その企業を選んだ理由」を具体的に示す必要があります。同じ業界に多くの企業があるなかで、その会社を選んだ理由が伝わらないと、面接を勝ち抜くのは難しいでしょう。
実際に、面接において「なぜ自社を志望したのですか」といった質問をされるケースはよくあります。回答に困らないよう、自己分析を通じてエピソードを探しておくほか、業界研究を通じて志望先の企業の魅力を深掘りしてみましょう。
就職後のキャリアや目標を盛り込む
志望動機を書く際は、就職後のキャリアや目標を盛り込むのもポイントです。志望動機で自己アピールするためには、単に質問に回答するだけでなく、目標もあわせて伝えられると周囲との差別化につながります。
志望動機と中長期的な目標をセットにすると、「将来を見越して期待できる人材」と評価してもらえる可能性があります。具体的なビジョンを見据えるのは簡単ではありませんが、「入社してからどのような仕事がしたいか」という視点で自己分析を進めると、志望動機に深みが出るでしょう。
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接客業の志望動機でアピールできる8つの資質
接客業で働くビジネスパーソンに求められる資質は、大きく分けて以下の8つです。どのような人が活躍しやすいのか、接客業で働く適性を確認してみましょう。
1.コミュニケーション能力
接客業はお客さま対応が基本であり、コミュニケーション能力の高さが求められます。初対面のお客さまでもスムーズにやり取りし、商品やサービスを案内できると成果を出しやすいでしょう。
接客業では、話す能力だけではなく、聞く能力も求められます。接客業で働く場合、顧客の正しいニーズを読み取り、必要なサービスや商品を提案する力が欠かせません。話すだけがコミュニケーションではないので、聞く能力もあわせてアピールしましょう。
コミュニケーション能力をアピールするコツについては、「自己PRでコミュニケーション能力を伝える方法は?具体化のポイントを解説」の記事も参考にしてください。
2.洞察力
お客さまのニーズを察する洞察力も接客業には必要です。お客さま自身が潜在的なニーズに気づいていないケースも多く、どれだけ要望を察して引き出せるかが重要だといえます。
考えていることや求めていることは人によって異なり、接客の方法に正解はありません。状況に応じてお客さまの気持ちを察知できる人材は、接客業において活躍が期待できるため、採用担当者からの評価にもつながります。
3.理解力
接客業では、相手のニーズを汲み取る理解力も求められます。相手の意図を汲み取れないと円滑なコミュニケーションを取れず、売り上げにつながらないでしょう。また、お客さまが企業に対してマイナスな印象を持つきっかけにもなりかねません。
特に、クレーム対応の場面では企業としての主張を訴えるだけではなく、お客さまの話をよく聞き、「何を求めているか」を即座に理解する力が必要です。クレームなどにうまく対応できると、顧客の信頼を獲得するチャンスにもなるでしょう。
4.人当たりの良さ
人当たりの良さは、接客業において重要な素質といえるでしょう。清潔感のある見た目や話し方などの要素は、お客さまや周りのスタッフから好かれやすく、選考時にも評価される傾向にあります。
アルバイトの経験や友人との間で人当たりの良さを褒められたことがある人は、志望動機で積極的にアピールしましょう。面接のときも、明るい笑顔で受け答えできるよう意識するとより説得力があり効果的です。
5.臨機応変な柔軟性
臨機応変に対応できる柔軟性は、洞察力と理解力を掛け合わせた資質です。具体的には、マニュアルにはない対応をその場で実行できる能力を意味します。マニュアルどおりの対応しかできないと、場合によってはクレームの対象になりかねません。
接客業では、イレギュラーな事態が発生した場合、冷静に対応し臨機応変な判断が求められる場面もあります。「おもてなしの心」を忘れずに、相手の立場やシチュエーションに合わせた柔軟な対応を心掛けましょう。
6.協調性
接客業では協力して働くことが多く、協調性も評価につながるポイントです。周囲と協力した経験やエピソードがあれば、志望動機でアピールしてみましょう。
接客業は接客だけが仕事ではなく、顧客管理や商品管理など、企業や店舗全体で連携して行う業務も多くあります。選考では、協調性があるか、周囲と良好な人間関係が築けそうかといった点も見られているのです。
7.正確性
接客業では顧客や在庫などの管理業務も担うため、数字に対する正確性も求められます。数ヶ月先の状況を見越したうえで、目標達成や売上アップを継続させる必要があるためです。ミスが重なってしまうと、チームや顧客との信頼関係を築きにくくなる可能性があります。
ほかにも、金銭のやり取りや顧客の情報把握など、正確性はさまざまな業務において重視されるでしょう。
8.語学力
インバウンド需要の増加により外国人のお客さまへの対応も求められています。そのため、英語や中国語などの言語スキルを持っていると接客業において大きな強みになるでしょう。
語学が堪能であれば、より多くのお客さまに対応でき、企業の売上向上にも貢献できます。また、語学力だけではなく、異文化に対する理解や配慮も接客の質を高める要素です。留学経験や外国人観光客と接した経験がある場合は、志望動機で積極的にアピールしましょう。
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接客業の志望動機を考える際の注意点
接客業の志望動機では、ファンアピールにならないようにしたり、エピソードを1つに絞ったりするなど注意が必要です。ここでは、志望動機を考える際の注意点をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
エピソードは1つだけ伝える
接客業の志望動機で伝えるエピソードは、1つに絞りましょう。複数のエピソードを盛り込んでしまうと、読み手にとっては、結局何が伝えたいのか分からなくなってしまいます。
接客業の志望動機では、働く自分の姿をアピールできるエピソードを選ぶのがポイントです。1つのエピソードを軸に志望動機を構成することで、採用担当者にも伝わりやすくなります。
商品や店のファンアピールだけにしない
接客業の場合、商品やブランドのファンであることをアピールに使いがちなので気をつけましょう。「△△の商品が好きだから志望した」のような理由では、仕事への意欲を感じにくく、就活で評価されない恐れがあります。
企業の採用担当者が就活で評価するのは、入社後に活躍し、成果を出せる人材です。企業のファンで商品が好きだからといって、仕事で活躍できるわけではありません。
商品や店が好きなことはもちろん大事ですが、企業に対してどのようなメリットをもたらせるのかを考えましょう。
自己PRとの違いを理解する
志望動機と自己PRの違いを理解し、内容に反映しましょう。それぞれの違いを理解していないと、聞かれた内容に答えられなかったり、同じ内容を繰り返したりしてしまいます。
志望動機は、応募先企業の志望理由を伝えるのが目的です。一方、自己PRでは自分の強みをアピールし、どのように貢献できるかを伝える必要があります。
志望動機でよくある失敗は、強みばかりアピールしてしまうケースです。企業が知りたいのは志望理由であることを理解し、質問の意図をふまえて回答するようにしましょう。
志望動機と自己PRの違いを知るためには、自己PRについても理解を深めておく必要があります。自己PRの書き方や例文について、「就活に役立つ自己PR例文25選!書き方や高評価につながるコツも解説」の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
採用担当の目線で内容を考える
接客業の志望動機を評価につなげるためにも、採用担当者目線で考えてみましょう。自分の伝えたいことやアピールしたい内容を詰め込んでも、企業に評価されるとは限りません。
たとえば、「ファンだから志望した」と伝えても、採用担当者からすると企業へのメリットは感じにくいでしょう。ファンだから仕事ができるとは限らず、お客さま気分で仕事をする可能性もあるからです。
志望動機を書いたら、採用担当者目線になって内容を確認しましょう。「企業にとって採用のメリットがあるか」「一緒に働きたいと思えるか」などの視点で考えることが大切です。
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業界別|接客業の志望動機例文8選
ここでは、業界別に接客業の志望動機の例文を8つ紹介します。それぞれに解説もつけているので、接客業の志望動機を考える際の参考にしてください。
例文1.飲食業界を志望する場合
私はカフェでのアルバイト経験から、貴社の理念である「△△」に共感したため、志望いたしました。アルバイト経験を通じて、社会人としての振る舞いを学んだだけではなく、臨機応変な対応や自主的な行動力を培ってきたことが自信につながっています。
入社後は店舗運営やメニュー開発にも携わりたいと考えています。持ち前のコミュニケーション能力や行動力を活かし、「△△」の理念のもと、早期に戦力となれるよう努力いたします。解説
PREP法で書かれた読みやすい文章です。なぜ企業に興味を持ったのかをアルバイト経験に結びつけ、そこで得たスキルを伝えることで同時にアピールもできています。ただし、アルバイトの具体的な内容や実績については触れていないため、より深堀りして書くとさらに完成度が上がります。
PREP法については、「【就活お悩み相談室 #5】面接で印象を良くする方法がわからない」で触れているので、あわせて参考にしてください。
例文2.アパレル業界を志望する場合
私は、高校生のころから貴社の商品でお洒落をすることが好きで、貴社を志望いたしました。これまで△△や△△など、さまざまな店舗を利用しています。
どこの店舗でも魅力的なディスプレイが展開されていること、商品知識の豊富な従業員の方々の対応が的確なことに感動し、私も一員として働きたいと感じるようになりました。お客としての経験から、私も「感動を与える接客がしたい」と考えております。
貴社のブランドの世界観をより多くの人々に知っていただけるよう、マネジメントやマーケティングの知識も増やしていきたいと考えております。解説
「商品が好きだから」という内容をもう一歩踏み込んで考えると、評価につながる志望動機になります。店のディスプレイや商品知識など、店側の工夫や努力について触れることで、企業研究ができている印象を与えられるでしょう。
例文3.ホテル業界を志望する場合
私はTOEIC800点を持っており、英語スキルを活かせる仕事を探していました。そのなかで、インバウンドへの対応機会が多いホテル業界に魅力を感じました。
貴社の公式サイトを拝見し、理念である「△△」に深く共感いたしました。ホテルマンとしてだけでなく、人として成長できる仕事に就きたいと考えていたため、貴社を志望させていただきました。
今後はリピーター獲得に注力し、長期的に戦力となれるよう努力したいと考えております。解説
自分のスキルや特技を志望動機につなげた例文です。自己PRと関連させやすい志望動機の書き方といえるでしょう。
業界を選んだ理由は納得できるものの、応募先の企業を選んだ理由が「サイトに載っていた理念」だけで深堀りされていません。より業界研究や企業分析をして、企業の強みや特徴を押さえた内容にできると評価につながりやすくなります。
例文4.旅行業界を志望する場合
私は学生のころから旅行が好きで、海外旅行に行くときに貴社の店舗を利用させていただきました。私が旅行業界で働くのであれば、貴社のようにお客さまのニーズに合わせてさまざまなプランを提案できる会社で働きたいと考え、志望いたしました。
学生時代のアパレルのアルバイトでは、お客さまのニーズを捉えてファッションの提案をし、喜んでいただいた経験があります。アパレルのアルバイトでの経験は、貴社の業務にも活かせると考えています。解説
過去の経験から志望動機につなげている例文です。実際に店舗を利用し、感じたことが志望動機のきっかけになっており、説得力のある内容になっています。
しかし、いきなりアルバイトの話が始まって自己PRのような文章になっており、文章全体のまとまりがやや欠けている印象です。具体例を書けると、よりまとまった志望動機になるでしょう。
例文5.美容業界を志望する場合
私は学生時代、デパートの化粧品売り場で販売のアルバイトを2年間経験しました。貴社の化粧品は乾燥肌な私でもトラブルなく使用でき、今でも愛用しています。自身の経験をふまえ、多くのお客さまに商品の魅力を届けたいと思い、貴社を志望させていただきました。
「△△」という理念は、私自身も普段から意識していたため深く共感しました。貴社に入社後は、販売員として長期的に貢献できると考えています。解説
自分の経験や志望先の企業で活かせることなどを示すと、企業は入社後の活躍イメージを具体化しやすいでしょう。具体的な根拠を示すことで、志望動機の信憑性が増して好印象につながります。
また、志望動機を考える際は、頭の中でまとめるだけでなく実際に書き出してみるのがおすすめです。書き出したものを客観的に見直せば、さらに魅力的な志望動機になります。
例文6.小売業界を志望する場合
私は大学時代、家電量販店で接客販売のアルバイトを経験し、お客さまの要望に応じて最適な商品を提案することにやりがいを感じていました。この経験から、商品知識を活かしてお客さまに満足いただける提案ができる小売業界で働きたいと考えるようになりました。
貴社は、小売業界のなかでも、スタッフ一人ひとりの提案力を大切にしている点に惹かれました。自分の提案が売上に直結する責任感とやりがいを感じながら、顧客満足度向上に貢献していきたいと考えています。解説
アルバイト経験と応募先の企業の方針に関連性を持たせており、志望理由に納得感があります。「どのような接客スタイルを目指したいか」など、将来の展望を加えると、志望度の高さをよりアピールできるでしょう。
例文7.冠婚葬祭業界を志望する場合
私が祖母の葬儀に参列した際に、葬祭ディレクターの方が遺族の気持ちに寄り添いながら、丁寧に対応してくださった姿に感銘を受けました。この経験をきっかけに、人生の節目を支える仕事に興味を持ち、貴社を志望いたしました。
学生時代のアルバイト経験で培った傾聴力や礼節を大切にする姿勢は、冠婚葬祭業でも活かせると考えています。悲しみや喜びに寄り添えるサービス提供者として、信頼される存在になりたいです。解説
自身の体験が志望のきっかけになっている点で、説得力のある志望動機です。アルバイト経験と、企業の理念や取り組みとの接点を示せると、採用担当者が活躍する姿をイメージしやすくなるでしょう。
また、志望動機として「なぜ志望先の企業でなければならないのか」を説明できると完成度が高まります。
例文8.アミューズメント業界を志望する場合
私は子どものころから遊園地や水族館などの施設が好きで、「楽しさを提供する仕事」に携わりたいと考えてきました。貴社のイベント運営アルバイトを通じて、お客さまの笑顔が仕事の原動力になることを実感し、志望いたしました。
自分の強みである明るさや対応力を活かして、お客さまの期待を超える体験づくりに貢献したいと考えています。将来的にはイベントの企画にも挑戦し、多くの人の思い出づくりを支えていきたいです。解説
志望理由から始まり、きっかけやエピソード、将来の展望という流れで構成されており、読み手に伝わりやすい志望動機です。将来の展望も具体的で、企業側が採用後の成長イメージを描きやすく、好印象を与えられるでしょう。
エントリーシートのための志望動機が書けたら、次は面接対策に臨みましょう。志望動機を面接で伝えるポイントについては、「志望動機を面接で伝えるには?アピールのコツや注意点を解説」の記事もご覧ください。
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接客業の志望動機を効果的に伝えたいあなたへ
接客業の志望動機を書く際は、自己分析をして、志望する企業に応募する理由を具体化する必要があります。しかし、志望動機を1人で考えるのは、時間がかかって難しい場合もあるでしょう。
志望動機の作成をスムーズに進めるためには、就活に詳しい第三者からサポートを受けるのがおすすめです。大学のキャリアセンターを利用するのも方法の一つですが、より専門的なアドバイスを受けたい場合は、就活エージェントに相談してみてください。
就活エージェントのキャリアチケットでは、就活生一人ひとりに合った企業の紹介や自己分析の深掘り、模擬面接などの選考対策を実施しています。不安を解消しながら対策を進められるため、後悔のない就活ができます。接客業の志望動機について相談したい方は、ぜひ利用してみてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。