このページのまとめ
- ホテル業界の志望動機を作成する前に、志望先の特徴や自分の強みを明確にする
- 志望動機ではホテル業界や志望先を選んだ理由、将来のビジョンを伝える
- 接客やホテルが好きな気持ちだけではアピール不足になりやすいので注意しよう
「ホテル業界の志望動機の書き方が分からない…」とお悩みの就活生もいるでしょう。ホテル業界といっても、志望先によって種類や顧客のターゲット層、職種はさまざまなため、まずは業界の特徴や最新の動向を理解することが大切です。
この記事では、志望動機の基本構成や効果的に熱意を伝えるコツを解説します。OK・NG例文も紹介しているので、自分らしい魅力的な志望動機を作成したい就活生の方は、ぜひご覧ください。
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- ホテル業界の志望動機で大切なこと
- 【経験別】ホテル業界の志望動機例文3選
- 1.未経験者の志望動機
- 2.アルバイト経験者の志望動機
- 3.インターン経験者の志望動機
- 【種類別】ホテル業界の志望動機例文3選
- 1.リゾートホテルの志望動機
- 2.ビジネスホテルの志望動機
- 3.シティホテルの志望動機
- 【職種別】ホテル業界の志望動機例文4選
- 1.ホテルフロントの志望動機
- 2.レストランスタッフの志望動機
- 3.マーケティング職の志望動機
- 4.ブライダルプランナーの志望動機
- ホテル業界の志望動機の基本構成
- 1.ホテル業界を志望した理由を述べる
- 2.志望ホテルを選んだ理由を伝える
- 3.入社後の目標やビジョンを説明する
- ホテル業界の志望動機の作成に必要な5つの準備
- 1.ホテル業界の最新の動向を把握する
- 2.志望ホテルの強みや立ち位置を知る
- 3.求められている人物像を知る
- 4.自分の強みや経験を棚卸しする
- 5.就職後の貢献方法を考える
- ホテル業界の志望動機におけるNG例文
- 結論から伝えられていない
- ホテル業界を選んだ理由が分からない
- 特定の職種に限定し過ぎている
- ホテルへの愛以外が伝わらない
- ほかのホテルにも共通する内容になっている
- 自分のアピールに偏っている
- ホテル業界の志望動機作成にお悩みのあなたへ
ホテル業界の志望動機で大切なこと
ホテル業界の志望動機を作成するうえで大切なことは、単に「接客が好き」「ホテルに憧れている」という気持ちを伝えるだけでなく、その想いを具体的な行動や貢献に結びつけて語ることです。
ホテルには多種多様な形態があり、求められる役割も多岐にわたります。そのため、「なぜほかの業界ではなくホテルなのか」「なぜ数あるホテルのなかで、そのホテルでなければならないのか」という問いに対し、自分自身の経験に基づいた明確な根拠を示す必要があるでしょう。
また、企業側は志望動機を通じて、就活生が自社の理念を理解し、チームの一員としてともに成長していける人物かどうかを見極めています。自分の強みがどう活かせるかという貢献の視点と、そのホテルに対するこだわりを掛け合わせて、オリジナルのエピソードを盛り込むことを意識しましょう。
ホテル業界の志望動機を作成するためには、業界と職種への理解が必須です。「業界・企業・職種の研究はなぜ重要?就活を効率的に進めるための基礎知識」の記事で研究方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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【経験別】ホテル業界の志望動機例文3選
志望動機を実際に書き始める際、どのようにまとめればよいか迷う方も多いでしょう。ホテルでの実務経験がある場合はもちろん、未経験であってもこれまでの学びやバックグラウンドを具体的に伝えることで、十分なアピールが可能です。
ここでは、経験に合わせた志望動機の例文をご紹介します。自分の状況に近いものを参考にしながら、自分なりの言葉に落とし込んでみてください。
1.未経験者の志望動機
私は「日本の美と心を世界に伝えたい」という理念に深く共感し、貴社を志望いたしました。
学生時代は国際教養学部のゼミに所属し、語学の習得に留まらず、グローバリゼーションにおける価値観の変容と「海外から見た日本」を研究してまいりました。そのなかで、日本の魅力を発信するためには、単なる伝統の押し付けではなく、多様な文化を尊重するダイバーシティの視点が不可欠であると実感しました。
また、幼少期より貴社の△△ホテルを家族で利用しており、海外のお客さまが貴社のサービスに感銘を受けている姿を間近に見て育ちました。特に印象的だったのは、滞在されていた海外のお客さまが「完璧な清掃と心遣いがありながら、チップを求めない誠実な姿勢」に驚き、感謝されていた光景です。
この経験から、世界に誇れる日本のおもてなしの本質を貴社のサービスのなかに確信いたしました。
外資系ホテルの進出やサービスの効率化が進む現代において、どんなお客さまにも誠心誠意を尽くす貴社の「和」の精神と、美術館を併設し文化発信の拠点となっている独自性に強い将来性を感じています。
ゼミで培った比較文化学の知見と語学力を活かし、お客さま一人ひとりの背景に寄り添ったおもてなしを提供することで、貴社のブランド向上に貢献したいと考えております。
2.アルバイト経験者の志望動機
私が貴社を志望する理由は、多様化するニーズに応えるサービス業を極めたいと考えたためです。
大学では国際学部コミュニケーション学科に所属し、観光学を学んでいました。その影響もあり、大学1、2年時には、夏季アルバイトとして貴社提携のリゾートホテルに勤務いたしました。
私は、レストランのフロアスタッフの担当いたしました。そのとき社員の方が言っていた「お客さまの満足の形は、それぞれ違う。一人ひとり、きちんとコミュニケーションをとることが大切」という言葉が印象に残っています。
実際、勤務していたホテルのレストランには国内外問わずたくさんのお客さまが訪れ、宗教上の理由や体質、好みなどによって、それぞれに違ったニーズがありました。2年連続でアルバイトをさせていただき、「すべてのお客さまにご満足いただける時間を提供する」という貴社の経営方針を実感いたしました。
その後、海外のお客さまとのコミュニケーションをさらにスムーズにしたいと考え、英会話を重点的に学びました。その成果もあり、2年時にはフロアスタッフリーダーを務めさせていただきました。
貴社に入社した際は、この経験と語学力を活かして、お客さまにご満足いただけるサービスを提供できるよう努めてまいります。
3.インターン経験者の志望動機
私は、5日間にわたる貴社の夏季インターンシップを通じて、「お客さまの期待を超える一歩先の提案」を追求する貴社の姿勢に強く感銘を受け、志望いたしました。
インターンシップではフロント業務のサポートを体験させていただきましたが、特に印象に残っているのは、あるお客さまの記念日に対するスタッフの方々の対応です。単にお祝いの言葉を述べるだけでなく、お客さまとの会話からお好みの色を察し、さりげなくその色のリボンを添えたメッセージカードを自発的に用意されていました。
その際、スタッフの方が「マニュアルにあることだけでなく、お客さまが言葉にされない願いを形にすることが私たちの誇りです」とおっしゃっていたことが、私の理想とするサービス像と合致いたしました。
私は大学生活でボランティアサークルのリーダーを務め、メンバー一人ひとりの状況に合わせた柔軟な役割分担を行うことで、活動の継続率を向上させた経験があります。
貴社に入社した際は、インターンで学んだプロとしての視点と、自身の観察力を活かし、お客さまの期待を上回る感動を提供できるスタッフとして成長したいと考えております。
志望動機のなかで経験を伝える際は、自身のバックグラウンドがどのように実務に結びつくのか、具体的に伝えることが大切です。これまで得た学びやスキルを、ホテルの現場でどう再現できるかを言語化することで、即戦力としてのポテンシャルをより強く印象づけられるでしょう。
志望動機の例文は、「就活の志望動機例文24選!準備や印象に残るアピールのコツなども解説」の記事でもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
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【種類別】ホテル業界の志望動機例文3選
ホテルは大きく分けて「リゾートホテル」「ビジネスホテル」「シティホテル」の種類があります。志望動機を作成する際は、そのホテルの業態ならではの特徴を捉えた内容にすることが重要です。
ここでは、代表的な3つのホテルの種類別に志望動機例文をご紹介します。
1.リゾートホテルの志望動機
私が貴社を志望する理由は、お客さまの満足を第一に考え、常に進化を続ける姿勢に強く感銘を受けたためです。
これまで貴社の△△ホテルを二度利用しましたが、二度目の宿泊時には大規模なプールが新設され、ショップのラインナップも大幅に拡充されていました。単なる宿泊施設としての役割に留まらず、ホテル自体が旅の目的地となる「滞在型観光」の価値を追求する姿勢を目の当たりにし、私の理想とするリゾートホテルの姿であると確信いたしました。
現状に満足することなく、お客さまに新しい驚きと楽しみを提供し続ける貴社の環境で、私もその一翼を担いたいと考えております。
入社した暁には、アメリカ留学で培った高い語学力を活かし、近年増加している海外のお客さまに対しても、日本のリゾートの魅力を最大限に伝えていく所存です。お客さまの期待を超える体験を提供し、リピーターの獲得に貢献してまいります。
2.ビジネスホテルの志望動機
私は、限られた時間のなかで最大限の利便性と安らぎを提供する貴社のサービススタイルに魅力を感じ、志望いたしました。
以前、急な遠出で貴社のホテルを利用した際、深夜の到着にもかかわらず、フロントスタッフの方が迅速かつ温かく迎えてくださったことが非常に印象に残っています。スマートな手続きの合間にも、「お疲れ様でございます」というひと言とともに周辺の24時間営業の飲食店情報を添えてくださり、効率的でありながらも事務的ではない、心を通わせる接客に深く感動いたしました。
私は大学時代の3年間、カフェのアルバイトで「混雑時こそ一人ひとりへの丁寧な声掛けを忘れない」ことをモットーに取り組んでまいりました。この経験を活かし、ビジネス利用のお客さまが多い貴社においても、スピード感をもちつつ、お客さまの状況を察したプラスアルファの気配りを提供したいと考えております。
入社後は、日々の業務を通じて、ビジネスパーソンの皆さまが明日への活力を蓄えられるような環境作りに貢献してまいります。
3.シティホテルの志望動機
私は、貴社が大切にされている「お客さまの背景に寄り添ったホスピタリティ」に感銘を受け、志望いたしました。
数年前、母の還暦祝いで貴社の△△ホテルを利用させていただきました。初めての高級ホテルに緊張していた私に対し、コンシェルジュの方は温かく声をかけてくださり、食事の相談に乗ってくださいました。母の好みをさりげなく汲み取って地元の隠れた名店を紹介してくださるだけでなく、帰路の観光ルートまで丁寧に提案してくださり、その細やかなお気遣いのおかげで、家族にとって忘れられない一日となりました。
ビジネスから観光まで多様な目的のお客さまが集まる場所だからこそ、マニュアルを超えた一人ひとりに合わせた提案の重要性を肌で感じました。
この経験から、私もお客さまの特別な時間を彩る支えになりたいと考え、学生時代は飲食店での接客に注力いたしました。店舗ではお客さまアンケートの導入を提案し、スタッフ同士でサービスの改善点を共有する仕組みを作った結果、店舗全体の接客評価を高めることができました。
貴社においても、お客さまの潜在的なニーズを察する観察力とこれまでの接客経験を活かし、あらゆる目的で訪れるお客さまに最高のサービスを提供できるよう尽力してまいります。
ホテルの種類によって、求められるスピード感やホスピタリティの方向性は異なります。志望するホテルの業態がどのような目的で利用される場所なのかを再確認し、自分の強みがそのニーズにどう合致するかを意識してまとめてみましょう。
ホテルの種類について知りたい方は、「ホテル業界とは?動向や仕事内容を知って就活に備えよう!」の記事をご覧ください。
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【職種別】ホテル業界の志望動機例文4選
ここでは、志望する職種別にホテル業界の志望動機例文をご紹介します。ホテル業界の仕事は幅広いため、目指す職種などによって書く内容も異なるでしょう。
自分の志望職種の例文を参考に、志望動機を考えてみてください。
1.ホテルフロントの志望動機
貴社の「お客さまの不安に寄り添い、安心へと変える温かいおもてなし」に深く感動し、志望いたしました。
中学生のころ、家族旅行で貴社のホテルを利用した際、こちらの予約ミスで宿泊が危ぶまれるトラブルがありました。不安でいっぱいだった私に対し、フロントスタッフの方が終始穏やかな笑顔で「大丈夫ですよ、安心してくださいね」と何度も言葉を掛けてくださったのを覚えています。
迅速な対応のおかげで無事に宿泊でき、滞在中も私を見掛けるたびに気さくに声を掛けてくださった姿が、今でも鮮明に記憶に残っています。
この経験から、ホテルフロントの仕事に強く憧れ、大学時代の3年間はホテルでのアルバイトに注力いたしました。業務のなかでは、トラブル時こそ冷静かつ笑顔を絶やさない対応を徹底し、お客さまから「あなたのおかげで助かった」という言葉をいただけることに大きなやりがいを感じてきました。
貴社に入社した際も、この3年間で培った現場対応力と笑顔を活かし、宿泊客の皆さまが最高の思い出を作れるよう、心に寄り添ったサービスを提供してまいります。
2.レストランスタッフの志望動機
私は、貴社の洗練されたダイニング空間と、一皿一皿に手間をかけた料理、そしてそれらを最高のかたちで届けるプロフェッショナルなサービスに感動し、志望いたしました。
以前、貴社が運営するホテルに宿泊しましたが、最も心に残ったのはレストラン△△での経験でした。単に料理を運ぶだけでなく、食材の産地やシェフのこだわりをストーリーとして語るスタッフの方々の姿に感銘を受けました。特に、地元の旬の食材を活かしたメニューに対し、その魅力を最大限に引き立てる絶妙なタイミングでのサービスを目の当たりにし、食を通じたホスピタリティの奥深さを実感いたしました。
私は学生時代の3年間、イタリアンレストランで接客のアルバイトをしておりました。混雑時でもお客さまの視線やグラスの空き具合を常に意識し、先回りした行動を心掛けた結果、多くのリピーターの方からお褒めの言葉をいただけるようになりました。
入社後はこの経験を活かし、お客さまの五感に響くような、記憶に刻まれるサービスを提供したいと考えています。将来的には、ソムリエ資格の取得にも挑戦し、食とワインの専門知識を深めることで、貴社ホテルのレストラン部門のブランド価値向上に貢献してまいります。
3.マーケティング職の志望動機
私が貴社を志望したのは、既存の宿泊枠に捉われず、新たな需要を柔軟に開拓するマーケティング視点に強い魅力を感じたためです。
大学の経営学部ではデジタルマーケティングを専攻し、データに基づいた戦略策定を学んできました。ゼミの研究対象として貴社の経営戦略を分析した際、デジタル技術を駆使した顧客層の拡大や、リモートワーク需要をいち早く捉えたデイユースプランの展開など、時代の変化を先取りするスピード感に圧倒されました。
実際に私自身も貴社のプランを利用した際、作業効率を高める環境作りと稼働率を最大化させる戦略を肌で感じ、こうした「価値を最大化する仕組み作り」に自分も携わりたいと確信いたしました。
入社後は、大学で培った分析力とTOEIC800点の語学力を活かし、国内のみならずインバウンド層も含めた新たなターゲット層の掘り起こしに貢献したいと考えています。時代とともに変容するニーズをいち早くデータから読み解き、貴社のブランドを世界へと広める一翼を担う所存です。
4.ブライダルプランナーの志望動機
私は、人生の節目に寄り添い、お客さまの「理想」を形にする貴社のオーダーメイドな結婚式に深く感銘を受け、志望いたしました。
大学時代、老舗の結婚式場で3年間クロークのアルバイトをしておりました。そこで、一組一組の門出に全スタッフが一体となって取り組む姿を間近に見て、幸せの瞬間を支える仕事に強い魅力を感じました。
数あるホテルのなかでも、貴社は「地域との共生」を掲げ、地元の食材や伝統工芸を披露宴に取り入れる独自のスタイルを確立されています。マニュアルどおりの提案ではなく、新郎新婦さまの生い立ちや想いを大切にする貴社の姿勢は、私の「一人ひとりに深く向き合いたい」という価値観と合致しています。
入社後は、アルバイトで培った周囲の状況を瞬時に察知する観察力を活かし、お客さま自身も気づいていない潜在的な願いを汲み取れるプランナーを目指します。貴社のブランド価値を大切にしながら、何年経ってもお客さまの心に残り続ける最高の式をプロデュースしたいと考えております。
志望職種ならではの役割を理解したうえで、そのホテルが掲げるサービス方針と自分の適性がどうマッチしているかを強調しましょう。現場のニーズに即した具体的な目標を述べることで、仕事に対する責任感と志望度の高さがより鮮明に伝わります。
「新卒は志望動機を履歴書でどう書く?評価を得るコツと職種別の例文9選」の記事でも、職種ごとの志望動機例文をご紹介しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
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ホテル業界の志望動機の基本構成
ここまでいくつかの例文をご紹介してきましたが、説得力のある志望動機を作成するには、基本的な構成を押さえることが大切です。業界で働きたい理由や志望ホテルを選んだ理由、入社後の目標やビジョンを伝えましょう。結論・エピソード・まとめの順で志望動機を作成すると、企業側に熱意が伝わりやすくなります。
ここからは、ホテル業界の志望動機の基本構成を解説。志望動機の書き方にお悩みの就活生はぜひ参考にしてみてください。

1.ホテル業界を志望した理由を述べる
志望動機では、最初にホテル業界で働きたい理由を伝えましょう。「私が貴社を志望するのは、△△だからです」のように簡潔に述べるのがコツです。
ホテルの採用担当者は志望動機を通じて、応募者が業界の特性を理解しているか、活躍できる強い意志があるかを見極めようとします。そのため、志望動機では「なぜホテル業界なのか」という問いに対して、業界特性の理解を踏まえたうえで、説得力のある理由を示す必要があるでしょう。
2.志望ホテルを選んだ理由を伝える
志望動機では、志望先のホテルを選んだ理由の説明も求められます。志望するホテルならではの強みやサービス方針に触れ、「ほかのホテルではなく、なぜここなのか」を明確にしましょう。
企業研究で得た情報をもとに、そのホテルの経営理念や独自のサービス、ターゲット層などに自分の価値観がどうマッチしているかを伝えます。実際に宿泊した際の体験談や、インターンシップで感じた社風などを具体的なエピソードとして盛り込むと、より独自性と説得力のある志望理由になるでしょう。
3.入社後の目標やビジョンを説明する
志望動機では、入社後の目標やどのような自分になりたいかのビジョンも伝えてみてください。その際、はじめに伝えた志望理由やエピソードと一貫した内容にするのがポイントです。
また、志望企業の理念や方針を深く理解し、それらと自分の目指す方向性が重なっていることも示しましょう。「この応募者のビジョンは自社の進む道と同じだ」と納得感をもってもらうことで、入社後の活躍がイメージしやすくなり、採用担当者からの評価も高まります。
入社後の目標が思いつかない場合は、1年後、5年後のように短いスパンで考えてみるのがおすすめです。「『5年後の自分』の回答例文16選!考え方や作成のステップも紹介」の記事を参考にしてみてください。
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ホテル業界の志望動機の作成に必要な5つの準備
ホテル業界の志望動機を作成するには、入念な準備が欠かせません。業界研究や企業研究を通して、ホテルに対する理解を深めておく必要があります。また、どのような点に興味をもってホテル業界を志望したかを伝えるためには、自己理解を深めることも重要でしょう。
ここでは、志望動機を書き始める前に取り組みたい5つの準備をご紹介します。ホテルの志望動機の作成を始める方は、ぜひチェックしてみてください。
1.ホテル業界の最新の動向を把握する
志望動機を作成するなら、まずは業界研究を行ってホテル業界について把握しましょう。業界研究とは、自身が志望している業界の内容や特徴、強み、動向などを調べる作業です。
業界特有の魅力を知ることで、「なぜほかの業界ではなくホテル業界なのか」という根拠をより深く、説得力をもって語れるようになります。また、業界の最新トレンドを調査しておけば、「現状を正しく理解し、未来を見据えて行動できる人材」であることを効果的にアピールできるでしょう。
ここからは、ホテル業界の最新動向に関する3つのKWをご紹介します。
インバウンドの回復
近年のホテル業界における大きな変化は、インバウンドの急速な回復と拡大です。観光庁の「宿泊旅行統計調査」によると、2021年や2022年はコロナ禍の影響で外国人宿泊者数が大幅に落ち込んでいましたが、ここ数年で急激な右肩上がりの傾向に転じていることが分かるでしょう。

引用:国土交通省 観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(速報値))」
そのため、現在のホテル業界では、多言語対応や文化的な配慮がこれまで以上に求められるようになっています。単に英語が話せるだけでなく、多様な文化背景をもつお客さまを温かく迎える姿勢は、今のホテル業界で高く評価されるポイントです。
参照元
国土交通省 観光庁
宿泊旅行統計調査
IT化やDX化の進展
ホテル業界では、IT技術を使って業務を効率化する「DX(デジタルトランスフォーメーション)」も急速に進んでいます。
たとえば、スマートフォンを使ったセルフチェックインや、AIチャットボットによる周辺観光の案内、客室清掃ロボットの導入などです。しかし、これらは決してサービスを簡略化するためだけのものではありません。
事務的な作業の負担を軽減することで、スタッフが「お客さま一人ひとりとじっくり向き合う時間」を創出することこそが、ホテル業界におけるDX化の目的です。テクノロジーと温かみのある接客をいかに融合させるかが、現代のホテル経営における重要なポイントといえます。
サステナビリティの重視
近年のホテル業界では、サステナビリティも重視されています。サステナビリティとは、「持続可能性」を意味し、環境保護や地域社会への貢献を考えた、長続きする運営を目指す考え方です。
具体的には、プラスチック製の使い捨てアメニティを廃止したり、地元の食材を積極的に活用してフードロスを削減したりする取り組みが広がっています。また、地域の伝統工芸を館内の装飾に取り入れるなど、その土地の文化を守り発信するホテルもあるようです。
特に環境意識の高い人々からは、こうした取り組みがホテル選びの重要な基準の一つとして注目されています。「環境や社会のために何ができるか」を真摯に考えているかどうかを知ることは、現代のホテル選びにおいて重要な視点といえるでしょう。
ホテルの志望動機を作成するために業界研究を行いたい方には、「業界分析とは?目的や効率的に行うためのコツを解説!」の記事がおすすめです。参考にしながら、業界研究に取り組んでみてください。
2.志望ホテルの強みや立ち位置を知る
業界研究のあとは、企業研究を行って志望するホテルの特徴を知りましょう。企業研究とは、自身が興味のあるホテルや会社の特徴や業界内の立ち位置を知るための作業です。ホテルごとに営業形態や提供しているサービスの特徴は異なります。
志望動機では「なぜその企業なのか」を明確に答えられることが大切です。ありきたりな内容では、採用担当者に「ほかのホテルでも良いのでは?」と思われてしまう可能性があります。ホテルごとの特徴や違いを整理し、志望先ホテルでなければならない理由を明確にしましょう。
3.求められている人物像を知る
志望動機の作成を始める前に、企業研究の一環として、そのホテルがどのような人材を求めているのかを把握しましょう。ホテルのWebサイトにある採用ページや経営理念、社長のインタビューなどをチェックすれば、大切にしている価値観を読み解けます。
一般的にホテル業界では、お客さまやスタッフ間での円滑なやり取りに欠かせないコミュニケーション能力や、予期せぬ事態にも冷静に動ける対応力が重視されます。また、お客さまの潜在的なニーズを察知する観察力や、チームで最高のサービスを作り上げるための協調性、相手の立場に立った細やかな気配りも高く評価される傾向にあるでしょう。
ただし、マニュアルを重視する効率的なビジネスホテルと、一人ひとりに合わせたパーソナルサービスを追求する高級リゾートでは、求められる素養が異なります。
ホテルの種類別の求められる人物像の例は以下のとおりです。
| ホテルの特徴 | 求められる人物像 |
|---|---|
| 高級・ラグジュアリー | ・お客さまの意図を汲み取る高い洞察力 ・洗練されたマナー ・品格のある立ち居振る舞い |
| カジュアル・リーズナブル | ・迅速かつ正確な事務処理能力 ・親しみやすさ ・効率良く業務を回すマルチタスク能力 |
| 日系ホテル | ・規律を重んじる誠実さ ・チームワークを大切にする協調性 ・きめ細やかな配慮 |
| 外資系ホテル | ・主体的に動く積極性 ・個性を活かしたパフォーマンス ・多様な価値観への柔軟な理解 |
志望先のターゲット層やサービスのスタイルを知るだけでなく、「自分のどの強みがそのホテルの求める人物像にマッチしているか」を把握するための情報収集を行ってみてください。
4.自分の強みや経験を棚卸しする
業界や企業のことが見えてきたら、次は自分自身のこれまでの経験を振り返ります。これまでのアルバイトや部活動、ゼミなどの経験のなかで、ホテルの仕事につながりそうな強みや経験を洗い出してみましょう。その際、具体的なエピソードも一緒に整理してみてください。
派手な実績や難易度の高い資格をもっていなくても大丈夫です。トラブルに冷静に対処した経験や人のためにコツコツと努力した経験など、ホテルの現場で求められる強みや経験を探してみましょう。自分の強みを可視化することで、説得力のある志望動機の土台が出来上がります。
5.就職後の貢献方法を考える
自分の強みを把握するだけでなく、「その強みを活かして、具体的にどうホテルに貢献できるか」まで踏み込んで考えましょう。採用担当者は志望動機を通じて、「自社で活躍してくれそうか」を評価しているからです。
たとえば、「アルバイトで培った事務処理能力を活かし、予約管理業務の正確性を向上させたい」「持ち前の観察力を活かして、お客さまの潜在的なニーズを先回りして満たしたい」など、実務に即した貢献イメージを膨らませてみるのがおすすめです。
「自分ができること」と「ホテルが目指していること」の接点を見つけ、入社後に貢献したいポイントを言語化しておくことで、熱意がより具体的に伝わる志望動機になります。
ホテル業界で活かせる自分の強みを見つけたい方は、「自己分析とは?就活での目的や簡単なやり方9選を解説」の記事を参考にしてみてください。
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ホテル業界の志望動機におけるNG例文
ホテル業界の志望動機を魅力的にするためには、単に「思い」を伝えるだけでなく、企業が求める形式や視点を押さえることが大切です。結論を後回しにしたり、あいまいな志望理由を述べたりするのは避けましょう。
ここでは、ホテル業界の志望動機でやりがちなNG例文とともに、作成時に注意したいポイントを解説します。自分の例文を見直す際に、ぜひお役立てください。
結論から伝えられていない
私は旅行が好きで数々のホテルに泊まってきました。旅行者にとって、1日の疲れを癒せるホテルは欠かせない存在だと思います。
なかでも貴社はサービスの質が高く、お客さまからも高い評価を得ています。私も実際に泊まった際に、ほかのホテルよりも良いサービスと丁寧さに驚きました。高品質なサービスを提供する貴社の一員として、お客さまの旅行をより良いものにしたいと考え、貴社を志望しています。
志望動機を作成する際は、結論から述べるように注意しましょう。例文のように結論が最後に来てしまうと、読み手は何について話しているのかを把握できないまま読み進めることになり、要点を把握しにくくなります。
特に、履歴書やエントリーシートは多くの就活生から提出されるため、結論が不明確なものは読み飛ばされてしまうリスクもあるでしょう。
志望動機を作成する際は、具体的なエピソードよりも先に「△△の理由で、貴社を志望しました」と言い切るのがおすすめです。最初に結論を伝えることで、そのあとに続く話の内容が相手に伝わりやすくなります。
ホテル業界を選んだ理由が分からない
私は旅行が好きで、学生時代は毎月旅行に行っていました。知らない土地の景色を見たり、現地の方と出会ったりするのはとても良い経験になります。
大学3年生のときにはオーストラリアに留学をし、日本とは異なる文化に触れられました。自分のもつ価値観や考えとは違うものに触れることで、より成長できたと思います。
貴社で旅行を行う方々のサポートをしたいと考えております。
ホテル業界を選んだ理由が伝わらない志望動機を伝えてしまうのも、よくあるNG例です。この例文も、自分の経験のみを述べており、「なぜホテル業界なのか」という根拠が不足しています。単に「接客が好き」「旅行が好き」という理由だけでは、「ほかの接客業や旅行代理店でも良いのでは?」と思われてしまい、効果的なアピールになりません。
ほかの接客業との差別化を意識し、ホテルという場所でこそ実現したいことを明確に伝えましょう。自分の強みと企業の特徴がどう結びつくのかを、業界への理解を踏まえたうえで説明することが大切です。
特定の職種に限定し過ぎている
私は、お客さまの滞在を彩りたいと考え、貴社のコンシェルジュを志望しました。貴社のコンシェルジュには他社にはないきめ細やかな対応力があり、宿泊客の記憶に残る滞在をサポートしている点に感銘を受けました。
私自身、学生時代の接客アルバイトで培った問題解決能力を活かし、お客さま一人ひとりに合わせた最適な提案を行い、おもてなしをしたいと考えております。入社後は、コンシェルジュとして学生時代のアルバイト経験を活かしつつ、貴社のサービスに貢献します。
志望動機を作成する際は、特定の職種に限定し過ぎないようにも注意しましょう。やりたい仕事が明確なのは良いことですが、あまりに職種を絞り込んだ内容ばかりになると、「その仕事以外では働きたくないのでは?」という懸念をもたれる可能性があります。
ホテルは仕事内容が幅広く、入社後の配属が希望どおりになるとは限りません。活躍したい職種をアピールしつつも、ホテル全体の成長に貢献したいという姿勢や、どのような配属先でも努力する柔軟性を見せることが重要です。
ホテルへの愛以外が伝わらない
私が貴社を志望するのは、ホテルに泊まることが好きだからです。学生時代は旅行を趣味としており、1年のうち50日以上は旅行をしていました。大学を休学し、日本一周をしたこともあります。
ホテルは非日常感があり、リフレッシュできる良い場所です。学業やアルバイトの疲れも、ホテルに泊まることで解消できます。
大好きなホテルで働ければ楽しいと思い、貴社を志望いたしました。
ホテル愛以外が伝わらない内容になってしまわないよう心掛けることも大切です。「ホテルが好き」という気持ちは大切ですが、企業は「自社にどう貢献してくれるか」を評価しています。ファンとしての視点だけでは志望動機として不十分です。
「ホテルが好き」という想いを土台にしつつ、プロとして「どのようにお客さまを喜ばせたいか」「ブランド価値をどう高めたいか」といった、働く側としての具体的な貢献ビジョンを盛り込みましょう。
ほかのホテルにも共通する内容になっている
私が貴社を志望するのは、宿泊されるお客さまを笑顔にしたいと思ったためです。学生時代は接客業のアルバイトをしており、お客さまの感謝や笑顔がとてもやりがいになりました。
接客業のなかでもホテル業界を選んだのは、海外旅行で行った先のホテルの接客に感動したからです。自分もこのような接客ができる人材になりたいと思い、貴社を志望しました。
志望動機を作成する際は、ほかのホテルにも共通する内容になっていないか確認しましょう。「お客さまを笑顔にしたい」という動機は、どのホテルにも言えるため、採用担当者に熱意が伝わりにくくなります。
志望先のホテルについて詳しく調査し、そのホテル独自の取り組みや企業理念、特定のサービス方針に触れるようにしましょう。「数あるホテルのなかで、なぜここなのか」という問いに対して、そのホテルでしか達成できない具体的な理由を伝えることが、オリジナリティのある志望動機に繋がります。
自分のアピールに偏っている
私は大学時代、個別指導塾の講師として3年間アルバイトをしていました。生徒一人ひとりの苦手分野を分析し、それぞれに最適な学習プランを提示することで、担当した生徒全員を第一志望合格に導いた経験があります。この経験で培った分析力と相手に寄り添う力は誰にも負けません。
貴社においても、この強みを存分に発揮し、お客さまが求めているものをいち早く察知して、ハイレベルなおもてなしを実践できる自信があります。
志望動機が自分のアピールだけにならないようにも注意してください。自分の強みを強調し過ぎてしまうと、採用担当者に「質問の意図を汲み取れていない」「自分の力を試したいだけなのではないか」と受け取られてしまう可能性があります。
志望動機はあくまで、「なぜホテル業界やその志望先を選んだのか」という熱意を伝えるためのものです。自分の経験をアピールするだけで終わらず、どのように貢献できるのかを意識して構成するようにしましょう。
志望動機の作成方法は、「志望動機は就活成功のカギ!例文集と面接や履歴書での伝え方を紹介」の記事でも解説しています。こちらもあわせてご参照ください。
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ホテル業界の志望動機作成にお悩みのあなたへ
ホテル業界の志望動機の作成に悩んだら、まずは徹底的に業界・企業研究と自己分析を行うことが大切です。ホテル業界や志望先企業の特徴、自分の強み、価値観が明らかになれば、自分の思いを効果的に伝えるオリジナルの志望動機を作成できるでしょう。
もし、志望動機の作成方法に悩んでいるなら、就活のプロに相談してみるのがおすすめ。ぜひキャリアチケット就職エージェントへご相談ください。キャリアチケット就職エージェントは、就活にお悩みを抱える学生の支援に特化した新卒向けのサービスです。
経験と知識が豊富なキャリアアドバイザーが在籍しており、就活生一人ひとりの希望にマッチする企業をご紹介するだけでなく、志望動機作成もサポートしています。
また、自分の強みが見つかる自己分析のサポートや書類添削、面接対策、入社後のサポートなどのサービスもすべて無料で行っているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。