営業アシスタントの志望動機で選考突破につながる書き方を新卒向けに解説!

このページのまとめ

  • 営業アシスタントの志望動機では仕事内容に応じたアピールが重要
  • 営業アシスタントの志望動機ではコミュニケーション能力やITスキルが評価される
  • 営業アシスタントの志望動機では具体的な内容や積極的な応募理由を伝えよう

営業アシスタントの志望動機で選考突破につながる書き方を新卒向けに解説!のイメージ

「営業アシスタントの志望動機の書き方が難しい」と悩んでいる就活生も多いでしょう。営業事務を志望する場合は、業務が書類作成だけではない点を意識して、自分の強みや経験をアピールするのがポイントです。

この記事では、営業アシスタントの志望動機を作る際に効果的な構成や例文を解説します。評価されやすい資質も紹介するので、最後まで読めば、選考突破につながる営業アシスタントの志望動機を作成できるでしょう。

営業アシスタントの仕事について聞く

   
目 次

営業アシスタントの志望動機の作成には業務理解が必須

営業アシスタントとは、事務仕事を通して営業のサポートを行う職種です。営業担当者が商談に集中するためには、営業に関する事務書類やスケジュール管理などのサポートが欠かせません。

仕事が多様化している昨今、さまざまなニーズに対応するために営業職の需要が伸びている傾向にあります。それに伴い、営業アシスタントもますます求められる職種になると考えられるでしょう。

営業アシスタントの志望動機を作成するためには、仕事内容を理解し、どのように貢献できるか考えるのが重要です。ここでは、営業アシスタントの主な仕事内容を解説するので、参考にしてください。

営業のスケジュール管理

営業アシスタントの主な仕事に、営業のスケジュール管理があります。営業が効率よく商談や打ち合わせを行うために、スケジュールの調整や管理は欠かせません。

また、営業担当者の取引先との予定が急に入ったり、キャンセルになったりすることもあります。営業ではなく会社に連絡がある場合も多いので、営業アシスタントが対応を行い、スケジュールに反映することで営業担当者も予定を把握しやすくなるでしょう。

営業アシスタントが営業のスケジュール管理を綿密に行えば、営業担当者は安心して仕事を進められます。

営業資料の作成

営業アシスタントは、取引先との商談成立に向けた営業資料の作成を行うのも特徴です。作成する資料は、次のような内容が挙げられます。

・プレゼン資料
・見積書
・契約書
・納品書
・請求書

営業資料の作成は、営業担当者が効率的に仕事を行うために欠かせません。たとえば、プレゼン資料の内容次第で、契約成立につながるかも変わってくるでしょう。

また、見積書や契約書などの書類は、誤りのないよう正確に作成することも重要です。ミスがあるとトラブルの原因になったり、手続きのやり直しが発生したりするので、入念なチェックも求められます。

顧客へのアポイント取得や営業同行

営業アシスタントの仕事は書類作成だけではなく、顧客訪問のアポイント業務を行う場合もあるでしょう。営業担当者に代わって、メールや電話で取引先と直接やりとりを行い、訪問の約束を取り付けます。

また、企業によっては営業に同行したり、営業の代わりに商談を行ったりするケースがあるのも特徴です。仕事の範囲は企業によって異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

このように、営業アシスタントは取引先とやり取りする機会があるので、コミュニケーション能力に自信がある場合は積極的にアピールしましょう。

計数管理

営業アシスタントが行う事務仕事には、計数管理も含まれます。計数管理とは、営業活動を数値化し、行動の改善を行ったり管理したりする作業です。営業アシスタントは、取引先ごとの売上高や地域別の契約数といった定量的な目標と現状を比較し、目標達成に向けて改善策を考えます。

計数管理には、Excelや専用ソフトなどのツールを使用するケースが一般的です。そのため、営業アシスタントにはPCスキルも求められます。

議事録作成

営業アシスタントは、営業ミーティングなどの内容について、議事録を作成することも仕事の一つです。営業ミーティングに参加したり、営業担当者に同行して取引先を訪問したりした際の会話の内容を分かりやすくまとめて記録に残します。

議事録は重要な事項はもちろん、次回のミーティングや取引先に連絡する前に振り返りとして見返す場合もあり、営業が成果を出すために欠かせない仕事です。

営業アシスタントの仕事について聞く

 

営業アシスタントの仕事のやりがい

営業アシスタントの仕事のやりがいは、以下のような点が挙げられます。

・顧客と直接やり取りができるため、自分の行動次第で営業チームの評価につながる
・スケジュール管理を行うなかで、スムーズに仕事を進めるための工夫ができる
・数値管理を行うため、経営視点での知識を得られる
・目標達成した際は、営業チームの一員として充実感を得られる

営業アシスタントは、事務職のイメージとして挙げられる書類を作成する業務だけでなく、取引先とのコミュニケーションが頻繁にある職種です。そのため、取引先とのつながりが深まりやすい職種といえます。

また、適切なスケジュール管理で営業担当者がスムーズに活動できたり、自分が行った仕事や行動が営業成績に結びついたりするケースもあるでしょう。その際、営業担当者などから感謝される場合もあり、人の役に立つことに喜びを感じる人は、特に充実感を得られる職種です。

営業アシスタントを志望する人の中には、ほかの事務職を検討している人もいるでしょう。「事務職の志望動機はどのように作る?作成のポイントや例文を解説します」では、経理事務や医療事務といった事務職の志望動機の作成に役立つ内容を解説しているので、参考にしてください。

営業アシスタントの仕事について聞く

 

営業アシスタントの志望動機で伝えるべき資質やスキル

営業アシスタントの志望動機では、コミュニケーション能力やITスキルをアピールするのがおすすめです。

一般社団法人 日本経済団体連合会が公表した「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(4p)」によると、企業が大卒の就活生に求める資質として、「主体性(84.0%)」「チームワーク・リーダーシップ・協調性(76.9%)」などが挙げられます。そのほか、企業が学生に期待する資質や能力などは以下のとおりです。

一般社団法人 日本経済団体連合会「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(4p)のイメージ

引用:一般社団法人 日本経済団体連合会「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(4p)

ここでは、上記の調査結果を参考に、営業アシスタントに応募する際の志望動機に盛り込むと評価につながりやすい強みやスキルについて解説します。紹介する資質などは、自分が営業アシスタントに向いているかどうかの判断にも役立つでしょう。

参照元
一般社団法人 日本経済団体連合会
採用と大学改革への期待に関するアンケート結果

コミュニケーション能力

営業アシスタントの志望動機では、コミュニケーション能力のアピールがおすすめです。営業アシスタントは、営業担当者との意思疎通はもちろん、取引先とのやり取りにもコミュニケーション能力が求められます。

コミュニケーション能力をアピールする際は、人とどのような関わり方が得意かもアピールしましょう。たとえば、「チームワークを大切にして、人と人の間を取り持つコミュニケーション能力」があれば、「相手の話に耳を傾け、ニーズを引き出すコミュニケーション能力」もあります。

自己分析を入念に行い、どのような対応をしたときに人に喜ばれたかや、他人の反応から自分の気持ちが高揚した出来事などを棚卸ししてみてください。

スケジュール管理能力

スケジュール管理能力も、営業アシスタントの志望動機で評価されやすいでしょう。営業アシスタントの仕事は、自分だけではなく、営業担当者が活動しやすくなったり、部署全体が効率よく行動できたりするよう適切にスケジュール調整を行うことが欠かせません。

スケジュール管理や調整に関する能力を盛り込めば、縁の下の力持ちとしてのサポート力をアピールできます。

状況判断力

営業アシスタントの志望動機には、冷静に物事を見極めて、適切に行動できる能力をアピールするのもおすすめです。営業担当者や上司が不在の際、取引先からの予想外の連絡やトラブルが発生するケースもあるでしょう。

その際、頼りにできる人がいないからと待機したままでは、事態が悪化しかねません。そのため、自分のできることや周囲の状況を俯瞰的に捉えて「この場合はどのようにすればよいか」を判断し、主体的に行動することが重要です。

営業アシスタントの志望動機で状況判断力をアピールすれば、「自分なりに考察し結論を出せる」「臨機応変に対応できる」などと好印象につながるでしょう。

ITスキル

営業アシスタントの志望動機では、書類作成の際にパソコンの操作ができるといった、ITスキルもアピールになる強みです。普段はスマートフォンをメインに使い、パソコンをうまく使用できない就活生もいるため、志望動機の差別化につながります。

一言でPCスキルといっても、「どのレベルのPCスキルが求められるのか」と気になる人もいるでしょう。就職の際に求められるPCスキルについては、「就活で問われる「PCスキル」ってなに?具体例や証明に便利な資格を紹介」で解説しているので、参考にしてください。

分析力

営業アシスタントの志望動機では、分析力をアピールするのもおすすめです。データを活用し、目標達成に向けて改善策を考えるために、分析力は欠かせません。

「物事の法則性を見つけて可能性を見出せる」「順序立てて物事を考え、原因を追求したり方向性を定めたりできる」などの得意な面があれば、アピールポイントになります。分析力をアピールすることで、「論理的に物事を捉えられる」と高評価を得られるでしょう。

観察力

細かな部分に着目する観察力も、営業アシスタントの志望動機でアピールできる能力です。契約書や請求書の作成といった事務的な業務において、細部まで確認することは欠かせません。

また、営業担当者や取引先の言葉には表れていない機微を察知できれば、隠れたニーズの把握や必要な対応を行いトラブル防止にも貢献できるでしょう。隅々まで目を届かせる自信があったり、人や物事の変化を敏感に察知できたりする場合は、観察力をアピールするのがおすすめです。

継続力

営業アシスタントの志望動機では、継続力も効果的なアピールポイントになり得ます。営業アシスタントは、データ管理や定期的な報告などのルーティン業務も行うため、地道な積み重ねが重要です。

困難な壁にぶつかっても、継続力があれば工夫して突破できる可能性が高いので、チーム全体が目標達成に向けて盤石な体制で進められます。また、日々の定型的な仕事をムラなく確実に行えば顧客の安心感にもつながるため、コツコツと継続できる力は、営業事務に欠かせない能力として評価されやすいでしょう。

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営業アシスタントの主なキャリアビジョン

営業アシスタントの仕事は、将来的に「営業アシスタントの仕事を継続して極める」「経理などほかの職種に転向する」などの進路が挙げられます。

ここでは、営業アシスタントとして考えられるキャリアの展望を解説します。

営業アシスタントとしての専門性を磨く

営業事務の知識や技能を深め、プロフェッショナルになることが、営業アシスタントのキャリアビジョンの一つです。営業アシスタントは顧客とのやり取りやデータ処理など、幅広い業務を担当するため、経験やスキルを豊富に獲得できます。

営業アシスタントとしての仕事が身についてきたら、「この部分を変えてみるのはどうだろう」といった案が浮かぶこともあるでしょう。その際、上司に提案したり、自分で実行したりして業務の効率化を図れば、チームや顧客の満足度を上げることも可能です。

また、培った経験やスキルをさらに磨きつつ、同僚にシェアすれば、チームにとって欠かせない存在となるでしょう。

営業にキャリアチェンジする

営業アシスタントで経験を積み、営業に転向する展望もあります。営業アシスタントとして営業のサポートをするなかで、どのように動けば成約につながるのかや、データの活用方法などを経験できるでしょう。そのなかで、「自分も顧客との折衝やコミュニケーションを経験したい」と思う場合があるかもしれません。

裏方の仕事を経験していれば、営業として活動する際も指示や依頼を出しやすいメリットもあります。営業ならではのプレッシャーはあるものの、営業アシスタントを経験してから営業に転向すれば、比較的ミスマッチも少ないでしょう。

ほかの職種でステップアップを目指す

マーケティングや人事といった、ほかの事務職にキャリアチェンジし、ステップアップを目指す方法も考えられます。営業アシスタントとして数字管理や営業のサポートを経験するなかで、「自分はデータ処理をしているときが一番楽しい」「社内の人間関係をよりよくできないか」などと、次の目標が出てくることもあるでしょう。

その際、社内でほかの事務職に異動できる場合は志望し、キャリアアップする方法があります。また、社内ではどうしても難しい場合は、転職するのも一つの手です。

管理職に就く

営業アシスタントのキャリアビジョンとして、管理職になる道もあるでしょう。人や仕事を管理するうえで、適切なコミュニケーションは欠かせません。営業アシスタントはコミュニケーションを円滑に行う能力を培いやすく、部下やほかの部署へのアプローチに役立ちます。

また、数値管理もどのような部署でも求められるスキルのため、自分の経験を踏まえて管理職として手腕を発揮しやすいでしょう。

就活では、キャリアプランを聞かれるケースがあります。「キャリアプランの例文18選!面接での答え方や思いつかないときの考え方」では、職種別のキャリアプランの考え方や回答方法を解説しているので、参考にしてください。

営業アシスタントの仕事について聞く

 

営業アシスタントの志望動機でアピールできる資格4選

営業アシスタントの仕事にはMOSや秘書検定などの資格が役立つため、アピールにつながります。ここでは、営業アシスタントの志望動機でアピールできる資格を4つ紹介するので、参考にしてください。

1.MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOSとは、マイクロソフトオフィススペシャリストの略です。マイクロソフト社が提供するソフトについて資格試験を行い、知識や使用スキルを証明します。試験対象のソフトや、使用イメージは以下のとおりです。

・Word:主に文章を作成する
・Excel:主に表の作成やデータ管理に用いる
・PowerPoint:主にプレゼン用のスライドデータを作成する

営業アシスタントの場合、上記のソフトは業務に欠かせないツールなので、MOSを取得しておくことをおすすめします。

2.秘書検定

秘書検定とは、社会人としての常識やコミュニケーション能力などをアピールできる資格です。2級までは筆記試験のみですが、準1級からは面接試験もあり、知識と実技の両方が求められます。

営業アシスタントでは、営業をサポートするためのコミュニケーションや立ち振る舞いが欠かせません。また、取引先によい印象を与えるために、適切な言葉遣いや表情も重要です。

秘書検定を取得すれば、基本的な社会人としてのマナーやコミュニケーション方法を理解しているというアピールにつながるでしょう。

3.日商PC検定

日商PC検定は、「Word」「Excel」「PowerPoint」を活用したPCスキルを証明する検定です。文書作成・データ活用・プレゼン資料の3項目について、筆記試験や実技試験を行います。

MOSとあわせて日商PC検定の資格を所持していれば、営業アシスタントに必要なPCスキルをアピールできるでしょう。

4.TOEIC

TOEICは、英語の知識はもちろん、仕事や生活上における英語を用いたコミュニケーション力を証明する資格です。グローバル展開する企業の営業アシスタントに応募する場合、TOEICを所持していればアピールにつながります。

海外企業との取引に限らず、日本以外に支店があったり、社内にグローバル人材が在籍していたりするケースもあるでしょう。その際、英語力を備えていれば、円滑なコミュニケーションに役立ちます。

このように、アピールにつながる資格は、積極的に取得するのがおすすめです。上記で紹介した資格のほか、就職で有利になり得る資格は、「就職に有利な資格11選!取得するときの注意点も解説」で解説しているので、参考にしてください。

営業アシスタントの仕事について聞く

 

営業アシスタントの志望動機を履歴書に書く際の構成

履歴書に営業アシスタントの志望動機を書く際は、「結論→具体的な理由→職種にマッチしている自分の強みやスキル→将来のビジョン」という構成を用いた書き方がおすすめです。

適切な順序で要点を簡潔にまとめれば、好印象を与える志望動機を作成できるでしょう。ここでは、採用担当者へのアピールにつながる、営業アシスタントの志望動機の書き方を紹介します。

志望動機の結論を伝える

営業アシスタントに限らず、の志望動機の書き方として、最初に志望動機の結論を伝えましょう。結論から伝えるのは、話の道筋を立てて内容を分かりやすくするためです。

たとえば、「私が貴社を志望する理由は△△です」のように伝えます。志望動機の書き出しが印象を左右するため、分かりやすく簡潔にまとめましょう。志望動機の書き出しについては、「志望動機は書き出しを意識しよう!好印象を与える書き方を解説します」もあわせて参考にしてください。

志望企業を選んだ理由を詳しく伝える

次に、志望企業を選んだ理由を詳しく伝えましょう。自分の経験などのエピソードを交えて詳しく志望理由を伝えれば、企業への入社意欲の高さが伝わります。

一方、「貴社のサービスのファンだから」「貴社の製品が今後も求められそうだから」など、企業を選んだ理由が曖昧な場合、「自社でなくてもよいのでは」と思われてしまうかもしれません。業界・企業研究を行い、志望企業ならではの興味を持ったポイントや魅力を伝えながら、アピールにつなげてください。

自分の強みやスキルを伝える

企業が求める人物像に合った自分の特性を伝えるのも、採用担当者に好印象を与える履歴書の書き方として重要です。その際、営業アシスタントの業務に活かせるスキルを選びましょう。

たとえば、PCスキルや作業の正確性をアピールすれば、「営業書類の作成を任せられる」といった評価につながります。企業ごとに求める人材は異なるため、企業説明会やOB・OG訪問などで、どのような人物が活躍しているのかを確認しておきましょう。

気になる企業で働いている人から聞いた内容をもとに志望動機を作成すれば、ほかの就活生との差別化にもつながります。OB・OG訪問の実施方法については、「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」で詳しく解説しているので、参考にしてください。

入社後の目標やビジョンを伝える

最後に、入社後に自分が目標としたいことや展望を伝えましょう。「貴社に入社後、△△をして貢献したい」などと具体的なビジョンをアピールできれば、志望度が高いと評価につながります。また、目標やビジョンを考えることは、就職後のミスマッチを防ぐためにも有効です。自分が応募先で働くイメージをするには、企業についてよく理解し、仕事内容やキャリアパスなどを

しておくことが欠かせません。企業研究を行い、どのようなキャリアの方向性があるかを確認しておきましょう。

しかし、就活生のなかには、「企業研究は何を調べればよいのだろう」「うまくできているのか分からない」と悩んでいる人もいるかもしれません。企業研究の詳しい方法は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」で解説しているので、参考にしてください。

営業アシスタントの仕事について聞く

 

営業アシスタントの志望動機の新卒向け例文7選

ここでは、営業アシスタントに応募する際の好印象につながる志望動機の例文を7つ紹介します。営業事務の短めの志望動機も例文に挙げたので、参考にしてください。

1.コミュニケーション能力をアピールする場合

私が営業アシスタントを志望した理由は、コミュニケーションを取りながらチームで成果を出すことにやりがいを感じるからです。私が高校3年生のときに所属していたバレーボール部では、一人ひとりの能力値は高いものの、協力体制が取れずなかなか試合に勝ち進めずにいました。

私は当時、バレーボール部の部長を担っており、状況をどうにか変えたい思いで、バーベキューなどのイベントを開催したところ、部員同士が少しずつ打ち解けてくれました。チームの団結力もアップした結果、高校最後の大会で全国大会への出場を果たせました。

この経験から、チームワークの重要性を改めて実感しました。貴社では、チームワークを円滑にするための独自制度を取り入れている点に興味を持っております。入社後は、営業アシスタントとして営業担当者と円滑なコミュニケーションを行い、チームワークを深め利益に貢献する所存です。

2.スケジュール管理能力をアピールする場合

私が営業アシスタントを目指す理由は、貴社の「時間を制する者は全てを制する」という理念に共感し、管理能力を活かして仕事がスムーズに運ぶサポートをできると思うからです。

私は大学2年間、飲食店の厨房でアルバイトとして勤務しておりました。アルバイト先は満席が続くことが多く、少しでもイレギュラーが起きるとお客さまに迷惑がかかるため、一つひとつの料理にかける調理時間の管理を徹底し、迅速な提供を目指していました。

そのなかで優先順位を決めたり、時短につながる行動パターンを自分なりに工夫したりして、時間管理術を習得しました。入社後も、チームの一員として営業や自身のスケジュール管理を徹底し、メンバーが活動しやすい環境づくりに努めたいと考えます。

3.状況判断力をアピールする場合

私は、弟2人のお世話をするなかで培った状況判断力を活かせると思ったため、営業アシスタントを志望いたしました。現在、弟は中学生ですが、数年前までは決めた通りに予定が進むことはなく、その都度周囲や弟達の状況に合わせて柔軟に対応してきました。

営業アシスタントの仕事は、状況を素早く理解し、適切な判断が求められると考えております。当時の経験を活かして、繁忙期でも自分や周囲の状況を冷静に見極め、必要な行動を取ってチームに貢献して参ります。

4.ITスキルをアピールする場合

私が営業アシスタントを志望した理由は、持ち前のITスキルを活かせると思ったからです。私は大学時代、パソコン教室の講師としてアルバイトをしておりました。生徒に教えると同時に自身の知識や技術も磨き、MOS資格を取得しました。

営業アシスタントの仕事は、プレゼン資料の作成やデータ管理など、ITツールを活用するスキルが欠かせないと思います。貴社では、IT人材の育成に力を入れている点にも魅力を感じております。入社後は、営業アシスタントとして業務に必要なツールの活用はもちろん、新しいIT技術の導入を検討するなどして、業務をより効率化できるよう貢献して参ります。

5.分析力をアピールする場合

私が営業アシスタントを目指す理由は、貴社のOB訪問を引き受けてくれた営業アシスタントの△△さんの「数字は背景を語る」という言葉に共感したからです。

私は、物事を数値化すると原因や対策が明確になると考えております。大学受験の際は、自分の答案を分析し、つまづきやすいポイントを理解したり、自分によりマッチする勉強方法を検討したりするなど、合格に向けて努力しておりました。

営業アシスタントの仕事でも、現状を数値化したうえで仮説と検証を行うことが大切だと考えます。貴社に入社後は、さまざまな視点からデータを分析し、改善策を立て利益に貢献する所存です。

6.観察力をアピールする場合

私が営業アシスタントを志望するのは、部活動のマネージャー経験で培ったサポート能力を活かし、営業の方々の支援をしたいと考えたからです。

大学時代には、野球部のマネージャーとして50名の部員をサポートしました。具体的には、試合で結果を残せるように、一人ひとりの弱点に応じたメニューを考案し、提案しました。監督からも、「部員が得意な練習だけではなく、弱点を克服するために努力するようになった」と言われ、信頼してもらえるようになったと自負しております。

貴社の説明会に参加した際に、営業部の人数が多く、営業を支えるアシスタントの役割が重要だと伺いました。実際に、営業アシスタントの方とお話しさせていただき、仕事のやりがいを教えてもらったことが印象に残っています。

また、貴社はグローバルに展開しており、今後の△△業界をリードしていくと考えています。企業が発展するために、50名の部員をサポートしたマネージャー経験を活かせると思います。

入社後は、営業の方一人ひとりに必要なサポートを考え、的確な支援ができる営業アシスタントとして活躍したいと考えております。

7.継続力をアピールする場合

私が営業アシスタントを志望する理由は、持ち前の継続力を活かして貢献できると思うからです。私は高校生のころから、ベランダ栽培で野菜を育てています。野菜によっては、気温などに合わせて手入れも欠かせません。

最初はお世話を忘れてしまい枯らしたこともありましたが、現在は毎日の習慣になり、継続性も身についたと自負しております。営業アシスタントの仕事は、取引先と継続的な信頼関係を築いたり、地道な作業をコツコツ続けたりすることが重要だと考えます。

貴社は、過去2年の間に業界で1、2位を争うシェアまで上り詰め、その理由として営業チームの地道で継続的な活動が功を奏したと伺いました。私が入社させていただいた際は、これまで培ってきた継続して物事をやり遂げる能力を活かし、チームや貴社の利益に貢献して参ります。

就活でアピールする自己PRの書き方や伝え方が難しいと悩む人もいるでしょう。「就職活動の自己PR例文18選を紹介!書き方や高評価につながるコツも解説説」では、効果的な自己PRの書き方のコツや注意点などを例文を踏まえて解説しているので、参考にしてください。

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営業アシスタントの志望動機の注意点とNG例文

営業アシスタントの志望動機は、抽象的な内容になっていたり、強みがマッチしていなかったりする場合、採用担当者にマイナスな印象を与えてしまう恐れがあるため注意が必要です。ここでは、営業アシスタントの志望動機を作成する際に注意すべきポイントについて、例文を踏まえて解説します。

抽象的で強みや熱意をアピールできていない

営業アシスタントの志望動機が抽象的な場合、自分の強みや仕事への熱意が伝わりにくいので注意してください。社会人経験のない学生の場合、応募先で何を求められるのかが掴めず、「志望動機に何を書けばよいのか分からない」と悩む人もいるでしょう。

しかし、分からないからといって抽象的な志望動機を作ってしまうと、採用担当者に「企業研究ができておらず、志望度が低いのでは」と思われかねません。応募先で特に興味を持った部分や、自分の過去の経験を踏まえて、具体的な志望動機に仕上げることが大切です。

アピールしたい強みが職種にマッチしていない

自分の強みやスキルが、応募先や営業アシスタントに求められる資質に合っていない場合も、採用担当者にマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。

たとえば、営業アシスタントの求人で「柔軟な対応ができる人」という条件があるにもかかわらず、「私は意思が強く、一度決めたことは曲げません」と伝えた場合、臨機応変な仕事ができるか分かりません。

いくら素晴らしい能力であっても、応募先や職種で重視される資質をアピールできていなければ、低評価につながると考えられます。

積極的な応募理由を述べていない

営業アシスタントに応募する際、志望動機で消極的な理由を述べている場合、評価につながりにくいです。「ほかの事務職より楽しそうだから」「営業よりワークライフバランスが取りやすそうだから」などの動機で志望している人は、特に注意する必要があります。

実際に上記のような志望動機だったとしても、履歴書や面接で伝えた場合「入社や仕事への意欲が低いのでは」と採用担当者に思われかねません。就活は企業とのマッチングの場であり、志望度や仕事への意欲が高く、長期間にわたって活躍してくれそうな人を採用したいと考えています。

消極的な志望動機の場合、採用担当者に「壁にぶつかったら、すぐに転職してしまうのでは」と危惧されかねません。営業アシスタントで活かせそうな自分の経験や、入社後に活躍する意思を述べるなど、その企業や職種でなければならない理由を伝えましょう。

営業アシスタントの志望動機のNG例文

営業アシスタントの志望動機で避けるべき例文を紹介します。

私が貴社を志望した理由は、営業アシスタントの業務は事務仕事なので、営業よりもワークライフバランスを充実できると考えたからです。私は、サポート力に自信があります。サークルでは会計を担当し、縁の下の力持ちとしてサークルを支えてきました。営業アシスタントの業務でも、サポート力を活かせると思います。

また、留学で学んだ英語を活かして、海外と取引を行う営業もサポートしたいと考えています。国内外問わず、アシスタントとして経験を積み活躍できると思い、貴社を志望しました。

改善ポイント

上記で紹介した避けるべき志望動機の改善ポイントは、以下の項目が挙げられます。

・志望動機が消極的な理由になっており、志望度の高さが表れていない
・どの企業にも使える抽象的な志望動機になっているので、応募先を選んだ理由を述べる
・どのようなサポート力かが不明確なため、強みをアピールする場合は具体的に伝える

自分の作成した志望動機が改善ポイントに当てはまっていないか、チェックリストとして活用してみてください。

志望動機のNGについては、「志望動機のNG例文集!改善策や注意すべきワードも解説」で詳しく解説しています。NG例を参考に、自分の志望動機を改善しましょう。

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営業アシスタントの志望動機に悩むあなたへ

営業アシスタントの志望動機では、企業ごとに求められる仕事を理解し、アピールを考えるのが重要です。

営業アシスタントの範囲が事務作業だけなのか、営業活動まで関わるかによって、アピール内容や評価される項目も変わります。自分の強みと企業の求める人物像がマッチしているか確認したうえで、志望動機を作成しましょう。

「営業アシスタントの志望動機を考えるのが難しい」と悩む場合は、就活エージェントのキャリアチケットを利用してみてください。キャリアチケットでは、志望動機の作成はもちろん、企業研究や自己分析などのサポートも実施しています。また、専任のキャリアアドバイザーが一人ひとりに寄り添い、就活の悩みごとについてアドバイスも行っているので、進め方などで迷ったときも気軽にご相談ください。

内定を獲得するには、ほかの就活生と差別化できるアピールが欠かせません。就活のプロに相談して、営業アシスタントの効果的な志望動機を作成し、選考通過につなげましょう。

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営業アシスタントの志望動機に関するよくある質問

営業アシスタントの志望動機に関するよくある質問についてまとめました。

Q.営業アシスタントの志望動機の書き方は?

A.営業アシスタントの志望動機の書き方は、次の4ステップを用いるのがおすすめです。

・ステップ1:志望理由を簡潔に伝える
・ステップ2:志望企業を選んだ理由を詳しく伝える
・ステップ3:自分の強みやスキルを伝える
・ステップ4:入社後の目標やビジョンを伝える

最初に志望理由を述べれば、簡潔かつ分かりやすい内容に仕上がるでしょう。

志望動機は準備を万端にして作成するのが大切です。「志望動機の構成はどう作る?必要な準備や業界別の例文を解説」では、志望動機に必要な準備や書き方などを解説しています。どの職種でも活用できるので、参考にしてください。

Q.営業アシスタントの志望動機でアピールできる強みは?

A.営業アシスタントの志望動機では、コミュニケーション能力やPCスキルが強みになります。営業アシスタントの仕事は、書類作成だけではありません。

ほかの事務職と比べて、お客さまとのコミュニケーションを求められやすいので注意してください。志望企業で、どのような能力が求められているかを事前に調べておきましょう。

Q.営業アシスタントの仕事内容は?

A.営業アシスタントの仕事は、次のような内容が一般的です。

・営業のスケジュール管理
・営業資料の作成
・顧客へのアポイント取得や営業同行
・計数管理
・議事録作成

企業によって仕事内容は異なるので、事前に確認しておきましょう。企業説明会に参加し、質問するのもおすすめです。企業説明会については、「企業説明会への参加方法は?参加のメリットやマナーを解説」で解説しているので、参考にしてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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