このページのまとめ
- 負けず嫌いを言い換えると、「向上心」や「粘り強い」などになる
- 負けず嫌いな性格を営業職や販売職でアピールする際は、別の言葉に言い換えるとよい
- 負けず嫌いは「協調性がない」とネガティブなイメージもあるので伝え方に注意する
「負けず嫌いを言い換えた言葉は?」「長所としてアピールできる?」と気になる就活生もいるでしょう。負けず嫌いな性格は、成長意欲や向上心を感じさせ、企業でも評価されやすいです。一方で、短所になりうる言葉なので注意が必要です。
この記事では、負けず嫌いを言い換えた言葉の例や長所としてアピールするコツを紹介します。言葉の捉えられ方の違いも紹介したので、負けず嫌いをアピールしたい方は参考にしてください。
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- 「負けず嫌い」は言い換え必須?捉えられ方の違いを解説
- 負けず嫌いがポジティブに捉えられる部分
- 負けず嫌いがネガティブに捉えられやすい部分
- 負けず嫌いを言い換えてアピールできる言葉
- 向上心
- 努力家
- 粘り強い
- ストイック
- 負けず嫌いが長所として評価されやすい職種
- 営業職
- 販売職
- クリエイティブ職
- 負けず嫌いを長所としてアピールする3つのコツ
- 1.具体的なエピソードを説明する
- 2.仕事でどのように活かすかを伝える
- 3.他人ではなく「自分に負けたくない」思いを強調する
- 負けず嫌いを言い換えて長所としてアピールする際の例文
- 負けず嫌いの対象が自分の場合の例文
- 負けず嫌いの対象が他者の場合の例文
- 負けず嫌いをアピールする自己PRの例文
- 負けず嫌いを言い換えて長所としてアピールしたいあなたへ
「負けず嫌い」は言い換え必須?捉えられ方の違いを解説
負けず嫌いの意味は、何かに負けることを嫌うことです。負けず嫌いな性格は、長所としてアピールできるでしょう。「ほかの人に負けたくないと頑張る」「成長するために努力する」などの姿勢が評価されるからです。ビジネスが成功する人は、負けず嫌いな人が多いといわれることも。
ただし、負けず嫌いな性格は、業界や職種によっては短所として認識される場合も。ニュアンスの違いで、ネガティブな意味に捉えられる可能性も否定できません。ここでは、負けず嫌いが評価される部分とされにくい部分を以下で解説します。
負けず嫌いがポジティブに捉えられる部分
負けず嫌いがポジティブなニュアンスで評価されるのは、どのような状況でも諦めず、最後まで成し遂げようとするからです。ビジネスの場面で成功するためには、何度失敗してもチャレンジする姿勢が重要です。
また、他者と比較して負けたくないという気持ちも評価対象です。同僚と比べてスキルが足りない場合、負けていられないと勉強やスキルアップに力を入れるでしょう。成長する意欲もビジネスシーンで重要であり、主体的に努力する姿勢が評価されています。
負けず嫌いがネガティブに捉えられやすい部分
負けず嫌いは、勝ちたい気持ちが前面に出過ぎてしまうと、評価されにくくなるので気をつけましょう。ほかの人に負けたくないと思った結果、ビジネスシーンでチームの和を乱してしまう場合があるからです。
協調性のなさがある場合、業界や職種によってはネガティブな意味として捉えられるでしょう。勝つために努力するのは重要ですが、チームで協力する姿勢は忘れてはいけません。
負けず嫌いの意味がどのように捉えられるかは、企業によって異なります。OB・OG訪問を行い、実際に働く方の意見を聞いてみましょう。
OB・OG訪問については「OB・OG訪問のやり方とは?流れやマナー、注意点を知ろう」の記事で解説しています。実際に働いている人に詳しい話を聞けば、入念な企業研究ができるでしょう。
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負けず嫌いを言い換えてアピールできる言葉
負けず嫌いを言い換えて強みとしてアピールするためには、以下のような言葉を使うことをおすすめします。ニュアンスの違いで、負けず嫌いを上手にアピールできるでしょう。
向上心
向上心は、負けず嫌いの言い換え表現として使える言葉の1つです。高みを目指して行動できる意味を持ち、負けず嫌いのニュアンスが含まれています。
また、負けず嫌いは負けたくない気持ちが他人に向いているのに対し、向上心は自分を高めていきたい気持ちが見受けられます。負けず嫌いを言い換えるには、向上心もおすすめできます。
向上心を志望動機や自己PRでアピールしたい方は、「自己PRで向上心を伝えよう!就活が成功する上手な書き方と例文」も参考にしてください。
努力家
負けず嫌いな性格の人は、勝つために努力できる人が多いため、「努力家」とも言い換えられます。負けず嫌いな人は負けることに対する嫌悪感から、努力して成果を出せる可能性が高いです。
ライバルや競合相手がいると、さらなる力が発揮できるでしょう。さらに、真面目で熱心なイメージも与えられるため、「努力家」はおすすめの表現といえます。
努力家をアピールしたい方は、「努力家であることを効果的にアピールするには?長所・短所の伝え方も紹介」も参考にしてください。
粘り強い
負けず嫌いな性格は、粘り強い性格とも言い換えられます。負けず嫌いがゆえに粘り強く努力し続けられる方が多いためです。
「試合で負けたくないから、毎日の大変な練習をこなし続けられる」といったエピソードであれば、柔らかいニュアンスで「負けず嫌いを」アピールできるでしょう。粘り強い性格にまつわるエピソードを加えて、負けず嫌いを言い換えるのがポイントです。
粘り強い性格を志望動機や自己PRでアピールしたい方は、「『粘り強い』のアピール方法は?志望動機に使える自己PRを例文付きで解説」でアピール方法を解説しているので参考にしてください。
ストイック
「ストイック」は、負けず嫌いな性格を言い換える表現としておすすめです。ストイックな性格は、自分を律して目標を達成するために突き進める性格を意味します。
熱心に努力し続けられる真面目さをアピールできるでしょう。自分に負けずに努力し続けられるため、自分に対する負けず嫌いとも捉えられます。
一方で、ストイック過ぎる性格は、スピードを求められるビジネスシーンにおいてはネガティブに捉えられる可能性もあります。業務内容や企業が求める人材を確認し、言い換え表現を検討することが大切です。
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負けず嫌いが長所として評価されやすい職種
負けず嫌いな性格は、「営業職」「販売職」「クリエイティブ職」などで強みとして評価されやすいです。以下では、それぞれの職種・業界で、負けず嫌いな性格が評価される点を解説します。
営業職
営業職は同僚よりもいい成績を出すと評価されるので、負けず嫌いな性格が向いています。「自分が一番活躍する」のような気持ちで仕事に臨む姿勢は、企業から評価されるでしょう。
また、営業職は目標設定が行われていることもよくあります。「目標を必ず達成する」「諦めない」などは、負けず嫌いな性格が営業職で評価される理由です。
営業職の志望動機については、「営業職の志望動機の書き方は?新卒未経験がアピールできるポイントを解説」の記事をおすすめします。より評価されるために、アピールのコツを学んでおきましょう。
販売職
販売職も営業職同様に、売上目標や成績がある仕事です。そのため、ほかの人に負けたくないと思う姿勢は強みになるでしょう。
また、販売職の場合は、店舗の運営を任せられる場合もあります。個人はもちろん、チームとして負けたくないと思う姿勢があれば、さらに評価してもらえるでしょう。
クリエイティブ職
クリエイティブ職も、負けず嫌いな性格を活かせる職種です。「ほかの人よりもいい作品を作りたい」「自分の作品を誰よりも印象に残したい」などの考えが、ビジネスシーンでの強みになります。
負けず嫌いな就活生は、他人が評価されると悔しくなる場合もあるでしょう。その悔しさをバネに新しい作品を生みだせる強みもあるので、クリエイティブ職でも負けず嫌いが評価されています。
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負けず嫌いを長所としてアピールする3つのコツ
負けず嫌いをアピールする際は、エピソードを交えてアピールしましょう。以下では、効果的なアピールをするために必要な、3つのポイントを解説します。
1.具体的なエピソードを説明する
どのような負けず嫌いなのか、具体的なエピソードを用いて伝えましょう。負けず嫌いにも種類があり、「自分に負けたくない」と「他者に負けたくない」で与えられるイメージが変わります。
また、負けず嫌いがなぜ自分の強みになるのかも、具体的に説明できるようにしてください。「一番を目指すために努力できるから強みになる」「自分の弱点を克服する姿勢が強みになる」のように補足して説明ができれば、より評価してもらえるでしょう。
2.仕事でどのように活かすかを伝える
採用担当者にアピールする際は、負けず嫌いな性格がビジネスシーンでどのように使えるかをアピールしてください。企業研究を行い、どのような仕事で活かせそうか考えましょう。
負けず嫌いな性格が活かせそうかチェックする際は、企業のWebサイトや採用ページの確認がおすすめです。求める人物像を示している企業もあるので、活躍できそうか考えてみましょう。
企業研究の進め方については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事でも解説しています。
3.他人ではなく「自分に負けたくない」思いを強調する
負けず嫌いの対象は、自分だと伝えておくのをおすすめします。他者に対して負けず嫌いを発揮すると、ビジネスシーンでは、嫉妬や妬みなどネガティブな意味として捉えられてしまう場合があるからです。
自分に負けたくない気持ちを伝える際は、「困難な状況でも解決できるように努力する」「目標を達成するために努力は惜しまない」などのように伝えると、協調性がないと誤解されることもないでしょう。
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負けず嫌いを言い換えて長所としてアピールする際の例文
以下では、負けず嫌いをアピールする例文を紹介します。自分に対して負けず嫌いが発揮される場合と、他者に対して負けず嫌いが発揮される場合の2パターンを紹介するので参考にしてください。
負けず嫌いの対象が自分の場合の例文
以下は、負けず嫌いの対象が自分に向いている「向上心」をアピールした例文です。
私の長所は、「目標に向かって自分を高め続けられる向上心」です。
私は学生時代に、陸上部で長距離をしていました。運動神経が良いほうではなく、体力にも自信がありませんでしたが、現状よりも自分を高めていきたいという思いからチャレンジしました。
やはり体力がなかったので、最初のうちは練習についていくのが大変でした。しかし、私は向上心を持って行動する性格のため、記録を伸ばしたいという強い気持ちで練習に励みました。部活が終わったあとや休みの日にも、毎日10km走ることを目標とし、欠かさず練習を続けました。
努力を続けた結果、県大会のメンバーに選ばれ、ベスト3に入る結果を残すことができました。はじめは困難ばかりでしたが、諦めずに続けたことで、今でも大きな自信になっています。入社後もこの経験を活かし、目標に向けて成果が出せるよう努力していく所存です。
負けず嫌いの対象が他者の場合の例文
以下は、負けず嫌いの対象が他人に向いている「努力家」な強みをアピールする例文です。
私の長所は「困難な状況のときほど、意欲が湧いてくる」努力家なところです。
小学校から高校までサッカー部に所属していました。はじめは友人の誘いでスタートしましたが、すぐに「上手になりたい」という気持ちが強くなり、父の力を借りて練習量を増やしました。
継続的に努力した結果、中学校ではレギュラーの座を勝ち取ることができました。また、自主練習をほかのメンバーにも勧めたところ、みんなも練習に励むようになり、チーム全体の力が強くなりました。
高校では副キャプテンとして、大会で勝つために基礎練習に力を入れて、メニューの変更や追加を提案しました。最初からみんなが賛成してくれたわけではありませんでしたが、一人ひとりのメンバーに積極的に声がけしたり、プレーに対するアドバイスをしたりしているうちに、みんなのモチベーションが上がりました。
その結果、体力と団結力がアップしたことによって、県大会へ出場することができました。入社後は、目標に向かって努力し続けられる性格を活かして、チームの売上に貢献していきたいと思います。
負けず嫌いをアピールする自己PRの例文
負けず嫌いな性格をダイレクトにアピールする例文を、以下で紹介します。
私の強みは、自分に負けないように粘り強く努力し続けられる負けず嫌いな性格です。
アルバイトではじめて社員不在時の責任者を任されたときに、店舗内の売上を伸ばせず、悔しい思いをしました。当初は責任者の重みも分からないまま、はいつも通りアルバイトの一員として動いていました。
しかし、店舗責任者として入った日の売上は前年と比べて平均して10%落ちてしまいました。自覚をもって動けなかった経験が悔しく、次の店舗責任者の日には店全体の動きをしっかりと把握できるよう視野を広げました。
オーダーを受けていない時間が多いスタッフがいるときはキッチンに配備したり、会計間近のお客様対応はレジ業務ができるスタッフにお願いしたりなど、店全体にしっかり気を配ることを意識した結果、無駄を省いた営業ができ、前年と比べて売上が15%アップしました。
初日に経験した悔しい思いをしないために、自分が入った日の95%は前年の売上を超え続けています。御社でも、営業成績を上げ続けられるよう、自分に負けずに努力してまいります。
複数の例文を読むと、表現の幅が広がります。例文をそのまま参考にするのではなく、あなたらしい表現でアピールできるように、考えてみましょう。
自己PRや志望動機で負けず嫌いをアピールしたい就活生は、「自己PRで負けず嫌いを効果的にアピールするには?ポイントと例文をご紹介」の記事もあわせて参考にしてください。
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負けず嫌いを言い換えて長所としてアピールしたいあなたへ
負けず嫌いな性格は、伝え方を間違えると業界や職種によってはネガティブな意味として捉えられてしまうことも。「ほかの人と争いそう」「協調性がなさそう」などのマイナスイメージを与えないようにすることが大切です。
負けず嫌いな性格は、向上心や粘り強さ、努力家、ストイックな性格とも言い換えられます。企業が求める人物像に合わせてニュアンスを変え、アピールを成功させましょう。
一方で、「自分の負けず嫌いな性格を十分に伝えられない」と悩む就活生も多いようです。自己PRや志望動機で負けず嫌いな性格を上手く伝えるには、就活エージェントのサポートが役立ちます。就活のプロに相談し、伝わりやすく、好印象に残りやすい表現方法を学びましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。