社会人としての心構えとは?具体例10選や面接での答え方を解説

このページのまとめ

  • 就活で社会人としての心構えが大事なのは、仕事を任せられると思ってもらうため
  • 社会人としての心構えの例には、「時間を守る」「主体性を持つ」などがある
  • 社会人としての心構えを面接で聞かれたら、仕事に関係のある内容を回答する

社会人としての心構えとは?具体例10選や面接での答え方を解説のイメージ

「社会人としての心構えとは何のこと?」「どんな心構えが評価されるの?」などと気になる就活生も多いでしょう。社会人になると自己管理や時間厳守など、ビジネスシーンにふさわしい振る舞いが必要になります。

この記事では、社会人としての心構えの例や、面接で聞かれた際の答え方を解説します。最後まで読めば社会人としての心構えの具体例を理解でき、就活に向けて準備できるはずです。

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目 次

就活で社会人としての心構えが大切な理由

社会人としての心構えは、就活の場面から必要です。なぜ学生の間から社会人としての心構えが求められるかを解説するので参考にしてください。

信頼してもらえる人物になるため

就活で社会人としての心構えが必要なのは、担当者に信頼してもらえる人物になるためです。学生の間から社会人のように振る舞えると、自社でも活躍できそうだと評価が上がるでしょう。社会人になる前から、社会人としての振る舞いができるのは就活でプラスにつながります。

逆に、信頼できない人物は評価が上がらず、採用したいと思ってもらえません。たとえば、時間を守らない人は信頼できず、仕事を任せようとは思わないでしょう。自社の社員として受け入れるのは難しいと思われ、高評価を得るのは難しくなります。

ビジネスマナーがあると評価してもらうため

社会人としての心構えができていると、ビジネスマナーがあると評価されやすくなります。社会で求められているマナーを理解できており、社会人相手でも失礼のないように振る舞えるからです。

採用担当者によっては、入社後に即戦力を求めている場合もあるでしょう。一からビジネスマナーを教えるより、自分でビジネスマナーを勉強している学生のほうが早く戦力になります。

ビジネスマナーは業務内容とは違い、自分で勉強できる部分です。学生の間から社会人に必要なマナーを身につけておくと、評価してもらえるでしょう。

仕事を任せられると評価してもらうため

社会人としての心構えを持っている学生には、仕事を任せやすくなります。学生と社会人の違いを理解しており、仕事にも責任感が生まれるためです。

学生と社会人の違いの一つが、仕事に対する責任感です。学生が働くのはアルバイトであり、仕事に対して多くを求められない傾向にあります。

一方で、就活をして社会人になると、正社員として勤務するケースが多いでしょう。正社員はアルバイトよりも求められる責任が増えるため、責任を持つための心構えができているかどうかは重要なのです。

学生と社会人の違いについては、「学生と社会人の違いって、どう答えればいいの?」の記事も参考にしてください。

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社会人としての心構えの具体例10選

社会人の心構えとして覚えておきたい、10個のマナーや考えを紹介します。選考が始まる前に、社会人としてふさわしい振る舞いができるよう準備しましょう。

時間を守る

社会人になると、時間を守ることはこれまで以上に重要となります。時間を破ることにより、迷惑をかけてしまう範囲が広がるからです。

たとえば、仕事の締め切りを過ぎてしまうと、同僚や取引先に迷惑をかけてしまいます。仕事が進まなかったり、取引がなくなったりと大きな問題につながる場合もあるでしょう。

時間を守ることは、相手との信頼関係を維持することでもあります。時間厳守できるよう、就活中から常に余裕を持った行動を心がけてください。

ルールを守る

決められたルールを守ることも、社会人として重要な心構えです。ルールを破ることにより、迷惑をかけてしまう人が増えるでしょう。たとえば、仕事の進め方をルールどおりに行わないと、一緒に働く人に迷惑をかけます。社内の規律を乱し、大きな問題に発展することもあるでしょう。

そもそも多くの企業には就業規則があり、企業としてのルールが定められています。就業規則を守れなければ懲戒処分の対象になり、減給や降格も考えられます。

自己管理を徹底する

体調管理やスケジュール管理など、自己管理を徹底しましょう。「会議を忘れていた」「締め切りに間に合わなかった」などの状況は、自分の評価を下げるだけでなく、会社自体の評判や信頼性にも影響します。

また、体調不良は仕方ないこととはいえ、「毎日遅くまで起きていて仕事に影響が出る」といった理由は社会人として信頼に欠ける行動です。

ビジネスシーンに沿った言葉遣いをする

ビジネスシーンにふさわしい言葉遣いを、就活の間から意識しておきましょう。普段使っている言葉が、仕事ではふさわしくない可能性があります。

たとえば、「了解です」ではなく、「承知しました」が正しいとされている使い方です。ほかにも、「大丈夫です」ではなく、「問題ありません」がビジネス場面ではふさわしい言葉遣い。

普段使っている言葉がビジネスではふさわしくない場合もあるので気をつけましょう。正しい言葉遣いについては、「あなたの話し方は大丈夫?就活に必要な言葉遣いとは」の記事で紹介しているので参考にしてください。

主体性を持って行動する

受け身の姿勢ではなく、主体性を持って行動しましょう。社会人になると、自分で考え、行動する姿勢が求められます。

指示を待ち、言われた通りのことをするだけでは、なかなか評価してもらえないでしょう。自分で「今どうするべきか」を考え、行動に移す力が社会人には必要です。

責任感のある行動をする

自分の言動に責任を持つことも、社会人として必要な心構えです。仕事は自己責任で済むものではなく、周囲に迷惑をかけてしまいます。

たとえば、できない仕事をできると言ってしまい、実現できずに迷惑をかけることもあるでしょう。また、難しいからといって、途中で仕事を放棄することも許されません。

自分の言動にはしっかりと責任を持ち、仕事をやりきることが社会人には必要です。

積極的に質問する

わからないことがある場合、自分から積極的に質問しましょう。わからないことを放置しておくと、トラブルにつながる恐れがあるからです。

また、質問するのが面倒だからといって、自己判断で行動するのも避けてください。失敗してからではカバーができず、問題が大きくなってしまう恐れもあります。

コミュニケーションを大切にする

どの仕事や職場でも、コミュニケーションは欠かせません。たとえば「おはようございます」「お疲れ様です」のような短い言葉でも、コミュニケーションに欠かせない声かけです。

コミュニケーションがとりやすい職場であれば、仕事が進めやすく、居心地もよくなります。相手に話しかけられるのを待つのではなく、自分から積極的に話しかけましょう。

報連相を欠かさない

報連相を欠かさないことも、社会人になると必要です。報連相とは、以下の3つのコミュニケーションを指します。

報:報告
連:連絡
相:相談

特に、社会人になりたてのころは、わからないことだらけです。自分で判断するのではなく、相談しながら進めるのがよいでしょう。

自分の判断で勝手に行動し、失敗すると自分で責任を負うことになります。報連相を欠かさないことは、社会人として必要な心構えです。

整理整頓を心がける

仕事をスムーズに進められるように、整理整頓もできるようになりましょう。机の上や引き出しが散らかっている状態では、どこに何があるかわからず、作業効率が落ちてしまいます。

また、社会人になると資料や機密情報など、なくしてはならない書類も多く持つようになるでしょう。情報漏洩を起こさないためにも、整理整頓で何があるかわかる状態にしておくのが欠かせません。

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面接で社会人としての心構えを聞かれた場合の対応

面接でも、社会人の心構えについて聞かれることがあります。質問の意図を知り、適切に答えられるよう対策しておきましょう。

ここでは、面接で社会人としての心構えを聞かれた際の対処法についてまとめているので、参考にしてください。

面接で「社会人としての心構え」を聞く理由

面接対策で社会人としての心構えが聞かれるのは、社会人としての自覚があるかどうかを確かめるためです。社会に出たら、若手であっても学生気分のままではいられません。

社会人になると、これまで経験しなかった理不尽なことが起きたり、重い責任を負わなければならなかったりすることもあるでしょう。社会人としての心構えを聞くのは、その覚悟ができているかを確認する目的があります。

社会人としての心構えの答え方

社会人としての心構えを回答する際は、以下の3つのポイントを意識してください。

1.仕事に関係することを答える

社会人としての心構えを聞かれたら、仕事に関連するものを回答しましょう。「責任感を持って仕事を行う」「信頼してもらえる社会人になる」のように、仕事への影響を意識してください。

ただし、「時間を守る」「約束を守る」などの内容は、あたりまえすぎて評価されない場合もあります。また、趣味などの仕事に関係ないことを回答するのは、熱意を疑われる可能性があるため避けましょう。

2.具体的な理由を添える

なぜそのことを大事にするのか、具体的な理由も添えましょう。心構えを意識する理由から、あなたの価値観や人柄が評価されているからです。

その心構えを大事にしようと思ったエピソードがあれば、合わせて回答するようにしましょう。自分にしかないエピソードを伝えることで、ほかの学生との差別化につながります。

3.どのように会社に貢献していきたいか伝える

社会人としての心構えを通し、どのように企業に貢献していきたいか伝えましょう。長々と言及せず、最後にさりげなく触れる程度に収めるのがベターです。

社会人としての心構えを答えるときの注意点

面接で社会人としての心構えを答える際は、長々と話しすぎないように気をつけましょう。30秒から1分程度で、短くまとめるのがおすすめです。

また、どのような心構えを大事にしたいのか、結論から話しましょう。大事にしたい心構えを最初に伝えないと、何について話しているのかわかりません。

論理的にわかりやすく伝えるコツを「ロジカルシンキングとは?就活に役立つ効果的なトレーニング方法」の記事で解説しているので参考にしてください。

社会人としての心構えについて答える際の例文

私は社会人として、相手との信頼関係を大切にしていこうと考えています。仕事を円滑に進めるためには、お互いへの信頼が不可欠だからです。

大学のゼミでは、最初は衝突もあったものの徐々に打ち解け、協力して課題をこなせるようになりました。仕事でも相手との信頼関係の構築は大切なことだと思っています。この経験を御社でも活かし、一緒に働く方々と良好な関係を築いて成果を上げていきたいです。

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社会人としての心構えを持って内定を獲得したいあなたへ

面接などの選考で評価されるためには、社会人としての心構えが重要です。社会人にふさわしい振る舞いができると、自社で活躍できそうだと思われ、選考を通過しやすくなるでしょう。

しかし、社会人としてどのような心構えを持てばいいのか、自分は心構えを持てているのか不安になることもあるはずです。もし、社会人としての心構えに不安がある場合は、就職エージェントのキャリアチケットにご相談ください。

キャリアチケットでは、社会人に必要な心構えを持つためのアドバイスやサポートを実施。どのような就活生が選考で評価されるかを伝えます。

また、社会人としての心構えだけではなく、面接や履歴書などの選考サポートも充実。就活準備を万全にして内定獲得を目指したい方は、ぜひキャリアチケットにご登録ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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