このページのまとめ
- 新卒で志望動機が聞かれるのは企業とのマッチ度や入社意欲を確認するため
- 新卒の志望動機の例文を読むことで、具体的な文章イメージが考えられる
- オリジナルの内容にアレンジするのが新卒の志望動機の例文を活用するコツ
就活を始めたばかりの新卒生の多くが、「志望動機の書き方が分からない」「参考となる例文をチェックしたい」と悩んでいるでしょう。志望動機は採用担当者が応募者の熱意や企業との相性を判断する重要なポイントです。
この記事では、新卒向けの志望動機の作り方から伝え方、具体的な例文までをまとめて解説します。初めてでも分かりやすく、採用担当者に響く志望動機を作るヒントが満載です。
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- 新卒の志望動機で企業が見ているポイント
- 自社との相性は良いか
- 自社のどこに魅力を感じたか
- 自社への志望度が高いか
- 仕事への熱意はあるか
- 志望動機の作成に入る前の3つの準備
- 自己分析で自分の価値観を明確にする
- 就活の軸を明確にする
- 企業研究や業界研究で会社のことを知る
- 新卒の就活で志望動機を分かりやすく伝える書き方
- 志望理由を簡潔に述べる
- 志望理由の説得力を増すエピソードを伝える
- 入社後のビジョンや目標を伝える
- 新卒採用の担当者に響く志望動機を作る5つのポイント
- 1.応募企業でなければならない理由を具体的に書く
- 2.過去の実体験を盛り込みオリジナリティある内容に
- 3.やる気や意欲をアピールする
- 4.企業ではなく自分のことをメインに伝える
- 5.志望企業で何をしたいかを伝える
- 新卒就活でアピールできる志望動機の例文集【業界別】
- 製造業界の志望動機の例文
- サービス業界の志望動機の例文
- 医療・福祉業界の志望動機の例文
- エネルギー業界の志望動機の例文
- 物流業界の志望動機の例文
- 建設業界の志望動機の例文
- IT業界の志望動機の例文
- 金融業界の志望動機の例文
- 新卒就活でアピールできる志望動機の例文集【理由別】
- 社長や幹部に憧れた場合の例文
- 企業理念に共感した場合の例文
- 製品やサービスに感銘を受けた場合の例文
- 企業のビジョンに魅力を感じた場合の例文
- 社風が自分に合っていると思った場合の例文
- 地域貢献をしたい場合の例文
- 新卒就活の志望動機を書く際に気を付けたいこと
- 8割以上埋めるのが基本ルール
- 書き言葉で丁寧に伝える
- 読みやすい文字サイズで書く
- 誤字脱字ゼロで提出するのが基本マナー
- 志望動機の枠に収めること
- 自己PRと混同せず未来志向で書く
- 新卒向けの面接で志望動機を伝える際のポイント
- 1~2分程度で簡潔に話す
- 入社したい気持ちをストレートに伝える
- 相手と視線をあわせて明るいトーンで話す
- 「えーっと」「なんか」などの口癖に気を付ける
- 応募企業に合わせた志望動機で熱意を伝えたいあなたへ
新卒の志望動機で企業が見ているポイント
新卒の志望動機から企業が見ているのは、就活生の考え方や自社との相性です。どのような点が評価されているのかを解説するので参考にしてください。
自社との相性は良いか
新卒の志望動機では、企業との相性が見られています。マッチ度が高いほど仕事へのモチベーションがあがったり、働きやすかったりするためです。
たとえば、企業の仕事と就活生のやりたいことが一致していれば、働くモチベーションはあがります。また、企業の社風と就活生の相性が良いと、働きやすさも増すでしょう。
志望動機は就活生のやりたいことや考えが明確に分かる質問です。自社との相性が良い人物なのかを志望動機の内容から見極めています。
自社のどこに魅力を感じたか
自社のなかでもどこに魅力を感じたのかも志望動機から見ています。自社への理解度があるか、業界や業務内容について理解しているかを見るためです。
もし、魅力に感じた部分の内容が薄ければ、「志望度は低いのかな」と思われるでしょう。どこにでもあてはまるような内容ではなく、志望企業ならではの内容にできているかが評価されています。
自社への志望度が高いか
自社への志望度の高さも、志望動機では評価されています。志望度が伝わるように、内容の濃い具体的な志望動機を作成しましょう。
志望度の高い就活生を採用すれば、入社後もモチベーション高く働き、成果を出してもらいやすくなります。一方で、志望度の低い就活生であれば、仕事に集中しなかったり、そもそも内定辞退を行ったりする可能性があるでしょう。
「内定を出して入社してくれそうか」「真剣に働いてくれそうか」などを見極めるために、志望動機がチェックされています。
仕事への熱意はあるか
仕事に対する熱意があるかどうかも、志望動機で見られているポイントです。給料や福利厚生など、条件面ばかり伝えていないか気をつけましょう。
条件面を志望動機にしていると、入社後に「思っていた仕事と違う」「条件は良いけど仕事は合わない」などのように、ミスマッチを起こす可能性が高まります。企業側も、「条件面だけ見るなら別の企業でも良い」と思ってしまうのです。
企業が求めているのは、仕事に対する熱意があり、一緒になって頑張れる人材。仕事へ興味があり、成し遂げたいことがあるとアピールするのが重要でしょう。
志望動機で条件面を伝えるのが好ましくない理由は、「志望動機で給料に触れるのはNG?伝え方のコツや例文を解説」の記事でも解説しているので参考にしてください。
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志望動機の作成に入る前の3つの準備
志望理由の作成には、以下のような下準備が重要です。「何となく良いなと思って応募企業を選んだけれど、具体性のある志望理由は思いつかない」という人はここから始めてみましょう。
自己分析で自分の価値観を明確にする
志望動機を作る前に、まずは自己分析で自分の価値観を明確にしましょう。「商社だから」「食品を扱っているから」のように多くの企業にあてはまる志望動機では、「ほかの企業でも良いのでは」と思われてしまいます。
志望動機で評価されているのは、「なぜほかの会社ではなく、志望企業を選んだのか」です。志望企業を選んだ理由を明確にするには、自分の考えや価値観を知っておかなければなりません。志望企業を選んだ理由を明確に持つためにも、まずは自己分析で自分の考えを整理しておきましょう。
自己分析の方法を知りたい場合は、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事を参考にしてください。
就活の軸を明確にする
どのような基準で就活を行うのか、軸も明確にしておきましょう。就活の軸に合う企業にエントリーすることも大切です。
就活の軸とは、自分が仕事を行ううえで譲れない内容のことを指します。たとえば、「自分の能力を活かして働きたい」「人からの指示で動くよりも自分で考えて行動したい」のような内容が挙げられるでしょう。
就活の軸が明確にあると、志望動機も思いつきやすくなります。「就活の軸が△△であり、その軸に合う企業だから」のように、志望企業を選んだ理由を明確にできる点もメリットです。
企業研究や業界研究で会社のことを知る
企業研究や業界研究を行い、志望企業への理解を深めましょう。業界や企業について知らないと、自分の希望や価値観にマッチするのかが分からないからです。
企業研究ができていれば、就活の軸にマッチする企業なのかどうかが明確になり、志望動機に書く内容も決まります。自分のことと企業のことを両方知ることにより、より良い志望動機が作成できるでしょう。
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新卒の就活で志望動機を分かりやすく伝える書き方
評価される志望動機を作るためには、構成を意識することが大切です。志望動機を分かりやすく伝える書き方を解説するので参考にしてください。
志望理由を簡潔に述べる
志望理由が明確に伝わるように、「なぜ志望するのか」を最初に伝えましょう。「私が貴社を志望するのは、△△だからです。」「私は△△の理由で、貴社を志望します。」のように伝えてください。
最初からエピソードなどを長々と話してしまうと、伝えたいことが何なのか分からなくなります。結論から簡潔に伝えるように意識すると、分かりやすい志望動機になるでしょう。
志望理由の説得力を増すエピソードを伝える
志望理由の説得力を増すために、具体的なエピソードを交えます。「なぜその志望理由になったのか」が伝わる内容を入れてください。
エピソードを入れるのは、ほかの就活生との差別化をする目的もあります。自分なりのエピソードになるように、「どんなきっかけがあったのか」「どのように考えたのか」など、自分の考えや価値観なども入れるようにしましょう。
入社後のビジョンや目標を伝える
志望理由は自分が応募企業を選んだ理由だけでなく、企業が自分を採用するメリットを示すことも大切です。入社後に何をしたいのか、どのように貢献できるかも伝えましょう。
その際、志望理由に関連する内容にするのがおすすめです。志望理由と目標が離れてしまうと、何を成し遂げようとしているのかが分からなくなります。
志望動機の構成について詳しく知りたい就活生は、「志望動機の構成はどう作る?基本の3ステップや業界別の例文を解説」でも詳しく解説しているので参考にしてください。
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新卒採用の担当者に響く志望動機を作る5つのポイント
下準備ができたところで、志望理由の内容を考えていきましょう。人事が特に注目するのは、「志望理由に具体性があるか」「オリジナリティある内容か」「やる気が伝わってくるか」の3点です。以下で詳しく紹介したので、人事に魅力的に映る志望理由を作成しましょう。
1.応募企業でなければならない理由を具体的に書く
前述したように、志望理由がどの企業でも通用するような内容だと、採用担当者の印象に残りにくくなります。たとえば、「理念に共感した」では漠然とし過ぎです。なぜ共感したのか、企業の理念を持ってどう行動したいかなどを具体的に書く必要があるでしょう。
2.過去の実体験を盛り込みオリジナリティある内容に
就活関連の本やWebサイトでは、数多くの志望動機の例文が公開されています。この例文を使って志望理由を作る人も少なからずいるでしょう。
しかし、採用担当者はこれまで何人もの応募者を見てきているので、応募者自身の言葉でない内容はすぐに見抜かれてしまいます。志望理由にはなるべく実体験を盛り込み、自分にしか書けない内容にするよう心がけましょう。
厚生労働省の「「若年者の就職能力に関する実態調査」の結果概要」によると、企業は採用の際にコミュニケーション能力を重視するケースが多いようです。
引用元:厚生労働省「若年者の就職能力に関する実態調査結果」
相手と円滑な会話ができるよう、端的で分かりやすい志望動機を作成しましょう。
参照元
厚生労働省
若年者の就職能力に関する実態調査結果
3.やる気や意欲をアピールする
やる気や意欲は積極的にアピールしていきたいポイントの一つです。しかし、「やる気は誰にも負けません」といった抽象度が高い言葉だけでは少し説得力に欠ける可能性があります。
「自分の○○という長所を活かして、貴社の○○の分野に貢献したいです」など、具体的にどう頑張っていくかまで書けると良いでしょう。
入社後の展望ややる気をアピールしたい就活生は、「貴社に入社したら…志望動機では入社後の展望を伝えよう!」の記事でも入社後の目標について詳しく紹介しているので参考にしてください。
4.企業ではなく自分のことをメインに伝える
志望動機では企業のことよりも、自分のことをメインに伝えるようにしましょう。自分が何を考え、どのようなことを成し遂げたいのかをアピールします。
志望動機でよくある失敗が、企業の魅力をとにかく伝えようとすることです。魅力に思うことだけを伝えても、あなたがどのような考えを持っていて、会社に対して何ができるのかは伝わりません。
企業が志望動機を聞くのは、あなたの考えについて知りたいからです。自分のことを中心に伝えて、アピールにつなげましょう。
5.志望企業で何をしたいかを伝える
入社したあとに、何をしたいかも明確にしておきましょう。入社後にやりたいことが明確なほど、企業理解や自己理解ができていると評価されます。
やりたいことを伝えられれば、企業側も「△△の部署に配属しようか」「△△の仕事ができるように育てようか」などと入社後のイメージができるでしょう。自分が働く姿を企業にイメージしてもらうためにも、入社後に何をしたいのか伝えることが大切です。
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新卒就活でアピールできる志望動機の例文集【業界別】
ここまでお伝えしてきたことを踏まえて、志望理由の例文を紹介します。志望理由の構成の仕方や、大まかな書き方を掴むためのヒントとしてお役立てください。
製造業界の志望動機の例文
私は、その革新性とリーダーシップに魅了され、貴社を志望しました。
自動車産業における貴社のリーダーシップは、グローバルな視野を持ち、新しい技術やサプライチェーンの効率化に貢献していると考えます。若手でもグローバルな展望を持ち、多様な文化や環境で活躍できることに魅力を感じました。
私は、貴社のグローバル展開に貢献し、国際的な視点を持ちながら成長していきたいと考えています。
半導体商社業界について詳しく知りたい就活生は、「半導体商社業界の現状・今後の動向について」でも詳しく紹介しているので参考にしてください。
サービス業界の志望動機の例文
サービス業界の企業に魅力を感じて志望しました。以前のアルバイト経験から、お客様との直接的な関わりが自己成長に繋がることを学びました。
たとえば、接客中に顧客の要望を正確に把握し、適切なサービスを提供することで、満足度を向上させました。また、問題解決にも積極的に取り組み、クレーム対応で顧客満足度が10%向上したことがあります。
その経験から、貴社の顧客志向の姿勢に共感しました。私は、お客様の視点に立ち、彼らのニーズに的確に応えることを重視しています。貴社での活躍を通じて、お客様との信頼関係を築き、業績向上に貢献したいと考えています。
医療・福祉業界の志望動機の例文
施設の入居者様や入居者様の家族まで笑顔にできる仕事に携わりたく、貴社を志望します。高校時代、介護施設のボランティアを経験したことがあります。
最初、入居者様の家族は施設に預けることに不安を感じているのを目にしていましたが、入居者様がレクリエーションや施設の人とのつながりを通して楽しんでいるところを見てご家族の笑顔まで見れることにとてもやりがいを感じました。
私も、入居者様を笑顔にし、さらにそのご家族まで安心して施設に預け笑顔になれるような貢献をしたいと思います。
エネルギー業界の志望動機の例文
私が貴社を志望する理由は、学生時代の研究を通じて再生可能エネルギー技術の可能性を感じ、その分野での革新的な取り組みに興味を持ったためです。
貴社の技術開発と革新に対する積極的な姿勢に魅力を感じ、私もその一翼を担いたいと考えています。
インフラ整備や普及啓発活動、国際協力、エネルギー政策の策定と実施など、多角的なアプローチで再生可能エネルギーの普及を図る
貴社の取り組みに共感し、その一員として貢献したいと考えています。
インフラ業界について詳しく知りたい就活生は、「インフラ業界とは?事業内容や職種など就活必見の情報を解説!」の記事でも紹介しているので参考にしてください。
物流業界の志望動機の例文
私が貴社を志望した理由は、顧客の物流業務をトータルでサポートし、効率的な運営を実現することに興味を持ったからです。
学生時代には、地域の小規模な物流企業でアルバイトを経験し、配送の調整や顧客対応に携わりました。その中で、物流の流れを理解し、お客様のニーズに応えることの重要性を学びました。
入社後は、この経験を活かし、顧客との密なコミュニケーションを通じて、ニーズを正確に把握し、効率的な物流プランを提案したいと考えています。また、チームワークを重視し、同僚と協力して効率性を高め、貴社のサービス品質向上に貢献したいと思っています。
建設業界の志望動機の例文
私が貴社を志望した理由は、貴社が環境に配慮した建築プロジェクトに積極的に取り組んでいるからです。
貴社の取り組みは、エネルギー効率の向上や持続可能な素材の使用など、地球環境への貢献が見込まれます。
学生時代に、エコフレンドリーな建築デザインに興味を持ち、自然素材を使用したプロジェクトに参加しました。その経験から、持続可能な建築に貢献することの重要性を理解しました。
入社後は、貴社の環境に配慮したプロジェクトに参加し、最新の技術と知識を活かして、地球環境と社会に貢献するビルを創り出したいと考えています。
IT業界の志望動機の例文
私が貴社を志望した理由は、小規模または中規模企業の経営者にとって貴社のSaaSが革新的であり、ビジネスの効率化と競争力強化に貢献すると考えるからです。
学生時代、プロジェクト管理ツールを導入してタスクの割り当てと進捗管理を行い、ゼミメンバー間でリアルタイムに情報共有を行いました。
その結果、タスクの重複や漏れが減り、プロジェクトのスケジュール遵守率が向上しました。入社後は、貴社のソリューションを多くの中小企業に導入し、同様の効果をもたらすことを目標としています。
金融業界の志望動機の例文
私が貴社を志望した理由は、投資家に対する貴社のサービスが非常に価値あると考えるからです。
貴社は投資銀行業モデルを採用し、市場の深い知識とリサーチに基づいたアドバイスを提供しています。学生時代に、投資に関する研究や市場動向の分析に時間を費やし、成功した取引に関する分析を行いました。
入社後は、貴社のチームに加わり、投資家に対してよりよいリサーチとアドバイスを提供し、彼らの投資成果を最大化することを目指します。
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新卒就活でアピールできる志望動機の例文集【理由別】
ここからは、理由別に新卒採用の志望動機例文をいくつか紹介します。
社長や幹部に憧れた場合の例文
私が貴社を志望した理由は、社長や幹部のようなリーダーシップを目指し、その経験と知識を学びたいからです。
学生時代のインターンシップで、新商品の販売促進を目的としたソーシャルメディアを活用したコンテンツマーケティング戦略を提案しました。SNSでのターゲット広告やインフルエンサーとのコラボレーションなどを展開し、商品の認知度を高めると同時に、売上を前月比10%増加させることに成功しました。
その結果、社長から「君のアイデア、めちゃくちゃ良かった!これからもその感性を信じていこう。」という言葉をいただきました。
入社後は、社長から褒めていただいたクリエイティブなアイデアを活かし、組織の成長に貢献したいと考えています。
企業理念に共感した場合の例文
私が貴社を志望した理由は、一人ひとりが力を合わせ、チームとして協力し合い、共通の目標に向かって努力するという社風に惹かれたからです。
学生時代、大学のサッカーチームでキャプテンを務め、チームメイトと協力して困難な試合に挑みました。私たちのチームは途中で大逆転を許し、厳しい状況に直面しました。
しかし、一丸となって励まし合い、戦術を変えて再び立ち上がりました。その結果、最後まで諦めずに闘い、勝利を収めることができました。
この経験から、チームワークの重要性と困難に立ち向かう強さを学びました。入社後は、同じようにチームと協力し、困難に立ち向かいながら共通の目標に向かって努力し、組織の成功に貢献したいと考えています。
製品やサービスに感銘を受けた場合の例文
私が貴社を志望した理由は、貴社の「ソーラーパネル」に感銘を受けたからです。実家で導入したこのソーラーパネルにより、家庭のエネルギー費用が大幅に削減されました。
さらに、地球温暖化や環境汚染といった社会的な課題への対応として、二酸化炭素の排出量が削減され、地域のエネルギーインフラに対する負荷も軽減されました。また、再生可能エネルギーの普及により、地域の雇用創出や経済活性化にも寄与すると考えています。
社会人として、この経験を活かし、環境に配慮したエネルギーソリューションが持続可能な社会を実現するために果たす役割に貢献したいと考えています。入社後は、貴社の持続可能なエネルギー事業のさらなる発展と社会へのポジティブな影響を追求するため、最善の努力を尽くすことを目標としています。
企業のビジョンに魅力を感じた場合の例文
私が貴社を志望した理由は、貴社のビジョンである『未来の持続可能な世界を創造する』に魅力を感じたからです。
学生時代、地域清掃のボランティア活動に参加し、路上や公園の清掃を行いました。ボランティアに実際に参加することにより、環境汚染やゴミ問題が地域社会に与える影響を目の当たりにしました。
ゴミの問題が解決されなければ、未来の持続可能な世界を築くことはできないと考えています。今でも週に1回はボランティアでごみ拾いに参加し、リサイクルできる商品と捨てる商品の仕分けを行っています。
入社後は、自らの経験やスキルを活かし、貴社のビジョンを実現できる人物として貢献したいと考えています。
社風が自分に合っていると思った場合の例文
御社を志望したのは、「年齢や立場に関係なく意見を出し合える」という社風に魅力を感じたからです。
以前、御社の短期インターンシップに参加させていただいた際、社員の方に意見を求められる場面が多くあり、まだ実績のない私の意見を歓迎してもらえたことを嬉しく思いました。それと同時に、責任感と緊張感を持って働けるこの環境で私も働きたいと思い、御社を志望しました。
目上の人へ敬意を払い組織の和を大切にしながらも、自分の意見をしっかりと持ち、御社のよりよいサービス提供のために尽力したいと思います。
地域貢献をしたい場合の例文
私が貴行を志望した理由は、地域貢献に強い関心を抱いており、貴行が地域社会に積極的に貢献していることに魅力を感じるからです。
学生時代、地域の福祉施設やボランティア団体での活動に参加し、地域の課題解決や社会貢献に取り組みました。福祉施設では、手作りのおもちゃや工芸品を作り、地域の子どもたちに贈るイベントが開催されました。
私たちは地域住民のアイデアを実現するために協力し、地域の子どもたちと高齢者たちが一緒に楽しむイベントが実現しました。この活動により、地域の絆が深まり、高齢者たちも再び地域社会に貢献する喜びを感じることができました。
入社後は、貴行の地域貢献活動に積極的に参加し、地域社会の発展と地域住民の生活向上に貢献することで、自らのキャリアを築きながら地域に貢献したいと考えています。
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新卒就活の志望動機を書く際に気を付けたいこと
新卒の就活では、志望動機は採用担当者にあなたの熱意や将来のビジョンを伝える大切なチャンスです。しかし、書き方を間違えると「熱意が伝わらない」「マナーができていない」と評価を落としてしまうこともあります。
ここでは、履歴書やエントリーシートの志望動機を書く際に特に気を付けたいポイントをまとめました。
8割以上埋めるのが基本ルール
志望動機欄は、最低でも8割以上埋めます。空欄が目立つと「志望度が低い」と判断されるリスクがあるでしょう。
採用担当者は志望動機欄から「どれだけ熱意を持っているか」を読み取ります。文章が短過ぎると、「ほかの企業と同じように受けているだけなのでは?」とマイナス評価につながる可能性が高いのです。
志望動機は「熱意を伝えるチャンス」。8割以上のボリュームを目安に、自分の経験や将来像を盛り込みましょう。
書き言葉で丁寧に伝える
履歴書や志望動機では、必ず「書き言葉」を使いましょう。話し言葉のまま書いてしまうと、ビジネスマナーを理解していない学生だと受け取られる可能性があります。
就活は社会人としての第一歩。採用担当者は文章からも「社会人としての基本」を見ています。言葉遣いが正しくないと、それだけで評価を落としてしまうこともあるのです。
書き言葉の例:
話し言葉 | 書き言葉 |
御社 | 貴社 |
ちゃんと | きちんと、しっかり |
すごい、すごく | 非常に |
だから、なので | したがって、そこで |
でも | しかし |
さらに、以下の「ら抜き言葉」にも注意が必要です。
「見れる」→ 「見られる」
「来れる」→ 「来られる」
「食べれる」→ 「食べられる」
志望動機は、あなたの熱意だけでなく「社会人としての基礎力」もチェックされています。話し言葉ではなく書き言葉を意識し、正しい日本語で誠実さを伝えることが内定につながるでしょう。
読みやすい文字サイズで書く
志望動機を書くときは、文字を小さくし過ぎないことが重要です。文字が読みにくいと、どれだけ良い内容でも採用担当者に伝わりません。
採用担当者は何枚もの履歴書をチェックします。文字が細か過ぎると読む負担が大きくなり、内容を十分に読まれないリスクがあるでしょう。就活では、「読みやすさ=伝わりやすさ」と考えることが大切です。
ポイント:
・PCで作成する場合:フォントサイズは10.5〜11ptが推奨
・手書きの場合:履歴書の行の高さに対して、文字が8〜9割程度の大きさになるように調整
・文字を詰め込み過ぎず、適度な余白を残すことで全体がすっきり見える
志望動機は内容だけでなく「見やすさ」も評価に直結します。小さな文字で詰め込むよりも、適切な文字サイズで伝えたいポイントを明確にすることが、内定への近道です。
誤字脱字ゼロで提出するのが基本マナー
志望動機は、誤字脱字のない状態で提出しましょう。たとえ一文字のミスでも、「注意力がない」「雑な性格」と評価される可能性があります。
履歴書は企業に提出する正式な書類です。小さなミスでも「仕事でも同じようにミスをするのでは?」と採用担当者に不安を与えてしまいます。就活では、文章内容だけでなく「丁寧さ」も評価の対象になるでしょう。
誤字脱字を防ぐためのチェック方法は以下のとおりです。
・書いた志望動機を声に出して読む
・第三者に見てもらう
・間違えた場合は修正ペンや修正テープを使わずに書き直す
・二重線+訂正印も可能だが、見栄えが悪いため避けるのが無難
志望動機は「熱意を伝える文章」であると同時に、あなたの誠実さを映す書類。誤字脱字を徹底的に防ぎ、きれいで完成度の高い履歴書を提出することが内定への第一歩になります。
志望動機の枠に収めること
履歴書の志望動機は、必ず枠内に収めて書くことが大切です。枠からはみ出すと「注意力がない」「ルールを守れない」といったマイナス印象につながります。
採用担当者は、履歴書の書き方からも学生の姿勢を見ているものです。文字がはみ出しているだけで、「基本的なマナーが欠けている」と評価される可能性があります。履歴書の志望動機欄は、200〜300字程度を目安にしましょう。
志望動機は「伝えたいことを整理して、限られた枠に収める力」も評価されます。情報を詰め込み過ぎず、ポイントを絞った簡潔で読みやすい志望動機を意識しましょう。
自己PRと混同せず未来志向で書く
志望動機と自己PRは似ていますが、内容の焦点が異なるため、必ず区別して書きましょう。
志望動機:その企業を志望する理由を軸に、「入社後にどう貢献したいか」「実現したいこと」を伝えるもの
自己PR:自分の強みやスキルを軸に、「その強みを入社後どう活かすか」を伝えるもの
つまり、自己PRは「過去からの強み」、志望動機は「未来に向けた目標」を示すもの、と整理できます。混同すると「自分のアピールばかり」で終わり、企業が知りたい「志望理由」が十分に伝わらなくなってしまうでしょう。
自己PRと志望動機は「アピール内容は似ていても、切り口が違う」ものです。履歴書や面接で混同せず、志望動機は企業を志望する理由+未来の展望を中心にまとめましょう。
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新卒向けの面接で志望動機を伝える際のポイント
志望動機の内容が完璧でも、面接での話し方や伝え方次第で結果は大きく変わることも。ここでは、面接で志望動機を効果的に伝えるための4つのポイントを解説します。
1~2分程度で簡潔に話す
面接で志望動機を話すときは、1〜2分程度で簡潔にまとめるのがポイントです。長く話し過ぎると、面接官に結論が伝わりづらくなり、せっかくの熱意や強みも十分に評価されません。短時間で要点を押さえて話すことが、好印象につながります。
ポイント:
・志望動機を文章段階で1分で話せる約300字程度に調整しておく
・練習時は家族や友人に面接官役をお願いして確認する
・録画して話すスピードや表情をチェックする
・焦って早口にならないよう、落ち着いて話す練習も必須
1〜2分で伝えたいポイントを整理し、簡潔かつ落ち着いて話すことで、面接官に熱意と論理性をしっかり伝えられるでしょう。
入社したい気持ちをストレートに伝える
面接では、「入社したい」という思いを明確に言葉で伝えることが大切です。面接官は応募者の熱意を重視しており、言葉で断言することで本気度を判断します。緊張で言葉をためらうと、熱意が十分に伝わらない可能性があるでしょう。
「入社したい」とはっきり宣言するだけで、あなたの志望度がひと目で伝わり、ほかの応募者との差別化にもつながります。
相手と視線をあわせて明るいトーンで話す
面接では、相手の目を見て明るくハキハキと話すことが、第一印象を左右する重要なポイントです。入室時や自己紹介の際に目を見ず、声が小さいと、印象が薄くなってしまう可能性があるでしょう。
ポイント:
・鏡や動画で自己紹介や話す様子を確認し、改善する
・オンライン面接では声を大きめに、はっきりと発声する
・画面越しの場合も、目線はできるだけカメラに向ける
面接では、明るさ・ハキハキさ・目線・声の大きさを意識することで、好印象を与えやすくなります。第一印象を意識した話し方は、内定獲得への大きなポイントです。
「えーっと」「なんか」などの口癖に気を付ける
面接では、「えーっと」「なんか」などの口癖を避けましょう。口癖が出ると、話がまとまっていない印象を与え、面接官に自信や準備不足の印象を与えてしまいます。
ポイント:
・自分の口癖を把握しておく
・練習時に意識して話す
・家族や友人に指摘してもらう
口癖を意識して減らすことで、話がスムーズになり、印象も格段に良くなるため、面接での説得力が高まるでしょう。
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応募企業に合わせた志望動機で熱意を伝えたいあなたへ
志望動機は、応募企業でなければならない理由を具体的に書き、過去の実体験を盛り込みオリジナリティある内容にすることが大切です。やる気や意欲のアピールを入社後の目標でアピールすると、魅力的で好印象の志望動機に仕上がるでしょう。
一方で、「自分の作った志望動機で大丈夫?」「添削してほしい」と考える就活生も多いようです。
そのように悩む就活生は、キャリアチケット就職エージェントにご相談ください。キャリアチケットでは、面接や履歴書などで質問される志望動機の添削を、就活のプロがしっかりと添削。
また、説得力のある志望動機を作成するための自己分析や企業研究、業界研究のお手伝いも行います。自分との相性がぴったりの求人情報や、面接対策ができる模擬面接など、すべて無料でご提供。
やみくもな就活を卒業して強みを活かせる志望企業からの内定を獲得したい就活生は、お気軽にご登録ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。