このページのまとめ
- 就活を1月から始めても、しっかりと準備すれば内定まで十分間に合う
- 1月からの就活でやることは、「自己分析」「企業研究」「面接対策」などの準備
- 1月から就活を始めるなら、応募企業ごとのスケジュールを事前にチェックしよう
大学3年生の1月頃になると、「そろそろ就活を始めたほうがいいかな…」と考える人は多いのではないでしょうか?
就活を始める時期は人によって異なりますが、1月スタートを「出遅れたのでは?」と不安に感じる人もいるでしょう。
本記事では、大学3年生の1月から就活を始めるメリットや就活スケジュールなどをご紹介しています。1月から就活をスタートしようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
就活の全体像やスケジュールについて知りたい方は「就活はいつから始めるべき?内定までにやるべきことがわかる!」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
- 就活を1月から始めても内定獲得に間に合う理由
- 1月から就活を始める人が意識するべきこと
- 1月から就活を始める人へのキャリアアドバイザーのアドバイス
- 1月から就活を始める4つのメリット
- 1.就活本番に向けて意識を高められる
- 2.情報収集に時間をかけられる
- 3.ES・面接対策を万全にできる
- 4.競争相手が少ない
- 1月から就活を始める人がやるべき6つの選考対策
- 1.自己分析
- 2.業界・企業研究
- 3筆記、Webテスト対策
- 4.履歴書、エントリーシートの作成
- 5.面接対策
- 6.OB・OG訪問
- 1月までにやっておきたい就活準備
- 自己分析で自分の行きたい業界・職種に目星をつける
- 就活に必要なアイテムを揃える
- 筆記、Webテスト対策を始めておく
- 【24卒】1月からの就活スケジュール
- スケジュールは企業ごとに早めに調べることが大切
- 就活の全体スケジュールを把握した上で今やるべきことを決めよう
- 大学4年の1月で内定がない人がやるべきこと
- 選考に落ちた理由をしっかり分析する
- 受ける業界や職種の幅を広げる
- 就活エージェントなど、頼れる大人に相談する
- 就活を1人で進めるのが不安なあなたへ
就活を1月から始めても内定獲得に間に合う理由
就活において大切なのは就活開始のタイミングではなく効率です。
就職活動をいくら早く開始しても、段取りが悪ければ思うように進みません。反対に、就活開始の時期が遅くても、効率よく準備・対策を進められれば就職活動がうまくいく可能性は高いでしょう。
「就活を始めるのが遅かった…」と開始時期の遅さを後悔するよりも、あとの2ヶ月をどう有効に過ごすかが、就職成功のカギになります。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
1月から就活を始める人が意識するべきこと
やるべきことを明確にすると同時に、行動の意味や目的を考えて密度の濃い就活をすることをオススメします。
就職活動は就活生が思っている以上にやるべきことが多いです。ゆっくりとしたペースで進めているとすぐに3月の解禁が来てしまいます。自分の就活スケジュールを立てて、行動計画の密度を意識しましょう。
関連記事
就活とは?スタート前に知っておくべき基礎知識とスケジュールを解説
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
1月から就活を始める人へのキャリアアドバイザーのアドバイス
Q.大学3年生の1月に、3月の就活の本格化に向けて優先的にやるべきことはなんですか?
選考がまだスタートしていなければ、自己分析と企業研究を相互に繰り返し、志望企業を見つけるための明確な就活の軸を定めることをお勧めします。
就活で行うのは大きく「企業を選ぶこと」と「企業に受かること」の2つですが、選考が始まり、「企業に受かること」のために必要なアクションが増えてくると、「企業を選ぶこと」に集中しづらくなります。例年キャリアチケットに相談にいらっしゃる就活生の多くが、「選考を受けているうちに、やりたいことがわからなくなった」と、就活の中盤でやり直しが必要になっているのも事実。そのため、まずは「企業を選ぶこと」に集中し、迷いなく「いきたい、就職したい」と思える企業を複数見つけておくことをお勧めします。
「企業を選ぶ」ときのポイントは2つで、「実際に企業の説明会などに参加して、企業について詳しく知ること」と「複数の業界や職種のラインナップで考えること」です。自分の頭の中だけで考えるよりも、実際に企業に出向いて体感をした方がマッチしている点やミスマッチな点を見つけられますし、複数のラインナップで選定しておくことで、途中で「合わないかも」となった場合にすぐに方向転換することが出来ますよ。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
1月から就活を始める4つのメリット
1月から就職活動をスタートさせる場合でも、就職活動の時間は十分確保できます。
しっかりと内定に向けて取り組むことで、4つのメリットを得られるでしょう。
1.就活本番に向けて意識を高められる
就活本番になって急に就職を意識すると、焦りや不安を感じ、本来の力を発揮できない人は多いです。3月の情報解禁前までに1〜2ヶ月かけて準備し、気持ちを高めておけば、緊張や不安を払拭できるでしょう。
また、就職活動の開始時期が早すぎると、かえって中だるみしてしまう人も。早い時期からインターンへの参加や自己分析・企業研究をしても、途中で就活に対する緊張感や集中力が切れてしまうと、本選考で力を発揮できない恐れがあります。
その点、就活を1月から効率よく進めると中だるみしにくく、程よい緊張感を保てます。
2.情報収集に時間をかけられる
就職活動を行う上で、情報収集は必要不可欠。1月から就職活動を始めれば、自己分析や業界・企業研究といった情報収集に時間をかけられます。
合同説明会や企業説明会といったイベントや、OG・OB訪問、冬インターンなどを開催している企業もあるので、参加してみるといいでしょう。
また、情報収集だけでなく、志望業界や職種を絞り、応募企業をピックアップしておくことも大切です。企業が求める能力や人物像を把握しておくことで、自分のスキルに合った仕事をスムーズに探せるはずです。
3.ES・面接対策を万全にできる
1月からの就活を成功させている人の共通点として、ESといった応募書類や面接の対策をしっかりと行っていることがあります。
1月から始めた場合は、選考が始まる前に、ES(エントリーシート)や面接の対策を万全にする時間を十分に確保できるでしょう。
ぶっつけ本番では、応募先企業へいいアピールをすることはできません。選考開始前に、ESの作成やWebテスト・面接の練習を繰り返し行い、選考フローを経験しておくことが重要です。
4.競争相手が少ない
3月の情報解禁後に就活を始めようとしている学生も少なくはありません。ですが、就活生が感じている以上に就活の早期化は進んでいます。
競争相手が増える前の早い段階でOB訪問をすると、会いたい先輩により確実に会える、OB訪問の件数を増やせるといったメリットも生まれます。
OB訪問の数が増えることで、業界・職種への理解も高まり、内定への可能性も高くなるでしょう。
関連記事
これだけ読めば、エントリーシートの書き方が全て分かる!
SNSで行う就活の情報収集とは?効率よく行う方法とメリットを知ろう
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
1月から就活を始める人がやるべき6つの選考対策
1月から就活を開始する場合にやるべき選考対策を6つ挙げました。「これから何をしたらいいか分からない…」と不安な方は、順番にやってみてください。
1.自己分析
まず始めに行うのは、自己分析です。自己分析は、「自分が本当に就きたい会社・仕事を“選ぶ”ため」「自分が企業に“選ばれる”ため」の2つを目的に行います。
過去の経験を棚卸しし、「好きなこと・嫌いなこと」「良かったこと・悪かったこと」などから、自分の強みや価値観を見つけましょう。自分の強みや価値観は、就活をする際の「軸」や「アピール材料」になります。
応募企業を選ぶうえでも、重要な指針になるので、必ず行ってください。自分1人で考えるだけでは、周囲からどう見られているかはわかりません。自分である程度考えたら、家族や友人、先輩などに客観的な意見をもらうことをおすすめします。
2.業界・企業研究
応募企業を選ぶうえで重要なのが、業界・企業研究。業界・企業研究は、「自分の適性・志向性に合う業界・企業はどこかを見極めるため」に行います。
情報が少ないままいきなり応募先企業を探すのは、視野が狭くなり苦労する恐れがあります。視野を広げるためにも、まずは、世の中にどのような業界や職種、企業があるのかを知りましょう。
業界・企業研究のやり方でおすすめなのは、就活サイトや就活本などを参考にしたり、合同説明会やセミナーへ参加したりする方法です。
「興味のある業界」「興味のない業界」という視点で、できるだけ多くの業界・企業をチェックし、そこから「自分の能力が発揮できそうな業界・企業はどこか」を考えてください。
本格的にエントリーの受付が開始される3月までには、応募先の業界・企業を絞っておきましょう。
3筆記、Webテスト対策
筆記試験、Webテストは、内定までの最初の通過点です。ここを突破しなければ、面接やグループディスカッションへ進むことはできません。筆記、Webテスト対策は、参考書や就職サイトなどで行なえます。
企業によって、筆記試験やWebテストの有無や、選考基準は異なりますが、自分の可能性を狭めないためにも、事前対策は必ず行っておきましょう。
4.履歴書、エントリーシートの作成
選考において、履歴書やエントリーシートは合否を決める1つの判断材料になります。いい応募書類を作成することが、就職成功のポイントです。
いい履歴書やエントリーシートを書くには、まずは量をこなして慣れましょう。書いているうちに、よりいいアピール方法や表現が浮かんでくる場合もあります。
もちろん、就職サイトなどから応募書類の書き方のコツを参考にするのも効果的です。好印象を与えるような応募書類を作成できるようになるまで、とことん突き詰めましょう。
実際に面接を受け始めて面接官にウケが良いエピソードがわかってきたら、それをESに反映するのもおすすめです。
5.面接対策
エントリーシート、WEBテストが通過すると面接が始まります。面接にも種類があり、個人面接の他に3-5人で行う集団面接がある企業も存在します。
初めての面接では、「緊張してうまくいかなかったらどうしよう…」などと不安になる方が大半です。少しでも不安を払拭したい方は、面接の頻出質問に対する回答を用意する、家族や友人・先輩を相手に模擬面接を行うといった、面接対策を繰り返し行ってください。
面接の雰囲気に慣れてきたら、表情やマナーなども意識してください。友人同士で模擬面接を行い、緊張した時に出てしまう仕草などを確認しておくのもおすすめです。
6.OB・OG訪問
OB・OG訪問とは、志望する業界や企業で働いている先輩に会い、職場環境や業務内容などに関する話を聞くことです。実際にその企業で働いている人にしか分からない情報が得られるので、就活に有効な情報収集手段といえます。
こうした訪問によって得た情報は、業界研究や企業研究、企業選びに活かすことが可能です。大学3年1月~大学3年2月に訪問する就活生が多いため、早めにアポイントを取っておく必要があります。
関連記事
自己分析とは何のためにする?やり方や準備するもの
業界研究の効果的なやり方を解説!会社説明会やセミナーには行くべき?
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
1月までにやっておきたい就活準備
1月以降は、企業説明会やOGOB訪問など、重視することが増える時期です。それまでにやっておくと有利になることを確認しておきましょう。
自己分析で自分の行きたい業界・職種に目星をつける
夏~年度末までに就活を始めている人は、1月までに志望業界や志望企業を絞り始めます。その上で、その業界への説明会参加や面接対策をスタートしていきます。
もし、自己分析が完了していない場合は、ぼんやりでも「この業界・職種にいきたいな」という目星をつけておくことが重要です。
そうすることで、説明会参加後に「A業界よりもB業界の方が自分に合っていそう」と比較ができ、だんだん行きたい業界・職種が定まっていきます。
志望業界を固められているのがベストですが、選択肢が狭まりすぎてしまう可能性もあるため注意が必要です。興味のある業界・職種を3月解禁後に見つけたが、企業説明会が終了してしまっていたなんてこともあります。
就活に必要なアイテムを揃える
リクルートスーツや鞄など、就活に必要なものは早めに用意しましょう。
最近では、感染症対策を徹底した上での対面型説明会や面接も増えてきています。前日になって必要なものがないと慌てないように、準備しておいてください。
髪型・髪色なども早めに就活用に整えておくといいでしょう。
筆記、Webテスト対策を始めておく
1月以降は、自己分析や企業研究に加え、企業説明会やOGOB訪問など、重視することが増える時期です。
その為、1月までにWebテストの対策をコツコツ進めて、他のことに割ける時間を作りましょう。
遅くとも3月の選考が始まる前に済ませておくことが望ましいです。
関連記事
Webテスト対策は早めが肝心!テストの種類や勉強の仕方を解説
就活に必要なものとは?基本アイテムと役立つアイテムをまとめてご紹介
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
【24卒】1月からの就活スケジュール
大学3年生の1月からのおおまかなスケジュールを確認しておきましょう。
・大学3年1月~大学3年2月 自己分析、業界研究、企業研究、冬インターンシップ、OB・OG訪問
・大学3年3月~大学4年5月 企業説明会、エントリー、エントリーシート(履歴書)提出
・大学4年6月~大学4年9月 面接、グループディスカッション、内定
・大学4年10月~ 内定、内定式など入社準備
一般的には、大学3年生の3月から会社説明会が始まり、続いてエントリーシートの受付が行われます。大学4年生の6月からは本格的に選考がスタート。6月には内々定、内定が出始めます。
スケジュールは企業ごとに早めに調べることが大切
先述したスケジュールは政府が要請している日程であり、あくまで例年の目安です。就活早期化が進行している現在では、もはや形骸化してしまっています。
元々、マスコミ系やIT系、外資系など早くから内定を出す業界はありましたが、それ以外の業界でも全体的に早期化が進んでいます。
24卒就活では、全体の4割を超える企業が、3月解禁前に本選考や内定出しの開始を予定していると言われています。政府が要請する就活スケジュールより前倒しで採用活動を進める企業が増加している為、志望業界・企業の採用情報に関しては事前に調べておく必要があるでしょう。
参照元
PR TIMES
新卒採用、3月1日より前に「内定出し開始予定」の企業が43%
就活の全体スケジュールを把握した上で今やるべきことを決めよう
就活早期化も進んでいる上に、1月時点では3月からの本格的な就活時期まであっという間です。
改めて、上記で記載した1月からの選考対策をまとめると
1.自己分析
2.業界・企業研究
3.筆記、Webテスト対策
4.履歴書、エントリーシートの作成
5.面接対策
6.OB・OG訪問
になります。今回紹介したことを早期からコツコツ行っている就活生もいるため、現状の自分の立ち位置を把握しましょう。その上で、今やるべきことをはっきりさせて密度の濃い就活の準備を行ってください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
大学4年の1月で内定がない人がやるべきこと
1月で内定がない就活生は、就活の全体像を改めて理解した上で、今何をするべきか把握することが大切です。
多くの企業は10月までに内定を出し、採用活動を終えていますが、中には採用人数を満たせず募集を継続している企業もあります。必要以上に焦らず、適切に緊張感をもって就活を進めていくことが大切です。
選考に落ちた理由をしっかり分析する
これまで内定が出なかったのは、あなたの能力や人格に問題があったわけではありません。
内定が出ない要因としては、そもそも志望する業界や職種とあなたの志望動機や適性などがきちんとマッチしていないことが多いと考えられます。
内定が出ないことには何かしら理由があります。今までお見送りになってしまった企業を振り返り、「なぜお見送りになってしまったのか」をしっかり分析するしましょう。
受ける業界や職種の幅を広げる
大学4年の1月時点からでも就職したいと考えている場合、今まで見ていなかった業界や職種にも視野を広げることが重要といえます。
「自分の興味・関心」と「自分の適性」は就活において結びつかないことも多いです。そして、企業の人事は就活生の興味・関心ではなく、「この会社で活躍できる適性があるか」を採用の判断基準としてみていることが多いです。
少し視野を広げ、あなたの適性に合う業界や職種を新しく見つけることで、あなたを必要としている企業とこれから出会える可能性があります。
就活エージェントなど、頼れる大人に相談する
1月に内定がない中、完全に1人で就活を進めていくのはなかなかハードルが高いです。
今までの就活において、客観的視点が足りず進めてきてしまったことで、内定がでなかったことも要因として考えられます。
就活は自己分析だけでなく、他己分析をすることでより自分の強みが発見できる場合もあります。そのため、就活エージェントを始め、親や大学の教授など、身近に相談してみることもおすすめです。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
就活を1人で進めるのが不安なあなたへ
就活は情報戦です。「今、自分がなにをしなければいけないのか」「このままで内定がもらえるのか」などを不安に感じたら、完全無料のエージェントに登録するのもおすすめです。
就活エージェントは、一人ひとりに専属のキャリアアドバイザーが面談をしながら就職活動のアドバイスや選考対策、企業の紹介などをサポートしてくれます。
その中でも、キャリアチケットはあなたの価値観にあう企業を厳選して紹介する就活エージェントです。もちろん、エントリーシートの添削や面接練習など選考対策もバッチリサポートしています。
1人で就活を進めるのが不安な方はぜひ利用してみてください。
本記事の執筆者
成田綺乃(なりたあやの)
2022年に新卒としてレバレジーズに入社。入社から現在まで新卒の就活支援をサポート。
面接対策や自己分析、記事ライティング、SNS運用等も担当。
アドバイザーと兼任しチームのインターン生育成にも奮闘中。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。