このページのまとめ
- 就活で何社受けるのがよいかに正解はない
- 就活では文系は約19社、理系は約12社の企業を受けている
- 就活で何社も受ける場合には、自分に合う企業を選ぶことが大切
「就活では何社受けるのが正解?」「ほかの人はどのくらい受けているのだろう?」と気になる就活生も多いでしょう。データによると就活生は10社以上エントリーしており、文系理系でも受ける数は変わってきます。
この記事では、就活では何社受けるのがよいのか就活生の平均を解説。最後まで読めば何社受けるかをイメージでき、自分に合う企業にエントリーできるようになるはずです。
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- 就活では何社受ける?平均を解説
- 文系の平均エントリーは約19社
- 理系の平均エントリーは約12社
- 就活市場の動向にも注意が必要
- 就活で何社も受けるメリット
- 多くの企業から比較できる
- 持ち駒が多く気持ちに余裕ができる
- 選考経験を多く積める
- 就活で何社も受けるデメリット
- 1社ごとに使える時間が減る
- スケジュール管理が難しくなる
- 就活の軸がぶれやすくなる
- 就活で何社受けるか迷ったときにおすすめの行動
- 改めて自己分析をしなおす
- 幅広い業界に視野を広げてみる
- 就活スケジュールを確認する
- 就職エージェントに相談する
- 就活で何社も受ける際の注意点
- 自分に合う企業を選ぶ
- 量より質を重視する
- 内定獲得を目的にしない
- 就活で何社も選考を受けて落ちたときに考えるべきこと
- 自分に合った業界・企業を受けていたのか見直す
- 基本的なマナーを見直す
- 選考対策が十分だったか見直す
- 就活で何社受けるか迷っているあなたへ
就活では何社受ける?平均を解説
就活で受ける企業数は、10社以上のケースが一般的です。文系理系でも何社受けるかは変わってくるので確認しておきましょう。
文系の平均エントリーは約19社
公益社団法人全国求人情報協会の「2024年卒学生の就職活動の実態に関する調査」によると、文系の平均エントリーは約19社でした。そのうち約17社で企業説明会に参加し、約11.5社で書類選考を受けています。
理系の平均エントリーは約12社
同調査によると、理系の平均エントリー件数は約12社でした。そのうち約11社で企業説明会に参加し、約7社で書類選考を受けています。
文系と比べると、理系のほうがエントリー数の少ない状況です。理由として、教授推薦などの利用が予想できるでしょう。理系の学生がよく使う教授推薦については「教授推薦とは?理系就活で利用する際のメリット・デメリットを解説」の記事で解説しているので、参考にしてください。
就活市場の動向にも注意が必要
就活をする時期が、売り手市場か買い手市場かによっても、エントリー数の平均は変わります。売り手市場とは、採用したい企業の需要に対して学生の数が少ないことです。つまり、学生にとっては就職に有利な状況です。
売り手市場では企業が人材確保のため、積極的に学生に内定を出します。このため、多くの企業にエントリーしなくても内定がとれる可能性が高まるため、平均エントリー数は下がる可能性があります。
一方、買い手市場とは、企業の需要に対して学生の数が多い市場です。企業はたくさんの学生の中から優秀な人材を選べますが、学生にとっては就職のハードルが上がる状況です。
買い手市場では優秀な学生は内定を得られる一方、スキルが未熟だったり強みが弱かったりする学生はなかなか内定を得られません。内定を得るために多くの企業の選考に参加するため、就活生の平均エントリー数は増えると考えられるでしょう。
参照元
公益社団法人全国求人情報協会
2024年卒学生の就職活動の実態に関する調査
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就活で何社も受けるメリット
就活で何社も受けることで、多くの選択肢から比較できるメリットがあります。何社も受けるメリットについて詳しく解説するので参考にしてください。
多くの企業から比較できる
就活で何社も受けることにより、多くの企業を比較して進路を選べます。比較することによって、「この条件は自分に合う」「この仕事は合わない」などのように、自分なりの基準ができるようになります。どのような企業がよいのか自分で明確に理解し、企業にエントリーできる点はメリットでしょう。
持ち駒が多く気持ちに余裕ができる
何社も受けることで持ち駒が多くなり、気持ちに余裕ができる点もメリットです。もし、選考に落ちてしまっても、「まだ選考中の企業がある」と安心できます。選考に落ちて持ち駒が減ってくると「もう失敗できない」「落ちたらどうしよう」などと追い込まれて、実力を発揮しにくくなります。
選考で実力を発揮するには、気持ちに余裕をもって臨むことも大切です。何社も受けておくことにより、焦らず就活と向き合えるでしょう。
就活で持ち駒がなくなるリスクについては、「就活の持ち駒がなくなったら?全滅する5つの原因や効果的な増やし方を解説」の記事を参考にしてください。
選考経験を多く積める
何社も受けることで、書類選考や面接などの経験を多く積めます。経験が増えれば増えるほど、学びも増えて対策しやすくなるでしょう。
たとえば、面接の場合、受ける回数が増えることで場の雰囲気に慣れるメリットがあります。エントリー数が少ないといきなり第一志望の面接に参加することになり、実力を発揮できないこともあるでしょう。
選考経験が増えるほど、「何がよかったのか」「何がよくなかったのか」を振り返って改善できます。選考を受けるにつれてよりよいアピールを行える点も、就活で何社も受けるメリットです。
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就活で何社も受けるデメリット
就活で何社も受ける場合、スケジュール管理が大変になるなどデメリットもあります。デメリットも把握して、何社受けるのか考えてみてください。
1社ごとに使える時間が減る
就活で何社も受けることにより、1社ごとに使える時間が減ってしまいます。複数企業の企業研究や選考対策を行おうとした結果、対策が不十分になるリスクがあります。
就活では企業ごとに選考対策をしないと、思うように評価されず内定にはつながりません。たくさん受けたにもかかわらず、選考にはまったく通過しない場合も出てくるでしょう。
受ける企業数が増えれば増えるほど、より効率的に対策を進める必要があります。企業研究の方法は「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
スケジュール管理が難しくなる
就活で受ける企業数が増えることで、スケジュール管理が難しくなります。説明会や選考の日程が被ってしまうこともあるでしょう。
また、エントリー数が増えることで、エントリーシートや履歴書の提出数も増加します。必要書類を準備する時間や提出期限の管理が求められます。
スケジュール管理を問題なく行うためには、就活ノートを作るのがおすすめです。就活ノートの作り方を「就活ノートの作り方は?まとめたい内容やポイント・サイズも解説」の記事で解説しているので参考にしてください。
就活の軸がぶれやすくなる
就活で受ける会社の数が増えると、就活の軸がぶれやすくなります。たとえば、とにかくエントリーしようと考えると、業種や業界に関係なく企業を選んでしまいます。その結果自分に合わない企業を選んでしまい、入社してから後悔することもあるでしょう。
就活で何社も受ける場合は、就活の軸に沿っているかを考えるのが大事です。業界もたくさん選ぶのではなく、自分なりの基準で選べているかどうか考えたうえで2つか3つ程度に絞り、エントリーしましょう。
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就活で何社受けるか迷ったときにおすすめの行動
就活でのエントリー数に悩んだら、自己分析を改めて行い自分の志望先について把握しましょう。ここでは、何社受けるか迷ったときの対策を紹介します。
改めて自己分析をしなおす
何社エントリーするべきか迷っている人は、「どの企業を受けるか」ではなく、「何社受けるか」で考えている可能性があるため、改めて自己分析をし直しましょう。
就活で大切なのは、企業数を数多く受けることではありません。自分に合う企業を見つけ、内定を獲得することです。自己分析をしなおすことで「本当に志望したい企業はどこなのか」を見つめなおしましょう。受ける企業と受けない企業の選択基準を明確にすれば、何社受けるかも決まるはずです。
自己分析の進め方については、「自己分析とは?おすすめのやり方8選や実施時の注意点を紹介」の記事で解説しているので参考にしてください。
幅広い業界に視野を広げてみる
エントリー数に迷っている人は、幅広い業界に視野を広げてみるといいでしょう。視野を広げることで、新しく興味のある業界や企業が見つかる可能性があります。
見つからなかった場合でも、現時点で興味のある業界や企業に対する納得感が増すので視野を広げることは大切です。
就活スケジュールを確認する
何社エントリーするか迷ったら、就活スケジュールを確認しましょう。就活は大まかに以下のスケジュールで進みます。
・大学3年生6月ごろ〜 インターン参加、業界研究、企業研究
・大学3年生3月ごろ〜 会社説明会参加、業界研究、企業研究、エントリー
・大学4年生6月 就活のピーク終了
スケジュールを考えることで、何社の選考を受ける時間があるかを考えられます。自分のキャパシティと相談し、エントリー数を決めてください。
就職エージェントに相談する
何社受けるか迷ったら、就活のプロである就職エージェントに相談しましょう。就職エージェントと話し合いながら進めることで、自分のペースを守って就活と向き合えます。
就活は初めての経験であり、「何社受ければいいか」「どの程度の数の選考なら受けられるか」などはわからなくても当然です。困ったときは就職エージェントに教えてもらい、何社受けるかを考えてみましょう。
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就活で何社も受ける際の注意点
就活で何社も受ける場合には、質を重視して自分に合う企業を選びましょう。エントリー時の注意点を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
自分に合う企業を選ぶ
就活で受ける企業を選ぶ際には、自分に合う企業を選ぶことが大切。合わない企業を選んでしまうと、入社できてもミスマッチに悩まされてしまいます。
企業選びを始める前に、自分なりの譲れない基準を決めておきましょう。基準に合う企業が選べていれば、エントリー数が増えてもミスマッチを防ぎやすくなります。
どのように企業を選べばよいかわからず不安な方は、「失敗しない企業の選び方10選!あなたに合う企業選びのポイントを解説」の記事をぜひ読んでみてください。
量より質を重視する
何社も受ける場合でも、量より質を重視しましょう。やみくもにエントリー数を増やしても、内定をもらえるわけではありません。
企業は就活生を評価する際、「自社にマッチするか」の基準で選んでいます。自分の特徴や強みに合わない企業にエントリーしても、書類選考で落とされてしまうでしょう。
エントリーしても選考に通過しなければ、エントリーシートや履歴書の作成の時間、説明会参加の時間を使っただけになります。何社も受ける場合であっても、質を意識してエントリーを行ってください。
内定獲得を目的にしない
内定獲得を目的にすると、就活で失敗しやすくなります。ただ内定獲得だけを目指すと、「どの企業でもいいから内定がほしい」となってしまいがち。内定をもらってから後悔し、就活をやり直す就活生もいます。
就活はただ内定を獲得する時期ではなく、自分の将来を決める時期です。入社後の未来も見据えて就活を進めてください。
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就活で何社も選考を受けて落ちたときに考えるべきこと
「たくさんの企業を受けたけど内定が出ない…」という人は、以下のポイントを見直してみましょう。
自分に合った業界・企業を受けていたのか見直す
どの企業にも落ちてしまう人は、本当に自分に合った業界・企業を受けているのか見直しましょう。
企業は学生を採用するにあたって、自社との相性を重視しています。たとえ優秀な人材であっても、企業の社風との相性が悪かったり、仕事の適性がなかったりすれば、内定は得られません。
選考になかなか通らないときは、もう一度自己分析をやり直し、自分の適性を洗い出しましょう。
基本的なマナーを見直す
一次面接といった選考の初期段階で落ちている場合は、挨拶や身だしなみなどの基本的なマナーに問題がある可能性があります。
面接では限られた時間で評価が決まるので、第一印象が非常に重要です。スーツの着こなしはもちろん、靴の汚れや髪型の清潔感、メイクの濃さにも気を配ってください。
また、はきはきとした声で話すこと、アイコンタクトをとることも忘れないようにしましょう。着席するときは「本日はよろしくお願いいたします」、面接が終了したら「ありがとうございました」と言うなど、基本の挨拶ができているか振り返りましょう。
マナーに不安が残る場合は、「就活の面接マナーとは?入退室時やWeb面接のマナーについても解説」の記事を参考してみてください。
選考対策が十分だったか見直す
選考対策が不十分だと、何社受けても内定は得られません。これまでの選考を振り返り、改善点を探しましょう。たとえば、志望動機は、応募した企業だからこその理由になっているかが大切です。自己PRは強みに十分な裏づけがあるかを考えましょう。
面接の質問内容は企業によって異なりますが、定番の質問は決まっています。面接でよく聞かれる質問を「就活の面接で聞かれる質問集40選!答え方のポイントや回答例も解説」の記事で紹介しているので参考にしてください。
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就活で何社受ければよいかに、明確な正解はありません。そのため、何社受ければよいか、どの企業にエントリーすればよいか悩む方も多いでしょう。
就活への不安を解消するためには、就職エージェントへの相談がおすすめです。抱えている不安を解消し、前向きな気持ちで選考に臨めるようになりましょう。
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