このページのまとめ
- 就活で第一志望に落ちたら、深く考え過ぎず気分転換することが大事
- 就活で第一志望に落ちたとしても、人生が終わるわけではない
- 就活で第一志望に落ちた場合は、次に向けて就活の視野を広げよう
「就活で第一志望に落ちたらこの先どうする?」「第一志望に落ちて立ち直れない」などと悩む就活生もいるでしょう。第一志望に落ちたらショックは大きいため、一度休む時間を作ることも大事です。
この記事では、就活で第一志望に落ちた場合にどうすればよいかや、誰に相談するかなどを解説しています。最後まで読めば就活に対してもう一度向き合えるようになり、内定獲得に向けて動き出せるはずです。
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- 就活で第一志望に落ちた場合に大切な考え方
- 「第一志望に落ちた=人生終わり」ではない
- ほかにも自分に合う企業はあると切り替えが大事
- 就活で第一志望に落ちたのはなぜ?よくある原因と対策を解説
- 自己分析ができていなかった
- 業界研究や企業研究が足りなかった
- 会社とミスマッチが起きていた
- ESや履歴書でのアピールが足りなかった
- SPIやWebテストの結果が悪かった
- 面接やグループディスカッションでアピールができなかった
- 応募者が多く倍率が高かった
- 就活で第一志望に落ちた場合のメンタル回復方法
- 就活から離れて休む
- 友人や家族との時間を作る
- 趣味や遊びに没頭する
- 将来の夢を考える
- 就活で第一志望に落ちた場合は就活の軸を考え直すのがおすすめ
- 就活の軸とは自分なりの基準のことを指す
- 就活の軸を考えるには自己分析が重要
- 企業研究からも就活の軸は考えられる
- 就活で第一志望に落ちた際におすすめの相談相手
- 友人
- 家族
- 先輩
- 就活エージェント
- 就活で第一志望に落ちたあとどうすればいいかわからないあなたへ
就活で第一志望に落ちた場合に大切な考え方
就活で第一志望の選考に落ちてしまっても、選択肢は数多くあります。「第一志望に落ちたからもう就活は無理」と、やけにならずに落ち着いて今の状況を整理しましょう。ここでは、志望企業に入れなかったときこそ大切にしたい考え方を紹介します。
「第一志望に落ちた=人生終わり」ではない
第一志望の選考に落ちたからといって、人生が終わるわけではありません。自分の行動や考え方次第で、どのような企業でも幸せに働ける可能性はあります。
また、第一志望に内定をもらえたからといって、必ず満足するわけではありません。企業のよい点ばかり見過ぎて、入社後のギャップに苦しむ場合もあります。
日本の就活は新卒一括採用を導入しており、実績や経験がなくてもポテンシャル採用によって内定を獲得できます。しかし、皆が一斉に就職活動をスタートするため、ほかの就活生との差を感じやすく、「ほかの人と比べて自分はだめだ」と落ち込む人も多いようです。
しかし、他人と比較をしても内定をもらえるわけではありません。自分自身の就活に集中することが、就活を納得して終えられる鍵となるはずです。「新卒で就職できなかったらどうする?人生終了でない理由と卒業後の選択肢」を参考に、あなたの明るい未来のために、諦めず就活を続けていきましょう。
ほかにも自分に合う企業はあると切り替えが大事
第一志望に落ちた場合は、ほかにも自分に合う企業があると切り替えることが大事です。まだ見つけられていないだけで、同じような条件や環境の企業が見つかるでしょう。
総務省統計局の「我が国の事業所・企業の経済活動の状況(3p)」によると、令和3年6月時点で日本の企業などの数は、368万企業という結果でした。このことから、「第一志望以外で自分に合う企業が一つもない」ことは考えにくいです。
第一志望にこだわっている場合、視野が狭く企業探しが十分にできていない場合があります。第一志望がなくなったからこそ視野が広がり、より自分に合う企業に出会えると捉えるのもおすすめです。
参照元
統計局
令和3年経済センサス-活動調査 調査の結果
就活の第一志望に落ちたけど諦めきれないときの対処法
「第一志望に落ちたけど諦めきれない」「どうしても入りたい会社に落ちた」という場合、二次選考があればチャレンジは可能です。ただし、要件に「再応募不可」「同年度の再応募は不可」と掲載されている場合は、新卒として就職するのは難しいでしょう。
再応募ができない場合は、「就職留年をして次年度に再挑戦する」「いったん新卒として別の企業に就職して転職でチャレンジする」などが考えられます。もし同年度内での再応募が可能な場合は、落ちた理由や原因をしっかり分析して対処する必要があるでしょう。
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就活で第一志望に落ちたのはなぜ?よくある原因と対策を解説
第一志望の内定がもらえなかったのは、「自己分析が足りていない」「書類選考や面接でアピールができなかった」など、複数の理由が考えられます。次の企業こそ内定がもらえるように対策を進めましょう。ここでは、第一志望に落ちた際によくある原因と、その対策について詳しく解説します。
自己分析ができていなかった
第一志望の選考に落ちてしまう場合、自己分析が足りていなかった可能性があります。自分についての理解が不足していると、アピールできる強みやスキルがわからないからです。
また、自己分析で自分の考えや価値観を整理できていないと、企業選びも失敗しやすくなります。自分の個性を活かせないミスマッチの企業にエントリーしていては、内定を得るのは難しいでしょう。
自己分析は何度でも行って問題ありません。就活を始めたときと途中では、考えや希望が変わっている可能性もあるので、改めて過去を振り返り、考え方や価値観、強み、長所などを探し出してみてください。
自己分析の進め方は「自己分析とは?おすすめのやり方8選や実施時の注意点を紹介」の記事で解説しているので、参考に実施してみましょう。
業界研究や企業研究が足りなかった
業界研究や企業研究が不足している場合も、選考で評価されにくくなります。どのような人材が求められているかわからず、適切なアピールができないためです。
たとえば、業界研究ではどのような業界があるかだけではなく、「業界にはどのような職種があるのか」「どのような企業があるのか」「ほかの業界との関係性はどうか」などを調べます。
また、企業研究では志望企業についてはもちろん、競合他社との違いも明確にしておかなければなりません。どの企業にもあてはまる志望動機でアピールしても、採用したいと思ってもらえないでしょう。
業界研究や企業研究をどのように行えばよいかは、「ほかの就活生と差をつけろ!1歩先行く業界企業研究のコツ」の記事を参考にしてください。
会社とミスマッチが起きていた
会社の求める人物像とミスマッチが起きていると、選考では評価されません。入社しても「会社の雰囲気が合わない」「仕事内容が合わない」などの理由で、早期退職してしまう可能性があるからです。
会社とのミスマッチを防ぐためには、どのような人物が求められているのかチェックしておくことが大切です。企業が求める人物像に合った強みや能力をアピールすると、選考でも評価してもらえるでしょう。
ESや履歴書でのアピールが足りなかった
ESや履歴書で十分にアピールできていたかどうかも、確かめる必要があります。ESや履歴書は書いてある内容でしかアピールできないため、書類だけで「採用したい」と思ってもらう必要があります。
たとえば、エピソードを伝える際はオリジナルの内容になっているか確認しましょう。ほかの就活生にはないエピソードだからこそ、印象に残り評価されます。
ESや履歴書の確認は自分だけでは難しいため、プロに添削を依頼してみましょう。大学のキャリアセンターや就職エージェントに相談すると、面接官目線からのアドバイスをもらえます。ESや履歴書を誰に添削してもらうか迷う場合は、「ES添削は誰にお願いする?おすすめの依頼先9選・選び方・注意点も解説」の記事を参考に考えてみてください。
SPIやWebテストの結果が悪かった
内定獲得を実現するためには、SPIやWebテスト対策も行う必要があります。企業が出題するテストの対策ができていたかを振り返りましょう。
企業によっては、既定の点数を満たさない就活生はすべて選考で落とす場合もあります。ESや面接での準備が万全でも、選考に参加できなければ評価されません。
Webテストは問題集があるため、何度も繰り返して練習しておきましょう。企業ごとに、「SPI」や「玉手箱」などテストの種類が違うので、どのテストを採用しているか確かめておいてください。
面接やグループディスカッションでアピールができなかった
面接やグループディスカッションなど、選考本番でアピールに失敗するケースもあります。練習していたものの本番で緊張し、実力を発揮できないのはよくある失敗です。面接対策を行う際は、模擬面接を実施しましょう。模擬面接で面接本番をイメージすることにより、緊張を軽減できます。
グループディスカッションは1人での対策が難しいため、セミナーに参加して練習しておきましょう。大学のキャリアセンターが主催していたり、就活セミナーで実施していたりするのでチェックしてください。
応募者が多く倍率が高かった
有名企業や大手企業の場合、応募した就活生が多くて落ちる場合もあります。万全の準備をしていても、高い倍率のなか内定を勝ち取るのは難しいでしょう。
有名企業や大手企業など、倍率が高い企業ばかりエントリーしていた就活生は、中小企業やベンチャー企業も見てみましょう。大手企業ではなくても、優れた製品やサービスを持つ会社はあります。
中小企業の探し方については、「中小企業の見つけ方とは?優良企業の特徴や就活で使える調べ方を紹介!」の記事で解説しているので参考にしてください。
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就活で第一志望に落ちた場合のメンタル回復方法
落ち込んでいる場合には、リフレッシュを行うのも大切です。次の選考に向けて気持ちを切り替えるために、実践できる方法を4つご紹介します。
就活から離れて休む
第一志望の選考落ちて落ち込む場合は、就職活動から離れてゆっくり休みましょう。落ち込んだまま就職活動を続けていても、モチベーションが低く結果はついてきません。
ただし、就職活動から離れて休む場合は、どれだけ休むのか期間を決めることが大切。期間を決めずに休むと、就職活動を再開する気力がわかず、休息が長引いてしまう場合があるからです。
第一志望の選考に落ちて苦しいのは当然なので、無理に頑張る必要はありません。休むと決めた期間は全力で休み、今後の就職活動のために気持ちを切り替えましょう。
友人や家族との時間を作る
就職活動のペースを落とし、友達や家族と過ごす時間を作るのもおすすめです。就職活動の期間は忙しく、友達や家族と会う時間を作っていない人も多いでしょう。落ち込んだときに1人でいると、考え込んでしまい、さらに気分が落ちる可能性もあります。
友人や家族に就職活動についての話を聞いてもらえれば、ストレスや不安の解消になります。次に向けて、目標を語り合うのもよいでしょう。
就職活動のストレスとどのように向き合えばよいかは、「就活ストレスがやばいときはどうする?限界になる理由や対処法を解説」の記事でも解説しています。
趣味や遊びに没頭する
趣味や遊びに没頭し、気分転換をするのも大事です。ネガティブな気持ちで就職活動を続けていても、気持ちが入らずよい結果にはつながりません。
リフレッシュするためには、旅行、読書、映画鑑賞などがおすすめです。趣味の時間に没頭でき、就職活動について考えなくて済むリフレッシュ方法がよいでしょう。
将来の夢を考える
将来の夢を改めて考え、モチベーションをあげるのもおすすめです。新しく目標を作ることで、目標に向かって行動する気力がわきます。
仕事についての目標だけではなく、趣味や生活の目標でも問題ありません。「こんな自分になりたい」と目標を持つことにより、前に進めるようになるはずです。
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就活で第一志望に落ちた場合は就活の軸を考え直すのがおすすめ
第一志望に落ちてしまった場合は、就活の軸をどうするのかもう一度考えてみましょう。これまでの就活を通して、目指す方向性や考え方が変わっている可能性があります。
就活の軸とは自分なりの基準のことを指す
就活の軸とは、会社や仕事を選ぶ際に必要となる「自分なりの基準」です。就活の軸を基準に会社選びを行えば、方向性がわかりやすく、ミスマッチも少なくなります。
また、就活の軸が決まっていれば、自分の強みや魅力をアピールする際にも効果的です。「自分にはコミュニケーション能力があるから、接客や営業のようにお客さまと話す仕事で活躍できる」のように考えると、自己PRもしやすいでしょう。
企業から就活の軸について聞かれる場合もあるので、まだ決まっていない就活生は「就活の軸一覧100選!納得がいく決め方や面接での答え方を例文付きで解説」の記事を参考に考えてみてください。
就活の軸を考えるには自己分析が重要
就活の軸を見つけ出すためには、自己分析を行うのが大切です。自己分析を行えばあなたの価値観や考え方がわかり、仕事に対して譲れない条件も見つかります。
就活が思うように進まないと感じたら、もう一度自己分析を行いましょう。自己理解をより深めて「これまで大切にしてきたこと」「今後どんな人間になっていたいか」を再確認してみてください。
企業研究からも就活の軸は考えられる
企業研究を行うなかで、就活の軸が見つかる場合もあります。新しく得た情報から、あなたの方向性が見つかるケースがあるからです。
たとえば、初めて見る職種に興味を持ち、それを就活の軸として選ぶこともできます。また、企業研究で向いていないと感じた会社や仕事を、就活の軸から外すのも一つの選び方です。
企業研究を重ねていくと新しい軸が見つかり、以前の第一志望よりもよい会社選びができる場合もあります。再度自己分析と企業研究を行い、あなたの譲れない基準を考えてみましょう。
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就活で第一志望に落ちた際におすすめの相談相手
第一志望の選考に落ちてしまったら、あなたの信頼できる相手に相談するのも大事です。不安や悩みを正直に話すと気持ちが落ち着き、次に向けて前向きになれるでしょう。ここでは、第一志望に落ちてしまった場合におすすめの相談相手をご紹介します。
友人
選考に落ちて気分が落ち込んだ場合には、友人に相談してみましょう。同じく就活に向けて頑張る友人であれば、気持ちも理解してもらえるはずです。
就活を乗り切るには、気持ちを共有できる仲間が大事です。辛いときもそうでないときも、素直に話してみると気持ちが楽になるかもしれません。
家族
落ち込んだときは、家族の存在も心の支えになります。家族と離れて暮らしている場合は、電話やビデオ通話もおすすめです。家族だからこそ話せる内容もあると思うので、話をしてみてください。
また、就活の話をしなくても、何気ない話をしているだけで気持ちが楽になることもあります。一人で塞ぎ込んでしまっているときこそ、家族との関わりを増やしてみましょう。
先輩
大学や社会人の先輩に相談するのもよいでしょう。就活に取り組んだ人であれば、第一志望に落ちた悲しさはよくわかるはず。先輩の話を聞くことで、「次も頑張ろう」とモチベーションアップにもつながるでしょう。
先輩が作成したエントリーシートなどもとても参考になります。すべてを真似て書くことはできませんが、参考にして自分のエントリーシートをブラッシュアップしましょう。
就活エージェント
今後の就活をどのように取り組むか悩む場合は、就活エージェントへの相談がおすすめです。「友人や家族には話しづらいけれど誰かに話を聞いてほしい」といった場面でも相談しやすいでしょう。
就活エージェントは、「応募書類に改善点はあるか」「面接の受け答えをどのようにすればよいか」など、就活の悩みに対する具体的なアドバイスをもらえるのがメリットです。第一志望に落ちて苦しいからこそ、あえて次に向けて行動することも大切になります。
就活では、あなたの悩みの種類に応じて相談相手を決めるのがよいでしょう。より専門的な相談は、就活のプロである就活エージェントに相談すると的確なアドバイスがもらえます。
「就活相談先のおすすめ15選!相手を見極めるポイントや注意点も解説」を参考にして、一人で抱え込まずに誰かに相談してみましょう。
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就活で第一志望に落ちたあとどうすればいいかわからないあなたへ
就活で第一志望に落ちた場合は、一度気持ちを落ち着かせることが大事です。「ほかにも自分に合う会社はある」と前向きに捉え、次に向けて動き出しましょう。
もし、第一志望に落ちた気持ちがうまく切り替えられない場合には、周囲に相談するのが大事。就活について誰に相談するか迷ったら、ぜひ就職エージェントのキャリアチケットにご相談ください。
キャリアチケットではあなたが抱える不安や悩みをアドバイザーがマンツーマンで解消します。ただ悩みを聞くだけではなく、具体的にどのように就活を進めていくかの相談もお任せください。
企業紹介も行っているので、あなたの希望や価値観、強みに合う企業を紹介することもできます。
第一志望に落ちてなかなか立ち直れない場合は、ぜひキャリアチケットに相談してください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。