このページのまとめ
- 自己PRに必要なのは、自己分析と裏付けのエピソードに加え企業研究
- 慎重な人は、リスク管理能力や計画性がある特徴がある
- 自己PRは、自分の長所と根拠となるエピソードや企業との相性で説得力を持たせる
自己PRや志望動機で、慎重な性格はアピール材料になるのか疑問を持つ就活生も多いのではないでしょうか。慎重な性格は、ビジネスシーンではリスクを避けることなどアピールポイントとして活用できるはず。この記事では、慎重な性格を自己PRで存分にアピールする方法を、例文も交えて解説しています。履歴書の作成や面接の前に、ぜひ参考にしてみてください。
- 自己PRで慎重な性格をアピールできる
- 自己PRで慎重さをアピールするための前準備
- 自己分析
- 過去のエピソードの掘り起こし
- 企業研究慎重な性格の人の特徴
- 計画性がある
- ミスが少ない
- 最後までやりぬく力がある
- 几帳面である
- 仕事が遅い
- 受け身になりがち
- 自己PRでわかりやすく慎重さをアピールするコツ
- 結論から述べる
- 具体的なエピソードを語る
- 入社後の活かし方を伝える
- 自己PRの例文
- 自己PRで慎重な性格をうまくアピールできない方へ
- 自己PRでの慎重さについてのよくある質問
- Q.慎重な性格をどうアピールすると効果的?
- Q.慎重さが評価されやすいのはどんな職種?
- Q.自分が慎重な性格かわからないときはどうしたらいい?
自己PRで慎重な性格をアピールできる
自己PRや志望動機などの文章をまとめるとき、客観的に自分の長所・短所を把握していることが重要です。
根拠に基づいて客観的に長所を示すことで、説得力のある自己PRになります。慎重な性格も自己PRでアピールできる要素です。業務において、注意深く観察・行動することは重宝されます。
慎重な性格の方はミスをする回数が少なく、性格に業務を進めるため仕事を任せやすいです。また、常に先のことを見通しているため計画性があり、視野が広いともいえます。
他の人が気づかないところにも目を配り、大きな失敗を防ぐため組織では重要な役割を果たすでしょう。また、責任感があり仕事を最後までやり遂げます。そのため、年次が進むにつれて重要なポジションを与えられることも多いです。
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自己PRで慎重さをアピールするための前準備
自己PRで自分の慎重な性格をアピールするために、まずは準備を整えましょう。以下の3つのステップは、就活生の方にとって不可欠な手順です。
自己分析
就活を始める際には、自己分析を行い、自分がどんな性格なのかを知りましょう。幼少期や中学、高校時代、大学生までの出来事を振り返り、自分の性格や長所と短所、価値観を客観的に抽出します。
しっかり自己分析を行うことで、具体的な自己PRや志望動機の回答を導き出せるでしょう。
自己分析については、「自己分析のやり方は?簡単に行える方法をご紹介」も参考にしてください。
過去のエピソードの掘り起こし
自分の長所を導き出した際に、「なぜそう思ったのか」根拠が必要です。慎重な性格だと感じたきっかけとなる、過去のエピソードや他人からの評価で理由付けることで、より具体的であなたならではの自己PRに仕上がります。
また、その経験から学んだことや感じたことを盛り込むと、前向きな印象の回答になるでしょう。
企業研究
企業研究も就活を始める際に必要不可欠。応募する企業の理念や業務内容、社風などを公式サイトで研究し把握することが必要となります。
その結果、企業の求める人物像とあなたの性格との相性を見定められるでしょう。その相性をアピールすることで、自己PRの作成はほぼでき上がりです。
華々しい長所やエピソードである必要はありません。企業側にとって、就活生が自己分析をした結果で出た「慎重」という性格に説得力があり、企業の求める人材に近いことが重要です。
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慎重な性格の人の特徴
ここでは、慎重な性格の人の一般的な特徴を解説します。慎重さをアピールしたい就活生の方は、自分がどのように慎重なのか、改めて整理してみてください。
計画性がある
軽率な行動をせず、じっくり計画立ててから行動するイメージを持たれるでしょう。業務のスケジュール管理などにおいて重要な要素です。
ミスが少ない
ミスを回避するためにリスク管理ができるので、失敗やミスが少ない特徴があります。また、ミスから学びを得ることが多く、同じミスを繰り返さないと判断され多くのビジネスシーンにおいて重要です。
最後までやりぬく力がある
慎重な性格の方はいつでもリスクを考慮しているので、トラブルにも強いです。不測の事態にも落ち着いて対応でき、物事を途中で諦めず最後までやりぬく力を持っています。
仕事ではプロセスより結果が重視されるので、きちんとやり遂げるスキルは高評価につながりやすいです。
几帳面である
慎重な方は常に確認を怠らず、きちんと物事を進めていきます。そのため、几帳面な性格であるともいえるでしょう。
周りを巻き込みリーダーとして活躍する人材も必要ですが、几帳面に数字をチェックしたり進捗を確認したりする人材も、企業には必要です。
几帳面さについては、「几帳面な性格の長所と短所とは?自己PRで伝える方法、例文と合わせて解説」もあわせてご覧ください。
仕事が遅い
注意深く行動するゆえに、判断が遅くなることもあるでしょう。1つの業務に費やす時間が長いのでは?という考えを抱く担当者もいる可能性も念頭に置く必要があります。
受け身になりがち
慎重な方は自分から積極的に動くより、誰かの指示を待ってから行動することが多いです。全員が受け身というわけではないのですが、こういったネガティブな印象を持たれる可能性があることは頭に入れておきましょう。
一般的に長所と短所は裏返しと言われ、伝え方次第で長所にも短所にもなります。上記のように、受け取る側によっては慎重という性格もよい面にも悪い面にも捉えられる可能性があるでしょう。伝え方を工夫することで、採用担当者へ最大限にアピールできるようにすることをお勧めします。
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自己PRでわかりやすく慎重さをアピールするコツ
志望動機や自己PRの中であなたの慎重さをアピールするなら、以下の順番で組み立ててみてください。
結論から述べる
結論を初めに述べることが、自己PRや志望動機の書き方の鉄則です。
「私の強みは、何事にも慎重で常に先を見越して行動することです」「私は慎重な性格で、リスクを最小限に抑える努力をします」というように説明しましょう。
具体的なエピソードを語る
あなたがどのくらい慎重な性格なのか、その慎重さを強みとしてどう活かしてきたのか、エピソードを語ります。このエピソードが具体的であればあるほど、あなただけのオリジナルな要素になり、面接官に興味を持ってもらいやすくなります。
サークル活動やアルバイトなど、自分の慎重さを強みとして行動した話をまとめましょう。
入社後の活かし方を伝える
あなたの強みである慎重な性格を、入社後にどう活かせるのかを説明します。面接官にとってはここが最も重要なポイントなので、志望企業の業界や職種に合わせて考えるとよいでしょう。
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自己PRの例文
この項では、慎重な性格にポイントを絞り、自己PRの例文を紹介します。
私の強みは、準備を怠らない慎重な性格です。私は大学で経済学部のゼミに参加し、地域の商業活動活性化について研究をしていました。期末に実施される研究発表に向けて研究を進める際のことです。
主に文献のみで研究を進めましたが、釈然としないことも多く、このままではよい研究結果が出ないと判断しました。
そこで、実際に対象の土地に足を運び、現地の商店や利用客に調査を行いました。その結果、確かな裏付けを持たせた研究結果を打ち出し、発表内容も高評価をもらえた経験があります。
御社でも、商品開発やその後のプレゼンという業務において、慎重に作業を進めることで間違いなく仕事を達成し活躍したいと考えております。
慎重さは「冷静さ」と言い換えることもできます。さらにコツをつかみたい方は、「自己PRで冷静さは強みになる?面接対策に悩める新卒向けに書き方をご紹介」をご覧ください
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自己PRで慎重な性格をうまくアピールできない方へ
自己PRや志望動機の中で、慎重な性格を強みとして面接官に効果的にアピールしましょう。
「慎重さを入社後にどう活かせるかわからない」「慎重な性格が短所に思えてしまう」という方は、ぜひキャリアチケットをご利用ください。
就活生の悩みを解決するため、さまざまな質問に答えます。あなた一人で悩んでいることもきっとスピーディに解決できるので、お気軽にお問い合わせください。
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自己PRでの慎重さについてのよくある質問
自己PRでの慎重さについてのよくある質問について回答します。
Q.慎重な性格をどうアピールすると効果的?
A.慎重だからこそ「きちんと計画を立ててから行動する」「細かい作業もミスなく行う」など、慎重さを活かした特徴を回答しましょう。
単に慎重な性格であると伝えても、企業にとってメリットをあまり感じません。慎重だからこそどんな行動をするのか、一歩先を答えましょう。
Q.慎重さが評価されやすいのはどんな職種?
A.経理や事務がおすすめです。給与計算など会社のお金を扱う経理はミスが許されず、慎重さを求められます。事務の仕事も、多くの部署と関わりながら動くため予想外の出来事が起こることもあり、そんなときに慌てず慎重に対応することが大切です。
他にも、秘書や研究職、コンサルタントなどに適性があります。自分にどんな仕事が向いているかわからない場合は、「将来の夢が見つからない?なりたい職業の探し方」も参考にしてください。
Q.自分が慎重な性格かわからないときはどうしたらいい?
A.自己分析に活用できる診断ツールを使ってみましょう。強み診断やアピールポイント診断、長所・短所診断など、Webサイトやアプリにはたくさんの診断ツールがあります。
そこで「慎重さがある」と出たら、あなたの強みだと言えます。「よく考えてから行動する」「計画性がある」という診断も、同じ内容を言い換えたものなので慎重さがあるといえます。
また、自己分析に悩んでいる方は、「「強み」ってどうやって見つければよいの?簡単にできる「強み」の発見法」こちらもあわせて読んでみてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。