部活動のキャプテン経験で学んだことを伝えるには?例文やポイントを解説!

このページのまとめ

  • 部活動のキャプテン経験から学んだことはアピールにつながる
  • 部活動のキャプテン経験から学んだことは1つに絞って伝える
  • 部活動のキャプテン経験から学んだことを伝える際は結果だけのアピールをしない

部活動のキャプテン経験で学んだことを伝えるには?例文やポイントを解説!のイメージ

「部活動のキャプテン経験から学んだことを伝える例文は?」「キャプテン経験はどうアピールする?」など、気になる就活生も多いでしょう。肩書きだけでなく、経験から得たことをアピールするのが高評価を得るコツです。

この記事では、部活動のキャプテン経験から学んだことを伝える例文や伝え方のポイントを解説します。キャプテン経験のアピール方法を知り、選考突破につなげましょう。

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目 次

部活動のキャプテンで学んだことはアピールに使える

部活動のキャプテン経験で学んだことは、就活でのアピールに使えます。キャプテン経験を通して得た強みやスキル、努力してきた過程をアピールしましょう。

たとえば、部活動のキャプテンであればリーダーシップや部員との協調性などをアピールできます。また、試合での勝利や大会に向けて努力してきた経験を伝えるのも効果的でしょう。

キャプテン経験を通して得たことを見つけ出し、就活で伝えてみてください。自分の強みを探す方法については、「「強み」ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる「強み」の発見法」の記事で解説しています。

部員やマネージャー経験もアピールにつながる

キャプテン経験だけではなく、部員やマネージャー経験もアピールにつながります。部活動で自分がどのような役割を果たしてきたか伝えましょう。

たとえば、マネージャーであれば部員をサポートするために、どのように取り組んできたかをアピールできます。サポートする役割を通して得たスキルや強みもあるでしょう。

部活動経験でのアピールは、キャプテンだけが評価されるわけではありません。どのポジションもアピールできることがあるので、部活動で何を得たかを考えてみましょう。

選考で自分をアピールする方法は、「自己PRってなに?答え方のコツや注意点を例文付きで解説」の記事もあわせて参考にしてください。

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部活動のキャプテンで学んだことからアピールできる強み

部活動のキャプテン経験からは、リーダーシップや協調性などの強みがアピールできます。ここではそれぞれの強みについて詳しく解説するので、参考にしてください。

リーダーシップ

キャプテンはチームをまとめてきた経験から、リーダーシップをアピールポイントにできるでしょう。仕事でもリーダーを任されるケースは多いため、選考で評価されやすい強みの一つです。

リーダーシップをアピールする際は、どのようなタイプのリーダーなのか具体的に伝えましょう。自分が先頭になって引っ張るタイプのリーダーもいれば、部員を支えることでチームをまとめるタイプのリーダーもいます。

企業が求めるリーダー像は社風や雰囲気によって異なるため、志望企業のリーダー像に合ったアピールをすることが大切です。

協調性

キャプテン経験がある就活生は、協調性もアピールできる強みになるでしょう。どのような仕事も1人だけで行うのではなく、周囲と協力して進めていくからです。

部活動では目標達成に向けて、部員や顧問と協力するケースも多いでしょう。目標に向けて周囲とどのように協力し、努力してきたのかを具体的にアピールすると効果的です。

協調性をアピールするコツについては、「協調性を自己PRで伝えるコツは?アピールにつながる書き方や例文を解説」の記事で詳しく解説しています。

コミュニケーション能力

部活動でキャプテン経験がある場合、部員とのかかわりで培ったコミュニケーション能力も強みになるでしょう。コミュニケーション能力がある人材はどの企業でもニーズが高いので、有効なアピール材料になる可能性があります。

選考でコミュニケーション能力をアピールする際は、どのような形のコミュニケーションが得意なのかを具体的に伝えましょう。たとえば、部員の意見に耳を傾けて練習メニューを組むのが得意、部員に積極的な声掛けをしてモチベーションアップにつなげていたなど、コミュニケーションの方法はさまざまです。

これまでの部活動でどのように部員とコミュニケーションをとってきたのかアピールしましょう。

粘り強さ

あきらめずに物事を最後までやりきる粘り強さも、部活動でのキャプテン経験を通してアピールできる強みです。仕事でも目標に向けて最後までやり通す粘り強さは評価されるでしょう。

粘り強さをアピールする際は、目標に対してどのように取り組んできたのか具体的に伝えるのがポイントです。苦戦した経験や困難を乗り越えた経験を交えると効果的でしょう。

実行力

部活動のキャプテン経験でアピールする強みとしては、実行力もおすすめです。キャプテンとして試合に勝った、大会で優勝したなどのエピソードを交えると評価されやすいでしょう。

実行力は、社会人になってからも欠かせない要素の一つ。キャプテンとして率先して行動し、チームを引っ張ってきた経験をアピールするのが効果的です。

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部活動のキャプテン経験から学んだことを伝える際の構成

部活動のキャプテン経験から学んだことを伝える際の構成は「強み」「エピソード」「業務への活かし方」の順番です。

伝える際の構成について詳しく解説するので、参考にしてください。

1.アピールしたい強みを伝える

まずは、アピールしたい強みを伝えましょう。結論から伝えると、内容が伝わりやすいのでおすすめです。

たとえば、「私の強みは部活動で培ったリーダーシップです」「私は部活動で培ったコミュニケーション能力に自信があります」のように伝えましょう。

2.強みの根拠になるエピソードを伝える

次に、強みの根拠になるエピソードを伝えましょう。具体的なエピソードがあれば、強みに対する説得力が増すからです。

エピソードを伝える際には、「どのような努力をしたか」「なぜその行動を起こそうと思ったのか」などのように、過程を重視して伝えましょう。採用担当者は、自己PRのエピソードから、就活生の人柄や考え方を見ているからです。

「キャプテン経験があります」「部活動を3年間頑張りました」だけでは、努力の内容が伝わりません。「チームをまとめるために全員と面談を行った」「自分が率先して練習に取り組み、部員を引っ張った」などのように、工夫を伝えるようにしてください。

3.強みの業務への活かし方を伝える

最後に、アピールした強みを業務にどのように活かすかを伝えましょう。採用担当者に、自分が活躍する姿をイメージしてもらうためです。

業務への活かし方を考えるためには、企業研究が必要です。また、職種ごとに求められる強みや能力も知っておきましょう。

学生生活の経験をアピールするコツについては、「学生生活で得たことの答え方はどうする?構成の作り方や例文を紹介」も参考にしてください。

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部活動のキャプテン経験から学んだことを伝える際のポイント

部活動のキャプテン経験から学んだことを伝える際には、企業が求める人物像に沿って、簡潔に伝えるのが重要です。

ここでは、部活動のキャプテン経験から学んだことを伝える際のポイントを詳しく解説します。

わかりやすく簡潔にまとめる

部活動のキャプテン経験から学んだことを伝える際は、わかりやすく簡潔にまとめましょう。文章が長かったり、複雑だったりすると、内容が伝わらず評価されません。

わかりやすくまとめるためには、「5W1H」を意識するのがおすすめです。次の6つを意識して内容を考えましょう。

・WHEN:いつ
・WHO:誰が
・WHERE:どこで
・WHAT:何を
・WHYなぜ
・HOW:どのように

自己PRの場合、文字数が決まっていたり、面接で伝える時間が決められたりします。指定された条件に対応できるように、まとめる練習もしておきましょう。

伝えるエピソードは1つに絞る

伝えるエピソードは、1つに絞りましょう。複数のエピソードを伝えてしまうと、内容がわからなくなります。

たとえば、「部活動のキャプテンではリーダーシップを発揮し、サークルではまとめ役を務めて、ボランティア活動にも積極的に参加しています」とアピールしても、結局何を伝えたいのかがわかりません。

伝えるエピソードを選定する際は、自己分析を行いましょう。自己分析については、「自己分析とは?おすすめのやり方8選や実施時の注意点を紹介」の記事をご覧ください。

部活動で学んだことも1つに絞る

部活動で学んだことも1つに絞りましょう。「部活動のキャプテンをとおして、リーダーシップと協調性と忍耐力を学びました」と複数アピールしてしまうと、1番伝えたい内容がわかりません。

多くの学んだことを伝えるのではなく、1つに絞って内容を詳しく伝えましょう。量を増やしてもアピールにつながるわけではないので、気を付けてください。

企業が求める人物像にあうアピールをする

部活動でのキャプテン経験をアピールする際は、企業の求める人物像に合うように工夫しましょう。優れた強みや経験も、企業で活かせなければ評価を得にくいためです。

たとえば、キャプテン経験を通して「苦しい状況でも耐える忍耐力」を学んだ場合、目標達成に向けて努力が必要な職種だと評価されやすいでしょう。一方で忍耐力が必要な場面が少ない職種の場合は、ミスマッチになる可能性があります。

企業が求めている人物像を意識し、適切に強みをアピールすることが大切です。

企業がどのような人物を求めているか知るためには、企業研究を行いましょう。企業研究の進め方は「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で解説しているので参考にしてください。

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部活動のキャプテン経験から学んだことを伝える際の注意点

部活動のキャプテン経験から学んだことを伝える際は、専門用語を避けたり、競技でしか活かせないアピールは避けたりするなどが必要です。

ここでは、部活動のキャプテン経験から学んだことを伝える際の注意点を解説するので参考にしてください。

専門用語は避ける

キャプテン経験を伝える際は、専門用語の使用は避けましょう。専門用語がわからないと内容が伝わらないエピソードでは、評価が難しいからです。

専門用語を多用すると「相手にわかりやすく伝える能力がない」と判断されてしまう恐れがあるので、誰にでも伝わるような言葉を使うことを心がけましょう。

結果のアピールだけにならないようにする

結果だけでなく、過程も伝えることを意識しましょう。結果だけでは就活生の強みや考え方がわからず、どのような人物なのか判断しづらいからです。

たとえば、「野球部でキャプテンを務め、県大会で優勝しました」と伝えたとします。しかし、これだけでは「部活動で何を学んだのか」「どのような役割だったのか」がわからず、入社後どのように活躍するかイメージしにくいでしょう。

就活では、どのような経験をし、どのような物事を学んだかをアピールすることが大切です。

競技でしか活かせない学びはアピールしない

競技でしか活かせない学びはアピールしないようにしましょう。就活では、「部活動で得た経験をどのように業務に活かすか」のアピールが重要です。

たとえば、「サッカーのシュート練習を3年間続けた結果、大会で得点王になりました」とアピールしても、業務には活かしにくく、評価されにくいでしょう。シュート練習を3年間続けて、「何を学んだか」「その学びをどのように業務に活かすか」が求められています。

採用担当者が知りたいのは、就活生の強みや努力の過程です。アピールの内容がずれないように気をつけてください。

キャプテンとして何をしてきたか考えるためには、自分史を作って出来事を整理するのもおすすめです。自分史の作り方を「自分史の書き方はどうすればいい?テンプレートの例やまとめ方を解説」の記事で解説しているので、こちらも参考にしてください。

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部活動のキャプテン経験から学んだことをアピールする際の例文

ここでは、部活動のキャプテン経験から学んだことを伝える際の例文を紹介します。

私の強みは、人が快適に物事に取り組める環境づくりができることです。

私は大学時代に吹奏楽部で部長を務めていました。私が部長に就任してから、念願だった全国規模の吹奏楽コンクールへの出場が決まりました。しかし、私の学年の部員が、焦りから過度に完璧を求めるようになり、後輩にプレッシャーをかけてしまうこともありました。

このままではいけないと思い、私は一度親睦会を兼ねた話し合いの場を設けることにしました。お茶菓子を用意したり、ミニゲームを取り入れたりして、和やかな雰囲気で話ができるよう工夫もしました。その結果、部員同士が学年問わず打ち解け合い、楽しみながら練習ができるようになりました。

コンクールでも金賞という結果を得ることができ、環境づくりを行うことで成功につながりました。

この経験を活かし、貴社でも皆様が楽しく働ける工夫をしていけたらと考えています。

部活経験をアピールするコツは、「自己PRで部活経験を伝える際のコツは?基本の構成や例文を紹介」でも解説しているので、あわせて参考にしてください。

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【役割別】部活動で学んだことをアピールする際の例文

ここでは、役割別に部活動の経験から学んだことを伝える際の例文を紹介します。

副キャプテン・副部長の場合の例文

私は分析力に自信があります。

大学時代は野球部の副部長として、部長の補佐をしていました。野球部は県大会で準決勝まで進むものの、いつも同じチームに敗れていました。

今度こそ優勝まで進みたいと思い、私は部長と一緒にそのチームの試合中の傾向を徹底的に研究し、戦略や練習メニューを練り直しました。その結果、その年の大会では優勝を果たすことができました。

部長や部員からは「△△さんが相手チームを的確に分析してくれたおかげで勝つことができた」と感謝の言葉もいただきました。

貴社の営業職でもこの分析力を活かし、お客さまのニーズにマッチした提案をしていきたいと思っています。

部員の場合の例文

私の長所は、最後まであきらめない粘り強さです。

大学では水泳部に4年間所属していました。私は水泳の種目の中で平泳ぎが苦手で、思うように記録が伸びませんでした。競泳大会に進んだ際にほかの部員の足を引っ張りたくなかったので、平泳ぎを克服することを決めました。

苦手を克服するために、顧問や平泳ぎが得意な先輩からアドバイスを貰い、練習メニューの見直しを行いました。最初はなかなか上達せず、心が折れそうになることもありましたが、自分の可能性を信じて練習を継続しました。

練習を重ねていくうちに少しずつ平泳ぎの記録が伸びるようになり、競泳大会では自己最高記録を更新することができました。

この経験を活かし、貴社でも根気よくお客さまと向き合い、心から満足していただけるサービスを提供していきたいと考えています。

マネージャーの場合の例文

私の強みは人への気遣いです。

大学時代は、サッカー部でマネージャーを務めていました。マネージャーの基本的な業務は部員の体調管理や部室の掃除、ユニフォームの洗濯などです。

また、サッカー部の部員は毎日朝練や放課後の活動に励んでいたため、私は基本的な業務のほかに、差し入れの調達や親睦会の企画も行っていました。少しでも毎日練習を頑張っている部員の励みになればと考えてのことです。

その成果が実り、部員たちは忙しいながらも活動を楽しむようになり、大会で準優勝も果たしました。部員からは「マネージャーのおかげで練習が楽しくなった」という言葉もかけてもらいました。

この経験を貴社でも活かし、アドバイザーとしてお客さまが楽しく働けるようサポートしていきたいと考えています。

部活動の経験は、キャプテンだけではなく部員やマネージャーもアピールできます。部活動での役割には種類がある?効果的なアピール法と自己PRの例文12選」でも部活経験をアピールする方法を解説しているので、参考にしてください。

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部活動のキャプテン経験から学んだことをアピールしたいあなたへ

部活動のキャプテン経験からは学べることが多く、アピールにつなげたいと考えている方も多いでしょう。しかし、キャプテン経験をアピールする就活生は多く、差別化を図るのが重要です。

もし、アピールの仕方に迷っているのであれば、キャリアチケットに相談してみませんか。

キャリアチケットでは、自己PRの作り方や、アピールする内容など、就活生一人ひとりにあわせたアドバイスを実施しています。自己PRの作り方が全くわからない場合も、一から教えるので安心してください。

自己PRだけではなく、志望動機やガクチカなど書類選考に必要なアドバイスを実施。アピール方法に悩んでいるのであれば、ぜひ相談してください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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