就職したくないと悩んでいる就活生へ!悩みの解消法や対策を解説

このページのまとめ

  • 就職したくないと考えるのは、甘えではなくよくある悩み
  • 就職したくないときには、将来どうしたいかゆっくり考えるのも大切
  • 就職したくないと感じたら、一時的な感情に流されてないか考えてみよう

就職したくないと悩んでいる就活生へ!悩みの解消法や対策を解説のイメージ

就職したくないとネガティブな想いを抱きながら、就活に取り組む就活生もいるでしょう。就活が必要だと分かってはいても、就職して社会人になることへ漠然と不安を抱いている人も少なくないはずです。

この記事では、就職したくない理由や、就職しない場合のメリットデメリットを解説。就職したくないと感じたときの対処法も紹介しているので、悩んでいる就活生はぜひ参考にしてください。

就活の不安について相談したい

   
目 次

「就職したくない」と思うのは甘えではない

就活生の中には、「就職したくないと思うのは自分の甘えなのではないか」と考えている人もいるのではないでしょうか。

就活を続けていると、「なかなか内定がもらえない」「選考に受からない」など、辛いと感じることもよくあります。就活を続ける状況が辛くなり、「就職したくない」と思うのは甘えではありません。

しかし、就職したくない気持ちを抱えたまま、就活を行うのは大変です。ストレスで苦しく、実力も発揮しにくいでしょう。

どうしても就職したくないのであれば、就職以外の選択肢を考えるのも1つの手です。ただし、もちろんデメリットもあるので、就職しないメリットとデメリットを考えたうえで進路を選びましょう。自分の正直な気持ちと向き合い、あなたの明るい将来に合った道を見つけてください。

就活できないのは甘えであると悩んでいる就活生は、「就活できないのは甘えじゃない!やる気が出ないときの対処法を解説」の記事も読んでみましょう。

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就職したくないと感じる理由

就職したくない理由は、「就活がつらい」「仕事をしたくない」など人それぞれです。一人ひとり理由は違うので、まずはなぜ就職したくないのか、ゆっくりと考えてみましょう。

ここでは、就職したくないと感じるよくある理由を紹介するので、自分がどれにあてはまるか考えてみてください。

仕事をしたくない

そもそも仕事をすることが嫌で、就職したくないと感じる人もいるでしょう。就職すると、学生のアルバイトとは違い、最低でも毎日8時間は働かなければならないため、仕事が生活の大部分を占めるようになります。

自由にプライベートの予定を楽しむことが難しくなるほか、目標を持たされたり高いスキルを身につけなければならなかったりと、責任も重くなるでしょう。一般的に仕事はつらく厳しいものであるため、特別やりたいことや将来の目標がない人にとっては、就職して毎日働くことに嫌な気持ちを抱くのは自然です。

就活が面倒くさい

就活が面倒くさいと感じ、就職することが嫌になる人もいます。就活は必要な作業や行動が多く、毎日のように書類を記載したり面接へ赴いたりと、心身ともに疲弊する活動です。

自己分析や企業研究は簡単に完結するものではなく、多大な時間がかかる上に頭も使います。履歴書やエントリーシートの作成、面接対策も1社ごとに行わなければならず、時間もかかるため面倒に感じる作業です。
就活は内定が出るまで続けなければならないため、なかなか内定が出ず就活が面倒になり、就職したくなくなる人がいるのは必然と言えるでしょう。

就活がうまくいっていない

就活がうまくいっておらず、就職したくない気持ちが生まれることも理由の1つです。努力しているのに結果が出ないことへストレスを感じたり、面接で心無いことを言われて傷付いたり、就活がうまくいかないと精神的に疲弊してしまい就職が嫌になります。

就活を頑張っているのに内定が出ない状態が続くと、自分の存在を否定されているように感じる場合があります。どこの企業にも求められていないと感じ、自分には価値がないと捉えてしまうと、社会への嫌悪感や恐怖感が増して働くことにモチベーションを抱けなくなるのは必然です。

就活がうまくいかない人には、「就活は無理ゲーなの?うまくいかない原因と成功させる12のヒントを解説」の記事もおすすめ。うまくいかない理由や解決の糸口を見つけられる可能性があるので、一度目を通してみてください。

自分のやりたい仕事がわからない

自分のやりたい仕事がイメージできないと、就職したくなくなる人もいます。自己分析や企業研究を行ってみたものの、どんなことがやりたいのかわからない人や、何にも興味を抱けない人もいるでしょう。

大学での経験や知識が活かせることはまれであり、どんな仕事もほとんどが新しいチャレンジです。漠然とどの仕事にも不安を感じたり、やりがいが見いだせそうに思えなかったりと、企業選びが難しく感じて就職したくないと思うことにつながります。

企業の選び方に悩む就活生には、「会社選びの軸を定めて納得のいく就活をしよう!面接での回答例文も紹介」の記事をおすすめします。

自分の希望とマッチする企業が見つからない

希望する条件が決まっていても、マッチした企業が見つからないケースもあるでしょう。企業選びにおいて自分の希望条件を検討する上では、業界や職種、給与、勤務地、休暇日数、福利厚生などさまざまな項目があり、すべて満たした企業を探そうとするのは大変です。

条件に合う企業が見つからないと、働き始めたあとの自分の姿がイメージしづらく、就職そのものに不安を抱く原因になりかねません。すべて満たすことは難しいと分かっていても、譲るべき条件の判別ができず企業選びが難航するケースもあります。

社会人になる自信がない

学生から社会人になることに、自信が持てない就活生もいます。学生とは違い、就職後は生活の大部分を仕事が占めるため、毎日きちんと働けるのかや、結果を出して会社に貢献できるのかなど、漠然と不安を感じて自信をなくすこともあるでしょう。

働いてお金をもらう以上、それなりのスキルを身に付けなければならないほか、学生のアルバイトよりも強い責任感が求められます。毎日フルタイムで働く必要もあるため、社会人経験がないと働くことに対してプレッシャーを感じ、就職したくないと思うのは自然な心理です。

組織に縛られたくない

組織に縛られるのを嫌い、就職したくないと感じる就活生もいます。企業へ就職すると、組織のルールやしきたりに合わせて動かなければならず、何事も自分の好きなように進められるわけではありません。仕事内容だけでなく、働く時間や場所、休日などもすべて企業のルールに合わせる必要があります。

近年では、フリーランスとして時間や場所に囚われず働く人が増えている環境により、社員として組織に属する働き方に疑問を抱く人もいるでしょう。何かに縛られず自由に生きたいと考える人にとって、就職はつらいものに感じる場合があります。

起業を考える就活生は、「起業したい大学生が押さえるべきポイントは?」の記事も参考にしてください。正社員で働くメリットデメリットと、起業して働くメリットデメリットを比較して考えてみましょう。

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就職したくない場合はどうする?とれる選択肢を紹介

就職したくないと思ったら、就職しない場合に取れる選択肢を考えてみるのも1つの手です。悶々とした思いのまま就活を続けて苦しくなってしまう前に、まずはどんな選択肢があるのかを確認しましょう。

進学する

学びたい分野がある場合は、大学院や専門学校へ進学する方法があります。進学先で新しい知識や資格を得て、自信をつけてから就活に再チャレンジしてもいいでしょう。

大学院卒業者は学部卒業者よりも給料が高くなる傾向があり、高収入を狙えるメリットがあります。厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、大学卒業者の平均賃金は 362万8千円、大学院卒業者の平均年収は464万2千円でした。

また、専門学校で専門分野のスキルを極めれば、やりたいことや自分のスキルが活かせる仕事を見つけやすくなるでしょう。資格がないと就職できない職種も多く、選択肢が広がるのもメリットです。

ただし、進学には学費が必要なので、費用を確保できるか、奨学金を利用できるかなどをきちんと確認しておきましょう。

参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査

留学する

語学力を磨きたい人や、外資系企業を目指したい人は海外留学をするのもよいでしょう。日本では味わえない貴重な経験ができるため、努力すればあらゆるスキルが身につけられることはもちろん、自分への自信にもつながります。

帰国後の就活では、留学によって得た経験や価値観、スキルのアピールが可能です。留学生活を通して、自分のやりたいことや目標が見い出せれば、企業選びもスムーズになるでしょう。

フリーランスになる

企業へ就職せず、フリーランスとして働く方法もあります。自分の力で収入を得る能力があれば、好きな時間に好きな場所で働くことが可能です。

ただし、フリーランスとして仕事を獲得するには、相応のスキルや経験が求められます。未経験で仕事を任せてもらえることはない上に、誰も教育してくれないため、フリーランスになる時点で即戦力として認めてもらえるほどの能力が必要です。

自由に働ける分、自分を律して管理する能力も欠かせません。フリーランスは自由に働けるスタイルですが、その分会社員よりも強い責任感と多大な努力が必要である点は理解しておきましょう。

フリーターになる

正社員を選ばず、フリーターで働く選択肢もあります。正社員よりもアルバイトの方が、自由な時間を確保しやすいでしょう。

フリーターは勤務日や勤務時間が柔軟な場合が多く、正社員と比べると仕事の責任や負担が少ない傾向にあります。ただし、安定した収入が得にくい点はデメリットです。

また、待遇も正社員に比べると不利なことが多い点に注意しましょう。たとえば、有給休暇制度が適用されない、ボーナスが支給されないなど、正社員には適用される制度が利用できない場合があります。。

フリーターは、自分のやりたいことや時間の自由度を重視する人には向いている選択肢です。一方で、将来のキャリアや、福利厚生の面では課題も多いことは覚えておいてください。

就職留年する

就職留年をし、来年に再度就活を頑張る選択肢もあります。就職留年とは、意図的に大学を留年し、新卒カードを持ったまま翌年に就活することです。

就職留年であれば、就活の経験を活かしながら引き続き翌年に新卒として選考に挑めます。ほかの就活生よりも知識や経験があるため、コツをおさえて効率よく就活が行えるでしょう。

ただし、なぜ留年したかの理由は聞かれるので、どう答えるかをしっかり対策しておかなければなりません。採用担当者を納得させられる留年理由を考えておくようにしましょう。

就職留年については、「就職留年という選択肢…就活にはどう響く?」の記事で詳しく解説しています。

就職浪人になる

大学を卒業し、就職浪人として就活を行う選択肢もあります。大学を卒業しているので、学業に追われず、ゆっくり時間を使って就活できる点がメリットです。

ただし、就職浪人は既卒として就活をすることになる点に注意しましょう。新卒と同じようには扱われず、浪人期間に対して負のイメージを持たれたり、卒業後にどう過ごしたかを細かく聞かれたりと、企業側の目が厳しくなります。

また、新卒のみを募集している企業には、原則として応募できません。詳しくは「”就職浪人とは?”知っておくべき就活の選択肢について」の記事で解説しているので、参考にしながら就職浪人になるべきかをじっくり考えましょう。

資格の勉強をする

就職したくない場合の選択肢として、資格取得のための勉強に時間を当てることもできます。専門性の高い資格や公務員試験など難易度が高いものに合格できれば、就活において大きな強みとなり、志望企業の幅も広げられるでしょう。

ただし、資格取得のための勉強にかかる費用は自分で捻出しなければならないので、アルバイトをして稼ぐ、親に頼んで借りるなどの対応が必要です。大学を卒業してしまうと、新卒として就活ができなくなる点にも注意しましょう。

就職で有利になる資格については、「就職に有利な資格11選!取得するときの注意点も解説」の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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就職しない場合のメリット

就職しない場合にも、時間に余裕ができる、自分の好きなことができるなどのメリットがあります。

ここでは、就職しない場合にどのようなメリットがあるかを解説します。

時間に束縛されずに済む

就職しなければ、時間に束縛される心配がありません。会社に所属して正社員として働くと、1日の大半を仕事に費やさなければなりませんが、就職せずほかの選択肢を取れば時間を自由に使えます。

フリーターやアルバイト、フリーランスとして働く場合は、勤務時間の融通が効くため自分の好きなスケジュールで生活することが可能です。働きたいときに働き、休みたいときは休む自由な時間の使い方ができます。

仕事上の人間関係に悩まされない

就職しなければ、職場での人間関係に悩まされることも少ないでしょう。アルバイトやフリーランスでも人との関わりは生じますが、正社員として会社に属する場合と比較すれば頻度や密度は減ります。

苦手な人とも関係性を保たなければならないことにストレスを感じる人には、大きなメリットと言えるでしょう。

好きなことができる

就職せず自分の時間が自由に使えれば、好きなことが好きなだけできます。大学卒業後にどんな選択肢を取るかによって使える時間は異なりますが、正社員として毎日朝から晩まで働くことと比較すると、使える時間は多いでしょう。

また、就職しないと決めれば就活に時間を割く必要もないため、残りの学生生活を思う存分楽しめるメリットもあります。

正社員以上に高収入が得られる可能性もある

フリーランスや起業家になれば、努力次第で正社員よりも高い年収を稼げる可能性があります。正社員は固定給で働くのが基本ですが、フリーランスや起業家は自分のスキル次第で収入が変動します。

正社員は、会社によって定められた等級制度や評価制度に則って昇給するケースが多いため、いくら努力してもなかなか給料が上がらない場合も少なくありません。フリーランスや起業家であれば、自分が成果を上げれば上げただけ収入につながります。

ただし、収入を増やせるくらい成果を上げるには、自らスキルを磨いたり多くの取引先を獲得したりする努力が必要です。

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就職しない場合のデメリット

就職しない選択をすることで得られるメリットもあれば、デメリットもあります。メリットだけでなくデメリットにも目を向けて、比較した上でどうするか判断しましょう。。

社会的信用を得にくい

アルバイトやフリーター、フリーランスなどは、正社員と比較して社会的信用度が低いと言えます。安定した収入が見込める正社員と比べると、いつ収入が途絶えるか分からないと判断されるためです。

社会的信用度が低いと、住宅や車のローン、クレジットカード、賃貸などの審査に通過しづらい傾向があります。ライフプランによっては、不都合が生じる可能性があることをあらかじめ理解しておきましょう。

収入が安定しにくい

安定した収入を得ることが難しい点も、就職をしないデメリットです。フリーターやアルバイトは、希望するシフトで働ける保証はなく、勤め先の状況によって収入が上下する場合があります。

フリーランスは、仕事を獲得できなかった月は収入が得られません。継続的に仕事を依頼してくれるクライアントがいたとしても、突然依頼が停止する可能性もあります。雇用契約で守られている正社員と比較すると、フリーランスは仕事を失いやすい点に注意が必要です。

正社員でも会社の倒産や解雇のリスクはありますが、ほかの形態に比べると安定しています。

ビジネスマナーが身に付かない

正社員として企業での就業経験がないと、社会人としての基本的なビジネスマナーが身に付きません。ビジネスメールの書き方や電話対応の方法、名刺交換のやり方、顧客対応方法などは、新入社員研修で指導されるのが一般的です。

ビジネスマナーが身に付いていないと、フリーターやアルバイトなどを経て正社員を目指す際に不利に働きます。

企業側は、基本的に新卒以外は即戦力として採用する前提なので、社会人として一番に身に付けるべきビジネスマナーを理解していない既卒は、採用に対して後ろ向きになると考えられるでしょう。

また、起業家やフリーランスであっても、ビジネスマナーは必要です。どのクライアントも、失礼な対応をする人に仕事を依頼しようとは思いません。。

ビジネスマナーは、就活の時期からある程度身に付けておく必要があります。「社会人としての心構えとは?必要なマナーや面接での答え方」の記事を参考に、就活生の段階で評価されるレベルまで勉強しておきましょう。

人脈や人間関係が広がりにくい

就職しない選択肢を取ると、人脈や人間関係が広がりにくい点もデメリットに挙げられます。状況にもよりますが、正社員と比べるとほかの選択肢は人との関わりが減る可能性が高いでしょう。

正社員として就職すると、社内外問わずさまざまな人と関わる機会に恵まれます。職種にもよりますが、多くの人と仕事をすることで自然とコミュニケーション能力が身に付き、人間関係の構築の仕方も学べるでしょう。

しかし、就職をしなかった場合には、人との関わりが正社員よりも減る可能性が高いと考えられます。特に、資格取得の勉強をメインにしたり、フリーランスになって自宅で1人で仕事をしたりする選択肢を取ると、自ら積極的に動かない限りなかなか人との関わりが増えません。

新卒より就活のハードルが高くなる

企業に就職せず後から就活をすると、新卒よりも内定のハードルが高くなる傾向にあります。新卒にはビジネススキルが求められない一方で、既卒は原則即戦力として活躍できる人材が求められるためです。

卒業した後に就職活動を行う場合は中途採用枠となるため、フリーターやフリーランスとして働いていた人は、正社員として就業していた転職者に比べるとスキルやマナーの面で不利になる可能性が高いと考えられます。

また、正社員としての社会人経験がないことや、ブランクがあることについて企業が納得する理由を説明できないと、希望の会社への転職は困難でしょう。

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就職したくないと思ったときに実施すべきこと

就職したくないと感じたら、まずは自己分析を行って自分を見つめなおしてみてください。本当に就職しなくていいのを考えることが大切です。

ここでは、就職したくないと感じたときに実施したい3つのことを紹介します。

自己分析をする

まずは自己分析を行い、自分の気持ちややりたいことなどを整理してみましょう。就職したくない漠然とした気持ちの正体が解明でき、どうすべきかの答えを見つけられる可能性があります。

自己分析では、自分の考えや感情、自分にできることややりたいこと、自分の苦手なことややりたくないことを洗い出して整理してみましょう。なぜ就職したくないと感じるのかの理由が見出せれば、それに対してどんな対策を取って解決に導けるかを考えられます。

例えば、自信がなくて就職したくないと感じているとすれば、自信をつけるために何が必要かを考えることが可能です。資格を取得する、インターンに参加してみるなど、自信を持つためにやるべき行動が見つかるでしょう。

自己分析の方法については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事で紹介しているので、参考にしてください。

今後の人生設計を考えてみる

就職したくないと思っている就活生は、5年後や10年後にどのような生活を送っていたいかを考えてみましょう。自分が歩みたい人生が可視化できれば、実現するために今どのような選択をすべきかが見えてきます。

どんなキャリアを歩みたいか、どのくらいの収入を得ているのが理想か、結婚や出産はしたいかなどを具体的に洗い出して整理してみましょう。例えば、10年後は育児をしつつ自宅でできる仕事をし、年収500万円程度は欲しいと考えた場合は、ITエンジニアやWebデザイナーなど、自宅にいながらでもできる仕事を選んで少しずつスキルを積む選択が見えてきます。

5年後や10年後の人生設計が明確化できれば、漠然としたネガティブな気持ちが払拭され、理想の人生のために今何をすべきか、どんな選択を取るべきかが見えてくるでしょう。

先輩や周りの人の話を聞く

両親や知人、大学のOB・OGなど、すでに社会人経験がある人の話も聞いてみましょう。実際に社会に出て様々な経験を積んでいる人のリアルな話を聞くことで、不安や疑問に感じていることを解決できる可能性があります。

話を聞くことで、心配事が大したことではないと分かったり、案外できるものだと分かったりするかもしれません。反対に、自分が理想だと思っていた姿が、本当は自分には合っていないと判明する可能性もあるでしょう。

周りの人に話を聞くときは、正社員だけでなく、フリーランスや大学院生など、様々な立場の人に話を聞けると理想です。

話を聞く際には、OB・OG訪問を行うのもおすすめ。実施方法は、「OB・OG訪問のやり方とは?流れやマナー、注意点を知ろう」の記事で詳しく紹介しています。

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就活が面倒で「就職したくない」と思ったときの対処法

就活を面倒に感じたら、効率的に進められる手段を実行してみましょう。スムーズな行動ができれば、面倒くさい気持ちが軽減される可能性もあります。

ここでは、就活が面倒だと感じたときに実施したい3つの方法を紹介します。

内定直結型イベントに参加する

就活が面倒で就職が嫌になったら、内定直結型のイベントに参加して早期で内定獲得を目指しましょう。イベントによっては即日で内定が出るケースもあるため、面倒な就活を長く続ける必要がなくなります。

内定直結型イベントとは、説明会と選考がセットになったイベントです。説明会と同時に選考にも進めるため、内定までのスピードが速い特徴があります。

内定直結型イベントには複数企業が参加しているため、すぐに人材を採用したいと考える複数の企業を一度に知ることが可能です。

仮に、大学3年生の2月に内定直結型イベントに参加して選考へうまく進めた場合には、早ければそのまま当日に、後日最終面接が行われた場合でも3月頃には内定をもらえる可能性があります。残り1年は大学生活を楽しめるほか、地道に多くの企業に応募する過程がなくなるため面倒な気持ちも払拭できるでしょう。

ただし、有名企業が参加することは少ないほか、内定承諾の返答期限が短い傾向にある点には注意が必要です。

即日内定がもらえるイベントについては、「即日内定もあり得る?選考会とはどのような仕組みなのか」の記事でも解説しているので参考にしてください。

逆求人サイトを使う

逆求人サイトを使い、企業からのオファーを待つ方法もあります。逆求人サイトでは、企業側が自社に合った人材を見つけてアプローチしてくれるため、自分に合った企業を探す手間がありません。

逆求人サイトとは、就活生が載せるスキルやプロフィールなどの情報をもとに、企業側が自社に合った人材を探せるサービスです。膨大な企業数の中から自分に合った会社を探すのは大変であり、自分の目につかないところに優良企業が存在している可能性もあります。

逆求人サイトを利用することで、自分に合った企業を探す手間が省ける上に、自力では見つけるのが難しい企業とも出会うことが可能です。効率的に就活ができるため、一連の活動が面倒に感じている人は一度使ってみるといいでしょう。


逆求人サイトを利用した就活生の体験談を「視野を広げるために逆求人サイトを利用|元地方就活生に聞く就活体験談【第3回】」の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

就活ツールを使う

就活を効率化させるツールを使う方法もおすすめです。自己分析ツールや自己PR作成ツールなどを活用すれば、効率的に就活が進められるため、面倒な工程を減らせます。

例えばエントリーシートは、応募企業ごとに準備が必要で面倒ですが、最近では簡単な質問に答えるだけでAIが自動で作成してくれるサービスもあります。昨今では便利なツールが増えているので、積極的に活用すれば面倒な工程を大きく省けるでしょう。

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就活がうまくいかずに「就職したくない」と感じるときの対処法

次に、就活がうまくいかず就職したくないと感じている人に向けて、対処方法を解説します。就活に躓いている人は、試してみてください。

志望業界や志望企業の幅を広げる

なかなか内定が獲得できない場合は、エントリーする業界や企業の幅を広げてみましょう。希望をすべて叶えることは難しいため、視野を広くして業界や職種の幅を広げることで、自分に合った企業が見つかったり内定が獲得できたりする可能性があります。

特に、大手企業や有名企業ばかり見ている就活生は、中小企業やベンチャー企業にも目を向けてみましょう。名前を知らない中小企業であっても、経営が安定していたり、社員の満足度が高く働きやすい環境であったり、市場でシェアを獲得していたりする企業はあります。

目立たない優良企業の探し方を「隠れた優良企業に就職するには?探し方のポイント」の記事で紹介しているので、参考にしてください。

理想の社会人像を考える

就活に対してやる気を無くしてしまっている場合は、就職後の理想像を明確化してみましょう。理想の姿を想像することで、将来へのモチベーションが上がって就活のやる気も上がる可能性があります。

例えば、給料を使って旅行に出掛けたり、好きなものを買ったりしたい人もいるでしょう。海外出張を任されてグローバルに活躍することや、プロジェクトリーダーとして事業を引っ張る存在になることが理想の人もいます。

自分が将来なりたい姿や理想とする生活を思い浮かべて明確化することで、なぜ今就活をしているのか、なぜ就職する必要があるのかを再認識でき、モチベーションの復活に役立てることが可能です。

ストレス解消法を試す

就活がうまくいかないことによるストレスが溜まっている人は、発散する方法を実践してみましょう。就活に対してストレスが溜まっていると、就職に関連した様々なことが嫌になり、モチベーションが保てません。

就活を一定期間ストップして好きなことに時間を使う、周囲の人に話を聞いてもらう、海や山などに出掛けて自然に触れる、スポーツをするなど、自分に合ったストレス解消法を見つけてみてください。

就活に対するストレスが発散できれば、モチベーションが改善される可能性があります。
就活のストレスを解消する方法については「就活ストレスがやばいときはどうする?限界になる理由や対処法を解説」の記事にも載っています。

就活エージェントに相談する

就活に行き詰ったら、就活エージェントの活用もおすすめです。就活エージェントを利用すれば、悩みや不安、疑問に対してサポートが受けられるため、安心感を持って就活が進められます。

就活エージェントとは、専任の担当者が就活の始めから終わりまでサポートしてくれるサービスです。自分のスキルや希望をヒヤリングした上で、合った企業を紹介してくれたり、選考への対策を行ってくれたりします。

自己分析のやり方が分からず行き詰まってしまった人や、頑張って書類を作成しているのに選考に通過できない人、面接が苦手でいつも上手く話せない人など、就活生のあらゆる悩みや課題に対してサポートを行ってもらえるのがメリットです。

キャリアチケットでも、内定獲得に向けてサポートを実施しています。1人で抱え込もうとせずに、ぜひ相談してください。

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内定後に「就職したくない」と感じたときの対処法

就職したくないと悩んでいる就活生の中には、すでに内定をもらっている人もいるかもしれません。内定が決まった会社にこのまま就職すべきかどうか迷っている人に向けて、おすすめの対応方法を解説します。

初めての就職に不安は付きものと割り切る

初めての就職には、誰での不安を感じるものと割り切る気持ちも大切です。新しい生活の始まりに不安は付きものであり、就職するのが怖くなる気持ちは多くの人が抱えています。

他の就活生も、みんな初めての就職に対して不安を抱えているものであり、就職に対して嫌な気持ちや怖い気持ちを持っているのは自分だけではないと考えることが大切です。みんな同じ気持ちだと思えれば、少しは就職に対する不安が払拭できる可能性があります。

納得いくまで就活を続ける

内定をもらった会社に就職していいのか迷う場合や、他の会社に入社したい気持ちが残っている場合には、納得のいくまで就活を続けることも1つの手です。やりきったと思える気持ちや、最後まで自分の希望を追求できた経験を経れば、納得感を持って入社できるでしょう。

最後まで諦めず入社したい企業を追い求めればよかったと後悔が残ると、入社時や入社後にもやっとした気持ちを引きずってしまう可能性があります。

後悔が残らない状態までやり切れば、第一志望の会社に入れなかったとしても、達成感を持って気持ちに折り合いをつけられるでしょう。

どうしても譲れない条件ややりたい仕事があるなら、夏や秋採用も考慮に入れ、妥協せず就活を継続してみることも検討してみてください。

内定辞退を考える就活生に向けては、「就活で内定をもらったときの対応!辞退するときの注意点」の記事がおすすめ。後悔しないように、しっかりと考えてみてください。

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就職しないと決断する前に考えるべき3つのポイント

就職しないと決める前に、就職せずに何をするのか、思い付きで動いていないかなどをもう一度考えてみましょう。深く考えずに、就職しないと決めるのは危険です。

メリットとデメリットを考える

まずは、就職しない場合に起きるメリットとデメリットを理解し、デメリットが許容できるかどうかを考えることが重要です。リスクやデメリットを考えずに動くと、こんなはずではなかったと後悔につながります。

就職しない場合には、自由に好きなことを出来る時間は増える一方で、収入が安定しない点や将来正社員を目指しづらい点などがデメリットとして生じるでしょう。デメリットが許容できるのか、メリットはデメリットを上回るのかなどをじっくりと考えてから決断してください。

一時的な感情ではないか考える

就職しない選択を取る前に、一時的な感情で動こうとしていないかもよく考えてみてください。なんとなく働くのが嫌、就活が漠然と面倒くさいなど、自分の気持ちを明確化せず一時的な感情だけで決めてしまうと、大学を卒業してから後悔する可能性があります。

就職するのが嫌だと感じたら、漠然とした気持ちで終わらせず、自分の気持ちや希望などを洗い出して言語化し、整理することから始めましょう。きちんと頭の中を整理すれば、自分が理想とする将来はどんな形かが見えてくるため、本当に就職をやめるべきかどうかを冷静に判断できます。

就職せずに何をするのか考える

就職しない場合は、卒業後に何をするのか考えましょう。何をするか考えておかないと、卒業後も働かずに何もしない毎日が続き時間を無駄にしてしまいます。

就きたい仕事に必要な資格を取得する、フリーランスとして生活できるくらい稼げるようになるために特定のスキルを身に付けるなど、将来を想定しながら卒業後にやることを決めるといいでしょう。

就職しないからと言って何もしなくて良いわけではないので、時間を無駄にしないよう予め考えておくことが重要です。

将来について考えていない場合は、「「5年後の自分」にはどう答える?考えるための準備や答え方を解説」の記事がおすすめ。将来自分はどうしたいのかを考えることも大切です。

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就職したくないと悩んでいるあなたへ

「就職した方がいいとわかっていても就職したくない」「就活が面倒でやめたい」と不安や悩みを抱え、就職に前向きになれない人は少なくありません。内定を獲得することは簡単ではないため、多くの人が就活に対して何かしらの不安や悩みを抱えています。

就職をせず別の道を選ぶのも1つの手ですが、双方にメリットとデメリットが存在することは理解しておかなければなりません。一時的な気持ちで就職をやめるのではなく、できることをやり、考えるべきことを考えてから慎重に決断することが重要です。

就活がうまくいかずに悩んでいるなら、就活エージェントへの相談も検討してみてください。書類作成や面接対策に関する具体的なアドバイスだけではなく、進路や企業選びなどの悩みや不安も解消します。

キャリアチケットでは、あなた専任のアドバイザーがサポートを実施。就職したくない率直な悩みも、ぜひ相談してください。キャリアチケットと一緒に目標を考え、どのような将来を目指すかを決めましょう。

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