このページのまとめ
- 「内定がありますか？」と聞かれたら正直に答えたほうが無難という意見がある
- 「第一志望ですか？」という問には、熱意を伝えるためには第一志望だと答えた方がいいという意見も
- 第一志望である理由まできちんと説明できるようにしておくことがポイント
- 第一志望でない場合、正直に答えても問題はないが、採用される優先度が低くなってしまう可能性がある
- 第一志望ではなくても、相手に熱意が伝わるように言葉を選ぶことが大切
就活では社交辞令や暗黙のルールなどで、やむを得ず嘘をつかなければならない場面があるかもしれません。
嘘をつくのには抵抗があるという人もいるのではないでしょうか。
こちらのコラムでは、「内定があるかないか」「第一志望と答えるべきなのか」などについてご紹介しています。
面接官からの質問でどう答えたらいいのかわからない人は、ぜひ参考にしてみてください。
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「内定がありますか」と聞かれたら？
他社から内定が出ていると「評価されている学生」として面接官は安心する傾向にあるようです。そのため内定があれば「ある」と答えたほうが無難という意見もあります。
では、内定がないと「能力に問題がある」と思われてしまうのであれば、内定が「ある」と嘘をつくべきなのでしょうか？
内定がないときは「ない」と正直に伝えたほうがいいでしょう。選考が進むにつれて嘘がばれてしまう可能性が高くなるのに加え、説明していくうちに矛盾が生じてしまう場合もあるからです。そして内定がある場合もない場合も、採用の大きな決め手になるわけではなく、マイナスに評価される可能性はそこまでないからといえます。捉え方は企業によってそれぞれですが、他社から内定がないのであれば、むしろ入社してくれる可能性が高いと判断されることもあるかもしれません。
「なぜ内定が出ていないと思うか」という質問もされることがあるため、内定がない理由、就活の反省についてしっかり客観的に見つめ直し、説明できるようにしておくことがポイントです。ただ、不採用だった企業については、相手にマイナスの印象を与えてしまうので、聞かれていなければ自分からあまり話をしなくてもいいでしょう。
内定がないからといって自信を失わないことが大切。面接官も、学生に自己否定をしてほしくていっているわけでないので、深刻に捉えないことです。まだ自分に合った企業が見つかっていないだけだと考え、前向きに考えるようにしましょう。
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志望順位で嘘をつくのはあり？
第一志でない企業に「当社は第一志望ですか？」と聞かれたらどうしたらいいのでしょう。
「第一志望ですか」という質問では、応募者の熱意や長く働いてくれそうかどうかを判断されています。入社意欲は合否の基準になるので、第一志望と答えたほうが無難だという意見があります。まだ決まっていない場合でも、第一志望であると答えるためには、具体的な理由を答えられるようにしておくのがポイントです。企業選びの軸がばらばらだと、本当に第一志望なのかを疑われてしまうことも。「業界内でも◯◯という特徴があるから」など、しっかり軸を定めておくことが大切です。
嘘をつきたくないのであれば「第一志望のうちの1つです」と答える方法もあります。自分に嘘をつくのに抵抗がある人は「（現時点では）第一志望です」と心の中で付け加えておくと、少し罪悪感が減るかもしれません。
ただ、企業によっては入社意欲が低いと見抜かれてしまうことも。「今は志望順位は決めていないが、御社に強い魅力を感じている」などと、相手に熱意が伝わる言葉を考えておくといいでしょう。第一志望と答えてしまうと内定が出たときに「他社の選考結果を待ちたい」といいにくくなってしまうこともあり、どうしても嘘をつきたくない人もいるかもしれません。企業によっては素直な人だと人間的な部分で評価されこともあるかもしれませんが、やはりほかに「第一志望です」と答えた学生がいれば、そちらを採用する可能性が高くなるでしょう。
必ずしも第一志望と答えることはないといえますが、採用される優先度が下がってしまうことは頭に入れておいたほうがいいかもしれません。
採用担当者は、学生が「第一志望です」と嘘をつくのは仕方がないことだと考えている場合も多いため、あまり深刻に考えないほうがいいでしょう。内定をもらいたいのであれば、熱意を伝えるための手段として「第一志望です」と答えたほうが後悔はしないのかもしれません。ただ、しっかり裏付ける説明ができないと社交辞令だと捉えられ入社意欲が伝わらないこともあります。なぜその企業が第一志望だといえるのか、詳しく説明できるように準備しておくことが重要です。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間１位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。
