このページのまとめ
- 志望企業のどこに魅力を感じたかを具体的かつ明確にすれば入社に繋がる志望動機になる
- 「学びたい」「給料や待遇が良い」「漠然とした抽象的な志望動機」では評価されず採用は難しい
- 説得力のある志望動機を作るには新聞やニュースのチェック、会社説明会に参加するなどの企業研究が欠かせない
志望動機とは何故その企業に入りたいのか、どうしてこの仕事をしたいのかを伝えるために非常に重要な項目です。一体どんな内容なら入社に繋がるのか?書いてはいけない内容とはどんなものなのか?どのように志望動機を作り上げれば良いのか?
当コラムでは志望動機に頭を悩ませている就活生の疑問を解消します!
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入社に繋がる志望動機とは?
採用担当者が書類選考や面接の際に知りたいと思っていることは、「何故この企業を選んだのか」という明確な理由です。
就活生の中には「御社の企業理念に共感しました」などの漠然とした内容をアピールする方が多いようですが、そういった抽象的な志望動機では採用してもらえる可能性は低くなってしまいます。
企業のどこに魅力を感じ、魅力に感じた具体的な根拠を盛り込んだ上で自分の強みや経験をアピールし、企業にどのような形で貢献できるか、どう活躍したいのかをまとめることができれば説得力のある志望動機として評価されるでしょう。
そのためには、企業研究、業界研究を念入りに行なわなくてはなりません。HPを見るだけでなく、企業の沿革、特色、方向性などをしっかりリサーチしましょう。
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こんな志望動機では入社できない!
まず意外とありがちなのが「学びたい」「勉強したい」とアピールしてしまうこと。
スキルアップに対する前向きな姿勢をアピールしているつもりでも、「教えてもらいたい」というスタンスを強く押し出しすぎると、採用担当者は「自分から学んでスキルや知識を身に付ける気がない」と思ってしまいます。
会社にとって社員の成長はもちろん大切なことですが、会社としては「成長させてもらいたい人」ではなく「自ら成長し、会社に貢献してくれる人」を求めているのです。「会社は学校ではない」ということを理解した上で、自分が会社のためにどう貢献できるのかを具体的に伝えられるようにしましょう。
また、給与や待遇を一番の志望動機として訴えてしまうのも、評価されにくい原因の一つ。
給料や待遇、福利厚生の良い会社で働きたいと、望むのは一般的ですが、実際に履歴書などに書いてしまうと印象が良くありません。
給料や待遇面についてアピールしてしまうと、「給料や待遇が良ければどこでもいいのではないか」「もっと待遇が良い企業があったら辞めてしまうのではないか」と思われてしまう恐れがあるからです。
そして、明確な理由がなく抽象的な表現は意欲が伝わりづらくなるため、避けたほうが良いでしょう。
面接では「何故その会社を選んだのか」という理由を具体的に述べるのが鉄則。「御社の経営理念に共感しました」「将来性に魅力を感じました」などといった、HPに書いてある言葉をそのまま引用したかのような志望動機では他社でも通じてしまうので、採用されるのは難しくなってしまいます。
他にも評価されない志望動機は様々ありますが、以上の3つが多いようです。
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志望動機に役立つ企業研究のやり方
説得力のある志望動機を作るためには、企業研究が欠かせません。
企業研究ができていない状態で就活に挑んでも、志望動機はありふれたものになってしまいます。そうなると採用担当者の印象に残ることはできないでしょう。
ではどのように企業研究をすればいいのでしょうか。具体的にどんな方法があるのかをご紹介します。
企業のWebサイトをチェックする
企業研究の基本は、対象企業のWebサイトを見ることです。
Webサイトには代表取締役の名前、企業理念、事業内容の概略、資本金などの企業概要を始めとした様々な情報が掲載されているので、企業の骨組みを理解することができます。
企業理念ではその企業に関する代表の考えや価値観、個性が感じ取れる文章が多く見られるため、目を通しておきましょう。特に本命の企業のWebサイトは細かくチェックし、自分なりの考えもまとめておくと、志望動機作りに役立ちます。
新聞やニュースをチェックする
新聞やニュースからは、あらゆる最新情報をリアルアイムで入手できます。
特に日本経済新聞の企業欄は企業研究に役立つ情報が多いので、日頃から見ておくことをオススメします。
就活に役立つ企業の事業展開や方針、企業動向、業界動向に対する客観的な意見、業績の見通し、株価、雇用状況などを知ることができるでしょう。
大手企業や公務員の採用試験などでは、筆記試験や面接の中で一般常識や時事問題が出題されることがあります。その対策としても、普段から新聞を読んだりニュースをチェックしておくと良いかもしれません。
会社説明会に参加する
会社説明会には大きく分けて、合同企業説明会と単独企業説明会の2種類があり、参加するには予約が必要です。
中には会社説明会への参加が選考の一つになっている場合もあるので、事前にしっかり調べておきましょう。
説明会の主な内容は就活生に向けて事業内容や業績、仕事内容などです。また、人事担当者、実際に働いている社員、企業によっては代表や役員の話を直接聞くことができるので、志望企業について深く知ることができます。企業情報や採用情報ページには公開されない情報を得ることができたり、気になることを質問したりすることも可能です。
特に単独企業説明会なら自社オフィスなどで開催するので、職場の雰囲気や働く社員の活気を感じ取ることもできるでしょう。
OB、OGを訪問する
OB、OG訪問とは、興味のある業界や企業で働いている社会人を実際に訪ねることです。
志望動機を確かなものとするために、企業研究するだけでなく先輩社員に会いに行って、実際の仕事内容、社内の雰囲気などを教えてもらいます。実際に働いている社会人から仕事の実情や本音を聞けるということは貴重な経験となるでしょう。
メールや電話で訪問のアポイントを取り付けたら、できるだけ多くの先輩社員に会いにいくことをオススメします。
訪問先のOBやOGの探し方は、自分が通っている大学の所属ゼミや研究室、サークルの先輩をあたってみるのが一般的。家族や友人の人脈から訪問できる先輩を探すのも方法の一つです。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。