短期インターンのメリット・デメリットは?長期との違いや注意点も解説

このページのまとめ

  • 短期インターンに参加するメリットは、複数の業界・企業を比較できること
  • 短期インターンに参加する際は、参加する目的を明確にしておく
  • 短期インターンでは、社員からのフィードバックを吸収しほかの学生と交流することが大切

短期インターンのメリット・デメリットは?長期との違いや注意点も解説のイメージ

短期インターンの内容や参加するメリットを知りたい就活生も多いでしょう。短期インターンは、業界や企業への理解を深める目的があります。また、印象が良ければ本選考で有利になる場合も。

この記事では、短期インターンのメリット・デメリットや長期との違いを解説します。また、参加する短期インターンの探し方や準備、参加時の注意点なども紹介。参加を検討している方はぜひ参考にしてください。

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目 次

短期インターンとは?概要を解説

短期インターンとは、1日から数週間程度で実施されるインターンのことです。1日のみ開催されるものは、「1dayインターン」と呼ばれる場合があります。

キャリアチケットの「2026年入社予定学生のサマーインターン参加意識に関する調査」によると、26卒の就活生のなかでは2日から4日間の短期インターンが43%で一番人気でした。1日のインターンに参加したい就活生も25%いる状態であり、長期よりも短期インターンに参加したい就活生のほうが多いといえます。

2026年入社予定学生のサマーインターン参加意識に関する調査のイメージ

引用元:「2026年入社予定学生のサマーインターン参加意識に関する調査

短期インターンのプログラムは、セミナー形式やグループワークの開催が一般的です。セミナー形式では、会社や事業内容の説明や質疑応答が行われます。グループワーク形式では、学生同士で企業の新商品の企画や商品の販売方法、問題の解決策を話し合います。期間内に意見をまとめて、最後に発表を行う形式が一般的です。

参照元
キャリアチケット
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短期インターンの開催時期

短期インターンの開催時期は、夏休みや冬休みが一般的です。学生が参加しやすいように、長期休みの期間に合わせて開催する企業が多い傾向にあります。

ただし、最近では秋ごろのオータムインターンや、春のスプリングインターンなどを開催する企業も。企業ごとに開催時期は変わってくるので、参加したい企業の情報は確認しておきましょう。

大学1年生や2年生も参加できる

インターンには、大学1年生や2年生も参加できます。ただし、「3年生以上対象」のように、参加条件を決めているインターンもあるので、事前に確認しておきましょう。

短期インターンと長期インターンの違い

短期インターンと長期インターンでは、参加期間や取り組む内容に違いがあります。

短期インターンは数日から1〜2週間程度で実施されることが多く、会社説明やグループワーク、模擬業務の体験が中心です。一方、長期インターンは1ヶ月以上、なかには半年以上に渡るものもあり、実際の業務に深く関われます。

また、短期インターンは3年生を対象に夏や冬に実施されることが多いのに対し、長期インターンは学年を問わず募集されることも多く、早い段階から社会経験を積みたい学生に向いているでしょう。

さらに長期インターンでは、社員のサポート業務だけでなく、一定の成果が求められる実務を任されることも。特にスタートアップやベンチャー企業では、裁量のある仕事を経験できる可能性が高く、就活において実践的なスキルや業界理解を深められる点で大きなメリットがあります。

短期インターンが企業研究や業界理解を深めるきっかけになるのに対し、長期インターンはその企業や職種に本格的に関われる点が特徴といえるでしょう。どちらも目的に応じてうまく活用することが大切です。

インターンの種類については、「インターンの種類はどれを選ぶ?目的・時期別に解説」の記事もあわせて参考にしてください。

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短期インターンに参加するメリット

短期インターンは、複数の業界・企業を比較できることや開催期間が短期間なので、参加のハードルが低いことがメリットです。これらのメリットについて、以下で詳しく解説します。

業界や企業への理解が深まる

短期インターンに参加するメリットの一つは、業界や企業への理解を深められることです。「興味はあるけど、あまり分かっていない」と悩んでいるときに、短期インターンに参加してみましょう。

短期インターンでは、セミナー形式のプログラムが多くあります。企業や業界について詳しく説明してもらえるため、企業や業界選びをする際の判断材料となるでしょう。

また、インターンに参加することで、企業や担当者の雰囲気など、Webサイトでは確認できない部分もチェックできます。より業界や企業について知るきっかけとして、短期インターンを使ってみてください。

複数の業界・企業を比較できる

短期インターンは期間が短いため、日程さえ被らなければ複数のインターンに参加することが可能です。複数の業界・企業のインターンに参加することで視野が広がり、自分の志望企業が定まったり、自分に合った業界が見つかったりする可能性があります。

また、すでに志望企業や業界が定まっている人は、多くの企業を比較することで、改めて自分の志望企業の魅力を再発見したり、面接で活かせる話を聞けたりするでしょう。

インターンでは、実際に会社の人と話をして直接質問することもできるので、ホームページだけでは分からない会社のリアルな情報を知ることができます。確度の高い情報をもとに多くの企業を比較検討できるという点で、短期インターンへの参加はとても有益です。

参加のハードルが低い

短期インターンは会社説明会やグループワークなどのプログラムが多く、参加のハードルが低いメリットがあります。長期インターンの就業体験のように、プレッシャーを感じたり、過度に緊張したりすることは少ないでしょう。

また、長期インターンは1ヶ月以上の期間になるケースが多く、学業やアルバイトなどとの調節が必要です。一方で、短期インターンは長くても1週間確保すれば参加できるため、長期インターンと比べると予定を合わせやすい点もメリットです。

本選考で有利になる場合がある

短期インターンに参加すると、特別な選考の案内がされたり、本選考で優遇されたりする可能性があります。

令和6年12月6日に出された内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」によると、半日または1日の期間で実施されたインターンに参加した結果、採用選考の際のプロセスが一部省略されるなど採用選考上の優遇が受けられた人が28.3%いたというデータもあります。

このため、就活を有利に進める点でも短期インターンに参加する価値は大いにあるといえるでしょう。

短期インターンの概要や長期インターンとの違いについては、「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」も参考にしてください。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査

本選考の練習になる

短期インターンの選考では、本選考のようにエントリーシートの提出を求めたり、面接を実施したりする企業があります。そのため、短期インターンに参加することで、本選考の前に本番と同様の練習ができるでしょう。

面接は、数をこなすことで緊張せずにうまく質問に答えられるようになることが多いです。インターンの選考で経験を積めれば、本番で本領を発揮できる可能性が高まるので、積極的に参加しましょう。

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短期インターンのデメリット

短期インターンにも、「企業理解が深くできない場合がある」「業務体験ができない」などデメリットもあります。デメリットも考えたうえで、参加に向けて準備を進めてください。

業務や企業を十分に理解するのは難しい

短期インターンは期間が短く、業務や企業を十分に理解できるとは限りません。短期インターンだけでは、「実際の仕事内容がわからなかった」「企業の雰囲気を掴めなかった」などの課題も出てきます。

たとえば、セミナー形式のプログラムでは、実際の業務は体験できません。仕事内容の説明だけではイメージしづらい場合もあるでしょう。

プログラムによっては1日しかないため、企業理解には足りないケースもあります。短期インターンだけで企業について完全に理解するのは難しいでしょう。

給与は発生しないことが多い

短期インターンでは、基本的に給与は発生しません。セミナーやグループディスカッションなど、企業の業務に直接関わらないプログラムが中心になることが多いためです。

長期インターンのように給与が支給されるケースと混同してしまうと、「参加したのに報酬がない」と感じる可能性があります。短期インターンは収入を得る場ではなく、情報収集や自己理解を深める場であると捉え、参加の目的を明確にしておくことが大切です。

参加できる人数に制限がある

インターンには参加人数に制限があり、そもそも参加できない場合があります。エントリーすれば誰でもインターンに参加できるわけではないので、気をつけましょう。

参加は申し込み順の場合もあれば、選考を行う場合もあります。選考の場合、履歴書やエントリーシート、面接などが必要になるので、しっかりと準備しておきましょう。

インターンシップでどのような選考があるかについては、「インターン選考とは?基本的な情報や突破に向けて対策を解説!」の記事を参考にしてください。

業務を体験できないインターンもある

短期インターンは業務を体験できないものも多いので注意しましょう。特に1dayインターンの場合は、業務体験よりも会社の説明やグループワークがメインになります。

もし、「自分に合う業種・業務かどうか確かめたい」と考えていた場合、目的を達成できない可能性があるでしょう。また、インターンで体験した業務が、実際に入社後に任されるとも限りません。入社後に違う業務を任され、自分に合っていないと感じてしまうケースにも気をつけてください。

インターンをはじめ、就活イベントに参加する際は、メリットとデメリットの両方を把握したうえで検討しましょう。「就活イベントのメリット・デメリットとは?参加前に知っておくべきこと」の記事でさまざまな就活イベントのメリットやデメリットについて解説しているので、あわせて参考にしてください。

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短期インターンの探し方

短期インターンは、企業のWebサイトや大学のキャリアセンターで探しましょう。以下で詳しく解説します。

企業のWebサイト

短期インターンを探す際は、志望企業のWebサイトを定期的にチェックするのがおすすめです。企業によっては採用ページにインターンシップ情報を掲載しており、プログラムの詳細や応募方法、実施期間などを確認できます。

ただし、掲載されている情報は応募期間が限られていることが多いため、早めの確認とスケジュール管理が大切です。特に人気企業の場合は、募集開始と同時に応募が集中するケースもあるため、こまめにWebサイトを訪れるようにしましょう。

また、公式サイトにインターン情報が載っていない場合でも、企業に直接問い合わせてみる方法もあります。興味や熱意を丁寧に伝えることで、非公開のプログラムを紹介してもらえる可能性や、個別に受け入れてもらえるチャンスが生まれることもあるでしょう。

ただし、企業のWebサイトから情報を収集する場合、他社と比較しにくく、希望する条件のインターンを見つけにくいという面もあります。そのため、「ここで働いてみたい」と思える企業が明確に決まっている場合に有効な探し方といえるでしょう。

大学のキャリアセンター

短期インターンを探す際は、大学のキャリアセンターを活用するのも有効な手段です。キャリアセンターでは、学内向けに企業から届いたインターン情報が整理されており、自分に合ったプログラムを紹介してもらえるでしょう。

紹介される企業の中には、その大学とのつながりが深く、過去にも多くの学生を受け入れている企業もあります。そのため、インターンを通じて企業側に顔を覚えてもらえれば、就職活動時にプラスに働く可能性もあるでしょう。

さらに、キャリアセンターではエントリーシートの添削や面接練習など、インターン参加に向けた準備もしっかりサポートしてもらえるため、初めてインターンに挑戦する学生も安心して臨めます。ただし、取り扱っているインターン情報の件数は、就活サイトなどの外部サービスと比べて限られていることもあるので注意しましょう。

キャリアセンターを活用する際は、ほかの手段と併用しながら、効率的に情報収集を進めるのがおすすめです。

就職情報サイト

就職情報サイトを利用すれば、インターンの情報を効率よく探すことが可能です。業界別や日程別に検索することもできるので自分の参加したいインターンを見つけやすいでしょう。

ただし、就職情報サイトに掲載されているインターンには多くの学生が申し込むため、倍率が高くなることが予想されます。そのため、エントリーシートを丁寧に作成したり、希望する企業のインターンに参加できなかった場合の対処法を考えたりしておきましょう。

短期インターンの探し方は、「業界から?職種から?インターン先の選び方と探す方法」も参考にしてください。

SNS

近年では、企業がSNSを通じて短期インターンの情報を発信するケースが増えています。中には、SNSを活用して募集情報やインターンの様子をリアルタイムで紹介している企業もあるようです。

企業の公式アカウントでは、実際のインターン生の体験談や社内イベントの様子、社員との交流風景などが投稿されていることもあり、社風や業務内容を視覚的に知るきっかけになります。企業の雰囲気をより掴みやすいのがSNSのメリットです。

興味のある企業の公式アカウントをフォローしておくと、新しい募集情報を見逃しにくくなります。また、企業名や「#インターン」などのハッシュタグで検索してみると、思いがけない情報に出会えるかもしれません。

ただし、情報の正確性や信頼性には注意が必要です。応募の際には、必ず公式サイトや信頼できる情報元で詳細を確認するようにしましょう。

内定者やOB・OGからの紹介

内定者やOB・OGから短期インターンの紹介をしてもらうのも有効です。すでにその会社や業界での経験がある人たちから直接情報を得ることで、インターン参加前より具体的なイメージを持つことができます。

また、内定者や社員から得たリアルなフィードバックをもとに、自分に合ったインターンを選ぶことで、「思っていたのと違った」というミスマッチのリスクを最小限に抑えることが可能です。

このように、実際の経験者からの紹介を活用することは、インターンシップの成功につながる有力な手段となります。OB・OG訪問の流れやマナーについては「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

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短期インターンの選考内容

短期インターンに参加する場合、選考を通過しなければならないことも多くあります。選考の内容は企業によって異なりますが、Webテストや書類選考、グループディスカッション、面接などが一般的です。

Webテスト

短期インターンの選考では、最初のふるい分けとしてWebテストが用いられることがあります。これは応募者数が多い人気企業に多く見られる方法です。Webテストでは、論理的思考力や一般常識、数的処理、言語能力などが問われ、場合によっては業界に関連した問題が出題されることもあります。

オンラインで受験できるため手軽に感じられますが、企業はここで一定の基準を設けて足切りを行うことがあるため、しっかりとした準備が欠かせません。SPIや玉手箱などの代表的なテスト形式に慣れておくと、安心して本番に臨めるでしょう。

書類選考

Webテストの次には、書類選考が行われます。エントリーシートや履歴書などの書類を提出し、短期インターンで何を得たいか、どのような意欲を持っているかをアピールしましょう。

過去の経験を交えながら、どのように企業のインターンに貢献できるか、将来のキャリアにどのようにつなげたいかを具体的に伝えることが重要です。簡潔でわかりやすく、かつ自分らしさが伝わる文章を意識しましょう。

グループディスカッション

一部の企業では、選考過程でグループディスカッションが実施されることもあります。グループディスカッションは複数人で1つのテーマについて話し合い、意見をまとめて発表する形式が一般的です。

企業はグループディスカッションを通じて、学生の協調性や主体性、課題解決へのアプローチ力などを見ています。目立った発言をすることよりも、周囲と意見を共有しながら議論を深めていく姿勢が求められるでしょう。自分の役割を意識しつつ、チーム全体の成果を意識することがポイントです。

面接

最終的な選考段階として、面接が行われることも少なくありません。面接は、書類では伝えきれない熱意や人柄を企業側が直接確認するために実施されます。志望動機やこれまでの経験について深掘りされることが多いため、自己分析をしっかり行いましょう。

また、企業によってはグループ面接や個別面接のほか、実際の業務に近い課題に取り組むケーススタディやロールプレイを取り入れることもあります。企業との相性を確かめる機会にもなるので、双方向のコミュニケーションを意識しながら自分らしさをアピールしましょう。

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短期インターンに参加する前に必要な準備

新たな経験と成長の機会であるインターン。せっかくのチャンスであるにも関わらず、準備不足でその機会を活かしきれなかった就活生は少なくありません。

充実した時間を過ごすために必要なことは前準備です。以下で短期インターンに参加する前に必要な準備を詳しく解説します。

企業研究を行いインターンに参加したい企業を定める

まず、自分の興味のある業界や業種の企業研究を行って、インターンに参加したい企業を定めましょう。短期インターンでは複数の企業を比較できるため、参加したい企業を1つに絞る必要はありません。

インターンに参加したい企業が定まったら、大学のキャリアセンターや興味のある企業のサイトをチェックしてインターン募集に関する情報を集めましょう。インターンの概要や期間、事業内容や仕事内容など、インターンに関すること、企業に関することについてサイト上でしっかり理解を深めてください。

希望する職種からインターンを選ぶ

すでに志望職種が決まっている方は、その職種からインターンを選びましょう。具体的な業務内容や職場の雰囲気を体験することで、自分の適性や興味をより深く理解できるからです。

さらに、同じ職種であっても業界や企業によって働き方や求められるスキルが異なります。複数の短期インターンに参加することで、どの業界の職種が自分に合っているかを比較検討が可能に。職種選びだけでなく、自分に最適な業界を見つける手助けにもなるでしょう。

参加目的を明確にする

「周りがみんな参加しているから」という理由だけでは、有意義なインターン期間を過ごすことは難しいでしょう。自分がインターンに何を求めているのか、参加して何を得たいのかなどインターンの参加目的をしっかり考えておくことが大切です。

短期インターンに参加する目的の例は以下のとおりです。

・企業研究のきっかけにしたい
・気軽に職場体験したい
・社内の雰囲気を知りたい
・業務について理解を深めたい

インターンに参加する目的は、エントリーシートや面接などのインターンの選考でも問われることがあるため、インターンに申し込む前に定めておきましょう。

目的にあったプログラム内容のインターンを選ぶ

短期インターンへの参加を検討する際は、まず「何を得たいか」という目的を明確にすることが大切です。自分の目標が定まっていれば、その目的に合ったプログラムを選びやすくなり、限られた時間の中でも充実した学びを得られます。

たとえば、業界研究をしたい人には、企業説明や社員との座談会が中心のプログラムがおすすめ。一方で、実践的なスキルを身につけたい人は、グループワークやディスカッションを取り入れたインターンが向いているでしょう。より実務に近い体験を希望する場合は、実際の業務を一部体験できるインターンに参加するのがおすすめです。

どのプログラムが自分にフィットしているかわからないときは、大学のキャリアセンターに相談するのも一つの方法。専門のスタッフが目的に応じたインターンを一緒に探してくれることもあるため、積極的に活用してみてください。

自己紹介や質問したいことを考える

インターンシップに参加する前に、自己紹介の文章や質問したいことを考えておきましょう。

自己紹介では、大学名や名前に加えて、学生時代の活動など自分の人となりが伝わることやインターンに参加する目的を伝えましょう。自己紹介で第一印象が決まるので、ハキハキと笑顔で話すことが大切です。

また、企業研究をしてホームページではわからないことを質問できるように用意しておきましょう。

ビジネスマナーを習得する

インターンでは、実際に会社の人に会うため最低限のビジネスマナーが求められます。マナーが悪いという理由でマイナスな印象を与えないように最低限のビジネスマナーを習得しておきましょう。

覚えておきたい最低限のビジネスマナーは以下のとおりです。

・時間厳守
・身だしなみを整える
・挨拶をしっかりする
・正しい敬語を使う

インターンに参加してマイナスな印象を与えると、本選考で内定獲得するのが難しくなってしまう可能性があります。反対に、ビジネスマナーをきちんとして好印象を与えられれば、本選考で優遇される可能性もあるでしょう。

ビジネスマナーについては、「社会人としての心構えとは?具体例10選や面接での答え方を解説」も参考にしてください。

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短期インターンに参加する際の注意点

短期インターンに参加する際には、倍率が高くて参加できない場合がある点や、実際の業務をすべて理解できるわけではない点に注意を払う必要があります。

目的がないと意味がない時間になってしまう

短期インターンに参加する際は、参加する目的を明確にしておきましょう。期間が短いため、目的がないと何も得れないまま終わってしまう恐れがあります。

目的を持って参加していれば、積極的に質問をしたり、社員の方とコミュニケーションをとったりと積極的に動けるでしょう。短いインターンだからと思わず、参加する目的は明確にしてください。

言葉遣いやビジネスマナーの基礎を身に付けておく

短期インターンに参加する際、言葉遣いやビジネスマナーをしっかり身に付けておくことが重要です。社会人として働く際は基本的なマナーができていることが前提となるため、インターンシップ期間中にできていないと、評価に悪影響を与えてしまいます。ただし、難しいビジネスマナーを完璧にこなす必要はありません。

清潔感のある服装や周囲の人へのあいさつ、時間を守るなど、まずは社会人として最低限のことをできるようにしておきましょう。

インターン終了後の企業へのお礼は忘れずにする

短期インターン終了後は、企業へのお礼連絡を忘れずに行いましょう。お礼の連絡は、当日または翌日中に行うのが理想的です。

お礼の方法としては、電話、メール、手紙などがありますが、メールが良いでしょう。電話は忙しい社員の仕事を中断してしまう可能性があり、手紙は見落とされてしまう場合も。一方、メールであれば迅速に送ることができ、確実に受け取ってもらえます。

お礼のメールには、以下の内容を含めるようにしましょう。

・インターンシップに参加できたことへの感謝の意
・インターンシップで学んだことや感じたこと
・企業や社員の方々への具体的なお礼の言葉

このように感謝の気持ちを丁寧に伝えることで、企業に対してよい印象を与えることができ、今後の選考や関係構築においてもプラスに働くでしょう。

インターン後のお礼メールに関しては「インターン後にお礼メールは必要?送るのが遅れたときの対処法や例文を紹介」の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

学業やアルバイトなどと日程が被らないようにする

学業やアルバイトなど、インターンがほかの日程と被らないように気をつけましょう。インターンがほかのスケジュールと被った場合、辞退の連絡を入れなければなりません。

辞退連絡をしてしまうと、企業に迷惑をかけるだけでなく、マイナスな印象を与えてしまう恐れもあります。辞退したからといって本選考に落ちるわけではありませんが、できるだけ避けたほうが良いでしょう。

また、インターンを詰め込んでしまうと、体力的に疲れてしまい、インターンに全力で取り組めなくなる可能性もあります。あらかじめスケジュールを確認し、万全の状態で参加できるか確かめておきましょう。

インターンに参加する際の注意点は、「インターンは何社エントリーすべき?応募時の注意点」も参考にしてください。

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短期インターン中に辞めたくなった場合

実際にインターンに参加してみると、想像と異なる状況に直面することもあると思います。そのような際に辞めるべきか続けるべきか悩む学生も少なくありません。

ここでは、インターンシップ中に辞めたくなった場合の対処法と考慮すべきポイントについて解説します。

インターンシップを辞めるべきか考える

インターンシップが辛く感じる場合、その原因を明確にすることが重要です。「仕事内容や指示が不明確で、何をすれば良いかわからず放置されている」「期待していた内容と大きく異なる」「職場の雰囲気や環境が自分に合わない」「体調不良」といった場合は辞めることを検討しても問題ありません。

特に、インターンシップを実施する企業が参加者に対するプログラムを用意せず、放置状態であれば、その企業に対する評価も低くなるでしょう。インターンシップを通じて企業文化や環境を知ることができるため、この経験をもとに自分に合った職場を見つけることが大切です。

辞める際の連絡方法

インターンシップを辞める決断をした場合、適切な方法で連絡することが求められます。メールだけでなく、電話でも連絡をしましょう。電話で直接伝えることで、企業に対する礼儀を示すことができ、誠実な印象を与えます。

大学が関係している場合は連絡後の報告を忘れずに行い、迷惑がかからないようにしましょう。自分の体調や精神状態を最優先に考え、無理をしないことが大切です。

インターンシップは自分に合った環境を見つけるための一つの手段であり、無理に続ける必要はありません。

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短期インターンを就活に役立てる方法

短期インターンを就活に役立てるためには、複数のインターンに参加して企業研究のための情報収集をしたり、社員からのフィードバックを吸収することが大切です。以下で詳しく解説します。

複数回参加して比較する

短期インターンは、複数回参加するのがおすすめです。複数のインターンに参加することで、異なる企業や業界の実際の業務を体験でき、より広い視野を持てるようになるでしょう。自分がどの業界や職種に向いているのかを見極める上で非常に有益です。

また、異なるインターンで得た経験を比較でき、自分の強みや改善点をより明確に把握できます。たとえば、グループワークを重視する企業と、個人での業務が多い企業のインターンに参加した場合、それぞれの働き方や企業文化に対する適応力を試せるでしょう。

さらに、2つ以上のインターンに参加することで、選考の際に多様な経験を持っていることをアピールできます。さまざまな環境での経験が、企業に対して自分の柔軟性や適応能力を示す良い材料となるでしょう。

社員からのフィードバックを吸収する

短期インターン中は、プログラムに集中するだけでなく、社員とのコミュニケーションを大切にしましょう。インターン中のグループワークに没頭し過ぎると、社員からの声やアドバイスを見逃してしまう可能性があります。それでは、「周りを見ることができない人」と判断されかねません。

短期インターンでは、社員とコミュニケーションをとる機会があり、社員からフィードバックをもらえる場合があります。そこでもらったフィードバックを吸収して、本選考や他社のインターンで活かしましょう。

また、インターン中に社員からフィードバックをもらった際には、必ずメモをとること。自分で後で見返す際に役立つだけでなく、メモをとるという積極的な姿勢が評価につながる場合があります。

ほかの学生と積極的に交流する

短期インターン中はほかの学生と積極的に交流することも大切です。ほかの学生と話すことで、自分が知り得ない就活関連の情報を入手できる可能性があります。

ほかの学生のインターンに臨む姿勢や発言などから、気づきや学びを得るように意識しておきましょう。

インターン中に同じ会社や業種を志望する就活仲間は、悩んだときの良き相談相手となってもらえる可能性もあります。短期インターンでは会社の人とのコミュケーションだけでなく、参加している学生とも積極的にコミュニケーションをとるようにしてください。

インターンの内容を振り返る

インターンシップに参加したら、内容を振り返るようにしましょう。学んだことや反省点を活かして、就活に役立ててください。

たとえば、インターンシップで企業についての理解が深まれば、志望するかどうかの判断材料にできます。志望度が高い場合、志望動機など履歴書やエントリーシートにも使える材料となるでしょう。

期間があくと忘れてしまうため、インターンシップが終わったらすぐに振り返り、感想などをノートに残しておくのが大事です。就活ノートの作り方を「就活ノートの作り方は?まとめたい内容やポイント・サイズも解説」の記事で紹介しているので、インターンシップの内容をまとめる際にぜひ参考にしてください。

短期インターンでの経験をESや面接で活かす

短期インターンでの経験は、エントリーシートや面接などで活かせます。選考に活かせそうな内容がないかを意識して、インターンに参加するのもおすすめです。

たとえば、志望動機でインターンに参加したことを伝えれば、ほかの就活生よりも志望度の高さや入社意欲をアピールできます。学んだことをアピールに使えれば、さらに評価は高まるでしょう。

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短期インターンについて悩んでいるあなたへ

ここまで、短期インターンの特徴や参加するメリットについて解説してきました。しかし、「短期インターンの選考に通るか不安」「どの会社のインターンに参加するべきかわからない」と不安に感じる方もいるでしょう。

短期インターンについて悩みを抱えた際にはOB・OGや就職エージェントなど信頼できる第三者に添削してもらうことがおすすめです。

キャリアチケット就職エージェントでは、短期インターンについての相談に乗るのはもちろん、あなたが作成したエントリーシートの添削や企業研究もサポートしています。

また、あなたの価値観に合った企業を厳選して紹介することも可能です。就活に不安を感じたら、ぜひご相談ください。

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キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。