このページのまとめ
- 最終面接で落ちたり不採用が続いたりした場合、就活をやめたいと感じることがある
- 就活をやめたいと感じたら、気分転換したり人に相談したりすると良い
- 就活をやめたいときは、自己分析をやり直し自分を客観視するのが効果的
- 就活をやめたときの主な選択肢には「進学」「就職浪人」「就職留年」などがある
- 無計画に就活をやめると、今後就活する際により難易度が高くなる可能性がある
「就活をやめたい…」と悩む人は多いと思います。
不採用が続いたり、過密なスケジュールに追われたりすると、モチベーションが下がりますよね。
就活がつらくなったときは、考え方や行動を見直すチャンスです。このコラムでは、就活をやめたい理由やモチベーションを上げる方法、就職以外の選択肢について詳しく解説します。視野を広げて自分に合った未来を選びましょう。
就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。
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就活をやめたいと思うのは弱さではない
就活をやめたいと思うのは恥ずかしいことではないため、「自分はダメだ」と責める必要はありません。自己否定すると自信を失い、就活が怖くなる恐れも。
そもそも、慣れないスーツを着てビジネスマナーを学び、選考に参加し続けるのは大変なことです。これまでの学生生活とのギャップに苦しむ人も多いでしょう。
就活をやめたいと思う自分を受け入れ、頑張ってきた自分を労わることが大切です。
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「就活をやめたい」と感じる5つの理由
「就活をやめたい」と感じる理由としては、劣等感や不安、疲労感などが挙げられます。
下記で、詳しい理由を確認しておきましょう。
1.友人が内定をもらい取り残されたように感じる
「友人には内定が出たのに、自分は内定が出ていない」と、取り残されたように感じ劣等感に駆られることも。焦りや苛立ちがつのったり、嫉妬心から自己嫌悪に陥ったりする人も多いでしょう。
他人と自分を比較していると、就活に消極的になる恐れがあります。
つらいと思ったときは、意識的に友人と距離を置き、情報をシャットアウトするのも大切です。
2.最終面接で落ちて振り出しに戻った
最終面接で不採用になった場合、「やめたい」と感じやすくなるでしょう。これまでにかけた時間と労力が多い分、振り出しに戻るショックは大きいといえます。
特に、最終面接が好感触で「絶対受かる」と安心していた場合、衝撃は計り知れません。予想外の事態に放心状態となり、やる気の糸が切れるきっかけになるでしょう。
3.不採用が続き自分に自信がない
不採用が続くと自分に自信がなくなり、就活に対して恐怖心を感じる傾向にあります。
自分を否定されたと受け取り、「社会から必要とされていない」「どこも内定を出してくれない」と思い込むことも。評価されることを恐れ、実際に就活をやめてしまう人も少なくありません。
4.やることが多く忙しさで疲れた
就活はやるべきタスクが多いので、多忙な日々が続けば「やめたい」と感じる人も多いでしょう。
書類の作成や面接対策などの準備に加え、説明会や面接、インターンなど、各種スケジュールの調整が必要です。アルバイトや研究と就活を両立している場合、スケジュール管理はより難しくなるでしょう。日々のToDoリストを作るなど、計画的に進める姿勢が求められます。
5.社会に出るのが怖い
就職すれば、学生のときとは大きく環境が変わるため、不安や恐怖心から「就活をやめたい」と感じることもあります。仕事に関する実務的な心配はもちろん、人間関係やストレスに上手く向き合えるかなど、新しい環境に飛び込む際の不安は大きいものです。近年ではブラック企業のニュースも多いので、「入社する企業がブラックではないか」と不安を覚える人もいるでしょう。
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就活のモチベーションを上げる方法
就活をやめたいと思ったときは、モチベーションを上げる必要があります。下記で、おすすめの方法を確認しておきましょう。
就活から離れて気分転換する
「土日も就活にあてている」「毎日セミナーの予定が入っている」など、就活中心の日々を送っている方は、意識して休息時間を作りましょう。趣味に没頭する時間や、何もしない時間を作るのがおすすめです。就活から一時離れることで、気分がリフレッシュしパフォーマンスが上がる可能性があります。休憩後は気持ちを切り替え、クリアな頭で就活に取り組みましょう。
信頼できる人に相談して気持ちを楽にする
不安な気持ちは1人で抱え込まず、家族や友人、先生などに相談してみましょう。話を聞いてもらうだけで、気持ちが楽になる可能性があります。
「知人には話しにくい」「親しい人に事情を知られたくない」という方は、就職エージェントや大学のキャリアセンターを利用するのも一つの手です。第三者に力を借りアドバイスをもらうことで、自分を客観視するきっかけになるでしょう。
内定後のご褒美を用意する
就活が終わったあとの、自分へのご褒美を用意しておきましょう。今は苦しくても、のちに楽しいことが待っていると考えられれば、やる気が復活する可能性があります。「就活が終わったら◯◯をする」「◯◯を買う」など、就活が終わった後の楽しみを具体的に考えておくと良いでしょう。
先輩の成功体験を聞き明るい未来をイメージする
社会人として活躍している先輩の話を聞き、明るい将来をイメージするのも効果的です。就職後の自分にポジティブなイメージが持てれば、モチベーションもアップする可能性があります。
先輩の成功体験が、就活のヒントになることも。信頼できる先輩と話をすることで、就活の息抜きになる場合もあるでしょう。
自己分析をやり直し自分の強みを明確にする
自己分析をやり直し、改めて自分の強みを見直してみましょう。
自分を客観視していないと、説得力のある自己PRは作れません。自分に合わない企業ばかり受け、不採用が続く恐れもあります。
自己分析をとおして「将来なりたい自分像」を明確にして、自分軸で業界や企業を選びましょう。
業界・企業研究を徹底して視野を広げる
就活がうまく進まないときは、業界研究・企業研究をやり直し、企業選びの幅を広げましょう。
世の中にある業界を広く浅く調べ、興味の対象を広げるのがポイント。業界を絞ったら気になる企業を調べ、自分の強みと企業の求める能力がマッチするか確認してください。
知名度にこだわらず、自分の強みを活かせる企業を探しましょう。
OB・OG訪問で応募先企業について理解を深める
OB・OG訪問でリアルな意見を聞き、応募先企業について理解を深めるのも効果的。OB・OG訪問の話を志望動機に盛り込めば、採用担当者に入社意欲をアピールできるでしょう。
また、OB・OGの入社に至るプロセスを聞くことで、自身の就活に活かせる可能性も。自分の話し方や態度について率直な意見を求め、改善点を明確にするのもおすすめです。
ゲーム感覚で楽しみながら内定を目指す
就活を恋愛シミュレーションゲームと捉え、楽しみながら取り組んでも良いでしょう。
恋愛ゲームのヒロインのように、企業によって価値観や好みは異なります。それぞれの好みに合った回答を返せば、好感度が上がり内定をもらうのも夢ではありません。
自分なりの規則性や面白さが見つかれば、前向きに就活に取り組めるでしょう。
仮説思考で行動し成功率を上げる
何となく就活を続けても内定はもらえないので、仮説思考で行動し、成功率を上げるのがおすすめです。
仮説思考とは、限られた情報の中から仮説を設定し、問題解決に向けて実行・検証・修正を行う思考法のこと。
たとえば、面接で不採用が続いている場合、「話し方に問題がある」という仮説が立てられます。模擬面接で第三者にアドバイスをもらったり、動画を撮ってセルフチェックしたりして検証すれば、改善点が見つかる可能性があるでしょう。
就活エージェントに相談しプロの意見をもらう
就職エージェントでプロの意見をもらえば、効率的に内定を目指せます。
就職エージェントとは、プロのアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングし、内定を支援するサービスのこと。自己分析やESの添削、模擬面接などトータルでサポートしてもらえるため、客観的に自分の問題点を把握できます。
自分の強みに合う企業も紹介してもらえるので、内定への近道になるでしょう。
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就活をやめた場合の5つの選択肢
日本では「新卒で就職」が一般的な考え方ですが、人生の選択肢は1つではありません。「就活に失敗したら人生終わり」と思い込むと、プレッシャーがかかり本来の強みを発揮できない恐れがあります。
心に余裕を持つためにも、下記で就職以外の選択肢を確認しておきましょう。
1.進学・留学
大学卒業後、大学院や専門学校に進んだり、留学したりする道もあります。専門的なスキルや能力が評価されれば、就活で有利になる可能性も。
ただし、金銭的に大きな負担がかかるので、目的を明確にして勉強することが重要です。
2.就職浪人
就職浪人となり、既卒で内定を目指す方法もあります。
就職浪人とは、内定がないまま大学を卒業し、社会人になってからも就活を続けること。
時間的に余裕があるのがメリットですが、中途採用枠に応募するのが一般的なため、転職者と同様に高度なスキルが求められることも。新卒のように大学側からサポートを受けられないため、プレッシャーを感じる人もいるでしょう。
3.就職留年
就職留年して、新卒採用に再チャレンジするのも一つの手です。
就職留年とは、意図的に大学を留年して、引き続き新卒として内定を目指すこと。
新卒枠に応募できるため、企業選びの幅が広いのがメリットです。デメリットとしては1年分の学費がかかり経済的負担が大きいことが挙げられます。「なぜ留年したか」を問う企業も多いので、具体的な目的を持って過ごす必要があるでしょう。
4.起業・フリーランス
就職せず、起業やフリーランスとして働くのも一つ手です。自分のやりたいことを自分のペースで行えるのが、企業・フリーランスのメリットでしょう。
ただし、収入が安定するには時間がかかりますし、すべての責任を自分で負う必要があります。相応の覚悟がなければ、かえって悩みが増す恐れがあるでしょう。
5.フリーター
フリーターとなり、アルバイトを続けながら就活する道もあります。働き方によっては、正社員より高い給料を稼げるでしょう。働きぶりが評価されれば、そのまま正社員として雇用される可能性も。デメリットは、雇用が安定しないことです。社会的信用も低いので、車や家などを購入する際のローンは組みにくくなるでしょう。
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無計画に就活をやめるのは避けたほうが無難
就活をやめた場合の選択肢は複数あるものの、見通しを立てず安易に就活をやめるのは避けたほうが無難です。先々の計画を立てないまま、だらだらと就活を先延ばしにすると、新卒以上に就活が難しくなる可能性があります。就活をやめる場合は、目標を決めてビジョンを明確にしてからのほうが良いでしょう。
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