このページのまとめ
- 自己PRでは協調性を裏づける具体的なエピソードと企業が求める人物像を連動させよう
- 企業が自己PRで協調性を求める理由は、組織への貢献性やサポート力を確認したいから
- 協調性を自己PRで伝える場合、「主体性がない」と思われないように気をつける

協調性を自己PRで伝えようと考えている就活生もいるでしょう。協調性を評価する企業は多く、仕事でも欠かせない強みです。具体的なエピソードと言い換えを駆使してあなたの協調性を伝えることで、企業から高評価を得られる可能性は十分にあります。
この記事では、協調性をアピールするための自己PRの作り方や伝えるコツを解説しています。例文も紹介しているので、参考にしてみてください。
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- 協調性を求める企業は約8割!自己PRで見られるポイント
- 組織のことを考えて行動できるか
- 柔軟な対応力やサポート力があるか
- 業務を円滑に進められるか
- 協調性をアピールするための自己PRの作り方
- 「企業が求める人物像」を把握する
- 具体的なエピソードを整理する
- 求める人物像とエピソードを連動させる
- 自己PRで協調性を効果的に伝える4つのポイント
- 1.強みを最初に述べる
- 2.協調性を言い換える
- 3.短所を払拭する内容をプラスする
- 4.協調性を仕事でどのように活かすか明確にする
- 経験別|協調性を自己PRでアピールする例文10選
- アルバイト
- サークル活動
- ボランティア
- 部活動
- スポーツ経験
- ゼミ活動
- 委員会活動
- 長期インターンシップ
- 留学経験
- 趣味
- 職種別|協調性を自己PRでアピールする例文4選
- 営業職・販売職
- 事務職
- ITエンジニア
- 技術職
- 企画職
- 自己PRで協調性をアピールする場合の注意点
- 企業が「協調性」を求めているか確認する
- 主体性がない人材だと思われないようにする
- 選考で協調性に欠ける行動をとらない
- 自己PRで効果的に協調性をアピールしたいあなたへ
協調性を求める企業は約8割!自己PRで見られるポイント
就活の自己PRで「協調性」をアピールしたい学生は多いでしょう。実際に協調性は、多くの企業が期待している能力です。
一般社団法人日本経済団体連合会の「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果」によると、大卒者に特に期待する素質として、回答企業の76.9%が「チームワーク・リーダーシップ・協調性」を挙げました。主体性に次いで、2番目に多い数字です。
| 企業が就活生に期待している能力 | 割合 |
|---|---|
| 主体性 | 84% |
| チームワーク・リーダーシップ・協調性 | 76.9% |
| 実行力 | 48.1% |
| 学び続ける力 | 36.2% |
| 柔軟性 | 18.4% |
参照:一般社団法人日本経済団体連合会「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果 1.採用の観点から、大卒者に特に期待する資質・能力・知識(p.4)」
この調査から、企業が就活生に対して協調性を求めていることが分かります。自己PRで協調性をしっかりとアピールできれば、企業とのマッチングもしやすくなるでしょう。
しかし、単に「仲良くできる」だけでは企業に評価されにくいものです。ビジネスの場で求められる真意を理解したうえで、作成を進めましょう。ここでは、企業が協調性を求める理由について解説します。
組織のことを考えて行動できるか
企業は協調性をアピールする自己PRから、組織のことを考えて行動できるかを見ています。企業が力を高めるためには、組織としての行動や成果が必要になるからです。
従業員がそれぞれの考えで、バラバラに行動していれば組織は強くなりません。そのため、周囲の状況に合わせて自分の役割を柔軟に変えられる人材が求められます。
そのため、企業は協調性の有無を確認し、企業のために貢献できる人物かどうかを判断しているのです。
柔軟な対応力やサポート力があるか
周囲へのサポートや柔軟な対応ができるかどうかも、求められているスキルです。仕事ではチームプレイが基本であり、協調性があれば周囲と協力して物事を進められます。結果的に、業務の生産性が向上するでしょう。
また、組織で行動していると、ミスをしてしまったり、うまく成果が出せなかったりする人もいます。そのような人を見かけた際に、自分から進んでサポートできる協調性は、組織を円滑に動かすために欠かせません。
サポート力を自己PRでアピールしたい方は、「サポート力を自己PRで効果的に伝えるコツは?評価ポイントや注意点・例文を解説」をご参照ください。
業務を円滑に進められるか
円滑なコミュニケーションは、業務の生産性を高めるために必要不可欠です。自分と異なる意見を持つ相手とも、対話を通じて合意形成を図る必要があります。
反発するのではなく、相手を尊重しながら物事を前に進める姿勢は、どのような企業でも求められるもの。ストレスなく意思疎通ができる人物だと伝われば、採用確度はぐっと高まるでしょう。
参照元
一般社団法人日本経済団体連合会
採用と大学改革への期待に関するアンケート結果
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協調性をアピールするための自己PRの作り方
協調性をアピールする際は、企業が求める人物像を把握し、「協調性をアピールできるエピソード」を準備します。そして、求める人物像とエピソードを連動させた自己PRにすることが重要です。
それぞれ、詳しく解説していきます。

「企業が求める人物像」を把握する
自己PRを作る際は、まず「企業が求める人物像」を把握しましょう。企業や職種によって必要とされる人材の特徴や適性が異なるためです。
企業が求める人物像を把握するためには、企業研究が欠かせません。企業研究とは、志望する企業や業界について、深く多角的に調べる作業のことです。業務内容や社風、企業の将来性などを調べることで、応募先に合った魅力的な自己PRを作成できるでしょう。
具体的に企業のWebサイトやニュース、採用ページ、企業理念などから調べられるので、ぜひ試してみてください。
業界研究の効率的なやり方については、「業界研究のやり方は?効率的に進めるコツや行う目的を解説」をご覧ください。
具体的なエピソードを整理する
次に、協調性に関するエピソードを整理しましょう。採用担当者に具体的にイメージしてもらうことで、あなたに協調性があることの信頼性が増します。協調性を活かし課題を解決したといった経験があれば、より説得力がある自己PRを作成できるでしょう。
エピソードを整理するためには、自己分析をすることが大切です。自己分析とは、自分の過去の出来事を振り返り、性格や特徴を深掘りして自己理解を深めること。自己分析を行うことで、自分の協調性が発揮されたエピソードだけではなく、強みや弱みも見えてくるでしょう。
具体的なやり方を知りたい方は、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方9選や目的・活用例を解説」の記事をチェックしてみてください。
「協調性がある」と評価されやすいエピソードの特徴
「協調性がある」と評価されるためには、組織を前進させるための意識を持って行動したエピソードを選んでアピールするのがおすすめ。自分の役割を果たすだけでなく、以下のようにチーム全体の潤滑油として活躍した姿勢を示しましょう。
・相手の意見を柔軟に汲み取ったエピソード
・チームの目標を第一に考えて行動した経験
・周囲の状況を見て的確に動いた経験
・建設的な対話や議論を重ねたエピソード
これらの要素は、プロジェクトの成功や職場環境の改善に直結するため、企業から高く評価されます。 自分の過去の経験の中で、これらの特徴を発揮して困難を乗り越えたエピソードがないか、具体的に掘り下げてみましょう。
求める人物像とエピソードを連動させる
企業研究から得た求める人物像と、自己分析で整理した協調性のエピソードを連動させた自己PRを作りましょう。
たとえば、「サポート精神を発揮できる人」という人物像が企業で求められているなら、「サークル活動で裏方に徹し、メンバーが最大限の力を発揮できるように支えた」といった協調性に関連するエピソードを組み合わせるのがおすすめです。
400文字程度にまとめると面接でも話しやすい
ESで文字数の制限がないようなら、自己PRは400文字程度にまとめるよう心掛けましょう。400文字程度にすることで、面接で分かりやすく伝えられるためです。
自己PRに盛り込むエピソードは一つに絞り簡潔にすることで、面接でも話しやすくなるでしょう。
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自己PRで協調性を効果的に伝える4つのポイント
ここでは、自己PRを伝える際に欠かせない、4つのポイントを解説します。分かりやすいアピールにするためにも、参考にしてみてください。
1.強みを最初に述べる
まずは協調性があることから伝えましょう。「私の強みは協調性です」「私は協調性に自信があります」のように伝えます。
強みから伝える理由は、強みを最初に伝えると、その後の内容を理解してもらいやすくなるからです。また、採用担当者の印象にも残りやすく、効果的にアピールできるのもポイントになります。
2.協調性を言い換える
協調性を別の言葉で言い換えるのも、効果的なアピールの一つです。協調性の言い換えとして、次のような表現が挙げられます。
・周囲に気配りができる
・傾聴力がある
・チームワークを大切にする
・人とすぐに打ち解けられる
協調性といっても、言葉のイメージは人によって異なるでしょう。言い換え表現を使うことで、「どのような協調性があるのか」をより具体的に伝えられます。
3.短所を払拭する内容をプラスする
協調性をアピールするときは主体性もセットでアピールし、企業側にイメージされやすい短所を払拭しましょう。協調性は組織運営のために欠かせない能力ではあるものの、伝え方によっては以下のような受け身の印象を与えかねません。
・周りの意見に流されやすい
・主体性がない
・自分の意見を言わない
・受け身かつ消極的である
・優柔不断な面がある
たとえば「周囲の指示に従い、協力的に行動しました」と伝えると、主体性がないと思われてしまうでしょう。
協調性をアピールする際は、「自分の意見や考えも大切にできる」のように、短所を払拭する内容もセットで伝えてみましょう。
4.協調性を仕事でどのように活かすか明確にする
協調性が、仕事でどのように活かせるのか伝えるのも大切です。優れた協調性を持っていても、仕事で発揮できなければ評価されません。
たとえば、「企画職では協調性を活かして、周りの意見を取り入れながら、新しい発想を提案していきたい」と伝えられれば、仕事をしている具体的なイメージが湧きます。
「協調性を活かして仕事をしたい」と伝えるよりも、効果的にアピールできるでしょう。自分なりに、業務のどのような場面で協調性を活かせるか考え、アピールするのがポイントです。
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経験別|協調性を自己PRでアピールする例文10選
自己PRで協調性をアピールする場合の例文を、学生時代の経験別に解説します。協調性を強みとした自己PRの書き方に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
アルバイト
周囲を巻き込み、店舗の課題を解決した経験はビジネスの場でも高く評価されます。アルバイトでの経験を協調性のエピソードとする場合は、売上などの数字に結びついた成果を示すのがポイントです。
私の長所は、周りの意見を取り入れ、物事をより良い方向に進めていく協調性です。
大学時代は飲食店でアルバイトしており、3年目にはバイトリーダーを任されるようになりました。
バイトリーダーとして、お店のサービス向上とスタッフ同士の結束力を高める必要があると感じた私は、まずはスタッフの意見や顧客からの声、改善点などをまとめました。
そして、その内容をスタッフ全員で共有し、勤務態度や仕事の効率を意識するよう呼びかけました。また、業務に関して気づいたことを自由に書ける業務ノートを用意し、定期的にスタッフ同士で話し合う場を設けました。
その結果、顧客から良い感想をいただく機会が増え、スタッフ同士の雰囲気も良くなりました。また、私がバイトリーダーになってから3ヶ月後には、接客の質が向上したことでリピーターのお客さまが増え、お店の売上も15%アップしました。
入社後は、私の長所である協調性を活かして、周りの意見を取り入れながら、新しい発想を提案し、貴社に貢献したいと考えています。
サークル活動
以下は、サークルでチームの意見をまとめた経験や意見の対立を解消したエピソードを通して、協調性をアピールする例文です。
具体的に、どのような行動を取りチームの目標を達成したのかを示しましょう。
私の強みは、周囲の意見をまとめ、皆が納得する提案をできる協調性です。
大学時代に所属していた演劇サークルでは、3年次に部長を務めました。その年の公演では、部員全員で「一人ひとりの演技力を向上させ、演劇の質を上げる」と目標を掲げました。その後、目標達成に向けて練習方法についての話し合いを重ねていましたが、個人練習と全体練習のどちらを強化するかで意見が分かれ、方向性がまとまりませんでした。
私は、双方が「質の向上」という同じゴールを見据えていることに着目しました。そこで、全体の稽古時間を15%短縮して「ユニット別特訓枠」を新設することを提案しました。これは、似た課題を持つ部員同士で少人数練習を行い、互いにフィードバックし合う仕組みです。
この施策により、個人の技術不足という不安を解消しつつ、全体練習の密度も高めることができました。結果として、その年の公演では、観に来ていただいた方から「メンバーの演技力が素晴らしい」といったお褒めの言葉をいただき、顧問からも「演劇の質が格段に上がった」と評価いただきました。
このような経験から、私の強みである協調性を活かし、貴社でもチームの中心的な存在として活躍したいと考えています。
ボランティア
異なるバックグラウンドを持つ人々と協力する姿は、高い適応力を証明します。ボランティアを協調性のエピソードとする場合、周囲の人と信頼関係を築き、課題解決に向け尽力した過程を書きましょう。
私の強みは、自ら率先して行動し、周囲を巻き込む協調性です。
私は学生時代に、公園整備の海外ボランティアに参加しました。ほかの参加者が活動における役割をボランティア参加者だけに割り振ろうとしていたとき、私は地域の人にも参加してもらうよう提案しました。なぜなら、活動後の環境維持のためには、地域住民の理解が不可欠だと考えたためです。
最初は言葉の壁もあり、参加者がなかなか一つにまとまりませんでした。そこで、地域住民も家族で参加できる野外映画鑑賞会を開催し、活動以外での交流の場を設けました。これをきっかけに、全員が一体となって公園の整備を進められました。
ボランティア最終日、この公園でよく子どもを遊ばせているお母さんに呼び止められ、「本当にありがとう」といわれたときは、自分の提案が役に立ったように感じられました。
入社後は、私の強みである協調性を活かして、顧客が抱えている課題やトラブルを解決するためによりよい提案ができる人材として活躍していきたいと考えます。
部活動
大人数の組織で、メンバー間の橋渡し役を担った経験は貴重なアピール材料です。部活動を協調性のエピソードとする場合、個々の声に耳を傾ける傾聴力を、協調性の一環として提示してみてください。
私の強みは、積極的にコミュニケーションを図り、周りの声に耳を傾けられる協調性です。
大学時代に所属していた写真部では、大学3年次に副部長を務めました。リーダーシップに長けている部長と多くの部員の間で、調整役として部の方向性について意見をまとめていくうちに、協調性が身につきました。特に、副部長として大切にしていたのが、部員とのコミュニケーションです。最大で部員数が50人を超えたときでも、行事の際には一人ひとりと会話するよう心がけました。
その結果、私が副部長を務めてからは、勧誘活動しなくても部員からの紹介や口コミだけで、毎月入部希望の学生が訪れるようになりました。
入社後はこの協調性を活かし、同じチームで働く人が「働きやすい」と感じられるような関係性を築いて、チームの生産性を高めていきたいと考えます。
スポーツ経験
チームスポーツでの挫折や衝突を乗り越えた経験は、説得力のある題材といえます。スポーツ経験を協調性のエピソードとする場合、個人の技術向上だけでなく、チーム全体の底上げにどう関わったかが重要です。
私の強みは、部活動で身につけた協調性です。
私は、大学時代にバスケットボール部に所属していました。バスケットボールの試合で勝つためには、技術だけでなくチーム力や戦術が求められます。技術面では高いレベルまで到達できていても、それを上手く活かせず練習試合では負けることも珍しくありませんでした。敗北をチーム内でミスをしたメンバーのせいにしてしまう雰囲気もあり、協調性が課題でした。
そこで、私はチーム力の底上げのために、互いに思っていることを話し合う機会を設けようと提案しました。メンバー全員の長所と短所をホワイトボードにまとめ、欠点を補い合える戦術を考えました。
その結果、これまで練習試合で負けが続いていた相手に勝利し、地区大会を突破できました。チームの雰囲気も、誰かのミスを責めるのではなく、励まし合えるように変わりました。
入社後は、私の強みである協調性を活かし、貴社でもチームの中心的な存在として活躍していきたいと考えます。
ゼミ活動
研究活動における意見の相違は、論理的な調整力を示す絶好の機会です。感情的にならず、目的達成のために最適な手段を選択した根拠を示してください。
私の強みは、自分とは異なる意見を持つ人とも協力して目標を達成する協調性です。
私が所属するゼミでは、チームに分かれて異文化コミュニケーションに関する研究をしています。活動の際、効果を検証する方法について「対面で調査したい」「ビデオ通話で調査対象を増やしたい」とチーム内で2つの意見に分かれて衝突してしまいました。
そこで、私が対面とビデオ通話それぞれの方法に適した調査項目を分けるよう提案し、チームの方向性が決まりました。
私の提案によって研究に深みが増し、プレゼンテーションも最高評価を得られました。この経験から、自分とは異なる意見でも否定せず、相手を理解し協力すれば一つのことを成し遂げられると学びました。
貴社に入社後は、協調性を活かして顧客によりよい提案をしていきたいと考えます。
委員会活動
組織の運営側として、多方面の利害関係を調整した経験は実戦的な能力として映ります。制限があるなかで、代替案を出して周囲を納得させたプロセスを丁寧に書きましょう。
私の強みは、異なる意見を調整し、最善策を導き出せる協調力と提案力です。
私は、大学3年次に文化祭実行委員として経理を務めた経験があります。私が委員会に参加した年の文化祭では、前年からの動員数5%アップを目標としており、目標達成のために当時人気の歌手を呼ぶという企画が委員会メンバーから提案されました。
しかし、大学側からは、安全確保の課題と混雑によるトラブルへの警戒から、提案は受け入れられないとの意見がありました。
そこで、私はイベント会社に当日の警備を委託するよう提案しました。委託にかかる費用は、委員会メンバーがSNSを駆使して宣伝することで広告費を削減して捻出し、大学側の理解を得られました。この結果、予算内のコストで前年比を10%上回る動員数を達成できました。
入社後も、社内外の人々のさまざまな意見に耳を傾けながら、新たな提案をして貴社に貢献していきたいと考えます。
長期インターンシップ
長期インターンシップという実社会に近い環境で、主体的に周囲と協力した経験は即戦力としての期待を高めます。最初は受動的だった自分が、どのように意識を変えて行動したのかを記述しましょう。
私の強みは、目標のために積極的に意見を出して、ほかのメンバーと協働できる点です。
インターンシップに参加した当初の私は、初めての環境に萎縮してしまい、指示された作業をこなすだけでした。しかし、少しずつ仕事をしていく過程で、成果を最大化するにはメンバーの一人ひとりが最善を尽くす必要があると気がつきました。
それからは、自主的な行動を心がけて、自分の考えも積極的に意見しました。その結果、社員の方々からさまざまなアドバイスをもらえるようになりました。
この経験から、知らないことや分からないことがあっても、積極的に質問して考えを述べる必要性を感じました。
貴社でも、周囲の人と積極的に意見交換して自分の成長に活かし、組織の活性化に貢献していきたいと考えます。
留学経験
留学先で、自らコミュニティを広げた行動力は、柔軟な協調性として認められます。言語や文化が異なる相手と、どのように意思疎通を図ったのか具体的に示しましょう。
私の強みは、異なる背景を持つ人々の間に立ち、共通の目的へ向けて協力体制を築く協調性です。
1年間のアメリカ交換留学中、語学学校のクラスでは同じ国籍同士で固まる傾向があり、多国籍な交流が生まれにくい課題がありました。私は「全員の視点を広げる場を作りたい」と考え、毎日あえて異なる国籍のクラスメイトとランチを共にし、対話を重ねました。
当初は文化や主張の違いから会話が噛み合わないこともありましたが、私は相手の文化を尊重しつつ、共通の話題や悩みを見出すことで橋渡し役に徹しました。結果として私を中心に10名以上の多国籍グループが形成され、互いの学習を支え合う関係性が築けました。
また、留学最後のイベント企画では、日々のコミュニケーションを通して得た異文化理解や一人ひとりの個性をベースに、全員の強みを発揮できる役割分担を実現しました。この経験から、主体的に動くことで周囲を巻き込み、組織を一つにする手応えを得ました。
貴社においても、多様な価値観を持つメンバーと連携し、チームの相乗効果を最大化させることで貢献したいと考えています。
趣味
趣味の場であっても、他者の助言を素直に受け入れて成長する姿は好印象を与えます。自分のこだわりを捨ててでも、良いものを取り入れる柔軟な姿勢を伝えましょう。
私の強みは、周りの人からの意見を柔軟に受け止められる協調性です。
私は趣味でタップダンスをしているのですが、レッスンを受けているとき、私よりも経験と実力がある受講生からアドバイスをもらいました。そして、アドバイスをきっかけに、受講生同士でレッスン前に自主練習するようになりました。
周りの人からのアドバイスを自分のダンスに落とし込み、結果として始めてからわずか10ヶ月でスタジオの選抜メンバーに選ばれ、地区コンテストで1位を獲得できました。
この経験を通して、周りの意見をしっかりと受け入れることが、自分の成長につなげられると学びました。
入社後は、貴社の一員として周りの意見を取り入れながら、自己成長を通じてチームの生産性アップに貢献していきたいと考えます。
例文はそのまま使うのではなく、自分なりのエピソードにして伝えるようにしましょう。
自己PRの例文については、「自己アピールの効果的な書き方4ステップ!7つの注意点と例文8選も紹介」の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
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職種別|協調性を自己PRでアピールする例文4選
職種ごとに求められる協調性の性質は異なります。志望職種の業務内容に合わせ、再現性の高い自己PRを作成しましょう。
ここでは、4つの職種別に効果的な例文を紹介します。志望する職種の例文を参考に、自分の協調性をアピールする自己PRの作成に役立ててみてください。
営業職・販売職
営業や販売では、顧客の意図を汲み取る力や他部署と連携する力が重要です。商品を売るだけでなく、周囲と協力して価値を生む姿勢を伝えましょう。
私の強みは、周囲の状況を把握し、最適な解決策を提示できる協調性です。アルバイト先の雑貨店では、スタッフ間の情報共有の不足による欠品が課題でした。
そこで私は、在庫状況をリアルタイムで共有する仕組みの導入を提案しました。全員が協力しやすい環境を整えた結果、欠品による機会損失を20%削減できました。入社後は、チームや他部署と密に連携し、顧客満足度の向上に貢献したいと考えます。
自己PRを作成する際には、志望する職種への理解が必須です。営業職について詳しく知りたい方は、「営業職とはどんな仕事?魅力と業務内容を徹底解説」をご覧ください。
事務職
事務職における協調性は、正確な業務遂行と周囲への細やかなサポート力です。自分が一歩引いて、組織全体の効率を上げるために動いた経験が評価されます。
私の強みは、周囲がスムーズに動けるよう先回りして行動できる協調性です。大学の事務局でのインターンでは、書類の不備による差し戻しの多さが問題でした。
私は、過去のミス事例をまとめたチェックリストを作成し、共有を徹底しました。結果として、チーム全体の書類作成スピードが上がり、残業時間の削減につながりました。貴社でも、周囲を支える柔軟なサポート力を活かし、業務の円滑化に貢献する所存です。
事務職について理解を深めたい方は、「事務職とは?仕事内容・向いている人・必要スキルを徹底解説」をご参照ください。
ITエンジニア
エンジニアは技術力だけでなく、チーム開発における対話力や共有力が不可欠です。仕様の齟齬を防ぎ、プロジェクトを完遂させるための協調性をアピールしましょう。
私の強みは、専門性の異なるメンバーとも円滑に意思疎通を図れる協調性です。プログラミングスクールのチーム開発では、機能実装の方針で意見が分かれました。
私は、各案のメリットを数値化して比較検討する場を設け、合意形成を促しました。これにより、予定より1週間早く開発を完了し、品質も高く評価されました。入社後は、技術共有や積極的な対話を通じて、チームの生産性向上に寄与したいです。
IT業界を目指す就活生におすすめの行動について知りたい方は、「IT業界で就活する際のポイントは?業界事情や実施すべき行動を解説」をご一読ください。
技術職
技術職(製造・開発・設計など)における協調性は、「現場の声を拾う力」や「異なる専門性を持つ他部署との調整力」です。自分のこだわりだけでなく、製品化や納期のために周囲と足並みを揃える姿勢が評価されます。
私の強みは、現場の課題を汲み取り、多角的な視点から改善を図る協調性です。大学のゼミでは、実験装置の精度向上に取り組む際、操作に慣れない後輩のミスが頻発していることに気づきました。
そこで私は、後輩一人ひとりにヒアリングを行い、誰でもミスなく操作できる「ユニバーサルマニュアル」を作成・共有しました。その結果、チーム全体の実験効率が大幅に向上し、当初の予定より早く論文を発表できました。
入社後は、製造現場や他部門と積極的に対話し、円滑なモノづくりに貢献したいと考えます。
企画職
企画職における協調性は、「異なる意見をまとめ上げ、一つの形にする力」です。独りよがりなアイデアではなく、関係者の納得感を引き出し、プロジェクトを前に進める力が求められます。
私の強みは、反対意見も尊重しながら共通のゴールを見出す協調性です。学外のイベント企画団体では、予算配分を巡ってメンバーの意見が対立し、計画が停滞したことがありました。
私は各担当者のこだわりを言語化し、「来場者の満足度の最大化」という共通目標に立ち返るワークショップを主催しました。妥協点を見出し、全員が納得した状態で準備を進めた結果、前年比1.5倍の集客に成功しました。
貴社でも、周囲の意見をまとめ、新しい価値を生み出す企画に挑戦したいです。
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自己PRで協調性をアピールする場合の注意点
協調性を伝えるときには、いくつか気を付けるべき点が存在します。伝え方を間違えると、企業からマイナスな印象を持たれかねません。自分の強みを最大限に活かすためにも、事前の確認が不可欠です。
マイナスイメージを払拭し、選考での振る舞いに問題がないか意識してみてください。ここでは、評価を下げることなくアピールするための3つの注意点を解説します。
企業が「協調性」を求めているか確認する
自己PRで協調性を伝える前に、そもそも企業が協調性を求めているか確認しましょう。企業の求める人物像からずれてしまうと、せっかくの強みも評価されません。
企業の求める人物像を調べるには、OB・OG訪問を行い、実際に働く人に聞いてみるのもおすすめです。「どのように協調性をアピールすれば良いか」を教えてもらいましょう。
OB・OG訪問の実施方法については、「OB・OG訪問とは?意味からメリット・流れ・質問例まで就活生向けに解説」の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
主体性がない人材だと思われないようにする
協調性は、見方を変えると主体性がないと思われやすいので気をつけましょう。「周囲に合わせるだけ」「自分の意見を持っていない」などの印象を持たれる可能性もゼロではありません。
上記のマイナスイメージを払拭するには、先述したように「自分から行動できる」とアピールするのが大事。「自発的に声かけをした」「自分から進んでサポートした」のように、周囲から言われて行動したわけではないことを伝えてみましょう。
選考で協調性に欠ける行動をとらない
自己PRだけではなく、選考でも協調性を意識しましょう。面接やグループディスカッションで協調性がないと、アピール内容と違うと思われます。
たとえば、グループディスカッションで周囲の話を聞かず、自分ばかり話してしまうと協調性を証明できません。また、面接官と話がかみ合わず、コミュニケーションがとれない場合も、協調性があるか怪しいと思われてしまいます。
協調性をアピールするのであれば、行動でも示すことが大切です。選考でも協調性を発揮できるように、意識して行動しましょう。
自己PRを作成するときの注意点について知りたい方は、「自己PRとは?書き方や強み・職種別の例文と合わせて回答のポイントを解説」をご一読ください。
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自己PRで効果的に協調性をアピールしたいあなたへ
就活の自己PRで協調性をアピールしようと思っても、どのように書くべきか悩んでしまう就活生もいるでしょう。自己PRで協調性を伝えるためには、具体的なエピソードを用いて、効果的な伝え方を意識する必要があります。
学生時代の経験から、どのように協調性をアピールできるのか自信が持てない場合には、就職エージェントのキャリアアドバイザーへの相談もおすすめです。
キャリアチケット就職エージェントでは、自己分析や業界研究から自己PRの書き方や添削まで、就活生の悩みを解決するサポートをしています。就活でどう強みをアピールすべきかで悩んでいる方は、ぜひ利用してみてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。