就職活動で失敗しても逆転できる7つの理由!内定獲得に必要な対策を解説

このページのまとめ

  • 就職に失敗したと思う原因は、周りと比べ自分が上手くいっていないと感じるから
  • 就職に失敗した原因を振り返り、自己分析や企業研究をやり直すことで状況を逆転できる
  • 就活に失敗して逆転したい場合は、就職エージェントに頼るのも一つの手

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「就職活動に失敗した」と感じ、就活への自信を無くしてしまった方もいるでしょう。就職活動は大変な事が多く、上手くいっていない、もしくはすでに失敗したと感じている就活生もいますが、逆転勝利した人もたくさんいます。

この記事では、就活で失敗した原因を把握し、挽回できる具体的な方法や心構えを解説します。就職活動で失敗しても人生は終わらないので、前向きに行動することから始めてみましょう。

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目 次

新卒の就職活動で失敗しても人生終了ではなく逆転できる

就職活動で失敗してしまっても、人生が終了するわけではありません。これからの頑張り次第で十分に逆転できます。

新卒の一括採用を行う日本では、新卒の就活で失敗すると「もう終わりだ」と思ってしまいがち。卒業まで時間がなく、焦る人もいるでしょう。しかし、内定を獲得するチャンスはまだたくさんあります。
また、内定を獲得できたからといって人生が成功するとも限りません。ミスマッチを起こし、入社後に「こんなはずじゃなかった」「もっと調べておけば良かった」と後悔する人もいます。

大事なのは内定を獲得することではなく、「自分に合う企業」「夢を叶えられる企業」に入社することです。新卒で就職できなくても、自分に合う企業を見つけ、逆転できるチャンスは何度でもあります。

就活で失敗して落ち込んでいる学生は、「就活で死にたいと思ったら|今すぐできる対処法と進路の選び方」の記事も参考にしてみてください。

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就職活動で失敗しても逆転できる7つの理由

就職活動で一度失敗したとしても、逆転するチャンスは十分にあります。秋採用や冬採用もあり、既卒でも就職活動は実施できるからです。

ここでは、一度失敗しても逆転できる理由を解説します。

1.就活生の8割以上が内定を獲得できている

新卒の就職活動において、2024年12月時点で8割以上が内定を獲得できている状況です。厚生労働省の「令和7年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(12 月1日現在)を公表します」によると、2025年3月に大学を卒業した学生の就職率は84.3%でした。
つまり、大卒者の就職内定率は高く、大多数の学生が卒業前に内定を得ているということです。

一度失敗してしまうと「もうだめだ」とネガティブになるのも分かりますが、就活は採用よりも不採用の回数が多いのが一般的。深く考え過ぎず前向きにチャレンジすることが大切です。

参照元
厚生労働省
令和7年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(12 月1日現在)を公表します

2.秋採用や冬採用のチャンスがある

就活では秋採用や冬採用を行う企業もあるため、夏までに内定をもらえなくても諦める必要はありません。夏の採用では枠を満たせなかったり、内定辞退の枠を埋めるために再募集したりする企業も多く存在します。

また、早く内定獲得することが良いわけではなく、「自分に合った企業から内定をもらうこと」が大切です。周囲より時期が遅れても、諦めずに就活を続けましょう

秋採用や冬採用については、「秋採用とは?春・夏との違いや実施企業の探し方・内定獲得のポイント6選」「冬採用攻略法!夏・秋採用との違いや内定獲得へのポイントを解説」の記事で、それぞれ詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。

3.第一志望以外にも自分に合う企業はある

第一志望以外に落ちたからといって、「就活に失敗した」と捉える必要はありません。まだ自分に合った企業を見つけられていない可能性があるためです。また、第一志望の企業が自分にとって最良とも限りません。

就活では、大手企業や有名企業に目を向けがちで、第一志望も名の通った企業に決めてしまう傾向があります。有名な企業だからといって自分に合うとは限らないので、視野を広く持ってさまざまな企業に目を向けることが重要です。

第一志望の企業に落ちてしまっても失敗したと落胆せず、中小企業も含めて幅広く再度企業選びを行ってみましょう。

インターンで経験や実績を積む方法もある

学校を卒業するまでの期間に余裕がある場合は、インターンに参加し仕事の経験や実績を積む方法もあります。
たとえば、長期インターンの場合は、数週間から数ヶ月までの長期にわたって実施され、企業の社員と同じ業務を担当することがほとんど。入社後の働き方を体験でき、仕事に求められるスキルが身につきやすいでしょう。

また、インターン参加者は本選考で優遇されたり、早期選考に案内されたりといったメリットも。インターンで優秀な成果を出せば、正社員として採用されるケースもあるようです。

もし、興味がない業界や職種のインターンだったとしても、実際に働いてみることで自分の気がつかなかった適性を発見できる可能性があります。インターンについては、「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」の記事も参考にしてみてください。

4.転職してキャリアチェンジもできる

志望していた企業に就職できなくても、社会人になってから転職することは可能です。新卒として入社する企業が人生のすべてではないので、志望企業から内定をもらえなかったからといって「失敗した」と思う必要はないでしょう。

たとえば、入社した企業でスキルを身につけ、別の業界や職種にキャリアチェンジをすることも、一つの選択肢といえます。新卒で入った企業が合わなくても、自分の努力や働きかけ次第で逆転できるでしょう。

5.就職留年の選択肢もある

就職留年をして、もう1年就職活動に取り組む方法もあります。就職留年をすることで、就活経験を活かしながら再度チャレンジできるため、1回目の就活よりも効率的に動ける点がメリットです。
また、就職留年は、新卒枠のままエントリーできるメリットもあります。ポテンシャル採用をしてもらいやすい傾向にあるので、アピール次第で志望企業の内定を獲得できるでしょう。

就職留年のメリットやデメリットを詳しく知りたい方は、「留年すると就職は厳しい?選考への影響と準備のコツを解説」の記事をご覧ください。

6.「卒業後3年以内の既卒者」を新卒枠として受け入れる企業もある

大学生の間に内定を獲得できなくても、大学卒業後に既卒枠での就活も可能です。就職は、大学を卒業してからでも時期に定めなく自由に行なえます。
厚生労働省の「労働経済動向調査(令和7年8月)の概況 (3)既卒者の応募可否及び採用状況(p.12)」の調査によると、既卒者を新卒枠として受け入れる企業は71%の結果でした。つまり、約7割の企業が、卒業の有無にかかわらず新卒と同じ条件で応募を受けつけていることを示しています。

したがって、「就活に失敗=人生終了」ではなく、卒業後に改めて準備をして、優良企業の内定を目指す選択肢があるのです。ただし、経験や実績が重視されやすい点には気をつけましょう。社会人経験を持つ転職者と同じ土俵で採用枠を争うケースもあります。

参照元
厚生労働省
労働経済動向調査(令和7年8月)の概況

7.就職以外の選択肢もある

就職以外にも、進学やアルバイト、フリーランスなど別の選択肢もあるため、就活が上手くいかなくても逆転が可能です。近年は働き方が多様化しており、大学を卒業したら正社員として企業に就職するのが当たり前ではなくなりつつあります。

ここでは、就職以外の選択肢を5つ紹介します。選択肢ごとにメリットとデメリットの双方が存在するため、必ずしも正社員以外の道を選ぶことが失敗とはいえません。より自分に合った生き方を見つけられれば、逆転できるでしょう。

大学院や専門学校に進学する

就職以外の選択肢として、大学院や専門学校に進学する方法があります。大学院や専門学校で自分が本当にやりたいことを見つめ直し、目標とする業界や職種へ進むために必要な資格や技術を集中的に学べるでしょう。

「大学ではまだ学びきれなかった分野がある」「さらに知識を身につけてから社会に出たい」と学習意欲に前向きな方は、進学するのがおすすめといえます。
就活に失敗して大学院進学はあり?メリットデメリットや将来への影響を解説」の記事では、就活以外の進路を考えている場合の大学院進学について解説しているので、ぜひご覧ください。

公務員試験を受ける

就職以外の選択肢として、公務員試験を受ける道もあります。公務員は景気変動の影響を受けにくく、給与や雇用の安定性が高いことがメリットです。また、年齢制限の要件を満たせば、卒業後であっても新卒時期にとらわれることなく合格を目指せます。民間企業の採用時期に焦ることなく、安定したキャリアを目指せるでしょう。

公務員試験は筆記試験と面接があり、合格には一般的に800〜1200時間程度の勉強時間が必要といわれています。そのため、就職活動に失敗した期間を「就職浪人」として過ごすのではなく、公務員試験対策に集中して取り組む期間と捉えるのも前向きな選択の一つでしょう。

非正規雇用で働きながら資格取得に励む

アルバイトといった非正規雇用で働きながら資格取得に励むのも、就職以外の一つの方法です。社会人経験を積みながら資格の勉強をすることで、仕事の知識を身につけたうえで就職活動に臨めます。大学卒業時には就職に失敗したとしても、既卒や第二新卒の枠での就職を狙えるでしょう。

アルバイト先で正社員になる

もし、大学在学中にしていたアルバイトの業務内容や職場環境に魅力を感じているなら、そのままその企業で正社員として働くという道もあります。

アルバイト先で正社員になるポイントは、「正社員登用制度」です。制度を利用すれば、社員との面接や筆記試験などを経て、企業が定める基準を満たした場合に正社員に登用されます。

ただし、すべての企業で正社員登用制度があるわけではありません。まずは上司や人事担当者に制度の有無や利用条件を確認しましょう。
また、アルバイト時代と比べ、正社員になると責任や業務の幅が大きく広がる可能性があります。アルバイトのときの感覚のままでは通用しないことも考えられるため、登用後の具体的な業務内容や役割を改めて確認しておくことがおすすめです。

起業やフリーランスを選ぶ

就職という形にこだわらず、起業したり、フリーランスとして独立したりする道も考えられます。 特に、Webデザインやライティング、プログラミングなどは個人で仕事にしやすいといわれています。

一方で、起業やフリーランスは会社員とは異なるリスクや責任が伴います。仕事の受注状況や景気によって収入が変動し、初期は収入がゼロになることも珍しくありません。

また、起業やフリーランスはすぐに収益が得られない可能性もあります。特に新卒の場合、社会人としての基礎的なビジネスマナーや経験が不足しているため、仕事が軌道に乗るまで時間がかかる可能性も。

起業やフリーランスは自由度が高い分、会社員が担ってくれるリスクや責任をすべて自分で引き受けることになります。したがって、十分なスキルの習得と資金計画を立ててから臨むことが重要です。
就活しない生き方はあり?大学生が知っておくべきメリット・デメリット」の記事では、就職以外の行き方のメリットやデメリットを紹介しているので、ぜひご覧ください。

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就職活動に失敗したと感じる原因

就職活動に失敗したと感じる理由は、人によって異なります。自分の場合はどこに原因があるのかを客観的に考えてみましょう。

第一志望に落ちてしまった

第一志望の企業に落ちたことで、「就活に失敗した」と思う就活生もいるようです。第一志望にすべてをかけており、ほかの企業は考えていないケースだといえます。

就活では、名の知れた大企業や有名企業にばかり目がいく人もいるでしょう。しかし、大企業から内定をもらうことは簡単ではなく、第一志望に決めていても落ちてしまうこともあるようです。

ほかの優良企業に目を向けられていなかったり、企業が数多く存在することを理解できていなかったりすると、第一志望の企業に落ちたときに就活に失敗したと感じてしまいます。

内定が一つもない

選考を受けた会社のどこからも内定がもらえていないと、就職活動に失敗したと感じてしまうでしょう。新卒一括採用を行う日本では、新卒で内定を一つももらえないと、就活だけでなく人生に失敗した気持ちになりがちです。

また、周りの就活生が次々と内定を獲得している中で、自分だけがまだ内定を一つも持っていないと、自分だけ置いていかれたような気持ちにもなるでしょう。

内定をもらう時期は早いほど良いわけではありませんが、早期に内定を獲得できていないと、人生に失敗したかのように感じる就活生もいるのが日本の現状です。

周りの就活生と比べてうまくいっていない

就活が上手く進んでいそうに見える周りの人と比較してしまい、自分だけ上手くいかず失敗していると感じる人もいます。就活中はただでさえ周りの言動に敏感になりがちなうえに、自分が上手くいっていないことを周りの人が成し遂げていると、不安に感じるのも当然です。

誰でも、書類作成が上手く進まなかったり選考に落ちたりと、上手くいかないことを経験してはいるものの、成功話を聞くと自分だけが失敗しているように感じてしまいます。

内定が取り消しになった

せっかく内定をもらえたのに、会社の事情などで内定が取り消されてしまうケースも。一度内定を獲得できた喜びを味わっているぶんショックは大きく、人生に失敗したとまで考えてしまうのは当然です。場合によっては、卒業間近のタイミングで内定が取り消されてしまうこともあり、ほかに応募している企業がないと絶望的な気持ちになってしまうでしょう。

内定取り消しになるケースや対処法については、「内定取り消しは違法になる?正当なケースや取り消された場合の対処法を解説」の記事で解説しています。もしものときに備えて、確認しておきましょう。

内定を得た会社にミスマッチを感じた

内定をもらった企業に就職を決めたものの、あとになってミスマッチを感じ、自分の就活は失敗だったと思う人もいます。

たとえば、内定承諾後にインターネットなどで企業のネガティブな情報を見てしまったり、内定者懇親会に参加して社内の人と交流するなかでイメージと違う印象を受けたりすると、その企業で働くモチベーションが下がってしまうケースもあるでしょう。
また、入社したあとに自分の適性や希望とマッチしていないことに気づき、結果的に就職活動に失敗したと思ってしまうケースも珍しくありません。

ほかにも就活に失敗したと感じる原因と成功のコツが知りたい方は、「就活に失敗したと感じる原因は?成功させるコツや心構えも解説!」の記事をチェックしてみてください。

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就職活動で失敗しやすい13の行動

なぜ就職活動がうまくいかないのかに気づかないまま続けても、就活はうまくいきません。失敗しやすい人の特徴を解説するので、自分に該当しているものがあるか確認しながら振り返ってみましょう。

1.動き出しが遅い

就職活動をスタートするタイミングが遅く、きちんと計画が立てられていない人は失敗しやすい傾向にあるため注意が必要です。就職活動ではやらなければならないことが多いため、動き出しが遅いと段取り良く進められず失敗に終わりやすい特徴があります。

就職活動では、企業研究や自己分析から始まり、会社説明会への参加、エントリーに必要なESや履歴書の作成など、事前にすべきことがたくさんあります。大学3年生の春ごろから準備を始めるのが望ましく、早い人だと2年生のときから始める場合もあるでしょう。

いつまでに内定を獲得したいか決めたうえで、逆算していつから準備を始めるべきか計画する必要があります。書類作成や面接対策など、人によって準備や練習に時間がかかる項目は異なるので、自分の特性や性格を考慮したうえでスケジュールを立てましょう。

2.自己分析ができていない

自己分析ができていないのも、就活に失敗しやすい人の特徴の一つです。自己分析ができていないと、適切に自分をアピールできなかったり、自分に合った企業選びができなかったりする原因になります。「自分の短所と向き合うことを恐れている」「過去の出来事を振り返るだけで終わっている」「そもそも自己分析の具体的な手順を理解していない」など、自己分析ができていない人の特徴はさまざまです。

適切に自己分析ができていないと、書類に記載する自己PRが上手くまとまらなかったり、面接で具体的な回答ができなかったりする恐れがあるので、正しいやり方を知って対策する必要があります。自分史を書き、過去の経験や出来事に対して背景や理由まで深掘りし、自己分析を進めましょう。自己分析にはゴールや正解はなく、あくまでも目標を具体化する手段の一つであると心得ておくことも重要です。

3.業界研究が不足している

業界研究が不足していると、納得のいく就活が叶えられません。深く業界のことを知らずになんとなく就職をしても、入社後にミスマッチを起こす可能性があります。

就活では、どの企業へ応募するかを検討する前に必ず業界研究が必要です。そもそも世の中にはどんな業界があるのか、自分の強みが活かせる業界はどれかなどを知るために業界研究を行います。

イメージだけで業界を選んだり、反対に候補から外したりすると、自分に合った企業探しができずミスマッチに繋がりかねません。

4.企業研究ができていない

応募したい企業のことを研究できていないのも、就活に失敗する要因の一つです。イメージだけで企業を選ぶと、入社後のミスマッチにつながります。

応募したい企業が見つかったら、必ず企業研究を行いましょう。企業の事業内容や強み、社風、評価制度、業績など、あらゆる情報を調べて分析してみてください。

大企業だから、名の知れた企業だから、若い社員が多そうだからなど、なんとなくのイメージだけで企業を選ぶのは危険です。「思っていた仕事内容に従事できない」「社風が合わない」「業績が悪化傾向にあることが分かった」など、入社後のミスマッチを招きかねません。

同じ職種を扱う企業でも、業務内容や社風、方針などは違うので、応募する企業ごとに研究を行いましょう。

5.大手企業や有名企業ばかりエントリーしている

大手企業や有名企業だけ狙う就活生も、失敗しやすいので気をつけてください。知名度があるぶん倍率も高く、内定を獲得するのは大変です。

誰でも知っている企業ほど、目につきやすいので志望者は増えます。優秀な人材も集まりやすく、選考を勝ち抜くのは大変です。
また、大手企業や有名企業にばかりエントリーしている人は、会社規模や知名度だけを理由に志望する傾向にもあるので、入社後のミスマッチを引き起こしやすい点にも注意しましょう。

就活で失敗しないためには、視野を広げて企業探しをすることが大切です。中小企業やベンチャー企業なども含めて、幅広く企業選びを行いましょう。

6.就活のルールを調べていない

就活や選考時のルールを守れていないと、評価が下がって就活に失敗しやすくなります。ほかの就活生がルールを守っているなか、ルールを守っていない就活生がいると目立つでしょう。

たとえば、面接では「ノックをしてから入室する」「面接官から席に座るように促されてから座る」など入退室のマナーがあります。また、書類選考では、「消えるボールペンは使わない」「修正ペンや修正テープを使わない」などがマナーです。

「就活のルールを守るのは当たり前」と考える採用担当者も多く、マナーを守っていることが前提になります。就活では指摘してもらう場面がないので、自分でルールを調べて対応する必要があるでしょう。

7.適性検査・Webテスト対策ができていない

適性検査やWebテストの対策を怠ることも、就活に失敗しやすい要因です。独特な出題形式が多いほか、難しい問題も多く出題されるため対策は必須でしょう。

適性検査やWebテストは、企業によって使用しているものが異なります。一般的にはSPIや玉手箱が有名ですが、ほかにもいくつかテストの種類が存在するため、幅広い対策が必要です。

適性検査やWebテストへの対策は、勉強が苦手な学生にとっては特に面倒に感じる項目といえます。しかし、面接や書類で良い評価を得ているのにテストで落ちてしまってはもったいないので、必ず対策しておきましょう。

適性検査やWebテストについては、「就活の適性検査とは?検査の種類や特徴、受ける際のポイントをご紹介!」の記事を参考にしてみてください。

8.書類選考対策をしていない

エントリーシートや履歴書への対策をしていないと、就活で失敗します。選考に通過しやすい書類には特徴があるので、対策せず適当に作っているだけではなかなか突破できません。採用担当者は毎日大量のエントリーシートを確認しているので、興味を引かれないものや雑に作られたものは読んですらもらえないでしょう。

履歴書とエントリーシートは、それぞれに押さえるべきポイントが異なるので、個別に対策が必要です。きちんと対策を行い、どんな内容や見た目にすれば採用担当者の印象に残りやすいかを把握しておきましょう。

エントリーシートの対策については、「エントリーシートとは?履歴書の違いや基本を押さえて選考を突破しよう」の記事を参考にしてみてください。
履歴書の対策については、「【新卒就活生向け】履歴書作成の準備・書き方・提出方法など基本事項を解説」の記事がおすすめです。

9.面接対策をしていない

面接対策を怠ると、選考に突破できず就活に失敗する要因になります。面接対策が不十分だと、スムーズに受け答えができないことはもちろん、具体的かつ的確な回答ができず選考に通過できません。

面接では、「ハキハキと話せること」「深掘りした質問にも対応できること」「話を適切に整理して伝えられること」など、求められる要素が複数あります。ハキハキ答えられるけど内容が浅かったり、回答内容は興味深いけど話の整理ができていなかったりなど、どれか一つでも欠けると悪い印象を持たれかねません。

就活の面接で聞かれる内容はある程度予測できるので、きちんと対策をすれば適切に回答できるでしょう。また、模擬面接を重ねることで、面接官と話すことに強い緊張をおぼえる人も、ある程度スムーズに受け答えができるようになります。

10.選考の振り返りをしていない

選考の振り返りをする習慣がないことも、就活でなかなか成功できない人の特徴として挙げられます。通過したかどうかに関わらず選考の振り返りをしないと、反省点を見つけて次に活かすことができません。

面接で落ちた場合は、どんなやり取りがあり、どんな回答をして落ちたと予測できるか、どのように回答するのが適切だったのかなどを振り返ります。「緊張から落ち着きのない態度をとってしまった」「質問された内容に対し慌ててしまい的はずれな回答をしてしまった」など、反省点が見つかれば、次はどのようにすべきかが見えてくるでしょう。

反対に、面接に通過した場合は、面接官は自分のどの発言に対して好感を持っているように見えたか、どんなところを褒めてもらったかを振り返り、次でも忘れず実行するなど対策が取れます。

次の選考で失敗しないために、選考ごとに振り返りを行う習慣を身につけましょう。

11.休む時間を作っていない

休憩する時間やリフレッシュする時間も、就活には必要です。心身共に万全ではない状態で就活を続けてもパフォーマンスは発揮できません。

たとえば、気分が落ち込んでいる状態で面接に参加しても、自信がなさそうに見えて評価されません。また、就活で疲れた結果体調を崩し、選考に参加できない可能性も出てきます。

就活は長期間継続するため、メリハリをつけて体調管理を行うことも大切です。休む時間を作り、休むときは就活から離れてしっかりと休むようにしましょう。

12.不安や悩みを抱えたまま就活をしている

不安や悩みをそのままにしている人も、就活で失敗しやすいといえます。気分が落ち込んだり、不安なまま行動したりしていても、思うように実力が発揮できません。

悩みや不安がある場合は、すぐに解消することが大切です。不安を抱えたまま就活をしていると、たとえ内定をもらっても「このままで良いのだろうか」と不安になってしまいます。

「悩みを抱えるせいで選考でアピールできない」「就活結果に納得できない」などが発生し、就活に失敗しやすくなるので気をつけましょう。

13.就職活動のゴールは内定だと思っている

内定獲得をゴールだと考えている人は、就活に失敗しやすいので注意が必要です。入社後のことを考慮せず、内定を獲得するためだけに動いてしまうため、仮に入社できたとしても長続きせず理想のキャリアプランを描けません。

内定を獲得したとしても、自分に合わない会社だと入社後すぐ離職することに繋がります。入社してからが本番なので、一定期間継続して働けるかどうか、目標や夢を実現できそうかが重要です。

内定獲得だけを考えていると、入社できればどこでも良いと考えてしまう傾向にあるため気をつけましょう。
就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事では、就活の悩みと対処法を紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。

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就職活動に失敗したときの逆転方法

就職活動に失敗したと感じても、そこから逆転する方法はいくつかあります。今からでも挽回できるので、もう手遅れだと諦めず前向きに取り組みましょう。

就活から完全に離れて心を休める

就活に失敗したときには、一度完全に離れて心を休めるのがおすすめです。

長期間にわたる就職活動は、想像以上に精神的・体力的に消耗します。十分な休息を取ることでモチベーションを回復させ、次の逆転に向けた活動を高い集中力と意欲で再開できるでしょう。

たとえば、スポーツや旅行など、心からリラックスできる活動に時間を使い、就活の失敗体験から意識を遠ざけることが大切です。

就職活動で失敗した原因を振り返る

まずは、これまでの就職活動を振り返り、なぜ失敗したのかの原因を探ってみましょう。原因が分かれば、どう挽回すべきかが見えてきます。

たとえば、大学4年生の秋を過ぎても内定が一つもなく失敗したと感じている場合は、なぜ内定獲得に至らないのかを考えてみてください。どの選考で落ちたか、なぜその段階で落ちたのかを企業ごとに振り返り、深掘りして反省点を見つけましょう。

そもそもその企業のことをよく知らないまま応募していた、志望理由をどの企業も同じ内容にしていた、面接でありきたりな回答しかしていなかったなど、いろいろな問題が見えてくるはずです。見えてきた課題に対し、どんな対策を取るべきか考えて次に活かしてみてください。

自己分析をもう一度行う

就活で失敗したら、自己分析を再度行ってみてください。自己分析を徹底的にやり直すことで、自分の希望や目標が明確化し、何をすべきかが見えてきます。

自己分析が甘いと、自分がやりたいことや望むもの、描きたいキャリアプランなどを把握できないので、就活は失敗に終わりがちです。
また、就活の経験を通して考え方や希望が変わっている場合もあります。失敗経験を経て自己分析をし直すことで、新たに自分が目指すべき別の道が見えることもあるでしょう。

自己分析で苦戦している人には、「自己分析のやり方がわからない就活生へ|強みを見つけるための方法を解説!」の記事がおすすめです。

志望業界や職種の視野を広げる

内定が獲得できなかったり、自分の希望に合った企業と出会えなかったりする場合は、志望する業界や職種の幅を広げてみることも重要です。有名企業や大手企業、自分の知っている企業にだけ応募していても、満足のいく内定獲得にはなかなかつながりません。

広い視野を持って自己分析や業界研究をやり直すことで、今まで見えていなかった企業が見つかり、思いがけず自分とマッチする可能性もあります。重要なのは、企業の大きさや知名度ではなく自分に合うかどうかなので、視野を広げていろいろな企業に目を向けてみましょう

就活イベントに参加する

改めて様々な就活イベントに参加してみることで、挽回のチャンスが得られる可能性があります。新しい情報が手に入ったり、よい人脈が形成できたりと、就職に繋がるあらゆる機会が得られるでしょう。

まだ内定が獲得できていない人は、合同説明会に参加してみてください。自分が見つけられていなかった新しい企業と出会えるほか、志望する業界や職種の視野を広げるチャンスにもなります。

自分がどうしたいのか分からない、面接がどうしても上手くいかないなど特定の悩みがあるなら、就活に対してアドバイスがもらえるイベントに参加するのもおすすめです。プロや経験者からアドバイスをもらって就活に活かせれば、自信を持って活動できることにつながります。

内定をもらいやすい業界を狙う

内定をもらいやすい業界にエントリーし、まずは一つ内定を獲得して自信をつける方法もあります。内定が一つあれば、内定ゼロで卒業することはなく、気持ちに余裕が生まれるでしょう。

たとえば、次のような業界は内定がもらいやすいといわれています。

・人材業界
・不動産業界
・運送業界
・建設業界
・小売業界
・飲食業界
・介護業界
・IT業界
・アパレル業界

ただし、内定をもらいやすいといっても、対策なしで選考に通るわけではありません。どの業界や企業を狙う場合でも、企業研究や選考への対策は必要なので覚えておきましょう。

スキルや資格を取得する

選考を有利に進めるために、スキルや資格を取得するのもおすすめです。ほかの就活生と差別化できることはもちろん、自分の自信にもつながります。

たとえば、英語を使う業務や海外支社のある企業を受ける際に、TOEICや英検があれば武器になるでしょう。資格取得の過程を、自己PRや学生時代に頑張ったこととしてアピールすることもできます。

就活に有利な資格については「就職に有利な資格11選!取得するときの注意点も解説」の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

就活エージェントに相談する

就職活動の失敗から挽回したいものの、1人ではどうすればよいか分からない人は、就活エージェントへの相談がおすすめです。就活エージェントへ相談すれば、適切なアドバイスをもらいながら自信を持って就活に挑めます。

就活エージェントを利用すると、自己分析や書類作成、模擬面接などの具体的な対策はもちろん、不安や疑問に対する相談にも乗ってもらえます。個人に合わせたサポートを提供してもらえるので、自分の弱みにピンポイントで対策が可能です。

キャリアチケットでも、就活生向けのアドバイスを実施しています。失敗した状態から逆転したいと思う就活生は、ぜひ相談してください

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就職失敗を逆転するためのキャリアアドバイザーからのアドバイス

第一志望に落ちてしまった場合、選考フェーズごとにとるべき対策が異なります。よくある選考落ちの原因と対策を以下にまとめました。

書類選考で落ちる場合 ・倍率の高い企業だと、企業とのマッチ度に関わらず落ちてしまう可能性がある
・第一志望の企業と同じ職種や業界で、広く選択肢をもってエントリーをする
適性検査や1次面接で落ちる場合 ・企業の仕事内容とあなたの強みがマッチしていない可能性が高い
・企業、業界研究を行い、自分の強みをその仕事で発揮できるのかを見直してみる
2次面接以降で落ちる場合 ・自分の将来像や価値観がその企業にマッチしていない場合が多い
・入社後に本当に企業でどのように活躍したいかを考えたうえで志望動機を考える
最終面接で落ちる場合 ・最終まで進めたということは、同じ業界・職種に再チャレンジする余地はある
・早めに次の企業を見つけ、入念な対策をして選考に挑む

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就職活動に失敗しないために心掛けたいこと

就職活動に失敗しかかっている人のために、心掛けたいことを解説します。また、逆転を目指している人は、同じような失敗を繰り返さないよう、これから確認する心構えを意識して就職活動を再開しましょう。

自分の理想を見つめ直す

まずは、自分の希望をノートなどに書き出して見つめ直してみましょう。自分が将来どうなりたいか、どんなキャリアプランを描きたいかなど希望を整理し直すことで、今何をすべきかが見えてきます。

頭の中で考えているだけでは整理できないので、気持ちを文字にして整理してみましょう。希望を叶えるために、自分が今悩んでいることや課題に感じていること、壁になっていることが可視化できれば、やるべき対策も考えやすくなります。

すでに失敗を経験している場合は、失敗を経て何を学んだのか、これからどうなりたいのかを考えると、前向きに活動できるでしょう。

周りと比較しない

就職活動は、周りと比較せず自分のペースで行うことが重要です。就職活動は、他人と比べて良いか悪いかではなく、自分が納得する企業に入社するために行うもの。

周りの就活生と比べても、焦って余計に落ち込んでしまうだけです。同級生と会ってもなるべく就活の話はしないようにしたり、SNSを見ないようにしたりするなど、他人が気にならないように心掛けて生活しましょう。

一人で就職活動を進めない

失敗してしまいそうなときこそ、一人で就職活動をすることは避けましょう。信頼できる家族や友人、先輩などに相談することはもちろん、大学のキャリアセンターや就職エージェントへの相談も検討してください。

自分一人だと客観的な判断がしにくく、自分を追い詰めてしまう原因にもなります。効率的に就職活動を進めるには、周りのサポートは必須だと覚えておきましょう。

就職活動を完全にやめない

就職活動で失敗したと感じても、完全にやめてしまうのは避けましょう。一度完全にやめてしまうと再び動き出すことが難しくなり、残りの大学生活や卒業後の生活を無駄に過ごしてしまう可能性があります。

就職以外にやりたいことを見つけた場合は別ですが、一時的な落ち込みからやめてしまいたいと考え、むやみに活動を終わらせるのは避けるのが無難です。

休むときは期間を決め、また動き出すことを前提にリフレッシュにあてるようにしましょう。自分の好きなことをしたり、自然のなかへ出かけたりして、心も体もストレスから解放させることが重要です。

就職活動によるストレス解消の方法については、「就活のストレスを解消するには?原因と対処法を解説」の記事も参考にしてみてください。

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就職活動の失敗から逆転勝利を目指したいあなたへ

「就活で失敗してしまったけど、逆転の仕方が分からない」「プロからの専門的なアドバイスが欲しい」と思っている就活生もいるのではないでしょうか。そんなあなたには、キャリアチケットがおすすめです。

就職エージェントのキャリアチケットでは、専任アドバイザーによる自己PR添削、面接対策など、一人ひとりの悩みに合わせた丁寧なサポートを実施しています。就活に失敗して、どのように動くか分からない就活生も安心して相談してみてください。

就活では1人で悩まず、プロのサポートを受けることが重要です。悩みや不安を解消して、キャリアチケットのアドバイザーと一緒に就活逆転を目指しましょう。

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就職の失敗から逆転したい方によくある質問

ここでは、就職で失敗した方が逆転したいときに参考になる質問と回答をまとめました。ぜひご覧ください。

Q.フリーターをしながら就職浪人をしています…人生終わり?

A.まったく人生の終わりではありません。むしろ、フリーター経験は就職に向けての武器となるでしょう。

単に就活を休んでいる「浪人」ではなく、「働きながらキャリアを模索し、スキルを磨いている期間」と捉え直すのがおすすめ。フリーターの経験を無駄にしないために、「なぜ正社員になりたいのか」を再度明確にし、働きながら資格取得や業界研究を進めることが重要です。

Q.就活から逃げた末路はどうなりますか?

A.就活から逃げ、行動しないまま時間だけが過ぎると、選択肢が狭くなるリスクはあります。

新卒は最も多くの企業に応募できる時期であり、それを逃すと、既卒枠や中途採用枠での競争になるでしょう。特に、ブランク期間が長くなると、企業から「なぜその間働いていなかったのか」と聞かれ、どう答えればいいか分からなくなることも。
まずは就職の失敗を「逃げ」ではなく「休息期間」と捉え直し、就職エージェントなどのプロに相談することから再スタートを切りましょう。

Q.新卒の会社がブラックで「ミスった!」と感じています…辞めても良い?

A.入社直後であっても、心身の健康を害するような環境であれば、辞めても問題ありません。

ただし、辞める前に次の行動計画を立てることが重要です。まずは退職する前に転職エージェントに登録し、状況を相談しましょう。
第二新卒の枠として新卒入社後数年以内の人材を積極採用する企業もあるので、不利になりすぎることはありません。勢いで辞めず、プロのサポートを得て計画的に逆転転職を目指しましょう。

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