インターンシップの意気込みはどう伝える?例文とあわせて5つのコツを解説

このページのまとめ

  • 選考を通過するために、インターンシップの意気込みが重要となる
  • インターンシップの意気込みは参加する目的もセットで伝えるのが大事
  • インターンシップの意気込みは面接やエントリーシートで聞かれる

インターンシップの意気込みはどう伝える?例文とあわせて5つのコツを解説のイメージ

「インターンシップの意気込みの伝え方は?」「インターンシップの意気込みの例文が知りたい」などと悩む就活生も多いでしょう。インターンの意気込みは参加意欲はもちろん、参加する目的もセットで伝えることが大切です。

この記事では、インターンシップの意気込みを伝えるコツや伝え方、例文を紹介します。最後まで読めば、インターンシップ選考で評価されやすい意気込みの伝え方が分かるでしょう。

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目 次

インターンへの意気込みが重要な理由

インターンへの意気込みが重要なのは、内容が評価されて選考通過や採用につながる可能性があるからです。ここでは、なぜ意気込みが重要かを解説します。

インターンシップの選考を通過するため

インターンへの意気込みが重要な理由は、インターンの選考を通過するためです。特に、人気企業のインターンは倍率が高く、やる気や参加意欲が伝わらなければ選考で落ちてしまいます。

同じくらいの能力を持っている就活生を比較する場合、企業は「インターンへの熱意があるか」「企業に入社したい意欲があるか」といった面を評価して選考を行うでしょう。インターンの選考を通過しないとそもそも参加できないため、意気込みでアピールすることは重要です。

インターンシップの概要については、「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」の記事をご一読ください。

採用につながる可能性があるため

インターンの意気込みが重要なのは、インターンが本選考での採用につながる場合もあるからです。

キャリアチケットの「2026年入社予定学生のサマーインターン参加意識に関する調査」によると、サマーインターンシップに期待していることとして、学生の30.4%が「採用に直結すること」、25.3%が「本選考の優遇(早期案内・ES免除等)を期待できること」と回答しています。

サマーインターンシップに期待することのイメージ

このデータから、インターンに参加する学生の半分以上が、採用や選考でプラスになることを期待していることが分かります。

就活ではインターンの参加は必須ではないので、参加する時点で意欲があるといえます。そのなかで、採用担当者が評価したくなるような強い気持ちをアピールできれば、さらに評価は高まるでしょう。

新卒採用では実績やスキルよりもポテンシャルが重視され、意気込みのような熱意や人柄の部分も選考に大きく影響を与えます。インターンへの参加はもちろん、企業に入社したい思いが伝わる意気込みが大事になるでしょう。

インターンシップがどのように内定につながるかについては、「​​インターンシップは内定に直結する?参加経験を活かす7つのポイントを解説」の記事で解説しているので参考にしてください。

参照元
キャリアチケット
2026年入社予定学生のサマーインターン参加意識に関する調査

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企業がインターン選考で意気込みを確認する4つの理由

ここでは、企業側の視点から、インターンシップにおける意気込みを確認する理由を解説します。

1.学生の意欲を知りたいから

企業がインターンシップに対する意気込みを確認するのは、学生の意欲を知りたいからです。採用活動において、企業はコストをかけてインターンシップを実施しています。そのため、意欲がある学生に参加してもらいたいと考えるのが一般的です。

実際に、インターンシップの選考において、意欲や志望度を判断基準の一つとしている企業は少なくありません。学生の意欲を見極めたいとの思いが、インターンシップの選考で意気込みを確認する理由の一つといえます。

2.ミスマッチを防ぎたいから

企業がインターンシップに対する学生の意気込みを確認するのは、ミスマッチを防ぐ狙いもあります。自社のインターンシップを通じて参加者が目的を実現できるかどうかを企業が判断するには、「どのような思いで参加を決めたか」を知ることが不可欠です。

企業は、インターンシップにおけるミスマッチをできるだけ避け、採用活動を効果的に進めたいと考えています。ミスマッチを防ぐためにも、自分の気持ちを偽って意気込みを伝えるのはやめましょう。

企業とのミスマッチを防ぐためには、さまざまな企業や業界の情報を得ることが大切です。情報収集を行う手段として、各種就活イベントに参加するのがおすすめ。就活イベントについて詳しくは、「就活イベントのメリット・デメリットとは?参加前に知っておくべきこと」の記事をご覧ください。

3.学生の成長に貢献したいから

学生の成長に貢献したいという考えから、インターンシップの意気込みを確認する企業もあるでしょう。学生の意気込みからどのような内容を学びたいかを知り、成長につなげられる内容にしようとしています。

たとえば、業務を通して成長したいと考える就活生が多ければ、実際の業務を体験できるプログラムにしようと動くでしょう。また、具体的に学びたい内容に合わせて、体験できる業務内容を変えることもできます。

企業がインターンシップを行う背景には、就活生に学びの機会を与え、成長して欲しいという思いもあります。意気込みの内容から、どのような学びを得たいかを知り、プログラムに反映しようとしているのです。

インターンシップの選考プロセスについては、「インターン選考とは?基本的な情報や突破に向けて対策を解説!」も参考にしてみてください。

4.採用活動に活かしたいから

企業は、今後の採用活動に活かすためにインターンシップの意気込みを確認している場合もあります。意気込みの内容を把握し反映することで、就活生の希望に沿った採用活動を展開できるからです。

たとえば、インターンで学びたいことを聞くと、今後のインターンのプログラムを考えるのに役立ちます。また、企業に何を求めているかを聞けば、就活生に企業の魅力を伝える際に活かせるでしょう。

企業側からすると、インターンの意気込みは就活生の意見を聞ける貴重な機会です。意気込みを聞くことで、今後の採用活動に活かしたいという考えもあるといえます。

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インターンの選考で意気込みを聞かれる場面

インターンシップの意気込みを聞かれるのは、書類選考と面接です。効果的に意欲を伝えるためにも、場面に合わせて意気込みの伝え方に工夫が必要です。それぞれの場面ごとに回答のポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

ES(エントリーシート)

インターンシップに対する意気込みをエントリーシートに書くときは、伝わりやすい文章を意識する必要があります。文章が読みにくいと、肝心な内容が伝わらなかったり、採用担当者にコミュニケーション能力が低いと判断されたりする可能性があるでしょう。

また、エントリーシートを書くときは誤字・脱字にも注意が必要です。ミスがあると単に評価が下がるだけでなく、確認せずに提出していると思われてマイナスイメージにつながることがあります。

なお、文字数が決められている場合は、指定の文字数を超えないように書きましょう。指定の文字数に対して書いてある文章量が少な過ぎても、参加の意気込みが伝わりにくくなるため、8割を目安に書くのがおすすめです。

選考を突破するためのエントリーシートの書き方は、「エントリーシートとは?履歴書の違いや基本を押さえて選考を突破しよう」で解説しています。

意気込みを話す様子を撮影した動画が求められることも

最近では、動画による選考を行う企業も増えています。自己PRや意気込みなど、指定された内容を話す様子を撮影した動画を求められることがあるでしょう。

動画による選考は、企業が効率化を図れるだけでなく、応募者の人柄や雰囲気、話し方など、書類だけでは分からない部分を見極めたいという目的もあります。明るくハキハキと話すことはもちろん、清潔感のある服装や髪型などの身だしなみにも気をつけましょう。

どのように動画を作成すれば良いのか分からないという方は、就活における自己PR動画の作り方を解説している「自己PR動画の作り方5ステップ!撮影のコツや時間別の例文も紹介」の記事を参考にしてみてください。

面接

面接でインターンシップに対する意気込みを伝えるときは、要点を明確にして話すのがポイントです。目安として1分前後で伝えられると、面接官も話の内容を理解しやすいでしょう。

また、面接で話すときには、声量や話すスピードにも注意が必要です。自信を持ってハキハキと話すことで、よりインターンシップに対する意欲が伝わりやすくなります。意気込みを伝えようと気持ちが先走って早口にならないように、面接練習をしておくと落ちついて本番に臨めるでしょう。

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インターンの意気込みで伝える3つの内容

ここでは、インターンシップに対する意気込みを伝えるときに、盛り込むべき3つの内容を解説します。より具体性を持って意気込みをアピールするために、ぜひ参考にしてみてください。

1.インターンに参加する目的

インターンシップに対する意気込みを伝えるときは、必ず参加目的を盛り込みましょう。なぜなら、参加における明確な目的が伝わるほど、インターンシップに対する意欲が高いと評価してもらえる可能性があるからです。

企業はインターンシップの実施にあたって、目的がなく参加する学生よりも、自ら目的意識を持って成長できる学生に参加して欲しいと考えています。

具体的には、「業務内容を詳しく知りたい」「すでに活躍している社員の方と一緒に働いてスキルアップしたい」といった内容で問題ありません。インターンシップの選考では、参加する明確な目的がある点をしっかりとアピールすることが大切です。

インターンシップに参加する目的や目標を決めるコツは、「インターンシップの目標は何がいい?決め方や例文を解説」の記事をご覧ください。

2.インターンの参加を決めた理由

企業に意気込みをアピールするためには、インターンシップへの参加を決めた理由も伝えると効果的です。応募に至った具体的なエピソードがあれば、より採用担当者の印象に残りやすいでしょう。

たとえば、「プログラムの△△の内容に興味を持ったから」「企業の商品やサービスを△△年にわたって愛用しているから」など、きっかけはどのようなものでも構いません。

大切なのは、ありきたりな理由を並べるのではなく、自分なりのポイントを伝えることです。具体的なエピソードとともに「なぜ参加を決めたのか」を伝え、インターンシップに対する意気込みをアピールしましょう。

3.インターンの経験をどのように活かすか

インターンシップで学んだことを就活にどのように活かすかも伝えると、より意気込みが伝わりやすくなります。先を見据えて行動できていると伝われば、意気込みだけでなく、計画性や行動力、目標を達成する力などの評価にもつながるでしょう。

たとえば、「入社後に即戦力として活躍できるように、現在の課題を見つけたい」「学生のうちに必要な知識を身につけておきたい」と伝えるのも一つの方法です。

企業にとっても、自社のインターンシップの参加者が少しでも多くの学びを得られると、「開催してよかった」と開催する意義を見出せるでしょう。

インターンシップの選考に通過するためには、今後の就活にどう活かすかまでを上手く盛り込み、意欲の高さをアピールするのがポイントです。

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インターンの意気込みを伝えるためにやっておきたい準備

インターンの意気込みを伝えるためには、自己分析や企業研究などの準備を行うことが大切です。ここでは、インターンの意気込み作成に向けてやっておきたい準備を解説するので参考にしてください。

1.業界研究・企業研究

インターンの意気込みを考えるために、参加したいインターンの業界研究や企業研究を行っておきましょう。どのような企業なのか深く知ることで、意気込みをより考えやすくなります。

たとえば、業界研究を行うとどのような業界なのかイメージが湧き、学びたいことが明確になるでしょう。また、企業研究を行うことで、ほかの企業のインターンではなく、なぜ志望企業のインターンを選んだのかが明確になるはずです。

業界研究の実施方法については、「業界研究のやり方は?効率的に進めるコツや行う目的を解説」の記事、企業研究の実施方法は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考にしてください。

2.自己分析

自己分析を行い、「なぜインターンに参加しようと思ったのか」を整理しておきましょう。自分の考えや気持ちを整理しておくことで、インターンに向けての意気込みを明確にできます。

インターンに参加する就活生それぞれに目的や学びたいこと、実現したいことがあります。自己分析を行うことにより、漠然とした考えではなく、企業にも伝えられる明確な思いになるでしょう。

インターンの意気込みで評価されるためには、ほかの就活生と差別化できるような内容が欠かせません。自己分析で自分の考えを整理し、自分なりの思いを伝えられるように準備しましょう。

自己分析の具体的な方法を知りたい就活生は、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事をご覧ください。

3.インターンに参加する目的の整理

インターンの意気込みを考えるために、「なぜインターンに参加するのか」の目的を整理しておきましょう。参加したい思いをアピールするだけでは、面接官に納得してもらいにくいからです。

たとえば、「仕事内容が自分に合っているのか確かめたい」「自分の能力が実務でどこまで通用するか確かめたい」のような目的が考えられるでしょう。目的が明確だからこそ、面接官も「この就活生は目的に沿って頑張れそうだ」と評価できます。

意気込みとはいえ、「頑張りたい」「参加したい」のような感情論だけでは、面接官も評価が難しいでしょう。なぜ参加したいのか目的を明確にしておくことも、意気込みを考える際には大切です。

4.OB・OG訪問

企業理解を深めるために、OB・OG訪問を実施してみましょう。企業のWebサイトでは分からない内容を知れたり、実際に働く方の感想を聞けたりします。

OBやOGに話を聞くことで、インターン参加へのモチベーションも上がるでしょう。意気込み内に「OBの△△さまに話を聞き、参加したいと思った」のようにアピールすると、OB訪問するほど意欲が高いのだと伝わります。

OB・OG訪問をする場合は、サークルや学部の先輩に相談するとよいでしょう。もし、OBOGの知り合いがいない場合は、大学のキャリアセンターで紹介してもらえる場合もあるので相談してみてください。

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インターンに対する意気込みを上手く伝えるコツ5選

ここでは、インターンシップに参加する意気込みを上手く伝える5つのコツを解説します。インターンシップの選考では、志望動機とは別に意気込みを聞かれる場合もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.インターンの内容に関する理解を示す

インターンシップに対する意気込みを伝えるときは、プログラムの内容に対する理解を示しましょう。インターンシップの内容に魅力を感じている旨を伝えることで、参加に対する意欲を与えられます。

たとえば、「貴社の独自サービスに最も深く関わる△△の業務に興味があり、今回のインターンシップではその分野の業務を体験できると知ったので、ぜひ参加したいと考えました」などと伝えましょう。

インターンシップの内容のなかでも、特に魅力的だと感じた部分を細かく伝えられると、それだけ熱量の高さをアピールできます。

2.何を学びたいかを具体的に伝える

意気込みをアピールする際は、インターンシップを通じて学びたい内容を伝えることも大切です。何を学びたいかが明確であれば、インターンシップに参加する理由が伝わりやすくなります。

「顧客満足度が高い貴社ならではの接客技術を知りたい」のように、自分の目的と照らし合わせながら、応募先の企業の特徴に合わせた言葉選びをしましょう。そうすることで、採用担当者に志望度の高さを印象づけられます。

3.どのように成長したいかを伝える

何を学びたいかに加えて、どのように成長したいかも伝えると、より効果的に意気込みが伝わるでしょう。インターンシップへの参加は、あくまでも就活の一環であり、ゴールではありません。

そのため、インターンシップの経験をもとに、就活中あるいは入社後に至るまでに、自分がどのように成長していきたいのかをイメージしておくことがポイントです。

たとえば、「実際の仕事を体験して△△について理解を深めると同時に、自分に足りない知識とスキルを把握し、今後の自分の課題としていきたい」といった言い方ができるでしょう。この場合、応募先の企業に合わせて、より具体的な内容で書く必要があります。

参加目的だけを伝えない

インターンに参加する目的だけを伝え、意気込みを忘れてしまう就活生も多いので気をつけましょう。聞かれているのは意気込みであり、参加にあたってどのような思いがあるのかが見られています。

たとえば、「△△を学びたいと思い参加しました」だけでは、意気込みは伝わりません。学びたいことは分かりますが、参加への意欲は分からないでしょう。

意気込みを伝える場合は、「△△を学び、貴社の業務で貢献したいと思います」のように、自分がどうしたいかを伝えることが大切です。参加目的だけの文章にならないように、伝え方を意識してみてください。

インターンシップの意気込みを考える際は、「インターンシップで学びたいことの書き方は?志望理由別に例文も紹介!」の記事も参考にしてください。

4.仕事で活かせる長所をアピールする

インターンシップの選考において、自分の長所をどのように活かして貢献できるかを伝えるのもおすすめです。意気込みとあわせて、自分の長所もアピールできるでしょう。

「私の長所である協調性を活かし、△△の取り組みにおいて、ほかの関連部署のヒアリングも実施したい」など、インターンシップの内容に対して、活かせる強みがあれば積極的に伝えてください。

5.克服したい短所を伝える

インターンシップを通じて、自分の短所をどのように克服していきたいかを述べるのも、意気込みを伝える方法の一つです。自分の短所と向き合って改善しようとする姿勢が、学生の成長に貢献したいといった企業の思いとマッチします。

短所を書く際は、「チームにおけるコミュニケーションでは慎重になりがちなので、自ら積極的に質問していく」など、克服する方法も書きましょう。単に短所を紹介するだけにならないように、注意が必要です。

就活において短所を上手く伝える方法については、「短所一覧70選!効果的に伝える方法と長所への言い換えを例文付きで解説」で詳しく解説しています。

6.難しい言葉を使わず簡潔にまとめる

インターンの意気込みを伝える際は、難しい言葉を使わないことや、分かりやすく簡潔にまとめることも意識しましょう。

専門用語やあまり聞かない言葉を使うと、内容が伝わりにくくなります。また、文章が長過ぎると読みづらいだけでなく、伝えたい内容が何なのか分かりづらくなるでしょう。

意気込みを伝える際は「小学生でも理解出来る言葉」を使うことを意識し、「参加する目的」「参加理由」「経験をどう活かすか」の順番で伝えることで、自分が何を伝えたいのか明確にできます。

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インターンに対する意気込みを効果的に伝える例文

インターンの選考で意気込みを聞かれた場合に備えて、いつでも答えられるように準備しておきましょう。また、面接だけではなく、インターンのエントリーシートで意気込みを聞かれる場合もあります。

ここでは、インターンの意気込み例文を紹介するので参考にしてください。

一言で意気込みを伝える例文

・「現場のリアルを肌で感じ、深く学びたいと考えております」
・「私の(〇〇力)を活かし、チームに貢献できるよう努めます」
・「自身の課題を明確にし、今後の成長につなげます」

一言で意気込みを伝える際は、熱意と具体的な目的意識を簡潔に表現することが重要です。

まず、「何をしたいか」「どうなりたいか」という結論(参加目的)を伝えましょう。単に「頑張ります」だけでなく、上記の例文のように、積極的な姿勢を示す言葉を選ぶことが大切です。受け身ではなく、自ら行動する意志をアピールしましょう。

100字程度で意気込みを伝える例文

・「△△をきっかけに××業界に興味を持ちました。業界のトップランナーである貴社の○○部門で、現場の知識と業務の流れを習得したいです。主体的に行動し、社員の方々から多くのことを吸収できるよう全力で取り組みます」
・「大学で培った○○のスキルを活かせると思い、応募しました。私の強みである論理的思考力を活用し、チームの課題解決に貢献したいです。実務を通して仕事の理解を深め、更なる成長に繋げる所存です」
・「業界トップの貴社の環境で、リアルな仕事の厳しさとやりがいを肌で感じたいです。今回の経験が今後のキャリア形成に活かせると思い、志望いたしました」

100字という限られた文字数では、「何をしたいか」という結論と熱意を明確にすることを優先しましょう。まず、参加目的を文頭に置き、「○○を学びたい」「○○に貢献したい」などの具体的な目標を示します。

また、文章に含められる情報が少ない分、企業への関心の高さ(志望度)を示す工夫も重要です。可能であれば、インターンの具体的なプログラムや企業の特徴に少し触れ、この経験を今後のキャリアに繋げるという意欲を言葉の端々で伝えてみてください。

200字程度で意気込みを伝える例文

貴社の「イノベーションを通じた社会課題解決」という理念に強く共感し、今回のインターンを志望しました。大学で培ったデータ分析スキルを活かし、チームの課題解決に貢献したいと考えています。

実際の事業に触れることで、専門知識と実務を結びつけ、将来貴社で活躍できる人材となるための課題を明確にします。短期間ですが、すべてを吸収できるよう全力で取り組みます。

200字程度で意気込みを伝える場合は、意欲や目的、貢献意識をバランス良く盛り込めます。

まず、インターンを通して何を成し遂げたいのかを伝えましょう。「○○スキルを習得したい」「○○に貢献したい」といった具体的な目標を示すと効果的です。

自身の強みを「どのように活かしてチームに貢献したいか」という形で結びつけ、主体的に参加する姿勢を強調します。最後に、この経験を今後のキャリアに繋げるという前向きな決意で締めくくりましょう。

400字程度で意気込みを伝える例文

私が貴社のインターンシップを志望したのは、「お客さま一人ひとりを大切に、アフターフォローまで徹底する」姿勢に魅力を感じたからです。

私は、将来、女性の幸せを創出する化粧品を提供したいと考えています。それは、私が高校生のころ、化粧を通して表情が生き生きと変化する喜びを知ったのがきっかけです。

化粧品を取り扱う企業が数多くあるなかで、私が特に大切にしたいのが、お客さまとのコミュニケーションです。そのため、「顧客と長期的なコミュニケーションを図ることで、一人ひとりの顧客と丁寧に向き合い、満足度を高める」という貴社の方針は自分の目指すものに近いと感じました。

ぜひ、今回のインターンシップを通じて、業界知識やビジネスマナー、貴社ならではの接客技術などを学びたいと考えています。インターンシップに参加後は学びを活かし、お客さまのニーズに寄り添った販売員を目指していきます。

400字程度で意気込みを伝える場合は、意欲だけでなく、志望動機の背景まで詳しく盛り込み、熱意と具体性を高めることが重要です。

目標や価値観が形成された具体的な過去のエピソードや、インターンでの学びを「将来のキャリアにどう活かすか」まで言及することで、説得力とあなたの人間性をアピールできるでしょう。

インターンシップの選考ではエントリーシートを提出する場合もあります。「エントリーシートのマナーとは?正しい書き方や郵送のポイントを徹底解説」の記事を参考に、描き方や郵送のマナーを確認してみてください。

メールで意気込みを伝える例文

△△株式会社 人事部
インターンシップご担当者様

お世話になります。○○大学経済学部経済学科の山田太郎と申します。

この度は、貴社の夏季インターンシップに参加させていただきたく、連絡いたしました。

貴社の「地方創生を目的としたアプリ開発事業」に強く惹かれており、今回のインターンシップを通して、座学では得られない新規事業立ち上げにおけるマーケティング戦略を肌で感じ、深く習得したいと考えております。

全ての業務に積極的に取り組み、少しでも貴社に貢献できるよう尽力いたします。社員の皆様から多くのことを学び、今後のキャリアに繋げる所存です。

インターンシップへの参加のご検討を、どうぞよろしくお願いいたします。

山田 太郎(やまだ たろう)
△△大学 経済学部 経済学科 3年
電話番号:090-xxxx-xxxx
メールアドレス:xxxx@xxxx.com

メールで意気込みを伝える際は、ビジネスマナーの徹底と簡潔な熱意の表明が重要です。意気込みは、「具体的な参加目的」と「主体的に学ぶ姿勢」を簡潔にまとめてください。

また、企業への敬意を示すため、メールを送る時間帯や誤字脱字には注意を払いましょう。企業の営業時間外に送信するのは避け、誤りがないか送信前に必ず確認し、丁寧な言葉遣いを心がけてください。

自分のスキルが通用するか確認したいときの例文

私はこれまで大学のゼミ活動において、Webサイトの設計のスキルを磨いて参りました。

インターンシップへの参加を希望する目的は、このスキルが、貴社のようなプロフェッショナルな現場で通用するのか、実務レベルとの間にどのようなギャップがあるのかを客観的に把握することです。

貴社の○○開発プロジェクトに、学生の立場でどれだけ貢献できるかを試すことで、自身の現在の力量を知りたいと考えております。

インターンシップで自分の強みと課題を明確にし、そこで得た学びやご指摘を、今後の残りの学生生活で取り組むべき成長課題として活かしていきたいと考えております。期間中は、積極的に行動し、自身の持てる力を最大限発揮いたしますので、よろしくお願いいたします。

「自分のスキルが通用するかを確認したい」という意気込みを伝える場合、その動機を「実務レベルとのギャップを認識し、今後の成長課題を明確にしたい」という前向きな姿勢に変換して伝えるのが効果的です。

単に「試したい」で終わらせず、「試すことで何を得て、それをどう活かすか」まで含めることで、成長意欲と貢献意欲を示せるでしょう。

業界理解を深めたいときの例文

私がこのインターンシップに参加する目的は、書籍やニュースでは見えない、現場で働く方々の肌感覚としての業界構造と課題を理解することです。

特に貴社は、○○業界において、独自の技術力で新市場を開拓されている点に魅力を感じており、なぜ貴社がそのポジションを確立できたのか、その背景にある「生きた戦略」を体感したいと考え、参加を志望いたしました。

この貴重な経験を通じて、事業の成長性とリスクを多角的に分析する視点を身につけ、今後の自分のキャリア選択の判断軸として活かしていきたいと考えております。

期間中は、積極的に社員の方々のお話を伺い、一つでも多くの学びを持ち帰れるよう努めますので、どうぞよろしくお願いいたします。

業界理解を深めたいという意気込みは、「座学では得られない生きた知識を学び、自身のキャリアの軸を明確にしたい」という主体的な姿勢に変えて伝えることが重要です。

単に「知りたい」で終わらせず、「なぜその業界を深く知る必要があるのか」と、「知ったことをどのように活かすのか」を具体的に示しましょう。

業務知識を学びたいときの例文

私が貴社のインターンシップへの参加を希望する目的は、大学の講義や書籍で学んだ理論が、実際の営業活動においてどのように展開・実行されているのか、実務的な業務知識を習得することです。

特に貴社の顧客に寄り添ったコンサルティング営業の手法に強く興味を持っており、その最前線で働く皆様から、ビジネスにおける「プロの視点」を学びたいと考え、参加を希望いたしました。

このインターンで得た具体的な業務知識と、社会人としてのスピード感を、今後の残りの学生生活で徹底的に磨き上げるための指針として活かしたいと考えております。そして将来的には、貴社の一員として、お客さまの課題解決に貢献できる即戦力の営業担当になることを目指します。

期間中は、積極的に行動し、貴社の業務に貢献できるよう尽力いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

業務知識を学びたいという意気込みは、「実務に触れることで、理論と実践のギャップを埋め、必要なスキルと心構えを習得したい」という能動的な姿勢に変えて伝えるのがおすすめです。

単に「教えてほしい」という受け身ではなく、「何を学ぶことで、将来企業にどう貢献できるか」という視点を盛り込むのも効果的でしょう。

仕事に必要なスキル・経験を身に付けたいときの例文

私がこのインターンシップへの参加を希望する目的は、将来、Webマーケターとして活躍するために不可欠な、実戦的なPDCAサイクルを回すスキルと、チームでの課題解決の経験を身に付けることです。

数あるなかで貴社のインターンシップへの参加を決めたのは、少人数チーム制で裁量権が大きい環境を通して、座学では得られない、仕事における質の高い経験値を短期間で獲得できると考えたためです。

このインターンで習得した「プロの仕事の進め方」と「成果にこだわる姿勢」を、今後の自己学習の指針として徹底的に活かし、将来的には貴社で事業成長に貢献できる即戦力として活躍するための土台を築きたいと考えております。期間中は常に目標意識を持ち、貪欲に学び、チームに貢献できるよう尽力いたします。

仕事に必要なスキルや経験を身に付けたいという意気込みは、「将来を見据えて、必要な能力を逆算し、主体的に習得したい」という自己成長への意欲を込めて伝えることが重要です。

単に「経験が欲しい」だけでなく、「具体的に何のスキルを、なぜその企業で身につけたいのか、それを将来どう活かすのか」という一連の流れを明確にしましょう。

大学での学びをブラッシュアップしたいときの例文

私がこのインターンシップに参加したいと考えたのは、大学のゼミで培ってきたマーケティング戦略の立案手法の知識を貴社の最前線の実務で試し、ブラッシュアップしたいからです。

特に、貴社の「○○」という商品のプロモーション戦略は、私の研究分野における理想的な実践例であると捉えており、理論と現場の知恵との間に存在するギャップを肌で感じたいと考え、貴社のインターンシップへの参加を希望しました。

このインターンシップで、プロの視点からフィードバックを受け、学術的な知識を実務レベルで通用するスキルへと昇華させたいと考えております。そして、そのブラッシュアップした能力を、卒業論文に活かすとともに、将来的には貴社に貢献できる確かな専門性として生かしたいと考えております。

大学での学びをブラッシュアップしたいという意気込みは、「理論を実務で検証し、現場の知恵や技術で完成度を高めたい」という意欲として伝えることで、受け身ではない主体的な姿勢をアピールできるでしょう。

自分の弱みを克服したいときの例文

私が貴社のインターンシップに参加したいと思ったのは、現在の自分の最大の課題であるマルチタスク能力を克服し、社会で通用するレベルに引き上げたいからです。

大学でのグループワークを通して、計画通りに進められずチームに迷惑をかけた経験から、この課題を深く認識しました。貴社のインターンシップでは、スピード感のある複数のプロジェクトへの参加が体験できると知り、自ら苦手分野の改善に挑戦したいと考え参加を希望しました。

このインターンで克服の糸口を掴み、社員の皆様からのフィードバックを通して得た教訓を、今後の学生生活での行動指針として活かしたいと考えております。そして、課題を乗り越えた成長意欲をもって、将来は、貴社の求める計画遂行能力の高い人材として貢献できるよう、全力で取り組みます。

自分の弱みを克服したいという意気込みは、「課題を認識し、貴社の環境で実践的な改善に挑戦したい」という自己改善意欲の強さとして伝えることが評価につながります。

単に「○○が苦手です」で終わらせず、具体的な課題とその克服方法、そして将来の貢献をセットで提示しましょう。

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インターンの意気込みを評価につなげたいあなたへ

インターンシップの選考において、企業は参加の意気込みを聞くことで、学生の熱意や志望度の高さを測っています。しかし、「インターンシップに参加する意気込みはあるけれど、どう伝えたら良いのかわからない」と悩んでいる就活生もいるでしょう。

インターンシップに対する意気込みを伝えるにあたって、「自分なりのエピソードが見つからない」「ありきたりな内容になってしまう」と悩んでいる場合は、就職エージェントへの相談もおすすめです。

就職エージェントのキャリアチケットでは、就活に悩む学生に対してあらゆるサポートを行っています。インターンシップに対する意気込みの伝え方はもちろん、エントリーシートの作成や面接対策、参加にあたってのアドバイスなど、一貫したサービスが特徴です。

インターンシップに対する意気込みの伝え方でお悩みの方は、ぜひ気軽にご相談ください。

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インターンの意気込みに関するよくある質問

最後に、インターンシップの意気込みに関するよくある質問とその回答をまとめました。インターンシップへの参加を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

Q.意気込みを伝える際の効果的な構成は?

A.効果的な構成は、結論(学びたいこと)→理由(その企業でなければならない理由)→貢献意欲(どう貢献するか)の流れが基本です。

まず、インターンで何を達成したいかという目標を述べます。次に、その目標を達成するのにその企業でなければならない理由や、自身の強みをどう活かせるかを具体的に補足します。

最後に、「積極的に貢献する」「全力で取り組む」といった主体的な決意で締めくくることで、意欲と目的意識が明確に伝わりやすくなるでしょう。

Q.意気込みと志望動機は内容が重複しても問題ない?

A.内容が重複することは問題ありません。むしろ、一貫性が生まれ、好印象につながる可能性もあるでしょう。

志望動機が「なぜその企業でインターンに参加したいのか」という参加理由であるのに対し、意気込みは「参加してどう行動し、何を達成したいか」という具体的な姿勢や目標に焦点を当てます。

志望動機で述べた企業への関心や理念への共感を背景とし、意気込みでは「インターンを通して学びを得て、将来貢献したい」という前向きな姿勢を伝えましょう。

Q.意気込みで「就活に役立てたい」と伝えても良い?

A.正直に伝えても問題ありませんが、表現に工夫が必要です。インターンは就職活動の一環であるため、正直に「就職活動に役立てたい」という動機を持つこと自体は問題ありません。

ただし、それだけでは受け身に聞こえるため、「就活に役立てるために、貴社での実務を通じて○○のスキルを習得し、自分の適性を明確にしたい」のように、主体的な行動と具体的な目標を結びつけて伝えることが重要です。前向きな姿勢を強調しましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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