就活がめんどくさいと感じる人へ!原因を分析して効率良く進める方法を解説

このページのまとめ

  • 就活がめんどくさいと思う理由はやるべきことが多く、進め方がわからないから
  • 就活がめんどくさいと感じたら就活の目的を見つめ直し、タスクに優先度をつけよう
  • めんどくさい就活を効率良く進めるには、就職エージェントを利用するのも手

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就活はやることが多かったり、落ちる可能性があったりすることから「めんどくさい」と感じる就活生もいるでしょう。就活がめんどくさいと感じるなら原因を特定し、効率的に進める方法を確認するのがおすすめです。

この記事では、就活をめんどくさいと感じる理由や効率的に進める方法を解説します。また、就活がめんどくさい状況から抜け出すポイントや状況が改善されないときの対処法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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目 次

就活がめんどくさいと感じる7つの理由

「就職活動をするのがめんどくさい」と感じてしまう学生は少なくありません。人によってめんどくさいと感じる理由は異なります。まず自分が何に対して「めんどくさい」と感じているのか、その理由を明確にすることが重要です。

ここでは、多くの就活生が抱える就活がめんどくさいと感じる主な7つの理由を解説するので、自分に当てはまるものがないか確認してみてください。

1.何から始めるかがわからない

就職活動が「めんどくさい」と感じるのは、何から手をつけるべきか不明確な点にあります。就活には、自己分析から業界研究、エントリーシート、面接対策など、多岐にわたるタスクが存在します。

準備を始めたばかりの学生にとって、タスクが多すぎることで「何を優先すべきか」「全体としてどれほどの時間が必要なのか」と混乱しがちです。また、全体像やゴールが見えにくいことも、同様にモチベーションを大きく低下させます。

作業の最終的な到達点や進捗が把握できないと、モチベーションの維持が難しくなり、「終わりの見えない作業」として「就活がめんどくさい」という感情につながりやすくなるでしょう。

2.履歴書・エントリーシートを何枚も書く必要がある

履歴書やエントリーシートを何枚も書く必要があることも、就活をめんどくさいと感じる理由の一つです。志望する企業の数だけ履歴書やエントリーシートを作成する必要があります。

エントリーシートなどは作成に時間がかかり、書き間違えると書き直しも必要です。また、企業ごとに内容を変える必要もあり、めんどくさいと感じて応募前に嫌になってしまう就活生もいるでしょう。

3.自己分析を行うのがめんどくさい

就活では自己分析を行うことが、めんどくさいと感じる就活生もいるでしょう。自分自身と深く向き合い、過去の経験や価値観、強み、弱みを掘り起こす作業は、精神的なエネルギーを多く消費します。

また、「自分は何がしたいのか」「自分の働く理由は何か」など明確な答えが出にくい問いに向き合うことに対し、苦手意識をもつ就活生は少なくありません。自己分析は、その後の企業選びや面接でのアピールにつながる重要なステップであるにも関わらず、すぐに結果が出ないため、途中で挫折し「めんどくさい」と感じてしまいがちです

自己分析の具体的な方法については、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事で紹介しているので参考にしてみてください。

4.企業説明会に行くのがめんどくさい

就活生のなかには、企業説明会に参加するのがめんどくさいと感じる人もいるようです。企業によっては、説明会に参加しないと面接などの選考を受けられないこともあります。

説明会は応募先企業のオフィスだけでなく、外部の貸会議室やイベントホールなどで開催されることも多く、参加するには会場まで出向かなければなりません。学業やアルバイトがあるなかで、会場まで出向いて時間を使う必要があるため、「めんどくさい」と感じることがあるでしょう。

5.選考や面接を受けても落ちる可能性がある

選考や面接を受けても落ちる可能性があると考えることで、就活するのが面倒に感じる場合もあるでしょう。どれだけエントリーシートや面接などの準備に時間をかけても、必ず内定を獲得できるわけではないためです。

企業によっては、最終面接までたどり着いたのに不合格になってしまうケースもあります。「ここまで頑張ってきたのに」と努力が否定されたような気持ちになり、精神的なショックから就活がめんどくさいと感じることもあるでしょう。

また、就活は内定数よりも落ちる企業数のほうが多い傾向にあり、10社20社の選考を受けてようやく内定までたどり着くのが現実です。「なかなか面接に受からない」と悩む就活生も少なくありません。

就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事では、就活によくある悩みとその対処法を解説しているのでチェックしていてください。

6.働く理由がはっきりしていない

働く理由がはっきりしていないと、就活がめんどくさくなりがちです。何のために就職し、どのようなキャリアを築きたいのかという働く理由が不明確なままだと、活動全体に目的意識がもてず、行動するモチベーションを維持することが難しくなるでしょう。

目的意識がないと、企業研究やES作成、面接対策といった一つひとつの就活タスクが、単なる「やらされ仕事」のように感じられます。「めんどくさい」と感じながら、惰性で活動を続けてしまうと自分と合わない企業に就職するリスクもあるでしょう。

7.「就活=めんどくさい」というイメージがある

就活を始める前から「就活はめんどくさいもの」というイメージをもっている就活生もいるでしょう。先輩や友人、SNSなどからの就活のネガティブな情報や就職活動の困難さが強調されたコンテンツに触れることで「就活はめんどくさいもの」というイメージをもつ傾向があります。

ネガティブなイメージが先行すると、「就活は大変で苦痛なものだ」という先入観をもってしまい、就職活動を始めること自体に強い抵抗を感じてしまうでしょう。

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就活をめんどくさいと感じて新卒入社を諦めるリスク

就職活動を「めんどくさい」と感じ、途中で「もう辞めたい」と考える新卒の学生は少なくありません。しかし、新卒入社を諦めると、ポテンシャルでの採用機会を失ったり、今後のキャリア選択に影響が出たりするリスクを伴います。「めんどくさい」といった一時的な感情で就活を辞めてしまうと、後悔する可能性があるので注意しましょう。

ポテンシャルで採用してもらえない

就活をめんどくさいと感じて新卒入社を諦めるリスクは、ポテンシャルで採用してもらえないことです。社会人経験がない新卒採用ではスキルや経験よりも、熱意やポテンシャルを重視して採用する傾向があります

しかし、新卒として就職活動を行えるのは基本的に一度だけ。新卒の時期を逃してしまうと、既卒や中途採用として扱われるのが基本です。中途採用枠では社会人経験が豊富な人材がライバルとなり、企業も即戦力となる具体的な職務経験や専門スキルを求める傾向があります。そのため、ポテンシャルだけで採用されることは難しくなるでしょう。

新卒で入社したい企業が見つからない方は、「就活でやりたいことがないのは普通?考え方や面接での伝え方を解説」の記事を参考にしてください。

今後のキャリアに影響する可能性がある

今後のキャリアに影響する可能性があるのも、就活をめんどくさいと感じて新卒入社を諦めるリスクの一つです。新卒で正社員として入社して得られる社会人としての基礎やビジネスマナーや専門的な知識は、そのあとの転職やキャリアアップに欠かせない土台となります。

たとえば、新卒で入社した企業でしっかり基礎を学ぶことで、数年後のキャリアチェンジにおいて評価される実績につながるでしょう。新卒での就職の機会を逃してしまうと、あとから希望する職種や企業への入社が難しくなったり、非正規雇用からスタートせざるを得なくなったりするケースも少なくありません。

したがって、将来の可能性を広げるためにも、新卒として正社員の職を得られる機会を貴重なメリットとして捉え、現在の就職活動に最善を尽くすことが重要です。

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就活がめんどくさい状況から抜け出す3つのポイント

就活に対するモチベーションを維持し、効率的に活動するためには、「就活の目的を見つめ直す」「就活の流れを確認する」「やるべきことに優先度をつける」の3つのポイントを意識することが大切です。

これらのポイントを押さえることで、就活を「めんどくさい」と感じてしまう状態から抜け出して、スムーズに就活を進められるでしょう。以下でそれぞれ解説するので、参考にしてみてください。

1.就活の目的を見つめ直す

就活がめんどくさい状況から抜け出すには、就活の目的を見つめ直すことが大切です。「就活がめんどくさい」と感じる原因の一つに、「何のために就活をしているのか」という目的を見失っていることが挙げられるでしょう。目的が不明確だと、一つ一つのタスクをこなすことに意味を見出せず、モチベーション低下につながりやすくなります。

まずは、「将来どんな働き方をしたいか」「どんな社会人になりたいか」など、自分自身の将来像を具体的にイメージすることから始めてみましょう。目的が定まれば、めんどくさいと感じていた就活のプロセスが、将来のために必要なステップに変わって意欲が高まるでしょう

やりたいことの見つけ方は、「『自分が何をしたいのかわからない』を解消するための方法を紹介!」の記事を参考にしてみてください。

2.就活の流れを確認する

就活の流れを確認することで、「めんどくさい」という感情を払拭できる可能性があります。就活の主な流れを一覧で確認し、現在自分がどの段階にいるのか、次に何をすべきかを明確にしてみましょう。就活の全体像を確認することでタスクが整理され、計画的に行動できるようになるメリットもあります。

就職活動は準備から始まり、企業側の公式ルールに基づく情報公開(大学3年次3月1日解禁)・選考解禁(大学4年次6月1日解禁)を経て進行することを理解しておくことが大切です。まずは、内閣官房が公表する公式スケジュールと一般的な流れを照らし合わせてみましょう。

ステップ 主なタスク 時期(目安)
準備期 自己分析、業界・企業研究、Webテスト対策 大学2年次冬〜大学3年次夏
選考初期 エントリーシート(ES)作成、説明会参加 大学3年次夏〜冬
選考中期 Webテスト・筆記試験受験、面接 大学3年次冬〜大学4年次春
選考終盤 役員面接、内々定 大学4年次春〜夏(公式な選考解禁は6月1日)

内閣官房が公表する公式スケジュールの画像の画像

引用:内閣官房「これから就職活動を行う学生の皆さんに知っておいていただきたいこと(2026年度卒用)

就活の全体像と公式日程の節目を照らし合わせ、「今はES作成の時期だから、自己分析の結果を活かそう」といったように、目的に合わせた行動がとりやすくなります。自分がどの段階にいるかを明確にし、次に行うべきことを把握しましょう。

参照元
内閣官房
2026年(令和8)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請

3.やるべきことに優先度をつける

やるべきことに優先度をつけるのも、就活がめんどくさい状況から抜け出す方法の一つです。やるべきタスクをリストアップしたら、それぞれの重要度と緊急度の視点から優先度をつけてみましょう。

内定獲得に直結するものから集中的に着手することが重要です。たとえば、志望度の高い企業のES作成は内定に直結する重要かつ緊急度の高いタスクとして時間をかけて丁寧に行います。
一方で、まだ情報収集段階の企業については、Webサイトで主な情報のみを確認するといった取り組みをしましょう。

タスクを整理し、活動のメリハリをつけることで、限られた時間のなかでやるべきことに集中して取り組めるようになり、「めんどくさい」という心理的な負担を軽減することにもつながります。

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就活がめんどくさいときにおすすめ!効率的に進める方法

就活を効率的に進めることは、めんどくさいという気持ちが解消され、モチベーションの維持にもつながる重要な要素です。以下で、就活を効率的に進める方法を解説するので参考にしてみてください。

ツールを使って自己分析する

就活を効率的に進めるためには、自己分析にツールを活用してみましょう。自己分析は就活において重要なものですが、一人で深く掘り下げようとすると時間がかかったり、進め方がわからなかったりして面倒に感じることがあります。

ツールを活用するメリットは、客観的な視点で自分の強みや弱み、価値観を把握できる点です。ツールの結果をもとに、自分の強みや向いている仕事の特徴を把握できれば、企業選びやES作成の方向性が明確になります。
その結果、手探りのまま企業を探したり、方向性の定まらないESを何度も書き直したりといった、非効率で時間のかかる作業を減らせるでしょう。

志望業界を絞る

志望業界を絞ることで、就活を効率良く進めやすくなります。選考に参加する企業が多いと、説明会への参加や応募書類の作成といった負担が増大し、選考対策がおろそかになりがちです。

エントリー前に志望する業界を絞り込み、厳選した1社ごとの選考対策に注力することで就職活動における時間と労力を効率的に使えるでしょう。確実に内定を得るには、内定の確率を高めるための複数企業へのエントリー自体は大切です。

しかし、対策が追い付かないほど多くの企業へやみくもに応募すると、1社あたりの対策が薄くなり、結果としてすべて不採用になるリスクを高めるため得策とはいえません。そのため、業界を選ぶ際は、まずは世の中に「どのような業界があるのか」を広く理解することが大切です。

そのなかで、自分が興味をもてる業界を数社に絞り込み、深く調べてみましょう。書籍や就職情報サイト、新聞・ニュース、OB訪問などを活用し、業界研究を進めるのがおすすめです。

就活における職種の一覧とは?自分に合う仕事の見つけ方も紹介」の記事で職種の一覧を解説しているのでチェックしてみてください。

就職エージェントを利用する

効率的に進めたい方は、就職エージェントを利用するのをおすすめします。就職エージェントは、専任のキャリアアドバイザーが就活を包括的にサポートしてくれる民間サービスです。

利用する就職エージェントによってサービス内容は異なりますが、自分に合った求人を紹介してくれたり、応募書類や面接など選考対策をサポートしてくれたりするので、スムーズに就活を進めやすくなります

また、就職エージェントは、企業との連絡調整や日程調整などを代行してくれることも特徴です。面倒な事務作業の負担が大幅に軽減されるため、就活がめんどくさいと感じる人にとっては大きなメリットとなるでしょう。

合同説明会に参加する

就活を効率的に進める方法として、合同説明会への参加が挙げられます。合同説明会は、一度に複数の企業の情報を得られる貴重な機会です。個別に企業説明会を予約し、移動する手間と時間を大幅に削減できます。

さらに、人事担当者と直接話す機会があるため、Webサイトやパンフレットだけではわからない企業の雰囲気や採用に関する初期的なリアルな情報を効率的に収集できるでしょう。また、これまで視野になかった業界や企業との偶然の出会いがあり、興味の幅や可能性を広げることにもつながるかもしれません。

内定者のエントリーシートを参考にする

内定者のエントリーシートを参考にするのも、就活の効率化につながるでしょう。内定者のESを見ることで、「企業がどのような点を重視しているのか」、「どのような表現が採用担当者の心に響くのか」を具体的に理解できます。

ゼロから考える手間が省け、質の高いESを効率的に作成できるでしょう。たとえば、志望動機や自己PRの書き方の型を学び、自分の経験を当てはめていく形で作成を進めるのがおすすめです。ES作成の時間を大幅に短縮し、就活のめんどくささを軽減することにつながるでしょう。

隠れ優良企業を狙う

就活を効率的に進めるおすすめの方法として、大手企業だけでなく「隠れ優良企業」を狙うという戦略があります。隠れ優良企業とは、知名度は高くないものの、高い技術力や安定した経営基盤を持ち、従業員にとって良い労働環境を提供している中小企業のことです。

大手企業は多くの学生が応募するため選考のハードルが高く、めんどくさい準備が必要になります。一方で、隠れ優良企業は競争が緩やかなため、より効率的に内定を獲得できる可能性が高まるでしょう。

企業を選ぶ際は売上高だけでなく、独自の技術や製品、社員定着率などにも着目して探してみてください。隠れ優良企業の見つけ方については、「隠れ優良企業を見つけるにはどうする?探し方や注目ポイントを解説!」で解説しています。

苦手な選考がない企業を受ける

苦手な選考形式の企業を避けることも、就活を効率的に終わらせる一つの手です。選考形式は企業によってさまざまで、たとえば、グループディスカッション(GD)が苦手、またはWebテストが苦手など、学生にはそれぞれ得意・不得意があります。

自分が苦手な選考形式を重視しない企業に絞って応募することで、対策にかけるめんどくさい労力や時間を削減できるでしょう。たとえば、GDをほとんど実施しない、または面接重視の選考フローを持つ企業を選ぶ、といった具合です。

自分の強みを最大限に活かせる選考形式の企業に集中して対策することで、内定獲得の可能性を高め、就活全体を効率的に進めることにもつながるでしょう。

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めんどくさいと感じて就活しなかったあとの進路

就活がめんどくさいと感じるときは、就活留年で再チャレンジしたり、就活浪人になって既卒として就職を目指す方法もあります。また、起業やフリーランスなど就職以外の選択肢を視野に入れてみるのも良いかもしれません。以下で、就活がめんどくさいと感じる人が選べる進路を紹介するので、参考にしてみてください。

就活留年をして新卒に再チャレンジする

希望の企業から内定を得られなかったり、納得のいく就職活動ができなかったりして「もう就活するのがめんどくさい」と感じた場合は、就職留年をして新卒に再チャレンジする道もあります。就職留年とは、希望の企業からの内定が出なかった学生が、計画的に留年して就職活動にリトライすることです。

厚生労働省の「令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します(p.3)」によると、大学の就職率は98.0%と高い水準です。就職留年を選択すれば、この高い就職率をもつ新卒枠に再び挑戦できるため、就職のチャンスを広げることが期待できます

ただし、就職留年は学費と時間のコストがかかるうえに、卒業する通常の新卒よりも企業からの質問が厳しくなるなどのリスクがあるでしょう。また、再チャレンジをしたからといって、必ず就活が成功する保証はありません。そのため、留年を決断する際には、強い意志と綿密な計画が不可欠です。

就活留年中の面接では、「インターンで自分のやりたいことを探した」「前年の反省を活かして資格の勉強をしている」などのように、留年という期間を時間を有効に活用している点をアピールすると好印象を得やすくなるでしょう。

留年が就活に与える影響については、「就職留年で内定を掴むには?メリット・デメリットと後悔しない選び方を解説」の記事で紹介しているので参考にしてください。

参照元
厚生労働省
令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します

就活浪人になり既卒として就職を目指す

卒業後も就職活動を続けることを「就活浪人」と呼び、既卒として就職を目指すのも選択肢の一つです。就活浪人になると、新卒時の就職活動に縛られることなく自分のペースで企業を選べるメリットがあります。

既卒は一般的に、新卒枠よりも中途採用枠で選考を受けるのが一般的です。しかし、厚生労働省の「卒業後3年以内の既卒者は、『新卒枠』での応募受付を!」では、新卒採用にあたって、卒業後3年以内は応募できるようにすることを呼びかけています。そのため、最近では、新卒と同じように既卒者を積極的に採用している企業も増えているため、就職のチャンスが広がるでしょう。

ただし、すべての企業で新卒枠への応募を許可しているわけではありません。基本的に、既卒は新卒に比べて、選考の機会が少なくなる傾向がある点に注意しましょう。

また、企業側から「なぜ新卒で就職しなかったのか」という質問をされる可能性が高いため、浪人期間を有意義に過ごし、その経験をポジティブに伝えられるように準備しておくことが大切です。

参照元
厚生労働省
青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)について

フリーターになる

就活でやりたいことが見つからない場合や、疲労を感じるときは、フリーターになるのも良いかもしれません。フリーターになるメリットは、経済的な基盤を保ちつつ、社会経験を積みながら自己理解を深められる点です。
多種多様な業種でのアルバイト経験は座学では得られない現場の感覚や適性の発見につながり、将来の仕事選びのヒントにつながることがあります。

ただし、正社員と比べて収入や福利厚生、雇用の安定性が低いのがデメリットです。また、フリーターでいる期間が長期化すると、再就職の際に「ブランク期間」と見なされ、自己成長への意欲や計画性を疑問視される可能性があります。

したがって、フリーター期間をキャリアを再構築するための準備期間と位置づけ、資格取得やWebスキルなどスキルアップを行う時間として活用しましょう。計画的に取り組んでいることを選考でアピールできれば、採用担当者から評価される可能性があります。

起業して経営者になる

就職という形ではなく、自らビジネスを立ち上げて経営者になるという道もあります。起業のメリットは、自分の裁量で事業を進められること、そして事業が成功すれば大きなリターンを得られる可能性があることです。

ただし、起業をしても必ず成功するとは限りません。起業しても事業が軌道に乗るまでは収入が不安定になりやすかったり、すべての責任を自分で負ったりするなどのリスクを伴います。成功するためには、事業計画の策定や資金調達、マーケティングなど、さまざまな知識とスキルが求められるでしょう。

自分のアイデアを形にしたい、あるいは組織に縛られずに働きたいという強い意志をもつ人に向いています。就活がめんどくさいからといって、逃げ道として起業をするのは避けましょう。

フリーランスとして働く

就活がめんどくさいと感じて挫折してしまう就活生は、特定の企業に属さず、フリーランスとして働く選択肢もあります。「フリーランス(個人事業主)」とは、仕事を個人的に受けて働く方法のこと。たとえば、Webデザイナーやイラストレーター、動画編集者などです。

フリーランスは、企業に縛られることなく自分のペースで仕事を選び、成果によって評価されるため、従来の就職活動の枠組み自体にストレスを感じる人にとって新たな道となり得るでしょう。

フリーランスの特徴は、会社に属さず、自分の考えや方針で働ける点です。ただし、スキルや実績がなければ仕事を受けられない点や、自力で経営や雑務を行う点は、正社員よりも困難な道といえるでしょう。特に、新卒からフリーランスを目指す場合、学生時代に専門スキルを磨き、実績を作るための準備が不可欠です。自由に働きやすい反面、責任が重い働き方といえるでしょう。

就職しない選択肢をとる場合の注意点は、「就活したくない時はどうする?就職以外の選択肢とモヤモヤの解決策を解説」の記事をチェックしてみてください。

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就活に対してめんどくさい気持ちが改善されないときの対処法

就活に取り組む前にめんどくさいと感じる方は、まずは行動してみることが大切です。また、就活を始めたものの、なかなかうまく進まずにモチベーションが低下しているなら、就活から離れてみるのも良いでしょう。

ここでは、就活に対してめんどくさい気持ちが改善されないときの対処法を解説しているので参考にしてみてください。

まずは行動してみる

就活に対してめんどくさい気持ちを改善するには、まずは行動してみることが重要です。行動しないまま就活を諦めてしまうと、「理想のキャリアを実現できなかった」「就活しておけば良かった」と後悔する可能性があります。

大きな目標を立てるのではなく、「今日は企業を1社だけ検索する」「自己分析の質問に1つだけ答える」といった、すぐに実行できる小さなタスクから始めてみましょう。小さな成功体験を積み重ねることで、就活への心理的なハードルが下がり、めんどくさいという気持ちよりも「やればできる」という自信につながります

就活から離れてリフレッシュする

就活で息詰まったら、無理に続けず、一度就活から離れてリフレッシュしましょう。「早く内定をもらわないと」「同じゼミの人はもう就活が終わっている」と焦ったり、「自分は何をやってもダメだ」と自己嫌悪に陥ったりしていると、ストレスが溜まります。ストレスを感じたまま就活を続けても、選考で緊張しすぎたり、面接官に暗い印象を与えてしまったりと負の連鎖に陥りやすくなるでしょう。

一度就活から離れてリフレッシュすれば、心身の疲れが取れ、冷静な視点を取り戻せます。その結果、新たな気持ちで対策に取り組めたり、面接で本来の力を発揮しやすくなったりするため、スムーズに就活が進む可能性があるでしょう。

就活に疲れたときの対処法は、「就活に疲れたときの対処法10選!適切な向き合い方とやめたいときの考え方」の記事で解説しています。

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どうしても就活がめんどくさいと感じる方へ

就活に対して「めんどくさい」というネガティブな感情を抱く学生は少なくありません。まずは、自分がめんどくさいと感じる原因を見つけることが大切です。原因に対して適切な対策を講じることで、就活の悩みが解消される可能性があります。

一人で就職活動をするのが難しいと感じたら、就職エージェントに頼るのも方法の一つです。就職エージェントのキャリアチケットはあなたの価値観を明らかにし、相性の合う企業を厳選して紹介します。

また、就活のプロであるキャリアアドバイザーが自己分析のサポートやES添削、面接対策を行うので、どうしても就活がめんどくさいと思う方もお気軽にご相談ください。

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就活がめんどくさいと感じる人によくある質問

ここでは、就活がめんどくさいと感じる人によくある質問をQ&A形式で回答していきます。

Q.就活を適当にしてもなんとかなるって本当ですか?

A.すべての人が就活を適当にしてもなんとかなるとは限りません。自己分析や企業研究を怠ったり、面接対策を疎かにしたりするなど就活の手を抜くと、選考に落ち続け、モチベーションを失う可能性があります。

たまたま内定がもらえたとしても、入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するミスマッチにつながりかねません。新卒カードを無駄にしないためにも、計画的に準備を進め、真剣に就職活動に取り組みましょう。

新卒カードとは?使用するメリット・デメリットと就活成功のポイントを解説」の記事で新卒カードについて解説しているので参考いしてみてください。

Q.就活を適当にやったらどんな結果になりますか?

A.選考対策を怠ると、どこからも採用されない可能性があります。選考に落ち続けることで精神的に疲弊し、モチベーションを失うリスクがあるでしょう。

また、結果を焦るあまり、本来の希望とは違う企業に内定を求め、入社後に後悔するミスマッチを引き起こしやすくなります。内定を得られないまま卒業し、就職浪人となる可能性も。就活をする目的を改めて見つめ直し、後悔のない選択ができるよう真剣に取り組みましょう。

Q.就活がめんどくさすぎるときはどうしたら良いですか?

A.どうしても就活に対するめんどくさい気持ちが改善されないときは、まずは、めんどくさいと感じる原因を明確にして、適切な対策をとることが大切です。疲弊している場合は期限を決めて就活から離れて趣味やリフレッシュの時間を設けることで再度前向きに取り組めるようになる可能性があります。

また、就活自体に手間を感じるなら、就職エージェントに相談して自分に合った仕事を紹介してもらったり、応募書類の添削をしてもらったりすれば効率良く就活を進められるでしょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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