このページのまとめ
- 銀行の志望動機を作成する前に、業務や職種への理解を深めるのが大切
- 銀行の志望動機では、金融業界のなかで銀行を選んだ理由が大切
- 銀行の志望動機では、責任感やコミュニケーション能力が評価される
「銀行の志望動機には何を書けばいい?」「どんな内容が評価されるの?」などと悩む就活生もいるでしょう。銀行の志望動機では、ほかの金融業界の企業との違いや、同業他社との違いを明確にしておくのが大切です。
この記事では、銀行の志望動機を考える際の構成や、評価されるためのポイントを解説しています。最後まで読めば、選考を突破できる銀行の志望動機を書けるようになるはずです。
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- 志望動機作成前に知っておきたい銀行の種類
- 都市銀行
- 地方銀行
- 信託銀行
- 信用金庫
- 志望動機作成に向けて知っておきたい銀行の業務
- 預金業務
- 融資業務
- 為替業務
- 志望動機作成に向けて知っておきたい銀行の職種
- 一般職
- 総合職
- スペシャリスト
- 銀行業界における志望動機の重要性
- 銀行業界の志望動機の書き方
- 1.志望する銀行を選んだ理由
- 2.金融業界のなかで銀行を選んだ理由
- 3.志望理由を裏付けるエピソード
- 4.入社後にどのように貢献できるか
- 銀行業界の志望動機で評価されるためのポイント
- 業界研究や企業研究で理解を深める
- 自己分析で強みやスキルを明確にする
- 企業が求める人物像を理解する
- 銀行業界の志望動機で評価されやすい人の特徴
- 責任感が強い
- コミュニケーション能力が高い
- 積極性がある
- 几帳面である
- 英語などの語学力がある
- 基本的なPCスキルがある
- デジタル技術やフィンテックに強い
- 銀行業界の志望動機で評価されにくい志望理由
- 給与や福利厚生がよい
- 自分が数字に強い
- 経済の発展に貢献したい
- 銀行業界の志望動機の例文
- メガバンクを志望する場合の例文
- 地方銀行を志望する場合の例文
- 信用金庫を志望する場合の例文
- 銀行業界で評価されにくい志望動機のNG例文
- 給与や福利厚生を理由にしている
- 銀行以外の業界でも実現できる理由になっている
- どの銀行にもあてはまる理由になっている
- 銀行業界の志望動機作成に悩んでいるあなたへ
志望動機作成前に知っておきたい銀行の種類
銀行は主に「都市銀行」「地方銀行」「信託銀行」「信用金庫」の4つに分類できます。銀行ごとに志望動機の内容も異なるので、まずは銀行ごとの違いについて知っておきましょう。
都市銀行
都市銀行とは、東京・大阪などの大都市に本店を置き、全国に支店を持つ金融機関のことです。「メガバンク」と呼ばれる銀行は、都市銀行に分類されます。
都市銀行は、大手企業を取引先に持ち、扱う資産規模の大きい点が特徴です。また、国内だけではなく、海外に拠点を展開している場合もあります。
代表的なメガバンクについては、「10分で分かる金融業界(銀行編):3大メガバンクの特徴を徹底解説」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
地方銀行
地方銀行は地方都市に本店を置き、地域密着型で地元の経済を支える金融機関です。地元や地域の企業に融資を行うことで、地域の発展に貢献しています。
近年は地方銀行同士で統合するケースも増えてきているので、影響力調査や企業調査を細かく行い、銀行の状況を確認しておきましょう。
信託銀行
信託銀行とは、通常の銀行業務に加え、信託業務と併営業務を行うことができる金融機関です。
信託業務:不動産や有価証券などの財産を運用する業務
併営業務:相続関連や証券代行業務、不動産の仲介代行などを行う業務
大きな資産を持つ方を対象に、資産運用のサポートを行っています。
信用金庫
信用金庫とは、企業利益より地域社会の利益を優先する「相互扶助」を目的とした金融機関です。地元の中小企業や個人が取引先になります。
信用金庫の場合、従業員数の多い企業や、資本金が大きい企業とは取引できない点が特徴です。展開する地域は狭いものの、地域経済に根付いたサービス展開を行っています。
信用金庫については、「信用金庫と銀行の違いとは?共通点や事業規模をご紹介か」の記事も参考にしてください。
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志望動機作成に向けて知っておきたい銀行の業務
銀行の業務は主に「預金」「融資」「為替」の3つに分類されます。志望動機作成に向けて、業務内容についても確認しておきましょう。
預金業務
預金業務とは、個人・法人問わず、資金を預かって保管や管理を行う業務です。日常生活で利用する普通口座だけでなく、定期預金や当座預金・積立定期預金といった口座を管理する業務も行います。
窓口業務の担当者は「テラー」と呼ばれ、取引先企業の預金管理や社員の給与振込口座の開設といった手続きも行っています。
融資業務
預金業務で預かったお金を、資金を必要とする個人や企業に貸付を行う業務です。企業の運営や設備・開発に必要な融資を行ったり、個人の住宅購入などに必要な金額の融資を行ったりします。
融資額が返済されるまでの利息が利益となりますが、倒産や自己破産のリスクを考慮しながら見極める必要があるため、慎重な判断が求められます。
為替業務
銀行に口座を持つ顧客から依頼を受けて振込や支払いを行う業務です。外国通貨の送金や、公共料金などの口座振替の手続きなども含まれます。
現金を扱うことなく資金の移動を行う業務のため、専門知識を持って確実に対応することが欠かせません。
銀行の業務については、「銀行業務とは?主な仕事内容や銀行員に求められる5つのスキルを解説」の記事でも解説しています。志望動機ではどのような仕事に就きたいかを伝える場合もあるので、業務内容についても把握しておきましょう。
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志望動機作成に向けて知っておきたい銀行の職種
銀行の職種は、「一般職」と「総合職」での募集が多い傾向にあります。銀行によっては、専門知識を必要とする「スペシャリスト採用」もあるので、募集職種を確認しておきましょう。
ここでは、3つの職種についてそれぞれ解説します。
一般職
一般職は、銀行の窓口でお客さま対応を行う業務です。手続きやサービスの説明を「銀行の顔」として行う重要な役割を担っています。お客さまと直接話す機会が多いことからも、信頼性と責任感が求められる職種です。
総合職
総合職は銀行内の業務だけでなく、渉外や営業活動も行います。融資の場面では大きな資金が動くこともあり、強い責任感が求められる重要な役割です。
また、外回りの機会も多く、訪問先でサービスの説明や手続きを行うこともあります。一般職と同様、信頼性や信用が求められる職種です。
スペシャリスト
スペシャリストは、専門知識やスキルを活かして業務を行う人材です。たとえば、海外拠点を持つ銀行では、英語を話せる人材をスペシャリストとして採用します。
英語だけではなく、システム構築に特化した人材を採用する場合もあります。どのようなスペシャリストが求められているかは銀行によって異なるので、募集要項を確認しておきましょう。
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銀行業界における志望動機の重要性
銀行業界において志望動機が問われるのは、応募者の価値観や適性が企業の文化や方針に合っているかどうかを確認するためです。
銀行は、多岐にわたる業務を通じて顧客との信頼関係を築き、長期的なパートナーシップを形成する必要があります。そのため、金融知識やスキルだけでなく、応募者の考え方や行動原理が、銀行の理念や業務にどう貢献できるかを明らかにすることが重要です。
志望動機を通じて、なぜ銀行業界を選び、なぜその企業を志望するのかを具体的に示すことが、採用担当者に対して強いアピールとなります。
志望動機でアピールするコツについては、「就活の志望動機でアピールするコツは?企業に評価される例文9選を紹介」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
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銀行業界の志望動機の書き方
ここでは、銀行業界の志望動機を書く際の構成や書き方を解説します。内容が伝わる志望動機は構成が大事なので、伝え方を確認しておきましょう。
1.志望する銀行を選んだ理由
まずはなぜその銀行を選んだのか、志望理由から伝えます。志望理由から伝えるのは、結論を先に提示したほうが、このあとの内容が伝わりやすくなるからです。
たとえば、「私が貴行を志望する理由は△△です」のように伝えましょう。また、「ほかの銀行との違いを理解して、志望理由を伝えられているか」がポイントです。
「メガバンクだから」と伝えるだけでは、「メガバンクはほかにもあるよ?」と返される場合もあります。また、「転勤がないから」のような条件面の場合も、「△△銀行も同じ条件だよ」のように返される可能性があります。
志望動機では、企業研究を入念に行い、志望する銀行ならではの特徴を見つけ出すのが大切です。企業研究の進め方は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考にしてください。
2.金融業界のなかで銀行を選んだ理由
金融業界にある複数の業界のなかで、なぜ銀行なのかを伝えましょう。金融業界には銀行以外にも、「証券会社」「保険会社」「リース会社」など複数の業界があります。
たとえば、「金融業界に興味があった」という理由だけでは、証券会社や保険会社ではなく、銀行を選んだ明確な理由にはなりません。銀行でしかできないことを考え、それを志望動機に反映させることで、より評価されやすくなります。
3.志望理由を裏付けるエピソード
志望理由に説得力を持たせるためには、なぜその銀行を選んだのかを示すエピソードを伝えましょう。具体的に「どのような場面で」「どのように考えて」その銀行を志望したのかを詳しく伝えることが重要です。
エピソードは自分だけのオリジナルな内容を考え、ほかの就活生との差別化を図りましょう。例文を参考にするだけでは、ほかの就活生と内容が似通ってしまい埋もれてしまう可能性があるため、必ず自分自身で考えるよう心がけてください。
4.入社後にどのように貢献できるか
入社後にどのような業務を担当したいか、企業に対してどのように貢献できるかも伝えましょう。担当者が「採用したい」と思えるように、自分の強みや特性を活かして活躍できるビジョンを伝えてください。
たとえば、「海外勤務をしたい」だけだと、企業があなたを採用するメリットが伝わりません。「海外留学で培った語学力を武器に、海外勤務の営業職として成果を出したい」のように伝えれば、自分のビジョンと企業への貢献方法の両方を伝えられます。
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銀行業界の志望動機で評価されるためのポイント
志望動機で評価されるためには、応募先の企業について調べて、求められる人材像にあわせてアピールを行うことが大切です。ここでは、志望動機で評価されるために意識したいポイントを3つ紹介します。
業界研究や企業研究で理解を深める
志望動機を考える前に、業界研究や企業研究を通じて志望企業への理解を深めましょう。企業への理解が不十分だと、どの企業にも当てはまるような志望動機になってしまい、評価されにくくなります。
金融業界のなかだけでも、「証券会社」「保険会社」「クレジットカード会社」など多くの業種があります。業界研究が不十分だと、「ほかの業界でも実現できる志望動機だ」と判断されてしまうでしょう。
また、銀行にもさまざまな種類があるため、ほかの銀行と何が異なるのかを理解していなければ、志望動機で効果的にアピールすることはできません。企業研究を行い、その銀行でしか実現できないポイントを見つけ、志望動機に取り入れましょう。
「業界研究ってどうやるの?」と悩む就活生には、「【21卒 就活お悩み相談室 #5】業界研究ってどう進めればいいの?」の記事がおすすめです。事前準備ができているほど、志望動機が作りやすくなります。
自己分析で強みやスキルを明確にする
自己分析を行い、自分の強みやスキルを把握しておきましょう。企業にあわせてアピールするために、評価されそうな強みを探しておく必要があります。
また、自己分析ではアピールできそうな強みを複数探しておくことも大切です。一つの強みしか準備していないと、志望企業の業務に適合しない場合に、アピールできるポイントがなくなってしまう可能性があります。
自己分析の方法については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事で紹介しているので、参考に実践してみてください。
企業が求める人物像を理解する
志望企業がどのような人物像を求めているかを調べ、それをアピールに反映させましょう。同じ銀行業界であっても、銀行ごとに求める人物像やスキルは異なります。
たとえば、窓口業務に力を入れている銀行であれば、お客さま対応のための「コミュニケーションスキル」「誠実性」などが必要とされるかもしれません。一方で、海外に注力しようとしている銀行であれば、「語学力」を発揮できる人材を求めるでしょう。
企業が求める人物像は、企業研究を行うことで把握できます。企業のWebサイトに記載されているほか、説明会で直接伝えられることもあるため、どのような人材が必要とされているか、また求められる人物像について事前に確認しておきましょう。
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銀行業界の志望動機で評価されやすい人の特徴
銀行業界の志望動機では、「責任感」「コミュニケーションスキル」「積極性」などが評価される傾向にあります。ここでは、銀行業界の志望動機で評価されやすい特徴を紹介するので、アピールの参考にしてください。
責任感が強い
銀行は生活に欠かせないお金を扱う仕事になるので、責任を持って仕事を行える人材が求められます。万が一ミスが発生すると、お客さまの生活や企業経営に支障をきたす可能性があります。
これまでに任された仕事や、役割を最後までやり遂げた経験をアピールしましょう。責任感があり、同僚やお客さまから信頼される人物は、志望動機でも高く評価されます。
コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力の高さも、銀行業界の志望動機で評価されるスキルです。スムーズに業務を行うためには、お客さまと円滑に話しができるコミュニケーションスキルが必要です。
たとえば、窓口ではお客さまの要望やニーズを聞き取り、業務を行う必要があります。営業の場合は、わかりやすくサービスを説明したり、提案したりするスキルが必要です。
窓口や営業の印象が銀行全体の印象を左右することからも、コミュニケーションスキルは欠かせない能力になります。
コミュニケーションスキルに自信がある場合は、自己PRでもアピールしましょう。自己PRでコミュニケーション能力をアピールするコツは、「自己PRでコミュニケーション力を使いたい!新卒の評価ポイントと例文紹介」の記事で紹介しているので参考にしてください。
積極性がある
自分を成長させようとする意欲や、新しい情報を自らとりに行こうとする積極性も評価される能力です。銀行は業務だけではなく、企業の経営や社会経済にも関心を持つ必要があります。
銀行業界自体が、企業の株価や海外通貨と密接に関係しているため、日々の社会経済や景気変動を学び続けなければ業務に支障をきたすかもしれません。
また、取引先の事業内容など、自分が知らない分野についても興味関心を持ち、自ら調べる姿勢が大切です。待っているだけでは社会の変化や情報から遅れてしまうので、積極性を発揮し、自ら学ぶ姿勢を持つ人材が評価されます。
几帳面である
ミスが許されない仕事になるので、几帳面さも大切です。お金に関する業務が基本であり、一つのミスで大きな損害を生んでしまいます。
ミスを発生させないことはもちろん、周囲のミスにも気づける几帳面さが大事です。業務に手を抜かず、真面目に取り組む姿勢が見えれば評価されるでしょう。
英語などの語学力がある
海外進出を積極的に行っている銀行も多く、語学力は評価される能力の一つです。特に、規模が大きく、店舗数も多いメガバンクでは海外展開が進んでおり、語学力がより高く評価される傾向にあります。
さらに、日本でもグローバル化が進み、日本に住む外国人も増えてきました。日本語が苦手な外国人も多いため、語学力を活かして対応できれば、評価につながるでしょう。
基本的なPCスキルがある
銀行業界では、日常的な業務においてPCの使用が欠かせません。顧客情報の入力や、メールを通じたコミュニケーション、口座開設手続きなど、あらゆる業務がデジタル化されています。
タイピングの正確さとスピードはもちろん、Wordを使った文書作成、Excelによるデータ集計、PowerPointでのプレゼン資料の作成といった基本的なPC操作スキルが求められます。
これらのスキルは、業務の効率を高め、ミスを減らすために重要です。特にタイピングスキルは、業務スピードの向上に直結するため、日頃から練習しておくと良いでしょう。
デジタル技術やフィンテックに強い
近年、銀行業界においてもフィンテックやデジタル技術の導入が進んでおり、これらに強い人材は高く評価されています。
フィンテックとは「Financial Technology(金融技術)」の略で、テクノロジーを活用して金融サービスを革新する技術やサービスです。 具体的には、AI(人工知能)やブロックチェーン技術、モバイルバンキングなどの新しい技術を活用して、業務の効率化や顧客の利便性向上に貢献できるスキルが求められています。
フィンテックに対する理解が深く、新しい技術を活用したサービスの提供に積極的に取り組める人材は、銀行にとって貴重な存在です。
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銀行業界の志望動機で評価されにくい志望理由
銀行業界の志望動機では、給与や福利厚生といった待遇面の強調は、評価されにくい傾向があります。ここでは、志望動機に避けたい理由を3つ紹介します。
給与や福利厚生がよい
給与や福利厚生など、待遇面を志望動機にするのは避けましょう。「待遇さえ良ければどの企業でもよい」と思われ、仕事に対する熱意や意欲が伝わらないからです。
キャリアチケットの「【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査」によると、企業を選ぶポイントで給与が16%の2位、福利厚生が12%で4位でした。
給与や福利厚生は就活生が企業を選ぶ際に重視する要素ですが、それを志望動機としてアピールするのは別の話です。給与や福利厚生を志望動機にしても、「頑張って働いてくれそうだな」とは思われないでしょう。
志望動機で評価されるには、採用担当者に「自社で活躍できそう」「入社してくれそう」と思わせるアピールがポイントです。やる気が伝わりにくい給与や福利厚生に関する話題は、志望動機から外すのが賢明でしょう。
参照元
キャリアチケット
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自分が数字に強い
「数字に強いから銀行で働きたい」だけでは、十分なアピールにはなりません。多くの業務はパソコンを使って行われるため、必ずしも数字に強くなくても業務をこなすことができるからです。
数字への強さをアピールしたいのであれば、業務に役立つ資格を取得し、客観的にアピールできる状態にしておくのがポイントです。実務レベルまで活かせる数字の強さがあれば、志望動機でも評価されるでしょう。
経済の発展に貢献したい
経済発展への貢献は銀行以外の業界でもできるため、評価されにくい志望動機です。同じ金融業界である証券会社も経済に関わる仕事であり、商社も商品の売買を通じて経済に貢献しています。
経済の発展に貢献したいと伝えるのであれば、「銀行でしかできないことはあるのか?」を考えてください。志望する銀行でしかできない経済への貢献があり、その事業で自分の強みを活かせるのであれば評価されるでしょう。
志望動機で避けたい内容については、「志望動機のNG例文集!改善策や注意すべきワードも解説」の記事で紹介しています。どの業界でもNGの内容もあるので、参考にしてください。
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銀行業界の志望動機の例文
ここでは銀行業界の志望動機の例文を紹介します。銀行ごとに3つのパターンで紹介するので参考にしてください。
メガバンクを志望する場合の例文
私は、日本文化に誇りをもっているため、日本企業の海外展開を幅広く支えている御行を志望しております。
学生時代に趣味で、日本文化に接する機会を増やして直接触れることを大切にしてきました。日本の文化や技術は、サービス精神もあわせて世界に発信できると確信しています。
貴行が大切にしている「企業と一心同体で歩む銀行である」という理念をもって、日本企業が世界進出をする際に、支えることができる銀行員になることが目標です。
地方銀行を志望する場合の例文
私は、銀行の融資によってお客さまが夢や目標に向かっていけると考えております。
アルバイトの経験のなかで、たくさんのお客さまを同時に感動させることよりも、目の前のお客さまに満足していただくことを大切に取り組み、やりがいを感じておりました。
貴行では、個人渉外と法人渉外をどちらも経験できることや若手にもチャレンジさせる機会を持つ行風があるとOB訪問で伺い、やりがいを持って取り組むことができると感じております。取引先ごとにしっかりと向き合って、サポートや提案ができる銀行員を目指して努力してまいります。
信用金庫を志望する場合の例文
私は、大学時代をこの土地で過ごすなかで、自分が育った環境とは違う文化や風習に触れる内に、地域を応援できる仕事に就きたいと考えるようになりました。
就職活動を行うなかで、地域社会に真っ先に必要とされている貴庫の存在を知り、地域住民や企業の幸せや発展に携わりたいと思いました。
学生時代、地域の町おこしイベントに数多く参加してきた経験を活かして、地域社会の貢献や支援を率先して行う人材を目指してまいります。
志望動機の書き方がわかる例文は、「志望動機を履歴書(新卒用)に書く方法!魅力の伝え方も例文つきで紹介」の記事も参考にしてください。志望動機の基本を学んでおくと、どの企業でもアピールする際に役立ちます。
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銀行業界で評価されにくい志望動機のNG例文
ここでは、志望動機で避けたいNG例文を紹介します。3つのNG例とNG理由を解説するので、参考にしてください。
給与や福利厚生を理由にしている
給与や福利厚生は仕事への熱意が感じられないため、志望動機では避けましょう。
私が貴行を志望するのは、給与が高く、休みも多いからです。給与が高いとモチベーションになり、仕事を頑張ろうと思います。また、休みが多いとリフレッシュしやすく、パフォーマンスも発揮できると感じて志望しました。
採用担当者が志望動機で見ているのは、「自社で活躍できそうか」です。給与や福利厚生ばかり気にしている就活生は、仕事への意欲が高そうには見えません。志望動機では給与や福利厚生を理由にせず、仕事で何を成し遂げたいのかを中心に回答してください。
銀行以外の業界でも実現できる理由になっている
銀行以外でも実現できる内容は、「ほかの会社でもよいのでは?」と思われてしまいます。
私は地域を支える仕事がしたいと思い、貴行を志望しました。地元に根ざしたサービスを提供する貴行であれば、私がこれまで住んできた街に貢献できると考えています。
たとえば、「地域を支える」「地元のために」などの理由は、銀行でなくても実現できます。スーパーマーケットや病院なども、地域を支える仕事です。
志望動機では、「なぜ銀行なのか」も意識して考えましょう。銀行以外の仕事ではできないことを志望理由にすれば、企業研究に力を入れていることがわかり、志望度の高さをアピールできます。
どの銀行にもあてはまる理由になっている
ほかの銀行でもできる内容になっていないか、見直してみるのも大切です。企業研究を行い、銀行同士の比較もしておきましょう。
私が貴行を志望するのは、融資を通して企業の経営を支えたいと考えたからです。お客さまに寄り添ったサービスを提供することで、貢献したいと考えています。
「融資業務をしたい」だけが志望動機の場合、地方銀行でも都市銀行でも叶えられる内容です。「ほかの銀行でもできますよ?」と質問されたときに、回答に困ってしまいます。
地方銀行のなかにも複数の銀行があり、都市銀行のなかにも複数の銀行があります。同業他社との比較を行い、志望する銀行でしかアピールできない内容を伝えてください。
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銀行業界の志望動機作成に悩んでいるあなたへ
銀行業界を目指すなかで、志望動機をどのように作るか悩んでいる就活生も多いでしょう。志望動機は選考のなかでも重要な要素であり、ほかの就活生と差別化できる内容でアピールする必要があります。
志望動機を作成するためには、自己分析や業界研究、企業研究と準備が多くて大変です。自分だけでは志望動機の作成が難しいと感じたら、キャリアチケット就職エージェントに相談してください。
キャリアチケットでは、就活のプロが志望動機作成をサポート。「どのような内容がよいのかわからない」「志望理由が思いつかない」などの悩みもお任せください。
志望動機だけではなく、自己PRや面接対策など、就活全体のアドバイスも行っています。就活への悩みや不安を抱える方は、キャリアチケットと一緒に就活に取り組み、納得のいく企業への内定を目指しましょう。
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