このページのまとめ
- 自己推薦書とは自分の長所や強みを企業に推薦する書類
- 自己推薦書を提出する理由は、企業との相性をアピールするため
- 自己推薦書は自己分析で強みを見つけ、具体的なエピソードを交えて作る
「自己推薦書の例文を読み、書くときの参考にしたい」と考える就活生もいるでしょう。自己推薦書では、自己分析で見つけた長所や強みをエピソードを交えてアピールします。例文を読んで、自分なりの自己推薦書を書く準備を行いましょう。
この記事では、「職種」「長所・強み」別に7つの例文をご紹介します。書き方や自己分析方法も解説しているので、周りと差をつけたい方は参考にしてください。
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- 就活での自己推薦書とは?自己紹介文との違いや提出する理由を解説
- 自己推薦書には履歴書やESを補強する役割がある
- 自己推薦書にフォーマットはない
- 自己推薦書と自己PRの違い
- 企業が就活で自己推薦書を求める理由
- 自分を客観視できているか見るため
- 自社にマッチするか見るため
- 就活の自己推薦書を書く前に必要な3つの準備
- 1.自己分析でアピールポイントを探す
- 2.他己分析で自分を客観的に知る
- 3.企業研究を行い志望企業への理解を深める
- 就活の自己推薦書を書く際におすすめの構成
- 1.アピールしたい強みを伝える
- 2.強みの根拠となるエピソードを伝える
- 3.自分の強みが企業とどのようにあうのか伝える
- 4.企業に対してどのように貢献できるか伝える
- 就活の自己推薦書でアピールする強みを見つける自己分析の方法
- 過去の体験をまとめた自分史を作る
- モチベーショングラフを作る
- 客観的に自分を振り返って強みを書き出す
- 就活の自己推薦書で効果的にアピールするコツ
- アピールポイントは一つにする
- 数字を使い具体的に示す
- エピソードの一貫性を意識する
- 志望企業に評価される内容を選ぶ
- オリジナルのエピソードを伝える
- 履歴書やESと被らないようにする
- 採用担当者に評価される自己推薦書の書き方
- 1.一つに絞ったアピールポイントを簡潔に伝える
- 2.アピールポイントを示す具体的なエピソードを伝える
- 3.アピールポイントを仕事に活かす方法を伝える
- 就活の自己推薦書の例文【職種編】
- 営業職を志望する場合の例文
- 企画職を志望する場合の例文
- 開発職を志望する場合の例文
- 就活の自己推薦書の例文【長所・強み編】
- 主体性をアピールする場合の例文
- 協調性をアピールする場合の例文
- 柔軟性をアピールする場合の例文
- 外向性をアピールする場合の例文
- 評価される自己推薦書で内定を獲得したいあなたへ
就活での自己推薦書とは?自己紹介文との違いや提出する理由を解説
自己推薦書とは、企業に自分を推薦するための書類です。自分をアピールするために、強みや長所、スキルなどを記載して提出します。
自己推薦書と混同されやすいのが、自己紹介文です。自己紹介文は自分について知ってもらうための文章であり、次のような内容を伝えます。
・氏名
・出身校
・学部
・専門分野
・趣味
自己推薦書の場合、自分のプロフィールについては記載しません。自己推薦書は「自分の強みに焦点をあてたもの」、自己紹介文は「自分の人となりを紹介するもの」と区別しておきましょう。
自己紹介の書き方については、「自己紹介の書き方のコツは?好印象を与えるポイントと6つの例文を紹介」で詳しく解説しているので確認してみてください。
自己推薦書には履歴書やESを補強する役割がある
自己推薦書には、履歴書やエントリーシートを補強する役割があります。自己推薦書を求める企業は、就活生についてより詳しく知りたいと考えているので、履歴書やエントリーシートより詳しいエピソードを伝えましょう。
しかし、自己推薦書があるからといって、履歴書やエントリーシートで手を抜いていいわけではありません。エントリーシートの書き方に不安がある場合は、「エントリーシートとは?履歴書の違いや基本を押さえて選考を突破しよう」をチェックしてみましょう。自己推薦書の内容をよりよくするためには、履歴書やエントリーシートに磨きをかけることが大事です。
自己推薦書にフォーマットはない
就活で提出する自己推薦書に明確なフォーマットはありません。必要な内容さえ伝われば、自分の書きやすい形式で提出するとよいでしょう。
自己推薦書は履歴書やエントリーシートと違い、提出を求められる場面が少ない書類です。そのため、決まったフォーマットがなく、基本的には自由に作成するものになります。
自己推薦書と自己PRの違い
自己推薦書は、前述した通り自己PRを行う書類のことです。履歴書やエントリーシートのように、自己PRを中心に回答した書類が自己推薦書になります。一方で、自己PRは自分をアピールすること自体を指します。履歴書やエントリーシート、面接での1項目に、自己PRがあるイメージです。
自己推薦書と自己PRでは、書き方も少し変わってくるので注意しましょう。場面に適したアピールを行うことで、就活でもより評価されるようになります。
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企業が就活で自己推薦書を求める理由
就活で自己推薦書が求められるのは、会社の社風とマッチしているかを見るためです。より評価される自己推薦書作成に向けて、なぜ提出が必要なのかを知っておきましょう。
自分を客観視できているか見るため
自己推薦書が求められる理由の一つが、客観視できているかどうかを確認するためです。自分の強みや特徴を理解し、アピールできているかが評価されています。
自分の強みをアピールする際は、「ほかの人から見ても評価されるか」がポイントです。自分では強みだと思っていても、そもそも強みではない、仕事に活かせないなどの場合は、評価対象になりません。
企業は自己推薦書を通して、仕事で活かせる強みを自覚できているかを見ています。周囲の人に聞いてみるなどして、自分の強みを正しく理解することが欠かせません。
自分の強みを知るために、他己分析を依頼してみるのもおすすめです。他己分析の進め方は「他己分析とは?有意義かつ効率的なやり方のポイントや質問例30選を紹介」の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
自社にマッチするか見るため
自己推薦書でアピールした強みが、自社にマッチしているかも見られています。どれだけ優秀な能力を持っていても、仕事で活かせないと活躍できないからです。
たとえば、コミュニケーション能力に優れた人が応募したとします。営業職や接客業のように、人と関わる仕事であれば強みを発揮できるでしょう。しかし、技術職のように、一人で黙々と作業する時間が多い仕事では、強みとなるコミュニケーション能力を十分に活かすことはできません。優れた人材でも活躍できる場面が減ってしまうため、自己推薦書で自社に合う能力を持っているかを見ているのです。
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就活の自己推薦書を書く前に必要な3つの準備
ここでは、自己推薦書を書く前に必要な3つの準備を解説します。いきなり書き始めてしまうと、エピソードに悩んだり、文章がまとまらなかったりするので注意してください。
1.自己分析でアピールポイントを探す
自己推薦書を書く前に、自己分析を行い自分のアピールポイントを探しましょう。自己分析を行えば、自分の強みを整理し、どのようにアピールするかを考えられます。
また、自己分析を行うことで「なぜその企業が自分に合うと感じるのか」「企業に合うと感じる理由は何か」なども明確にできます。アピールポイントや志望理由が不十分なまま自己推薦書を書いてもうまくいかないので、事前に整理しておきましょう。
2.他己分析で自分を客観的に知る
他己分析を行い、自分を客観的に知るのもおすすめです。家族や友人などに依頼してみましょう。
客観的な意見は、自分のアピールポイントを伝える際の理由にもなります。「友人からは△△といわれています」「アルバイト先では△△と評価されました」などのように伝えれば、説得力が増すでしょう。
3.企業研究を行い志望企業への理解を深める
企業研究を行い、志望企業について調べるのもおすすめです。企業が求める人物像にあわせて、自己推薦書でアピールしましょう。
志望企業について調べるためには、企業説明会への参加が有効です。実際に働く社員の話を聞けるので、積極的に質問しましょう。企業説明会については、「企業説明会への参加方法は?参加のメリットやマナーを解説」で解説しています。
また、OB・OG訪問を行い、志望企業について教えてもらうのもおすすめです。OBやOGの知り合いがいない場合には、大学のキャリアセンターで紹介してもらえる可能性があるので相談してみてください。
OB・OG訪問の実施方法は、「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」で解説しています。
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就活の自己推薦書を書く際におすすめの構成
ここでは、自己推薦書を書く際におすすめの構成を紹介します。どのような順序や内容を書けばいいか悩んでいる方は、参考にしてください。
1.アピールしたい強みを伝える
まずは自分のアピールしたい強みを伝えましょう。自己推薦書は強みや長所を書く書類なので、結論から伝えるように心がけてください。
また、わかりやすく伝わるように、一言でまとめるのがおすすめです。長文になってしまうと、何を伝えたいのか内容がわからなくなってしまうので気をつけてください。
2.強みの根拠となるエピソードを伝える
次に、強みをアピールするために、具体的なエピソードを伝えましょう。強みを発揮したエピソードがあることで、アピール内容に説得力が増すからです。
たとえば、「コミュニケーション能力があります」だけでは、具体的なイメージがわかず、アピールとしては不足しています。「1年間の留学経験を通して培った、初対面の人でも臆せず話せるコミュニケーション能力があります」であれば、どのような強みなのか想像できるでしょう。
また、エピソードを伝えることで、ほかの就活生との差別化にもなります。オリジナリティのあるエピソードを忘れずに伝えてください。
3.自分の強みが企業とどのようにあうのか伝える
アピールする強みが、企業とマッチするかどうかも大切です。強みをアピールしても、企業に必要とされていない特徴では評価されません。
たとえば、「コミュニケーション能力は、協力して仕事を行う社風とマッチする」「グループで業務を行うケースが多いので、コミュニケーション能力が活かせる」のように、マッチしている部分を伝えてください。
企業がどのような人材を求めているかは、企業研究を行うことで調べられます。企業研究の方法については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考にしてください。
4.企業に対してどのように貢献できるか伝える
最後に、強みを活かして企業に貢献できる方法を伝えます。入社後の目標やビジョンをアピールしてください。たとえば、「コミュニケーション能力を活かしてプロジェクトリーダーとなり、成果を出す」「営業職でコミュニケーション能力を発揮し、売上1位を目指す」のようにアピールできるでしょう。
企業は自社に貢献できる人材や、成果を出せる人材を求めています。あなたを採用するメリットがあることを伝えるようにしましょう。
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就活の自己推薦書でアピールする強みを見つける自己分析の方法
自己推薦書でアピールする前に、自分の強みを見つけるための自己分析の方法を紹介します。
過去の体験をまとめた自分史を作る
まずは、生まれてから現在まで約20年間の人生を振り返り、自分史を作りましょう。自己推薦書では、自分の強みをアピールするための根拠が必要です。根拠となる過去の経験や成功体験をピックアップし、自分の強みに説得力を持たせましょう。
特に、大学生になってからのエピソードをまとめておくのが大切です。自己推薦書で古いエピソードを伝えてしまうと、「最近で強みを発揮したエピソードはないのだろうか?」と思われてしまいます。
モチベーショングラフを作る
自分の感情や考えを分析するために、モチベーショングラフも作成しましょう。モチベーショングラフとは、人生でのモチベーションの上がり下がりを表したグラフのことです。
モチベーショングラフでは、以下のエピソードに焦点をあてて線グラフを作成します。
・やりがいを感じたとき
・充実を感じたとき
・やる気が下がったとき
・気分が落ちたとき
モチベーショングラフにより、自分がやりがいを感じることや、やる気が下がることの傾向がわかりやすくなります。
モチベーショングラフについては、「自己分析に役立つモチベーショングラフとは?作成のコツや活用方法を解説」も参考にしてください。
客観的に自分を振り返って強みを書き出す
自分史やモチベーショングラフを客観的に振り返り、いくつか強みを書き出してみましょう。強みの根拠となるエピソードを照らし合わせて、自己推薦書を作成できます。
また、自分が持つ強みから、志望企業に合った強みをピックアップしましょう。
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就活の自己推薦書で効果的にアピールするコツ
自己推薦書で効果的にアピールするためには、数字を使って具体的に示したり、会社に貢献できる理由を伝えたりすることが重要です。ここでは、自己推薦書でアピールする際に意識したいコツをご紹介します。
アピールポイントは一つにする
自己推薦書でアピールするポイントは、一つに絞りましょう。複数のエピソードをアピールしても、話が複雑になってしまい伝わりにくくなるからです。
アピールポイントが複数あって悩む場合は、志望企業の社風に合うものを選びましょう。量よりも、質を重視してアピールしてください。
数字を使い具体的に示す
自己推薦書を書く際は、数字を使い具体的にエピソードを示しましょう。「成績が20位アップした」「前年比10%上昇した」「40人のなかで1位を獲得した」などのように伝えます。
また、固有名詞を使い、わかりやすくするのもおすすめです。「東京都の大会で優勝した」「ファイナンシャルプランナーの資格を取得した」のように伝えれば、具体性が増すでしょう。
文章を書く際に、「さまざま」「たくさん」などのように、抽象的な書き方をしてしまうケースもあります。抽象的な書き方はエピソードが伝わりにくいので、具体的な表現を意識するようにしてください。
エピソードの一貫性を意識する
自己推薦書全体を通して、話に一貫性があるように伝えましょう。自己推薦書は、600字から1,000字が目安といわれており、自己PRや志望動機、志望理由よりも長くなります。文章が長くなると、話の最初と終わりが一致しないミスが増えるので注意してください。
話に一貫性を持たせるには、最初に構成を考えておくのがおすすめです。次のような構成でまとめておくと、内容をまとめやすいでしょう。
・1.アピールポイント
・2.アピールポイントの根拠になる具体的なエピソード
・3.アピールポイントを仕事に活かす方法と志望意欲
自己PRや志望動機、志望理由と同じく、結論から書くように意識すると、エピソードが伝わりやすくなります。
「どういうふうに書き始めればいいの?」と悩む就活生は、「自己PRは書き出しが重要!書き方のコツ・注意点や例文を紹介」も参考にしてみてください。例文も紹介しているので、チェックをおすすめします。
志望企業に評価される内容を選ぶ
志望企業に評価される内容かどうかを意識してアピールしましょう。企業の社風や業務内容にあう強みを選んで伝えてください。
たとえば、営業職を募集する企業であれば、「営業を行う行動力」「売上を出すための提案力」などが評価されます。技術職であれば、「研究成果を出すまでの継続力」「ミスしないための集中力」などが評価されるでしょう。
志望企業や職種によって評価される内容は違うので、どの強みやスキルを選ぶかは重要です。
オリジナルのエピソードを伝える
自己推薦書で伝えるエピソードは、オリジナルの内容にしましょう。人から聞いたエピソードや、噓のエピソードを使うのはやめてください。
採用担当者は多くの自己推薦書を読んでおり、ありきたりな内容では印象に残りません。ほかの就活生との差別化も意識して、自分だけのエピソードでアピールしてください。就活で嘘をついてしまうことのリスクや問題点については、「就活で嘘をつくとどうなる?ばれる理由やリスクも解説」の記事も参考にしてください。
履歴書やESと被らないようにする
自己推薦書の内容は、履歴書やエントリーシートとは異なるものにしましょう。就活で自己推薦書を提出する場合、履歴書やエントリーシートも一緒に求められるケースが一般的です。複数の書類を確認し、あなたがどのような人物かを評価されます。
エピソードを使いまわしてしまうと、「手を抜いている」「志望意欲が低い」などネガティブな印象を持たれてしまう可能性も。別の書類であっても、書く内容は変えてアピールするようにしてください。
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採用担当者に評価される自己推薦書の書き方
ここでは、採用担当者に評価されやすい自己推薦書の書き方を紹介します。
1.一つに絞ったアピールポイントを簡潔に伝える
まずは、志望企業に合わせてピックアップした自分の強みを簡潔に伝えましょう。結論からアピールポイントを伝えることで、わかりやすい文章を書くことが大切です。
たとえば、「私の強みは△△です」「私には△△の特徴があります」のように伝えてみましょう。
2.アピールポイントを示す具体的なエピソードを伝える
アピールポイントを裏付ける、具体的なエピソードを伝えましょう。抽象的なエピソードだと信憑性が欠けてしまい、高評価につながらない可能性があります。
3.アピールポイントを仕事に活かす方法を伝える
自分がどのように会社に貢献できるか、理由を伝えましょう。企業は、自社の発展に貢献できる人材を求めているからです。
ただし、理由を伝える際は「自分が成長できるから志望した」と伝えないように注意してください。「自分のメリットしか考えていない」と誤解されてしまいます。
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就活の自己推薦書の例文【職種編】
自己推薦書の書き方を知るために、3つの例文を紹介します。書き方に悩んでいる就活生は、ぜひ参考にしてください。
ただし、例文をそのまま使うのは避けましょう。オリジナルのエピソードを交えて、自分なりのアピールをすることが大事です。
営業職を志望する場合の例文
私の強みは、「アルバイト先も認めるリーダーシップ」です。
私は大学時代、飲食店でアルバイトをしていました。アルバイト先では、大学生アルバイトの定着率が低いという問題を抱えており、3ヶ月に1人のペースで退職者が出ていました。
そのとき、アルバイト2年目でリーダーの役割を任された私は、新メンバーへの教育の担当になりました。そこで、「なぜ退職者が多いのだろう」と考えた結果、「新しいアルバイトへのフォローが不十分かもしれない」と気づきました。
フォローを手厚くするために、新メンバーがどのような人なのかを丁寧に把握し、それぞれに合う指導方法を行いました。また、既存メンバーとうまく馴染めるよう工夫しながら、全員が気持ちよく働ける環境づくりに取り組みました。
その結果、これまでの年間退職者は4~5名でしたが、私が教育担当になってからは年間1名まで減らすことに成功しました。また、アルバイト先の責任者から「君にリーダーを任せて良かった」といってもらえるまでになりました。
私は、リーダーとして一人ひとりに合わせた対応を行ってきた経験から、それぞれのお客さまに合ったサービスを提案する貴社の営業職に貢献できると考えております。また、地域のお客さまとの信頼関係を構築しながら、サービスを拡大してきた貴社の姿に大変感銘を受けました。
私も、貴社の一員として、地域に根ざしたサービスを提供できるよう努力いたします。
何卒、よろしくお願いいたします。
企画職を志望する場合の例文
私は、「生まれ持った持久力と、何事にも諦めずに取り組む粘り強さ」に自信があります。
私は大学時代、山岳部に所属していました。私の所属していた部は、マラソン大会での団体戦で入賞経験がありませんでした。大学3年生で部長に就任した私は、部全体のモチベーションを高めるためには、大会での入賞経験が必要だと考えました。
そこで、大会に向けて、練習時間を増やせないか、部員一人ひとりに練習可能な時間を聞き出しました。最初は消極的な部員も多かったのですが、無理なく励めるように声のかけ方にも注意したところ、練習にあまり参加しなかった部員も参加してくれるようになりました。当初は50%だった参加率が、最後には100%近くまで参加してもらえるようになるまで成長しています。
また、一人でも練習を進められそうな部員には個人練習を積んでもらう一方で、モチベーションがあがらなかったり、走るフォームに不安があったりする部員にはチームでの練習参加を促しました。靴ひもの結び方をアドバイスするなど、部員に応じて指導する工夫をした結果、練習時間を例年の150%に増やせました。
練習を重ねた結果、例年下位だったマラソン大会では3位入賞を果たすことができました。最初はうまくいきませんでしたが、粘り強く声かけを続け、練習を重ねた結果だと思います。
私は、山岳部で培った粘り強く課題に取り組み続ける力で、開発事業部での新たな事業に貢献してまいります。ビルの建設や事業誘致には数年から、場合によっては数十年単位の時間がかかり、時代の変化によって当初立てていた計画どおりに進まなかったり、契約が白紙に戻ったりすることも多々あるとうかがっています。
しかし、私は生まれ持った持久力と粘り強さで逆境に負けず課題を解決し続け、貴社の利益に貢献してまいります。何卒、よろしくお願いいたします。
開発職を志望する場合の例文
私は、「現状に慢心せず疑問を持ち、常に新しい方法を模索する探求心」があると自負しております。
私は大学時代、おにぎり屋でアルバイトをしていました。最初は店頭で接客やレジを担当していましたが、1年後には具を作ったりおにぎりを握ったりする作業も任されるようになりました。
接客をしていたときから気になっていたのが、時々ヒジャーブをかぶったムスリムのお客さまから、ハラルの食品かどうかを確認されるケースでした。ハラルの食品とは、イスラム教の戒律に反しない、豚肉やアルコールを使わない食品です。
「最初は豚肉以外ならよいだろう」と梅や焼き鮭などのほかに、海老天おにぎりを勧めていました。しかし、調べると醤油にアルコールが添加されているため、ハラルではなかったことがわかりました。
そこで私は、塩味の海老天おにぎりを提案し、店長に受け入れてもらえました。塩加減や塩の種類について試行錯誤を繰り返し、動物性由来のアミノ酸を使わない抹茶塩の海老天おにぎりを新商品として店頭に出しました。
さらに、わかりやすく原材料名について書かれたPOPを設置したところ、「今まで日本の食文化として知ってはいたが、なかなか食べられなかった海老の天ぷらを手軽に食べられる」と好評をいただきました。抹茶塩味の海老天おにぎりは毎月1,500個の売上を誇り、利益に貢献することができました。
私は持ち前の探究心で、貴社においても新商品の開発をしてまいります。農学部で微生物の食品利用を研究していた経験を活かし、既存の食品だけではなくこれからの時代に必要とされる要素は何か考え続け、食品開発に精力的に取り組み続けます。
何卒、よろしくお願いいたします。
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就活の自己推薦書の例文【長所・強み編】
長所や強み別の自己推薦書の例文を紹介します。
主体性をアピールする場合の例文
私は、「自分で考えて行動できる主体的な人間」だと考えております。
私は、大手チェーンのイタリアンレストランでアルバイトをしていました。初めてのアルバイトでわからないことが多かったのですが、機敏に動く先輩を見て、どうしたら早く動けて、どのように先輩の力になれるかを研究しました。
たとえば、先輩は、ドリンクの注文が大量に来たときは、一度手を止めて注文を整理しています。私は、慌てて次々と入ってくる注文を作るのに必死でした。そこで、私は先輩の真似をして、一度手を止めて考える時間を数秒作りました。そうすることで、ドリンクの提供スピードが早くなりました。
今回の例では、大変な状況になったら一度立ち止まって考えてみるということを学びました。ほかにも、社会人になる前に学べて良かったことが数多くあります。
主体的に動くことで、さまざまな気づきがあり、自分の学びになりました。これからも、主体的に学ぶ姿勢を忘れずに、よいものを吸収して自分のものにできるように行動します。
協調性をアピールする場合の例文
私は、「グループメンバーの個性のバランスを取ること」が得意です。
大学では3年生からゼミ長を努めさせていただいています。共同研究を行ううえで、メンバーそれぞれが得意な分析方法を任せられるように、事前にアンケートを取りました。
メンバー12人を3つの分析に分類する際に、主体性のあるメンバーをリーダーに抜擢して3チームを作成しました。これにより、スムーズな作業で研究結果と論文を提出できました。
教授から「思ったより1ヶ月早く提出してくれた」とお褒めの言葉を頂いたことが、自分の行動に自信を持てたと思います。
貴社の業務では、新しいプロジェクトを遂行するメンバーの強みを活かし、精度の高い結果を出していきたいと思っております。自分だけでなく、一緒に働く方々のモチベーションを上げることが、入社後の目標です。
やる気と熱意を持って、御社の業務に携わっていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
柔軟性をアピールする場合の例文
私の強みは、「さまざまな状況で臨機応変に対応できるところ」です。大学2年生のころに半年間、アメリカに留学した経験があります。アメリカに到着した当初は、文化の違いで苦しみました。たとえば、強い口調ではっきりと意見したり、アジア人差別をしてきたりなどです。
最初は恐怖心で自分の殻に縮こまってしまうことが多かったのですが、悪い点ばかりにフォーカスしていることに気がつきました。このままでは「多様な世界と触れ合う機会を逃してしまう」と感じ、アメリカの魅力的な点を探すようになりました。
すると、これまで気づかなかった鮮やかな自然が目に入ります。そして、留学期間で出会った人々との出会いを大切にし、たくさんの友達を作って日本に帰国しました。
大学で出会った人やお世話になった人への感謝を忘れずに、留学を終えられたことは、かけがえのない経験だと感じています。
留学では、悪い点を見るのではなく、よい点を探すことで、臨機応変に環境に適応できました。貴社は、取引先との関係を大切にしていると聞きました。入社後も、出会う人への感謝を忘れずに、取引先との良好な関係を築いていきたいです。
外向性をアピールする場合の例文
私は、どのような人とでも打ち解けられる外向性のある人間です。
高校3年生の3月から長期休みを活用し、宮古島でのリゾートバイトを始めました。リゾートバイトを始めた理由は、観光地で全国各地から旅行で訪れる方との出会いで、同じ場所にいては得られない学びがあると感じたからです。
友達100人を目指し、長期休みごとに大学3年生までリゾートバイトへ向かっていました。リゾートバイトでは、多くの人と出会い、さまざまな生き方をしている人と出会えました。
今では、47都道府県のどこに旅行しても、知人がいる状況です。多くの人と会話をすると、それぞれに多種多様な考えがあることがわかりました。
貴社では、リゾートバイトの経験で培った外向性を活かし、契約に繋げられるような人間性を磨きあげたいと考えております。
自己推薦書を作成したら、すぐに送付せず、一晩寝かせるのがおすすめです。時間を置いて再読すれば、気づかなかった誤字脱字や表現の違和感なども発見できます。
もし、忙しくて自分で確認する時間がなければ、第三者に添削をしてもらいましょう。就活セミナーで添削を行っている場合もあるので、参加してみてください。
就活セミナーについては、「就活セミナーとはどんなもの?基本的な内容や参加メリットを理解しよう」で解説しています。
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自己推薦書では、アピールポイントを一つに絞り、数字を使って具体的に伝えると高評価につながりやすくなります。また、自己分析をしっかりと行い、自分の強みに説得力を持たせましょう。
とはいえ、「この自己推薦書で大丈夫か」「インパクトのある自己推薦書が作成できるのか」と不安に思う気持ちはなかなか払拭できないですよね。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。