自己推薦書の例文12選!就活向けの書き方や準備方法も紹介

このページのまとめ

  • 自己推薦書とは、自分の強みや長所をより具体的に企業へ伝えるための書類
  • 自己推薦書を書く際は、自分の強みと企業の求める人材の理解が必要
  • 数字やポジティブな表現を使い、一貫性を保って書くのが自己推薦書のポイント

自己推薦書の例文12選!就活向けの書き方や準備方法も紹介のイメージ

「自己推薦書を作成する際に例文を参考にしたい」と考える就活生は多いでしょう。自己推薦書を作成する際は、例文や作成の基本を参考にしつつ、オリジナリティのあるエピソードを含めて自分の強みを効果的にアピールする必要があります。

この記事では、自己推薦書の12の例文とあわせて基本的な構成や書き方を解説。自分の魅力を効果的に伝えるコツもご紹介しています。選考を有利に進めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目 次

【職種別】自己推薦書の例文

ここでは、志望職種別に自己推薦書の例文を5つご紹介します。職種ごとに企業が求める資質は異なるため、自己推薦書の内容も調整する必要があるでしょう。自己推薦書の書き方に悩んでいる就活生は、ぜひ参考にしてみてください。

事務職を志望する例文

私は、「困難な状況でも効果的な改善策を提案する課題解決能力」を強みとしています。

大学2年生の4月から現在まで続けている居酒屋のアルバイトでも、この強みは発揮されました。私がアルバイトを始めた当初は、ホールスタッフの基本的な対応方法についてルールが明確になっていませんでした。注文の取り方やお客さまへの提供タイミングに至るまで、対応方法が各アルバイトに任されている状況だったのです。

店長やベテランアルバイトが対応する日は、接客において大きな問題が起きませんでした。しかし、経験が少ないアルバイトが中心の日には、クレームが毎回のように出て業務にも支障が出ている状態でした。

私は状況を改善すべきだと考え、店長に業務マニュアルの作成を提案しました。まず、ベテランスタッフに対応のポイントや注意している点をヒアリングし、マニュアルとして文章化しました。また、マニュアルだけでは読まないアルバイトも出てくると考え、業務中に確認できるチェックリストも作成し、全員で共有しました。

結果として、業務が属人化している状況が緩和され、お客さまからのクレーム回数を最も多い時期の4分の1程度まで削減できました。

貴社では、チームで話し合って業務を進める風土を大切にしていると伺っています。入社後はアルバイトで培った課題解決能力を活かし、チームで業務を円滑に進めるための提案を積極的にしたいと考えております。

事務職を志望している方は、「事務職の自己PR例文8選!求められるスキルを理解しアピールに活かそう」の例文も参考にしてみてください。

営業職を志望する例文

私の強みは、相手のニーズを的確に捉えて行動する「徹底した顧客志向」です。
大学時代に3年間継続したカフェのアルバイトでは、常連客の定着率を向上させることに注力しました。当初、アルバイト先の店舗ではマニュアルどおりの接客が徹底されていましたが、お客さま一人ひとりの好みに合わせた細かな配慮が不足していると感じていました。

そこで私は、お客さまの注文の傾向や滞在時間、会話の内容を記憶し、それぞれの状況に合わせたプラスアルファの提案を実践しました。たとえば、勉強や仕事で長時間滞在される方には、集中を妨げないタイミングでお冷の交換や追加の軽食を提案しました。また、好みの味を把握しているお客さまには、新メニュー導入時に「以前お好きだと言っていた味に近いですよ」と個別におすすめしました。

こうした取り組みを続けた結果、店長から「お客さまからの指名や感謝の言葉が最も多い」と信頼をいただき、学生リーダーに任命されました。店舗全体の売上も、私がリーダーを務めた1年間で前年比110%を達成することができました。

貴社においても、この徹底した顧客志向を活かし、お客さまの潜在的な課題を解決できる営業職として貢献したいと考えています。地域に根ざし、顧客との長期的な信頼関係を大切にする貴社の一員として、誰よりも信頼されるパートナーを目指して努力いたします。

営業職を志望してる方には、「【新卒向け】営業職の自己PRの書き方!評価される強みと例文10選」の記事もおすすめです。

企画職を志望する例文

私の強みは、目標達成のために現状を分析し、周囲を巻き込んで完遂する「粘り強い実行力」です。
大学時代に所属していた山岳部では、学外マラソン大会の団体戦で入賞経験がないことが課題でした。部長に就任した私は、部全体の士気を高めるには目に見える成果が必要だと考え、3位入賞を目標に掲げました。

まず部員が練習に消極的だった原因を分析したところ、一律のハードな練習メニューが各々の体力差や生活リズムに合っていないことが分かりました。そこで私は、個々の状況に合わせた「パーソナル練習計画」を導入しました。自主練習で成果を出せる部員には個別メニューを、フォームに不安がある部員には対面指導を行うなど、個別に声を掛け、納得感をもってもらえるよう工夫しました。

当初は50%程度だった練習参加率は、個別のフォローを継続した結果、最終的にはほぼ100%にまで向上し、部全体の練習量も例年の1.5倍に増やすことができました。その結果、本番の大会では目標であった団体戦3位入賞を果たすことができました。

企画職においても、分析に基づき、粘り強く周囲を動かす力が不可欠であると考えています。長期にわたる再開発事業や都市計画では、予期せぬ変化や困難が伴うことも多いと伺っています。そのような逆境においても、状況を的確に捉えて最善の策を練り、社内外のステークホルダーと信頼関係を築きながら、貴社の事業に貢献してまいります。

開発職を志望する例文

私は、「現状に慢心せず疑問をもち、常に新しい方法を模索する探求心」があると自負しております。

私は大学時代、おにぎり店でアルバイトをしていました。最初は店頭で接客やレジを担当していましたが、1年後には具の調理やおにぎりの成型作業も任されるようになりました。

接客時にたびたび気になっていたのが、ヒジャーブをかぶったムスリムのお客さまから、「イスラム教の戒律に反しない、ハラルの食品」かどうかを確認されるケースでした。「最初は豚肉以外なら良いだろう」と梅や焼き鮭などのほかに、海老天おにぎりをおすすめしていました。しかし、調べると使用している醤油にはアルコールが添加されており、問題があると分かりました。

そこで私は、塩味の海老天おにぎりを提案し、店長に受け入れてもらえました。塩加減や塩の種類に試行錯誤を繰り返し、動物性由来のアミノ酸を使わない抹茶塩の海老天おにぎりを新商品として店頭に出しました。さらに、原材料名が分かりやすいように、POPも設置しました。

その結果、「日本の食文化として知っていたが、なかなか食べられなかった海老天を手軽に食べられる」と好評をいただくことができました。抹茶塩味の海老天おにぎりは毎月1,500個の売上を誇り、利益にも貢献できました。

私は持ち前の探究心で、貴社においても新商品の開発に貢献してまいります。農学部で微生物の食品利用を研究していた経験を活かし、これからの時代に必要とされる要素は何か考え続け、食品開発に精力的に取り組み続けます。

技術職を志望する例文

私の強みは、目標達成のために仮説と検証を繰り返す「論理的な分析力」です。

私は大学の理工学部で、ロボットの制御アルゴリズムに関する研究に注力してきました。研究の過程で、機体が特定の条件下で予期せぬ動作を起こすという課題に直面しました。周囲が原因を特定できず行き詰まるなか、私はまず過去の膨大な動作ログを可視化し、エラーが発生するパターンの共通点を洗い出しました。

そこから、センサーの干渉とプログラムの処理速度という2つの仮説を立て、それぞれの条件を一つずつ変化させて100回以上のシミュレーションを実施しました。その結果、特定のライブラリの干渉が原因であることを突き止め、コードを最適化することでエラー率を0.1%以下まで抑えることに成功しました。この成果は、最終的に学会での発表にもつながりました。

この経験から、困難な壁に当たっても冷静に事実を分析し、粘り強く正解を導き出すプロセスの重要性を学びました。高度な技術力が求められる貴社の設計部門においても、この分析力を活かしたいと考えています。現場で発生する複雑な課題に対して、データに基づいた論理的なアプローチを行うことで、製品の品質向上と効率的な開発に貢献してまいります。

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【強み別】就活の自己推薦書の例文

ここでは、アピールしたい強み別に自己推薦書の例文を7つご紹介します。幅広い業界や企業でアピールしやすい強みを厳選しているので、自己推薦書を作成する際の参考にしてみてください。

主体性をアピールする例文

私は、自分は「自分で考えて行動できる主体的な人間」だと考えております。

私は、大手チェーンのイタリアンレストランでアルバイトをしていました。初めてのアルバイトで分からない点が多かったため、機敏に動く先輩を見て「どうしたら早く動けて、どのように先輩の力になれるのか」を研究しました。

たとえば、ドリンクの注文が大量に来たときに、先輩は一度手を止めて注文を整理します。慌てて次々と入ってくる注文を作るのに必死だった私は、先輩の真似をして一度手を止めて考える時間を数秒作ってみました。その結果、ドリンクの提供スピードが早くなり、クレームを受ける頻度が減りました。

この経験から、私は「大変な状況になったら一度立ち止まって考えてみると良い」と学びました。ほかにも、社会人になる前に学べて良かった点が数多くあります。

主体的に動けばさまざまな気づきがあり、今後の人生に役立つ学びにつながります。貴社に入社後も、主体的に学ぶ姿勢を忘れずに、良いものを吸収して自分のものにできるように行動します。

協調性をアピールする例文

私は、グループメンバーの個性のバランスをとることが得意です。
大学では3年生からゼミ長を務めており、共同研究を行うにあたってメンバーそれぞれが得意な分析方法を担当できるように、事前にアンケートを取りました。

メンバー12人を3つの分析作業へと分類する際、主体性のあるメンバーをリーダーに抜擢して3チームを作成しました。リーダーの設置により、スムーズな作業で研究結果と論文を提出できました。
教授から「思ったより1ヶ月も早く提出してくれた」とお褒めの言葉を頂いた経験が、自分の行動に自信をもてたきっかけです。

貴社の業務では、新しいプロジェクトを遂行するメンバーの強みを活かし、精度の高い結果を出していきたいと思っております。自分だけでなく、一緒に働く方々のモチベーションを上げて、業務に貢献したいです。やる気と熱意を持って、貴社の業務に携わっていきます。

柔軟性をアピールする例文

私の強みは、さまざまな状況で臨機応変に対応できるところです。

私には、大学2年生のときにアメリカに半年間留学した経験があります。アメリカに到着した当初は、文化の違いで苦しみました。たとえば、強い口調ではっきりと意見する点や、アジア人差別が根強くある点などです。

最初は、恐怖心で自分の殻に縮こまってしまいがちでした。しかし、あるとき、自分がアメリカの悪い点ばかりにフォーカスしていると気がつきました。このままでは「多様な世界と触れ合う機会を逃してしまう」と感じた私は、アメリカの魅力的な点に目を向けるようになりました。

その結果、これまで気づかなかった鮮やかな自然が目に入るようになりました。最終的には、留学期間で出会った人々との出会いを大切にし、たくさんの友人を作って日本に帰国できました。
大学で出会った人やお世話になった人への感謝を忘れずに留学を終えられた経験は、私にとってかけがえのない財産であると感じています。

留学では、悪い点を見るのではなく良い点を探す意識を徹底し、臨機応変に環境に適応できました。貴社は、取引先との関係を大切にしていると伺っています。入社後も、出会う方への感謝を忘れずに、取引先との良好な関係を築いていきたいです。

外向性をアピールする例文

私は、どのような人とでも打ち解けられる、外向性のある人間です。

高校3年生の3月から長期休みを活用し、宮古島でのリゾートバイトをしました。リゾートバイトを始めたのは、観光地で全国各地から旅行で訪れる方と出会うことで、普段では得られない学びがあると考えたためです。

現地では、接客業務の枠を超えて積極的に多くの方と交流することを目標に掲げました。相手の年齢や出身地、職業に関わらず、一人ひとりの背景に興味をもって話を聴くことを徹底した結果、現在では47都道府県すべてに、近況を報告し合える知人や友人ができるまでになりました。

この経験を通じて、自分とは異なる考えをもつ相手に対しても、先入観をもたずに歩み寄り、共通の話題を見つけ出す力を養うことができました。また、多様な生き方に触れることで、相手が言葉にしていない潜在的なニーズを察知する視点も身につきました。

貴社においても、この外向性を武器に、初めてお会いするお客さまとも迅速に信頼関係を築き上げたいと考えています。持ち前の行動力で接点を増やし、一人ひとりの想いに寄り添った提案を行うことで、貴社のビジネスの拡大に貢献してまいります。

几帳面さをアピールする例文

私の強みは、どれほど忙しい状況でも正確さを第一に作業できる几帳面さです。

私は、大学入学直後から現在に至るまで、経理のアルバイトを続けています。データ入力や伝票整理など、経理の仕事には単純な作業もありますが、ちょっとしたミスが大きなトラブルに発展します。アルバイトをしていた会社では、繁忙期で仕事量が増えるとどうしてもミスが出てしまうことが問題になっていました。

私は状況を改善するために、二重チェックの導入をはじめとする確認作業の徹底を提案し、自らも遵守するようにしました。その結果、私がアルバイトとして入った年度の繁忙期におけるミスが前年比30%程度になり、業務効率が上がったと社長よりお褒めの言葉をいただきました。

貴社に入社しても、持ち前の几帳さを発揮してチームの活動を支え、業績アップに貢献したいと考えております。

粘り強さをアピールする例文

私の強みは、困難な状況でも諦めず、目的を果たすまでやりきる粘り強さです。

貴社のサマーインターンシップに参加させていただいた際に、私は訪問営業のチームに所属しました。私は営業経験がなかったため、初日では契約を1件も獲得できませんでした。
「このまま終わってしまっては経験として何も残らないかもしれない」と危機感を覚えた私は、商談の進め方について社員の方に相談しました。また、社員の方の商談に同行する機会をいただき、話し方や質問への返答方法を徹底的に学びました。

1日の終わりには、その日最も契約を獲得したインターン生に話を聞き、自分の営業に活用できないか検討したうえで次の日を迎えるようにしました。その結果、インターンシップ最終日にはチーム内で2位の契約件数を達成できました。

貴社に入社後も、インターンシップの経験で培った粘り強さを活かして困難な状況にも真摯に向き合い、営業担当として貴社に貢献したいと考えております。

前向きさをアピールする例文

私の長所は、どれほどうまくいかなくてもチャレンジし続けられる前向きさです。

私は中学時代よりバスケットボールを続けており、大学でも部に所属しています。入学直後はレギュラーになれず、挫折を味わいました。しかし、後ろ向きに考えても状況は改善しません。私はレギュラー落ちを成長の機会だと考え、バスケットボールとの向き合い方を徹底的に見直そうと考えました。

入部当時レギュラーだった先輩の練習メニューを参考にし、食事メニューも栄養を考えたものに変更しました。また、毎回の練習後には監督のもとへ質問に行き、常に課題を明確にして練習に参加するよう心掛けました。

その結果、少しずつ実力が向上し、大学2年生の7月から引退までレギュラーとして試合に出場しています。最後の大会では、チームとして関東で2位の好成績を収められました。

貴社に入社後も、この前向きな姿勢を活かし、どのような業務にも真摯に取り組み、成長を続けて業務に貢献していきたいと考えております。

この記事で紹介した例文はあくまで一例です。そのまま自分のアピールとして使うのは避け、オリジナルのエピソードを基に、自分らしい書類の作成を心掛けましょう。

このほかの例文をチェックしたい方は、「就活に役立つ自己PR例文25選!書き方や高評価につながるコツも解説」の記事をご覧ください。

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自己推薦書とは適性と熱意を伝える書類のこと

自己推薦書とは、その名のとおり自分自身を推薦するための書類です。就活においては、自分の強みや長所、これまでに培ったスキルなどを記載し、「自分を採用することで企業にどのようなメリットがあるか」「自分がどのように貢献できるか」を客観的に伝える手段として活用します。

ここでは、自己推薦書を作成する前に知っておきたい基本知識を解説します。自己推薦書の提出を求められている就活生の方は、ぜひご一読ください。

就活における自己推薦書の概要

就活での自己推薦書は、履歴書やエントリーシートの内容を補強し、より詳細な情報を企業に届ける役割を担っています。あくまで補助的な提出物という位置づけではありますが、履歴書やESと矛盾がないよう一貫性をもたせることが重要です。

自己推薦書には基本的に決まったフォーマットがありません。企業で指定されるケースを除き、基本的には自由な構成で作成できます。だからこそ、読み手である採用担当者に配慮した文章構成や、内容の工夫が求められるでしょう。

自己PR・自己紹介との違い

自己推薦書は、自己PRや自己紹介とは異なります。

自己PRは、履歴書の一項目や面接の受け答えとして行われる要点を絞ったアピールのことです。対して自己推薦書は、その自己PRの内容をより詳細に、かつ客観的な根拠を交えて記述した書類を指します。

また、自己紹介は氏名や大学名、趣味といった自分の基本情報を知ってもらうための挨拶ですが、自己推薦書ではこうしたプロフィール情報はメインではありません。自己紹介は、自分を知ってもらうもの、自己推薦書は自分の強みに焦点を当てて売り込むものと明確に区別しましょう。

企業が自己推薦書を求める理由

企業が自己推薦書の提出を求める一つの理由は、就活生が自分自身の能力や性格を客観的に分析できているかを確認するためです。また、応募者の価値観や意欲が企業と合っているかを確認する意図もあるでしょう。

履歴書やESよりも自由度の高い自己推薦書を求めることで、企業は「この学生は自社の課題やビジョンをどれだけ理解し、自分の強みをどう役立てようと考えているのか」を深く知ろうとします。自己推薦書は企業にとって、ミスマッチを防ぐための重要な判断材料なのです。

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就活の自己推薦書を書く前に必要な3つの準備

自己推薦書を説得力のある内容にするためには、自分の内面と応募先企業の両方を深く掘り下げる必要があります。自己推薦書をいきなり書き始めるのではなく、事前の準備を行いましょう。

ここでは、自己推薦書を書く前に必要な3つの準備を解説します。

1.自己分析で強みを探す

自己推薦書を書く前に、自己分析を行い自分の強みを探しましょう。準備段階では、企業で評価されるかどうかにこだわり過ぎず、自由に自分の良い点を挙げるのがポイントです。自分では当たり前だと感じていることも、他者から見れば素晴らしい強みになる可能性もあります。客観的に分析することが大切です。

これまでの学生生活のなかで、自分が主体的に取り組んだことや、困難を乗り越えた経験を書き出してみてください。その際、なぜその行動をとったのか、どのような工夫をしたのかといったプロセスを深掘りしましょう。自分でも気づいていなかった本質的な強みが見えてくる場合があります。

自己分析の具体的な方法は「自己分析のやり方は?おすすめの方法12選と就活における注意点を紹介」の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

2.志望企業への理解を深める

自己推薦書の作成前に、企業研究をして志望企業についての理解を深める必要もあります。志望企業について調べるためには、Webサイトのチェックや企業説明会への参加が有効です。特に、企業説明会やインターンでは、手軽に現場で実際に働いている社員の話を聞けるので、積極的に参加してみてください。

また、OB・OG訪問を行い、志望企業について教えてもらうのも一つの手。OBやOGの知り合いがいない場合には、大学のキャリアセンターで紹介してもらえる可能性があるので相談してみましょう。

企業研究の方法は、「企業研究のやり方は?基本的なステップや効率良く進めるポイントを解説」の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせてご参照ください。

3.エピソードを整理する

自分の強みや志望企業について理解できたら、アピールポイントの根拠となるエピソードを整理しましょう。自己推薦書では、単に「私には○○という強みがあります」と述べるだけでなく、そのように考える理由を論理的に説明する必要があります。

エピソードを整理する際は、当時の状況や直面した課題、自分が取った具体的なアクション、そしてその結果として得られた成果を書き出してみてください。特に、自分がどのような考えや価値観で行動したのかという、思考のプロセスを明確にしておくと、文章にした際の説得力が高まります。

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就活の自己推薦書を書く5ステップ

自己推薦書を書き進める際は、段階を追って内容を固めていくことが大切です。企業に合わせたアピールポイントを選び、構成、作成、ブラッシュアップの順番で作成を進めましょう。

ここでは、就活の自己推薦書を書く5ステップを解説します。流れに沿って説明し、論理的で説得力のある自己推薦書に仕上げてみてください。

就活の自己推薦書を書く5ステップのイメージ

1.アピールする強みを選ぶ

自己推薦書で書く際は、まず始めにアピールする強みを選びましょう。自己分析で明らかになった自分の強みのなかから1つ選ぶのがポイント。複数の強みを盛り込もうとすると、一つひとつの印象が薄くなり、結局何が言いたいのかが伝わりにくくなるので注意が必要です。1つの強みを具体的なエピソードで深掘りするほうが、採用担当者の印象に残りやすくなります。

アピールしたい強みが複数あって迷う場合は、志望企業の社風や価値観に最もマッチするものを選ぶのがおすすめです。また、志望する職種から選ぶ方法もあります。営業職であれば行動力、技術職であれば継続力や集中力など、職種によって評価されやすい特性は異なるでしょう。

2.企業が求める人物像と結びつける

強みを選んだら、企業が求める人物像とのつながりを考えてみてください。選んだ強みが、志望企業の求める資質や職務内容とどのように合致するのかを明確にします。

自己分析で見つけた自分の魅力と、企業研究で把握したニーズの接点を見つけ、それらが重なり合っていることを強調しましょう。自分本位なアピールにならないよう、常に企業側の視点に立って、強みが企業にとってのメリットに変換されているかを意識することが大切です。

3.文章の構成を考える

実際に執筆に入る前に、文章の構成を考えましょう。自己推薦書を作成する際は、論理的で分かりやすい「PREP法」を基本として構成を組み立てることをおすすめします。

PREP法とは、以下の4つの流れで文章を作成する手法のことです。

・Point:結論(自分の強みや長所)
・Reason:理由(なぜその強みがあるといえるのか)
・Example:具体例(強みが発揮された具体的なエピソード)
・Point:結論(入社後にその強みをどう活かすか)

PREP法を意識すると、読みやすく説得力のある文章に仕上がります。特に重要なのは、一番最初の結論です。「私には問題解決能力があります」「私の強みは、目標に対して粘り強く取り組む力です」というように、自分のアピールポイントを冒頭で簡潔に伝えましょう。最初に結論を述べることで、採用担当者がそのあとのエピソードを理解しやすくなります。

4.実際に書いてみる

構成が決まったら、実際に文章に落とし込んでいきます。ここでは、読みやすさを意識し、丁寧な言葉遣いを心掛けましょう。自分の実績や経験を伝える際は、できるだけ具体的な状況がイメージできるように記述します。

最初から完璧な文章を目指すよりも、まずは自分の考えを最後まで書き切ることを優先してください。

5.添削してブラッシュアップする

書き上げた文章は必ず読み返し、ブラッシュアップを行ってください。内容に矛盾がないか、誤字脱字はないかを確認するのはもちろん、第三者に読んでもらって客観的な意見をもらうのも効果的です。自分の強みが企業のメリットとして正しく伝わっているかを、読み手の視点で厳しくチェックすることで、より完成度の高い自己推薦書を目指せます。

説得力のある自己推薦書を書きたい方は、「自己PRの書き方は?就活で評価されるアピール方法や強みを例文つきで解説」の記事も参考にしてみてください。

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就活の自己推薦書で効果的にアピールする5つのコツ

自己推薦書は、企業に自分の魅力をアピールするチャンスです。数字や具体的なエピソード、ポジティブな表現を使い、自分の強みをより鮮明に伝えましょう。

ここでは、就活の自己推薦書で効果的にアピールする5つのコツを解説します。

1.数字や客観的な事実を用いる

数字や客観的な事実を用いるのが、自己推薦書の説得力を向上させる一つの方法です。

たとえば「コミュニケーション能力があります」とだけ伝えるよりも、「1年間の留学経験を通して、現地で20人以上の多国籍なグループをまとめ上げた」のように伝えるほうが効果的です。数字や客観的事実があると、強みをイメージしやすくなるだけでなく、ほかの就活生との差別化にもつながるでしょう。

ただし、説得力をあげるために嘘のエピソードを使うのは避けてください。人から聞いた話や作り話は、面接で深掘りされた際に矛盾が生じやすく、採用担当者にも見抜かれてしまいます。自分のオリジナルのエピソードを語ることで、初めて説得力が生まれるのです。

就活で嘘をつくリスクや問題点については、「就活で嘘をつくとどうなる?ばれる理由やリスクも解説」の記事も参考にしてみてください。

2.入社後の活躍をイメージさせる

入社後の活躍をイメージさせられるように意識するのも、効果的な自己推薦書を作成するコツです。自分の強みを提示するだけで終わらせず、実際の業務でどう役立つのかを具体的に記述しましょう。

「私の○○という強みは、貴社の××というプロジェクトにおいて、現状の課題を解決する力になると確信しています」というように、企業の事業内容と自分のスキルを結びつけて伝えます。入社後の貢献イメージをこちらから提示することで、企業側はあなたを組織の一員として迎える具体的なメリットを確信できるようになります。

自分の強みがただの過去の実績ではなく、入社後の利益に直結することを意識しましょう。

3.ポジティブな表現を使う

自己推薦書を作成する際は、ポジティブな表現を徹底するのもポイントです。自己推薦書では、自分をできる限り魅力的に見せる意識が求められます。

たとえば、「心配性」では自信がないように伝わる恐れがあるので、「責任感がある」「常に熟慮する」などと表現したほうが前向きな印象を与えられるでしょう。

就活でのポジティブな言い換え表現については、「短所一覧70選!ポジティブな伝え方と長所への言い換えを例文つきで解説」の記事を参考にしてみてください。

4.誤字脱字のチェックを徹底する

誤字脱字のチェックを徹底するのも、効果的な自己推薦書を作成するうえで重要です。就活の提出書類に誤字脱字があると、「やる気がない」「志望度が低い」と判断されてしまう可能性があります。

自分で確認する際は、画面上で見直すだけでなく一度紙に印刷したり、声に出して読み上げたりするのが効果的です。黙読では見落としがちな文章のねじれや、接続詞の不自然な重複に気づきやすくなります。

また、作成から少し時間を置いてから見直すことも大切です。書き上げた直後は内容を記憶しているため、頭の中で勝手に言葉を補ってしまいがちですが、時間を空けると初めてその文章を読む人のような客観的な視点を取り戻すことができます。

5.一貫性を意識する

効果的な自己推薦書に仕上げるためには、一貫性を意識することも大切です。自己推薦書全体、さらにはほかの提出書類との間でも一貫性を保ちましょう。

文章の最初と最後で主張が途中でぶれてしまうと、何を一番の武器としているのか判断できず、印象がぼやけてしまいます。また、前述したように自己推薦書はほかの書類を補強する役割をもつため、それぞれの書類でアピールしている強みが異なっていたり、エピソードの事実に相違があったりすると、信頼性を損なう原因になります。

すべての選考プロセスを通して「自分はどのような強みをもち、どう貢献できる人間なのか」という軸をぶらさずに伝えることで、採用担当者に強い印象を残せます。

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自己推薦に書く強みが見つからないときの対処法

「自己推薦書に書くべき強みが思い浮かばない…」と悩む就活生もいるでしょう。自分史やモチベーショングラフ、就職エージェントなどを活用し、多角的な視点で自分を見つめ直すのがおすすめです。

ここでは、自己推薦に書く強みが見つからないときの対処法5選をご紹介します。

過去の体験をまとめた自分史を作る

自己分析の代表的な方法の一つに、「自分史」の作成が挙げられます。大学・高校・中学・小学生時代を振り返り、印象的なエピソードを書き出してみましょう。過去のエピソードと自分の強みや長所をセットで整理できるので、自己推薦書の準備に適しています。

就活では特に、大学時代の経験を中心に振り返ってみてください。採用担当者は、過去ではなく現在の応募者がどんな人物なのか理解しようとしているためです。部活動やアルバイト、インターンシップなどを通じて得たスキルや成果を整理してみましょう。

とはいえ、古いエピソードを振り返るのも決して無駄ではありません。振り返る範囲を広げるほど、自分自身の理解が深まっていくためです。自分史の作り方は、「自分史の書き方はどうすればいい?テンプレートの例やまとめ方を解説」で詳しく解説しています。

モチベーショングラフを作る

モチベーショングラフとは、これまでの人生で感じたモチベーションの変動を記したグラフです。以下のようなエピソードに焦点を当て、時系列で線グラフを作成すれば、自分の感情や行動パターンが把握しやすくなります。

・やりがいを感じたとき
・充実を感じたとき
・やる気が下がったとき
・気分が落ちたとき

モチベーショングラフを活用すれば、自分に適した仕事環境や能力を発揮しやすい状況を把握しやすいでしょう。モチベーショングラフについては、「自己分析に役立つモチベーショングラフとは?作成のコツや活用方法を解説」も参考にしてください。

他己分析で自分を客観的に知る

他己分析も、自己推薦書に書けるアピールポイントを探す一つの方法です。他己分析とは、自分の強みや弱みなどについて、他人に評価を聞く方法のこと。周囲の人に自分の特徴や人となりを聞いてみることで、客観的な視点からみた自分を知れるでしょう。自分では分からない特徴や魅力に気づけるケースもあるので、さまざまな立場の人に協力を依頼してみましょう。

また、他己分析で得た情報を自己推薦書にそのまま使える場合もあります。「友人からは△△と言われています」「アルバイト先では△△と評価されました」などと客観的な意見として伝えれば、説得力が増すでしょう。

他己分析の進め方は「他己分析とは?有意義かつ効率的なやり方のポイントや質問例30選を紹介」の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

SWOT分析を取り入れる

SWOT分析も、自分の強みを探すための効果的な方法です。SWOT分析は、自分自身の資質と、自分を取り巻く環境を組み合わせて分析するフレームワークのこと。以下の4つの頭文字から構成されています。

・Strength(強み):自分の長所や他者より優れているスキル
・Weakness(弱み):自分の短所や克服すべき課題
・Opportunity(機会):業界の成長性や人手不足など、自分に有利な外部要因
・Threat(脅威):景気の後退や選考倍率の高騰など、自分に不利な外部要因

この分析のメリットは、単に自分の性格を知るだけでなく「この業界で、自分の強みをどう戦略的に売り込むか」を考えられる点にあります。自分の内面と社会の動向をセットで整理することで、企業のニーズに合致した、説得力のある自己推薦書が書けるようになるでしょう。

就職エージェントに相談する

自己推薦書の作成に行き詰まったときは、就職エージェントに相談するのもおすすめです。就職エージェントのキャリアアドバイザーは、数多くの就活生を見てきています。自分の強みを分析してくれるだけでなく、志望する業界や職種で具体的にどのようなエピソードが好まれるかといったアドバイスも受けられるでしょう。

また、就職エージェントとの対話を通じて自分の考えを言語化したり、客観的なフィードバックを受けたりすることで、自己推薦書に書くべき強みがより鮮明になるのもメリットです。志望業界や企業に合わせて、より戦略的に書類を作成できるようになります。

自分のアピールポイントを探す方法は、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方9選や目的・活用例を解説」の記事を参考にしてみてください。

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自己推薦書の作成アドバイスを受けたいあなたへ

自己推薦書は、これまでの努力や成果を一つの形にする機会です。強みを1つに絞り、具体的なエピソードを盛り込んで、印象的なアピールを目指しましょう。そのためには、自己分析や企業研究をしっかりと行い、企業のニーズに合わせることが大切です。

「本当にこの内容で伝わるだろうか」「自分の強みは企業のニーズに合っているだろうか」と不安に感じている方は、キャリアチケット就職エージェントへご相談ください。

キャリアチケット就職エージェントは、就活にお悩みを抱える学生の支援に特化した、新卒向けのサービスです。多くの就活生をみてきた経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの希望と適性にピッタリの企業を厳選してご紹介します。あなたの強みを引き出す自己分析や書類添削も一緒に行うので、自己推薦書の作成に不安がある方も安心です。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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