IT業界の志望動機例文を紹介!未経験や文系学生のアピール方法とは

このページのまとめ

  • IT業界で評価される志望動機を作るには、業界研究や企業研究が大切
  • IT業界の志望動機では、業界や職種に合わせて求められる人物像のアピールを行う
  • 文系や未経験でも魅力的な志望動機を作成すればIT業界の内定を得られる可能性がある

IT業界の志望動機例文を紹介!未経験や文系学生のアピール方法とはの画像

「IT業界の志望動機はどのように書けば良い?」「どんな内容が評価されるの?」と悩む就活生も多いでしょう。IT業界は職種や業界の幅が広いため、志望する企業や業界の特徴に合わせた強みをアピールすることが大切です。

この記事では、IT業界の志望動機を作成する際のポイントや構成のコツを解説します。最後まで読めば、選考を突破できる志望動機を作成できるでしょう。

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目 次

IT業界の企業が志望動機から確認したいこと

IT業界の企業は、志望動機から就活生の人物像や学習意欲、自己分析の制度などを確認しています。ここでは、志望動機からどのような点が評価されているかを解説するので、IT業界を目指す方は参考にしてください。

業界研究や企業研究がしっかりされているか

IT企業は志望動機を聞くことで、業界や企業に対して深く理解しているかを確認しようとしています。

たとえば、「御社は△△技術の分野で業界トップの位置にいると知り、最先端のテクノロジーを学びたい自分にとって魅力的な企業だと感じ志望いたしました。」といった内容の志望動機は、企業のことをよく調べているという印象を与えられるでしょう。

面接官は、入社後のミスマッチが起こらないよう、企業や業界について深く学んでいる就活生を獲得したいと考えています。

そのため、自分がどれだけ企業研究や業界研究を丁寧にしたか分かる志望動機にすると好印象です。業界に関する調査の方法は「業界分析とは?目的や正しい方法を解説!」で詳しく解説しているので、参考にしてください。

適性を見極める自己分析が正しくできているか

自己分析を正しく行い自分に向いているIT業界の企業や業務を理解しているかも、志望動機から見られているので意識してみましょう

志望動機では、過去の経験や学びを企業での業務でどう活かせるかを伝えます。そのためには、自己分析の作業が欠かせません。

魅力的な志望動機が作成できている就活生は、自分についてよく理解しており、企業との相性も見極められていると判断できるでしょう。

企業の求める人物像に合っているか

求める人物像に合った人材を獲得できるかは、企業にとって非常に重要なミッションとされています。能力のみに焦点を当てて採用しても、企業とのミスマッチから早期離職に繋がり、採用コストの損失や人材育成の遅れに繋がるためです。

ミスマッチを防ぐためには、就活生の「△△がやりたい」と、企業の「△△をさせたい」の内容が一緒にならなければなりません。企業は志望動機からは就活生のやりたい業務や将来の展望を読み取ろうとしてます。

IT企業の志望動機を考える際は、企業の求める人物像であることをアピールできているか意識してみましょう。

新しい技術を学ぶ意欲がある人材か

IT業界の志望動機では、学習意欲がある人材かもチェックされています

IT業界は技術の進化やトレンドの移り変わりが速いため、常に学び続けなければなりません。そのため、向上心があり前向きに最先端の技術知識を身に付けられる人材が求められています。

たとえば、「独学でPythonを修得した」「基本情報技術者の資格を取得した」などの情報を盛り込むと、学習意欲をアピールできるでしょう。

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志望動機作成前に知っておきたいIT業界の現状

IT業界の志望動機を作成する前にIT業界の現状を把握しておきましょう。

IT業界は、企業のDX化の推進や最新技術に対応できる人材の育成が間に合ってないことなどを要因に深刻な人手不足に陥っています

厚生労働省が2024年3月に発表した「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業 調査報告書」によると、プロジェクトマネージャーやソフトウェア開発スペシャリストが不足していると答えた企業が多い傾向でした。

従業員規模別・業種別にみた、各IT・デジタル職種について、「人材不足が深刻な職種である」とした企業の比率。詳細は以下

引用元:「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業 調査報告書(26p)

プロジェクトマネージャーが不足しているとアンケートで答えた企業は、従業員300人以上の企業で68%、300人未満の企業で67%でした。ソフトウェア開発スペシャリストは、従業員300人以上の企業で53%、300人未満の企業で58%が不足していると感じています。

また、情報通信業は非情報通信業と比べて人手不足が深刻だと感じている企業が多い傾向にありました。

人手不足の状態とはいえ、楽に就職できるような業界というわけではありません。急速に進化する技術に柔軟に対応でき、常に貪欲に学ぶ姿勢を持つ人材が求められています。

参照元
厚生労働省
IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業報告書 (令和5年度厚生労働省委託事業)

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志望動機作成前に知っておきたいIT業界の種類

IT業界には、「ハードウェア」「ソフトウェア」「インターネット・Web業界」などの種類があります。

各業種では、個人のWebサイト制作からコンピューターシステムなど社会の生活基盤に関わるものまで、幅広いサービスが提供されています。志望動機を書く前に、まずはIT業界の主な業種を把握しておきましょう。

なお、IT業界についてより詳しく知りたい人は「【IT業界徹底解説Part1】IT業界で働くための基礎知識」の記事を参考にしてください。

ハードウェア業界

ハードウェア業界では、PCやPCの周辺機器、スマートフォンやタブレットに代表されるモバイル端末などハードウェア全般の設計・開発に関するサービスを提供しているのが特徴です。ハードウェア業界でも、スマートフォンの普及によりモバイル端末に関する業務量は増加し、人材の需要も拡大傾向にあります

また、近年では「IoT(Internet of Things)=モノのインターネット」の発展により、エアコンや冷蔵庫などの家電もハードウェアに含まれつつあるようです。

IT業界のなかでも市場規模が拡大傾向にあるので、志望動機を書く際はしっかり業界分析をしてから臨みましょう。

ソフトウェア業界

ソフトウェアとは、ハードウェアを稼働させるために作成されたプログラムを指します。ソフトウェア全般の開発や導入に関するサービスを提供しているのが「ソフトウェア業界」です。

スマートフォンだけでなく、PCの分野でも広くカバーできる多様なオペレーティング・システム(O・S)の需要が高まっており、新しいアプリケーションが日々開発され、生み出されているのが特徴です。

また、近年ではクラウド技術の発展により、SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)も主流になりつつあります。SaaSは、従来のように各利用者がソフトウェアを導入するのではなく、ネットワーク経由でソフトウェアを利用するサービスです。

IT業界のなかでもソフトウェア業界に興味がある方は、志望動機を書く際に「SaaS」や「SMB」などの用語を取り入れると業界理解がしっかりできているとアピールできます。

インターネット・Web業界

インターネット・Web業界では、企業の公式サイトの制作や運営、また他企業からの発注によるWeb制作など、インターネット上のサービスを提供しています。

インターネット・Web業界は、おもに以下の2種類に分かれます。

・企業が個人・一般消費者に向けてサービスを提供する「BtoC(Business to Consumer)」
・企業が企業・法人に向けてサービスを提供する「BtoB(Business to Business)」

インターネット・Web業界で成功するには、Webサイトを構築するためのプログラミング・デザインスキルはもちろん、日々アップデートされる最新スキルの習得が求められます。

IT業界のなかでもインターネット・Web業界の就職を目指す方は、志望動機に学習意欲や向上心をアピールできるエピソードを盛り込むと効果的です。

通信業界

通信業界は、インターネットを使用するために必要な通信インフラの導入・運用などに関するサービスを提供しているのが特徴です。

通信業界はおもに以下の3つの業種に分類されます。

・電波や回線を提供する「通信業」
・電波を使って情報を提供する「放送業」
・インターネット空間の関連サービスを提供する「デジタルプラットフォーム事業」

特に、通信業は私たちの生活に関連性が高く、オフィスや住宅への固定回線や無線ルーターを介したWi-Fi環境の導入や整備・保守などを請け負っています。

また、通信業界では、スマートフォンで通信を行うための5G(第5世代移動通信システム)やLTE(4G)などの移動体通信に関連するサービスを提供しているのも特徴です。近年では5GやIoTの普及によって、ますます大容量かつ高速な通信が可能になり、業界全体も発展していくと予想されています

IT業界の志望動機を作成する際は、通信業界は業種によって業務内容が大きく異なるため、どの企業を受けるかによって内容をしっかり練り直しましょう。

情報処理サービス業界

企業向けの情報システムや、Webサイト上で利用するサービスを開発・運用する企業の総称が情報処理サービス業界です。システムインテグレータとも呼ばれ、顧客企業が求めるコンピュータシステムの開発などがおもな業務です。

具体的には、クレジットカードやネットショッピングの決済システム、市場調査の分析に利用されるシステムの開発などがあります。また、システム開発だけではなく、顧客企業の組織や仕事の進め方を助言するコンサルティングサービスを提供している企業があるのも、特筆すべき点といえるでしょう。

IT業界のなかでもコンサルティングサービスの分野を目指す際は、論理的思考力や問題解決能力をアピールすると効果的です。

自分の興味のある業界が見つかったら、さらに理解を深めるために業界研究を行いましょう。「業界・企業・職種の研究はなぜ重要?就活を効率的に進めるための基礎知識」では、業界研究の重要性を解説しているので、ご一読ください。

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志望動機作成前に知っておきたいIT業界のおもな職種

IT業界にはさまざまな職種が存在し、それぞれの職種で求められるスキルや人物像が異なります。一見すると理系のイメージが強いかもしれませんが、実際には文系出身者も多く活躍しています。

ここでは、IT業界の主要な職種である「エンジニア職」「マーケティング職」「営業職」などについて解説します。業界研究の一環として、それぞれの職種の特徴をしっかり把握しておきましょう。

IT業界の職種についてより詳しく知りたい人は「【IT業界徹底解説Part4】IT業界に関わる職種やキャリアについて」を参考にしてください。

エンジニア職

ITエンジニアは、システム開発、運用、保守を担当する職種です。

エンジニアは、プログラミング言語やツールを使い、ソフトウェアやハードウェアの開発・改善を行います。使用する言語やツールは企業や案件によって異なることもあり、幅広い知識が求められるのが特徴です。

IT業界のうちエンジニア職を希望する場合は、学んだ言語やツールが何かを志望動機で盛り込むと、即戦力として働けることをアピールできます。

マーケティング職

マーケティング職は、市場調査やターゲット分析、プロモーション戦略の立案・実行を行うことで、自社のサービスや製品の販路拡大を目指す職種です。

IT業界のマーケティング職では、新しい技術やサービスの市場ニーズを把握し、効果的なマーケティング活動を展開することが重要視されます。

IT業界のなかでもマーケティング職に興味のある方は、志望動機でデータ分析やデジタルマーケティングスキルをアピールできると良いでしょう

営業職

営業職は、顧客へのITソリューションやサービスの提案や契約、アフターサポートなどを担当します。IT業界の営業職では、顧客のニーズに沿った最適な提案が求められるため、ITに関する専門的な知識も必要です。

このほかに、通常の営業職で求められるコミュニケーション能力や傾聴力、提案力も求められるので、志望動機でもこれらの要素を積極的に取り入れましょう。

総合職

総合職は、企業全体の業務を幅広く担当する職種で、経営企画、人事、総務、財務などの管理部門を中心に活動するのが一般的です。

IT業界の総合職では、企業のビジョンや戦略を立案・実行し、IT技術やサービスを活用して事業を推進する役割が求められるでしょう

総合職のなかで、どの職種に就きたいかを意識しながら志望動機を作るとまとまりのある内容になります。

ITコンサルタント

ITコンサルタントはクライアントの経営課題を抽出し、システムの導入やIT技術によって解決へ導く職種です。

システムエンジニアやPM(プロジェクトマネージャー)が手掛ける要件定義や設計などの工程より前の段階で、クライアントの経営課題を特定し、その解決策を提案する役割を担います。

そのため、IT技術・システムへの深い知見はもちろん、コミュニケーション能力やマネジメントスキル、プレゼンテーション能力など幅広い知識・スキルが求められるでしょう。

ITコンサルタントはIT企業のなかでも倍率が高く、選考難易度が高いことで知られています。ほかの就活生と差をつけるために、志望動機をしっかり作り込みましょう。

コンサルティング業界の仕事内容や役職について詳しく知りたい方は「コンサルティング業界について研究しよう!仕事内容や働く魅力を解説」の記事で詳しくまとめているので、ご参照ください。

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IT業界の志望動機を考える5ステップ

IT企業の志望動機を考える際は、順序に沿って考えるのがおすすめです。ここでは、志望動機を考える基本の5ステップを紹介します。実際に作成を始める前に目を通してみましょう。

1.自己分析をしてIT業界を志望した理由を探る

志望動機を作成し始める前に、自己分析をしてなぜIT業界で働きたいと思ったのか考えましょう。

将来ITに関わる仕事に就きたいと思った背景には、過去の経験が影響しているはずです。

「自分はどのようなときにやりがいを感じた?」「これからどのようなことをしていきたい?」などを深く考え、就活の軸を定めていきます。

自己分析をやりたくでも方法が分からない方もいるでしょう。「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」では簡単な方法を紹介しているので、ぜひ試してみてください。

2.IT業界やIT企業について深く知る

就活の軸がはっきりしたら、IT業界やIT企業について深く知るべく業界研究・企業研究を行いましょう。業界や応募企業についての知識が不十分では、魅力的な志望動機は作成できません。

企業について知る過程で自分がやりたいことと企業のやりたいことの共通点が見つかれば、自ずと志望動機の内容は定まってきます。

3.自分が企業にどう貢献できるかを考える

IT企業の志望動機では、自分の強みをアピールし、入社後どう企業に貢献できるのかといった内容を盛り込みましょう。

面接官に一緒に働きたい人材と思ってもらうには、自分が入社した際の企業のメリットを志望動機で伝える必要があります。

たとえば、志望動機で「部活動の主将経験で培った周囲の人を巻き込んでまとめる力を活かし、プロジェクトの推進に貢献をしていきたい」と伝えると、採用後のビジョンを思い浮かべやすくなります。

4.読みやすい構成を考える

志望動機に盛り込みたい要素を抜き出せたら、伝わりやすい文章構成に当てはめていきます。

IT業界の志望動機を書く際に、文章に凝る必要はありません。内容がスムーズに伝わるよう、シンプルな構成を心掛けましょう。

5.添削をして仕上げる

志望動機が完成したら、第三者に添削を依頼するのをおすすめします。自分で見直すだけでは気付けない間違いや改善点が分かり、志望動機のクオリティを上げられるでしょう。IT業界に詳しい人に添削を依頼すると、より内容を充実させられます。

添削を頼むのは大学のキャリアセンターや社会人の先輩、就活エージェントなどがおすすめです。

就職エージェントのキャリアチケットでは、志望動機の作成をサポートしています。IT業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しているので、ぜひご相談ください。

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IT業界の志望動機の伝え方

IT業界の志望動機を作る場合は、「志望理由」「エピソード」「入社後の目標」の構成で考えるとわかりやすい内容になるのでおすすめです。ここでは、志望動機の構成を3つのステップで紹介します。

1.企業を志望する理由

まずは志望動機の結論となる、「企業を志望する理由」から伝えましょう。結論から伝えることで、志望動機全体を通して、何を伝えるのかが分かりやすくなります。

あなたがなぜIT業界やエンジニア職などを選んだのかは、志望動機の核になる部分です。この理由に企業独自の特徴を結び付けて、「この企業だからこそ実現できることがある」と伝えることで、より説得力のある志望動機になります。

2.志望理由の具体的なエピソード

志望する企業を選んだ理由を具体的なエピソードを交えて伝えます。あなたにしかない、オリジナリティのあるエピソードであるほど、志望動機に説得力が増すでしょう。

リアルな体験を伝えることで、採用担当者が納得しやすくなるだけではなく、人柄も伝わります。「なぜIT業界なのか」「なぜ志望企業なのか」が伝わるエピソードを考えましょう。

3.入社後にどのように貢献できるか

最後に、入社後にあなたがどのように貢献できるかを伝えてください。採用担当者が入社後の姿をイメージできるように、具体的な内容をアピールしましょう。

採用することでメリットがあると思ってもらえれば、評価は高くなります。自身の強みやスキルと業務内容を結び付けて、具体的にどのような職種や仕事で活躍できるのかを伝えてください。

志望動機の書き方や構成の作り方については、「新卒向け志望動機の書き方と例文集!業界別・理由別で差がつく作り方を解説」の記事で解説しています。伝わりやすい構成があるので、構成に沿ってあなたならではの内容を考えてみてください。

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IT業界の志望動機の例文7選【職種別】

ここでは、IT業界の志望動機例文を紹介します。職種別に10パターンの例文を用意したので、IT業界に進みたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

例文1.プログラマー

プログラマーは、IT業界を代表する職種。志望動機では、ほかではなくその企業を選んだ理由を明確にしましょう。

私が貴社を選んだ理由は、貴社の手術支援ロボットの開発技術に感銘を受けたからです。

私の兄には持病があり、幼いころから入退院を繰り返していました。病気を完治させるために手術をしたとき、医療ロボットのおかげで体の負担が少なく済み、回復も早かったと両親から聞かされました。

手術後の兄はみるみる体調が回復し、一緒に外で遊んだり旅行に行ったりできるようになり、とても嬉しかったのを覚えています。そのころから、自分も医療用ロボットに関わる仕事をして病気の人々の役に立ちたいと思い始めました。

貴社は特に小児外科手術の分野に力を入れていると伺っています。自分が大学で学んだロボット開発の技術を活かして、多くの病気の子どもとその家族を救いたいです。

例文2.AIエンジニア

IT業界のなかでもAI領域は特に進歩が速いのが特徴です。志望動機を考える際は、最新技術に対応できる人材であることを証明するため、学習意欲をアピールしましょう

私が貴社を志望した理由は、貴社のAIを活用したサービスに興味があるからです。貴社の発表で、今後10年間でAI事業を拡大する計画があると知り、他社と比較しても同事業に大きく力を入れているところに注目しています。

私は、学生時代のサークルで商店街活性化プロジェクトという企画を立ち上げた際、チームによる入念な市場調査の結果、前年比30%のプラスの売上を上げたことがあります。その経験から、コミュニケーション力と分析力には自信を持っています。

現在はプログラミングの習得に努めながら、AIビジネスや関連企業について勉強しているところです。持ち前のコミュニケーション力と分析力を活かし、貴社のサービス拡大に貢献する一員として活躍したいと思っています。

例文3.システム開発

システム開発は、人々の生活やビジネスに直接貢献できる仕事です。IT業界のなかでも直にやりがいを感じやすい仕事といえるでしょう。志望動機を書く際は、システム開発の仕事に興味を持った理由を分かりやすくまとめます。

私は、ITサービスの提供に網羅的に関わっていきたいと思い、IT業界を志望しました。私とITとの出会いは学生時代です。Webサイト制作から始まり、最近はスマートフォンのアプリを開発してサイトにアップするようになりました。

ただ、Web制作のみ、ソフトウェアの開発だけというより、一貫したサービス提供に携わりたいと考えています。貴社は、上流フェーズに強く、システム開発だけでなく企画・提案にも優れていると高く評価されているため、ぜひそのような環境で活躍していきたいと考えております。現在は△△の資格取得のため学習中です。

今後も継続的に学習を続け、システムエンジニアとして1日も早く貴社に貢献できるよう努力してまいります。

IT業界のなかでも、SE(システムエンジニア)を目指す場合の志望動機については、「【新卒】SEの志望動機作成ポイントを紹介!例文付きで1からわかりやすく解説」の記事で紹介しています。志望する職種によっても書き方やアピールのポイントは変わってくるので、ぜひ読んでみてください。

例文4.営業職

IT業界のうち、営業職は未経験者でも採用される可能性がある職種です。志望動機では、コミュニケーションの能力や提案力をアピールしましょう。

私はこれまでの大学生活で培ったスキル・経験を活かし、貴社でIT業界の営業職に挑戦したいと考えています。貴社が展開する革新的なサービスや製品が、企業の発展に大きく寄与すると確信しており、私のコミュニケーション力や交渉力を駆使して、貴社のビジネス拡大に貢献したいと思います。

大学では、マーケティングのゼミに所属し、学生向けのイベント企画を担当していました。そのなかで、スポンサー企業との交渉や、広告収益を上げるための戦略立案を行い、実際にイベントの収益を前年度比50%増加させることに成功しました。

この経験から、私は自分のコミュニケーション力や交渉力が営業職に適していると自負しています。また、貴社の営業職においては、顧客の課題を深く理解し、最適なソリューションを提案することが求められると認識しております。私はこれまでの経験を活かし、お客さまとの良好な関係構築を通じて、貴社の成長と業界の発展に貢献できると信じています。

例文5.総合職

IT業界の職種のうち、総合職はさまざまな業務に就く可能性があります。志望動機では、どの分野でも活用できる強みを盛り込みましょう。

私は、日々発展していることに加え、社会にインパクトを与える力を持っているIT業界で働きたいと考えています。なかでも、貴社の社員が一丸となって、社会課題の解決に向けて取り組む社風・環境に強く惹かれました。

先日のオンラインセミナーで、社会課題に対する取り組みを知り、特にSDGsへの取り組みに共感しました。また、先輩社員のインタビューにより、貴社のオープンな環境で、自由にアイデアを出し合って課題解決に取り組んでいる姿勢に魅力を感じ、貴社で働きたいと強く思いました。

私は大学時代に、学生団体でのサークル活動やアルバイトを通して、コミュニケーション能力を磨きました。同時に論理的思考力や問題解決力を養うために、アルゴリズムやプログラミング言語を学ぶ自己学習にも力を入れました。これまで培ってきた技術的なスキルやコミュニケーションスキルなどの総合的なスキルを活かし、貴社の事業拡大に貢献するとともに社会全体の利益につなげたいと考えています。

入社後は多様な分野に対応できる総合職として、より幅広いスキルを身につけ、さまざまな課題に対応できる人材を目指して尽力する次第です。日々変化するものに対応し、未来の社会課題に取り組みながら貴社に貢献したいと考えています。

さまざまな職種に対応できる基本の志望動機の作り方は「就活の志望動機はどう作る?基本的な構成や例文を解説」の記事でまとめているので、ご一読ください。

例文6.マーケティング職

以下の志望動機の例文は、IT業界のマーケティングに活かせるスキルを複数盛り込んでいる例です。

私はWebマーケティングに強い関心を持っており、業界のパイオニアである貴社で活躍したいと考え、応募させていただきました。

私は、大学時代にマーケティングの基礎知識を学ぶと同時に、実践的な経験を積む機会を得ました。たとえば、地元のテーマパークのキャンペーンチームに参加し、SNSを活用したプロモーション活動を担当しました。そのなかで、ターゲット層の把握やコンテンツの企画・制作、効果測定など、マーケティングの全体像を理解できました。

また、留学先の大学のイベントを企画し、チームメンバーと協力して実現させたこともあります。その経験を通じて、コミュニケーション能力やリーダーシップ力、柔軟性など、マーケティング職に必要なスキルを身につけました。

貴社には、先進的なテクノロジーを活用したサービスが多数あり、急速に変化する市場環境に適応できる強いビジネスモデルがあると考えます。そのなかで、これまで培ってきたマーケティングスキルを活かし、貴社の事業拡大に貢献したいと考えています。

入社後は、既存のサービスの改善や新規サービスの開発、顧客ニーズの調査など、幅広いマーケティング業務に携わり、貴社の成長を加速させるための提案を積極的にしていきたいです。

例文7.ITコンサルタント

コンサルタントの仕事はほかの業界にもあります。IT業界の志望動機を作成する際は「なぜITコンサルタントなのか」が明確に分かる内容を入れると効果的です。

私はITコンサルタントという職業の可能性に惹かれ、業界随一の顧客満足度を誇る貴社に応募させていただきました。ITコンサルタントは、企業経営において重要な課題解決に取り組むことができ、社会に貢献できる魅力的な職種であると考えています。

私は大学で情報処理を専攻し、ビジネスの基礎知識を学習する過程で、ITに関する知識を深めました。そして、学生団体でのインターンシップを通じて、ITに特化した経営コンサルティングの現場に触れ、その魅力に惹かれました。この経験から、ITコンサルティング業界で働きたいと考えるようになりました。

貴社は、グローバルに展開し、多様な業種の企業に対して、幅広い分野で高い専門性を持ってサポートしている企業だと考えます。また、従業員一人ひとりが常に新しい知識やスキルを身につけられる環境が整備されており、自己実現を追求できる環境であることに大きな魅力を感じます。

私もIT業界の最新動向を常に追いかけ、多様な課題に対して解決策を提供できるよう、さらなるスキルアップを目指して取り組みたいと考えています。

私が貴社に入社した場合、積極的に業務に取り組み、最新のIT技術を活用しながら、クライアント企業に貢献できるよう尽力することを約束いたします。

就活の志望動機の例文は、「就活の志望動機例文24選!準備や印象に残るアピールのコツなども解説」の記事でも紹介しているので、ご参照ください。

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文系・未経験者も志望動機でIT業界にアピールできる

IT業界は、文系や未経験の学生も就職できます。営業職のように文系向けの職種もあることに加え、人手不足を解消するために未経験を募集している企業も増えてきているからです。魅力的な志望動機を作成し、IT業界への就職を実現しましょう。

事務職や営業など文系向けの職種もある

IT業界では事務職や営業職のように、文系向けの職種もあります。プログラミング未経験であっても、問題なく採用してもらえるでしょう。

営業職であれば、コミュニケーションスキルや主体性のように、文系・理系に関係ない能力が評価される傾向にあります。事務職の場合は、文章作成能力のように、文系ならではのスキルを活かすことも可能です。

文系でもIT業界を目指したいと考えている場合は、「自分の能力を活かせる業界がないか」を考えてエントリーしてみましょう。「文系からでも大丈夫?システムエンジニアとして就職するために」の記事もぜひ参考にしてください。

未経験を募集している企業もある

IT業界の企業には、未経験を募集している企業もあります。IT業界が急速に拡大した結果、業務を行うIT人材の人数が追い付いていないからです

経済産業省の「資料6 IT分野について」によると、2030年には約79万人のIT人材が不足すると予想されています。

IT人材の需給に関する推計結果。詳細は以下

引用元:経済産業省「資料6 IT分野について(1p)

IT業界では人材不足を回避するために、未経験であっても採用を進めている傾向です。「文系・未経験だからIT業界は就職できない」わけではないので、興味のある企業には積極的にチャレンジしてみましょう。

参照元
経済産業省
第1回 「第4次産業革命スキル習得講座認定制度(仮称)」に関する検討会

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文系・未経験者のIT業界の志望動機例文

文系や未経験からIT業界を目指す場合は、ポテンシャルをアピールすることが重要です。ここでは、文系や未経験者向けのIT業界の志望動機例文を紹介します。

例文1.文系学生のIT業界志望動機例文

文系学生がIT業界の志望動機を作成する際は、学業以外のところからエピソードを見つけてみましょう

私はIT技術で人々の暮らしを支え、より生活が豊かになるよう貢献したいと考え、IT業界を志望しました。私の出身地は小さな集落で、ネットが普及していない場所もあります。

大学進学を機に都会に出たことにより、ネットやIT技術の進歩と、ITによっていかに生活が豊かになるかを強く実感しました。そして、私の出身地のようなネットが普及していない場所でも、IT技術を活用できないかと考えるようになりました。

貴社は数あるIT企業のなかでも、特に事業規模が大きく、全国に支店を展開しているので、田舎町にもIT技術を提供できるような仕組みが作れるのではないかと考え、志望させていただきました。

入社後は、田舎・都会双方で暮らした経験を活かし、日本全国に向けて貴社のサービスや革新的なIT技術を満遍なく普及できるよう尽力していきたいと思います。

例文2.未経験者のIT業界志望動機例文

IT分野を学んでいない場合でも、志望動機で学習意欲やポテンシャルを示せれば、IT業界への就職が叶う可能性があります。

私は貴社の提供する女性専用の健康管理アプリを実際に使って感銘を受け、ぜひ入社したいと思うようになりました。

貴社のアプリに出会うまで、周期的な体調不良に悩まされて毎日が憂鬱でした。しかし、周期的な体調の波を記録でき、いつごろ調子を崩すかが予想できる貴社の△△のアプリを使いはじめたところ、あらかじめ対策ができ日々の生活がとても楽になりました。

この経験から、貴社のアプリ開発に携わり女性の健康をサポートする手助けをしたいと考えるようになりました。

アプリ開発について専門的に学んだことはありませんが、独学でITパスポートと基本情報技術者試験の資格を取得しました。今後も常に新しい技術を貪欲に学んでいき、アプリ開発に携わりたいです。

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IT業界で評価される志望動機のポイント

IT業界で評価される志望動機を作るには、企業の求める人物像に沿ってアピールできるかどうかが大切です。自分の強みやスキルを整理し、企業に評価される内容を伝えましょう。

ここでは、IT業界の志望動機で評価されるためのポイントを3つ解説します。

業界や職種ごとに求められる人物像を考える

志望動機でアピールするために、企業の求める人物像を考えたり、調べたりしましょう。優秀な強みやスキルを持っていても、それが企業の業務内容に合わなければ評価されにくいためです。

たとえば、営業職を志望する場合は、お客さまに分かりやすく案内できるコミュニケーション能力が求められます。エンジニアを志望する場合は、プログラミングスキルや経験が評価されるでしょう。

なお、IT業界に共通して求められるスキルや姿勢の一つが「技術への興味と学び続ける姿勢」です。IT技術は進化のスピードが速く、最新のトレンドを追い続けることで仕事の幅が広がります。

「チームでの協調性」も重要な要素です。多くのプロジェクトは複数人で進めるため、チーム内で円滑なコミュニケーションを取れる人材が重宝されるでしょう。さらに、「問題解決力」も欠かせません。クライアントの課題やニーズを深く理解し、それに応じたITソリューションを提供する能力が求められます。

まずは業界研究や企業研究を行い、業界や企業が求める人物像を明確にしてください。企業研究の進め方については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」で詳しく解説しています。

インターネット・Web業界で求められる人物像

インターネット・Web業界は、新しいサービスや技術を生み出すスピードが速い分野です。そのため、急速に変化するトレンドに対応できる力や、顧客ニーズを素早く形にする能力が求められます。

また、新しいアイデアを提案し、ユーザーにとって魅力的なサービスやデザインを生み出す力も評価対象に。たとえば、学生時代にWebサイトを立ち上げた経験や、プログラミングを通じてユーザーに価値を提供したエピソードを志望動機に加えると、具体的なアピールになります。

通信業界で求められる人物像

通信業界は、インフラ構築やネットワークの維持管理を担う重要な分野です。この業界で求められる人物像の一つは「論理的思考力」。ネットワークの設計やトラブルシューティングでは、課題を整理し効率的に解決する力が求められます。

また、「安定した業務遂行力」も大切な要素です。通信業界では、24時間365日稼働するインフラを支えるため、正確で継続的な仕事が求められます。さらに、顧客対応が発生する場面も多いため、基本的なコミュニケーション能力も必要でしょう。

ハードウェア業界で求められる人物像

ハードウェア業界は、製品の設計から製造まで幅広い工程を担当します。たとえば、製品の設計段階では、微細な調整や仕様の正確性が成果を左右することもあるため、「細部へのこだわり」が求められる場面が多くあります。

また、「エンジニアリングスキル」も重要です。特に、製品テストや改良に必要な専門知識は、高品質な製品を提供するために欠かせません。製造ラインでの効率性を考える「問題解決力」も求められるでしょう。

自分のキャリアパスを明確にする

IT業界の志望動機の内容を充実させるために、キャリアパスを考え、将来はどのような人物になりたいのか明確にしておきましょう。次のような内容を考え、アピールすれば評価も高まります。

・どのような業務に就きたいか
・どのようなスキルを成長させたいか
・どのようなポジションに就きたいか

IT業界の志望動機で評価されるには、採用担当者に「入社後の姿」を想像してもらうことが大切です。将来のキャリアを具体的に考え、志望動機で伝えると、入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなります。

スキルや経験をどのように仕事に活かせるかを考える

自分の持っているスキルや経験が、仕事にどのように活かせるのか考えてみましょう。具体的に自分の活躍を想像できているほど、業界研究や企業研究ができていると評価されます。

たとえば、「プログラミング経験がある」「IT関連の資格を持っている」などであれば、スキルを活かしてどのように活躍できるか伝えやすいでしょう。未経験の分野であっても、自分なりに活かせそうな場面を考え、アピールしておくことが大切です。

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IT業界での志望動機のNG例文7選

ここでは、IT業界における志望動機のNGポイントを例文とセットで7選紹介します。自分の志望動機が、NGポイントにあてはまっていないか確認しましょう。

1.どこの業界にもあてはまる

どこの業界にもあてはまる志望動機は、「IT業界でなくても良いのでは?」と思われてしまいます。たとえば、次のような志望動機はNGなのでやめておきましょう。

私は企業と一緒に、自分も成長させていきたいと考えています。そのため、貴社のような成長著しい企業で働きたいです。

このような志望動機では、IT業界を選ぶ必要はありません。「成長著しい企業」であれば、商社でも、広告業界でもどこでも良いと考えていると思われます。IT業界を目指すのであれば、「IT業界」を選んだ理由が必要です。別の業界にもあてはまる内容になっていないか、見直してみましょう。

2.受け身な志望動機になっている

受け身な姿勢が伝わるIT業界の志望動機は、消極的に感じてしまうので避けましょう。たとえば、次のような志望動機では、主体性が感じられず評価が下がります。

私は教育制度が充実している貴社に入社し、ITスキルを効率的に学びたいと考えています。

このような志望動機では、「自分が企業に対して貢献できるか」「どのような成果を出したいか」などの内容が見えてきません。

また、「学びたい」「成長したい」などの志望動機は、就活生側のメリットであり、企業のメリットではないことを覚えておきましょう。学習意欲を伝えるのは大切ですが、仕事で何を成し遂げるかもセットで伝えるようにしてください。

3.エピソードが志望動機と関係ない

IT業界の志望動機で伝えるエピソードは、志望理由と関係あるものを選びましょう。

私は学生時代にサッカー部のキャプテンを務め、チームの目標である全国大会で優勝を達成しました。その経験を活かして、貴社で働くことを強く希望しています。

エピソードは印象的な内容ですが、IT業界や業務内容とはつながりがありません。「サッカー部のキャプテン経験が、どう仕事に活かせるのか」「サッカー部の経験から、なぜIT業界を選んだのか」がわからなければ、評価されないでしょう。

エピソードを伝える際は、IT業界や志望企業、業務内容との関連性を意識してください。

4.責任感や目標意識が弱いと誤解される

IT業界では、プロジェクトを成功に導くための目標意識や責任感が重視されます。就活生であっても、これらを感じさせない志望動機は採用担当者に不安を与える可能性があるでしょう。

これまで目標を達成できなかったことはありますが、都度見直しながら取り組んできました。

このような内容では、努力した姿勢は伝わるものの、IT業界で求められる確実性や責任感が不足している印象を与えてしまう恐れがあります。

志望動機では、学生生活で取り組んだプロジェクトや課題解決の経験を活用し、目標達成に向けて努力した姿勢をアピールしましょう。「ゼミの課題でチームをまとめ、期限内に成果を出せた」など、学生時代の具体的なエピソードを用いて責任感を伝えると効果的です。

5.協調性が伝わらない

IT業界では、多くのプロジェクトがチームで進行します。そのため、協調性が伝わらない志望動機は、チームでの適応力に疑問を抱かれる可能性があるのでNGです。

グループワークでは、メンバーと方向性が違いましたが、自分の意見を通すことを重視しました。良い成果を得ることができたので、結果的に良かったと思います。

このような志望動機では、主体性がある一方で、ほかのメンバーとの連携や意見交換が軽視されている印象を与えかねません。

志望動機には、協調性を示すエピソードを盛り込むことが重要です。たとえば、「ゼミのグループワークで意見が割れた際、全員が納得できる方向性を提案し、成功に導いた」という経験を伝えれば、協調性と問題解決能力の両方をアピールできます。

協調性は自己PRでアピールする方法もあります。「協調性を自己PRで伝えるコツは?アピールにつながる書き方や例文を解説」の記事では、例文も紹介しているのでぜひご参照ください。

6.給与や待遇を志望理由にしている

給与や待遇を志望理由にしても、評価にはつながりません。仕事への意欲が低いと評価が下がるので気をつけてください。

IT業界は将来性があり、高い給与が期待できます。入社できれば安定した生活を送れると考え、貴社を志望しました。

企業からすると、志望動機で給与などを伝えられても、やる気があるとは思えません。自分が企業を選ぶ基準と、IT業界の志望動機で伝える内容は分けて考えるのが大切です。

志望動機で使ってはいけない言葉や表現については、「志望動機のNG例文集!改善策や注意すべきワードも解説」の記事で紹介しています。相手にどのような印象を与えるかを意識して、志望動機を作成しましょう。

7.無謀な目標を掲げている

志望動機で無謀な目標を掲げてしまうと、IT企業や業界についての理解が足りていないと思われる可能性があるでしょう。

私は入社して3年以内にプロジェクトマネージャーになり、責任のある仕事に関わっていきたいです。

プロジェクトマネージャーは、責任者としてプロジェクトの進捗に関わっていくため、高度なマネジメントスキルや経験が必須です。10年以上経験を積んだ人材がなるケースが多いため、「3年以内になる」という目標は業界研究が不足している印象を与えるでしょう。

高い目標を掲げるのは決して悪いことではありませんが、実現可能なビジョンを描くべきです。

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IT業界向けの志望動機に悩んでいるあなたへ

IT業界の志望動機を考えているうちに、何を書けばいいのかわからなくなる就活生も多いでしょう。IT業界の志望動機では、「なぜIT業界なのか」「なぜ志望企業なのか」の2つが特に大切です。

また、志望動機作成に向けては、自己分析や業界・企業研究などの準備も欠かせません。準備不足のまま取り組もうとすると、書く内容が思いつかず、アピール不足になってしまうこともあります。

志望動機の書き方や準備に悩む場合は、就職エージェントのキャリアチケットにぜひ相談してください。キャリアチケットでは、IT業界に精通したキャリアアドバイザーが、あなたの志望動機作成をサポートします。

個別面談を通じて、あなたの強みや経験を丁寧に聞き取り、内定獲得に向けた志望動機作成のアドバイスを行います。IT業界での就活を成功させたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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