このページのまとめ
- 新卒の就活における書類選考の通過率は、一般的に30〜50%程度が目安
- 書類選考の通過率は企業によって異なり、大手は10%を切るといわれることもある
- 書類選考の通過率を上げるには、マッチ度の高い企業選びや第三者による添削が有効

「書類選考の通過率はどれくらい?」「ESがなかなか通らない…」と悩む就活生もいるでしょう。新卒の就活において書類選考は最初の大きな壁。通過率の目安は、一般的に30~50%程度といわれます。
この記事では、書類選考の通過率の目安や落ちる原因を紹介。通過率を高めるための方法も解説しているので、内定に一歩近づくためにぜひ参考にしてみてください。
かんたん1分!無料登録27卒の就活について相談したい
- 新卒就活の書類選考通過率は30~50%が目安
- 大手企業では10%を切るといわれることもある
- 早期選考では通過率が上がりやすい
- 書類選考の通過率が低いときに考えられる原因4つ
- 1.応募戦略にミスがある
- 2.自己PRやガクチカで魅力が伝えきれていない
- 3.志望動機が汎用的で熱意が伝わらない
- 4.書類に不備がある
- 書類選考の通過率を上げる方法4つ
- 1.マッチ度の高い企業を選ぶ
- 2.自己PRやガクチカを見直す
- 3.その企業でなければいけない理由を書く
- 4.提出前のチェックを徹底する
- 書類選考の通過率を上げたいあなたへ
- 書類選考の通過率に関する疑問
- Q.書類選考に通過したらほぼ内定?
- Q.書類選考の結果はいつごろ分かる?
新卒就活の書類選考通過率は30~50%が目安
新卒の就活における書類選考の通過率は、一般的に30~50%程度が目安です。単純計算で2~3社に1社程度しか通過しないため、たとえ不採用通知が届いたとしても過度に落ち込む必要はありません。まずは平均的な数値を把握し、自身の現状を冷静に分析してみましょう。
大手企業では10%を切るといわれることもある
知名度の高い大手企業や人気企業の場合、書類選考の通過率は10%を切るといわれることがあります。これは、志望者が集中する一方で、採用枠が限られているためです。
インディードリクルートパートナーズ リサーチセンターの「就職白書2026」によると、企業の従業員規模が大きくなるほど求人倍率は低くなる傾向にあります。

引用:インディードリクルートパートナーズ リサーチセンター「就職白書2026(p.8)」
従業員5,000人以上の企業における26卒の求人倍率は0.34倍に留まっており、1人の採用枠を約3人で争う計算です。こうした状況では、書類選考が初期段階の足切りとして機能しやすくなります。
自己PRや志望動機のわずかな差が合否を分けるため、面接に進むためのハードルは極めて高くなるのが実情です。
参照元
インディードリクルートパートナーズ リサーチセンター
就職白書2026
早期選考では通過率が上がりやすい
正式な就活解禁前のインターンシップ選考や早期選考は、本選考に比べて書類選考の通過率が上がる傾向にあります。これは、企業側に「早い段階から動いている志望度の高い就活生を優先的に評価したい」「早期に優秀な人材を確保したい」という意図があるためです。
枠が埋まっていない状態での選考はチャンスが多いため、志望企業が早期選考を実施している場合は、積極的に挑戦すると書類選考通過の可能性を高められるでしょう。
書類選考通過率から考えるエントリー数
書類選考通過率が30〜50%であることを踏まえると、確実に内定を獲得するためには一定のエントリー数が必要です。
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書」によると、25卒の就活生のエントリーシート提出数は、10~19社が約3割で最多でした。

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(p.66)」
仮に通過率を30%とした場合、10社に応募しても面接に進めるのは3社程度、19社でも5~6社程度です。
内定獲得までは書類選考のあとも複数回の面接が続くため、途中で持ち駒がゼロになるリスクは避けなければなりません。自身の通過率を冷静に分析し、逆算して必要なエントリー数を確保することが重要です。
エントリーの適切な時期や具体的な数については、「就活におけるエントリーとは?開始時期や応募数などを解説」の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご参照ください。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
かんたん1分!無料登録27卒の就活について相談したい
書類選考の通過率が低いときに考えられる原因4つ
書類選考の通過率が目安と比べて極端に低い場合、何らかの原因が潜んでいる可能性があります。以下の4つのポイントに当てはまっていないか、自身の就活を客観的な視点で振り返ってみましょう。
1.応募戦略にミスがある
書類選考で不採用が続く場合、書類の内容以前に企業選びでつまずいている可能性があります。自分の強みと企業のカラーが合致していなければ、どれほど優れたエピソードを書いても評価には直結しません。
まずは、エントリーしている業界や企業が、自分の適性と乖離し過ぎていないかを見直す必要があります。
自分に合わない企業に応募している
企業の社風や求める人物像と、自身の性格や価値観がマッチしていないと判断されれば、選考通過は難しくなるでしょう。採用担当者は、自社で活躍し、長く定着してくれる人材を求めています。
企業の方向性と自身の強みが大きく異なる場合は、「本来の力を発揮できない」「企業に馴染めない」などと判断され、早い段階で選考対象から外れかねません。
倍率の高い企業にばかり応募している
誰もが知る有名企業や採用人数が極端に少ない難関企業ばかりに絞っていると、書類選考の通過率は必然的に低くなります。たとえ優秀な就活生であっても、高倍率の環境ではわずかなミスマッチが不採用につながりかねません。
2.自己PRやガクチカで魅力が伝えきれていない
自己PRや学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)で自分の魅力が伝えきれていないと、書類選考で落ちる原因になります。魅力の伝わらないアピールの例は以下のとおりです。
・抽象的で具体性がない(例:「協調性があります」だけ)
・実績や成果を数字で示していない
・求められている内容とズレたアピールをしている
単なる成果の羅列やどこかで見たような定型文では、数多くの書類に目を通す採用担当者の印象には残りません。「自分の強みがその企業でどう活きるのか」を、具体的なエピソードを交えて論理的に記述することが求められます。
3.志望動機が汎用的で熱意が伝わらない
どの企業にも当てはまるような抽象的な志望動機は、書類選考に落ちる原因の一つです。たとえば、以下のような志望動機は、企業に対する本気度が疑われてしまうでしょう。
・理念に共感しました
・社風に魅力を感じました
・大手企業で成長したいです
表面的な言葉だけでは、その企業でなければならない理由が伝わりません。競合他社と比較したうえでの独自性や自身の原体験に基づいた強い動機が欠けていると、書類選考で評価を得ることは難しくなります。
4.書類に不備がある
誤字脱字や記載漏れ、書式の乱れなどの不備は、書類選考落選の原因です。特に、誤字脱字は注意力不足という印象を与えるため、細かいミスが許されない職種では評価を落としかねません。
また、日付や企業名が間違っていると「仕事が雑なのではないか」「入社意欲が低そう」とネガティブな印象をもたれてしまうでしょう。
書類選考をなかなか通過できない場合は、「ESが通らない原因と対策を解説!クオリティを高めるコツも紹介」の記事も参考に原因を考えてみてください。
かんたん1分!無料登録27卒の就活について相談したい
書類選考の通過率を上げる方法4つ
書類選考の通過率を上げるためには、企業側にとって魅力的な書類を作成する必要があります。ここでは、採用率を上げるために重要なポイントを4つに分けて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.マッチ度の高い企業を選ぶ
書類選考を突破するための第一歩は、自分に合った企業を慎重に見極めることです。先述したように、どれほど立派な履歴書やESを書き上げても、企業の求めている方向性と自身の特性が乖離していれば、選考を突破するのは難しくなります。
マッチ度を測る指標として有効なのが、以下の図の「Will」「Can」「Must」の3つの要素です。

3つの円が重なる企業は、書類選考の通過率が高い傾向にあります。自己分析と企業研究を行い、3要素を満たす応募先を探しましょう。
自己分析をやり直す
企業選びの精度を高めるには、徹底した自己分析が欠かせません。自身の価値観(Will)や強み(Can)を言語化できていないと、知名度や給与など表面的な条件だけで企業を選んでしまい、ミスマッチが起こりやすくなります。
「なぜその業界なのか」「自分の強みは何か」を改めて深掘りし、一貫性のある軸を確立させましょう。自己分析に基づいた企業選びができれば、採用担当者に納得感を与えるアピールが可能になります。
企業研究を徹底する
応募先を絞り込む際は、徹底した企業研究によって企業が求めているもの(Must)を正しく把握しましょう。事業内容や理念だけでなく、具体的な仕事内容や社風まで踏み込んで調べることが重要です。
企業のニーズを理解したうえで、自分の強みが活かせるフィールドかどうかを検討してください。企業の求める人物像と自分の特性が合致する一社を選び出せば、書類選考の通過確率は上がるでしょう。
2.自己PRやガクチカを見直す
自己PRやガクチカは、書類選考において合否を分ける重要な項目です。以下のポイントを意識して、内容をブラッシュアップしましょう。
企業の求める人物像と自分の強みを結び付ける
企業は、応募書類の内容を通じて、自社の社風や業務への適性を見極めています。そのため、企業研究で導き出した「求める人物像」に合わせ、アピールするエピソードを適切に選定しなければなりません。
たとえば、チームワークを重視する企業に対しては、周囲と協力して成果を出した経験を強調するのが効果的です。自分の強みが企業の利益や成長にどう貢献できるのかを具体的に示し、採用担当者に「会って話を聞いてみたい」と思わせる応募書類を作りましょう。
数字や変化を盛り込んで具体性を上げる
エピソードの信頼性を高めるには、数字や具体的な変化を盛り込むのが効果的です。たとえば、「一生懸命頑張った」という主観的な表現だけでは、初対面の採用担当者に実力が伝わりません。
「売上を20%改善した」「周囲を5人巻き込んだ」など、誰もが共通認識をもてる客観的な指標を用いると、エピソードに強固な説得力が生まれます。
また、自身の行動によってどのような変化が起きたのか、取り組みのビフォーアフターを明示することも重要です。課題解決のプロセスが具体的であるほど、入社後に活躍する姿を採用担当者がイメージしやすくなり、書類選考の通過率が上がるでしょう。
3.その企業でなければいけない理由を書く
志望動機で「なぜ他社ではなくその企業なのか」を明確に伝えると、ほかの就活生との差別化につながります。業界全体に当てはまる理由ではなく、その企業独自の強みやサービス、社風に踏み込んだ内容を記載しましょう。
「自分のキャリアビジョンが、この企業でこそ実現できる」という一貫したアピールをすると、採用担当者に熱意がダイレクトに伝わります。
4.提出前のチェックを徹底する
書類の内容が優れていても、誤字脱字や記入漏れがあれば信頼を損ないかねません。書類選考の通過率を高めるためには、提出直前の丁寧な見直しが重要です。
細部まで気を配る姿勢は、入社後の仕事の丁寧さをアピールする材料にもなり得ます。ミスをゼロにするための確認作業を徹底し、万全の状態で提出しましょう。
完成後に声に出してセルフチェックする
書類が完成したら、必ず声に出して読み、セルフチェックをしてください。黙読では気づきにくい文章のねじれや言葉の重複、リズムの悪さに気づくことがあります。
スムーズに読み進められない箇所は、採用担当者にとってもストレスを感じるポイントです。音読を通してリズムを整え、読みやすい書類に仕上げましょう。
第三者に添削してもらう
提出する書類が完成したら、親や友人など第三者に添削してもらうこともおすすめです。第三者に読んでもらうと、自分では気づけない文章のミスや論理の破綻を指摘してもらえます。
キャリアセンターの職員や就職エージェントのキャリアアドバイザーなど、就活のプロに添削してもらうのも効果的です。採用担当者が注目するポイントを熟知したプロにフィードバックをもらい、内容を修正すると書類選考の通過率を上げられる可能性があります。
応募書類が完成したら、いよいよ企業に提出しましょう。「エントリーシートを郵送する方法は?封筒の書き方や提出マナーも解説」の記事では、ESの郵送方法を紹介しているので、ぜひあわせてご確認ください。
かんたん1分!無料登録27卒の就活について相談したい
書類選考の通過率を上げたいあなたへ
「書類選考の通過率が上がらない」「自分には価値がないのでは…」と、出口の見えない不安を感じている人もいるでしょう。不採用が続くと自分を否定されたような気持ちになり、次のエントリーへ進む勇気が削がれてしまうものです。
もし、現状を打破して面接に進みたいなら、キャリアチケット就職エージェントにご相談ください。キャリアチケット就職エージェントでは、経験豊富なキャリアアドバイザーが書類作成をマンツーマンでサポート。あなたの強みを引き出し、企業が求める人物像に合わせたアピール方法を一緒に考えます。
また、プロの視点で履歴書やESの添削も実施。具体的な改善案を提案するため、自信をもって応募書類を提出できるようになります。一人で悩んでいる人は、ぜひ一度ご相談ください。
かんたん1分!無料登録27卒の就活について相談したい
書類選考の通過率に関する疑問
ここでは、書類選考の通過率にまつわる就活生の疑問に回答します。書類選考について悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
Q.書類選考に通過したらほぼ内定?
A.書類選考の通過は内定を保証するものではありません。書類選考は、あくまで直接会って話を聞く価値があるかを判断するための選考です。一般的に、書類選考のあとに複数回の面接や適性検査が控えています。
選考通過後は、書類に書いた内容をさらに深掘りされても答えられるよう、面接対策に力を入れましょう。「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事では、就活の流れを解説しているので、ぜひご覧ください。
Q.書類選考の結果はいつごろ分かる?
A.企業によりますが、提出から1〜2週間程度で連絡が来ることが一般的です。応募者が多い大手企業や選考時期が重なる時期には、3週間近く掛かることもあります。もし1ヶ月以上連絡がない場合は、問い合わせを検討してみましょう。
かんたん1分!無料登録27卒の就活について相談したい

本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。