就活のアドバイスはどう役立つ?自分に必要な情報をかしこく取り入れるコツ

このページのまとめ

  • 就活のアドバイスは経験者の生の声であり、リアルな情報が得られるということを理解する
  • 就活のアドバイスは自分の将来の理想を立てると効率的に取り入れられる
  • 就活のアドバイスは自分の軸に照らし合わせて前向きに聞き入れることが大切

就活のアドバイスはどう役立つ?自分に必要な情報をかしこく取り入れるコツのイメージ

「就活経験者からのアドバイスにはどんなものが多いの?」「アドバイスがたくさんあって、どれを自分の就活に当てはめてよいか分からない」といった悩みを抱えている就活生も多いでしょう。

この記事では、就活の準備や対策に向けて先輩からのアドバイスをご紹介するとともに、各作業を行うときのコツなどを解説します。

先人からのアドバイスを効率的に吸収し、あなたの就職活動を成功させるために役立ててください。

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目 次

参考になる就活アドバイス6選

周囲から就活についてアドバイスをもらっても、「自分はアドバイスをくれる先輩や友人とは違うから参考にならない」と思っている人や、たくさんの人から同じことをアドバイスされると「言われなくてもわかっている」と感じてしまうこともあるでしょう。

しかし、先輩からのアドバイスは、実体験からのリアルな声でもあります。「あの時のアドバイスを参考にしていれば良かった…」「先輩の言っていた状況と同じだけど、どんなアドバイスをしてくれたか聞いていなかった…」など、後悔しないためにも、特に、自分に必要だと感じるアドバイスにはしっかりと耳を傾けるようにしましょう。

ここからは、よくあるアドバイスのなかでも、参考になる就活アドバイスをご紹介します。

就活の目的へのアドバイス

就職活動の目的は、内定を得ることではなく、「自分にマッチした企業に出会う」ことです。大手企業や有名企業に入社できたとしても、自分に合っていなければ意味がありません。

一括採用だけでなく通年採用や秋採用を行っている企業もあるので、周りと比べず、自分自身が納得できるまで就活を進めることがもっとも大切です。

就活の軸の決め方やコツについては「就活の軸とは?探し方のコツや具体的な方法を例文付きで解説」も参考にしてください。

自己分析へのアドバイス

就活の目的を定めるためにも、自己分析を徹底しましょう。自己分析を行うと就活の軸も定まり、自分は何を大切にしていて、将来どんなことにチャレンジしたいのか、そのためにはどのような企業で働くべきかといった内容が、少しずつ見えてきます。自分のニーズにあった業界・企業を選ぶことで、入社後のミスマッチのリスクも減るでしょう。

行きたい企業が決まらなければ、業界研究や企業研究はできません。また、面接や筆記試験なども就活が始まるタイミングまで受けられないでしょう。自己分析は、入念に行えば行うほど就活がスムーズに進む傾向が高くなります。

早期準備開始へのアドバイス

自己分析や企業研究、インターンシップへ参加するかどうかなど、就職活動では決めるべきこと・やるべきことがたくさんあります。就活が本格化してから手を付け始めると時間がなくなってしまうこともあるため、早めの準備が大切です。

また、就活のスケジュールをしっかり立てることも重要です。自分がすべきことを書き出したりして、逆算して余裕を持った予定を立てていきましょう。

インターンシップへのアドバイス

インターンシップに参加することも、多くの先輩やキャリアセンターからもらえるアドバイスです。短期や長期のインターンシップがあるため参加しやすく、実際に働く経験をすることで、社員や社風の雰囲気も肌で感じることができるのがメリットといえます。

また、1つの業界や企業だけに絞るよりも、志望業界や企業、職種以外のプログラムに参加する就活生も多いです。それまで自分が思っていた業界や職種のイメージや視野が広がり、新しく興味を持つ職種に出会える可能性もあるでしょう。

情報収集へのアドバイス

自己分析や企業研究、インターンシップなど、就活で必要な情報はさまざま。多角的に情報収集をするべき、というアドバイスも取り入れるとよいでしょう。

情報は常に変化します。会社説明会の日程が変更になっているのを知らなかった、志望企業のエントリー時期を勘違いしていたなど、取り返しのつかない事態が起きないように、常にアンテナを張っておくことが重要です。

就活を始めると膨大な数のメールや情報に触れる機会も増えるため、自分で情報の取捨選択を行うこともポイントです。

業界・職種選びへのアドバイス

膨大な数の業界が存在する中、「自分はこの業界のみで就職活動を進める」とピンポイントに絞りすぎてしまうのは、視野を狭める原因にもなるのでおすすめしません。行きたい業界や職種が決まっていても、まずは色々なジャンルに目を向けて見ましょう。

その結果、それまでよく知らなかった業界が第一志望になることもあれば、もともと希望していた業界への思いがさらに強まることもあります。いずれにせよ、視野を広げて多くの選択肢を理解したうえで選ぶことが大切です。

面接に対してのアドバイス

就活生へのアドバイスとして多いのが、就活選考の最大の難関、面接対策についてです。

面接官とのやりとり、独特の空気に緊張してしまう人も多いので、事前に模擬面接を繰り返し、慣れておくことをおすすめします。その際、就活面接でよく聞かれる質問を把握し、面接当日のマナー、身だしなみについても必ず確認しておきましょう。

面接の頻出質問については「就活の自己紹介で伝えるべき項目は?評価されるポイントもあわせて解説」も参考にしてください。

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就活の準備で取り入れたいアドバイス3選

ここでは、就職活動の準備段階で行うとよい事項についてのアドバイスをご紹介します。

受かるエントリーシートの作成

自分のことを知ってもらうためのエントリーシートは、重要な就活準備のひとつ。面接に進めるかどうかを左右するので、キャリアセンタースタッフや就活エージェントの力を借りて、添削を行ってもらいましょう。

また、内定を獲得した先輩のエントリーシート文章を参考にするのもおすすめです。

SPIなどの筆記試験対策

筆記試験の対策も忘れず行いましょう。多くの企業が取り入れているのがSPIで、早めに過去問題集などを入手して、練習しておくことが大切です。

企業によって用いられる筆記試験は異なるので、自分のエントリーする企業がどのような筆記試験を行うのか事前に確認しておきましょう。

OB・OG訪問

エントリーする企業についてさらに理解を深めるには、OB・OG訪問をするのもおすすめ。企業のホームページや求人情報に載っていない生の声を聞けるとともに、会社の雰囲気も知ることができます。

OB・OG訪問のマナーや方法については「就活におけるOB・OG訪問の役割とは?しておくべき質問やマナーも解説」も参考にしてください

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アドバイスに翻弄されそうな時は

就活に関するアドバイスを求める就活生が多い一方で、さまざまな人からのアドバイスを適切に受けるためには、情報に振り回されないように注意が必要です。

△△さんはこう言っていたのに、△△先輩は逆の意見…など情報に翻弄されそうになった時は、誰の意見が正しいかではなく、就活に対して自分の軸を持つことが大切。さまざまな意見を聞いて、どの意見に従えばいいのか悩んだら、自分の就活の軸と照らし合わせて判断するのも方法の1つです。

例えば、第三者に「その企業はブラックだからやめたほうがいいよ」とアドバイスをされたら、すぐに選考を断ったりせずに、もう一度企業研究を行います。一般的にブラックと言われていても、自分の軸と照らし合わせると働きやすい環境の可能性もあるでしょう。

就活生のほとんどがはじめての経験である就職活動においては、先輩からのアドバイスは大きな助けとなるでしょう。自分にとって適切な情報かどうかを判断するためにも、自分の軸をしっかりと持って就活に望むことが大切です。

就活の相談を誰にしたらいいか悩んでいる方については「就活相談先のおすすめ15選!適切な相手選びのポイントや注意点も解説」も参考にしてください

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先輩から就活生へのアドバイスまとめ

就活中の後輩に先輩はどのようなアドバイスをしているのか、改めてよくある内容をまとめました。これから就活を本格的に始める方、就活に行き詰っている方も参考にしてみてください。

就活の軸を持つ

就活中は選考や採用に関する情報が多く、翻弄されてしまう人も多いです。そんな中で大切なのは、自分の軸を見失わないこと。

必要な情報を必要な分だけ取り入れるようにし、自分は何を求めているのか常に考えながら就活をするとよいでしょう。その時間をたくさん持つほど、自分の築くべきキャリアの形が見えてきます。

社会人と交流する

自己分析も大切ですが、色々な社会人と話すと新しい発想やアイディアが得られます。自分にばかり目を向けるのではなく、たくさんの交流を持ちましょう。

実際に働いている人と話をすると、多くのことがわかります。会話の時には、ぜひ元気よくコミュニケーションを取ってください。はきはき明るくしゃべるだけでも、印象が良くなるものです。

自分の将来の理想を持つ

エントリー企業を決めるときは、10年後、20年後、自分がどんな風になっていたいのかを想像することが大切です。

どんな仕事に就いてどんな風にキャリアアップし、会社でどう活躍したいのか、理想の自分像をイメージしてみましょう。そうすることで、就活へのモチベーションも上がり、効率的に作業を進められるようになります。

プレエントリーする

先々を考えて、プレエントリーはできるだけ多く行うのが理想。プレエントリーしたからといって選考を受けなければいけないわけではないので、そこから改めて選考を受ける企業を選び出しましょう。

人によるものの、50社ほどプレエントリーを行い、30社ほどの選考を受けると1~2社の内定をもらえる可能性が高いといわれます。有名企業や大手企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業にも焦点を当ててプレエントリーをしましょう。

みだしなみ・ビジネスマナーを身につける

せっかく選考対策が万全でも、面接当日のマナーで面接官にマイナスの印象を与えてしまっては好印象を与えることは難しくなるでしょう。

社会人としての最低限のみだしなみ・ビジネスマナーはしっかりと学んでおくべき。面接での身だしなみやマナーについては「就活の面接マナーとは?入退室時やWeb面接のマナーについても解説」も参考にしてください

また、最近ではオンライン面接を実施している企業も多いので、web面接のマナーも合わせて理解しておくとよいです。「Web面接ってどうやるの?就活生が知っておくべきマナーや注意点」の記事では、Web面接の基本についてまとめています。

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的確な就活アドバイスをもらいたいあなたへ

たくさんのアドバイスに、どうしても迷ってしまう就活生の方も多いでしょう。そんなあなたには、キャリアチケットに相談することをおすすめします。

キャリアチケットは、就活生を総合的にサポートする就活エージェント。就活について総合的なアドバイスが欲しい方はもちろん、「こんなアドバイスをもらったけど、守った方がいいの?」「アドバイスをもらいすぎて、どうすればいいかわからない」などの悩みを抱えている方に寄り添い、解決策を提案します。

あなたに合った就活ができるようサポートしますので、ぜひお問い合わせください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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