運送会社の志望動機を作るポイントは?基本的な構成や参考にできる例文を紹介

このページのまとめ

  • 運送会社の志望動機は、仕事内容によって内容を変えるのがポイント
  • 運送会社の志望動機では、体力やコミュニケーション能力のアピールが有効
  • 運送会社は取引先と接することが多く、ビジネスマナーや責任感も求められる

運送会社の志望動機を作るポイントは?基本的な構成や参考にできる例文を紹介のイメージ

運送会社の志望動機をどのように作るか、悩んでいる就活生もいるでしょう。同じドライバーでも仕事内容が違うため、仕事ごとに求められるスキルや強みを知り、アピールに盛り込むのがポイントになります。

この記事では、運送会社の志望動機を考える際のポイントや、わかりやすく伝えるための構成を解説しています。例文も紹介しているので、書き方に迷った場合はぜひ参考にしてください。

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目 次

志望動機作成に向けて知っておきたい運送会社の仕事内容

運送会社の志望動機作成に向けて、運送会社の仕事内容を把握しておきましょう。志望動機では、その会社の仕事内容に沿った自分の強みやスキルをアピールすることが重要だからです。下記にあげる仕事の種類を事前に確認しておいてください。

ドライバー(長距離輸送)

長距離輸送のドライバーは、受け取った荷物を指定先まで運ぶ仕事です。運転時間が長く、数時間から1日にわたる場合もあるので、勤務時間はほとんど車中になるでしょう。

運ぶ荷物は決まっておらず、取引するお客さまや業界によってさまざまです。大型トラックやトレーラーを運転することが多いので、大型自動車運転免許や中型自動車運転免許の取得が必要になります。

ドライバー(旅客輸送)

人を運ぶドライバーも運送会社の仕事内容の1つです。運転するのはバスやタクシー、鉄道、船舶などが該当します。。モノではなく人の命を預かるため、より慎重な運転スキルが必要になるでしょう。
また、乗り降りの際や荷物を降ろすときなどに顧客とのコミュニケーションを取る機会も発生するため、接客業に近い側面も持っています。

セールスドライバー(宅配便)

セールスドライバーは、個人宅や店舗などに、依頼された荷物を届ける仕事です。宅配便とも呼ばれ、地域によって配達と集荷の割合が違うので覚えておきましょう。

また、企業によっては、集荷時の料金回収(決済業務)や営業活動が求められる場合もあります。

管理

配送や在庫の管理を行うのも、運送会社の仕事です。お客さまから預かった荷物を適切に管理し、届ける仕事になります。

たとえば、商品の状態を確認する「検品」、適切な方法で運ぶために必要な「梱包」などが管理の仕事です。仕分けやピッキング、商品管理なども管理の仕事に含まれる場合があるので、覚えておきましょう。

運送会社の仕事内容を正確に理解するためには、企業研究をしっかり行うのが大切です。企業ごとに仕事内容は違うので、ホームページや求人情報を見ながら自分でよく調べるようにしてください。

企業研究の方法については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」で解説しています。

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運送会社の志望動機を考える際の構成

運送会社の志望動機では、「志望理由」「企業を選んだ理由」「エピソード」「会社への貢献方法」の順番で伝えるのがおすすめです。わかりやすい構成を解説するので、参考にしてください。

1.志望理由を伝える

まずは、なぜ運送会社を選んだのか、志望理由を伝えましょう。「私が貴社を志望するのは、△△だからです。」のように、結論から伝えてください。

結論から伝えることにより、志望動機全体の内容を、採用担当者に分かりやすく伝えることができます。

2.志望企業を選んだ理由を伝える

数ある運送会社のなかでも、志望企業をなぜ選んだのかを伝えましょう。具体的な理由であるほど、評価される志望動機になります。

志望動機があいまいな場合、「運送会社であればどこでもよさそう」と思われる可能性が高いので気を付けてください。志望動機を明確にするには、志望先の企業研究を徹底し、その企業にしかない特徴や社風について述べることが効果的です。

3.志望理由を裏付けるエピソードを伝える

運送会社や志望企業を志したエピソードがあれば、志望動機に入れるのがおすすめです。具体的なエピソードは説得力につながります。

エピソードは具体的に、オリジナリティのあるものにしましょう。ほかの就活生と差別化を図るためには、自己分析の徹底や他己分析などを行うことが効果的です。

自己分析については「自己分析を効率的に進める質問項目|例文と活用方法も解説!」の記事を参考にしてください。他己分析については「他己分析とは?有意義かつ効率的なやり方のポイントや質問例30選を紹介」の記事を参考にしてください。

また、エピソードの探し方については、「就活で自分のエピソードはどう伝える?伝え方のコツや注意点を解説」の記事で紹介しています。

4.仕事でどのように貢献できるか伝える

志望動機では、入社した後、会社でどのように貢献できるかを伝えることが重要です。採用担当者に、自分が入社後に活躍するイメージをもってもらうためです。

自分の強みやスキルが、仕事でどのように活かせるか伝えるのがコツです。「コミュニケーション能力を活かして、取引先と信頼関係を築けるトラック運転手を目指したいです」のように、具体的にアピールするといいでしょう。

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運送会社の志望動機で見られているポイント

運送会社に応募する際の志望動機で、企業が見ているポイントを解説します。自分が当てはまっているかどうかも含めて確認してみてください。

長く働けるかどうか

運送会社は人手不足のケースも多く、長く働いてくれる人材を求めています。すぐに辞めそうだと思われないように、仕事への意欲や熱意をしっかりアピールしましょう。

志望動機で働く意欲をアピールするには、企業研究を入念に行い、企業について理解しておくのが欠かせません。どのような業務で、どのように活躍したいと考えているのか、目標やビジョンを明確にアピールすることが重要です。

責任感を持っているか

運送会社の仕事では、責任感があるかどうかも大切です。ドライバーは会社の顔となり、取引先の対応を行う必要があります。

また、荷物を期限内に届けたり、商品の破損なく届けたりするのも重要です。任された仕事を達成できそうかどうか、志望動機から見られているので覚えておきましょう。

安全への意識が高いか

安全意識の高さも、運送会社の採用担当者が重視したいポイントです。顧客や依頼主の大事な荷物を運ぶため、「交通事故を起こさない」「安全かつ確実に荷物を運ぶ」ことが仕事上で求められます。無事故・無違反の運転経歴がある方は積極的にアピールしましょう。

運転するときは、「法で定められている速度や車間距離などをしっかり守る」、「死角にも注意を怠らないようにする」など、安全面への意識を志望動機に盛り込むこともおすすめです。

会社とマッチするか

志望動機では、その人が会社の仕事内容や社風に合うかどうかも見られています。ミスマッチは早期退職につながり、就活生も会社も損をしてしまうからです。

「なぜ自分はこの会社に入社したいのか」という理由を伝える内容の志望動機を考えましょう。どの企業にもあてはまる理由では、入社熱意が低いと思われてしまいます。自分と企業のマッチする点を考え、志望動機に盛り込むことが大切です。

自分に合った企業の選び方について詳しく知りたい人は「人の意見に左右されない、自分に合った企業の選び方」の記事も参考にしてください。

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運送会社の志望動機を作成する際のコツ

ここでは、運送会社の志望動機作成時のコツを解説します。

資格や免許を持っている場合は伝える

仕事に必要な資格や免許を持っている場合、アピールに使いましょう。たとえば、トラックドライバーを志望するのであれば、中型自動車免許や大型自動車免許が必要です。

中型や大型免許は必須ではない会社もありますが、事前に持っておけば意欲が伝わります。フォークリフトの免許も好印象なので、事前に取得しておくのもおすすめです。

職種ごとに求められているスキルを考える

職種や仕事内容ごとに、どのようなスキルが求められているのか考えましょう。同じドライバーであっても、長距離輸送と旅客運送では求められるものが変わります。

たとえば、長距離輸送であれば、長時間運転や荷物運びに耐えられる体力が重要です。旅客を運ぶ場合は、お客さまと話せるコミュニケーション能力が求められるでしょう。

仕事によって必要なスキルは違うので、何が求められているかを考えて志望動機を作ってください。

企業が求める人物像に沿ってアピールする

企業が求める人物像を意識して、志望動機を考えるのも大切です。企業研究を行い、どのような人材が求められているかは調べておきましょう。

同じ運送会社でも、仕事内容や企業風土は変わります。企業の求める人物像に合わせたアピールができれば、志望動機も評価されるでしょう。

企業の求める人物像を知るには、会社説明会への参加がおすすめです。「会社説明会に行こう!~企業の求める人物像や自分の会社選びの基準を知る」の記事を参考にしてみてください。

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運送会社の志望動機で求められる強みやスキル

運送会社の志望動機では、体力やコミュニケーション能力などが評価されます。より評価を高めるために、どのような強みをアピールすればいいかを知っておきましょう。

体力がある

運送会社では、長時間の運転や重い荷物の降ろし上げなど、日常的に力仕事が求められます。勤務地によっては、荷物を運んだまま移動したり、階段を登ったりするケースもあります。腕力や体力、健康的な身体などは、運送会社で求められる能力です。

志望動機では、「日頃からジムでトレーニングをしている」「大学では体育会系の部活に所属していた」など、体力に自信があることをアピールできると良いでしょう。

コミュニケーション能力がある

運送会社の仕事において、コミュニケーション能力も重要なスキルになります。トラック運転手は顧客の依頼によって荷物を配送するため、客先に行った際の受け答えや振る舞いを意識する必要があります。

依頼主との良好な関係を築き、会社の業績に貢献するためにも、コミュニケーション能力の高い人は高く評価されるでしょう。

志望動機ではもちろん、面接でもコミュニケーション能力は見られています。志望動機でコミュニケーション能力をアピールしているのに、面接での受け答えに問題があると、評価が下がる場合があるので気を付けてください。

コミュニケーション能力をアピールするコツは、「コミュニケーション能力をアピール!面接での伝え方とは」で解説しています。

ビジネスマナーが身についている

社会人としての基本的なビジネスマナーも、運送会社の志望動機の中でアピールできるスキルです。タクシーやトラック運転手などは、乗車するお客さまや取引先に対して好印象を持ってもらう必要があります。

また、対面だけでなく、ビジネスメールや電話対応についてもしっかり確認しておきましょう。就活メールの基本的なマナーについては、「就活メールの正しい書き方は?基本のマナーと構成のポイント」の記事を参考にしてください。

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運送会社の志望動機の例文

ここでは、運送会社の志望動機の例文を紹介します。

セールスドライバーの志望動機の例文

私は、車と人が好きなため、セールスドライバーを志望します。

大きな商品を買う場合や買い物に行くことが難しいときに、よく通販会社で購入し、商品を自宅まで届けてもらっている経験があります。ドライバーさんに対する感謝の気持ちと共に、自分も物流を担う一員になりたいと感じました。

また、普段から筋トレをしていることもあり、体力には自信があります。セールスドライバーとして重たい荷物を持つことが困難な方々の助けになりたいと考え、セールスドライバーを志望しました。

トラック運転手の志望動機の例文

私は、トラック運転手として、生活の基盤となる運送業界に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

運転が好きでよくドライブをすることから、中型や大型自動車免許を取得し、新しい挑戦をしたいと考えております。居酒屋のアルバイト経験で培ったコミュニケーション能力を活かし、お客さまやクライアントとの関係性を大切にしていきます。

物流業界における社会貢献をするために、全力で努力をしてまいります。

志望動機を書くコツは、「履歴書の志望動機を書くコツとは?魅力的に仕上げるポイントを解説!」の記事でも解説しているので、合わせて参考にしてください。

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運送会社の志望動機作成に悩むあなたへ

運送会社を志望する際は、どの仕事を希望するのか、あらかじめ考えておきましょう。仕事内容によって、アピールする内容やスキルも変わるので気を付けてください。

志望動機作成に悩む方には、就活エージェントの利用がおすすめです。一人で考えるよりも、就活のプロに相談した方がよりよい志望動機を考えられます。

運送会社の志望動機を作るのであれば、キャリアチケットに相談してみましょう。志望動機の添削や自己分析のサポートを行い、あなたの内定獲得を支援します。

志望動機はもちろん、履歴書やエントリーシートの作成、面接対策などもサポート。ヒアリングから内定までマンツーマンでサポートするので、ぜひ相談してください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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