物流業界の志望動機の書き方例

このページのまとめ

  • 物流業界に分類されるのは、国内外に物を運ぶ会社と、倉庫を運営する会社
  • 物流に関する仕事は、大きく分けると、倉庫の管理などを行う「事務職」と、実際に輸送作業を行う「サービス職」がある
  • 応募する際は、体力、コミュニケーションスキル、パソコンのスキルなどがアピールできる
  • 志望動機には、物流業界を選んだ理由、応募企業でなければならない理由、どんな風に貢献できるかを書く

物流業界の志望動機の書き方例の画像

当コラムでは、物流業界に焦点を当て、同業界の概要や、志望動機でアピールできるポイントなどを解説していきます。「物流業界に興味があるけど、志望動機が思いつかない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。



 

物流業界について

志望動機を書くには、その業界への理解が必要です。まずは物流業界の概要について知っておきましょう。

物流業界とは

物流業界に分類されるのは、国内外に物を運ぶ企業と、倉庫を運営する企業です。
これらの企業では、保管、荷役、流通加工、包装、輸送、情報管理といったさまざまな作業の一部あるいは全部を請け負います。「物流って物を運ぶだけじゃないの?」と思われるかもしれませんが、この業務はすべて、流通を行う過程で欠かせないものです。
たとえば、物を運ぶ過程で、届ける時期を調整することを求められた際に、荷物を一時保管しておく倉庫および倉庫の管理が必要になりますし、輸出入品であれば通関手続きも必要になるでしょう。
また、送り主からの委託で、ラベル貼りやセット組みなどの加工業務を任されている場合もあり、商品によっては輸送時の破損を防ぐための包装作業も実施します。さらに、輸送を行う際には、コンピューターなどを用いて荷物の輸送状況を記録しなければなりません。

物流業界の動向

物流業界は約25兆円規模で、全産業就業者数の約4%を占めている一大産業となっています。その中で事業者数、従業員数、営業収入が最も多いのは、トラック運送業です。

物流に関する直近の変化としては、多頻度小口配送になってきていることが挙げられます。平成2年から平成27年にかけて、貨物1件あたりの貨物量は減少しているのに対し、物流件数は増加。つまり、運送業者は少量の荷物を何度も運ばなければならず、負担が大きくなっているということです。

また、売上高物流コスト比率は平成7年から平成17年にかけて減少傾向にありましたが、その後は横ばいの状態が続いています。売上高物流コスト比率とは、売上高に対して物流にかかるコストのことです。同業界は、顧客のニーズに対応しつつ、このコストをいかにして削減するかが課題の1つといえるでしょう。

また、物流業界における問題には、労働力不足があります。特にトラックドライバーの人手不足感は年々強まっており、2017年の調査では、約6割の企業がトラックドライバーの不足を感じていることが分かりました。この課題に対しては、運送事業者と荷主企業が一体となり、荷待ち時間の削減や、荷役作業の効率化などを行うことで、長時間労働の改善を図っていくことが重要だと言えます。

参照元:国土交通省 - 物流を取り巻く現状について http://www.mlit.go.jp/common/001258392.pdf



 

活躍している職種

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物流業界の業務範囲は広いため、どの業務に関わるかによって仕事内容は異なります。ここでは、物流業界の職種を、倉庫の管理などを行う「事務職」と、実際に輸送作業を行う「サービス職」の2つに大別し、それぞれの主な仕事内容を解説します。

事務職

現場のサポート役として、現場の作業効率化やスタッフの管理などを担当するのが事務職です。管理や企画などの仕事がこれに該当します。
具体的な仕事内容としては、配送センターや倉庫にて、入庫した商品の仕分けや、保管されている荷物の管理、取引先との交渉、商品に必要なサービスの手配を行います。

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サービス職

出荷された商品を実際に輸送するのがサービス職です。一番に思い浮かぶのが陸運のトラックドライバーですが、海運の船乗り、空運のパイロットなどもこれに該当します。
仕事内容は、その分野によって大きく異なりますが、サービス職に共通するのは、商品をただ運ぶのではなく、輸送時の安全を確保することや、予定通りに到着することも求められることです。



 

どんなことがアピールできる?

業界によって求められる人材は異なりますが、物流業界を志望する際は、どんなことをアピールするのが効果的なのでしょうか。

体力がある

物流業界は物を運ぶのが仕事ですから、荷物の積み下ろしなどを行う機会も多くなってきますし、届ける時間帯によっては早朝から深夜まで時間に追われるという可能性もあります。そのため、他の業界に比べて体力が必要になる可能性が高いです。
もし、これまでスポーツやアルバイトで体力を培ってきた経験があれば、具体的なエピソードとともにそれを伝えられると評価が上がるでしょう。

コミュニケーション能力がある

ほとんどの仕事に共通して必要なコミュニケーション能力ですが、物流も例外ではありません。サービス職なら輸送先で、事務職なら電話などでお客様と接する機会があるためです。特に、顧客にとって最適なプランニングを行う営業系の仕事であれば、コミュニケーション能力が十分に活かせるでしょう。

パソコンのスキルを持っている

事務職を志望するにあたっては、情報管理業務などでパソコンを使う機会があるため、パソコンのスキルをアピールするのも良いでしょう。ただ、基本的なパソコン操作は誰でもできるので、「エクセルでの表計算ができる」「パワーポイントでの資料作成ができる」といった具体的なスキルを伝えることが大切です。



 

志望動機のポイント

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志望動機を作成する際は、以下のポイントに気をつけましょう。

なぜ物流業界なのか

数多くの業界の中から、物流業界を選んだ理由を記載しましょう。選択肢が幅広く用意されている中で物流業界を志すということは、物流業界に興味を持ったきっかけがあるはずです。
たとえば、「通販をよく利用しているが、配達員の手際の良さを見て物流に興味が湧いた」「地震によって必要なものが届かなくなったとき、物流の大切さを実感した」など、日常で感じた些細なものでも大丈夫です。

応募企業でなければならない理由

物流業界といっても、分野によって業務内容は異なりますし、同じ分野だったとしても、企業毎に強みや特徴は違ってきます。海外事業に力を入れている企業もあれば、地域密着型のサービスを行っている企業もあるでしょう。そのため、「当社じゃなくても良いのでは?」と思われることがないよう、その企業でなければならない理由を明記しておくことが大切です。

どんな風に貢献できるか

志望動機には、業界や企業を選んだ理由だけでなく、自分がどう貢献できるかも具体的に記載しましょう。やる気や成長意欲だけでは、「自分の強みやスキルを理解できていない」「企業研究が十分でない」「入社後に活躍している姿がイメージできない」と思われてしまいます。
とはいえ、新卒ですから、貢献できることが過大なものである必要はありません。自分の性格や長所、これまで経験してきたことから、会社の役に立てそうなことを考えてみましょう。

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志望動機の例文

最後に、物流業界の志望動機の例文をご紹介します。全体の文章の流れなどを参考にしてみてください。

志望動機例文

物資を安定して供給することで、豊かな社会を実現したいと思い、この業界を志望しました。

私が物流業界に興味を持ったのは、学生時代にスーパーでアルバイトをしていた際、地震によって必要なものが届かなくなり、物流の大切さを実感したのが理由です。

貴社では、日々の業務の遂行に加え、万が一に備えた対策としてBCPを策定しており、災害後もいち早く業務を再開していたということで、その点に惹かれました。

先に書いたアルバイトでは、品出しのために重いものを持つことも多く、力仕事だったので、体力には自信があります。「どんな状況にあっても、必要なところに必要なものを届ける」という強い気持ちを持って、貴社に貢献したいと思います。


物流業界の概要から志望動機の書き方についてご紹介してきましたが、いかがでしょうか。
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