自己PRで真面目さをアピールするコツは?評価される伝え方や例文を解説

このページのまとめ

  • 自己PRの真面目さからは、責任感や几帳面さが評価される
  • 自己PRで真面目さをアピールする場合、真面目さを具体的にするのがポイント
  • 自己PRでは真面目ではなく、別の言葉に言い換えるのもおすすめ

自己PRで真面目さをアピールするコツは?評価される伝え方や例文を解説のイメージ

「自己PRで真面目さをアピールしたい」「どんな真面目さが評価される?」などと考える就活生もいるでしょう。真面目さをアピールしたいのであれば、どのような真面目さなのか具体的に伝えるのがポイントになります。

この記事では、自己PRで真面目さをアピールする際のコツを解説。まずは自分なりの真面目さを定義するところから始めましょう。例文も紹介しているので、自己PR作成の参考にしてください。

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目 次

自己PRの「真面目さ」から企業が評価する特徴

自己PRでアピールする真面目さからは、責任感や几帳面さが感じられます。「真面目さ」だけでは抽象的になってしまうので、一歩深掘りしてどのような印象を与えられるのか知っておきましょう。

ここでは、真面目さから企業が持つ印象を解説します。

責任感が強い

真面目さは、「責任感が強い」と言い換えができます。失敗しても人のせいにせず、自分の役割を果たそうとすると評価されるでしょう。

仕事では、途中で投げ出さずに、最後までやりきるのが大事です。真面目に責任感を持って働ける人物は、仕事を任せられると思われます。

責任感をアピールするコツは、「自己PRで責任感の強さをアピールするときのポイントを例文とともにご紹介」の記事も参考にしてください。

地道に努力できる

真面目さは、地道にコツコツと努力する姿勢もアピールできます。任された仕事に対し、コツコツと取り組む姿勢は企業も評価しやすいでしょう。

仕事では初めての経験が多く、そう簡単にうまくいきません。その際、あきらめずに努力し続ける姿勢を持っていれば、成果を出すまで仕事に取り組めるので評価につながります。

難しい課題にも真摯に取り組める

真面目な人物は、難しい仕事であっても真摯に取り組みます。困難な状況でも、「自分にできることは何か」を考える姿勢は評価されるでしょう。

仕事をするうえで、うまくいかないことやトラブルはつきものです。そのような状況でも、「あきらめない」「真剣に向き合う」人物だと思われるので、採用担当者からの評価も高くなります。

几帳面に対応できる

真面目な性格は「几帳面な性格」とも言い換え可能です。「物事の細部にまで目を通す」「会社のルールや決まりをきちんと把握して行動する」などの振る舞いは、社会人として好印象を与えられるでしょう。

組織が活動するためには、規律を持って動ける人材が欠かせません。真面目に取り組む姿勢は、組織の和を守る人物でもあり、就活でも評価されます。

几帳面さを持っていると思う人には、「几帳面な性格の長所と短所とは?自己PRで伝える方法、例文と合わせて解説」の記事もおすすめです。自分を深掘りして、よりよいアピールができるように準備しましょう。

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自己PRで真面目さを伝える際の構成

真面目さを自己PRで伝える場合、「アピールする強み」「エピソード」「真面目さを仕事でどう活かすか」の順番で伝えるのがおすすめです。

構成がしっかりしていると内容がわかりやすくなるので、ぜひ参考にしてください。

1.強みからアピールする

まずは強みが「真面目さ」であるとアピールしましょう。結論から伝えることで、あなたが何を伝えたいのかが明確になります。

たとえば、「私の強みは真面目さです」「私は真面目さを発揮して仕事に取り組めます」のようにアピールするといいでしょう。

自己PRの書き出しは、文章全体の印象を左右します。「自己PRは書き出しが重要!書き方のコツ・注意点や例文を紹介」も参考、どのように書くかを考えてみてください。

2.真面目さを発揮したエピソードを伝える

次に、どのような場面で真面目さを発揮したのか、エピソードを伝えましょう。エピソードで情景をイメージしてもらうことで、説得力が増します。

エピソードを伝えるコツは、できるだけ具体的に書くことです。たとえば、「真面目さを発揮して、お客さまからの評価を得ました」だけでは、あまりイメージできないでしょう。

一方で、「お客さまからのクレームに対して真摯に対応し、納得いただけるまで話をすることで、お客さまからの信頼を得ることができました」と伝えれば、具体的にどのような真面目さがあるのかイメージできます。

エピソードは過程を重視して伝えると、説得力が増すのでおすすめです。

3.真面目さを仕事でどのように活かすか伝える

最後に、真面目さを仕事でどのように使うか答えましょう。真面目さを持っていても、仕事でつかえなければ評価されません。

たとえば、「真面目さを活かして、地道にコツコツと研究に取り組みます」のように伝えれば、どのように活躍できそうかがイメージできます。業務内容と関連付けて、強みを生かす方法を考えてみてください。

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自己PRで伝える「真面目さ」の見つけ方

真面目さを自己PRで伝える場合、どのような真面目さなのか明確にしておくのが大切です。自己分析を行い、自分が持つ真面目さについて整理しておきましょう。

ここでは、あなたが持つ真面目さを見つける方法について解説するので、実践してみてください。

過去を振り返る

まずは過去を振り返り、真面目さを発揮した場面を探しましょう。「授業」「ゼミ」「部活動」「サークル」「アルバイト」など、とにかく書き出してみてください。

振り返りを始める時期は、小学生からがおすすめです。大学生活に限らず、書き出してみましょう。

友人や家族から「真面目だね」と言われた経験も思い出してみてください。

真面目さを発揮したエピソードを書き出す

過去を振り返ったら、具体的なエピソードを思い出してみましょう。自己PRでエピソードを伝える際に使います。

エピソードは物事の重要さに関係なく、とにかく思い出すのがおすすめです。「真面目に練習したことで、部活動の全国大会で優勝した」「勉強を続けたことで、クラスの成績が上位だった」など、どのような内容でも問題ありません。

どのような真面目さなのかを深掘りする

真面目さを発揮したエピソードが見つかったら、深掘りしてみましょう。「どのような真面目さなのか」を明確にしてください。

たとえば、「真面目に練習したことで、部活動の全国大会で優勝した」であれば、「辛くてもコツコツ努力できる真面目さ」「誰も見ていなくても努力できる真面目さ」のように深掘りできます。

「真面目」では抽象的になってしまうので、できるだけ具体的にするのがおすすめです。どのような真面目さを持っているのかがわかると、自己PRでもアピールしやすくなります。

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自己PRで真面目さを伝える際のポイント

真面目さをアピールする場合は、言い換えて工夫するのもおすすめです。ほかの就活生と被らないように、アピールしてみましょう。

ここでは、真面目さをアピールする際のポイントを解説します。

「真面目さ」を別の言葉に言い換えてみる

真面目さは言い換えると、より具体的にアピールできます。ほかの就活生と被ることも減るでしょう。

たとえば、「責任を持って最後までやり遂げる」も真面目さです。また、「任された仕事は絶対に投げ出さない」も真面目さを表せるでしょう。

真面目さを言い換えてみると、ほかとは被らず、具体的にもアピールできます。他の表現ができそうにないか、ぜひ考えてみてください。

企業の求める人物像に合わせる

企業が求める真面目さに合わせるのも大切です。求める人物像を調べて、アピールを工夫しましょう。

たとえば、金融業界はお金を扱うため、「周囲から信頼を得られる真面目さ」「ミスを許さず几帳面に取り組む真面目さ」などが評価されます。企業がどのような真面目さを求めているかがわかれば、アピールもしやすいでしょう。

求める人物像を調べるには、企業研究が必要です。企業のWebサイトや会社説明会などから、どのような真面目さが求められているかを考えてみてください。

企業研究の進め方については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で解説しています。

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自己PRで真面目さを伝える際の注意点

真面目さをアピールする際は、短所に聞こえないように気を付けましょう。また、ほかのアピールと矛盾しないようにも気を付けなければなりません。

ここでは、真面目さをアピールする際の注意点を解説します。

真面目さが短所にならないよう気を付ける

真面目な部分が、マイナスな印象を与えないように気を付けましょう。ポジティブな言い回しを心がけてください。

たとえば、「周りの意見やアドバイスもあったが、マニュアル通りに真面目に取り組んだ」というエピソードがあったとします。このエピソードでは、「融通がきかない人」「柔軟性がない人」と思われるでしょう。

一方で、「主体性を持って積極的に課題に取り組んだ」などと言い換えればポジティブな印象になります。真面目さは、融通がきかないと思われがちなので、伝え方には気を付けましょう。

短所と矛盾しないようにする

短所を聞かれた場合など、ほかの回答と矛盾しないように気を付けましょう。書類や面接などアピール全体で、一貫した回答が求められます。

たとえば、「何事にも真面目にコツコツと取り組めるのが強みです」とアピールしたとします。その後、「持続性がないところが自分の短所です」と答えてしまっては、「コツコツ取り組める真面目さはどこにいったのだろう?」と思われるでしょう。

長所や短所はよく聞かれるため、自己PRと矛盾しないように気を付けてください。長所短所の答え方は、「就活で「長所・短所」の魅力的な伝え方!26個の長所一覧と例文付き」で詳しく解説しています。

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自己PRで真面目さを伝える際の例文

ここでは、自己PRで真面目さを伝える際の例文を紹介します。

責任感を伝える際の例文

私の強みは、任されたことには最後まで真面目に取り組む責任感です。部活動は吹奏楽部に所属しており、真面目さを評価されて、副部長にも命じられました。

私が副部長に就任したころは、代替わりの影響もあり、部活全体でまとまりがありませんでした。幹部陣が変わり、誰が指示をするかが定まっていなかったからです。

そこで私は、部全体をまとめるために、ミーティングの開催を提案し、部員同士が話し合う機会を作ることにしました。ミーティングの際には、私が現状の課題を考え、全体に共有することで、どのような行動が必要かを話し合うことができました。

週に1回のミーティングで、現状の課題を分析し、全体に伝えるのは大変でしたが、1年間毎週欠かさずに実行できています。

貴社に入社後も、責任感を発揮し、真面目に業務に取り組みたいと思います。

真面目にコツコツ取り組む様子を伝える際の例文

私の強みは、辛いことでも真面目にコツコツと取り組める点です。部活動では練習が大変でしたが、誰よりも長く、地道に練習に取り組みました。

私は大学1年生から、野球を始めました。周りは経験者ばかりで、練習にまったく付いていけなかったのを覚えています。

どれだけ時間がかかってもいいから試合に出たいと思い、入部から3年間、毎日2時間以上の練習を続けました。雨が降っている日でも、筋トレや素振りのように室内で練習できるメニューを組み、コツコツと努力を続けました。

練習の甲斐もあり、3年生の途中からはスタメンで試合に出る機会も増えました。未経験から入部し、試合に出るまで成長できたのは、真面目に練習を続けてきたからだと思います。

貴社の営業職でも、地道に勉強を続け、成果を出せる人材として尽力したいと思います。

自己PRを考える際は、よくない例文も確認しておきましょう。どのような書き方がNGか知り、避けるのもレベルアップするコツです。

NG例文は、「自己PRのダメな例は?悪い例文から考える就活で失敗しないアピール方法」の記事で紹介しているので、参考にしてください。

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自己PRで真面目さをアピールして評価されたいあなたへ

自己PRで真面目さを伝える際は、どのような真面目さを伝えるのかが大切です。真面目さは人によって捉え方が違うので、自分にとっての「真面目」とはどのようなものか、具体的に掘り下げてみましょう。

自分なりに真面目さの定義を明確にしておくと、自己PRの文章も作成しやすくなります。

「真面目さをアピールする自己PRがうまく作れない」「プロのアドバイスが欲しい」と感じる方は、キャリアチケットへの相談がおすすめです。キャリアチケットは、新卒の就職活動サポートを得意とする就活エージェントになります。

自己PRの作成のアドバイスから添削まで、専任のキャリアアドバイザーがサポート。一人で悩まずに、ぜひ相談してください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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