向上心の言い換え表現20選!自己PRを差別化するコツを例文付きで解説

このページのまとめ

  • 向上心はより具体的に言い換えてアピールすると、採用担当者の印象に残りやすい
  • 自己PRの最初の1文で向上心を言い換え、周囲の就活生と差をつけるのがポイント
  • 向上心を効果的に伝えるためには、具体的なエピソードを添える

向上心の言い換え表現20選!自己PRを差別化するコツを例文付きで解説のイメージ

「向上心をアピールしてもほかの就活生と被りそう」「具体性に欠けている気がする」など、自分の自己PRに自信が持てずにいる就活生も多いでしょう。就職活動で向上心をアピールする際は、言い換え表現をうまく使うと効果的です。

この記事では、向上心の言い換え表現と自己PRを差別化するコツを解説します。向上心を言い換えた自己PRの例文もまとめているので、ぜひエントリーシートの作成に役立ててください。

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目 次

向上心とは?高みを目指して努力を続けられる力

向上心とは、「現状に満足するのではなく、常に高みを目指して努力を続けられる」といった意味合いの言葉です。

企業は、仕事で困難にぶつかっても自ら乗り越えて成長していける人材を求めています。そのため、向上心は、就職活動において企業からの高評価につながる強み・長所の一つです。

2006年に経済産業省が提唱した「社会人基礎能力」では、社会人として求められる資質のなかでも、下記の3つの能力が大きな役割を担うとされています。

・前に踏み出す力
・考え抜く力
・チームで働く力

これらの能力に大きく関わるのが「向上心」です。向上心がなければ前に踏み出したり、より良くしようと考え抜いたりすることは困難となるでしょう。そのため、就職活動で向上心をアピールできれば、採用担当者にプラスの印象を与えられます。

強みや長所の見つけ方について詳しく知りたい方は、「「強み」ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる「強み」の発見法」をご覧ください。

参照元
経済産業省
社会人基礎力

向上心がある人に向いている主な仕事

仕事をするうえで、向上心はさまざまな場面で発揮できます。なかでも、向上心がある人に向いている主な仕事を下表にまとめました。

職種 向上心がある人に向いている理由
営業職 ・初対面の人にも前向きな姿勢でコミュニケーションを取る必要がある
・向上心が営業成績やノルマを達成する動機づけになる
研究職 ・向上心や探究心を持って取り組み続ける姿勢が成果につながる
・向上心が価値のある研究成果を上げるための動機づけになる
開発職 ・失敗を恐れずにチャレンジし続ける姿勢が求められる
・向上心が研究成果の商品化・サービス化を実現する動機づけになる
経営コンサルタント ・さまざまな業界や職種と関わるうえで常に最新の情報を取りに行く姿勢が求められる
・向上心が積極的な学びの動機づけになる
ITエンジニア ・活躍するためには最新の技術を学び続ける必要がある
・向上心が高度な技術を習得する動機づけになる

向上心がある人には、決められた作業を繰り返し続けるような仕事よりも、新しい知識やスキルを習得しながら成果を追い求める仕事のほうが向いているでしょう。

自分に合った仕事を見つける方法については、「就活中に絶対知るべき職種の種類!自分に合った職業を見つける方法も解説」をご覧ください。

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向上心の言い換え表現20選

向上心には、大きく分けて3つの側面があります。

以下で、言い換え表現とそれぞれの側面について解説するので、自分にどのような向上心があるか考えてみてください。

ものごとをやり抜く力を示す言い換え表現

向上心がある人は、決めたことを諦めずにやり切るのが得意です。ものごとをやり抜く力を意味する向上心は、次のように言い換えられます。

・根気がある
・意志が強い
・妥協しない
・困難に負けない
・何がなんでも成し遂げる
・とことんやり抜く

上記は、「部活動で厳しい練習を乗り越えてレギュラーを勝ち取った」など、苦しいことを乗り越えた経験のある人におすすめの表現です。

なお、ものごとをやり抜く精神力のある人は「向上心」とあわせて「忍耐力」もアピールできます。就活で忍耐力をアピールする方法については、「忍耐力を言い換えると?自己PRやガクチカのアピール方法を例文付きで紹介」を参考にしてください。

ものごとをやり抜く力をアピールする例文

ものごとをやり抜く精神力をアピールする例文は、下記のとおりです。

・私の強みは、一つの目標に対して根気強く努力できる向上心です
・私には向上心があり、高い目標に向かって強い意志で邁進します
・私の強みは向上心であり、課題解決のためには妥協を許しません
・私の強みは、どのような困難があろうと最後までやり抜く向上心です

言い換え表現を使って補足すると、より明瞭なイメージが加わり、採用担当者の印象に残りやすくなります。

さらに上を目指す姿勢を示す言い換え表現

向上心が示す側面には、常に上を目指す姿勢もあります。上を目指す姿勢をアピールする主な言い換え表現は、次のとおりです。

・現状に甘んじない
・課題の発見と改善を繰り返す
・向学心がある
・常に前進し続ける
・今日の自分を超える
・成長し続ける
・努力を惜しまない

たとえば、「ゼミの代表として討論会に参加し、研究テーマについて議論を重ねた」など、自己成長を目指した経験のある人は、上記のような表現でアピールするとよいでしょう。

さらに上を目指す姿勢をアピールする例文

常に上を目指して自己成長していくタイプの向上心であれば、次のように自己PRを始めるのがおすすめです。

・私には、現状に甘んじることなく学び続けられる向上心があります
・私の強みは向上心であり、課題の発見と改善を繰り返して成長し続けられます
・私の強みは向上心であり、「昨日の自分を超えること」をモットーにしています
・私には向上心があり、成長し続けるためには努力を惜しみません

上を目指す姿勢は、「上昇思考」や「改善思考」など、方向性によって文言が変わってくる場合もあります。就職活動で向上心をアピールする際は、具体的なエピソードにつなげやすい表現を使いましょう。

自己PRのためのエピソードを見つけるコツについては、「自己PRが書けない!エピソードを見つけるコツとは?」を参考にしてください。

チャレンジ精神を示す言い換え表現

向上心がある人が持つ側面に、チャレンジ精神が挙げられます。

現状で満足する人は、新しいことに挑戦しようとはしないものです。一方で、向上心がある人は、恐れず向かっていくチャレンジ精神を持ち合わせています。チャレンジ精神をアピールする際は、次のように言い換えるとよいでしょう。

・失敗を恐れない
・何事にも挑戦する
・自分を信じて突き進む
・成功のために行動する
・困難にも立ち向かう
・未知のものごとにも飛び込む

学生時代を通して、「海外の教育について理解を深めるため、現地でボランティアに参加した」など、思い切って新しいことに挑戦した経験があれば、上記の言い換え表現を使って向上心をアピールしましょう。

チャレンジ精神をアピールする例文

新しいことに飛び込むのが得意な場合、向上心を以下のようにアピールするのがおすすめです。

・私の強みは、失敗を恐れずに何事にも挑戦できる向上心です
・私の強みは向上心であり、困難を目の前にしても自分を信じて突き進めます
・私の強みは向上心であり、「行動こそが成功につながる」がモットーです
・私の強みは、未知のものごとにも飛び込んで自己成長を続けられる向上心です

チャレンジの後には成長や学びがあります。挑戦から何を学んだかまで伝えられると、向上心をより強固にアピールできるでしょう。

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向上心の言い換えが重要な理由

ここでは、なぜ向上心を言い換える必要があるのか、2つの理由を解説します。

向上心をアピールする学生が多いから

向上心を言い換える必要があるのは、就職活動でアピールする学生が多いからです。

たとえ向上心を持っていても、ほかにも同じようなアピールをする就活生がいれば、採用担当者にありきたりな印象を与えかねません。「向上心」という言葉に囚われず、「ものごとをやり抜く力」や「上を目指す姿勢」などの表現を用いると、個々の独自性を持たせられます。

向上心をアピールする際は、周囲との差別化につながる言い換え表現を使うことを心がけましょう。

人によって向上心の捉え方が違うから

向上心という言葉にはいくつかの側面があるように、人によって捉え方が異なります。そのため、向上心について説明する際には、言い換え表現を使うと効果的です。

たとえば、向上心と聞いて、「学ぶ姿勢」をイメージする人もいれば、「忍耐力」や「行動力」といった捉え方をする人も少なくありません。

実際に、自分が考える「向上心」と採用担当者がイメージする「向上心」にズレがある場合には、本当に伝えたいことをアピールできないまま選考を終える可能性もあります。

就職活動では、アピールしたい強みや長所をしっかりと伝えられるよう、自分なりの言い換え表現を活用しましょう。

自己PRで強み・長所をアピールするためのコツについては、「就活で効果的な自己PRの伝え方は?アピールするためのコツを解説」をご覧ください。

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企業が向上心のある就活生に抱く印象

企業は、向上心のある就活生に対して「意欲的にチャレンジできる」「失敗しても前向きに受け止める」といったポジティブな印象を抱くといわれています。企業が何を期待しているのかをよく理解し、自己PRを作成する際の参考にしてください。

失敗を恐れずチャレンジできる

強みや長所として向上心と答えた就活生に対して、企業や失敗を恐れずチャレンジできる印象を持ちます。

企業成長や目標達成のためには、社員一人ひとりのチャレンジ精神が欠かせません。たとえば、仕事に慣れてきたからといって、現状に甘えて新しい提案をしなかったりチャンスを逃したりするようでは、企業への貢献も期待できないでしょう。

就職活動で向上心をアピールすれば、失敗を恐れない行動力がある人材だと印象づけられます。

失敗を前向きに受け止められる

向上心と聞いて、前向きな姿勢や考え方をイメージする採用担当者も少なくありません。

新卒で入社すると、最初のうちは仕事で分からないことが多く、失敗する場面もあるでしょう。うまくいかない原因をほかの人や環境のせいにしたり、必要以上に落ち込んだりすると、職場の雰囲気を悪くしてしまいます。

一方で、失敗の際や上司から指摘を受けたときでも、「改善へのヒント」だと前向きに受け止められると、周囲からの信頼や期待につながるはずです。

向上心を強みや長所としてアピールできると、困難を前向きに乗り越える姿勢も伝えられるでしょう。

新しい技術や知識を学び続けられる

向上心を強みや長所とする就活生に対して、企業は新しいことを学び続けられるといった印象を持ちます。

新しい技術や知識を学んで順応しようとする姿勢は、現代のビジネスシーンにおいて非常に重要です。最近はインターネットとスマートフォンの普及によって、次々と新しいサービスや技術が生まれており、順応していかなければ時代に乗り遅れてしまいます。

たとえば、話題のサービスについて、「まずは使ってみる」「何をどれほどできるのか知る」などと積極的に学ぶ人は、それらを知らない人や苦手意識を持って使おうとしない人よりも一歩先を行けるでしょう。

向上心のアピールは、同時に「知ろう」「学ぼう」といった探究心も伝えられます。就職活動において、探究心を強みや長所としてアピールしたい人は、「「探求心」をアピールするには?言い換え表現や自己PRの例文を解説」を参考にしてください。

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向上心を言い換えて効果的な自己PRにするコツ

前述のとおり、向上心を強みや長所としてアピールしても、ほかの就活生と被ってしまう可能性があります。そのため、効果的なアピールにつなげるためには、自己PRにオリジナリティを加えるのがポイントです。

ここでは、向上心を言い換えて効果的な自己PRにつなげるコツを解説します。

向上心がある理由を明らかにする

効果的な自己PRにするためには、まず「なぜ向上心があるのか」といった理由を明らかにすることが大切です。漠然と「向上心があります」と伝えても、採用担当者は応募者一人ひとりの強みや長所を具体的にイメージできません。

向上心がある理由には、人それぞれ経験やきっかけなどがあるはずです。もし、「向上心がある気がするけど、明確な理由が分からない」という場合には、自分史を作ってみるとよいでしょう。

自分史を作りながら「なぜ失敗しても努力できるのか」「結果に満足せずに成長し続けられるのか」を考えてみてください。

今までの経験において印象に残っている出来事を書き出し、深掘りして理由を言語化できるようになると、自己PRにオリジナリティが加わります。

自分史の書き方がよく分からない人は、「就活における自分史の書き方は?書く内容やうまく書くコツを解説」を参考にしてください。

適切な言い換え表現で向上心をアピールする

「なぜ自分に向上心があると思うのか」を明らかにできたら、理由に応じた言い換え表現で強みや長所をアピールしましょう。ほかの就活生と差別化するためには、できるだけ具体性のある言い換えが効果的です。

採用担当者に伝えたいアピールポイントがしっかりと伝わるよう、適切な言い換え表現を選びましょう。なお、冒頭で紹介した言い換え表現を参考に、自分の「向上心」はどのような側面が強いかを考えることも大切です。

具体的なエピソードを添える

向上心を効果的にアピールするためには、具体的なエピソードが欠かせません。これまでに向上心を持って取り組んできたことや、向上心を発揮して成果につながった経験などを端的に伝えるのがポイントです。

たとえば、「バイトリーダーとして売上アップを実現させるために、改善点を洗い出して対策し、結果として売上が1.5倍になった」などのように、具体的な数値を使って説明すると、採用担当者の印象にも残りやすいでしょう。

具体的なエピソードは自己PRに説得力を持たせられるだけでなく、オリジナリティを表しやすい要素でもあります。

入社後に向上心をどう活かすか伝える

自己PRでは、強みである向上心が入社後にどう役立つかも伝えましょう。

企業が求めているのは、入社後に長く活躍してくれる人材です。そのため、内定を獲得するためには、企業に向上心がある社員が入社するメリットを感じてもらう必要があります。

具体的には、志望先の企業がどのような理念や目標を持っているのかを把握し、ニーズにあわせて向上心をアピールするのがポイントです。なお、入社後の仕事内容などまで具体的に言及できれば、業界・企業研究にしっかり取り組んでいる姿勢もアピールできます。

自己理解だけでなく、志望先の企業をよく知ることも、周囲との差別化につながるでしょう。

企業研究の進め方について詳しく知りたい方は、「企業研究のやり方と就活に活かすコツを解説!効率的な進め方とは?」を参考にしてください。

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経験別|向上心を言い換えた例文4選

ここでは、学生時代の経験別に、向上心をアピールする自己PRの例文を紹介します。

以下の例文を参考に、単に「向上心」と強みを一言で伝えるのではなく、言い換え表現も組み合わせながらオリジナリティのある自己PRを作成してください。

例文1.アルバイト経験を活かした自己PR

私は向上心があり、課題の発見と改善を繰り返しながら成長し続けられるのが強みです。

学生時代には、カフェでのアルバイト経験で私の強みを発揮しました。アルバイト先のカフェでは、レシートにアンケートが印刷されており、お客様が従業員の接客について評価できる仕組みになっています。

アルバイトを始めてから半年間、私の接客満足度は80%ほどで、比較的高い評価を得られていました。しかし、より多くのお客様に満足していただくことを目標に、改善点はないか試行錯誤を重ねました。

私が考えたのは「お客様に合わせた親しみのある会話をする」ことです。たとえば、よくいらっしゃるお客様のお気に入りのメニューを覚えておき、食事に合う飲み物やデザートを積極的に提案しました。お客様一人ひとりに寄り添った会話を続けた結果、2ヶ月後には顧客満足度が95%まで上昇しました。

このように、現状に満足せず、より上を目指して行動に移せるのが私の強みです。貴社に入社後も、持ち前の向上心を仕事に活かして、常に成長を続けていきたいと考えています。

例文2.部活での経験を活かした自己PR

私の強みは、どのような困難があろうと最後までやり抜く向上心です。

私が強みを発揮したのは、部活動での経験です。私が所属するサッカー部では、100名の部員が切磋琢磨しながら日々練習に励んでいます。

私は大学1年生のときから先発メンバーとして試合に出場していましたが、大学2年生の春に膝を痛め、医師から選手としての復帰は難しいと言われました。しかし、私にはもう一度仲間とグラウンドに立ちたいという熱い思いがあったため、このまま選手人生を終わらせてしまったら後悔が残ると考えました。

医師の診断後も「必ず治る」と信じてリハビリを続けた結果、私は怪我から半年ほどで軽い運動ができるようになり、1年後には選手として復帰を果たしました。この経験は、私にとって諦めず前に進むための努力が実った瞬間でもありました。

貴社に入社後も、私の強みである「諦めず前に進む精神力」を仕事に活かし、どのような困難があっても諦めずに成長を続けてまいります。

例文3.留学経験を活かした自己PR

私の強みは、困難に思えても自分を信じて突き進む向上心です。私はどれほど高い目標に対しても、達成するための努力や行動を惜しみません。

私は強みを活かし、学生時代には諦めかけていたイギリス留学を叶えました。大学に入学した当初は英語力やイギリスの地理的な知識も十分ではありませんでしたが、目標を叶えるために勉強を続けました。

約1年かけて英語や地理の勉強に取り組んだ結果、問題なく日常会話ができるレベルの語学力と電車に乗れるだけの土地勘が身につきました。少し自信をつけたタイミングで大学2年生の夏休みにイギリスへ留学し、英語力をさらに向上させて知見も深められました。

努力と行動は何にも代え難い宝です。貴社に入社後も、成果のための努力を惜しまず、常に成長を続ける姿勢を維持していきます。

例文4.ゼミでの学びを活かした自己PR

私の強みは向上心であり、「成長したい、理解したい」といった意識を持ってものごとに取り組んでいます。

大学のゼミでフードロスに関してグループワークを行った際、私たちは「コンビニの食品ロスを減らす」という課題に取り組みました。課題の解決策として、私たちはコンビニの売れ残りを食に困っている人びとに配る事業を企画しました。

しかし、私は「単に売れ残りを配るだけ」ではなく、そもそも「なぜ売れ残りが出てしまうのか」を追及する必要があると考えました。メンバーや教授と多くの議論を重ね、さらにはコンビニ業界に勤めている方と話をする機会も得られました。コンビニ業界について深く理解するほど、食品ロスにつながる多くの課題を知りました。

探究心を発揮した結果として、私は新たな学びの場を得られました。この経験は、今後社会人として仕事をするうえでも活かせるものだと考えています。

貴社に入社後も、現状に甘んじることなく学び続けようとする向上心を持って、チームの成果に貢献していきたいと考えます。

学生時代に頑張ったことの伝え方や例文については、「ガクチカの例文18選!書き方の3ステップや企業の評価基準を解説」を参考にしてください。

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自己PRで向上心をアピールする際の注意点

就職活動において、向上心をうまくアピールできれば、採用担当者に好印象を与えられます。しかし、伝え方を間違えてしまうと、マイナスイメージにつながる可能性もゼロではありません。

ここでは、自己PRで向上心をアピールする際の注意点を解説します。

組織の輪を乱すような印象を与えない

向上心を示すエピソードを伝えるときは、組織の輪を乱すような印象にならないよう注意が必要です。向上心が強過ぎると、場合によっては自己中心的な人だと受け取られる可能性もあります。

たとえば、「周囲は同意してくれなかったが、自分がよいと思う選択肢を押し通した」と伝えてしまうと、「協調性がなくわがままな人」といった印象につながるでしょう。仕事をする際には、チームワークや協調性も大切です。

特に、他者との関わりがあるエピソードを述べるときは、自分の向上心だけを前面に出すのではなく、協調性を兼ね備えた主体性をアピールするとよいでしょう。

ウソのエピソードや例文の丸写しをしない

向上心を効果的に伝えるためには、自分が経験したオリジナルのエピソードを伝えてください。採用担当者は、数多くのエントリーシートに目を通しています。そのため、ウソのエピソードや例文の丸写しは見破られてしまうと考えておきましょう。

採用担当者に強みや長所を印象づけるには、ウソのエピソードや例文の丸写しでは説得力に欠けます。また、エピソードに具体性がないと、自分の考えを持っていない就活生だと思われ、マイナスの印象を与えかねないので注意が必要です。

経験に大小や良し悪しはありません。分かりやすい成果を真似して伝えるよりも、自分だけの経験をアピールするほうが、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

志望する業界・企業で求められている向上心を伝える

強みや長所として向上心を伝えるときは、志望する業界や企業で求められている資質を意識してアピールすることが大切です。やみくもに「向上心がある」と伝えても、必要とされていなければ十分なアピールにはつながりません。

たとえば、忍耐力が必要とされるコンサル業なら、「最後までやり抜く精神力」を伝えると効果的です。また、ベンチャー企業に対しては、「チャレンジ精神」をアピールするとより魅力的に伝わります。

就職活動では、適切に向上心をアピールするためにも、仕事内容や求められる人材について調べておくのがポイントです。

企業研究について詳しく知りたい人は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」を参考にしてください。

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向上心を言い換えて効果的にアピールしたいあなたへ

自己PRを作成する際に、「強みがほかの就活生と被りそう」「何か別の言葉に言い換えられないか」など、自分のアピールポイントに自信を持てずにいる就活生も多いでしょう。

向上心のように多くの就活生がアピールする傾向にある強み・長所の場合は、言い換え表現を使うなどして、周囲との差別化が必要です。しかし、自分の強みを客観的な視点で深掘りするのは簡単ではありません。

「向上心をうまくアピールしたいけれど、一人で自己PRを作成するのは不安」と感じている方は、就活エージェントへの相談がおすすめです。

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ヒアリングをもとに最適な向上心のアピール方法も提案できるほか、入社後のキャリアを見据えた本質的な就活支援も可能です。向上心をうまくアピールしてほかの就活生と差をつけたい人は、ぜひ気軽にお問い合わせください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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