「就活で何もしてない」を乗り越えるには?時期・状況別ですべきことを解説

このページのまとめ

  • 大学3年生の9月頃までに学生の半分程度は就活をスタートさせている
  • 就活を何もしてない人はスケジュールを把握した上でやるべきことに優先順位をつけよう
  • 就活を何もしてない人でも、効率よく準備を進めれば内定獲得は十分目指せる

「就活で何もしてない」を乗り越えるには?時期・状況別ですべきことを解説のイメージ

「就活を何もしてないのはさすがにやばい?」「学校が忙しくて就活が何も進んでいない」などと焦りを感じる人も多いでしょう。就活は誰もが初めて経験するもので、どうすればよいか分からないのは無理もありません。

この記事では、就活を何もしてない人に向けて、時期別や状況別で今すべきことを解説しています。

就活のスケジュールや効率よく準備する方法と注意点もまとめたので、就活を何もしてない人はぜひ参考にしてください。

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目 次

就活で何もしてない学生の割合は?焦りは禁物

就活を始める時期は人によって異なりますが、着々と準備を進めている人もいれば、「就活の準備は何もしてない」という人もいます。周りの友人が就活準備をスタートさせている状況を見て、不安や焦りを感じる人もいるでしょう。

内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(48p)」によると、大学3年の9月までに業界や企業に関する分析を開始した人の割合は、累積で約53%という結果でした。

学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書の引用画像

引用元:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(48p)」

また、企業説明会やセミナー等に最初に参加した時期に関する質問では、大学3年生の9月以前と回答した割合は累積で約64%でした。

学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書の引用画像

引用元:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(50p)」

これらの回答から、大学3年生の夏までに就活対策を何もしてない就活生の割合は、半数に満たないほどであることがわかります。

この数字の捉え方は人によって異なりますが、「やや遅れをとっている」といえる一方で、「まだ半分くらいの人は何もしてないから挽回可能だ」ともいえるでしょう。

もし、あなたがまだ何も就活を始めていないとしても間に合うので安心してください。今から始める就活をスムーズに進めるためにも、この記事で紹介するポイントを踏まえて計画的に取り組んでいきましょう。

就活に対して漠然とした不安がある就活生は、「「就活どうしよう」と不安なあなたへ!悩みの原因と対処法をご紹介」も参考にしてみてください。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査

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就活を何もしてないならまずはスケジュールの把握から

就活を効率よく進めるには、まずは全体像の理解が欠かせません。一般的な就活のスケジュールを把握して、自分がどの地点にいるのか確認することから始めましょう。

目標に対する現在地がわかることで、これからの計画を具体的に立てられるだけでなく、スムーズな就活につながるはずです。

就活における一般的なスケジュールは、以下のとおりです。

・大学3年生の7~2月頃:インターンシップに参加

・大学3年生の12~3月頃:OB・OG訪問の実施
・大学3年生の3月:就活解禁・企業へのエントリー開始
・大学4年生の6月頃:本選考開始、順次内々定獲得
・大学4年生の9月頃:一部企業で秋採用の選考がスタート
・大学4年生の10月頃:内定式

上記の一般的なスケジュールに合わせて、自身を魅力的に伝えるための自己分析や、理想の企業を探すための業界・企業研究などを別途進める形をとります。

なお、大学3年の夏休みを利用してインターンシップに参加するのが通例となっているため、大学3年生の7月頃よりも前に、気になる企業や業界の絞り込みを行うケースがほとんど。つまり、「大学3年の9月時点で就活を始めている人=インターンシップ参加を前提に行動している人」といえるでしょう。

そもそも、人によって就活の状況が異なり、「今からこれをすべき」と一概には言えないため、時期別で優先的に取り組むべきことは記事の後半で解説します。まずは全体像の理解として、上記スケジュールをもとに就活が進んでいくことを覚えておきましょう。

就活のスケジュールについて詳しく知りたい方は「就活スケジュールを把握して内定獲得へ!24・25卒の動向や管理方法も」を参考にしてください。

選考を前倒しで進める企業もある

上記の就活スケジュールは国が定めた統一的な指針ですが、企業によってはこの通りに採用活動を進めないこともあります。

具体的には、以下の業界や企業は選考を前倒しして実施するため覚えておきましょう。

・経団連に加盟していない上場企業
・外資系企業
・メガベンチャー企業
・一部のマスコミ系企業

一般的な就活スケジュールに沿って採用活動を進めるのは、経団連に加盟する大手企業が中心です。そのため、非加盟の企業は前倒しで就活を始めて、優秀な人材を早めに獲得する動きをとっています。同様に、外資系やメガベンチャー、テレビやマスコミ系の企業も選考が早く、大学3年生のうちに内々定が出ることも多いです。

志望する企業がはっきりしている場合は、その企業の選考スケジュールの把握が欠かせません。動き出しが遅れるとエントリーを締め切っている可能性もあるため気をつけましょう。

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就活を何もしてない人が今すぐやるべき3つのこと

ここからは、就活を何もしてない人がすべきことについて解説していきます。

まずは、「何から始めればよいかわからない」就活生に向けて、今すぐやるべきことを3つ解説します。

1.自己分析

就活の第一歩として、自己分析から始めましょう。

自己分析とは、過去の印象に残っている出来事や経歴を振り返り、自分が好きなことや得意なことをピックアップする作業です。

・苦なく継続できること
・時間を忘れて没頭できること
・昔から苦手なこと
・友人からよく言われる性格的な特徴
・両親から言われる性格的な特徴

過去を振り返る切り口は上記以外にもさまざまあるので、自分の年表を作るつもりで振り返っていきましょう。

自己分析をすることで、自分が興味のある分野を探すきっかけになったり、志望企業の選別やマッチ度を確認したりするのに役立ちます。

なかには「とりあえず人気な大企業にエントリーする」就活生もいますが、人気を集める企業が自分にマッチするわけではありません。むしろ、安易な企業選びはミスマッチのもとで、内定から遠ざかってしまうでしょう。

どのような状況にある人も、まずは自分の特徴を客観的に把握することから始めてみてください。

2.業界研究・企業分析

自己分析と同時並行で、業界研究や企業分析も進めていきましょう。

・業界の特徴
・業界シェア上位の企業
・志望企業の市場シェア
・業界の成長性
・競合となりうる業界
・企業理念や組織風土
・企業独自の取り組み
・競合他社 など

業界や企業のリサーチに関しては、比較検討する項目を設定して、それぞれをピックアップするイメージで進めるのがおすすめです。「広く浅く」を重視して、検討する材料を集めましょう。

志望する業界が決まれば、その中から気になる企業をいくつか選び、説明会やOB・OG訪問をするなどして、自分とマッチするか検討を進めます。

業界研究や企業分析は、自分のイメージ先行で興味のあるところだけを行うのではなく、さまざまな分野を調べて、選択肢を増やす意識で進めましょう。

業界の一覧と概要については「就活での業界一覧と概要を解説!自分にあった企業を選ぶコツを学ぼう!」をご覧ください。

3.就活サイト登録

自己分析と業界分析や企業研究を進めつつ、就活サイトへの登録も進めましょう。

就活サイトに登録することで、さまざまな求人情報を検索できるだけでなく、就活に関するコラムなどから数多くの情報を得られます。これらの情報にアクセスすることで、就活に対するモチベーションも自然と高まるでしょう。

なお、就活サイトには総合型と特化型の大きく2つに分けられます。総合型は大手就活サイト全般が該当し、業界の種別を問わず、さまざまな企業を取り扱っています。一方、特化型はITや金融などの業界に特化しており、狭く深い情報にアクセス可能です。

ある程度業界を絞れている場合は、総合型と特化型の両サイトに登録しておきましょう。

また、1つのサイトにしか求人を出していない企業もあるため、業界を細かく絞れていない場合は、複数の総合型就活サイトに登録しておくことをおすすめします。

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就活成功に欠かせない3つの選考対策

先ほど解説した3つは、選考を受けるための準備段階として必ず行う必要がある内容でした。

ここでは、希望する企業から内定を獲得するために必須な対策について、選考のフェーズ別で解説します。

1.履歴書・ES

企業にエントリーして最初の壁として立ちはだかるのが、履歴書やES(エントリーシート)の提出です。

各企業の採用担当者は、応募する就活生の提出書類をもとに、面接で詳しく話を聞きたいと思える人材をピックアップします。このとき、文章だけでどれほど印象を残せるかがポイント。ありきたりな内容を書いても書類選考は通過できません。

そのため、履歴書やESに書く内容は、特に以下の点を意識するとよいでしょう。

・自分のエピソードを交える
・他社との差別化を重視する
・企業が求める人物像を理解する
・入社への熱意や価値観を伝える

インターネットで検索すると、履歴書やESに書くべき内容のテンプレートが簡単にでてきます。しかし、それを真似して書いたところで、採用担当者に響くような内容には仕上がらないでしょう。

企業の人事担当者は人を見るプロです。履歴書やESを書く際は、「オリジナリティ」を大切にして、自分にしか書けない内容を心がけましょう。

2.適性検査

面接にたどり着く前に突破しなければならないのは、書類選考だけではありません。各企業で実施される適性検査も通過する必要があり、適切な対策をとることで突破率を高められるでしょう。

企業によって採用する適性検査の種類は異なりますが、おもに以下の検査を採用する傾向にあります。

・SPI
・玉手箱
・GAB

企業に合わせて対策をするのが難しい場合は、上記いずれかの問題集を購入し、何度か問題を解いて傾向を掴んでおきましょう。

いずれの適性検査においても制限時間が短く、1問あたりにかけられる時間がほとんどありません。対策をしないまま適性検査に臨んでも、思うような結果は得られないでしょう。

最短で1週間あれば問題集を1冊解くことも可能なので、短期集中で取り組んでみてください。

3.面接

就活における最大の難関が面接です。

就活生の場合、目上の人と面と向かって話す機会はあまりないケースが大半で、緊張して思うように話せない経験をするでしょう。

面接こそ場慣れが重要です。面接本番を想定した形で模擬面接を行い、雰囲気に慣れておきましょう。手軽にできる対策としては、自宅で自分が話す状況を動画撮影するのがおすすめです。自分が話す様子を客観的に見ることで、話すスピードや目線、身振り手振りの状況を確認できます。

また、面接中の話す内容はもちろん、ビジネスマナーの理解も欠かせません。お辞儀やノックなどのマナーは、緊張するとつい忘れてしまいます。入室時点でマイナス評価を受けないためにも、面接対策は最も入念に行うのがおすすめです。

面接対策をもっと詳しくしりたい就活生は「面接対策に役立つ20の質問集!答え方のポイントを紹介」も参考にしてください。

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就活を何もしてない段階から効率よく準備する方法6選

ここでは、就活を何もしてない段階から、効率よく就活の準備を進めるのにおすすめな方法を6つ紹介します。

自身の状況によっては利用できないケースも想定されますが、以下で紹介するものは積極的に利用してみてください。

1.インターンシップに参加する

インターンシップとは、企業が開催する職場体験の機会をいいます。実際の業務を経験することで仕事への理解を深められるため、相性を確かめたり、自身の志望度を高めたりするのに効果的です。

インターンシップは夏休みや冬休みなどの長期休暇を利用して開催されるのが一般的で、大学3年生の時期に参加するケースが多いです。

状況によってインターンシップに参加できるスケジュールでない可能性もありますが、できる限り参加しておきましょう。

希望する企業のインターンシップでなくとも、働くイメージを持つには十分であり、新たな発見につながる可能性もあります。1日単位で気軽に参加できるものもあるため、積極的に参加してみてください。

2.OB・OG訪問へ行く

企業研究の一環として、OB・OG訪問もおすすめです。

実際に仕事をしている大学の先輩方に部署内の雰囲気や休日の過ごし方、当時の就活についてなど、よりリアルな話を聞いて、志望企業を比較検討する材料にしてみてください。

人事担当者には聞きづらいことも、OB・OGの先輩であれば質問しやすいでしょう。なかには、OB・OG訪問が選考過程の一つになっていることもあるので覚えておいてください。

なお、OB・OG訪問を希望する場合は、大学のキャリアセンターに行って卒業生の名簿からアポイントをとる方法が一般的です。

3.就活セミナーを利用する

就活サイトや大学のキャリアセンターなどが開催する就活セミナーも、積極的に参加しましょう。

就活セミナーによってテーマは異なりますが、自己分析のやり方や履歴書の書き方など、就活に関する基本的なノウハウを体系的に学べるのでおすすめです。

4.合同説明会に参加する

就活サイトが定期的に開催する合同説明会にも積極的に参加しましょう。合同説明会とは、さまざまな業界の企業が一堂に集まってブースを構え、各社の説明を聞いて回れる説明会です。

今まで調べていなかった企業に出会えたり、複数の企業を比較できたりするなどのメリットがあり、モチベーションアップにもつながるでしょう。

また、先ほど紹介した就活セミナーは、合同説明会の会場内で開催される場合もあるので、あわせてチェックしてみてください。

5.就活エージェントを利用する

就活エージェントとは、就活生をさまざまな角度からサポートしてくれるサービスです。

専門のアドバイザーが、就活生一人ひとりの適性に合った求人を紹介してくれるのはもちろん、ESの添削や面接対策、キャリアの相談にも乗ってくれます。

1人で就活を進めるのに不安がある場合は、一度相談してみるとよいでしょう。

就活対策についてもっと詳しく知りたい就活生は「就活が間に合わない!何もしてない状況を変えるための対策を徹底解説」を参考にしてください。

6.逆求人サイトを利用する

就活サイトや就活エージェントの利用だけでなく、逆求人サイトも並行して利用することをおすすめします。

逆求人サイトとは、あらかじめ就活生がプロフィール欄を入力することで、その内容に興味を抱いた企業から直接スカウトを受けられるサービスです。

登録を済ませておけば、企業側からオファーが届くため視野を広げる良い機会になるでしょう。

解説したそれぞれのサービスやイベントを有効活用すれば、就活を効率よく進められるはずです。

なお、就活サイトの体験談が気になる人は「視野を広げるために逆求人サイトを利用|元地方就活生に聞く就活体験談【第3回】」をご覧ください。

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時期別!就活を何もしてない人が優先すべきこと

ここでは、就活を何もしてない人について、それぞれの時期別で優先すべきことを紹介します。

なお、前半で解説した自己分析と業界・企業研究は、時期を問うことなく必ず行う必要がある内容です。その上で、時期に合わせて優先して取り組みたい項目をピックアップしていくので、自身の状況と照らし合わせて参考にしてください。

大学3年生の9・10・11月

この記事を読んでいるのが大学3年生の9・10・11月に該当する場合は、以下の項目を優先的に取り組みましょう。

・秋・冬のインターンシップ参加に向けた準備・参加
・就活の軸を定める

夏のインターンシップは終わってしまったため、秋または冬に開催されるインターンシップに参加できるよう、気になる企業の募集要項をチェックしてみてください。

また、自己分析をもとに「就活の軸」を定めることも大切です。就活の軸は、「企業選定における譲れないもの」と言い換えられます。

内定をもらった時、本当にこの企業に決めてよいのか、就活の軸をもとに判断するイメージです。大学3年生の秋頃に就活の軸を定められると企業選びもしやすくなるため、ぜひ考えてみましょう。

大学3年生の12・1・2月

大学3年生の12・1・2月頃にこの記事を読んでおり、まだ就活を何もしてない場合は、以下の内容を率先して取り組むことをおすすめします。

・OB・OG訪問の実施
・Webテスト対策
・就活で必要なものの用意

大学3年生の冬は、就活が本格的にスタートする直前です。自己分析や企業・業界研究はもちろん、上記の項目を優先的に対策しておくことで、就活のスタート時に遅れをとる可能性を小さくできるでしょう。

なお、OB・OG訪問の時期に決まりはありませんが、3月以降に行う場合、就活生が本格的に取り組み始めるだけでなく、年度末のため先輩方も本業で忙しくなる可能性もあります。

そのような経緯もあるため、大学3年生の冬シーズンのうちに、気になる企業のOB・OG訪問を済ませておくとよいでしょう。

OB・OG訪問の詳細は「就活でOB訪問を始める時期はいつから?アポ取りのマナーや注意点を解説」をご覧ください。

大学3年生の3月|4年生の4・5月

大学3年生の3月・4年生の4・5月時点で就活を何もしてない場合は、とにかく遅れを取り戻すための行動が最優先です。

・企業へのエントリー
・面接対策

まずは企業へのエントリーを進めて、選考に進める可能性のある企業を一定数確保しましょう。企業によってはエントリーできる期限を定めている場合もあり、状況によってはエントリーすらできない可能性もあります。

履歴書やESは、書き上げながら自分の価値観を棚卸しするつもりで取り組みましょう。

また、この時期なら選考が本格化する前なので、面接対策は間に合います。面接に進める数に限りがある可能性もあるため、チャンスを確実にものにできるよう、念入りに対策を施しましょう。

大学4年生の6・7・8月

大学4年生の6・7・8月時点で就活を何もしてない場合は、以下の項目を最優先で行うことをおすすめします。

・募集している企業にエントリー
・就活エージェントをフル活用

企業によっては内々定を出して新規採用者数を確保できている場合もあり、エントリーできる企業は限定的かもしれません。まずは募集している企業にエントリーして、選考に進める企業を増やしましょう。

また、就活エージェントを活用して、条件に合いそうな求人を紹介してもらうのもおすすめです。自分一人で就活を進めるには急ピッチにならざるを得ないため、プロの力を借りて就活を進めましょう。

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就活で何もしてない人が気をつけるべきこと5選

就活で何もしてない人がすべきことや原因について具体的に解説しましたが、行動を始めた際の注意点もあるので覚えておいてください。

なかでも、以下の5つは特に気をつけましょう。

1.ほかの学生と比較しない

就活をするなかで最も気をつけたいのが、「ほかの学生との比較」です。

就活を始めた時期が違う上、希望する業界やそれぞれが就活に充てられる時間など、状況は異なります。内定の数を争うものでもなく、自分のなかで納得できる企業から内定をもらえるかどうかが重要です。

そのため、ほかの就活生と比較しても意味はなく、比較しても劣等感を抱く可能性もあるため、周りを気にする必要はありません。

自分のなかで就活のゴールを設定して、自分のペースで就活に取り組みましょう。

2.企業選びを焦らない

就活を始めたのが遅くなったとしても、エントリーできる企業に手当たり次第に応募するのはNGです。

焦る気持ちは分かりますが、目先の内定獲得を重視するとミスマッチが起きる可能性は高まります。自己分析の結果や就活の軸をもとに、エントリーする企業選びは慎重に行いましょう。

3.すぐに諦めない

就活を始めたのが遅くなればなるほど、「もう無理だ」「また来年から頑張ろう」と思ってしまいがちです。しかし、既卒で就活に臨むと、その年度における新卒の就活生としのぎを削ることになります。

一般的に、既卒の場合は新卒に比べて就職の条件が悪くなってしまうため、早々に諦めることなく、理想の企業と出会えるように行動し続けましょう。

就活で諦めそうになった場合は、「就活でくじけそうになったら?内定のために気持ちを切り替える4つの思考法」も参考にしてください。

4.エントリーできる企業は減っていく

就活のスタートが遅くなるほど、エントリーできる企業は減っていくことを覚えておきましょう。

一般的な就活スケジュールでは、大学3年生の3月からエントリースタートになりますが、前倒しで選考を進める企業もあります。
また、人気の企業はエントリーを早々にストップすることもあるため、そもそもの選択肢が減ってしまうのです。

動き出しが遅くなるほど就活は不利になるので、「まだ何もしてないけど大丈夫だろう」とは思わず、今からできることを始めましょう。

5.選考通過の難易度が上がる

エントリーできる企業が減るという注意点以外にも、就活の動き出しが遅くなるほど就活に充てる時間が短いため、自己分析や各種選考対策が不十分になりがちです。

その結果、選考の通過は難しくなってしまうため気をつけてください。

特に、面接は対策できているかどうかで結果が大きく左右され、自己分析が不十分なままでは、面接官の鋭い質問にうまく答えられないこともあるでしょう。

就活は早めに向き合えるほど改善の余地があります。まだ何もしてない人は、自身の状況に合わせて第一歩を踏み出してみてください。

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早めに準備しよう!就活に必要な4つのアイテム

就活を進めるのに欠かせないアイテムは当然あります。

ここでは、就活に必要なアイテムを解説するので、面接の日程がいつ組まれても動けるよう、早めに準備しておきましょう。

スーツ・ネクタイ

リクルートスーツは必ず用意しなければならないアイテムです。

色は黒か紺で、無地のリクルートスーツを選びましょう。体型に合っていないとだらしない印象になるので、試着してサイズの合うものを購入するのがおすすめです。

1着だけでは就活が本格化したときに対応できないこともあるので、複数枚用意しておきましょう。なお、大学入学時に使用したものでも構わないとされていますが、サイズや汚れ、デザインなどを細かくチェックして、違和感がないか確認してください。

男性のネクタイは派手な色や柄を避けつつ、与えたい印象に沿ったものを選びましょう。

靴・カバン

男性の場合は黒や茶の革靴、女性は黒のパンプスを用意します。カバンも黒や茶、グレーなど、落ち着いたカラーで揃えましょう。
スーツと靴、カバン、ベルトの色をすべて統一させるとスマートな印象になるのでおすすめです。

なお、カバンに関しては書類関係を持ち歩く機会が多いため、A4サイズが無理なく入るものを選んでください。また、床に置く機会も多いので、自立するタイプを選びましょう。

腕時計

就活では、「時計着用はマナー」と考えている採用担当者も多く、時計をしていないことで印象が悪くなるケースもあるようです。不要な悪印象を防ぐためにも、時計はつけていきましょう。

装飾がないアナログタイプで、ベルトは黒か茶の革素材か、ステンレスなどのメタル素材がおすすめです。

手帳

就活では、複数の企業を並行して受けることが多いので、スケジュール管理に便利な手帳を携帯しておくとよいでしょう。

説明会やOB訪問でメモをとる際にも役立ちます。就活で便利な手帳もさまざまなタイプが発売されているので、利用シーンを想定して早めに用意しておいてください。

就活で必要なアイテムについては、「就活に必要なものとは?基本アイテムと役立つアイテムをまとめてご紹介」でも詳しく解説しています。

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就活で何もしてないのが不安なあなたへ

就活を何もしていないことに対して、漠然な不安を抱いている人は多いでしょう。就活に関する知識がなければ、いま何をすべきかも分からず、ただただ不安が膨らんでしまいます。

もし、周りに頼れる人がいない場合は、就活エージェントのキャリアチケットがおすすめです。

キャリアチケットは、あなたの就活を総合的にサポートするエージェントサービスです。自己分析や業界・企業研究、ESの添削、面接対策に至るまで、就活に必要なサポートをトータルで提供しています。

専門のキャリアアドバイザーが個別にサポートするので、就活で迷ったり悩んだりしたときに相談することも可能です。キャリアチケットを上手に利用して、第一志望の内定を勝ち取りましょう。

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就活を何もしてないことに関するよくある質問

就活を何もしてなくて不安な人によくある質問をまとめました。

Q.大学3年で就活を何もしていないのはやばい?

A. 大学3年生になったばかりの時点であれば焦る必要はないでしょう。しかし、夏ごろにはインターンシップが始まるため、早めに準備を始められると安心できます。

大学3年生の冬頃で何もしていない場合は、就活の本格スタートに向けて遅れを取らないよう、自己分析と業界研究を最優先して、エントリーしたい企業をピックアップしておきましょう。

大学3年から始める就活については「大学3年で就活を何もしていない?やっておくべき対策を徹底解説!」を参考にしてください。

Q.大学4年で就活を何もしていないのはやばい?

A. 大学4年で就活を始めていない場合、遅れを取り戻すためのスピーディな行動が求められます。まず、自己分析や業界研究を急いで行い、ESや履歴書の準備を進めましょう。

また、より効率よく就活を進めるため、就活エージェントなどのサポートを受けるのもおすすめです。

大学4年から就活を始めようとしている方は、「大学4年から就活するのは遅い!基本スケジュールと注意点を解説」を参考にしてください。

Q.就活中にインターンシップを経験するメリットと注意点は?

A. インターンシップのメリットは、業界や企業の実態を知ることができ、自分に合った仕事を見つけやすくなることです。また、選考時のアピールポイントにもなるでしょう。

注意点としては、インターンシップに参加する企業を絞り過ぎず、複数の業界や企業を比較することが大切です。また、インターンシップに参加し過ぎるあまり、自己分析やESの用意など、選考に向けた準備が遅れないようバランスをとるようにしましょう。

インターンシップについてより詳しく知りたい方は「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」を参考にしてください。

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