このページのまとめ
- 働きたくないと大学生が考えるのは就職や就活が不安だから
- 働きたくない大学生は進学や就職留年の選択肢もある
- 働きたくない大学生は家族や先輩などに相談してみるのも大切
「就活の時期が来たけど働きたくない」「会社員以外の選択肢がないか知りたい」と悩んでいる大学生も多いでしょう。働くことは不安であり、就職が嫌だと考えてしまうのは普通です。
この記事では、働きたくないと大学生が考えてしまう理由や、会社員以外の選択肢を紹介します。
なぜ働きたくないと考えてしまうのか、まずは一度整理してみましょう。
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- 働きたくないと大学生が答える理由
- 自分のやりたい仕事がわからない
- 就活に挫折してしまった
- 就職以外にやりたいことがある
- 働きたくない大学生がとれる選択肢
- 進学
- 就職留年
- ニート
- 大学生は会社員以外にも働く選択肢がある
- フリーランス(個人事業主)
- 起業
- フリーター
- 働きたくない大学生でも就職が必要な理由
- 生活にはお金が必要
- 将来に向けて社会的信用が必要
- キャリアアップするためにスキルや経験が必要
- 働きたくないと思ったときの対処法
- 好きなことが仕事にならないか考える
- 理想の働き方ができる職場を探す
- 就活への取り組み方を変えてみる
- 多くの人に会ってみる
- 就活や就職を不安に感じているあなたへ
- 働きたくない大学生からよくある質問
- Q.なぜ働かないといけないの?
- Q.働きたくないときの選択肢は?
- Q.働きたくないと思ったら何をするのがいい?
働きたくないと大学生が答える理由
就活の時期を迎えて「働きたくない」と考える大学生も多いでしょう。
内閣府の「特集 就労等に関する若者の意識」によると、「きちんと仕事ができるか不安」「勤務先での人間関係が不安」など、さまざまな理由で働きたくないと答える大学生がいます。
同じ「働きたくない」でも、詳しい理由は人それぞれです。どのような理由で悩んでいる人々が多いのか、確認してみましょう。自分が具体的に何で悩んでいるのかを知ることも問題を解決する上で大切になります。
自分のやりたい仕事がわからない
就活の時期に多い悩みが、「自分のやりたい仕事がわからない」の悩みです。就活は選択肢が多く、これまで仕事をしてこなかった大学生は、選ぶのが難しいでしょう。
「働かなければならない」と考えても、どんな仕事をしたらいいか迷うのは当然です。どのような仕事があるのか、自分は何を目標にしているか、などがわかっていない大学生は、働きたくないと悩んでしまうでしょう。
就活に挫折してしまった
就活に挑戦したものの、内定が獲得できなかった大学生も「働きたくない」と悩んでしまいます。選考で落とされ、不採用通知を受けてまで、仕事をする意味があるのかと考えてしまうからです。
内定が獲得できない日々が続くと、「自分は企業に必要とされていない」と気分が落ち込んでしまいます。「必要とされていない企業で働きたくない」と思うケースもあるでしょう。
しかし、気分が落ち込んだままにしておくのはよくありません。うまく気持ちが切り替えられない場合は、「就活の選考で落ちたときのメンタル切替方法は?具体的な対策法もご紹介」も参考にしてください。
就職以外にやりたいことがある
就職以外にやりたいことがあり、「働きたくない」と考えるパターンもあります。たとえば、「海外に留学して語学勉強をしたい」「音楽活動など夢を追いかけたい」などのパターンです。
大学生のなかには、卒業したら周りに合わせて就職する風潮に納得していない場合もあります。就職はしたくない、でも何をしていいかわからない大学生も、働きたくないと考えがちです。
引用元:内閣府「特集 就労等に関する若者の意識」
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働きたくない大学生がとれる選択肢
働きたくないと考える大学生には、就職以外にどのような選択肢があるのでしょうか。ここでは、就活をしない大学生がとれる選択肢を解説します。
進学
大学院に進学し、さらに勉強を続けるのも選択肢の1つです。勉強をつづけながら、自分の将来について考える時間が生まれるのはメリットでしょう。また、大学院に進学した結果、就職に有利になる場合もあります。
ただし、大学院に進学する場合、学費が必要になる点に注意してください。また、卒業するまでに、自分の選択肢を決めなければなりません。
就職留年
就職について考える時間を作ったり、就活を最初からやり直すために、就職留年を選ぶ大学生もいます。1年間かけて、自分の将来を考えられる点はメリットです。
ただし、就職留年を行うと、面接などで留年した理由について聞かれることもあります。留年がマイナスの印象を与えてしまう可能性もあるため、注意しなければなりません。
留年が就活に与える影響については、「留年が就活に与える影響とは?」も参考にしてください。
ニート
ニートとは、勉強もせず、アルバイトもしていない状態のことです。就活に失敗した結果、意欲をなくしてニートになってしまう人もいます。
ニート期間が長くなると、働くモチベーションがなくなってしまい、就職まで遠のいてしまいやすいのがデメリットです。生活費などの金銭面でも負担がかかるため、働けるように意識する必要があります。
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大学生は会社員以外にも働く選択肢がある
大学生が働く場合、会社員以外にも選択肢があると知っておきましょう。仕事をして生活をする方法は、会社に勤めるだけではありません。
ここでは、会社で働く以外の方法を3つ紹介するので、参考にしてください。
フリーランス(個人事業主)
フリーランス(個人事業主)とは、会社に所属せずに、仕事を個人的に受けて働く方法です。たとえば、デザインやイラストを描いて働く人や、スマートフォンのアプリ開発を行い活動する人などがいます。
フリーランスの特徴は、会社に属さず、自分の考えや方針で働ける点です。ただし、スキルがなければ仕事を受けられない点や、経営や雑務も自分で行わなければなりません。自由に働きやすい分、責任も重い働き方です。
起業
自分でビジネスを考え、会社を起業する選択肢もあります。大学生の間から、自分でビジネスを進めている人もいるでしょう。
ただし、起業したからといって、必ず成功するとは限りません。また、経済や経営の知識も求められます。成功すれば大きなリターンを得られる一方で、苦労も多い選択肢になります。
起業を考えている場合は、「起業したい大学生が押さえるべきポイントは?」も参考にしてください。
フリーター
フリーターとは、フリーアルバイターの略であり、「15〜34歳で男性は卒業者、女性は卒業者で未婚、かつパートやアルバイトである者」を指します。
フリーターはパートやアルバイトで働くため、好きな仕事に就きやすい点がメリットです。ただし、収入が安定しにくく、社会的信用も得にくいデメリットがあります。働き方の多様性は広がっているものの、フリーターが生活しやすいとは限りません。
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働きたくない大学生でも就職が必要な理由
「働きたくない」と考えていても就職は必要です。「仕事はしたくない、でも働かないといけないのはわかっている」と考える人も多いでしょう。
ここでは、なぜ就職が必要かを3つのポイントで解説します。働きたくないと考えている場合は、なぜ働く必要があるのか考えてみましょう。
生活にはお金が必要
就職で多い理由が、生活費を稼ぐためです。生活はもちろん、趣味を楽しんだり、スキルアップをしたりするためには、お金が欠かせません。
安定した収入を得るためには、就職して正社員で働くのが一番手っ取り早いです。また、若いうちから正社員で働ければ、出世して年収アップも狙えるでしょう。
将来に向けて社会的信用が必要
将来に向けて、社会的信用を得られる点も就職しておいたほうがいい理由になります。
たとえば、車を買ったり、家を買ったりしようと考える人も多いでしょう。車や家を買うためには、高額のローンを組まなければなりません。その際、社会的信用がなければ、断られてしまうこともあります。
大学生では実感が難しいポイントですが、社会的信用を得るためにも就職して安定した生活を送るのが大切です。
キャリアアップするためにスキルや経験が必要
キャリアアップしていくことを考えると、就職してスキルや経験を積むのが欠かせません。パートやアルバイトの場合、キャリアアップの機会が減ってしまいます。
正社員であれば、研修を受けられる機会も多く、業務の選択肢も広がります。キャリアアップするためには、正社員での勤務が必要です。
このように、働きたくないと考えていても、就職は将来のために欠かせません。就活するメリットについても、「就活ってしないとダメ?新卒で就活することのメリット」で解説しているため参考にしてください。
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働きたくないと思ったときの対処法
「働きたくない」と考えている状況で、すぐに「働こう」と切り替えるのは難しいでしょう。働きたくない気持ちは否定せずに、前向きに、新しい考え方も試してみてください。
ここでは、働きたくないと思ったときに、おすすめの対処法を紹介します。
好きなことが仕事にならないか考える
やりたいことがわからなくて働きたくない場合には、好きなことが仕事にならないか考えてみましょう。業界や職種にこだわらず、視野を広げてみるのがおすすめです。
たとえば、美味しいものを探したり、食べたりするのが好きだとします。その場合、「美味しいものを探すのが得意→流行の商品を見つけるのが得意→マーケティングや商品企画に役立つ→マーケティング職や企画職が向いている」のように考えるのも1つの手段です。
やりたいことがわからない場合、好きなことを仕事に活かせないか考えてみましょう。趣味や特技から、思わぬ仕事を見つけられるかもしれません。
「就活で「やりたいことがない…」と悩む学生向け!仕事の探し方と面接対策」でもやりたいことの探し方を紹介しているため、参考にしてください。
理想の働き方ができる職場を探す
働きたくない理由が条件面の場合、理想の働き方ができる職場がないか探してみましょう。まずは、「なぜ働きたくないのか」を整理するのが大切です。
たとえば、「出社するのが大変」と考える場合、リモートワークで働ける職場もあります。また、「正社員は残業が多いイメージ」なのであれば、残業の少ない職種や企業を探すといいでしょう。
働き方や条件面で働きたくない場合、なぜ働きたくないか理由を見つけるのが大切です。理想の働き方ができる企業がないか、考えてみてください。
就活への取り組み方を変えてみる
就活が嫌になり、働きたくないと考える人もいるでしょう。その場合には、就活への取り組み方を変えてみるのもおすすめです。
たとえば、書類選考で落ち続けて苦しい場合は、書類選考なしで面接に参加できる企業を受けてみましょう。面接が不安な場合には、内定直結型のインターンに参加してみる方法もあります。
また、就活が不安な場合には、就活エージェントに相談してみましょう。自分1人で取り組むよりも、アドバイスをもらった方が安心して就活ができます。就活が嫌になって働きたくない場合には、取り組み方を変えて、新しい方法にチャレンジしてみてください。
多くの人に会ってみる
先輩や社会人など多くの人に会い、話を聞いてみる方法もあります。話を聞いた結果、就活や仕事に対する考え方が変わることもあるからです。
たとえば、「仕事は嫌なことが多い」と考えている人も、いきいきと働く先輩の姿を見た結果、自分も同じように働いてみたいと考えるケースもあるでしょう。
迷ったり悩んだりしてしまう背景には、知識や経験が少ない点も影響しています。多くの人に会って話をしてみれば、仕事に対するマイナスイメージ解消につながるでしょう。
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就活や就職を不安に感じているあなたへ
就活や就職が不安で働きたくないと考えている人も多いでしょう。不安を抱えた状態で、自己分析や選考対策など、就活を行うのは大変です。そんなあなたは、ぜひキャリアチケットに相談してください。
キャリアチケットは、就活に悩む就活生をサポートする就活エージェントです。働きたくないと不安を抱えている就活生にアドバイスを送っています。
相談は無料のため、「どんな企業を選んだらいいかわからない」「自分にあう仕事がわからない」などの悩みがある場合には、ぜひ相談してください。
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働きたくない大学生からよくある質問
働きたくないと考える大学生からよくある質問に回答しています。「どうして働かないといけないのだろう?」と悩んだ際には、ぜひ参考にしてください。
Q.なぜ働かないといけないの?
A.働きたくなくても働かないといけない理由は、生活のためです。生活だけではなく、趣味を楽しむためにも働いて収入を得なければなりません。また、家や車のローンを組むには、就職して社会的信用を得る必要があります。
Q.働きたくないときの選択肢は?
A.どうしても働きたくない場合には、進学したり、ニートになったりする選択肢があります。ただし、進学をした場合でも、大学院卒業後には働かなければなりません。また、ニートになる場合は、家族に負担をかけてしまう点は覚えておきましょう。
Q.働きたくないと思ったら何をするのがいい?
A.働きたくないと思ったら、なぜ働きたくないか考えてみましょう。原因がわかると、何をすればいいか行動がわかります。
理由がわからない場合は、周囲に相談してみてください。家族や友人、社会人の先輩などの話を聞くことで、新しい価値観に触れ、考えが変わる場合もあります。なぜ働きたくないかを考え、働きたくない理由を解消する方法を探してみてください。
もし、働きたくない理由が漠然としている場合は、「働きたくない理由が分かれば、就活はもっとうまくいく!」を参考に理由を考えてみましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。