就活のセールスポイントの書き方は?企業へのアピール方法や例文も紹介

このページのまとめ

  • 就活のセールスポイントは、企業にとってメリットになる自分の強みのこと
  • 就活のセールスポイントは1つに絞り、コンパクトにまとめて伝える
  • 就活のセールスポイントは、企業側の目線を考慮して考えることが大切

就活のセールスポイントの書き方は?企業へのアピール方法や例文も紹介のイメージ

「就活のセールスポイントとは何か」「どのように探せばよいのか」と悩んでいる就活生も多いでしょう。セールスポイントを考える際には、企業の目線になって自分が入社後に活躍できると印象づけることが大切です。

この記事では、就活のセールスポイントの探し方や企業に合ったアピールのポイントを紹介します。
例文も紹介しているので、採用担当者に刺さりやすいセールスポイントを考えるために、ぜひ参考にしてください。

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目 次

就活のセールスポイントとは企業に売り込む自分の強み

就活において、セールスポイントとは企業に対して売り込む自分の強みやスキルのことです。面接や履歴書で聞かれる場面があるので、答えられるように準備しておきましょう。

セールスポイントのベースは社会人基礎力

就活のセールスポイントのベースは、「社会人基礎力」だといえます。

セールスポイントのベースは社会人基礎力のイメージ

引用元:経済産業省「社会人基礎力

社会人基礎力とは、職場や地域社会で周囲の人々と仕事をするために必要とされる、以下の12の能力要素を指す言葉です。

・発信力
・傾聴力
・柔軟性
・状況把握力
・規律性
・ストレスコントロール力
・主体性
・働きかけ力
・実行力
・課題発見力
・計画力
・創造力

社会人基礎力は仕事をするうえで重要な資質になるため、就活のセールスポイントを考えるベースにするとよいでしょう。たとえば、「周囲の人を巻き込んで成果を出す力」は社会人基礎力の「働きかけ力」に該当するので、入社後も求められる可能性が高いといえます。

社会人基礎力については、「人生100年時代を生き抜く術、教えます!社会人基礎力に追加された『3つの視点』とは?」でも解説しているので、参考にしてください。

参照元
経済産業省
社会人基礎力

就活におけるセールスポイントと自己PRの違い

就活のセールスポイントと似た意味で扱われやすい言葉が、自己PRです。セールスポイントと自己PRは、以下の点で異なっています。

・セールスポイント:自分の強みや長所
・自己PR:自分の強みや長所をアピールする行為

セールスポイントとは、前述したように「企業にとってメリットになる自分の強みやスキルのこと」です。たとえば、「粘り強さ」「主体性」のような性格的な特徴や、「パソコンスキル」「英語力」のような実技的なスキルがあります。選考でアピールする際には、応募する企業の業務で活かせる特徴・スキルを選ぶとよいでしょう。

一方、就活における自己PRとは、企業に自分の強みや経験などをアピールする行為を指します。書類選考や面接において高い確率で求められる項目であり、対応できるようしっかりと準備しておく必要があります。

自己PRについては、「自己PRとは?企業が求める理由や回答のポイント・例文を紹介」で詳しく解説しているので参考にしてください。

就活でセールスポイントが必要な場面

就活でセールスポイントが必要になるのは、主に書類選考と面接です。自己PRの一部として求められることが多く、「セールスポイントを教えてください」と単体で問われるケースは少ないでしょう。

また、セールスポイントではなく長所や強みなど別の言葉で問われる可能性もあるので、把握しておきましょう。

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就活のセールスポイントから企業が評価するポイント

セールスポイントを伝える際に重要なのは、質問の意図を把握して、企業にもたらすメリットを意識して回答することです。ここでは、企業がセールスポイントから評価しているポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

自社が求める人物像と合っているか

企業はセールスポイントから、自社が求める人物像に合うかどうかを判断しています。求める人物像に合う就活生であれば、社風や仕事内容とのミスマッチが起こりづらく、長く働いてもらえる可能性が高いためです。

たとえば、コミュニケーション能力を重視している企業で「1人でコツコツと努力できる勤勉さ」をアピールしても、評価につながらない可能性があります。
セールスポイントを伝える際は、「企業のメリットになるかどうか」を考えることが重要です。まずは企業研究を行い、どのような人物が必要とされているかを把握しましょう。

セールスポイントが仕事で活かされそうか

セールスポイントが、仕事での成果につながるかどうかも判断ポイントの一つです。たとえば、「行動力」や「主体性」は、営業担当として働く際に役に立ちます。目標達成まで諦めない「粘り強さ」や「打たれ強さ」などの強みも、評価されやすいでしょう。

就活のセールスポイントは、志望する業務や職種に合わせて内容を変えることがポイントです。自分なりに「どの場面で活かせる強みやスキルなのか」を考えてアピールしてください。

業務内容をイメージしにくい場合は、企業説明会やOB・OG訪問で社員から話を聞いてみるとよいでしょう。社風や職種、業務内容などについて現場で働いている人の話を聞けるチャンスは、できる限り活用しておくべきです。

企業説明会については、「就活の会社説明会とは?開催される種類や参加方法を解説」の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

どのような考え方や価値観を持っているか

就活生の考え方や価値観も、セールスポイントで判断されているポイントです。
就活生の考え方や価値観が応募先の企業に合っていれば、採用担当者に「長きにわたって自社で活躍してくれる」と印象づけられるでしょう。

論理的に伝える能力があるか

セールスポイントを聞いて判断していることの一つに、論理的な説明能力も挙げられます。ビジネスの現場では、相手に対して自分の意見を伝える場面が多々あるため、論理的で分かりやすい説明をしなければ、意図する内容が正しく伝わらない恐れがあります。

入社への熱意があるか

入社への熱意も、セールスポイントから企業が見極めようとしている点の1つです。強みや長所を活かした将来のビジョンを確認する中で、入社に対する熱意の有無を判断しています。
熱意を感じられない回答では、採用担当者に印象が残りにくいでしょう。

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就活のセールスポイントになる長所やスキルの一覧

ここでは、就活のセールスポイントになる長所やスキルについて紹介します。自分に当てはまる長所やスキルがないか考えてみましょう。

長所・性格の場合

長所や性格を就活のセールスポイントにする場合、次のような内容がおすすめです。

・柔軟性がある
・適応力がある
・客観的に判断できる
・行動力がある
・積極性がある
・気遣いができる
・心配りができる
・傾聴力がある
・粘り強い
・向上心がある
・明るい
・几帳面
・打たれ強い
・リーダーシップがある
・協調性がある
・コミュニケーション能力がある
・いつも前向きで明るい
・忍耐力がある

面接では、強みだけでなく弱みを聞かれるケースも多くあります。「『強み』と『弱み』の質問はどう答えたら良い?回答のコツや例文を紹介!」の記事を参考に対策しておきましょう。

スキルの場合

スキルを就活のセールスポイントにする場合、次のような内容がおすすめです。

・PCスキル
・語学力
・資格
・文章力
・交渉力
・プレゼン力
・体力

スキルをアピールする場合、具体的な業務と組み合わせて伝えましょう。たとえば、「海外企業への営業活動において、語学力を活かせます」のように伝えれば、具体的にアピールできます。

経験の場合

自分の経験も就活のセールスポイントになります。たとえば、以下のような経験が挙げられるでしょう。

・インターンシップ
・留学
・ボランティア
・アルバイト
・サークル
・ゼミ

アルバイトでの営業経験やインターンシップなど、実務に応用しやすい経験のほうが採用担当者に刺さりやすいといえます。

趣味や好きなことの場合

以下のような趣味や好きなことも、セールスポイントにつなげられます。

・音楽
・スポーツ(運動)
・料理
・SNS

たとえば、「SNSの運用を工夫してフォロワーを獲得した経験」は、目標のために努力した経験としてアピールにつなげられるでしょう。課題・問題に対してどのように行動して結果につなげたのか、整理して伝えてください。

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就活のセールスポイントを見つける4つの方法

就活のセールスポイントを見つけるためには、自己分析や企業研究に取り組む必要があります。ここでは、就活のセールスポイントを見つける4つの方法を紹介するので、参考にしてください。

1.自己分析を行う

就活のセールスポイントを見つけるために、まずは自己分析を行いましょう。自分が持つ強みやスキルを明確にすれば、どの能力をどのようなセールスポイントにつなげられるかを考える基本になるためです。

自己分析をするときは「コツコツ真面目に取り組める」といった抽象的な強みではなく、以下のように経験を基に定義づけるとよいでしょう。

「学生時代の部活動において、コツコツ努力を積み重ねる習慣が身についた。うまくいかない事態が起きても、努力を積み重ねて少しずつ成果を出した経験から、目標を設定し実行できる力になった。」

過去を振り返って自分の価値観の特性から強みやスキルを自覚し、どのような場面で活かせるのか整理しておくことが大切です。

自己分析の具体的な方法については、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事を参考にしてください。

2.他己分析をしてもらう

就活のセールスポイントを見つけるために、他己分析を依頼するのもおすすめです。

第三者の目線で分析してもらえば、自分では発見できなかったセールスポイントが見つかる可能性があります。また、第三者の意見を盛り込めば、客観性が増してアピールの信ぴょう性が高まるでしょう。

3.企業研究を行う

企業研究をして企業が求める人物像を把握することも、アピールポイントを見つける方法の一つです。自分の強みと企業が求める人物像が合致すれば、セールスポイントが評価につながりやすいためです。

自己分析によって把握した自分の強みやスキルから、応募先の企業と合うセールスポイントがないか探してみましょう。
企業研究の方法については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で紹介しているので参考にしてください。

4.就職エージェントに相談する

セールスポイントを見つけるためには、就職エージェントの利用もおすすめです。エージェントを利用すると、セールスポイントを探すサポートだけではなく就活全般におけるアドバイスをもらえます。

就職エージェントのキャリアチケットでも無料で相談を受け付けているので、セールスポイント探しで迷ったらぜひご相談ください。

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心に響く就活のセールスポイントの書き方3ステップ

ここでは就活のセールスポイントの効果的な伝え方を具体的に紹介します。コツを理解して書けると同じ内容でも受け手の印象が変わるため、ぜひ参考にしてください。

1.結論となるセールスポイントから伝える

セールスポイントを考える際には、結論である「セールスポイントは何か」から伝えましょう。結論を冒頭で伝えれば話の方向性が明確になり、採用担当者が内容を理解しやすくなるためです。

論理的で分かりやすい文章を書く方法に、PREP法があります。PREP法は、「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(結論)」の頭文字を集めた言葉で、以下のように当てはめて記述します。

・面接では、PREP法を意識するべき(結論)
・なぜなら、PREP法は要点を端的に分かりやすく相手に伝えられる手法であるため(理由)
・たとえば、要点を先に伝えれば、聞き手は話の趣旨を即座に理解でき、理由や具体例で補足するとより説得力が増す(具体例)
・したがって、面接ではPREP法を意識するべきだといえる(結論)

「私のセールスポイントは△△△です」と結論を冒頭で示し、論理的な文章展開にしましょう。

PREP法とあわせて、ビジネスパーソンに欠かせない習慣がロジカルシンキングです。「ロジカルシンキングとは?就活に役立つ効果的なトレーニング方法」でも論理的な考え方を解説しているので、ぜひご覧ください。

2.セールスポイントを裏づけるエピソードを伝える

セールスポイントを冒頭で伝えたら、次に裏づけとなる具体的なエピソードを伝えます。エピソードで裏づけることで、アピールポイントの説得力が増すためです。伝える際には、「どのような課題に取り組んだか」「どのように行動したか」を意識して盛り込みましょう。

「アルバイト先では、お客さま一人ひとりにお話を伺う行動力で細かなニーズを正確にキャッチし、売り上げ増加に貢献しました」
「アルバイト先でも初めて挑戦する業務に悩んだりせず、積極的に行動して売上増加に貢献しました」

上記のように、具体的に強みやスキルを発揮したエピソードを伝えると効果的です。
エピソードを伝えるコツは、「自己PRのエピソードの書き方や探し方は?企業に評価されるポイントも解説」の記事でも紹介しているので、参考にしてください。

3.仕事での活かし方を伝える

セールスポイントを伝える際には、最後に仕事での活かし方について示しましょう。

たとえば、行動力のアピールであれば「持ち前の行動力で、積極的にお客さまとコミュニケーションをとり売上増加を目指す」のように仕事での活かし方を具体的に伝えると、採用担当者に入社後の具体的なイメージを持ってもらいやすいと考えられます。

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就活のセールスポイントを効果的にアピールするコツ

ここでは、就活のセールスポイントのアピールに有効なコツを紹介します。採用担当者に刺さりやすいセールスポイント作成に、役立ててみてください。

企業や職種に合うものを選ぶ

就活のセールスポイントは、志望企業や職種の仕事で活かせる強みを優先して選びましょう。優れた強みやスキルがあっても、仕事で活かせる機会がなければ評価にはつながりにくいためです。

たとえば、営業職であれば「行動力」や「目標達成意欲」、エンジニアであれば「継続力」や「改善力」などが効果的なセールスポイントだといえます。

就活のセールスポイントは1つに絞る

アピールするセールスポイントは、原則として1つに絞るようにしてください。複数の強みを盛り込むと、それぞれの印象が弱くなってしまうためです。
複数のセールスポイントがあって悩む場合は、企業の求める人物像や応募する職種に必要な資質・スキルは何かを考えてみてください。

キャッチコピーを添える

セールスポイントを示す際に、オリジナルのキャッチコピーを使うのもおすすめです。ほかの就活生との差別化につながり、採用担当者の印象に残りやすくなります。
たとえば、「誰にも負けない圧倒的な持続力」と「私のセールスポイントは継続力です」では、前者のほうが印象に残る可能性が高いでしょう。

就活のセールスポイントがほかの就活生と似た内容になる場合は多々あるため、印象を残すためには差別化が重要です。自分だけのオリジナルキャッチコピーを作り、工夫してアピールしてみましょう。

キャッチコピーの作り方については、「自己PRで使えるキャッチコピー71選!作り方とコツ・注意点も解説」の記事も参考にしてみてください。

コンパクトにまとめる

就活のセールスポイントは、要点をコンパクトにまとめて分かりやすく伝える意識を持つべきです。
多くの内容を盛り込み過ぎると、要点が伝わらず一方的な印象を与える可能性があります。

読み手・聞き手がアピールポイントを理解しやすいよう、簡潔で意図が伝わりやすい内容を心掛けてください。

言い換え表現を活用してみる

セールスポイントを考えるうえでは、言い換え表現の活用もおすすめです。同じセールスポイントでも、応募先の企業に合った表現に変えれば好印象を与えられるでしょう。

たとえば、顧客へのヒアリングが重要な職種では、「コミュニケーション能力がある」を「傾聴力がある」と言い換えると、採用担当者は業務で活かせる強みをイメージしやすくなります。
企業や職種の特徴を理解するためにも、企業研究を徹底して行いましょう。

一貫性を大切にする

セールスポイントを考えるにあたって、ほかの設問との一貫性も重要です。志望動機やそのほかの設問で伝えた内容と一貫性があると、「よく考えて誠実に回答している」と好印象につながります。

ほかの設問とセールスポイントを関連づけて回答できれば、説得力も高まるでしょう。

ポテンシャルをアピールする

新卒採用では、実績よりもポテンシャルを伝える意識が大切です。新卒採用では、応募者の現在の実力よりも潜在的な可能性に期待して採用する傾向があります。
入社後に成長して業績に貢献できるとアピールできるように、これまでの経験で得た学びや経験を今後も活かせると印象づけましょう。

面接では笑顔で堂々と話をする

面接でセールスポイントを伝える際には、笑顔で堂々と話しましょう。同じ内容でも、堂々と話すほうが自信があるように感じられます。
自分の特徴や経験に自信を持っていると伝われば、ポテンシャルの高さも感じてもらえるでしょう。

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履歴書に書ける就活のセールスポイントの例文11選

ここでは、履歴書にも使えるセールスポイントの例文を紹介します。採用担当者に刺さる回答へと練り上げるために、ぜひ参考にしてください。

1.行動力をアピールする場合

私のセールスポイントは、思い立ったらすぐに動ける行動力です。

現在、事業拡大に伴い新規事業の立ち上げが多い貴社において、売上が伸び悩んでいる件は課題だと感じています。学生時代にアルバイトとして務めていた飲食店でも、同様の課題がありました。そのため、接客の質を向上したり、新しいメニューを考案したりして、新規顧客の獲得に努めました。

その結果、客足が増え、お店の月間売上を100万円から150万円まで伸ばせました。この行動力を活かして、貴社の売上向上に貢献したいと考えています。

2.努力をアピールする場合

私のセールスポイントは、何事も諦めずに努力できることです。

私は学生時代、バスケットボール部に所属していました。強豪校であったため、部員一人ひとりのスキルが高く、入部当初はレギュラーになれず悩んでいました。

私は「このままではダメだ」と考え、悔しい気持ちをバネにして部活以外でも個人練習を行いました。具体的には、自分なりに強い部員のプレーを研究したり、ほかの部員に練習に付き合ってもらったりしました。

その結果、技術が上達してほかの部員とも肩を並べられるくらい強くなり、半年後にはレギュラー入りを果たせました。何事にも努力し続けられるこの強みを活かして、貴社でも困難を乗り越え、成果を出したいと考えています。

3.パソコンスキルをアピールする場合

私のセールスポイントはパソコンスキルです。MOSの上級資格を取得しています。

私は大学時代、アルバイト先で運送会社の経理を任されていました。経理の業務経験により、現在ではExcelを用いた経理処理やWordを用いた文書作成などを得意としています。

このパソコンスキルを活かして、貴社の事務職でも正確かつ効率的に業務を行って活躍したいと考えています。

パソコンスキルをアピールしたい方は、「就活で問われる『PCスキル』ってなに?具体例や証明に便利な資格を紹介」の記事もあわせてご覧ください。

4.英語力をアピールする場合

私のセールスポイントは、英語力です。日常会話は問題なく、TOEICでは850点のスコアを持っています。

高校生のころにクラスへ留学生が来た経験をきっかけに、私は英語力を身につけたいと思い、毎日3時間の勉強を習慣にするようになりました。その結果、高校3年生の8月にはTOEICで750点を取得しています。大学入学後も英語の勉強に励み、大学2年生の時期には留学した経験もあります。

貴社でも、この英語力を活かして海外に携わる業務に貢献したいと考えています。

5.適応力をアピールする場合

私のセールスポイントは、どのような状況にも柔軟に対応できる適応力です。

私は大学に入ってから現在にいたるまで、国内外を問わず旅を趣味としています。旅先では日常と違ってイレギュラーな事柄が多くあります。特に海外では、飛行機の遅延や想定外の予約不備など、困難に直面する経験が多数ありました。

ホテルへの予約ができていなかった際には、状況を確認して代替となる宿泊施設がないかホテルのスタッフに確認し粘り強く交渉しました。結果として付近のホテルに空室を見つけてもらい、無事に宿泊できました。

この経験を通して、課題に対して感情的にならずに代替法を検討し、「何とかしよう」と考えられる適応力が身につきました。貴社でもこの適応力を活かし、困難な業務にも臨機応変に対応して貴社の役に立ちたいと考えています。

6.リーダーシップをアピールする場合

私の強みは、組織を目的達成に導くリーダーシップです。

私は大学入学直後より、バスケットボール部に所属しています。入部当初は部員間の意見の衝突が多発し、部全体のモチベーションが著しく低下していました。そこで、私は部員一人ひとりの話を聞き、それぞれの目標や意見を丁寧にヒアリングしました。

ヒアリングした内容を当時のキャプテンに伝え、一緒に練習メニューを見直したり、学年ではなく実力で部員を評価する制度を確立したりしました。その結果、部員同士に一体感が生まれ、大学2年生の夏の大会では関東で2位の好成績を収められました。

バスケットボール部での経験を活かし、貴社に入社後もチームメンバーの意見を聞いてチーム全体で業績アップに貢献できるように努めたいと考えています。

7.協調性をアピールする場合

私のセールスポイントは、チームの意見をまとめて調和を生み出す協調性の高さです。

私は大学1年生の10月から現在まで、飲食店でアルバイトをしています。私が勤めるお店では、定期的に新メニューのアイデアをアルバイトから募る制度があります。しかし、アルバイトメンバーからは幅広い意見が出され、方向性がなかなか定まりませんでした。

そこで、私は各メンバーの意見をヒアリングし、それぞれの長所を組み合わせた新メニューにできないかと提案しました。各メンバーの意見の良い部分を組み合わせた新メニューは好評を博し、現在でも月間売り上げのトップ10に入っています。

私はこの経験から、多様な意見を尊重し一丸となって取り組む協調性を学びました。貴社でも協調性の高さを発揮し、企画部の一員として業績アップにつながる提案をしていきたいと考えています。

8.コミュニケーション能力をアピールする場合

私のセールスポイントは、周囲の意見を取り入れて課題解決に活かせるコミュニケーション能力です。

私は大学入学直後から謎解きサークルに所属しており、大学2年生になってからは学園祭のイベント企画を担当しています。担当者になった当初は、サークルの各メンバーが自分の意見を主張するばかりで、議論が前に進まない状況でした。

私は状況を改善するため、メンバーの意見を個別にヒアリングするようにしました。それぞれの意見を書き出し、共通の目標や認識があれば言語化したところ、話し合いが円滑に進むようになりました。

その結果大学2年生の秋に開催された学園祭で行ったイベントは好評を博し、来場者アンケートでも高い評価を得られました。私はこの経験から、相手を理解し対話を促すコミュニケーションの方法を学びました。

入社後も持ち前のコミュニケーション能力を発揮し、営業担当者としてお客さまに最適な提案をしていきたいと考えております。

9.責任感をアピールする場合

私のセールスポイントは、自分の役割を最後まで全うする責任感です。

私は大学で野球部に所属しています。大学3年生からは副キャプテンとして、練習メニューの作成を担当しています。大学3年生のシーズンでは、後半になるとチームの成績が低迷し、メンバーの練習に対するモチベーションが低下してしまっていました。

そこで、私はチームメンバーと1対1の面談を実施し、不満や意見をヒアリングしました。ヒアリング内容を練習内容に反映させ、厳しいだけでなく各メンバーの苦手分野の克服につながる、実践的なメニューを考案しました。結果としてチームのモチベーションは高まり、最終的には県大会でベスト4を達成できました。

貴社に入社しても持ち前の責任感の高さを発揮し、配属先のチームに貢献したいと考えています。

10.気配りをアピールする場合

私のセールスポイントは、周囲の状況を把握し、先回りして行動できる気配りです。

私は大学1年生の10月より居酒屋でアルバイトをしており、大学2年生の12月からはアルバイトリーダーを務めています。私がアルバイトリーダーになった当時は、お客さまが多くなる時間帯に新人スタッフがミスを多発させてしまう課題がありました。

そこで私は、新人スタッフの動向を常に注視し、業務が停滞しそうなときには率先してサポートに行くようにしました。また、新人スタッフの成長の妨げにならないように、定期的に勉強会を開き、課題だと感じた部分の改善案を一緒に考えるようにもしました。

結果としてお店全体の業務効率が上がり、お客さまアンケートの結果では5段階で4以上と評価していただく割合が90%を超えるようになりました。貴社に入社してもこの経験を活かし、部署の生産性向上に貢献したいと考えております。

11.前向きさをアピールする場合

私のセールスポイントは、困難な状況においてもポジティブにやるべきタスクに取り組める前向きさです。

私は大学時代に、IT企業の長期インターンシップに参加した経験があります。私が所属したチームでは、プロジェクトの進捗管理が効率的にできず、メンバー同士の情報共有が不十分でした。チーム内の雰囲気が悪くなり、2日目からは参加を辞退する方も出てくる状況でした。

そこで私は、メンバーの進捗状況を個別にチェックし、トラブルが発生しそうなポイントとあわせてチーム内で共有する役割を担うようにしました。メンバー間の意見交換を促し、発言しやすい雰囲気づくりも大切にしました。

結果として、チーム内のコミュニケーションが活発になり、プロジェクトは当初予定していたよりも早く完了しました。貴社に入社しても持ち前の前向きさを活かし、配属された部署でのチーム運営に貢献したいと考えております。

履歴書の作成に役立つ例文については、「履歴書でセールスポイントをアピールする方法と書き方!例文3選もご紹介」の記事も参考にしてください。

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アピールになりにくいセールスポイントのNG例文

セールスポイントを考える際には、作成のコツだけでなく避けたほうがよいポイントも知っておく必要があります。ここではアピールになりにくいNGポイントを例文で紹介するので、参考にしてみてください。

企業にどのように貢献するのか書かれていない

私のセールスポイントは、目標達成のために決してあきらめない粘り強さです。

大学の野球部ではなかなかレギュラーになれなかったので、毎日3時間の自主練習を自分に課しました。結果として大学2年生の夏からレギュラーに選出され、全国大会出場も果たせました。

上記では、自分の強みの主張と裏づけになるエピソードは盛り込まれていますが、入社後の企業への貢献について触れられていません。採用担当者は入社後に活躍してくれる人材かどうかを確認したいと思っているので、入社後の展望については明確に記載しましょう。

裏づけとなるエピソードが抽象的になっている

私のセールスポイントは、チームをまとめるリーダーシップです。

私は大学のゼミでゼミ長を務めています。メンバーの意見をまとめたりスケジュールを管理したりする業務が私の使命であり、現在まで大きな問題は起きていません。

入社後もリーダーシップを発揮し、部署の統率をとって活躍したいと考えています。

上記はエピソードの内容が抽象的で、説得力に欠けています。エピソードを整理する際には、以下のポイントを意識してみましょう。

・直面した課題
・課題に対して行った工夫
・結果
・結果から学んだこと

上記を意識して作成すれば、具体性や訴求力があるセールスポイントに仕上がります。

エピソードの伝え方のコツは、「就活で自分のエピソードはどう伝える?伝え方のコツや注意点を解説」で紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

企業が求める人物像とセールスポイントが合わない

私の強みは、周囲に頼らず最後までやり抜く自立心です。

私は大学2年生の夏から、ボランティア活動に参加しています。チームで活動しており、意見がまとまらないケースも多々あります。私はいつでも自分で解決策を考え、チームメンバーに迷惑をかけないように実行していました。結果として、困難な状況でも自分で乗り越える力がついたと思います。

貴社に入社しても、持ち前の自立心を活かしてチームメンバーの迷惑にならないように仕事をしたいと考えております。

立派なセールスポイントでも、企業が求めている内容と合わなければ高評価につながりません。特に、仕事はチームで協力しながら進めるケースが多いといえます。上記のように「だれにも頼らないで頑張る」とアピールしても、高評価につながらない可能性が高いでしょう。

ほかの就活生と差別化できていない

私の強みは、真面目さです。大学のゼミでは真面目に課題に取り組み、教授から叱られた経験は1度もありません。アルバイトでも遅刻を1度もせず、シフトに穴をあけないようにまじめに仕事に取り組みました。

入社後も真面目さを発揮し、与えられた業務を一生懸命こなしたいと考えています。

上記のように、「社会人から見れば当たり前」と思われるような内容をアピールしても、ほかの就活生との差別化につながりません。エピソードの独自性も低く、差別化につながる内容とはいえないでしょう。

エピソードをより詳細に説明して課題や工夫について説明すれば、自然に差別化を図れると考えられます。

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魅力的な就活のセールスポイントを見つけたいあなたへ

魅力的なセールスポイントをアピールできれば、企業からの評価は高まります。就活では、企業が求める人物像や業務に必要な能力を整理したうえで、セールスポイントを考えてみてください。

しかし、セールスポイントを自分で考えようとしても、なかなか思いつかない方もいるでしょう。もし、自分でセールスポイントが思いつかない場合には、就職エージェントへの相談もおすすめです。

就職エージェントのキャリアチケットでは、一人ひとりの志望企業に合わせてどのようなアピールが効果的かを考えます。内定獲得に向けた志望動機の添削や面接対策なども実施しているので、就活で悩んでいる方はぜひご相談ください。

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