このページのまとめ
- 履歴書のスキルでは「PCスキル」や「語学力」のアピールがおすすめ
- 履歴書のスキル欄は仕事に関係のある内容をアピールする
- 履歴書に記入できるスキルがない場合は自己分析で探そう
「履歴書のスキル欄には何を書いたらいいの?」「どのように書いたらアピールになる?」と悩む就活生も多いでしょう。
履歴書のスキル欄も大きなアピールにつながるため、採用担当者への伝え方を意識して記入するのが重要です。
この記事では、履歴書のスキル欄の書き方や、アピールできる資格を解説しています。アピールするスキルを探す方法も紹介しているので、書く内容に困っている方も参考にしてください。
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- 履歴書でアピールしやすい3つのスキル
- テクニカルスキル
- ビジネススキル
- ヒューマンスキル
- 企業が履歴書のスキル欄で知りたいこと
- 応募者の人柄や個性
- 仕事に活かせるスキル
- 資格以外に持っている知識
- 履歴書のスキル欄に記入する際のポイント
- 見たときにわかりやすいようにまとめる
- 志望する職種や仕事内容に関係ないスキルは避ける
- 仕事への活かし方をアピールする
- 具体的に記入する
- 履歴書に記入できるスキルを身に付ける方法
- 専門性の高いスキルの習得
- プロジェクトの遂行や実務経験
- インターンシップやアルバイト経験
- 履歴書に記入できるスキルがない場合の対処法
- 勉強中のスキルや資格を書く
- ヒューマンスキルをアピールする
- 自己分析をしてスキルを探す
- 新卒の履歴書でアピールしやすいおすすめのスキルと例文
- PCスキル
- 語学力
- コミュニケーションスキル
- 履歴書でスキルをどのようにアピールするか迷うあなたへ
履歴書でアピールしやすい3つのスキル
履歴書でアピールしやすいスキルは、「テクニカルスキル」「ビジネススキル」「ヒューマンスキル」の3つです。どのようなスキルが評価されやすいかを知り、アピールにつなげましょう。
それぞれのスキルについて詳しく解説するので、参考にしてください。
テクニカルスキル
テクニカルスキルとは、業種や職種ごとに求められる、専門的なスキルです。たとえば、次のようなものがテクニカルスキルに該当します。
・資格
・業界への知識
・該当する分野での業務経験
・ツールの使用経験
新卒の場合は、業務に関連する資格や、アルバイト経験があればアピールするといいでしょう。インターン経験を伝えるのもおすすめです。
ビジネススキル
ビジネススキルとは、業種や職種に関係なく活かせるスキルをさします。たとえば、次のようなものがビジネススキルです。
・PCスキル
・英語などの語学力
・マネジメント能力
・課題解決力
ビジネススキルのなかでも、PCスキルや語学力はアピールしやすいスキルになります。「ExcelやWordのスキル」「TOEICの点数」「留学経験」などをアピールするといいでしょう。
ビジネススキルは、1つのスキルだけでなく、異なるスキルを組み合わせてどのような新たな価値を提供できるかを考えるとよいです。例えば、課題解決力と英語などの語学力を組み合わせると、海外チームと円滑なコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めることができるとアピールできます。
就活で求められるPCスキルについては、「就活で問われる「PCスキル」ってなに?具体例や証明に便利な資格を紹介」で詳しく解説しています。自己PRや志望動機でアピールできるように、勉強しておくのもいいでしょう。
ヒューマンスキル
ヒューマンスキルとは、その人の特徴や性格などのスキルです。ヒューマンスキルには、次のようなものが該当します。
・コミュニケーションスキル
・協調性
・責任感
・柔軟性
・傾聴力
・忍耐力
・創造性
・批判的思考
新卒は仕事をした経験がないケースが多いので、ヒューマンスキルのアピールがおすすめです。これまでの経験から、アピールできるスキルを探してみましょう。
自分のスキルや強みがわからない場合は、探すところから始めてください。「「強み」ってどうやって見つければよいの?簡単にできる「強み」の発見法」の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてください。
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企業が履歴書のスキル欄で知りたいこと
企業は履歴書のスキル欄から、人柄や個性、視覚以外の知識を知りたいと考えています。ここでは、企業が履歴書のスキル欄から知ろうとしている内容を解説するので、参考にしてください。
応募者の人柄や個性
企業は履歴書のスキル欄から、応募者の人柄や個性を知ろうとしています。自社が採用しているニーズに合うかを知りたいからです。
「積極性・自主性」や「リーダーシップ」といった強みを履歴書のスキル欄でアピールするためには、「どのようなきっかけで習得したのか」「習得する際にどのような努力をしたのか」も伝えるようにしましょう。
スキル欄に記載するのは技術や知識だけでなく、個性や人柄も重要な要素になります。企業はこれらの情報を通じて、自社に適した人材を見極めることができます。具体的なエピソードがあれば、より自分の人柄が伝わります。
エピソードの探し方については、「どう伝えればよい?就活で聞かれる、自分のエピソード」で解説しているので、書き方や伝え方の参考にしてください。
仕事に活かせるスキル
アピールされたスキルが、仕事に活かせるかどうかも見られています。新卒は業務経験がなく、ポテンシャルを重視して採用されるからです。
採用担当者はスキルを見て、「応募職種に関連したアピールができている」「△△の業務で活躍できそう」などとイメージします。職務経歴がない分、スキルや強みが仕事で活かせるかを見られているので覚えておきましょう。
資格以外に持っている知識
資格以外に持っている知識があるかどうかも、スキル欄から見られています。
たとえば、IT企業の場合、プログラミングやアプリ制作のスキルがあれば仕事で活かせると評価されるでしょう。また、海外に支社があったり、海外企業と取引したりする企業では、留学経験があるから英語が話せそう、などと評価してもらえます。
多面的な能力や学習意欲、自己成長に向けた姿勢をアピールすることができます。資格以外の知識についても、記載しておくのがおすすめです。
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履歴書のスキル欄に記入する際のポイント
履歴書のスキル欄に記入する際は、わかりやすくまとめ、仕事に関連する内容にしましょう。ここでは、履歴書への書き方のポイントを紹介するので参考にしてください。
見たときにわかりやすいようにまとめる
履歴書のスキル欄に記入する際は、わかりやすいようにまとめましょう。内容を整理せずに伝えてしまうと、アピールしたい内容がわかりにくくなります。
もし、アピールしたいスキルが複数ある場合は、箇条書きでまとめるのもおすすめです。次のような書き方も試してみましょう。
・Word:見積書作成や御礼状などの文書作成
・Excel:関数やピボットテーブルを使用したデータ集計
・Power Point:プレゼン資料作成
また、英検3級と2級のように、同じ資格を等級違いで取得している場合もあります。その場合には、上位の等級のみを書くようにしてください。
志望する職種や仕事内容に関係ないスキルは避ける
履歴書でアピールするスキルは、志望する職種や仕事内容に関係するものを選びましょう。応募先と関係ないスキルの場合、アピールにつながりません。
たとえば、事務職を志望している場合に、スポーツインストラクターの資格をアピールしても仕事と結びつきません。将来性を見極めにくく、採用担当者が評価しにくいので、何が言いたいのかわからないと思われてしまう可能性があります。
仕事への活かし方をアピールする
仕事に関連するスキルを記入するだけではなく、仕事への活かし方もアピールしましょう。スキルを使って、どのように活躍できるかをイメージしてもらうのがポイントです。
たとえば、事務職でPCスキルをアピールするとしましょう。「エクセルで集計データをまとめることができる」「パワーポイントでプレゼン資料を作成できる」のように伝えれば、仕事への活かし方がわかります。
仕事への活かし方をアピールするためには、志望企業の業務について詳しく知っておかなければなりません。「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」を参考に、企業研究を実施してください。
具体的に記入する
会社に必要とされるスキル、そしてあなたの個性を具体的にアピールすることが大切です。膨大な数の履歴所に目を通す採用担当者に、あなたの価値をより効果的に伝えましょう。
自己分析を通じて、あなた自身の強みや経験と関連付けて、具体的な事例を交えて仕事での再現性が高いことをアピールすることが大切です。
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履歴書に記入できるスキルを身に付ける方法
スキルの習得や成長は、長期的な視点を持って取り組みましょう。就活が近づいた時点でスキルを急いで身に付けることは難しい場合がありますし、スキルをしっかりと身に付けるには時間がかかります。早めにスキルの習得を始めることで、自信を持って自己PRや面接でスキルをアピールすることができます。
専門性の高いスキルの習得
希望する職種や業界に必要な専門スキルを磨くことが大切です。具体的な要件を調査し、関連する書籍や学習ツールなどを利用して習得しましょう。
十分な時間をかけて学ぶことで、より深く理解して実践的な知識を身に付けることができます。たとえばプログラミング、デザインなど、専門性の高いスキルを身に付けることが可能です。
プロジェクトの遂行や実務経験
自分でプロジェクトを立ち上げたり、ボランティア活動に参加したりして、実際の経験を積むことでスキルを証明できます。学外での活動の成功体験など、具体的な事例を持つことが重要です。
インターンシップやアルバイト経験
インターンシップやアルバイトを探して参加することで、現場での実務経験を得ることができます。スキルを身に付ける過程で、ポートフォリオを構築し、成果物を用意することができます。学びを深める機会を確保しましょう。
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履歴書に記入できるスキルがない場合の対処法
履歴書に記入できるスキルがない場合は、勉強中のスキルを書いたり、ヒューマンスキルをアピールしたりしましょう。ここでは、履歴書に記入できるスキルがない場合の対処法を解説します。
勉強中のスキルや資格を書く
履歴書に記入できるスキルがない場合、勉強中のスキルや資格を書くのがおすすめです。企業研究をへの熱意や、やる気のアピールにつながります。
たとえば、「PCスキル:MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)取得予定」のようにしておけば、PCについて勉強しており、資格取得にチャレンジしているとアピールできるでしょう。
就活で評価される資格については、「就職に有利な資格11選!取得するときの注意点も解説」で紹介しています。履歴書でアピールするために、勉強を始めておきましょう。
ヒューマンスキルをアピールする
資格がない場合には、ヒューマンスキルのアピールがおすすめです。「コミュニケーションスキル」「協調性」などをアピールするといいでしょう。
ヒューマンスキルをアピールする際は、具体的なエピソードを伝えるようにしてください。ヒューマンスキルを発揮して得た成果があれば、あわせてアピールしましょう。
自己分析をしてスキルを探す
自己分析を行い、アピールできるスキルを探すのもおすすめです。ボランティア活動や職務経験など、過去の活動を振り返ると、思わぬスキルが発見できるかもしれません。
また、他己分析を依頼し、スキルを教えてもらうのもいいでしょう。家族や友人から長所や得意なことをフィードバックしてもらうことで、自分では気づいていなかった強みやスキルが見つかる場合があります。
自己分析を行う場合は、「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」を参考にしてください。自己分析は自己PRや志望動機作成にも必要なので、必ず実施しましょう。
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新卒の履歴書でアピールしやすいおすすめのスキルと例文
ここでは、新卒の履歴書でアピールしやすいスキルと、記入する際の例文を紹介します。書き方に悩んでいる場合は、ぜひ参考にしてください。
PCスキル
PCスキルは多くの職種で求められるので、アピールにおすすめです。ExcelやWord、タイピングスキルなどをアピールしましょう。履歴書に書く際には、次のような書き方ができます。
・MOS Word 2016 合格
・Word…見積書などの文書作成
・Excel…関数を使用したデータ集計
・Power Point…プレゼン資料の作成
MOSの資格がある場合は、記載するといいでしょう。資格がなくても、具体的にどのような操作ができるかを伝えるようにしてください。
語学力
外資系や貿易事務では、語学力のアピールが有効です。資格を伝えたり、どの程度話せるかを伝えてください。たとえば、次のようにアピールができます。
半年間の留学経験があり、英語を日常会話レベルで話すことができます。現在はビジネス英会話を学んでいます。
英検は準2級、TOEICは700点です。英検は2級、TOEICは800点取得を目指して勉強中です。
TOEICをアピールする場合は、古い点数をアピールしないように注意しましょう。3年以上前の点数の場合、現在の実力がわかりにくいので評価が難しくなります。
なお、一般的にアピールできるTOEICの点数は、英語を使わない職種で600点前後、英語を使う職種で750点前後といわれています。
アピールできる点数については、「就活でアピールできるTOEICの点数&今からできる対策」もあわせて参考にしてください。
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルも、多くの職種でアピールできるスキルです。部活やサークル、アルバイト経験などで培ったスキルをアピールしましょう。たとえば、次のようなアピールができます。
私はコミュニケーションスキルに自信があります。スーパーでのアルバイト経験で培いました。
私の入職当初に、先輩達が意識的に話しかけてくれたことで職場に馴染むことができ、仕事も早く覚えられました。そのため、自分も後輩ができた時も積極的に声をかけ、困っていることがないか常に気にかけていました。
また、定期的にミーティングを行うことを提案し、どのスタッフも業務の意見が出しやすくなったことで、よりいいサービスの提供にもつなげられています。
貴社でも人との対話を大切に、いい仕事ができるよう努力したいと思っています。
コミュニケーションスキルをアピールする際は、具体的にどのようなコミュニケーションがとれるのかをアピールしましょう。
コミュニケーションスキルをアピールするコツは、「自己PRでコミュニケーション力を使いたい!新卒の評価ポイントと例文紹介」で解説しています。例文もあるので、伝え方を参考にするといいでしょう。
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履歴書でスキルをどのようにアピールするか迷うあなたへ
履歴書では、スキル欄でのアピールも重要です。書き方1つで、採用担当者への印象が変わります。「どのようにスキルをアピールしたらいい?」「アピールできるスキルがない」と困っていませんか。
スキルのアピールに困る場合は、キャリアチケットがおすすめ。就活エージェントのキャリアチケットでは、履歴書でスキルをアピールする方法をアドバイスしています。
スキルのアピール方法だけではなく、履歴書全体の書き方や、面接対策なども充実。内定獲得に向けてサポートするので、就活や転職のアドバイスがほしい方はぜひ相談してください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。