就活ができない人の特徴とは?就職を目指すうえで必要な9つのことを解説

このページのまとめ

  • ​​就活ができない人の多くは、不採用が続いたことによる不安や恐怖心を抱えている
  • 就活できない人が就職を目指すためには、自己分析や企業研究を徹底することが大切
  • 就活ができない人には、就職のほかに進学したり非正規雇用で働いたりする選択肢もある

就活ができない人の特徴とは?就職を目指すうえで必要な9つのことを解説のイメージ

就活を始めたものの、「なかなか選考を通過できない」「このまま就職できないのでは」と不安で、次の行動に移せずにいる就活生も多いでしょう。就職したいのに就活ができない場合は、原因を特定したうえで、ポジティブ思考に切り替えることが大切です。

この記事では、就活ができないと悩んでいる人に向けて、原因と対策を解説します。就活ができない状況から抜け出して前向きに就職を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。

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目 次

就活ができない人の特徴

就活できない人が抱える背景はさまざまですが、不採用が続くなどして不安や恐怖心があるケースが多いようです。以下で、就活ができない人の特徴を解説するので、自分自身の状況を振り返りながら理由を探ってみてください。

就活に対する不安や恐怖心がある

就活ができない人の特徴として、なかなか選考を通過できずに不安や恐怖心を抱えている点が挙げられます。就職活動がうまくいかず、何度も不採用通知を受け取ると、「自分は社会に必要ないのでは」「また不採用だったらどうしよう」などと考えてしまう人は少なくありません。

就職活動は10社以上に応募して、ようやく1〜2社から内定をもらえる程度の合格率です。公益社団法人全国求人情報協会の「2023年卒学生の就職活動の実態に関する調査(16p)」においても、23年卒の学生は1人あたり平均18.7社にプレエントリーし、内定または内々定を取得したのは平均2.2社という結果でした。

実際に、就活生のほとんどが、うまくいかないと悩みながらも内定獲得を目指して行動を続けています。それでも、なかなか選考を通過できない状況が続いて、自己嫌悪に陥ったり不安や恐怖心が大きくなったりしてしまう場合には、就活ができなくなってしまうリスクもあります。

なかなか選考を通過できない原因を知りたい方は、「就活でどこも受からないのはどうして?考えられる原因や対処法を解説」も参考にしてください。

参照元
公益社団法人全国求人情報協会
2023年卒学生の就職活動の実態に関する調査

就活をする時間を確保できていない

時間を確保できずに就活ができない人もいます。新卒採用では、卒業を条件に雇用契約を結ぶため、卒業単位が足りていない場合には、特に学業を優先せざるを得ません。

就活も学業も、成果につなげるためには時間がかかります。また、面接日と試験日が重なった場合には、状況次第で面接を諦めなければなりません。

就活と学業の両立は難しく、単位を取得するために勉強時間を確保しなければならない場合には、就活ができないと悩む人も多いようです。

志望する企業が採用活動を行っていない

志望する企業が採用活動を行っていないため、就活ができない人もいます。たとえば、新型コロナウィルスの影響を大きく受けた小売業界や旅行業界などでは、一時的に採用活動を縮小する企業も多くありました。

ほかにも、就職活動に出遅れてしまった場合には、興味・関心がある企業のエントリー受付が終了しているかもしれません。業界・企業によっては、就活解禁後、早々にエントリーを締め切る場合があります。志望する企業が採用活動を行っていない場合も、思うように就活ができないでしょう。

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就活できない人が前向きに就職を目指す4つのポイント

就職したいのに就活ができないと悩んでいる人は、信頼できる第三者に相談するなどして、考え方をあらためると、内定獲得に向けて行動していけるはずです。ここでは、就活できない人が前向きに就職を目指すためのポイントを4つ解説します。

1.就活ができない原因を探る

前向きに就職を目指すためには、まず「なぜ就活ができないのか」といった原因を探ることが大切です。就活ができない理由やうまくいかない理由を特定しなければ、内定に近づくための効果的な対策にはつながりません。

就活ができない原因を理解するためには、自分自身としっかり向き合う必要があります。就活ができない原因は人それぞれで異なるため、一般的な失敗理由を並べるだけでは、状況は変わらないでしょう。

自分自身と向き合って就活に対する考え方や捉え方を理解していくと、就活ができない原因も分かってくるはずです。

2.ポジティブ思考に切り替える

前向きに就活を進めるためにも、ポジティブ思考を心がけましょう。

なかなか選考を通過できない状況が続くと、「このまま就活を続けても意味がないのでは」などと、ついネガティブに考えがちです。しかし、実際のところは、自分の価値観や強みが企業のニーズとマッチしなかったのが不採用の理由だといえるでしょう。

一度ネガティブ思考になると、気持ちが落ち込んでモチベーションが下がるなど、悪循環に陥ります。不採用が続いたときは、「自分とは合わない企業だった」「自分に合う企業がほかにある」と考えるようにしてください。

なかなか選考を通過できないときは、過去の選考を振り返って反省しつつも、ポジティブ思考を意識することが大切です。

3.周りの就活生と比べない

精神的に落ち込んで就活ができないときは、周りの就活生と比べないようにしましょう。周囲と比べて焦りを感じたり自信を失ったりするようであれば、少し距離を置くのも一つの方法です。

就活において、何に価値を置くかは人それぞれで異なり、そこに優劣はありません。「人は人」と割り切って、自分にとって最善の選択をしましょう。

4.信頼できる人に相談する

就活ができなくて悩んでいる人は、信頼できる人への相談がおすすめです。就活で落ち込んだ気持ちを解消するためなら、家族や友人と話をするのもよいですが、「内定獲得に向けて何からすべきか分からない」といった場合には、就活のプロに相談してみてください。

大学のキャリアセンターや就活エージェントなど、数多くの就活生を支援してきた専門家なら、「就活ができない原因を知りたい」「自己分析を手伝ってほしい」といったあらゆる悩みを解決に導いてくれるでしょう。

不安や恐怖心から就活ができないときは、つい視野が狭くなりがちです。第三者の意見を取り入れると、自分では気づけなかった視点を得られ、前向きに行動しやすくなります。

就活の悩みを誰に相談すべきかは、「就活相談先のおすすめ15選!相手を見極めるポイントや注意点も解説」を参考にしてください。

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就活ができない?うまくいかなくなる原因13選

就職したいのに就活ができない場合、自己分析や企業研究が不十分だったり、応募書類の完成度が低かったりするといった原因が考えられます。

以下で、就活ができない人にありがちな13の原因を解説するので、自分に当てはまるものがないか確認してみてください。

1.自己分析ができていない

就活ができないと悩んでいる人は、自己分析をしていない、あるいは自己分析が不十分な可能性があります。就活において、自己分析は自分の価値観や強みを明確にするために必要です。そのため、自己分析ができていないと、自分の適性を判断できず、企業とのマッチングにつながらないでしょう。

就活における目標を設定するうえでも、自己分析は欠かせません。実際に、自己分析ができていない人ほど、企業選びやエントリーシートの作成など、就活の早い段階でつまずきがちです。

目標が明確でなければ、就活ができない状況からどこへ抜け出せばよいのか分からず、いつまで経っても就活ができない状況が続くでしょう。

2.企業研究ができていない

就活ができない原因として、企業研究ができていないことも挙げられます。企業理解を深めておかなければ、書類選考や面接で「なぜ志望先の企業でなければならないのか」といった明確な志望理由を伝えられません。

また、志望する企業がどのような人材を求めているか分からないまま、ありきたりな志望動機を作成しても、採用担当者の印象には残らないでしょう。

企業研究ができていないと、知らないうちに自分と合わない企業を選んでいる可能性があります。この場合、仮に内定を獲得できても、「イメージしていた仕事と違う」などと入社後のミスマッチにつながりかねません。

3.応募する企業を絞りすぎている

就活ができない人は、そもそも応募する企業を絞りすぎて、エントリー数が少ないケースも考えられます。なかでも、高倍率の大手企業ばかりに応募している場合は、就活がうまくいかないと感じやすいでしょう。

自分なりの価値観に基づいて志望先の企業を選ぶのも大切ですが、ネームバリューや労働条件などを細かく絞りすぎると、自ら就活の難易度を上げてしまうので注意が必要です。就活ができないと感じている人は、エントリーした企業を振り返り、大手企業に偏っていないか確認してみてください。

4.待遇面ばかり気にしている

待遇面ばかりを気にしている人は、就活がうまくいかないケースが多いようです。給与や福利厚生など、待遇面で企業選びをするのは悪いことではありません。しかし、書類選考や面接で正直に伝えてしまうと、「条件しか見ていないのでは」と、採用担当者にネガティブな印象を与えてしまいます。

給与や休日などを志望理由として述べたり、採用担当者に質問したりするのはやめたほうがよいでしょう。給与や福利厚生は、基本的には、働く従業員に報いるためのものです。まだ働いてもいないのに、待遇面ばかりを求めすぎないよう注意してください。

5.応募書類の書き方が間違っている

就活ができない人は、応募書類の書き方を間違えている可能性があります。応募書類を正しく書けないと、「一般常識が身についていない」「最低限のことすらできない」といった印象を与えかねません。応募書類を書くときは、下記のような点に気をつけてください。

・提出日を記入しているか
・必要に応じて押印しているか
・項目に適した内容を書いているか
・証明写真が貼られているか など

応募書類で見られるのは内容だけではありません。履歴書とエントリーシートを作成する際は、書き方の基本を押さえておく必要があります。履歴書の書き方について詳しく知りたい方は、「履歴書の書き方・例を就活初心者向けに解説!プロによる新卒向けの注意点も」を参考にしてください。

6.エントリーシートの内容が薄い

エントリーシートの内容が薄いと、選考を通過するのが難しくなり、就活ができなくなりがちです。採用担当者は日々多くの応募書類に目を通しているため、エントリーシートを見れば、応募者が準備不足のままエントリーしているかどうか判断できてしまいます。

実際に、自己分析や企業研究ができていないと、説得力のある自己PRや志望動機を作成するのは難しいでしょう。

たとえば、自己PRのエピソードに具体性がなければ、採用担当者は入社後に応募者が活躍する姿をイメージできません。また、ありきたりな志望理由を書いても、「ほかの企業でもよいのでは」と思われて採用には至らないでしょう。

7.第一印象がよくない

就活ができない人は、面接における第一印象がよくない可能性もあります。面接のときに入退室のマナーが身についていなかったり、暗い表情であいさつしたりすると、第一印象が悪くなり、高確率で不採用になるでしょう。

面接は限られた時間で実施されます。そのため、面接が終わるまでの時間に第一印象を覆すのは非常に難しいといえるでしょう。暗い表情は自信がなさそうに見えるので、面接官に「入社後にどれだけ活躍できるだろうか」と懸念されてしまいます。

なお、応募書類に関しても、あまりに曇った表情の写真はネガティブな印象を与えてしまうので気をつけてください。

8.コミュニケーションが苦手

コミュニケーションに苦手意識を持っていることも、就活ができなくなる原因の一つです。

企業にとって、面接は応募者の基本的なコミュニケーション能力を測る場でもあります。そのため、採用担当者と会話のキャッチボールが成立しないと、「コミュニケーション能力が十分ではない」と判断されてマイナス評価につながるでしょう。

採用担当者からの質問に対して黙ってしまったり、的外れな回答をしたりしないよう注意が必要です。コミュニケーションに苦手意識がある人は、会話のキャッチボールができているかを意識して面接を振り返ってみてください。

9.面接対策ができていない

面接対策ができていないと、自信を持って就活に臨むのが難しくなり、就活ができないと悩みがちです。面接では、緊張から思うように話せず、伝えたいことがうまく言葉にならないケースも珍しくありません。

また、就活の面接では、マナーや立ち居振る舞いも重視される傾向です。面接マナーは社会人に必要な基本のビジネスマナーに通ずる部分もあり、守れていないと採用担当者にマイナスイメージを与えてしまいます。

10.将来のビジョンが明確になっていない

就活ができない人は、将来のビジョンが明確になっていない可能性があります。

将来のビジョンが明確になっていないと、「就職すること」をゴールにしがちです。そのため、思うような成果を得られないときには、気持ちが落ち込んで就活を続けることへの不安や恐怖心が大きくなります。

自己PRや志望動機を作成するうえでも、入社後のビジョンは非常に重要です。「入社後は△△の仕事に挑戦したい」「5年後には△△を叶えたい」など、将来のビジョンが明確な人ほど、よく考えて就活に臨んでいる姿勢や前向きな思考を評価されやすいでしょう。

11.受け身で行動量が足りない

受け身の姿勢で就活に取り組んでいる人は、就活ができないと悩みがちです。決められたことや言われたことしかやれていないようであれば、行動量が足りていないかもしれません。

内定を獲得するためには、企業に応募したり企業研究でより多くの情報を集めたりするなど、積極的に行動する必要があります。特に、スキルや経験に自信がない人ほど、行動量を増やして自信をつけるとよいでしょう。

なかなか選考を通過できない状況が続くと、「また同じ結果を繰り返すのではないか」と行動するのを躊躇しがちです。しかし、就活ができないと感じているときこそ、「誰かに相談する」「就活セミナーに参加する」など、気軽にできる行動を重ねていくことが大切です。

12.失敗から学ばない

就活ができなくなる原因として、選考を受けたあとに振り返りや改善をしない点も挙げられます。学生にとって就活は初めて経験することばかりです。そのため、内定を獲得するためには、就活を進めながら改善を繰り返していかなければなりません。

過去の選考を振り返らない人は、経験から何も学べず、同じ失敗を繰り返して悪循環に陥りがちです。選考が終わったらあとは結果を待つのみで、次の選考に活かすための行動をしていない人は、なかなか内定獲得に近づけないでしょう。

13.周囲の意見を聞かない

周囲の意見を聞かない人も、就活ができないと悩みがちです。周囲の意見を聞かずに1人で就活を進めていると、情報が偏ってしまったり、自分の改善点が見えにくくなったりします。自分の改善点を把握するのに、客観的な視点はとても重要です。

悩みや不安を周囲に打ち明けるのが苦手な人ほど、独りよがりな就活をしてしまい、うまくいかない可能性が高まるので注意しましょう。

就活がうまくいかない理由と対策は、「就活がうまくいかない原因をまとめました!よくある問題と対処法を解説」も参考にしてください。

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就活ができない人はどうする?就職以外の選択肢

たとえ新卒で就職できなかったとしても、既卒者として就活を続けたり大学院や専門学校に通ったりするなど、さまざまな選択肢があります。

以下で、就職以外の進路について解説するので、「新卒の就活で内定をもらえなかったら人生終わりだ」などと感じている場合は、気持ちをポジティブに切り替えてみてください。

既卒者として就活を続ける

新卒で就職できなかった場合は、卒業後も「既卒者」として就活をすることになります。新卒採用枠と中途採用枠のどちらで応募できるか、企業によって既卒者の扱いはさまざまです。

卒業後に就職を続ける場合、「第一志望の企業に再チャレンジできる」といったメリットがある一方で、一般的に応募できる企業は新卒のときより減る傾向にあります。

また、将来性を見込んでポテンシャルが重視される新卒採用と比べて、中途採用は経験や実績を求められることも多いので、選考を通過するハードルも高いといえるでしょう。

なお、既卒者として就活を続けることを「就活浪人」と呼びます。就活浪人について詳しく知りたい方は、「就活浪人とは?不利といわれる理由や就職留年との違い、デメリットを解説」を参考にしてください。

就職留年する

既卒者として就活を続ける方法に対し、就職留年をして通っている大学などに籍を置いたまま就活をやり直す道もあります。就職留年のメリットは、卒業していないため翌年度も「新卒」として就活に臨めること。また、就活に取り組む条件が前年と同様のため、就活の準備をスムーズに進められる点もメリットです。

ただし、「同学年だった友人と比べて、就職時期が1年遅れる」「留年する場合は追加で学費が必要になる」といったデメリットもあります。就職留年を検討する際は、メリットとデメリットをよく理解したうえで、より納得いく選択をしましょう。

大学院へ進学する

就職以外の選択肢として、卒業後に大学院へ進学するケースも珍しくありません。大学院への進学は、興味のある分野の学びを深め、専門性を高められる貴重な機会です。志望する業界に関連する分野の場合は、大学院を卒業する際の就職時に大きなアドバンテージになるでしょう。

しかし、大学院に進むためには、試験に合格しなければなりません。決断するタイミングを誤ってしまうと、受験に間に合わない可能性もあります。「就職できないかも」と思った時点で試験のスケジュールを把握し、就職活動と受験勉強を両立させましょう。

なお、大学院へ進学するなら学費も工面しなければなりません。入学金をはじめとする費用もかかるため、経済的にもよく考える必要があります。

専門学校に通う

大学院のほかに、専門学校に通って知識やスキルを身につけるのも一つの方法です。

特に、就活をしていて「専門スキルが足りない」と感じた場面があれば、卒業後に専門スキルを得られる専門学校に通い、再度就活をする道もあります。就活は「専門学校の新卒」として取り組めるので、既卒ほど不利になることはないと考えられるでしょう。

しかし、専門学校に通う場合も費用が必要です。アルバイトをしながら専門学校に通うことも可能ですが、両立させるには努力しなければなりません。

公務員試験の勉強をする

年齢制限に該当していない場合には、公務員試験の勉強をする方法もあります。公務員は条件さえ満たしていれば、既卒やニート・フリーターなど経歴問わず受験可能です。採用試験に合格できれば公務員として働けるため、あらためて就活する必要はありません。

しかし、公務員試験は難易度が高く、なかには、数回受験して受からない人もいます。合格を目指す公務員試験の種類にもよりますが、勉強するためにはお金や時間が必要です。「いつまでに受からなかったら就活をしよう」などと事前に決めておくとよいでしょう。

アルバイトや派遣社員として働く

正社員として就職しなくても、フリーターとしてアルバイトをしたり、派遣社員として企業に勤めたりする選択肢もあります。

卒業後に非正規として働く選択は、生活費を稼げるうえに、さまざまな社会経験を積むことも可能です。正社員採用を狙っている職種が経験者を優遇している場合は、非正規雇用として力をつけておくのもよいでしょう。

起業する

卒業後に就職する以外にも、自分で会社を立ち上げるという選択肢もあります。

学生のうちに起業してビジネスを続ける人や、卒業して家業を継ぐパターンもあるでしょう。ただし、経営がうまくいかないリスクもあり、収入が保証されないため、企業に雇われるよりもはるかな準備と覚悟が必要です。

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就活できない人が就職するために必要な9のこと

就活できないと悩む人が内定獲得を目指すためには、うまくいかなかった経験を活かして、効果的に準備と対策をすることが大切です。

以下で、就活できない人が就職を目指すために必要な9のことを解説するので、ぜひ参考にして就活を再スタートさせてください。

1.自己分析を徹底する

就活ができない人は、内定獲得に向けてあらためて自己分析をしましょう。就活の厳しさを目の当たりにしている今だからこそ、始めの頃と比べて、自分の価値観や強み・弱みに関して新たな気づきがあるはずです。

自己分析を徹底すると、自己PRの内容もブラッシュアップできるでしょう。また、あらためて自分の価値観や就活の軸を明確にできれば、志望する企業とのマッチング度も高まると期待できます。

2.業界・企業研究を行う

就活ができないと悩んでいるときは、興味・関心がある業界や企業について理解を深めることが大切です。企業研究を徹底すると、志望先の企業が求める人物像がより明確になるため、自分の強みをどのようにアピールすればよいか分かるでしょう。

業界・企業研究をするときは、企業のWebサイトを確認したり会社説明会に参加したりするほか、下記のような方法を併用するとより幅広い情報を集められます。

・書籍や雑誌
・新聞やニュース
・企業のSNS
・業界研究セミナー
・インターンシップ
・OB、OG訪問 など

また、業界・企業研究を徹底すると、入社後のギャップによる早期退職を防ぎやすくなるでしょう。入社後に自分の理想とする働き方を実現させるためにも、業界・企業研究は怠らないようにしてください。

3.企業選びの視野を広げる

就活できない人が就職を目指すためには、大手企業にこだわり過ぎず、中小企業にも目を向けましょう。

内定を獲得するためには、書類選考や面接の場数を踏んで成功・失敗体験を重ねることも大切です。高倍率の大手企業にばかり応募していると、なかなか内定を獲得できないほか、選考プロセスを経験するチャンスも減ってしまいます。

企業選びの幅を広げ、面接に臨む機会を増やせると、たとえ内定を獲得できなくても次の選考で活かせるはずです。また、大手企業のように有名ではなくても、優良企業は多く存在します。中小企業にも目をむけることで、より自分に合った企業と出会える可能性もあるでしょう。

4.応募書類を添削してもらう

就活できない人が内定獲得を目指すためには、応募書類の完成度を高めたうえで、第三者に添削してもらうのがおすすめです。第三者の視点によって、自分では気づかなかった改善点に気づけるほか、誤字脱字の防止にもつながります。

また、前述のように自己分析と企業研究がしっかりとできていれば、説得力のある自己PRや志望動機を作成できるはずです。そこに第三者の視点が加わると、より効果的なアピールにつながります。

応募書類を手書きする場合は丁寧な字を心がけ、提出する前に間違いがないかしっかり確認しましょう。エントリーシートを添削してもらうためのおすすめの依頼先を知りたい方は、「ES添削は誰にお願いすべき?おすすめの依頼先や選び方・注意点も解説」を参考にしてください。

5.第一印象をよくする

就活できない人が前向きに就活を進めるためには、第一印象をよくすることも大切です。

第一印象は、身だしなみだけでなく、表情や言葉遣いにも左右されます。たとえば、明るい表情を心がけてあいさつすると、自分自身も気持ちよく面接に臨めるうえ、採用担当者に「良好なコミュニケーションが築けそう」などと好印象を与えられるでしょう。

また、証明写真の表情が暗いと感じたら、持っている分をもったいないと思わず、撮り直すようにしてください。スタジオ撮影を受け付けている店舗では、納得いくまで何度も撮影してくれるところがほとんどです。撮影時にアドバイスもしてくれるので、うまく撮る自信がない方はぜひ活用しましょう。

6.しっかりと面接の練習をする

就活ができないと悩んでいるときに欠かせないのが、面接の練習です。採用担当者を目の前にしても、本来の自分をアピールできるよう、しっかりと面接の練習をしましょう。

具体的には、下記のようなポイントを押さえて練習するのがおすすめです。

・鏡の前で笑顔の練習をする
・面接動画を見て全体のイメージを掴む
・本番の面接と同じ環境を整える
・誰かに面接官役をお願いする
・録画や録音をして確認する
・模擬面接をする など

面接の練習を繰り返すうちに、落ち着いて本番に臨めるようになるでしょう。

7.質問の意図を理解して回答を用意する

就活できない人が就活をスムーズに進めるためには、面接でよく聞かれる質問の回答を用意しておくのがおすすめです。自己PRや志望動機をうまくまとめていても、面接で聞かれたときに答えられなければ効果的なアピールにはつながりません。

また、よくある質問の回答を用意するときは、質問の意図を理解するのがポイントです。採用担当者はさまざまな質問をしながら、知りたい情報を得ようとしています。そのため、よくある質問と回答を丸暗記するだけでは対応しきれないでしょう。

質問の意図まで理解しておけば、面接中に想定外の質問をされて困ってしまう場面を減らせるはずです。面接でよくある質問と回答例は、「就活で面接官によくきかれる質問50選を好印象を与える答え方とあわせて解説」を参考にしてください。

8.将来のビジョンを明確にする

就活できない人があらためて就職を目指すためには、将来のビジョンを明確にするのがポイントです。就活においては、将来のビジョンが明確な人ほど応募書類と面接での回答に一貫性があり、企業からの高評価につながります。

就活ができないと悩んでいる場合は、「志望先の企業でどう成長していきたいか」「3年後にどのようなライフスタイルを実現したいか」など、数年先に叶えたい理想を描いていくようにしましょう。

就職をゴールにするのではなく、入社後の姿をイメージできると、より幅広い視点で就活に臨めます。

9.失敗を次の選考に活かす

就活ができない人ほど、選考を通過できなかった原因を分析して、次回に活かしていくことが大切です。初めからすべてがうまくいく就活生はいないでしょう。失敗しても気持ちを切り替え、次の選考に向けて改善を繰り返すうちに、自分自身が成長していけるはずです。

落ち込んだ気持ちを長く引きずっても、行動を変えなければ状況は変わりません。不採用が続くと、不安や恐怖心からつい立ち止まってしまいがちですが、「前回の選考と比べてどこを改善できたか」など、できたことに目を向けるよう意識してみてください。

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就活できない状況を打破して内定を獲得したいあなたへ

就活ができないと悩んでいる人の多くは、「また不採用になるのでは」「このまま就職できなかったらどうしよう」など、不安や恐怖心を抱えているのではないでしょうか。就活ができない状況を変えるためには、就活がうまくいかない原因を探ったうえで、具体的に行動していくことが大切です。

しかし、落ち込んだ気持ちを切り替え、あらためて自己分析や企業研究をやり直すのは簡単ではありません。「就職を目指しているけれど、内定を獲得できるか不安」という人は、就活エージェントの利用がおすすめです。

就活エージェントであるキャリアチケットでは、専任のアドバイザーが就活生の悩みに寄り添い、企業の紹介から面接対策まで、あらゆるサポートを行っています。就活ができない状況を変えて、内定を獲得したい方は、ぜひキャリアチケットまでご相談ください。

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