このページのまとめ
- お祈りメールへの返信は、基本的には「不要」
- お祈りメールに返信すべき場合は、最終面接まで進んだときや再応募を考えているとき
- お祈りメールが届いた際は、読書や小旅行、運動などで気分転換しよう
お祈りメールの返信は、基本的には不要です。しかし、中には返信すべきケースもあります。不採用通知が届いても、諦められない場合や採用担当者へ感謝を伝えたい場合もあるでしょう。
この記事では、返事が必要なケースや返信する際のポイントを例文付きで解説します。不採用通知が届いた場合の気分転換方法も紹介しているので、お祈りメールが届いた就活生は参考にしてください。
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- お祈りメールとは?不採用通知のメール
- お祈りメールへの返信は基本的に不要
- お祈りメールに返信が必要なケースもある
- インターンでお世話になったとき
- 最終面接まで進んだとき
- 学校の先生からの紹介で受けたとき
- 不採用の理由やフィードバックが書いてあったとき
- 再応募を考えているとき
- お祈りメールの返信で不採用理由を聞いた際の企業側の対応
- お祈りメールに返信する際のポイント
- 件名で内容がわかるようにする
- 学校名と氏名を記載する
- 誤字脱字がないかチェックする
- メールで送る
- お祈りメールへ返信する際の例文
- お祈りメールをもらった場合の気分転換方法
- 読書をする
- 小旅行をする
- 運動をする
- お祈りメールの返信で次の内定に繋げたいあなたへ
お祈りメールとは?不採用通知のメール
お祈りメールとは、選考に進んだ企業からの不採用の結果を知らせるメールです。「健闘をお祈りしています。」「貴殿のご活躍をお祈り申し上げます」などと求職者を励ます旨が記載されているため、昨今ではこう呼ばれています。お祈りメールには、選考を受けてくれた感謝の言葉や不採用を知らせる内容が記載されています。
最終面接まで進んでいた場合に、採用担当者へ感謝を伝えたいと考える就活生も多いでしょう。また、「諦められないまま終わりたくない」と考え、返信で熱意を伝える就活生もいるようです。
失敗を巻き返して内定をもらう方法については「就活で諦めない性格は強みになる!内定につながるアピール方法や4つの例文」も参考にしてください。
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お祈りメールへの返信は基本的に不要
お祈りメールに返信したからといって、結果が覆るわけではないため基本的に返す必要はありません。採用担当者は、ほかの応募者の選考が続いているため忙しいでしょう。また、不採用結果を送信する数が多いため内容はテンプレートが多く、不採用者からのメールチェックは手間になりえます。
就職活動におけるメールのマナーについては「就活メールの正しい書き方は?基本のマナーと構成のポイント」も参考にしてください。
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お祈りメールに返信が必要なケースもある
応募した企業での選考状況や受け取ったお祈りメールの内容によっては、返信した方が良い場合もあります。以下で詳しく見ていきましょう。
インターンでお世話になったとき
インターンシップに参加して、選考以外でもお世話になった場合は返信することをおすすめします。「○○様にはインターンシップのときから大変お世話になりました。ありがとうございました。」など、お礼の言葉を記載すると良いでしょう。
最終面接まで進んだとき
最終選考でお祈りメールが届いたときも、返信をした方が良いケースです。最終面接まで進んだ方は、採用担当者とやりとりを重ねていることや、就職活動で何度か顔を合わせていることもあるので、お礼を伝えると良いでしょう。
また、内定を辞退する人が出た場合に、最終選考まで残った応募者が逆転採用となることもあります。お祈りメールに返信して感謝の気持ちを伝えておけば、万が一のときにあなたにチャンスが回ってくる可能性も否定できません。
最終面接で落ちてしまった場合については最終面接、受かる人と落ちる人の差って何?合否を分けるポイントとは」も参考にしてください。
学校の先生からの紹介で受けたとき
学校の先生からの紹介で受けた場合は、紹介者の印象を悪くしないためにもお祈りメールに返信してお礼を伝えた方が良いでしょう。友人や先輩に紹介された場合も同様です。
不採用の理由やフィードバックが書いてあったとき
お祈りメールに、不採用となった理由や改善すると良い点、評価した点などが書かれていた場合も返信した方が良いケースです。
採用担当者は基本的に、お祈りメールの宛名だけを変えて同じ文面を対象者に送ります。大勢いる応募者の一人ひとりに向けて文章を作成すると膨大な時間がかかるためです。時間を割いてフィードバックしてくれるのは貴重なことなので、丁寧なお礼の言葉を添えて返事をしましょう。
再応募を考えているとき
再応募を考えている場合も、次につなげるためにお祈りメールに返信することをおすすめします。特に最終選考まで残った場合は、今回の選考で不採用通知が届いた理由を考えて、改善点を記すと良いでしょう。
上記のようなケースでは、お祈りメールに返信することで、今後担当者と関わりがあったときに良好な関係を保てることも考えられます。最終的にほかの企業に就職しても、応募した企業が将来取引先となる可能性もあるので、丁寧な対応をしておくと良いでしょう。
また数年後、同じ企業での就職活動にチャレンジする気になった場合にも、気兼ねなく転職活動ができます。このほかにも、「自分の気持ちを切り替えるために返信したい」という場合は、メールを送っても問題ありません。ただし、受け取る側の負担とならないよう、お礼と前向きな気持ちを端的に伝える意識が必要です。
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お祈りメールの返信で不採用理由を聞いた際の企業側の対応
お祈りメールの返信で不採用の理由を聞くこと自体は、必ずしもNGというわけではありません。ただし、返答をもらえるとは限りません。
企業側には不採用の理由を答える義務はないほか、選考の基準を漏らさないために「個別に返答はしない」と明示している企業もあります。明示しているにも関わらず理由を聞くと、担当者にマナー違反だと捉えられる可能性もあるため、同じ企業への再応募は難しいでしょう。
採用担当者が面接で重視している点については「面接落ちたかも…採用担当者が何をチェックしているか確認しよう」も参考にしてください。
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お祈りメールに返信する際のポイント
返事のメールを送る相手は、社会人である採用担当者です。きちんとしたビジネスマナーを踏まえて送れるよう、メールを書くときのポイントをチェックしていきましょう。
件名で内容がわかるようにする
採用担当者がメールの件名を見ただけで、どのような内容の連絡であるか判断できるよう簡潔に書きましょう。メールの件名は、緊急度や重要度が判断されます。内容が把握できる簡潔な件名を書くよう心がけてください。
件名の書き方については「就活メールの件名の書き方を解説!【例文付き】」も参考にしてください。
学校名と氏名を記載する
一目見て誰からの連絡であるか分かるように、件名と本文の両方に名前と大学名を記載する必要があります。本文の最後には、大学名や氏名のほかに、メールアドレスや電話番号を記載しましょう。
誤字脱字がないかチェックする
どのような内容のメールでも誤字脱字があると相手に失礼です。せっかく返信をするのであれば適当に書いたと思われないように、一度書いた文章は読み直す必要があります。
メールで送る
丁寧な印象を与える直筆の手紙。本来、お祈りメールへの返信自体が不要なものなので、手紙で返すのは大げさになり過ぎます。不採用通知にはメールで返したほうが良いでしょう。
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お祈りメールへ返信する際の例文
下記は、返信メールの例文です。参考にしてみてください。
(件名)
ありがとうございました。××大学○○(学校名とフルネーム)
(本文)
株式会社△△
人事採用担当者様
□月□日に、面接して頂いた××大学の○○と申します。
今回は、私のために心を尽くして時間を取ってくださり、本当にありがとうございました。
▽▽様(採用担当者)のご親切な対応と、貴社の活気にあふれる空気に触れたことで、ますます入社したいという気持ちが高まりました。
力不足のため不採用となりましたが、今回の経験を活かして、さらに努力していこうと考えております。
迅速な面接結果の送信、本当に感謝しております。
今後の貴社のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
○○ ○○
××大学××学部××学科3年
Email:abcd@efg.ne.jp
住所:東京都○○市○○町1-2-3
電話番号:0123-45-6789
2次面接以降まで進んだ場合の返信は、具体的な感想なども添えるとより丁寧な印象となります。不採用になったからといって投げやりにならず、感謝の気持ちを持った前向きな対応が必要です。ネガティブな結果に対するポジティブな対応は、社会人生活をスタートさせた後も、あらゆるシーンで役に立つでしょう。
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お祈りメールをもらった場合の気分転換方法
お祈りメールをもらった際は、様々な感情が湧くでしょう。特に、手ごたえがあった企業や、最終面接まで進んでいた企業からの不採用通知が届いたら尚更です。
ここからは、就職活動に対して後ろ向きになっている方に向けて、お祈りメールをもらった場合の気分転換方法を紹介します。
読書をする
お祈りメールをもらい、就職活動に前向きになれない場合は、読書をして気分転換をしましょう。読書は、自分の世界に入って没頭できる娯楽の1つです。
たとえば、ファンタジー作品を読んでその作品の世界観に浸っていると、お祈りメールをもらった際の負の感情から逃れられるでしょう。また、ノンフィクション作品で他人の価値観に触れて、気持ちが切り替えられるかもしれません。
読書は、新たな気付きや知識を得られるため、就職活動疲れの気分転換をする有効な手段といえます。
就職活動で疲れたときは「就活で体力がもたない?しんどいときに乗り切る方法と効率化するコツ!」も参考にしてください。
小旅行をする
志望企業からお祈りメールが届いた際は、小旅行に出かけてみましょう。就活の疲れをリセットするためには、非日常的な空間で、のんびり過ごすことも必要です。土日であれば、企業からの連絡や学校関連の用事が少ないでしょう。
日帰りでも構わないので、行ってみたかった場所やリフレッシュできそうな場所に足を運んでみてください。
運動をする
お祈りメールをもらい、モヤモヤとした気分になった際は、運動による気分転換も必要です。体を動かす機会は学校と自宅、選考会場の行き来だけで、運動をする機会が少なくなってしまう方も多いでしょう。
ジムや友達とのスポーツなどで、汗を流して体を動かしてみてください。たくさん汗をかいた運動後は、体と心がすっきりするでしょう。凝り固まってしまった体を、ほぐしてあげてください。
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お祈りメールの返信で次の内定に繋げたいあなたへ
お祈りメールの返信で次の内定に繋げたい方には、就活エージェントサービス「キャリアチケット」がおすすめです。キャリアチケットでは、お祈りメールの返信に対する助言だけでなく、就職活動に関するマナーやアドバイスを行います。
内定を獲得するために必要な面接対策のほかにも、志望動機やエントリーシートの添削を行い、次の面接に繋げます。お祈りメールが来てネガティブになってしまった方は、お気軽にご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。