このページのまとめ
- 就活は自分をよく見せるための茶番だと感じる人がいる
- 冷めた感情を持っても就職は諦めない方が良い
- 就活を辞めてしまうと新卒カードを逃してしまう
「就活なんて茶番だ」と感じる就活生も多くいるのではないでしょうか。志望企業に受かるために、懸命に面接対策をしたり書類対策をしたりする人がいる一方、そんな姿を見て「くだらない」「面接なんて茶番劇だ」と思う人がいるようです。
そのような感情を抱き始めると、就活の嫌な面ばかり見えてしまうもの。
この記事では、就活生が「就活は茶番」と感じる理由や、それでも就活を乗り切る対処法をご紹介します。
就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。
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- 「就活は茶番だ」と感じる理由
- 過去の失敗が原因
- そもそも就職に興味がない
- 就活が茶番だと感じる人の特徴
- 一歩引いて物事を冷静に分析できる
- 周りに流されず社会の違和感に気付ける
- 就活が茶番だと感じる日本独特の就活ルール
- 新卒一括採用
- 実力ではなくポテンシャル重視
- 個性を出さないスタイル
- 就活が茶番と感じてもやめないほうがいい理由
- 茶番に見えるのにも意味がある
- 茶番だと思って就活を辞めないこと
- 就活の茶番につきあうのが疲れたと感じたときの対処法
- 就職できればOKと割り切る
- 自分が企業を選ぶ側だと考える
- 就活のことを考えない日を作る
- 建前を抜きにして働きたい企業のインターンに参加する
- 「就活=茶番」と感じているあなたへ
「就活は茶番だ」と感じる理由
就活が茶番だと感じる人は、就活に対して冷めた感情を持っているのが特徴。また、頑張る就活生に対して「ばからしい」と思うこともあるようです。
この考えに至る原因は何なのでしょうか。「就活は茶番劇だ」「就活にストレスや違和感を感じる」と思っている就活生の中には、以下のような理由が考えられます。
・自分を偽ったり誇張したりする
・無意味な質問が多い
・説明会は資料を見れば分かることばかりしか話さない
・面接マナーがマニュアルのようだと感じる
・無駄に選考が長い
・「この質問が来たらこう答えるべき」という決まりのようなものがある
・働くうえで大切なことが聞けない
・正直に聞くと落とされる可能性がある
・よく見せようと背伸びしているだけ
・面接で聞かれる内容がほぼ決まっている
・面接は演技の練習をしているように感じる
過去の失敗が原因
就活に対して冷めた感情を持っている人は、過去に失敗した経験が多いからではないでしょうか。このような人は元々、就活に対して真面目に取り組んでいた人が多いようです。
真っすぐな気持ちで面接に挑み、書類対策も真面目にしているからこそ、希望が実らなかったショックは大きなもの。その反動で、一気に熱が冷めてしまうことがあります。
そもそも就職に興味がない
とりあえず就職時期だから、周りと一緒に就活するなど、そもそも就職に対して強い気持ちを持っていない人に多いでしょう。一歩下がったところから就活を見ており、冷めた感情を抱いてしまいます。
中には、「やりたいことがわからない」「興味がある企業が見つからない」という思いから、就活に気持ちを向けられない人もいるかもしれません。
就活に疲れたと感じたときは「「就活で何もしたくない」と感じたらどうする?原因と解決方法をご紹介」を参考にしてください。
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就活が茶番だと感じる人の特徴
「就活なんて茶番劇」と感じている人の中には、就活に向いていないと思う学生もいるかもしれません。しかし、そういう人だからこそ、周りの学生とは違った視点から物事を見られる、そして、人とは違うことを怖れない強い心を持っているのかもしれません。
ここでは、就活が茶番だと感じる人の特徴をご紹介します。
一歩引いて物事を冷静に分析できる
そもそも、就活が茶番だと感じる理由はさまざまであることをお伝えしました。
どんな理由にしても、就活の渦に飲み込まれることなく、一歩引いて、物事を多角的に見る視点を持っている人であるといえるでしょう。
物事を冷静に分析できる力は、大きな長所になります。なぜなら、一度立ち止まって今起きていることを客観的に整理できる人だからです。
このような能力は、社会に出たときに大いに役に立つでしょう。
周りに流されず社会の違和感に気付ける
多くの人は、日々を生きるのに精一杯で、世の中で理不尽なことが起きていてもぐっとこらえ、やり過ごしてしまいがちです。
また、忙しい日々の中で、社会の違和感に気付かずに過ごしている人もたくさんいるでしょう。
「就活は茶番だ」と感じた人は、日々起きている出来事について深く考え、「これが当たり前になっているけど、本当にそれでいいのかな?」とさまざまなことに疑問を持てる鋭い視点の持ち主だといえます。入社してからも、仕事をするうえでこのような視点は非常に重要です。
あらゆる物事に疑問を持ち、よりよい解決策を見つけるために尽力できる能力は、社会に出てからも重宝されるでしょう。
自己PRで「冷静に分析する能力」をアピールしたいときは「自己PRで冷静さは強みになる?面接対策に悩める新卒向けに書き方をご紹介」を参考にしてください。
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就活が茶番だと感じる日本独特の就活ルール
就活が茶番だと思っている人の中には、日本の就活における決まりに違和感を感じている人もいるのではないでしょうか。海外から見ても日本の就活は特殊なようです。
ここでは、日本独特の就活ルールについてご紹介します。
新卒一括採用
日本では、広報活動が3月から開始され、採用選考活動は6月以降にスタートするという流れになっています。このように一斉に就職活動を始める新卒一括採用では、新卒枠として一度に規定人数を採用し、未経験から長期的に教育して若手を育てていくのが慣例です。
このようなシステムは日本独特のものです。しかし、海外では大学を卒業してから始める人もおり、就活を始めるタイミングは人それぞれです。
実力ではなくポテンシャル重視
就職活動では、企業研究や自己分析を徹底して行い、自分の強みや志望動機などを通して、企業と自分がいかにマッチしているかをアピールすることが重要です。
なぜなら、スキルや実績よりも人柄や価値観、ポテンシャルを重視している企業が多い傾向にあるからです。
しかし、海外ではスキルや能力などを重視して採用を決定する企業が多く、大学を卒業したばかりの学生でも、即戦力を求められることがほとんどです。
個性を出さないスタイル
就活では、みんな同じようなリクルートスーツを着用し、女性なら黒髪でひとつにまとめ、男性なら黒髪で短髪というスタイルが基本です。
また、メイクの方法なども就活に合ったスタイルが重視される傾向にあります。このような個性を出さないスタイルに疑問を感じ、「就活は茶番だ」と感じている学生も多いのではないでしょうか。
しかし、日本の社会では人との調和が大切にされる傾向にあるため、決められたルールをきちんと守れるという意思を見せておくことは重要です。服装や髪型で判断されるのはおかしいと思うかもしれませんが、ビジネスは信用が第一。
初見から信用してもらえるような服装や髪型に入社前から慣れておくことは、あながち間違いではないでしょう。
最近では、新卒一括採用ではなく、通年採用を導入している企業も増えてきています。通年採用については、「就活生が通年採用を受けるメリットは?通年採用を導入する企業の特徴も解説」を参考にしてください。
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就活が茶番と感じてもやめないほうがいい理由
就活に対して冷めた感情を持ち、ばからしいと思っている人はそのまま就活してもうまくいかない人が多いといえます。
また、就活はうまくいったとしても、その後のワークライフを楽しめなくなる可能性が高いです。就職すると決めたのであれば、真っすぐな気持ちで就活することが大切でしょう。
茶番に見えるのにも意味がある
社会人になれば、クライアントとの折衝や社内部署間での連携など、コミュニケーションを問われるシーンが多くなります。人とうまくコミュニケーションが取れる人は、自分の感情をすべてさらけ出すことがないため、円滑に人間関係を保つことができるでしょう。このようなスキルは、社会人において重要な要素。茶番だと感じていても、ビジネスマナーを勉強し、面接で良い印象を与えることができれば「顧客対応に問題ない人だ」「社内でうまく人間関係を築ける人だ」と、評価されることもあるのです。
茶番だと思って就活を辞めないこと
茶番でくだらないという理由で就活を辞めてしまうと、新卒カードを逃すことになります。既卒と新卒では、新卒の方が就活しやすい傾向にあるため、後々「あのときちゃんと就活しておけばよかった」と後悔してしまうかもしれません。
新卒採用のタイミングを逃してしまうと、中途採用枠で就活を行う必要があり、実務経験やスキルなどを求められるため、難易度が上がってしまう恐れがあります。そのため、新卒採用のメリットを十分に理解し、就職活動に前向きに取り組むことをおすすめします。
就活を辞めたいと感じたときは「就活をやめたいと感じる理由は?後悔しないためのポイントや対処法を解説」を参考にしてください。
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就活の茶番につきあうのが疲れたと感じたときの対処法
就活の茶番に疲れてしまったときの対処法を知っておけば、モチベーションが下がったときでも、就活を諦めてしまわずに取り組めるはず。
ここでは、就活が茶番だと感じたときのモチベーションの保ち方を5つご紹介します。
就職できればOKと割り切る
就活で納得できないことがあったり、ばかばかしいと思ったりする場合は、とりあえず内定を獲得することだけに集中することも一つの方法です。
就活が長引けば長引くほど、疑問に感じることが増えモチベーションが持続しない可能性があるからです。
「就活とはこういうものだ」と割り切って、内定を獲得することに目を向けてみましょう。また、以前までは、新卒後に就職した会社に勤め上げることが当然とされていました。
しかし、今は終身雇用制度の考え方から変わってきており、自分に合った仕事があれば転職し、職場を変えながらキャリアを積むというスタイルが広がってきています。
新卒での就活が茶番だと感じている人も、数年後に転職するときには、スキルや実績を活かして自分にぴったりの職場を見つけられると考えることもできます。
自分が企業を選ぶ側だと考える
就職活動では、面接を受けた企業から不採用の知らせを受けると、「企業に選ばれなかった」と人格まで否定された気持ちになり、落ち込んでしまう人もいるかもしれません。
しかし、学生も企業を選ぶ権利があるという点を忘れてはいけません。
お互いにマッチする相手を探しているという視点を持って就活に取り組むことで考え方が変わり、就活が長期化したとしても、納得がいくまで続けることに意義があると思えるのではないでしょうか。
そのため、面接の場でも企業側から一方的に採用するかどうか判断されているという考えではなく、自分もこの企業でよいのか見極めているという意識を持っておきましょう。
就活のことを考えない日を作る
就職活動がうまくいっていないと、就活が茶番に感じて嫌気がさすこともあるでしょう。考えれば考えるほど、ストレスを感じてモチベーションが下がってしまうかもしれません。そのようなときは、意識的に、就活のことを考えない日または時間を作る方法も効果的です。
1日が難しい場合は、数時間でも自分の好きなことに時間を使ったり、頭をリフレッシュできることをしたりなど、就活以外のことを考える時間を持つことで、また新たな気持ちで就職活動に集中できるはずです。
「就活が茶番に感じてやる気が出ない」というときは、一度そこから離れてみることも重要です。
建前を抜きにして働きたい企業のインターンに参加する
就職活動では、さまざまなしがらみやルールがあり、それらを気にするあまり本当に働きたい企業を見失ってしまうこともあるかもしれません。
いろいろな建前を抜きにして、「純粋に働いてみたい」「興味がある」という企業はあるはずです。
そのような直感を大切にして、その企業のインターンに参加してみるのも選択肢の一つです。特に長期インターンに参加できれば、実際の業務に携わることができるので、より入社後の姿をイメージでき、モチベーションを高められるでしょう。
就活に疲れを感じる人は「就活に疲れたときの対処法8選!疲れないための就活への向き合い方も解説」を参考にしてください。
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「就活=茶番」と感じているあなたへ
就活に対して冷めた感情を持っている人は、どう就活を乗り切れば良いのでしょうか。「茶番だ」と思いながら就活を続けるのは自分にとって辛いでしょう。そんなときは就活エージェントのアドバイザーに相談するのがおすすめです。
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就活を面倒と感じてしまうときは「就活が面倒だと感じるあなたへ!効率的に就活を終わらせるコツを解説」を参考にしてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。