インターン全落ちしたらどうする?落ちる原因や次に向けた対策を解説

このページのまとめ

  • インターン全落ちでも内定に大きな影響はない
  • インターン全落ちになるのは選考への準備が足りていないから
  • インターン全落ちで落ち込んだらリフレッシュする時間を作るのも大事

インターン全落ちしたらどうする?落ちる原因や次に向けた対策を解説のイメージ

「インターン全落ちでどうしたらいいかわからない」「インターン全落ちだと内定に影響する」などと不安を抱える就活生もいるでしょう。実は、インターン全落ちで参加できなくても、内定に影響はありません。本選考に向けて準備をしっかりと行えば、内定は獲得できます。

この記事では、インターン全落ちになってしまう原因や、次に受けた対策を解説。インターン選考を突破したい方はぜひ参考にしてください。

インターン選考について相談したい

   
目 次

インターン全落ちでも本選考に大きな影響はない理由

インターン全落ちでも、本選考に落ちるわけではありません。内定獲得にそこまで大きな影響はないので安心してください。ここでは、インターン全落ちでも内定に影響がない理由について解説します。

インターンに参加しなくても内定はもらえるから

そもそもインターンに参加しなくても、内定は獲得できます。参加したからといって、内定をもらえるわけではありません。

もちろん、インターンに参加した就活生だけの選考があったり、選考でプラスになったりとインターンのメリットはあります。しかし、参加していない就活生でも内定をもらえるのが普通なので、インターン全落ちでも焦る必要はありません。

倍率が高く落ちるのは珍しくないから

インターンは倍率が高く、全落ちが珍しくないことも知っておきましょう。特にサマーインターンは就活生の夏休みと重なるので、参加者は増えます。募集に対して応募の数が多すぎるケースもあり、選考に落ちるのも仕方がないでしょう。

キャリアチケットの「2026年入社予定学生のサマーインターン参加意識に関する調査」によると、9割の学生がサマーインターンに参加予定です。サマーインターンへの希望者が多いことは、アンケートからもわかります。

企業によっては選考よりインターンのほうが倍率が高いケースも。人気企業のインターンは「落ちても仕方ない」「受かったらラッキー」程度に捉え、必要以上に落ち込まないようにしましょう。

参照元
キャリアチケット
トップページ

秋や冬にもインターンはあるから

サマーインターンに参加できなくても、秋や冬にインターンは開催されています。サマーインターンに比べると参加者は少なく、選考に通りやすいことも。サマーインターンだけではなく、秋や冬にも開催する企業もあるのでチェックし、時期をずらして参加を目指してもよいでしょう。

秋インターンについては、「秋インターンで内定を目指す!オータムインターンシップの特徴やメリット」の記事を参考にしてください。冬インターンについては、「冬インターンの開催時期やポイントは?夏インターンとの違いも解説!」の記事で詳しく解説しています。

インターン選考について相談したい

   

インターンに全落ちした際に考えられる原因

インターン全落ちの背景には、自己分析や書類選考などの準備不足が考えられます。よくある全落ちの原因を紹介するので、自分が当てはまらないか確認してみてください。

自己分析が足りていない

自己分析が不十分だと、アピール不足で選考に落ちてしまいます。履歴書やエントリーシート、面接対策など、どの選考にも自己分析は欠かせません。

人気企業のインターンは、選考が行われるケースが一般的です。自己分析が不十分なまま選考に参加しては、選考を通過するのは難しいでしょう。

選考対策に力を入れる前に、まずは自分について理解することが大切。自己分析の方法は「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事を参考にしてください。

エントリーシートに独自性がない

多くの企業が、インターン選考においてエントリーシートや履歴書などの書類選考を設けています。ほかの学生との差別化を図るには、企業研究や自己分析をしっかりと行い、独自性のある志望動機や自己PRを書くことが重要です。

ありきたりな志望動機やアピールでは、多くの応募者のなかで埋もれてしまい、担当者の目に留まることは難しくなるでしょう。

志望動機が曖昧で伝わらない

志望動機が曖昧だと、企業に「志望度が低い」「ほかの企業でもよいのでは」と思われ、インターンの選考に通りにくくなります。

たとえば、「私は△△をしたいため貴社を志望しました」と述べるだけでは、志望動機としては弱いでしょう。なぜ△△をしたいのか、どうしてその企業でなければいけないのかという理由を明確にし、かつ具体的に伝えることが必要です。

インターンシップの志望動機を考えるコツは、「インターンシップの参加理由は?志望動機の例文アリ」の記事を参考にしてください。

面接の質問に的確に答えられていない

面接での質問にうまく答えられなかった場合も、選考落ちの原因になります。「一方的に長々と話す」「質問の意図にそぐわない回答をする」などのミスに気をつけましょう。

質疑応答がスムーズにいかないと、「コミュニケーション能力が低い」と思われてしまうことに。コミュニケーションはどの仕事でも必要になるので、評価する企業は多くあります。

緊張のあまり、質問されたことに対して話すことを整理しないまま話し始めてしまう人もいるかもしれません。まず、ひと呼吸置いてから、落ち着いて話すように心がけましょう。

逆質問をしなかった

逆質問とは、面接で担当者から就活生に対して行われる質問です。「最後に何か質問はありますか?」のように質問されます。逆質問の場面で、「特にありません」と答えるのはやめましょう。志望意欲がないと思われ、評価を下げてしまいます。

「インターンまでに何か勉強しておくべきことはありますか」と聞いたり、Webサイトを見てもわからなかった内容を質問したりして熱意をアピールすることが重要です。インターンシップ面接での逆質問については「インターンの面接…逆質問にはどう答える?」も参考にしてください。

人気の企業しか受けていない

人気の企業しか受けていないと、インターン全落ちの可能性は上がります。有名企業や大手企業は応募が集まりやすいからです。

素晴らしい履歴書やエントリーシートを書けていても、ライバルが多いと選考に通るのは大変。なかなかインターンシップの選考を通過しないときは、人気企業ばかり受けていないか、確認するのもおすすめです。

インターン選考について相談したい

   

インターンに全落ちした場合の対策

インターン全落ちの場合、合格に向けて対策を練り直す必要があります。インターン参加に向けて必要な対策を7つ紹介するので参考にしてください。

自己分析をやり直す

インターン選考に向け、自己分析を再度やっておきましょう。自己分析が不十分だと、自分の長所や短所、向いている職種などを正確に把握できません。自分に合わない会社や職種を選んでしまうと、企業側も適性がないと判断するので結果的に選考に通りづらくなるでしょう。

自己分析は客観的な視点で行うことが大切なため、自分の強みや弱みがわからないときは家族や友人に聞いてみるのも1つの方法です。他己分析のコツについては、「他己分析とは?有意義かつ効率的なやり方のポイントや質問例30選を紹介」の記事で解説しています。

企業研究をやり直す

業界・企業分析も重要なインターン選考対策です。経営理念や事業内容、業界の動向など、その企業のことを深く理解したうえで、得た情報を志望動機や自己PRに活かす必要があります。

応募先企業のニーズに合わないアピールは高評価につながらないため、求める人物像をしっかり確認して内容を考えましょう。企業研究については「ほかの就活生と差をつけろ!1歩先行く業界企業研究のコツ」も参考にしてください。

大手以外のインターンにも応募する

大手企業や人気企業だけではなく、視野を広げてインターンに参加しましょう。応募者の多いインターンは、倍率が高く落ちるのも当然です。

大手だけでなく、自分の興味のある業界の中小企業やベンチャー企業にも目を向け、広い視野でなるべく多くのインターンシップを候補に入れましょう。自分に合ったインターン先企業の選び方については「インターンの探し方を解説!自分に合う企業を選ぶには」も参考にしてください。

先輩や友人に相談する

インターン選考通過のためには、第三者からアドバイスをもらうのも1つの方法です。家族や友人に面接官役をお願いすると、受け答えをしているときの姿勢や口癖、敬語などについて改善点を見つけられるかもしれません。

また、先輩に相談してみるのもよいでしょう。就活を乗り越えた先輩のため、面接での具体的なアドバイスとしてインターンシップでの注意点や何をしたかなど、さまざまな話をしてくれるはずです。

不安を打ち明けることで気持ちが楽になるというメリットもあるので、悩みがあるときは一人で抱え込まずに相談しましょう。

選考なしのインターンシップに参加してみる

インターンシップには、申し込みだけ・選考なしで参加できるものもあります。定員に達すれば参加できないこともありますが、基本的には誰でも参加できるのがメリットです。

そのため、自分の興味がある業界やその業界に近い分野の企業に申し込んでみましょう。選考なしのインターンシップも、さまざまな経験を積むことができ、その後の就職活動に役立つはずです。

インターン選考に落ちた理由を企業に問い合わせてみる

インターン選考に落ちてしまった場合、企業に不採用理由を聞く方法もあります。何がよくなかったかを知ることで、次回の改善に活かせるでしょう。不採用の連絡が来てから、できるだけ早いタイミングで聞くようにします。聞き方も、ビジネスマナーを守って失礼がないようにしましょう。

ただし、不採用の理由を開示する義務は企業側にはありません。すべての企業が理由を教えてくれるわけではないことを念頭においておきましょう。

ここでは、問い合わせメールの例文をご紹介します。

件名:採用結果に関する質問(△△大学 氏名)
本文:△△株式会社 △△部 △△様

お世話になっております。△月△日△時に面接していただいた△△大学の氏名と申します。

面接では、お忙しい中貴重な時間を割いていただきまして、誠にありがとうございました。私の力不足で不採用という通知を受け取る結果となってしまいました。

選考結果について、差し支えなければ理由をお聞かせいただけませんでしょうか。ぜひ理由を聞かせていただき、今後の就職活動に活かしたいと思っております。

ご多忙のところ恐縮ですが、ご返信くださいますと幸いです。重ねて、選考結果のご連絡誠にありがとうございました。

△△大学△△学部△△学科
(名前)
(メールアドレス)
(電話番号)

就活エージェントに相談する

インターンの選考に向けて、就活エージェントを使うのもおすすめです。プロのアドバイスを受けることで、自分に足りない部分を明確にできます。

また、必要な対策だけではなく、具体的に何をすべきか教えてもらえるのもメリット。1人で悩むよりも、効率的にインターンに向けた対策を実施できます。

インターン全落ちで次のインターンに応募する際は、締め切りまで時間が足りない可能性もあるでしょう。就活エージェントを活用することで、今必要な対策を実行できます。

インターン選考について相談したい

   

インターンに全落ちしたときの気持ちの切り替え方

インターン選考に落ち続けてしまうと、自分を否定された気がしたり、ネガティブな気持ちになってしまうこともあるでしょう。しかし、インターン選考に落ちた経験は決して無駄にはなりません。ここでは、インターン選考に落ちてメンタル面で落ち込んでしまったときの考え方を紹介します。

就活から離れてゆっくりする

気分が落ち込むときは、就活から離れてしまうのもおすすめです。就活に触れていると気分が晴れず、いつまでも落ち込みやすくなります。

インターン以外の就活準備をしていても、ふと思い出して落ち込むこともあるでしょう。ネガティブな状況で就活と向き合っても、あまりよい結果は得られません。

思い切って就活から離れ、完全にリフレッシュしてしまうのがおすすめ。インターンの時期は本選考までまだまだ時間があるので、焦らずにリフレッシュしましょう。

インターン選考だけがすべてではない

就活ではインターンだけがすべてではありません。インターンでうまくいかなくても、内定は獲得できるので安心してください。

インターンはあくまでも、自分に合う会社を見つけるためのものです。「企業の雰囲気は合うかな」「仕事内容は向いてるかな」のように、自分の今後を考えるために参加します。

「インターンに参加しないと内定がもらえない」と勘違いしてしまうと、苦しくなります。重要なのはインターンよりも本選考なので、あまり引きずらないようにしましょう。

経験を積むためと考える

インターン全落ちを、よい経験だとポジティブにとらえるのも大事です。全落ちしたからこそ危機感が生まれ、次に向けてどうすべきか真剣に考えられるようになります。

選考に落ちたあともあきらめずにチャレンジすれば、場数を踏むことになり、面接にも慣れてくるでしょう。また、応募書類を何度も見直し修正することによって、本番の就活のときには、ほかの学生よりも質の高いエントリーシートやガクチカなどを完成することも可能です。

就活のリフレッシュ方法については、「就活ストレスがやばいときはどうする?限界になる理由や対処法を解説」の記事も参考にしてください。

インターン選考について相談したい

   

インターン全落ち後にできる就活対策

インターン全落ち後、本選考に向けて対策を進める方法もあります。目の前のインターンだけではなく、視野を広げて考えてみましょう。

秋や冬のインターンを目指す

サマーインターンに落ちた場合は、秋や冬を目指すのもおすすめです。落ちた企業が時期か変わることで、再度インターンを行うケースもあります。

また、時期によって開催企業が変わるため、新しい企業を見つけられる場合も。より自分に合う企業を見つけるチャンスだと思い、探してみるのがおすすめです。

長期インターンに参加する

長期インターンを目指して、再チャレンジするのもよいでしょう。長期インターンは半年から1年以上と長きにわたり、より企業や業務に対する理解を深められます。

長期インターンで評価されれば、内定へのチャンスをもらえる場合も。スキルアップにもつながるので、検討するのもおすすめです。長期インターンについては、「期間や時期に差はある?インターンシップの基本まとめ」の記事を参考にしてください。

本選考への準備を進める

インターンではなく、本選考への準備を進める方法もあります。インターンに参加しなくても内定は獲得できるので、本選考一本に絞ってもよいでしょう。

インターンで評価を得ても、本選考で評価されなければ選考には落ちます。インターンを頑張りすぎて、書類選考や面接対策がおろそかになっては問題です。大事なのは本選考でのアピールを成功させ、内定が獲得できるかどうか。インターンだけが就活ではないことを覚えておきましょう。

OB・OG訪問を行う

OB・OG訪問を行い、就活情報を得ることもおすすめです。志望企業のOBに会えば、選考に向けて重要な情報を得られるでしょう。

場合によっては、インターンよりも企業の雰囲気や業務内容がわかる場合もあります。インターンのなかには説明会のようなプログラムで、あまり企業について知れないケースもあるからです。

OB・OG訪問の内容をエントリーシートや面接に反映できれば、選考での評価は高まります。OB・OG訪問については「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」の記事を参考にしてください。

インターン選考について相談したい

   

インターンに全落ちして落ち込んでいるあなたへ

「インターン全落ちで苦しい」「今後の就活が不安」という方には、就活エージェントのキャリアチケットがおすすめです。

キャリアチケットでは、専任の就活アドバイザーがカウンセリングで適性を把握し、あなたに合うインターンシップ先企業をご紹介します。

当サービスは、応募書類の添削や面接対策をマンツーマン体制で実施。アドバイザーとはメールやチャットツールを用いて連絡をとれるため、就活の悩みを気軽に相談できます。当サービスのご利用は、すべて無料。就活に不安がある方は、ぜひお問い合わせください。

インターン選考について相談したい

   

本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。