インターンの面接対策は?よく聞かれる質問やマナーを知り本番に備えよう

このページのまとめ

  • インターン面接を突破するためには、マナーの習得やよくある質問への対策などが大切
  • 面接当日は約束時間の5~10分前には受付を済ませ、静かに待機しよう
  • インターンの面接では自己紹介や自己PR、志望動機などの質問をされることが多い

インターンの面接対策は?よく聞かれる質問やマナーを知り本番に備えようのイメージ

インターンシップの面接で、「何を聞かれるの?」「どのような準備をすれば良いの?」と不安を感じている学生もいるでしょう。落ち着いて面接に臨むためには、マナーやよく聞かれる質問などを事前に把握し、対策しておくことが大切です。

この記事では、インターンの面接を通過するために必要な具体的な対策を紹介します。面接当日の基本的な流れやよく聞かれる質問、注意点などもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。

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目 次

インターンの面接通過率を上げるためにやるべきこと

インターンシップの面接は、企業との最初の接点となる重要な機会です。面接で好印象を与え、通過率を上げるためには事前の準備が欠かせません。

キャリアチケットの「2026年入社予定学生のサマーインターン参加意識に関する調査」によると、約9割の学生がサマーインターンへの参加意向を示しています。

サマーインターンシップへの参加意向のイメージ

人気企業のインターン参加を希望する場合は、限られた枠をほかの学生と争うこともあるでしょう。そのなかで、面接官から熱意や適性を評価してもらうためにも、万全の準備を行っておくことが大切です。

以下で、面接成功のための3つの重要なポイントを解説します。

参照元
キャリアチケット
2026年入社予定学生のサマーインターン参加意識に関する調査

1.自己分析と企業研究

面接成功の鍵となる第一歩は、徹底的な自己分析と企業研究です。

まず、自分の強みや弱み、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)、インターンに参加したい理由などを明確にし、具体的なエピソードとともに整理しておきましょう。単なる事実だけでなく、そこから何を学び、どのように行動したのかを伝えられるようにすることが大切です。

これと並行して、志望企業の事業内容や企業理念、インターンシップの具体的なプログラムについても深く理解しておく必要があります。

特に企業研究においては、主要事業と市場での立ち位置、企業が掲げる理念や社風、企業が求める人材像などを把握することで、自身の経験や意欲が企業のニーズとどのように結びつくのかを説明しやすくなるでしょう。

これらの入念な準備こそが、面接で説得力のある回答をする土台となります。自己分析や企業研究のやり方については、「自己分析のやり方がわからない就活生へ|強みを見つけるための方法を解説!」「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考にしてみてください。

2.面接での立ち居振る舞いやマナーの習得

面接においては、回答の内容と同程度に第一印象も重要な評価ポイントとなります。そのため、基本的なビジネスマナーを習得し、礼儀正しい態度で面接に臨むことが大切です。

具体的には、以下のような点に注意しましょう。

・背筋を伸ばした正しい姿勢を保つ
・面接官の目を見て話す適切なアイコンタクトを心掛ける
・適度な声量とはっきりした発音を意識する
・明るい表情と清潔感のある身だしなみを心掛ける

こうした一つひとつの丁寧な立ち居振る舞いが、熱意と真剣さを伝え、面接官に好印象を与えることに繋がります。「インターンの面接選考、マナーを知れば合格が近づく!」の記事でもインターンの面接選考におけるマナーについて解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

3.よくある質問に対する回答の準備と練習

面接では、よく聞かれる定番の質問があります。具体的な質問内容については後述しますが、それらの質問に対し論理的かつ魅力的な回答を事前に準備しておくことで、本番で慌てることなく冷静に受け答えできるでしょう。

さらに重要なのは、準備した内容を頭の中で唱えるだけでなく、友人や家族の前で声に出して実際に練習することです。これにより、話すスピードや間の取り方、自然な言葉遣いが身につき、緊張のなかでもスムーズに話せるようになります。

インターン選考とは?基本的な情報や突破に向けて対策を解説!」の記事でも、インターン選考突破に向けた対策を解説しているので、あわせてご覧ください。

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インターンシップ面接当日の流れとマナー

インターンシップの面接を成功させるためには、面接当日の基本的な流れを把握し、各段階での適切な振る舞いを理解しておくことが大切です。

以下で、受付から退室までの流れとマナーについて、順を追って解説します。

1.受付

インターンシップの会場に到着したら、まず受付で以下の3点を伝えます。

・大学名
・氏名
・目的(「インターンシップの面接でお伺いしました」)

受付は、予定時刻の5~10分前に済ませるようにしてください。遅刻は厳禁ですが、早く着き過ぎると企業側の準備が完了しておらず、かえって迷惑になることもあるので注意しましょう。

受付での挨拶は、明るくはっきりとした声で行う事が大切です。受付担当者の指示に従い、求められた必要書類があれば速やかに提出します。会場に到着した時点からすでに評価は始まっていると考え、丁寧かつ礼儀正しい対応を徹底しましょう。

2.待機

受付を済ませたあとの待機時間も気を抜いてはいけません。待機場所では、背筋を伸ばし正しい姿勢を保つように意識しましょう。周囲にはほかの参加者や社員がいる可能性があるため、落ち着いた態度を保つことが重要です。

また、スマートフォンを操作したり、ほかの参加者と私語を交わしたりすることは避けましょう。周囲の様子を観察し、その場にふさわしい適切な態度で静かに時間を過ごすことで、ビジネスマナーを理解していることを示せます。

3.入室

面接室へ入室する際は、最初から最後まで丁寧な動作を心掛けましょう。面接室への入室は、基本的に以下のステップで行います。

1.入室前にドアを3回ノックする
2.入室を促されたら「失礼いたします」と述べてから入室する
3.後ろ手にならないように静かにドアを閉め、一礼してから用意された椅子に向かう
4.椅子の横に立って「○○大学の○○です。本日はよろしくお願いいたします」と挨拶し一礼する
5.面接官に指示されてから着席する

この一連の動作を落ち着いて行うことが、面接に臨むあなたの印象アップにつながるでしょう。

面接は、面接官と一対一で行う個別面接だけでなく、ほかの応募者と一緒に集団面接が行われることもあります。その場合、入退室のマナーが個別面接とは異なるので、「個別面接とは違う?集団面接の入退室マナー!」の記事を参考にしてみてください。

4.面接

面接中は、面接官の質問を最後までしっかりと聞き、その意図を正確に理解することが重要です。回答する際は、結論から話し始めることを意識し、具体的な経験や事例を交えながら、分かりやすく説得力のある内容を伝えるように工夫しましょう。

話すときは、面接官の顔を見て適度なアイコンタクトを心掛け、終始誠実な態度で臨むことが大切です。緊張するのは当然ですが、自分の言葉で熱意を伝えることに集中しましょう。

5.退室

面接が終了しても、退室まで気を抜かないように気を付けましょう。面接終了後、退室する際の基本的なステップは以下のとおりです。

1.着席したまま「本日はありがとうございました」と感謝の言葉を述べる
2.立ち上がった後にもう一度、椅子の横で「ありがとうございました」と挨拶し一礼する
3.ドアの前まで歩いたら面接官の方を向き直り、「失礼いたします」と言って一礼し退室する

退室の際も入室時と同様に、ドアは後ろ手にならないよう丁寧に開閉します。最後まで礼儀正しい振る舞いを貫き、好印象を残すことを意識しましょう。

インターンシップは就活の一環として行われるため、これらのマナーをしっかりと守り、社会人として常識のある行動をとることが大切です。就活全体の流れややり方を解説している「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事も、ぜひご一読ください。

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インターンシップ面接における身だしなみ

面接の際の身だしなみは、あなたの第一印象に大きく影響します。清潔感があり、誠実な印象を与える身だしなみを心掛けましょう。

以下で、インターン面接での服装や髪型・メイクに関するマナーを解説します。

服装

インターンシップの面接における服装は、リクルートスーツが基本です。しかし、面接形式や企業からの通知によって適切な服装は変化する場合があります。

オンライン面接の場合

オンライン面接でも基本的にはスーツ着用が推奨されます。上半身が画面に映ることを意識し、シワのない清潔な服装を意識しましょう。

また、上半身しか映らないからといって、上だけスーツを着て面接を受けることはおすすめできません。資料を取りに行く必要が発生した場合などは、面接中に立ち上がる可能性があります。そのときに、上だけスーツを着て下はスウェットやデニムだと、だらしない印象を与えるでしょう。

「映らないから」と気を抜かず、対面の面接と同様に気を引き締めて臨むことが大切です。

服装自由・私服可と通知がある場合

企業によっては「服装自由」「私服可」など、事前に服装について通知されることがあります。

その場合、原色や派手な柄、露出の多い服装は避け、襟付きのシャツや落ち着いた色味のジャケットなど、オフィスカジュアルを意識した服装を選びましょう。靴は、スニーカーやサンダルは避けて革靴を選ぶのが無難です。

スーツ以外の服装で面接に参加する際にも、「清潔感」は優先的に意識すべきポイントといえます。面接で避けるべき服装や、好印象を与えるために意識すべきポイントについては、「面接で避けるべき服装とは?好印象を与えるためのポイント」の記事をご覧ください。

髪型

面接における髪型も、清潔感が重要です。髪が長い場合は、顔周りがすっきり見えるように後ろで一つにまとめましょう。

また、前髪が目にかかっていると暗い印象を与えてしまうため、おでこが見えるように整えるか、しっかりと横に流すなどして、表情がはっきり見えるように工夫することが大切です。

就活におけるNGな髪型については「就活でNGの髪型は?第一印象で損しないためのマナーとおすすめスタイル」の記事で解説しています。

メイク

面接時のメイクは、ナチュラルメイクを基本とし、健康的な印象を与えることを意識しましょう。派手な色使いや濃過ぎるメイクは避け、肌のトーンを整える程度に留めます。マスカラやアイラインも控えめにし、頑張り過ぎている印象にならないよう注意が必要です。

メイクアップは、あなたの個性を表現する場ではなく、面接官にTPOを理解している社会人としての常識を示すためのものだと考えましょう。

これらの身だしなみのマナーは、インターンの面接だけでなく、実際の選考や就活イベントに参加する際にも共通することです。就活イベントの種類や特徴、参加するメリット・デメリットなどを解説している「就活イベントのメリット・デメリットとは?参加前に知っておくべきこと」の記事も、ぜひご覧ください。

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インターンシップの面接でよく聞かれる質問

ここからは、インターンの面接でよく聞かれる質問と回答のポイントを例文とともに解説していきます。定番の質問に対する回答を準備し、しっかり答えられるように練習しておきましょう。

「自己紹介をしてください」

この質問は、あなたの人となりを知るための最初の質問としてよく聞かれます。名前と大学名、学部名、学年などの基本情報を答えましょう。

学生時代に力を入れた経験(ガクチカ)や、簡単な応募理由に触れるのもおすすめです。ただし、自己PRを求められているわけではないので、長くなり過ぎないように注意してください。

自己紹介の例文

○○大学○○学部○年の山田太郎と申します。本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。私は学生時代、アルバイト先のリーダーとして、チームの業務効率改善に尽力してまいりました。この経験から得た課題解決能力を、御社のインターンシップで活かし、より実践的な学びを得たいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

「自己PRをしてください」

自己PRでは、自分の強みや特徴を、具体的なエピソードを交えて説明します。冒頭で「私の強みは○○です」と結論を簡潔に述べ、それを裏付ける具体的なエピソードを説明していきましょう。

自分の強みを知るには、中学・高校時代や大学時代の活動を振り返り、力を発揮した瞬間や周りに感謝された場面を思い出してみます。友人や家族に意見を聞くと、自分でも思いもよらなかった強みが見つかることがあるでしょう。

自己PRの例文

私の強みは、目標達成に向けて粘り強く行動し、最後までやり抜く実行力です。
これは、大学のサークルで、新入部員数を前年比1.5倍に増やすという目標を達成した経験で培われました。当初のSNS広報の効果が薄かった際、部員全員へのヒアリングを通して「活動の魅力が伝わっていない」という課題を発見しました。
そこで、私は週3回の体験入部会を継続的に実施するという新しい戦略を立案し、部員が協力できるシフト制の仕組みを設計しました。目標達成まで半年を要しましたが、この粘り強い実行の結果、目標を上回る新入部員を獲得できました。
この実行力は、御社のインターンシップで直面するであろう困難な課題に対しても、諦めずに最善の解決策を見つけ出し、貢献するために活かせると確信しております。

「志望動機を教えてください」

志望動機は面接で頻出の質問ですが、鍵となるのは事前の企業研究です。

企業のどこに魅力を感じたのかを具体的に回答すると、説得力のある動機が説明できるでしょう。他社でも言える内容ではなく、なぜその企業のインターンでなければならないかを明確にするのがポイントです。インターンプログラムの実施内容についても事前にリサーチしましょう。

志望動機の例文

私が御社のインターンシップを志望したのは、御社が掲げる「顧客体験を最優先する」という企業理念に強く共感したからです。
特に、御社が開発されているAIを活用した個別化サービスは、市場のニーズに最も寄り添った革新的な取り組みだと感じており、他社にはない魅力だと思います。私は大学で情報工学を専攻するなかで、技術を社会に役立てることに強い関心を持ちました。
御社のインターンシップでは、座学だけでなく、「○○プロジェクト」を通して、この革新的なサービス開発の現場を体験できる点に大きな魅力を感じています。
このインターンを通じて、御社の理念が具体的にどのようにサービスに反映されているのかを深く学び、将来、社会に貢献できるエンジニアとしてのキャリアを具体化させたいと考えております。

そのほかのよく聞かれる質問

ほかにも、以下のような質問は聞かれる頻度の多い内容なので、回答内容を準備しておくことをおすすめします。

・「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)は何ですか?」
・「長所と短所を教えてください」
・「趣味は何ですか?」
・「なぜこの業界に興味を持ったのですか?」
・「将来のキャリアプランを教えてください」

どの質問にも共通することですが、回答の際は結論から話し、それを裏付ける具体的なエピソードを自分の言葉で話すことが大切です。そうすることで、あなたの人柄が面接官に伝わり、印象に残りやすくなるでしょう。

就活の面接対策は何をする?具体的な方法とよく聞かれる質問50選」の記事でも、就活でよく聞かれる質問や面接対策の方法を解説しているのであわせてご覧ください。

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インターンの面接では逆質問への対策もしておこう

インターンシップ面接の最後に、「何か質問はありますか?」と逆質問される場合があります。この質問が、あなたの意欲や人柄をアピールするチャンスとなることもあるので、事前に質問内容を準備しておきましょう。

企業が逆質問をする目的

企業が逆質問をするのには、主に以下の3つの意図があると考えられます。

・応募者の企業への関心度を測るため
・コミュニケーション能力を見るため
・応募者の思考力や判断力を確認するため

企業は応募者の質問内容から、企業研究の深さやインターン参加への意欲を判断しています。質問の仕方や内容から、相手の立場を考えた適切な質問ができるかといった、コミュニケーション能力が評価されることもあるでしょう。

また、インターンシップの内容について具体的な質問ができるかどうかで、説明をしっかり理解できているかといった、応募者の思考力や判断力を確認している可能性もあります。

逆質問されたときの質問例

以下に、逆質問されたときの質問例をいくつか紹介します。

・「インターンシップで具体的にどのような業務を経験できますか?」
・「インターンシップ中の1日のスケジュールを教えてください」
・「インターンシップを通して、どのようなスキルが身につけられますか?」
・「御社のインターンシップの特徴を教えてください」

企業やインターンに対する興味・意欲が伝わるような質問を、事前に考えておきましょう。

ただし、調べたらすぐにわかることや、事前に説明を受けている内容を質問しないように注意してください。「企業研究が不足している」「話をよく聞いていない」など、マイナス評価につながる可能性があります。

インターンの面接…逆質問にはどう答える?」の記事でもインターンの面接での逆質問の答え方を解説しているので、あわせてご参照ください。

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インターンシップ面接時の注意点

インターンの面接を成功させるために、いくつかの重要なポイントに注意を払う必要があります。以下の点を意識して臨みましょう。

オンライン面接の場合は早めに事前準備を行う

オンライン面接は自宅などから参加できる手軽さがありますが、機材や環境によるトラブルを避けるため、早めの事前準備が必須です。企業から指定された面接で使用するアプリやツールは、なるべく早めに登録を済ませ、問題なくログインできるかチェックしておくことをおすすめします。

また、面接開始時刻の少なくとも15~30分前には、カメラやマイク、スピーカーの動作確認を行い、インターネット接続が安定しているかをチェックしましょう。

背景は無地で、静かで整理整頓された明るい場所を選んでください。また、万が一に備え、面接担当者の連絡先を控えておくことも大切です。こうした準備を入念に行うことで、直前になった焦ることなく面接に臨めます。

オンライン面接で気を付けたいマナーについては「【就活】オンライン面接だからこそ気をつけたいマナーや当日の注意点を解説」の記事でも詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。

忘れ物がないか前日の夜にチェックする

面接前日の夜には、必要な持ち物に不足がないかチェックしましょう。企業から指定された持ち物(身分証や筆記用具、履歴書、エントリーシートなど)や、面接場所の地図などをカバンに入れておきます。

前日の夜のチェックを怠ると、当日の朝に必要なものがなく焦ったり、面接会場に到着後に忘れ物に気づいたりして、実力を発揮できない原因となることも。前日の確認で万全の態勢を整え、面接に臨みましょう。

面接官の質問をよく聞き意図を理解する

面接中は、面接官の質問を最後まで集中してよく聞くことが大切です。質問を途中で遮ったり、見当違いな回答をしたりすると、コミュニケーション能力を疑われる可能性があります。

質問の意図が曖昧だと感じた場合は、「○○ということでしょうか」と確認して問題ありません。質問の核心を理解することで、面接官が知りたいと思っている情報を正確に提供でき、評価の高い受け答えが可能になります。

回答内容は簡潔にまとめる

回答内容を簡潔にまとめることも重要です。長々と話したり、質問と関係のない話題に脱線したりすると、面接官に「要点を掴む能力がない」と判断されかねません。

1つの質問に対する回答は、長くても1分から1分半程度に収めることを意識しましょう。簡潔で論理的な回答は、あなたの思考の明快さを伝え、限られた面接時間で効率よく魅力を伝えるための重要なスキルといえます。

インターンシップの面接を受ける前に、「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」の記事で、インターンを行う意味が何なのが再確認しておくのもおすすめです。

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インターンの面接を成功させたいあなたへ

インターンシップの面接を成功させるためのカギは、十分な準備と落ち着いた対応にあります。自信を持って臨めるよう、企業研究を徹底し、志望動機や自己PRを簡潔にまとめ、質問への回答例や逆質問の内容を準備しましょう。

面接は対話の場です。準備は大切ですが、型にはまり過ぎず自然な会話を心掛けることで、よりあなたの人間性や意欲が面接官に伝わります。

「面接対策に不安がある」「就活の基本を教えて欲しい」という方は、就職エージェントのキャリアチケットにご相談ください。

キャリアチケットでは専任のアドバイザーがカウンセリングを行い、求人提案から応募書類の添削、面接対策までを徹底的にサポートいたします。面接日程の調整といった企業とのやり取りも代行するので、「授業が忙しい」「企業とのやり取りが不安」という方にもおすすめです。

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インターンの面接に関するFAQ

最後に、インターンシップの面接について学生からよくある質問とその回答を紹介します。

Q.面接での想定外な質問に対して回答できるか不安です…

面接で想定外の質問に直面したら、焦らず正直に考える時間をもらいましょう。「少し考えるお時間をいただいてもよろしいでしょうか」と伝え、数秒間、質問の意図を整理しましょう。完璧な回答ができなくても構いません。

企業は面接の際の質問から、あなたの価値観やインターンへの意欲などを知りたいと考えています。そのため、論理的に考えている姿勢や、思考プロセスを伝えることが大切です。また、日頃からさまざまな社会問題やニュースに関心を持つことで、多角的に物事を考える訓練になるでしょう。

Q.インターンの面接に落ちる、または合格のフラグは?

インターン面接における明確な合否フラグはありませんが、一般的にいわれる傾向はあります。合格フラグとしては、「面接時間が予定より大幅に伸びる」「企業の具体的な業務内容や今後の流れについて詳細な説明がある」といった場合が挙げられるでしょう。

一方、不合格フラグとしては、「面接時間が極端に短い」「面接官からの質問が一方的に続き、対話が成立しない」「事務的なやり取りで終わる」などの場合があります。ただし、これらはあくまで傾向であり、最終的な結果を待つことが大切です。

Q.インターンの面接は何分前に行けば良い?

インターンの面接には、対面・オンラインに関わらず予定時刻の5~10分前を目安に到着・準備を完了させましょう。

対面の場合は、ビルや受付での手続きを考慮し、15分前に会場付近に到着し、5~10分前に受付を済ませるのが理想的です。早過ぎると企業側の準備の妨げになる可能性があるため注意しましょう。

オンラインの場合は、15~30分前にはシステムにログインし、音声やカメラの最終チェックを済ませ、5~10分前には入室できるよう待機しておくと安心です。時間厳守は社会人としての基本マナーなので、適度に余裕を持った行動を心掛けましょう。

Q.インターン面接後はお礼メールを送るべき?

インターン面接後のお礼メールは必須ではありませんが、送ることをおすすめします。お礼メールを送ることで、企業への感謝の気持ちと参加への意欲を再度伝えられるでしょう。

面接後、当日中に送るのが理想的です。メールには、面接の機会への感謝を述べるとともに、面接で特に印象に残った点や学びに簡潔に触れ、改めてインターンシップへの意欲を表明しましょう。丁寧なメールは、あなたの礼儀正しさと熱意を示すプラスの要素となります。

Q.インターン面接の結果はいつごろ分かる?

インターン面接の結果通知時期は、企業やプログラムの規模によって異なりますが、一般的には面接後、1週間から2週間程度で連絡が来ることが多いようです。選考期間が長いサマーインターンなどでは、3週間以上かかる場合もあるでしょう。

面接の最後に、面接官に「選考結果はいつ頃、どのような方法でいただけますでしょうか」と直接確認しておくのもおすすめです。もし、通知予定日を過ぎても連絡がない場合は、企業に問い合わせても問題ありませんが、その際は丁寧な言葉遣いを心掛けましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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