面接でうまく話せないのはなぜ?よくある原因と対策のポイント10選を解説

このページのまとめ

  • 面接でうまく話せないのは、準備不足や過度な緊張などが原因にある
  • 面接でうまく話すためには、念入りに準備をしたうえで自信を持って臨む必要がある
  • 面接でうまく話せなかったときは、振り返りをして気持ちを切り替えることが大切

面接でうまく話せないのはなぜ?よくある原因と対策のポイント10選を解説のイメージ

「面接でうまく話せない」「自分の思いを的確に伝えられない」と悩んでいる就活生も多いでしょう。面接でうまく話すためには、事前準備を念入りにしたうえで自信を持って臨むことが大切です。

この記事では、面接でうまく話せない原因や具体的な対策について解説します。面接でうまく話せなかったときにやるべきことや日常的にできる面接対策もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

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目 次

面接でうまく話せない5つの原因

就活の面接でうまくいかないのは、準備不足や自信のなさなどが関係するケースがほとんどです。ここでは、面接でうまく話せない5つの原因を解説します。

1.事前準備が足りない

面接でうまく話せない原因の一つが、事前準備の不足です。自己分析や企業研究をしっかりとできていない場合、自分自身の特徴や考えについて理解できていないので、質問されても言葉に詰まってしまいます。

また、一度言葉に詰まってしまうと、何を伝えるべきかまとまらずに話し続けたり、頭が真っ白になって何も答えられなくなったりするケースも珍しくありません。質問されてから回答を考えていると、うまく話せない状況に陥りがちです。

2.完璧を求めすぎてしまう

うまくやろうと完璧を求めすぎるあまり、面接で思うように話せなくなる場合もあります。「内定のためには絶対に失敗できない」と、自分自身にプレッシャーをかけてしまうケースです。

また、面接の練習で暗記した回答を一言一句間違えずに伝えようとすると、つまずいたときに焦って話を続けられなくなることも考えられます。うまく話さなくてはと完璧を求め過ぎると、状況にあわせた判断ができなくなり、面接中の言動が制限されてしまうでしょう。

3.自分に自信がない

自信のなさも、面接でうまく話せない理由の一つです。自分に自信がないと、「面接できちんと話せるのだろうか」といった不安につながり、面接中の態度にも表れてしまいます。

面接では、「失敗したらどうしよう」「このように答えたらマイナスの印象を与えてしまうのでは」など、採用担当者にどう見られているかを気にし過ぎるのはよくありません。自分に自信がないと、声も小さく曖昧な回答をしてしまうなどして、うまく話せなくなりがちです。

4.緊張しやすい

緊張しやすい性格の場合、面接でうまく話せなくなってしまう傾向にあります。緊張のあまり話そうとしていた内容を忘れてしまったり、無意識のうちに早口になって聞き手に伝わりにくくなったりするケースも少なくありません。

就活では、志望度の高い企業の面接ほど緊張するものです。ほどよい緊張感は集中力につながる側面もありますが、過度に緊張してしまうと、うまく話せなくなるでしょう。

5.発言が一貫していない

自分の発言に一貫性がない場合も、面接でうまく話せなくなる状況につながります。

就活の面接では、似ている質問を繰り返し聞かれるケースも珍しくありません。たとえば、緊張のあまり別の話をしたり、自分を大きく見せようと話を盛って嘘をついたりすると、のちに話のつじつまが合わなくなるといった状況も考えられます。

採用担当者に発言が一貫していないと判断されれば、不合格の可能性が高いでしょう。常に正直に回答していないと、自分の発言にも自信がなくなってしまいます。

面接がなかなかうまくいかず悩んでいる方は、「一次面接で落ちる理由と改善点を分かりやすく解説!選考突破のコツとは」も参考にしてください。

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面接でうまく話せないときの対策13選

面接でうまく話せないときは、事前準備を十分に行い、自信をもって発言できるようにしておくのが大切です。ここでは、うまく話せないときに実施したい、13の対策を紹介します。

1.念入りに事前準備をする

面接でうまく話すためには、念入りに事前準備をしておくのがポイントです。就活が始まると、自己分析をはじめ業界・企業研究など、面接に向けてやるべきことが多くあります。

たとえば、面接でよくある質問を確認し、スムーズに答えられるようにしておくのもよいでしょう。事前準備ができていれば、想定していなかった質問をされても柔軟に対応できます。

どれだけ事前に準備していても不安がなくなるわけではありませんが、「これだけ準備してきたから大丈夫」といった自信も感じられるはずです。

2.回答を丸暗記しない

面接の事前準備において、質問の回答を丸暗記する必要はありません。なぜなら、丸暗記をしているのは採用担当者に伝わりやすいほか、一文でも忘れてしまえば焦りにつながるからです。

また、採用担当者の質問の仕方によっては、話す内容の順番を変える必要もあるでしょう。そのため、質問の回答は、あくまで内容の大枠やどのエピソードを具体的に話すかだけを決めておき、言い回しなどはその場で考えるのがおすすめです。

面接で想定される質問に対して、「こう聞かれたらこう回答しよう」と考えておくのも大切ですが、一言一句すべてを暗記するのは避けたほうがよいでしょう。

3.確実に伝えたい内容を押さえる

面接でうまく話せないときは、確実に伝えたい内容を押さえるのもポイントです。面接が決まると、ついあれもこれもと採用担当者にアピールしたくなるでしょう。しかし、ただでさえ慣れない状況で、いろいろと考え過ぎると頭が混乱してしまう可能性があります。

面接の限られた時間で伝えられることはそれほど多くありません。そのため、内容を絞って話したほうが、採用担当者の印象に残りやすくなります。自分のなかで、「これだけは伝えたい」といった内容を確実に話すように注力するとよいでしょう。

4.要点をまとめて話す

面接でうまく自分をアピールするためには、次のことを意識して話を組み立てる必要があります。

・伝えたいことは何か
・なぜそれを伝えたいのか
・裏づけとなるエピソードは何か

一つの回答に多くの内容を詰め込み過ぎると、要点が伝わりにくくなります。また、内容が伝わらないことで、採用担当者に準備不足の印象を持たれてしまうでしょう。要点を抑えて、内容が伝わる構成を心がけてください。

5.ゆっくり話すことを意識する

面接でうまく話せないときは、ゆっくりと話すよう意識しましょう。ゆっくりと落ち着いて話す様子は、「余裕がある」「きちんと考えて話ができる」と採用担当者の好印象につながります。

面接では、緊張からつい早口になってしまうケースも少なくありません。早口で話すと、採用担当者に「落ち着きがない」「神経質そう」といった印象を持たれてしまうので注意しましょう。

ゆっくりと話すためには、口を大きく開けて滑舌をよくする必要があります。周囲に話が聞きやすいと感じる方がいれば、マネしてみるのもおすすめです。面接で好印象を与える話し方については、「就職活動の面接マナーはこれ!好印象を与える話し方」で詳しく解説しています。

6.緊張をネガティブに捉えない

就活の面接では、緊張をネガティブに捉えないようにしましょう。緊張感が高まると、つい「この状態でうまく話せるわけがない」と考えてしまいがちです。そして、不安が大きくなると、余計に焦ってうまく話せないといった悪循環に陥ってしまいます。

面接のときは、「気が緩んでいるよりも、少し緊張していたほうがよい」と、ポジティブに捉えるのがポイントです。心の底からそう思えていなくても、何度も頭の中で繰り返すうちに、少しずつ前向きな気持ちになれるでしょう。

7.うまく話すことを目的にしない

面接の目的は、うまく話すことではありません。就活で大切なのは、採用担当者に自分の強みを理解してもらい、自分に合った企業から内定をもらうことです。

面接への苦手意識が強いほど、うまく話すこと自体が目的になってしまいがちです。しかし、面接はスピーチコンテストではありません。「少しくらい言い間違えても、内容が伝わればよい」と考えられると、うまく話すことにこだわり過ぎずにいられます。

8.繰り返し練習する

面接でうまく話せないときは、繰り返し練習すると効果的です。就活で1〜2回面接を受けただけでは、うまく話せるようにはならないでしょう。だからこそ、練習を繰り返して、できるだけ面接に慣れておく必要があります。

練習は、一人でするよりも、誰かに面接官役を依頼すると効果的です。気心が知れた家族や友人、大学のキャリアセンターなどに、面接練習をお願いしてみてください。

練習相手がいると、適度な緊張感を保てるほか、自分では気づかないクセにも気づけるでしょう。練習を繰り返すうちに、本番でもいつも通りの受け答えができるようになります。

9.第三者のアドバイスを受ける

面接でうまく話せずに悩んでいる場合は、大学のキャリアセンターや就活エージェントに相談するのもおすすめです。自分では気づけなかった課題を認識して改善につなげられるなど、プロの視点から面接のアドバイスをもらえるメリットがあります。

また、模擬面接を受ければ、より実際の面接に近い雰囲気で練習することも可能です。面接でうまく話せなくて悩んでいる場合は、第三者を頼ってみてください。

10.自分なりのリラックス方法を見つける

自分なりのリラックス方法を見つけておくと、よりよい状態で面接に臨めるようになります。以下のような、「これをすると気持ちが落ち着く」といった習慣を見つけましょう。

・面接会場までの移動時間に好きな音楽を聴く
・大きく深呼吸する
・面接前にトイレで身だしなみを整える

本番前日は早めに休むことも重要です。なお、当日は面接会場に余裕を持って到着するようにし、心を落ち着ける時間をとりましょう。リラックスした状態で面接に臨めるよう自分なりに工夫してみてください。

面接で緊張しないためのリラックス方法は、「面接で緊張しないコツとは?答えに詰まったときの対処法も解説」の記事でも紹介しています。あなたなりのリラックス方法を考えてみてください。

11.結論から話す

うまく話せない場合は、内容をわかりやすく伝えるために結論から話しましょう。結論から伝えることで話の全容がわかりやすくなり、聞き手の理解度が高まるからです。

たとえば、「あなたの強みは何ですか?」と聞かれた場合は、「私の強みはチームをまとめる協調性です」のように、聞かれたことに対して回答します。志望動機であれば志望理由から、ガクチカなら力を入れた活動について答えるなど、結論から話すことを意識してみてください。

12.結論を伝える際は根拠を述べる

結論を伝えるだけではなく、なぜそのような結論に至ったのかという根拠も大切です。詳しい理由がなければ、内容に納得できる部分がなく、説得力をなくしてしまいます。

自己PRや志望動機などでは、話に深みを持たせるためにも、具体的なエピソードを伝えてみましょう。
詳しいエピソードがあれば、「自身がなぜそのように考えたのか」が明確になり、あなたの人柄や考え方も伝わります。

13.失敗を恐れずにチャレンジする

面接では失敗することを恐れず、堂々と話すことも大切です。「失敗したらどうしよう」「うまく話せない」などの不安や恐れは、パフォーマンスを悪くしてしまいます。

採用担当者はあなたの話しや考えを聞きたいと思っているので、多少の言い間違えやトラブルでは評価を下げません。うまく話せなくても、真剣に伝えようとする姿勢が評価される場合もあります。

失敗を恐れて行動しなければ、評価される対象がなくなります。自分ならできると信じ、チャレンジしてみてください。

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面接がうまくいかないときに持ちたい心構え

面接がうまくいかない場合、面接に対する心構えも大切です。技術的な準備も必要ですが、気持ちの面でも準備をしておきましょう。

緊張はプラスにはたらくこともある

面接での緊張は、あなたのパフォーマンスにプラスになる場合もあります。適度な緊張感があることで、真剣にアピールできるようになるでしょう。

リラックスしすぎていると、言葉遣いが乱れてしまったり、注意力がなくなってしまったりと、ミスをしてしまう場合もあります。緊張を悪いものではなく、よいものだと考えて面接に参加するとよいでしょう。

面接では「話のうまさ」が求められているとは限らない

面接で評価されるのは、「うまく話せるか」だけではありません。話がきれいにまとまっている学生も、中身がなければ評価されないでしょう。

面接で評価されるのは、「自身のことを伝えられるか」「入社への熱意があるか」などのポイントです。あらかじめ準備していた台本を丸暗記しているだけでは、きれいな文章も棒読みで心に届かないかもしれません。

面接でうまく話せない場面があっても、伝えようとする気持ちは忘れないようにしましょう。たどたどしい言葉であっても、話し方や身振り手振りから熱意が伝わり、評価される場合もあります。

学生も会社を選ぶ立場である

就活は企業が学生を選ぶ一方で、学生も企業を選ぶ立場です。お互いが対等であることを意識しましょう。

内定を獲得しても辞退する学生がいるように、企業側だけの意向で入社する企業が決まるわけではありません。学生も面接を受けながら、「この企業はあわないかも」「担当者の雰囲気とあわない」などを感じたら、別の企業にチャレンジする権利があります。

「就活は企業に選ばれるもの」とだけ考えていると、緊張しやすくなり、思うようにアピールできなくなるでしょう。自分も企業を選ぶ立場だと考え、堂々と面接に臨むことも大切です。

面接で緊張したり、失敗したりしてしまいやすい方は、「面接で頭が真っ白になってしまう人へ。緊張を防ぐ心構えを知ろう」の記事も参考にしてください。

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面接でうまく話せなかったときにすべき3つのこと

面接でうまく話せなかったときは、落ち込んだままでいないことが大切です。次こそは成功できるように、気持ちも行動も切り替えましょう。

ここでは、面接でうまく話せなかったときに実施したい、3つのことを解説します。

1.お礼のメールを送る

面接でうまく話せなくても、終了後は採用担当者にお礼のメールを送りましょう。お礼を伝えたからといって面接の評価が上がるわけではありませんが、メールを通して親しみやすさや丁寧な印象を与えられます。

お礼メールを送るときは、下記を参考にしてください。

件名:面接の御礼 △△大学△△学部△△△△

本文:
△△株式会社
人事部採用課
△△様

いつもお世話になっております。
△△大学△△学部の△△△△です。

本日は、お忙しいところ面接の機会をいただきありがとうございました。

面接を通じて、御社の△△という強みをあらためて理解でき、より強く入社したいという気持ちが高まりました。また、最後の質問で△△について知ることができ、さらに魅力を感じました。

あらためて、素晴らしい機会をいただき感謝申し上げます。
ぜひ、引き続きよろしくお願いいたします。

△△△△
△△大学△△学部△△学科 △年
電話:△△△-△△△△-△△△△
メール:△△△△@△△△△△

お礼メールの書き方や送り方のマナーについては、「就活でどんな時にお礼メールは必要?例文でシーン別に解説」の記事も参考にしてください。

2.振り返りを行う

うまくいかなかった経験は、しっかりと振り返って次の面接に活かすことが大切です。まずは、うまく話せなかった理由を分析しましょう。

たとえば、事前の準備不足が原因であれば、次の面接に向けて自己分析や企業研究を重ねる必要があります。また、緊張しすぎていつも通りの受け答えができなかったのであれば、大学のキャリアセンターや就活エージェントなどで模擬面接を受けるのも効果的です。

同じ失敗を繰り返さないためにも、面接でうまく話せなかったときこそ、振り返りをして次に活かす必要があります。

3.気持ちを切り替える

うまく話せなかった面接を振り返ったら、あとは気持ちを切り替えましょう。うまく話せなかったことを必要以上に気にしてしまうと、不安が大きくなり、次の面接にもマイナスの影響を与えてしまいます。

面接対策をするうえでも、前向きな姿勢は大切です。失敗は成功のもとだと考えて、趣味を楽しんだり友人と遊びに行ったりしながら、気持ちを切り替える工夫をしましょう。

面接でうまく話すためにできることについては、「就活でうまくしゃべれない原因と面接下手の克服方法」も参考にしてください。

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日常的にできるうまく話すための面接対策3選

面接では、完璧な回答を用意するよりも、採用担当者とコミュニケーションを楽しむ意識が大切です。ここでは、日常的にできる面接対策を3つ解説します。

1.初めて会う人と積極的に話す

面接でうまく話せないと悩んでいる場合は、日常で初めて会う人と積極的に話すよう心がけてみてください。面接で自分をアピールする相手は、初めて会う人である場合がほとんどです。そのため、日常的に自己紹介するのに慣れておくと、面接の予行練習にもなるでしょう。

初対面の人とも積極的に話すようにすれば、面接でもよりスムーズに会話のキャッチボールができるようになります。

2.イメージトレーニングを行う

面接に苦手意識がある場合は、日頃からイメージトレーニングをすると効果的です。入室から退室まで、実際の面接シーンを具体的に想像してシミュレーションすると、本番で不安を感じにくくなります。

ほかにも、よくある質問をいくつか想定して、頭の中で採用担当者に回答するのもおすすめです。イメージトレーニングを重ねるうちに、本番でも堂々と自分をアピールできるでしょう。

3.自分を表現するのに慣れる

自分を表現することに慣れるのも、日常的にできる面接対策の一つです。就活では、自分のことを応募先企業に知ってもらう必要があります。

しかし、就活生の多くは自分をアピールするのに不慣れだといえるでしょう。なお、多くの就活生のなかから企業に選ばれるためには、いかに自分をアピールできるかが重要です。

たとえば、自分の価値観や過去の出来事などをノートに書き出して言葉にする時間を持ったり、通学中の電車やバスに乗っている時間に自分が何を伝えたいのか頭で整理したりするのもよいでしょう。

面接でうまく話せるようになるには、自分をどう表現したら効果的なアピールにつながるかを考える必要があります。就活の面接対策については、「面接対策は万全?就活に必要不可欠な準備とマナー」の記事でも解説しているので、あわせて参考にしてください。

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面接でよく聞かれる質問と回答例15選

ここでは、面接でよく聞かれる質問の回答例を紹介します。文章の組み立て方を意識しながら、伝えたい内容や具体的なエピソードを用意する際の参考にしてください。

回答例|自己紹介をお願いします

△△大学△△学部△△学科から参りました、△△と申します。

大学のゼミでは観光による地域創生について研究しています。最近ではフィールドワークとして、近隣の企業と協力しながら、商店街の活性化に向けたインバウンド事業に取り組んでおります。

また、学業以外では、バスケットボール部に所属して日々練習に励んでいます。

本日はどうぞよろしくお願いします。

自己紹介の考え方や内容については、「自己紹介の書き方のコツは?好印象を与えるポイントと6つの例文を紹介」の記事で詳しく解説しています。第一印象を決める部分でもあるので、入念に準備しておきましょう。

回答例|自己PRをしてください

私の強みはコミュニケーション能力です。

私は学生時代、喫茶店でアルバイトをしていました。週末は午前中を中心にとても忙しく、お客様をお待たせする場面が多くありました。そこで、私は自分の持ち場だけでなく、片付けが間に合っていない同僚を積極的にカバーするようにしました。

その結果、スタッフ間のコミュニケーションが増え、声を掛け合うことでお客様をお待たせする場面が減りました。

入社後も、積極的に周囲とコミュニケーションを図りながら、御社の売り上げアップに貢献していきたいと考えます。

自己PRの考え方や構成の作り方については、「自己PRってなに?答え方のコツや注意点を例文付きで解説」の記事を参考にしてください。自己PRはどの企業でも聞かれる質問なので、準備が欠かせません。

回答例|志望動機を教えてください

私が御社を志望する理由は、「△△」というビジョンに共感したからです。

私は、健康のために市内を流れる河川敷を毎日ジョギングしています。そこで、私は河川敷に捨てられているゴミの多さに気づき、所属する環境活動サークルで地域のゴミ清掃活動を始めました。清掃活動を続けるうちに、市民の方々と活動するようになり、環境保護を考えたりゴミの分別を学んだりするよい機会になったとのお声をいただきました。

この経験から、私は環境に配慮したビジネスを通して、持続可能な街づくりに貢献したいと強く感じるようになりました。

入社後も、大学で学んだ△△に関する知識を活かし、よりよい製品やサービスの開発に貢献したいと考えております。

志望動機の考え方や例文は、「志望動機を履歴書(新卒用)に書く方法!魅力の伝え方も例文つきで紹介」の記事で解説しています。自己PR同様に、どの企業でも聞かれる内容なので準備しておきましょう。

回答例|就活の軸は何ですか

私の就職活動の軸は、「チームワークを発揮して働ける環境かどうか」です。

私は学生時代、動画制作サークルに所属し、プロジェクト全体を管理しました。活動を通して、一つのものを作るには数えきれないほど多くの人が関わっていることを実感しました。また、制作にあたって各工程でさまざま問題が起こるなかで、違う立場の人が同じ目標に向かうためにはチームワークがとても重要であると学びました。

また、御社のOB・OG訪問をした際には、社員の方がチームで働く重要性を語っていたのが印象的です。私はチームワークを発揮できる社風のもとで働きたいと考え、御社を志望しています。

就活の軸の考え方については、「就活の軸一覧100選!納得がいく決め方や面接での答え方を例文付きで解説」の記事で解説しています。企業選びでミスマッチを減らすためにも欠かせないため、まだ軸が決まっていない方は今すぐ考えてみてください。

回答例|学生時代に頑張ったことはありますか

私は学生時代、テニスサークルに所属し、サークル長を務めていました。

私は、常にメンバーが居心地のよさを感じられる団体にするためには何ができるかを考えて行動していました。サークルの活動予定は毎月メールで配信していましたが、あるとき、自分たちだけメールが届いていないと複数のメンバーから報告を受けました。そこで、私はカレンダーを共有できるアプリの使用を提案しました。

その結果、毎月の活動予定や変更点などをリアルタイムで確認できるようになり、メンバーによる練習の参加率が上がりました。

御社に入社後も、リーダーシップや協調性を活かして、チームの成果に貢献していきたいと考えております。

学生時代に頑張ったことのアピール方法は、「学生時代に力を注いだことはどうアピールする?伝え方のコツと例文を解説」の記事も参考にしてください。

回答例|長所を教えてください

私の長所は、責任感があるところです。

私はレストランでアルバイトをしており、自分に与えられた仕事に対して「どうしたらよりよい結果につながるか」を考えて行動してきました。新作メニューをおすすめする際に、スタッフによって内容の説明に差があると感じた私は、新作メニューの説明をA4サイズで印刷して用意し、水を出すタイミングでお客様にお渡しするようにしました。

その結果、全体で新作メニューのオーダー率が上がり、お客様の満足度アップにもつながりました。

入社後も、私の長所である責任感を活かして、御社の成長に貢献していきたいと考えております。

長所で使える性格や伝え方については、「長所でアピールできる性格の一覧は?就活でのアピール方法も解説」の記事も参考にしてください。

回答例|短所を補うために何をしていますか

私の短所は、心配性なところです。

私はインターンシップに参加したとき、頼まれた仕事に対してミスをせずできているか不安で、期日のぎりぎりまで資料を提出できず、先輩社員の方に迷惑をかけてしまいました。資料の完成度は問題ありませんでしたが、修正が必要になるケースを想定して、もう少し余裕を持って提出すべきだったと反省しました。

ビジネスでは正確さだけでなくスピード感が求められます。そのため、考えすぎてしまう一面があると認識したうえで、優先順位や効率を考え、短時間で行動できるよう心がけています。

短所の伝え方については、「履歴書に短所を書くときは短く簡潔にまとめよう!例文27選も紹介」の記事で解説しています。改善方法も含めて伝えて、ネガティブな印象で終わらないようにしましょう。

回答例|強みと弱みを教えてください

私の強みは何事もポジティブに捉えられることです。

私は大学時代に野球部の主将を務めていました。私はチームの負けが続いていたときも、ポジティブでいるよう心がけて周囲を励ましてきました。御社ではいくつもの部署が連携して進める仕事が多いため、一人ひとりが心地よく働ける雰囲気づくりに努めたいと考えています。

一方で、楽観的なムードが強くなり、チームとしてのまとまりに欠けてしまう状況もありました。そのため、状況に応じてさまざまな視点から物事を見るなどして、バランスを保つよう意識しています。

回答例|好きな言葉はありますか

私の好きな言葉は「挑戦は成長の機会である」です。

この言葉は大学時代の部活動を通して学びました。私が所属していたサッカー部は、これまで地区大会を勝ち上がった経験がなく、練習試合は常に近郊の同レベルの大学が相手でした。しかし、私が部長を任されたときに、県大会に出場できるチームになると目標を掲げ、自ら県内の強豪校に練習試合を申し込みました。結果は負けたものの、これを機に部員のモチベーションが上がり、練習メニューの強化につながりました。

その結果、惜しくも県大会には出場できませんでしたが、初めてベスト8まで勝ち進みました。

入社後は、困難にぶつかっても成長の機会であると前向きに捉え、御社の発展に貢献していきたいと考えます。

回答例|この業界を選んだ理由を教えてください

私がアパレル業界を志望する理由は、ファッションを通じて個性を尊重できる社会を実現したいからです。

私は、高校生の頃に祖母から譲り受けた着物をリメイクしたのをきっかけに、自分で服を制作するようになりました。流行りの移り変わりが早いアパレル業界ですが、ファッションは自分を表現する方法の一つです。私は、なりたい自分になる手段として、一人ひとりに寄り添うファッションの在り方を追求していきたいと考えます。

この気持ちを実現できる環境として、私はアパレル業界を志望します。

回答例|入社後にやりたいことはありますか

私は海外営業部の一員として、日本の技術を世界に広めたいと考えています。

私は大学時代、旅行でアジア各国を旅行しました。現地では日本の中古車が人気で、現地の人から日本のモノづくりについて聞かれました。しかし、私は何も答えられず、インターネットで調べた情報を翻訳して伝えるのがやっとでした。帰国後、私は所属するゼミの研究テーマとして、海外に進出している企業にコンタクトを取り、日本の製品技術に対する海外の反応を調査しました。

御社の製品は、自動車の製造に使われ、高い安全性が求められます。私は、製造プロセスのデータ化によって再現性を高めた御社の独自技術を、世界中にアピールしたいと考えます。

入社後にやりたいことや展望の伝え方は、「入社後にしたいことの例文11選!見つけ方や伝え方のコツと注意点も解説」も参考にしてください。

回答例|挫折した経験を教えてください

私は、ウェディング会場のアルバイトに採用されて間もない時期に挫折を経験しました。

配膳した料理についてお客様から質問があった際に、私はうまく説明できなかったうえにお客様をお待たせしてしまいクレームを受けました。先輩のフォローで大きなトラブルは回避できたものの、私の確認不足により起きてしまったクレームでした。その後、私は先輩の仕事の流れを徹底的にマネして、お客様のニーズに応えられるよう努力しました。

この経験から、私は仕事に取り組む姿勢の重要性や問題が起きる前に行動することの大切さを学びました。

御社に入社後は、お客様を優先して仕事に取り組み、チームの業績アップに貢献したいと考えております。

挫折経験の伝え方は、「挫折経験が見つからない人必見!探し方や面接でのアピール方法【例文8選】」の記事で解説しています。挫折したエピソードだけではなく、立ち直り方も含めて伝えるようにしてください。

回答例|尊敬する人は誰ですか

私が尊敬する人は、母親です。

私の母親は会社員をしながら、起業セミナーに参加したり国家資格を取得したりと、自分の理想に向かって精力的に行動しています。私も母親の姿を見て、大学時代は長期インターンシップや海外ボランティア活動に参加するなど、さまざまな挑戦をしました。
これまでの挑戦を通して、将来的なキャリアの選択肢を増やしていくには、自分の視野を広げていく必要があると学びました。

御社に入社後は、わからないことがあっても積極的に学ぶ姿勢を大切にして、チームの成長に貢献していきたいと考えます。

回答例|他社の選考状況を教えてください

現在、御社を含めて△△を活かせる企業を△社受けております。

私は、英語を使って世界の画期的な製品や資材を日本に流通させ、人々の暮らしを豊かにしたいと考えており、商社を中心に就職活動をしています。その中で、御社の△△というビジョンに惹かれ、御社を第一志望とさせていただいております。

他社の選考状況を聞かれた場合の答え方については、「面接で「他社の選考状況」を聞かれたときの答え方は?コツと例文を紹介」の記事も参考にしてください。

回答例|最後に何か質問はありますか

面接では、最後に「何か質問はありますか」と聞かれるケースも珍しくありません。逆質問の時間がある場合は、下記を参考に、企業のWebサイトや説明会でわかる内容や「はい・いいえ」で答えられる内容を避けて質問しましょう。

・新入社員に何を期待しますか
・△△部で活躍されている方の共通点があれば教えてください
・△△部はどのような雰囲気の職場ですか
・今後より力を入れていきたい事業はありますか
・△△職として働くやりがいはどのようなところにありますか

就活の面接における逆質問については、「就活の逆質問例50選!一次面接から最終面接における考え方や注意点も解説」を参考にしてください。

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面接でうまく話せないと悩んでいるあなたへ

面接でうまく話せなくて落ち込んでいる就活生も多いのではないでしょうか。どれだけ念入りに準備しても、面接がうまくいかずなかなか内定がもらえない状況も考えられます。

失敗を繰り返すうちに「次もダメかもしれない」とネガティブな気持ちになってしまう場合には、就活エージェントへの相談がおすすめです。就活エージェントであるキャリアチケットは、専門家の視点から、面接で気をつけるべきポイントなどを細かくアドバイスします。

自己分析や業界・企業研究から求人紹介まで、一貫した就活サポートが特徴です。面接対策で困っている就活生は、ぜひご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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