趣味・特技を履歴書に書くポイントは?伝え方のコツや例文も紹介!

このページのまとめ

  • 趣味・特技を履歴書に書く際は、採用担当者の記憶に残りやすい内容がおすすめ
  • 趣味・特技を履歴書に書く際は面接で詳しく話す想定をしておく
  • 趣味・特技を履歴書で書かずに「特になし」とするのは評価が下がるのでNG

趣味・特技を履歴書に書くポイントは?伝え方のコツや例文も紹介!のイメージ

「趣味・特技を履歴書に書く際に何を書けばいい?」「おすすめの趣味・特技を教えてほしい」と考える就活生も多いでしょう。履歴書に書く趣味や特技は、自分をアピールできるチャンスです。企業の意図を理解して、回答するようにしましょう。

この記事では、趣味・特技を履歴書に書くポイントや書き方を解説しています。履歴書に書かないほうがいい趣味や特技も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

選考書類の書き方について相談したい

   
目 次

履歴書の趣味・特技欄を手を抜かずに書くメリット

趣味・特技から、学生を採用するということはほとんど考えられません。だからといって、適当に考えて書いてしまうと、面接で掘り下げられたときにうまく答えられない恐れがあります。

趣味・特技の内容が魅力的であれば、採用担当者の記憶に残りやすく、数ある応募者の中でも「△△の好きな学生だな」「△△が得意な学生だな」と印象を与えられるかもしれません。

そのため、趣味・特技欄でも手を抜かずに、しっかり自分の経験を振り返ったうえで記載しましょう。

特技について詳しく知りたい人は「就活で聞かれる「特技」は何が良い?ない場合の見つけ方や書き方例も解説」を参考にしてください。

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趣味・特技が履歴書や面接で聞かれる理由

趣味や特技が履歴書や面接で聞かれるのは、就活生の人柄を知ったり、面接での話題にしたりするためです。

趣味や特技は、志望動機や自己PRと同じくらい聞かれやすい質問です。採用担当者の意図を知り、答え方を事前に考えておきましょう。

就活生の人柄を知るため

採用担当者が趣味や特技を聞くのは、就活生の人柄を知るためです。自己PRや志望動機では伝わりにくい、「素の就活生」を見ています。企業が一貫して知りたいのは、「どんな人なのか」という点です。そのため、自己PRや志望企業とは違った視点から、「どんな人なのか」を読み取ろうとしているのです。

自社に合うかどうか確かめるには、ビジネス的な振る舞いだけではなく、普段の雰囲気が合うかも重要です。趣味や特技であればプライベートが伝わりやすく、既存の従業員と合うかどうかも判断しやすくなります。

また、趣味や特技の内容から、性格や行動の傾向もイメージしやすいのもポイントです。スポーツや旅行が趣味なら「行動力がある」、音楽鑑賞が好きなら「創造性がある」などのように、イメージできるでしょう。

面接の話題にするため

採用担当者が趣味や特技を聞くのは、面接の話題にするためです。学生の緊張を和らげるためにアイスブレイクとして聞くこともあります。

自分の好きなことであれば、緊張せずにすらすら言葉が出てくるでしょう。そのため、自分が本当に好きな趣味を書くようにしましょう。

採用担当者は趣味や特技を質問し、自然な会話を行うことで、どのような受け答えができるかも評価しています。

趣味や特技を聞かれる理由については、「趣味・特技なんで聞かれるの?採用担当者の印象に残るESの書き方を解説!」もあわせて参考にしてください。

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趣味・特技の履歴書への書き方とポイント

ここでは、趣味・特技の履歴書への書き方を紹介します。将来、転職することになった場合、履歴書だけでなく職務経歴書の提出を求められることもあります。職務経歴書は、強みや自己PRを書くことが多いですが、ここで紹介する書き方やポイントを参考に、ぜひ自分の履歴書や職務経歴書の内容をブラッシュアップしてください。

簡潔かつ具体的に書く

履歴書に趣味や特技を書く際は、簡潔かつ具体的に書くように意識しましょう。「読書」「音楽鑑賞」などのように、単語だけを書いてしまうとアピール不足です。

記入欄の空欄も多くなり、寂しい印象を与えてしまいます。一文でもよいので、説明を加えるようにしましょう。

趣味や特技を書く際は、次のように簡単な説明を添えて書くのをおすすめします。

・読書:ミステリー小説を中心に年に20冊読みます

・音楽鑑賞:クラシックが好きで年に3回はコンサートに行きます

・英語:オーストラリアに1年間の留学経験があり、日常会話ができます

または、( )に内容をまとめるのも一つの方法です。

・読書(ミステリー小説を中心に年に20冊読みます)

・音楽鑑賞(クラシックが好きで年に3回はコンサートに行きます)

・英語(オーストラリアに1年間の留学経験があり、日常会話ができます)

数字を入れて具体的に書く

内容を具体的に書くコツは、数字を使うことです。「どれくらいの期間続けているのか」「週何回程度するのか」など数字を入れてみましょう。

数字を入れて具体的に書くことで、採用担当者も「△△が好きな人か」と印象に残る可能性もあります。話の内容を誇張する必要はありませんが、もし具体的な数字を入れられるなら、それもあなたをアピールするポイントになります。

これは、趣味・特技を書くときに限らず、エントリーシートや職務経歴書の志望動機や自己PRなどにも共通しているポイントです。数字をいれることにより、説得力のある内容に仕上げられるでしょう。

企業に合わせてアピールする

趣味や特技は、企業に合わせてアピールしましょう。説明の書き方によって、アピールできる内容が変わるので意識してください。

たとえば、営業職を志望する旅行が趣味の人なら、「1人で計画を立て、世界各国を巡るのが好きです」と伝えれば、計画性や行動力、情報収集力をアピールできます。営業職では成果を出すための行動や目標達成に向けた計画性が必要なので評価されるでしょう。

面接でアピールできる内容を書く

面接で聞かれた際に、アピールできる内容を書きましょう。嘘や説明できない内容を書くのはNGです。

就活生の緊張をほぐすために、趣味や特技を話題にする採用担当者は多くいます。質問されたときに困らないよう、話しやすい内容を選んでください。

深堀りされても答えられるように、あらかじめ、趣味について何を話すかをある程度考えておきましょう。

趣味と特技の違いを知る

趣味と特技を混同してしまいがちですが、それぞれに違いがあります。違いを理解したうえで、自己分析を行い、区別して書くようにしましょう。

・趣味
専門的なものでなくても、楽しみとして好きなこと

・特技
他の人と比べて得意なこと、自信をもって上手にできることや能力

企業がどのような人物を求めているかは、企業研究で調べられます。「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」を参考に、企業の求める人物像を調べてみてください。

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履歴書におすすめできる趣味・特技の一覧

履歴書におすすめできる趣味・特技には、次のようなものがあります。「日頃続けていること」や「定期的に行っていること」「嫌いではないと思えること」などを振り返って、紙に書いてみましょう。

・音楽鑑賞
・楽器の演奏
・料理
・旅行
・スポーツ
・勉強
・英語などの語学
・トレーニング
・ドライブ
・カラオケ
・プログラミング
・写真(カメラ)
・掃除
・整理整頓
・絵
・ものづくり
・ハンドメイド
・機械の修理

趣味や特技は、自分がアピールしたいものを書きましょう。何を書けばいいか迷う際には、「履歴書の趣味・特技欄にはなにを書く?選び方まとめ」も参考に選んでみてください。

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履歴書で評価されやすい趣味・特技

履歴書で評価されやすい趣味・特技は、仕事に活かせたり、採用担当者の印象に残りやすかったりする内容です。どのような趣味・特技がいいかを紹介するので、内容の参考にしてください。

仕事に活かせる趣味・特技

履歴書では、仕事に活かせる趣味・特技が評価されます。業務に直接関係するものがあれば、アピールに使うといいでしょう。

たとえば、IT業界ならプログラミング、出版社なら読書、外資系企業なら英会話などの趣味・特技が有効です。

ただし、業務に直接影響する内容がなくても、コミュニケーションに関係する特技や、計画を立てて実施する趣味であれば、職種問わずアピールにつながります。

採用担当者の記憶に残りやすい趣味・特技

採用担当者の記憶に残りやすい趣味や特技もおすすめです。マジックや盆栽、座禅などの珍しい趣味や特技は話を広げやすく、採用担当者の印象にも残りやすくなります。

ただし、その場で披露できる趣味や特技に関しては、面接で披露するように求められやすいので注意しましょう。

人柄や性格が伝わる趣味・特技

人柄や性格が伝わる趣味や特技もおすすめです。自分の人柄が、企業の社風に合っていればアピールにつながります。

たとえば、チームワークを大切にしている社風の場合、サッカーや野球など団体で行うスポーツを挙げれば、チームワーク力があるとアピールできるでしょう。

また、スポーツや旅行、キャンプなどを趣味に挙げていれば行動的な印象を与えられ、ものづくりや掃除などが得意であれば几帳面なタイプだと印象付けられます。企業の社風に合うように、趣味や特技を伝えるのもいいでしょう。

面接で趣味や特技について伝えるポイントは、「面接で趣味について質問されたら?好印象を与える回答を例文付きで紹介」で解説しています。趣味・特技は履歴書だけではなく、面接でも質問されやすいので準備しておきましょう。

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履歴書に書かない方がいい趣味・特技の例

ここでは、履歴書には書かない方がいい趣味・特技の例を紹介します。印象を悪くしないように、気を付けてください。

ギャンブルに関連する趣味・特技

ギャンブルに関連する趣味や特技は避けるようにしましょう。「パチンコ」「パチスロ」「競馬」などのギャンブルは、いいイメージを持たない人もいるからです。

また、「金銭トラブルが発生するかもしれない」「自己管理ができていない」などのように、マイナスのイメージを持たれる場合もあります。アミューズメント系の業種など関連性のある企業でなければ、ギャンブルに関連する趣味を書くのは避けたほうがいいでしょう。

政治や宗教に関連する趣味・特技

政治や宗教に関連する趣味や特技も避けた方が無難です。「考え方が偏っている」と思われてしまうので、ビジネスの場では出さないようにしてください。雑談でも避けたほうがいい話題でしょう。

志望企業の特徴や条件にあわない趣味・特技

志望企業の特徴や条件にあわない趣味や特技も避けてください。

たとえば、土日でも出勤が必要な企業に応募したとします。その際、「毎週土曜日はフットサルの試合があります」と書くと、土曜日は出勤できないから条件に合わない、と思われる可能性があります。

趣味や特技の内容によって、志望企業にどのような印象を与えるかを考えて伝え方を工夫しましょう。

「特になし」や空白

記入欄を空白にしたり、「特になし」と書いたりするのもNGです。アピール不足になるので、必ず書くようにしてください。

また、空欄にしてしまうと、「意欲がない」「記入漏れがある」などのように思われてしまいます。評価が下がりやすいので、履歴書に書ける趣味・特技は考えておきましょう。

もし「趣味や特技が見つからない」という人は、第三者に意見を聞いてみましょう。自分が思ってもみなかったことが趣味や特技として履歴書に記載できるかもしれません。

趣味や特技に悩んだ場合は、「特技がない!履歴書の特技欄に悩んだ時の考え方」を参考に探してみてください。

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趣味・特技を履歴書に書く際の例文

ここでは、趣味・特技を履歴書に書く際の例文を紹介します。書き方がわからない場合の参考にしてください。

読書が趣味・特技の場合

読書:ミステリー小説が好きで、月に5冊程読んでいます。また、読書サークルの仲間たちと月に1回読書会を開いています。

音楽鑑賞が趣味・特技の場合

音楽鑑賞:クラシック音楽が好きです。好きなオーケストラのコンサートに行くために、昨年フランスへ行きました。

料理が趣味・特技の場合

料理:お昼のお弁当や夕食は自炊しています。オリジナルレシピをブログで発信しています。

写真が趣味・特技の場合

写真:休日は散歩しながら街の風景を撮影しています。△△市のポスターにも採用されました。

コミュニケーション能力が趣味・特技の場合

誰とでもすぐに仲良くなれる:飲食店で隣に座った知らない人とも仲良くなれます。

履歴書やエントリーシートに趣味を書く際の例文は、「エントリーシートの趣味の書き方と例文15選!もうこれで迷わない!」でも紹介しています。自分の趣味や特技にあわせて、表現を工夫してみましょう。

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履歴書に書く趣味・特技が見つからないときに探す方法

履歴書に書く趣味や特技が見つからない場合、自分の興味や過去の経験から探すのがおすすめです。趣味や特技の探し方を紹介するので、書く内容に困っている方は参考にしてください。

興味があることから探す

趣味や特技が見つからない場合は、興味があることから探してみましょう。いつも楽しんでいるものが趣味や特技につながるかもしれません。

また、大学の選考や授業を参考にするのもおすすめします。たとえば、歴史系の授業を多くとっているのであれば「時代劇などのドラマ鑑賞」「時代小説などの読書」のように、趣味につながらないか考えてみましょう。

これまでの経験から探す

趣味や特技を探すために、これまでの経験を振り返るのもおすすめです。自己分析を行ったり、自分史を作ったりしてみましょう。

たとえば、旅行する回数が多い場合は、旅行が趣味といえます。また、野球や合唱などの部活動を長く続けている場合、その経験を趣味や特技にしてアピールすることも可能です。

小さな趣味・特技から探す

履歴書でアピールする趣味や特技は、小さなものでも問題ありません。「早起きできる」「体力がある」「物まねができる」など、特別な内容でなくても大丈夫なので安心してください。

趣味や特技が聞かれる理由の1つが、面接での話題にするためです。珍しい内容は必要ないので、会話のきっかけになるかどうかで考えてみるといいでしょう。

自己分析の方法については、「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」で解説しています。

自分史の書き方は「就活における自分史の書き方は?書く内容やうまく書くコツを解説」で紹介しているので、参考に趣味や特技を探してみましょう。

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