このページのまとめ
- 会社選びのポイントを通じて、企業は入社意欲の高さや自社にマッチするかを判断する
- 会社選びのポイントが明確になると、企業を見極めやすくなり就活を効率よく進められる
- 会社選びのポイントを決める際は、できること・やりたいこと・譲れないことを考慮する
「会社選びのポイントは何ですか」と質問されて回答に困った就活生も多いのではないでしょうか。漠然とエントリーしていると企業を選別する基準が分からなくなり、選考対策もうまく進まなくなりがちです。
この記事では、会社選びのポイントになる主な項目や決め方をまとめました。会社選びのポイントで答えてはいけない項目や面接での回答例も紹介しているので、就活を思うように進められていない人はぜひ参考にしてください。
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- 「会社選びのポイントは?」は面接やES頻出の質問
- 「会社選びのポイントは何ですか?」と質問する理由
- 入社意欲があるか確認したいから
- 自社にマッチする人材か確認したいから
- 長期間にわたって活躍してくれるか確認したいから
- 会社選びのポイントを明確にする5つのメリット
- 1.効率よく就活が進められる
- 2.希望する企業が見えてくる
- 3.志望動機が明確になる
- 4.面接で聞かれた際に答えられる
- 5.早期退職を防げる
- 会社選びのポイントになる主な6項目
- 1.社風
- 2.仕事内容
- 3.安定性
- 4.成長性
- 5.社会貢献度
- 6.待遇
- 会社選びのポイントで答えてはいけない項目
- 待遇・福利厚生の充実度
- 会社のブランドや知名度
- 好き・興味があるという内容
- 会社選びの際にやりがちな注意点
- 一方的な情報源に偏っている
- 現在の視点しか考慮されていない
- 同業他社としか比べていない
- 会社選びのポイントを決める際に役立つ6つの方法
- 1.自己分析で自分の軸を明確にする
- 2.業界研究・企業研究で自分に合う企業を探す
- 3.インターンシップで仕事における価値観を見つける
- 4.OB・OG訪問で企業について理解を深める
- 5.職種研究で自分の適性を探す
- 6.会社説明会に参加する
- 会社選びのポイントを面接で答える際の3ステップ
- 1.結論
- 2.根拠
- 3.企業との共通点
- 5つの理由別!「会社選びのポイントは何ですか?」の回答例
- 1.社風
- 2.仕事内容
- 3.安定性
- 4.成長性
- 5.社会貢献
- 会社選びのポイントをうまく答えられないあなたへ
「会社選びのポイントは?」は面接やES頻出の質問
会社選びのポイントは、就職活動のあらゆるシーンで問われます。
会社選びのポイントが明確になっていないと、自分に合わない企業にエントリーしてしまう可能性が高まり、不採用が続くこともあるでしょう。
言い換えると、会社選びのポイントが明確であれば、就活の方向性がビシッと定まります。
会社選びのポイントは就職活動の軸ともいえるので、自分が就職してから大切にしたいことなどを言語化して、ぶれないようにしましょう。
内閣府の「令和4年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(25p)」によると、就職先を決めるにあたって重視していることは、「企業の安定性」が最も多い回答でした。
引用元:内閣府「令和4年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(25p)」
「企業の安定性」以降で重視している旨の回答が多かったのは、以下の項目です。
・給与や賞与が高い/手当や社会保障が充実
・自分のやりたい仕事ができる(やりがいがある)
・職場の雰囲気が良さそう
・残業が少なく休暇が取れるなどのワークライフバランス
・正社員として働ける
なお、2020・2021年度においても、「企業の安定性」と回答した割合が最も多い結果となっています。
さらに、2020・2021年度では「給与や賞与が高い」よりも「職場の雰囲気が良さそう」「自分のやりたい仕事ができる」と回答した割合のほうが多い一方、2022年度は逆転する結果でした。
会社を選ぶポイントは年度によって傾向が異なるものの、安定性や待遇面を重視する学生が多い点は共通しているといえるでしょう。
上記の回答結果も踏まえながら、自身が会社を選ぶポイントがどれに当てはまるか考えてみてください。
就職活動でよく聞かれる質問は「就活でよく聞かれる質問とは?厳選20項目と回答のポイントを解説」をご覧ください。
引用元:内閣府「令和4年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書」
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「会社選びのポイントは何ですか?」と質問する理由
企業の採用担当者が就職活動のさまざまな場面で「企業選びのポイントは何ですか?」と質問するのには理由があります。
採用担当者が質問する背景を理解しておくと、会社選びのポイントがどれほど重要であるかわかるはずです。
入社意欲があるか確認したいから
企業側は、学生の考える会社選びのポイント・基準から、自社への入社意欲をチェックしています。
なぜなら、会社選びのポイントや判断基準が明確な人は、仕事や就職後の未来に対して真剣に考えている可能性が高いといえるからです。
加えて、入社意欲の有無だけでなく、その熱量も見られています。会社選びのポイントが具体的かつ明確な人ほど、企業理解はもちろん、自己理解も進んでいると判断できるでしょう。
企業選びのポイントを明確にして、入社意欲の強さのアピールにつなげることが大切です。
自社にマッチする人材か確認したいから
入社意欲の有無だけでなく、会社選びのポイント・基準から、自社にマッチする人材かどうか判断しています。
「会社選びのポイント=学生の価値観や仕事で実現したいこと」といえるため、企業が求める人物像に合っていれば、入社後に活躍できる可能性は高いでしょう。
逆に、自社にマッチしていない場合、採用しても早期退職につながるケースもあります。
企業が求める人物像にマッチするか判断されていることも踏まえて、会社選びのポイントは具体的かつ明確にしておきましょう。
長期間にわたって活躍してくれるか確認したいから
会社選びのポイント・基準から、長期間にわたって自社で活躍してくれるかも判断しています。
会社選びのポイントが明確な人ほど、入社後に何をしたいかがはっきりしており、ビジョンを実現できる企業を選んでいます。ビジョンの実現に時間を要するものであれば、自社で長期間活躍してくれることを期待できるでしょう。
新規採用者は伸び代・ポテンシャルを見られており、「コストをかけて育てる」という視点も強い傾向です。そのため、会社選びのポイントから長期的に活躍してくれるかどうか判断しています。
会社選びの軸の見つけ方は「就活の軸がない人へ|設定するメリットや見つけ方を解説」をご覧ください。
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会社選びのポイントを明確にする5つのメリット
会社選びのポイントを明確にするメリットを5つ解説します。
就職活動が思うように進んでいない人は、ぜひ参考にしてみてください。
1.効率よく就活が進められる
会社選びのポイントが明確になれば、就職活動を効率よく進められます。
就職活動では、自分の興味関心や将来のキャリアビジョンなどをもとに、数多くの企業から自身に合う1社を見つけ出さなければいけません。取り得る選択肢が豊富にあると、何を基準に企業を選定すればよいかわからなくなるのは無理もないでしょう。
大学受験の際も、まずは自分は何に興味があるのか、何をやりたいのか考え、学部・学科を選ぶところからスタートした方が多いはずです。大学受験の場合は通える範囲や偏差値の問題などもあり、志望できる数は自然と絞られ、自ずと「この大学がベストだ」などの結論を出した人は多いでしょう。
つまり、条件を設定すれば選択肢は自然と絞り込まれるため、会社選びのポイントが決まると就職活動をスムーズに進められるのです。
限られた時間で就職活動を効率よく進めるためにも、まずは会社選びの軸や基準を明確に設定しましょう。
2.希望する企業が見えてくる
会社選びのポイントを明確にすることで、自分のキャリア目標や価値観に基づいて最適な企業を見つけられるようになります。
・会社選びの優先順位
・重要視したいポイント
・妥協できるポイント
会社選びのポイントを整理すると自身の仕事に対する価値観も明確になるため、希望する企業像がはっきりと見えてくるでしょう。
希望する企業の条件が明確になればリサーチする対象も絞れるため、企業研究の範囲も絞れるようになります。
3.志望動機が明確になる
会社選びのポイントを明確にすると、志望動機が明確になります。
・なんとなく条件がよさそう
・人気企業だから
・周りの友人も受けている企業だから
自分の判断基準で企業を選別できないと、志望動機に熱意を込めるのは難しく、応募書類の作成や面接時も苦労するでしょう。
会社選びのポイントに沿ってエントリーすれば、明確な志望動機を書けるようになります。強い意思を感じる志望動機は、応募書類や面接を通じて採用担当者にも届くでしょう。
企業の採用担当者は、競合他社ではなく自社を志望する理由を知りたいと思っています。会社選びのポイントをはっきりさせれば、その企業を志望する理由を明確に打ち出せるでしょう。
志望動機の具体的な書き方は「入社したい理由を明確に!評価される志望動機の作り方」をご覧ください。
4.面接で聞かれた際に答えられる
会社選びのポイントそのものを面接で質問されることも多いため、言語化しておいて損はありません。
面接では「弊社を選んだ理由は何ですか?」 という質問が、1次面接の最初のほうになされる傾向です。要するに、それだけ面接では会社選びのポイントを重要視していることが分かります。
面接で会社選びのポイントを質問する理由は以下の3つでした。
・入社意欲があるか確認したいから
・自社にマッチする人材か確認したいから
・長期間にわたって活躍してくれるか確認したいから
会社選びのポイントは、言い換えると就職活動における軸です。応募書類や面接の回答に一貫性を持たせるためにも、会社選びのポイントは明確にしておきましょう。
5.早期退職を防げる
会社選びのポイントが明確になっていると就職先とのミスマッチを防げるため、早期退職を防げるメリットもあります。
ついやりがちなのが「なんとなくよさそう」という気持ちでエントリーするものです。仮に内定を獲得して働き始めたとしても、「なんか違う」などの理由で早期退職してしまう人が多い傾向にあります。
会社選びのポイントを明確にすることで、自分は何を重視して選ぶのかという優先順位がはっきりするため、入社後の理想と現実のギャップを防げるでしょう。その結果、早期退職を防げるようになります。
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会社選びのポイントになる主な6項目
会社選びのポイントは、言い回しに多少の違いはあれど、大まかに分類できます。ここでは、会社選びのポイントになる主な項目を6つ解説します。
1.社風
社風とは、従業員が感じる企業の雰囲気や文化、価値観のことです。
自身の価値観と社風が合えば働きやすいと感じやすく、成果を出せる確率も高まるでしょう。
社風を調べる際のポイントは以下のとおりです。
・企業理念に共感できるか
・企業風土が自分の性格に合うか
・企業説明会の雰囲気に違和感がないか
・OB・OG訪問をして話が合うか
社風が合う企業を選べば、入社後も安心感を持って仕事に邁進できるでしょう。
2.仕事内容
仕事内容がマッチするかどうかは、入社後のやりがいに直結します。
仕事内容でチェックしたい主な項目をまとめました。
・自分の長所を活かせる仕事か
・自分のやりたいことが実現できるか
・業務内容は幅広いか
・働き方はチームワークか個人プレーか
・仕事の成果がすぐに分かる仕組みがあるか
・会社のビジョンを実現するためのシステムはあるか
・成功と失敗を目に見える形で判断する仕組みはあるか
・成果報酬はあるか
・実績次第で責任ある仕事を任されるか
一般的に、どのような企業でも下積みをせずに自分がやりたい仕事をできるわけではありません。
社会で活躍するための知識やスキルを習得するためにも、教育・研修制度が整っているか確認することも重要です。
3.安定性
長期的なビジョンを掲げて働くからには、安定性があり、将来の展望が望める企業を選びましょう。
安定性のある企業は、主に4つに分類できます。
・創業年数が長く財務基盤がしっかりしている
・業界や企業が発展途上にあり、業績が伸びている
・革新的な技術があり、業界をリードしている
・ロボット化・自動化できない業務で安定した需要が望める
実際、現在の状況から未来の安定性を確実に予想できるわけではありません。
安定性は重視しつつ、「自分の手で業界や企業を作る」という意気込みも必要でしょう。
4.成長性
向上心の強い人や、やりがいを持って働きたい場合は、企業の成長性に注目してみてください。企業が成長すれば新しい仕事も生まれ、仕事の規模も大きくなります。
規模が大きくなればポストも豊富になるため、若いうちから責任ある仕事や役割を任される可能性も高まるでしょう。
ただし、安定性と同様、成長性も過去や現在のデータから必ずしも読み取れるとは限りません。現在の商品やサービスが、今後も社会の中で必要とされるか見極める姿勢が求められます。
日本企業に期待される役割をグローバルな視点で考え、成長性が高いと見込んだ企業を選びましょう。
5.社会貢献度
社会貢献度の高い仕事や公共性の高い業務は、やる気や誇り、責任を持って働ける傾向にあります。自分の仕事が誰の役に立つか分かると、仕事への幸福度も高まるでしょう。
企業がどのように社会に貢献しているかは、一社ごとに異なります。
・環境負荷を減らす取り組みをする企業
・途上国の発展に貢献する企業
・社会のインフラを支える企業
社会貢献度の高い仕事は、会社組織に限らず、NPO法人などで活動しても実現できるでしょう。
社会貢献にもさまざまな形があるため、どのように貢献したいかを明確にして、会社選びのポイントにしてみてください。
6.待遇
給与や福利厚生・休暇制度など、待遇はライフスタイルに関わる重要なポイントです。
「ライフワークバランス」「働き方改革」など、昨今では社員のプライベートを尊重し、独自の福利厚生や休暇制度などを設ける企業も増えています。
安定して長く働くには待遇面のチェックも重要です。ただし、「待遇が希望通りでないからNG」など厳しく考えず、あくまでも自分がやりたいことを優先させましょう。
企業の選び方は「企業の選び方10選!就職活動は軸や基準を定めて失敗を防ごう」も参考にしてください。
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会社選びのポイントで答えてはいけない項目
会社選びのポイントを明確にする必要はありますが、項目によっては面接やESで答えるとマイナス評価につながる場合があります。
ここでは、「会社選びのポイントは何ですか?」という質問で答えてはいけない項目・内容を3つ解説します。
待遇・福利厚生の充実度
会社選びのポイントを聞かれた際、待遇や福利厚生の充実度を回答にするのは避けたほうが無難です。
・待遇目当てと思われかねない
・ほかに条件のよい会社あれば退職するのではと思われかねない
・仕事に対するやりがいがないと思われかねない
待遇や福利厚生の充実度を会社選びのポイントとして答えてしまうと、上記のようにマイナス評価を受けるリスクがあるので気をつけてください。
なお、待遇や福利厚生を会社選びのポイントにしてはいけないわけではありません。本音と建前を踏まえて、答え方には配慮しましょう。
待遇を重視しているとどうしても答えたい場合は、「待遇が充実していることで自分がいかに貢献できるか」を具体的に説明・解説するようにしてください。
会社のブランドや知名度
会社選びのポイントに、ブランドや知名度を挙げるのもイマイチです。
会社のブランドや知名度は、外形的で消費者目線な内容になってしまい、一社員として活躍するには視点にズレがあると言わざるを得ません。
実際に働く以上、企業の経営状況や企業文化についてきちんとリサーチして、自身の価値観・会社選びの判断基準と合うかどうかを見極める必要があります。
消費者目線ではなくビジネスパーソンの目線で、その企業で働きたいとアピールできるようにすることが重要です。
好き・興味があるという内容
会社のブランドや知名度に関連して、「その会社の商品・サービスが好き」「仕事に興味がある」という点を会社選びのポイントにするのも避けましょう。
自身の興味関心や好意的な感情に沿って会社を選ぶのがダメなわけではありません。しかし、採用担当者が知りたいのは、学生の仕事に対する価値観やキャリアプランです。
長期間活躍してくれるかを判断するにあたって、消費者目線が抜けていない学生は評価されにくいでしょう。
自身の興味関心を深掘りして、やりがいや成長性といった項目に結びつけられないか考えてみることをおすすめします。
就職活動は、失敗を回避すれば内定に近づけます。「就活が終わらない学生の7つの特徴とは?内定につながる7つの対処法も解説」を参考に、就職活動におけるNGな振る舞いを把握しておきましょう。
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会社選びの際にやりがちな注意点
会社選びの際についやってしまいがちな注意点を解説します。
面接で答えてはいけない会社選びのポイントに加えて、会社選びの際にやりがちな注意点を踏まえ、自身の判断基準を揺るがないものにしましょう。
一方的な情報源に偏っている
会社選びをする際、一つの情報源だけを頼りにするのは避けたほうが無難です。
インターネットであらゆる物事が簡単に調べられるようになったものの、情報の正しさには今まで以上に気を配る必要があります。企業に関する情報を収集する際は、必ず複数媒体を活用するようにしましょう。
・企業の公式サイト
・ニュース記事
・プレスリリース
・従業員の声
・各種口コミサイトやSNS
・会社説明会の内容
・OB・OG訪問で聞いた話
一方的な情報源に偏ると、情報の正確性を担保できません。「ある側面で見たときはプラスだったけど、違う側面で見ると全く違った」というギャップは、就職後のミスマッチにつながる可能性もあります。
さまざまな情報源から情報を調べたうえで、この企業を選んだと答えられるようにしましょう。
現在の視点しか考慮されていない
会社を選ぶ際は、現状のみを重視した回答にも注意が必要です。会社選びは現状だけでなく、未来についても考慮しましょう。
・会社や業界の成長性
・業界のトレンド
・企業のビジョン
今の話題性だけでなく、別の時間軸で企業の行く末を見極めることが重要です。
就職後に実現したいキャリアを踏まえ、将来を見据えて会社を選んでいることが伝わるようにしましょう。
同業他社としか比べていない
会社を選ぶ際、同業他社だけで比較するのも避けたほうが無難です。
同業他社との比較は、企業の強みや特徴を言語化する際の参考になりますが、企業選びの視野が狭まってしまう可能性があります。
業界を固定せず、異なる業界の同じ職種や同程度の企業規模で比較するなど、さまざまな角度で比較検討するのがおすすめです。
成長機会を見逃さないためにも、幅広い視点で企業選びを進めて、説得力のある回答を心がけましょう。
「就活での業界一覧と概要を解説!自分にあった企業を選ぶコツを学ぼう!」でさまざまな業界を解説しているので、参考にしてみてください。
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会社選びのポイントを決める際に役立つ6つの方法
会社選びのポイントを決める際に役立つ考え方や方法を6つ解説します。
会社選びのポイントがはっきりしない人は、一つずつ実践してみてください。
1.自己分析で自分の軸を明確にする
会社選びのポイントを決める際に必ず行ってほしいのが自己分析です。自己分析を通じて、思考の癖や大切にしたい価値観など、就職活動を進める際の軸を明確にしましょう。
自己分析として具体的に何をすればよいかわからない場合は、過去にモチベーションが上がった・下がったことから書き出してみてください。
モチベーションが上がる理由を深掘りすると、自分が好きなことややりたいことが見つかります。モチベーションが下がる理由を突き止められれば、今後は同じ事態に陥らないように気を配れるでしょう。
ほかにも、自己分析をする際は「できること」「やりたいこと」「譲れないこと」の3軸で考えるのもおすすめです。
自分ができることを考える
自分ができることは、人より得意だったり専門知識や経験が豊富だったりする傾向にあります。
自分ができることをベースに考えを深めると、どのような能力を持っているのか、どの分野で今後活躍できそうかイメージが湧いてくるでしょう。
自分が現在持っている武器・強みとなるカードが明確になれば、強みを活かせる企業を選ぶのが得策になる場合もあります。
等身大の自分を起点に将来のビジョンを考えれば、自己成長や達成感を得られる会社に出会える可能性も高まるでしょう。
自分がやりたいことを考える
自分がやりたいことを起点に企業を探すアプローチは、目標から逆算して行動決定する考え方に似ています。
・どのような人になりたいのか
・どのような仕事をしたいのか
・どのような働き方が理想的なのか
・何年後にどのようなポジションについていたいか
「自分ができること=現在から未来を考えるアプローチ」とするなら、自分がやりたいことを考えるのは逆の考え方といえるでしょう。
自分がやりたいことをベースに就職できれば、就職後も自分の理想を追求して行動し続けられます。その結果、仕事に対する充実感も大きいうえ、辛いことがあっても踏ん張りが効くようになるでしょう。
向上心が強い人や目標を掲げてクリアすることに喜びを感じる人は、自分がやりたいことを起点に会社選びのポイントを探すのがおすすめです。
自分が譲れないことを考える
自己分析をする際、どうしてもこれだけは譲れないことを起点に思考を深めてみてもよいでしょう。
・ライフステージが変わっても働き続けたい
・地元から離れたくない
・ゼネラリストよりスペシャリストになりたい
働くうえで譲れない条件が明確になれば、会社選びのポイントとして使える可能性があります。ただし、譲れない条件が「絶対に定時で帰れる仕事」「年間休日は最低でも120日」などのように、待遇や勤務条件に関するものにならないように気をつけてください。
自己分析のアプローチはさまざまあるため、自分が考えやすい方法を使って企業選びの判断基準を明確にしていきましょう。
自己分析の方法は「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」をご覧ください。
2.業界研究・企業研究で自分に合う企業を探す
会社選びのポイントを明確にするには、業界研究と企業研究も欠かせません。
業界研究は世の中にある業界を幅広くリサーチして、自身の可能性や視野を広げるために行うものです。
学生の間は、おもにアルバイトでしか働く経験をしていないため、業界に対する知識は限定的にならざるを得ません。実際、自分のやりたいことが、今まで興味のなかった業界で実現できる場合もあります。
業界を幅広くリサーチしたうえで業界を絞り込み、自己分析でわかった自身の特性や強みをもとに企業研究を進めましょう。
企業研究をする際は、各企業で比較したいチェック項目を用意するのがおすすめです。同じ項目をリサーチすると、独自の指標で企業を選別できるようになります。その際、「よかった点」「気になる点」を書き出すことで、会社選びのポイントが明確になっていくでしょう。
3.インターンシップで仕事における価値観を見つける
インターンシップを通じた実務経験によって、仕事における価値観を言語化できることもあります。
インターンシップは志望業界や企業が決まっていなくても参加できるため、積極的に参加しましょう。実際に働くことで、業界や企業との相性を肌で感じながら判断できます。
相性がよければ同じ業界を中心に企業研究や選考を進め、悪ければほかの業界を視野に入れられます。
実体験に基づいて会社選びのポイントを見直せば、自ずと明確なものになっていくでしょう。
4.OB・OG訪問で企業について理解を深める
OB・OG訪問で社会人の先輩に話を聞き、企業について理解を深めるのも効果的です。
・実際に働いた感想/理想と現実にどのような違いがあるか
・現在の仕事内容
・やりがいを感じる瞬間/今後の展望
・先輩の会社選びのポイント
・就活の進め方で後悔していること
実際に働く先輩から聞ける話は、インターネットで調べても出てくる内容ではありません。リアルな声を聞きながら具体的な働き方をイメージできるため、会社選びのポイントを決める際の参考になるでしょう。
自身の考える会社選びのポイントをOB・OGに話してみることで、新たな気づきを得られるかもしれません。OB・OG訪問は就職活動を有利に進めるためにも効果的なので、積極的に行いましょう。
5.職種研究で自分の適性を探す
業界研究や企業研究だけでなく、職種研究を通じた自分の適性を探す努力も必要です。
世の中にはさまざまな職種があり、思いも寄らないところに自身の適性があるかもしれません。
自分の適性に合った職種に就くことで、仕事にやりがいを感じられるだけでなく、自己成長やキャリアの発展にもつながるでしょう。
6.会社説明会に参加する
会社説明会に参加するのも、会社選びのポイントを見つけるのに効果的です。
説明会では、 採用担当者や現場の社員から、仕事内容に関する詳しい説明を聞けます。企業の雰囲気や特徴を知れるだけでなく、質疑応答によってネットからでは得られない情報もキャッチできるでしょう。
また、企業に関する詳細な情報を得られるだけでなく、事前に抱いていた印象を確かめる機会にもなります。
会社説明会に参加することで、自分に合った企業を選ぶ基準を明確にできるでしょう。
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会社選びのポイントを面接で答える際の3ステップ
会社選びのポイントを面接で答える際の方法を3ステップで解説します。
型に当てはめればほかの質問にも対応できるので、ぜひ参考にしてください。
1.結論
会社選びのポイントを答える際は、最初に「私の会社選びのポイントは△△です」などの結論を持ってきましょう。
結論から始めることで、回答の要点が分かりやすくなるからです。
文章構成には起承転結を使うイメージがあるかもしれませんが、面接やESなどで質問に答える際は結論を最初に伝えて、今から何を話すか明確にしましょう。
2.根拠
会社選びのポイントである結論を伝えたら、その根拠となる実体験を説明して、説得力を出すようにしてください。
実体験は、自己分析を通じて整理できた過去の成功体験や失敗体験を伝えましょう。
結論を補足する根拠とエピソードを交えることで、会社選びのポイントを定めた背景が伝わるようになります。
3.企業との共通点
会社選びのポイントを伝える際のまとめとして、応募先企業がポイントをどのように満たしているかの合致点を解説しましょう。
合致点を明確にすることで、「それなら自社を志望するのも当然だ」などと採用担当者に納得してもらえます。
会社選びのポイントは結論だけを伝えるのではなく、自身の希望と会社のニーズがマッチすることをアピールすることが大切です。
面接で就活の軸を答えるコツは「就活の軸とは?探し方のコツや具体的を例文付きで解説」で詳しく解説しています。
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5つの理由別!「会社選びのポイントは何ですか?」の回答例
面接やESにおいて、会社選びのポイントを聞かれた場合の例文を解説します。
会社選びの主なポイントになる各項目で例文を解説しているので、書き方の参考にしてみてください。
1.社風
私の会社選びのポイントは、「チャレンジできる環境かどうか」です。大学では演劇部に所属し、「進化する舞台」をモットーに脚本・演出を担当しています。お客様に喜んでもらうには、既存のスタイルにこだわらず、変化させる姿勢が必要です。
公演ごとに客層や反応を振り返り、役者と意見を交わすことを心がけています。話し合いを踏まえて公演ごとにセリフや演出を変え、アドリブも積極的に受け入れます。結果として、口コミのお客様が増え乗員数が伸び、立ち見が出るまでになりました。
この経験から、仕事においても固定観念に捉われず、挑戦し続けたいと思うようになりました。
貴社の説明会に参加した際、「変化を恐れない人材を求めている」とお聞きしたことは、就活のポイントを見極めるきっかけになりました。手段を限定せずゴールを目指す企業であれば、摩擦を恐れず対話する力を発揮できると考えています。
2.仕事内容
私の会社選びのポイントは、「マネジメント力を活かせる環境かどうか」です。私は、マネジメントする人の力量次第で、チームのパフォーマンスが大きく左右されると考えます。
私は大学生に進学してから中学生のリトルリーグのコーチを務めており、40人以上の中学生を統率する経験からマネジメント力について考えさせられ、実践形式で高められたと感じています。そして、マネジメント力によってチーム全体の士気が高まり、雰囲気がガラッと変わった経験は、大きな喜びとやりがいを抱いた瞬間でした。
社会人になってからもマネジメント力を活かした仕事を通じ、チームやクライアントの成長に携わりたいと考えています。
貴社に入社できた際には、チームを引っ張っていけるようなマネージャーを目指して努力いたします。
3.安定性
私の会社選びのポイントは、「安心して長く働けるかどうか」です。なぜなら、長期間にわたって働くことで、会社に対してはもちろん、社会に対してより多くのものを還元できる人材になれると考えているからです。
私の父は公務員をしており、公共性のある仕事に誇りを持っている姿に憧れがありました。そこで私は、大学で専攻している土木工学を活かし、道路や上下水道などの社会インフラに関する仕事であれば、人々が安心して豊かな生活を送るために貢献できるのではないかと考えました。
社会インフラに関する事業は長期間にわたって価値提供し続けられるため、貴社はもちろん、社会貢献的な側面においても自身のやりがいにつながると自負しています。
貴社は長年にわたって社会インフラを構築する事業を続けており、私も貴社の一員として社会に貢献していきたいです。
4.成長性
私の会社選びのポイントは、「世の中が変わっても、社会に必要とされる仕事かどうか」です。大学1年次には地元の川が氾濫し、自宅が床上浸水したため家族で避難所に避難しました。
当たり前の日常が崩れるなか、不安を解消してくれたのが日本の防災用品です。お湯や器がなくても食べられるレトルト食品や、手回しで充電できる充電器があることで、避難時でありながら日常を取り戻せました。
この経験から学んだことは、どれほど世の中が便利になっても、危機的状況からは逃げられないということです。そのためにも、救助を待つ前に自力で生活する知恵やアイテムが、世界規模で求められると思います。
貴社は、人々のニーズにあった防災グッズを展開し、時代に合わせて進化し続けています。安心と安全という普遍的なニーズに応える企業において、多くの人の心を支えるため活躍していきたいです。
5.社会貢献
私の会社選びのポイントは、「環境保全に貢献できるかどうか」です。高校生の頃から自然環境保護に興味があり、大学ではボランティアサークルに所属しています。
サークル活動では地元の山が荒廃するのを防ぐため、市に掛け合って森林整備を行いました。結果として荒れていた山に道ができ、子どもたちの遠足スポットに選ばれるまでになりました。
夏休みには、間伐材を使ったワークショップを企画し、子どもたちとアイデアを出し合いコースターやランプシェードを製作したことが楽しい思い出です。
この経験から、新しいアイデアで環境保全に取り組み、若い世代に関心を持ってほしいと思うようになりました。
貴社は、商品の多くを廃材から作っており、「手入れをしながら長く使うこと」を提唱しています。環境への取り組みでリードしている企業において、新しいアプローチでこれまでにないサービスを提案していきたいです。
面接での回答例文は「会社選びの軸を定めて納得のいく就活をしよう!面接での回答例文も紹介」でも詳しく解説しています。
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会社選びのポイントをうまく答えられないあなたへ
会社選びのポイントを考える際は、できることややりたいこと、譲れないことを軸に自己分析することから始めてみるのがおすすめです。自分にどのような思考の癖があるのか、何に喜びを感じて、どのようなことをしたいかを言語化できると、会社選びのポイントは自然と明確になるでしょう。
しかし、会社選びのポイントに自信がなく、本当にこれでよいか迷ってしまう場合があるかもしれません。会社選びのポイントに関してアドバイスが欲しい場合は、就活エージェントのキャリアチケットがおすすめです。
キャリアチケットでは、会社選びや自己分析のサポートはもちろん、ESや履歴書の添削、面接対策なども行っています。
一人で悩んでいるよりプロに相談すれば、就職活動を成功に導けるでしょう。就職活動の進め方に不安がある人も、お気軽にお問い合わせください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。