業界研究必須!テレビ業界の職種と今後の動向を探ろう

このページのまとめ

  • テレビ業界には、民放、公共、ローカル局など多様な放送局がある
  • 1926年に誕生したテレビは時代とともに今もなお進化し続けている
  • インターネットや動画配信サービスによってテレビ離れが加速している
  • テレビ業界では主に制作と技術の2分野に分けられる

ネットがメディア業界に影響を与えはじめた2000年代前半。それ以前にはテレビでニュースを見ていた人たちも、次々にネットから情報を得るようになりました。
今ではあらゆる手段で情報を入手できるようになっています。その影で深刻化しはじめているのがテレビ離れです。

今回は、テレビの歴史を紐ときながら、さらなる進化を遂げるのかどうか、業界の未来も探ってみましょう。

 

テレビ業界


そもそもテレビ業界の収益は、ほとんどがCMの広告収入です。
そのため、各放送局は業績によって業界の地位が左右されます。さらに、スポンサー企業の景気によって影響される部分も大きいでしょう。
テレビの他に、インターネット、新聞、雑誌などの広告媒体もありますが、その中でもテレビ業界が占める広告費の割合は3分の1と言われています。
まだまだ業界に与える影響力は大きく、テレビ関係の仕事に就きたいと志望する就活生も多いようです。

就職倍率が未だ高いとされるテレビ業界。そんな業界を支えているのは、以下のような各放送局です。

民放キー局

キー局は英語で「key station」を指します。
ネットワークを中心に番組を放送しているのが各放送局です。
日本では、日本テレビ放送網、TBSテレビ、フジテレビジョン、テレビ朝日、テレビ東京の5局を展開。在京キー局、東京キー局とも呼ばれており、東京から日本中にテレビ番組を発信しています。

公共放送

日本でたった一つの公共放送とされるNHK。
放送法第15条の中で以下のような目的が定められています。
「協会は、公共の福祉のために、あまねく日本全国において受信できるように豊かで、かつ、良い放送番組による国内基幹放送を行うとともに、放送及びその受信の進歩発達に必要な業務を行い、あわせて国際放送及び協会国際衛星放送を行うことを目的とする。」

公共放送であるため、国民から得る受信料によって運営され、安定した情報の提供が可能となっています。

参照元:放送法 - 総務省 電波利用ホームページ  https://www.tele.soumu.go.jp/horei/reiki_honbun/a724900001.html 

準キー局

関西圏をメインに放映している在阪広域局のことです。
大阪・京都・滋賀・奈良・兵庫・和歌山の関西2府4県にのみ放映できる放送局になります。
関西版のキー局とされ、一般のローカル局よりも影響力が大きいのが特徴です。

ローカル局

ローカル局では、1つのテレビ局は1つの県域に限り番組の配信ができるのが基本です。
県域免許制度により、関東圏1都6県、関西圏2府4県、東海3県を除くテレビ局は、1つの県域に1テレビ局のみといった決まりが定められています。
地域密着型のネットワーク体制が構築されているのがローカル局の特徴です。

BS/CS衛星放送

BSは放送衛星、CSは通信衛星を使用して放送されています。
地上波放送との違いは、放送局が設けられていないこと。赤道より3万6千kmのはるか上空にある人工衛星を使って各家庭に直接電波を届けているのです。
地上波とは異なり、建物や地形による電波の乱れが起こらない、広域に放送できる、災害時に強い、情報伝達容量が大きいといったメリットが挙げられます。
また、BSは高画質のハイビジョン番組を中心に展開。それに対し、CSはチャンネル数の多さで専門性の高い番組展開を図っているのが特徴です。

インターネット動画配信

インターネット通信網を使って番組を配信するサービスのことを指します。
たとえば、AmebaTVやHulu、NHKオンデマンドといったインターネット動画配信サービスなど。最大の特徴は、スマートフォンやタブレット端末から視聴できることです。
テレビ局からの参入も多く、インターネットテレビとしての市場価値が高くなりつつあります。

ケーブルテレビ

大型アンテナと専用のケーブルを使って各家庭に配信する受信システムです。
月々の利用料は必要ですが、衛星放送やローカル局、インターネット、電話を利用することができます。
CATV、都市型ケーブルテレビとも呼ばれ、チャンネル数の多さが魅力の一つ。また、アンテナを用いるため、受信障害もなく安定した放映を楽しめるのもケーブルテレビの特徴です。

テレビ業界は上記のような放送局によって成り立っています。
そんな業界の誕生から今日まで、どのような歴史を歩んできたのか、詳しく見ていきましょう。

 

テレビの歴史


多くの人に映像の楽しみをもたらしているテレビ。いったいどんな歴史を辿ってきたのでしょうか。

テレビの誕生

白黒のモノクロ映像がテレビ誕生時の姿です。
ブラウン管という箱を用いて映像を映し出すことに成功したのが1926年。ドイツのブラウン氏によってブラウン管が発明されてから29年後のことです。
この成功により、世界初の電子式テレビジョンが日本に誕生しました。
テレビ誕生の立役者の一人とされているのが、「日本のテレビの父」と呼ばれる高柳健次郎氏です。
その後もテレビ開発に邁進し続け、1940年に日本初放送となる「夕餉前(ゆうげまえ)」というドラマが12分間に渡って放送されました。

カラーテレビの普及

その後、時代を経て昭和30年以降にカラーテレビへと進化。
1958年にテレビ局の電波を送電するために、今では有名な観光名所でもある東京タワーが建てられました。
カラー映像の放映開始と共にカラーテレビが普及しはじめたのは東京オリンピックがきっかけとされています。このときに展開されていたのが、通信衛星の利用と再生技術です。
通信衛星は世界初の快挙とされ、1980年代には地上波放送に加え、衛星放送が開始されました。

アナログからデジタル放送へ

これらの時代を経て、アナログ放送から地上デジタル放送へと進化。
今ではブラウン管テレビは姿を消し、ハイビジョン画像が楽しめる液晶タイプが主流となっています。
さらには、インターネットの普及にともない、リモコンを介して番組へ参加できる「双方向番組」も多数誕生。テレビのデジタル化が進み、インターネットと連携したサービスが多様化しています。

動画サービスと新型テレビの進化

2006年に展開された携帯電話でのテレビ視聴ができるワンセグが普及したのを境に、自宅でテレビを見るというスタイルに変化が…。
スマートフォンやタブレット端末を使っていつでもどこでもテレビを楽しめることで、動画サービスの拡大が進んでいます。
一方で、テレビ自体も時代と共に進化を遂げています。
壁掛けが可能な超薄型のものや、キレイな映像を映し出す4K・8Kと呼ばれる画素数の多いものなどが次々と開発され、ゆくゆくはVRとの連携も可能性の一つとして広がりをみせつつあるようです。

今後のテレビ業界はメディアを超えたものとなるのか。
時代の変化にともない、テレビ業界での働きにも変化が見えはじめています。

 

業界を取り巻く環境の変化


インターネットや動画配信サービスの普及により拡大しているのがネット広告です。
簡単にスマートフォンやタブレット端末でテレビを視聴できる環境がある今、働く女性の増加や未婚率の上昇などの影響により、多くの人たちがテレビ離れをしはじめています。
しかし、働き盛りを終えた60~70歳代の人たちは、テレビを見る機会が増えはじめてきているようです。
テレビ業界が生き残るためにターゲットとするユーザー層はどこなのでしょうか。

今後向上するものは?

自分の好きな時間、好きな場所でテレビを楽しむことができる今日。テレビそのものの利用が危ぶまれかねません。
音質や画質が日々進化することで、テレビだけではなく、スマホやパソコン、タブレット機器などの品質も向上しています。そのため、どちらが支持を得るのかという問題ではなく、メディアを超えた取り組みに注目度が高まりつつあるようです。

ネット広告が年々業績を挙げていることから考えると、テレビ離れの加速は止められないのかもしれません。それを回避するためには、新聞×テレビ、テレビ×ラジオといった放送と通信との結び付きをより強固なものにすること。
これにより、アメリカの配信事業会社Netflix(ネットフリックス)のように、既存のコンテンツ+独自配信やオリジナル作品を配信するシステムに注目が集まっています。
ゆくゆくは、テレビ局という枠組み内ではなく、エンターテインメントを制作するグループとして活動しているかもしれません。

テレビ業界のシステムを再構築すること、営業方法を変更すること、新しいコンテンツを多様化することなど、今後どのような動きがあるのか、就活生にとっては業界の動向から目が離せないことでしょう。

 

テレビ業界の職種


高収入も夢ではないテレビ業界への就職。志望する就活生も多いと言われています。
テレビ業界で活躍できる職種はたくさんありますが、主に制作と技術の2つの分野に分けられるようです。
それぞれの分野に当てはまる職種を見ていきましょう。

制作スタッフ

・プロデューサー
・ディレクター
・アシスタントディレクター
・タイムキーパー

技術スタッフ

・カメラマン
・編集者
・音声スタッフ
・照明スタッフ

上記以外に、経理、総務、営業などの職種も無くてはならない仕事です。また、裏方としてテレビ業界に関わりを持つ仕事に以下の職種が挙げられます。

・放送作家
・脚本家
・番組リサーチ
・スタイリスト
・大道具、小道具、美術

このように、多くのスタッフによって支えられているテレビ業界への就職では、どの分野で活躍したいのかを明確にしておくことがポイント。
そのために重要なのが、企業研究です。
必要な能力や有利になるスキルなど、テレビ業界に求められていることをしっかりと探る必要があります。

テレビ業界に限らず、どの業界も就活前の研究は欠かせないもの。
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